B−伝説バトルビーダマン燃えろ!ビー魂!!、ラブ・コン
2005年6月20日 ゲーム
ずーっとやってたゲームはゲームボーイアドバンスの「B-伝説バトルビーダマン燃えろ!ビー魂!!」新品で買ったわけではないので、マニュアルもなく、攻略本もないが、わかりやすいゲームだったので、面白くプレイすることができた。
最強のビーダマンになるために、闘う少年の物語で、ストーリーモードはとりあえずスタッフロールが出るところまでは割りと早く到達することができた。
早く、と言ったが、最後のボス「死神」には最初のうち、手も足も出なくて、何回も玉砕した。死神に何度も挑戦する姿が、自分を見ているようで熱くなった。何度も挑戦してるのは本当は少年ではなく、自分なのだから、当然か。
ゲームはもちろん、それだけでは終わらない。
バトルを何度もすることによって、パーツ屋で売られるパーツが増えてくる。
次の段階のクリアは、パーツをコンプリートしたときに訪れるのだ。
これも昨日の夜から今朝にかけて、どうやら達成したようだ。
バトル相手はみんな星印ついてるし、スカルドラゴン入手したし。
あと、こどもたちなら、お互いに対戦などするのだろうが、僕にはそんな相手はいない。
それに、対戦するのって苦手なのだ。
ひさしぶりにゲームに熱中したなー。
何かがよみがえる。
読んだのは中原アヤの漫画『ラブコン』10巻まで。
背の高い女の子とチビの男の子のラブストーリー。
恋愛下手なやきもきが胸にググッとくる。
ありがちな話だけに、自分の恋愛体験に重なるところもあり、涙が湧いてくるのだ。
背の低い男子が主人公だが、こいつ、どう見ても美形の顔している。
今となっては、身長が男女の評価にならないことを知っているが、高校生の頃までは、大問題だった。背が低くて、こいつみたいな容貌をもっていない男は、すべてをあきらめねばならない勢いだった。身長が問題になるのは、学校生活の思い出と密接に結びついているのだ。
恋愛にもノスタルジーがあるのだと思った。
最強のビーダマンになるために、闘う少年の物語で、ストーリーモードはとりあえずスタッフロールが出るところまでは割りと早く到達することができた。
早く、と言ったが、最後のボス「死神」には最初のうち、手も足も出なくて、何回も玉砕した。死神に何度も挑戦する姿が、自分を見ているようで熱くなった。何度も挑戦してるのは本当は少年ではなく、自分なのだから、当然か。
ゲームはもちろん、それだけでは終わらない。
バトルを何度もすることによって、パーツ屋で売られるパーツが増えてくる。
次の段階のクリアは、パーツをコンプリートしたときに訪れるのだ。
これも昨日の夜から今朝にかけて、どうやら達成したようだ。
バトル相手はみんな星印ついてるし、スカルドラゴン入手したし。
あと、こどもたちなら、お互いに対戦などするのだろうが、僕にはそんな相手はいない。
それに、対戦するのって苦手なのだ。
ひさしぶりにゲームに熱中したなー。
何かがよみがえる。
読んだのは中原アヤの漫画『ラブコン』10巻まで。
背の高い女の子とチビの男の子のラブストーリー。
恋愛下手なやきもきが胸にググッとくる。
ありがちな話だけに、自分の恋愛体験に重なるところもあり、涙が湧いてくるのだ。
背の低い男子が主人公だが、こいつ、どう見ても美形の顔している。
今となっては、身長が男女の評価にならないことを知っているが、高校生の頃までは、大問題だった。背が低くて、こいつみたいな容貌をもっていない男は、すべてをあきらめねばならない勢いだった。身長が問題になるのは、学校生活の思い出と密接に結びついているのだ。
恋愛にもノスタルジーがあるのだと思った。
北村薫の『ミステリ12ヶ月』を読んだ。
小中学生に本格推理小説を紹介する新聞連載をまとめ、それに関連して、毎回のチョイスについての解説、イラストを描いていた大野隆司氏との対談、推理作家有栖川有栖氏との対談が収められている。
この連載、新聞で読んでいて、面白いなーと思っていたのだ。
主に古典を紹介しているが、本を読みたくてたまらなくなってくる。読書中なのに!
リストアップされた50冊は大半を読んではいるが、どれもこれも読んでから四半世紀が経過しており、忘れているものも多い。さらに、読んでいない本もあった!
再読したくなってきた。
こんなことなら、本を処分するんじゃなかった!誰だ、「捨てる技術」なんてこと言った奴は。処分した本は、もう図書館にもないような本だ。(貴重じゃないけど、読もうとしても、どこにも置いてない)
本を読む愉しみは、次々と読みたい本が拡がったり、見たいものや行きたいところが増えて行くところにある。馳星周読んで、新宿が恐くなる、なんてこともあるが、「ならば」と敢えて行ってみたくもなる。家でじっとしているようでいて、心は外へ、外へと向いているのだ。
とか言いながら、今日も神戸で創叡のイベントがあったのに、家でずーっとゲームしてたのだ。なんとか、クリアしたみたいなので、明日にでもこのゲームについてお話しします。
小中学生に本格推理小説を紹介する新聞連載をまとめ、それに関連して、毎回のチョイスについての解説、イラストを描いていた大野隆司氏との対談、推理作家有栖川有栖氏との対談が収められている。
この連載、新聞で読んでいて、面白いなーと思っていたのだ。
主に古典を紹介しているが、本を読みたくてたまらなくなってくる。読書中なのに!
リストアップされた50冊は大半を読んではいるが、どれもこれも読んでから四半世紀が経過しており、忘れているものも多い。さらに、読んでいない本もあった!
再読したくなってきた。
こんなことなら、本を処分するんじゃなかった!誰だ、「捨てる技術」なんてこと言った奴は。処分した本は、もう図書館にもないような本だ。(貴重じゃないけど、読もうとしても、どこにも置いてない)
本を読む愉しみは、次々と読みたい本が拡がったり、見たいものや行きたいところが増えて行くところにある。馳星周読んで、新宿が恐くなる、なんてこともあるが、「ならば」と敢えて行ってみたくもなる。家でじっとしているようでいて、心は外へ、外へと向いているのだ。
とか言いながら、今日も神戸で創叡のイベントがあったのに、家でずーっとゲームしてたのだ。なんとか、クリアしたみたいなので、明日にでもこのゲームについてお話しします。
今日は鶴見はなぽーとブロッサムでダンシングBANANAがあったが、身体の疲れがとれなくて、夕方まで家を出ることが出来なかった。朝帰りだから仕方がない、と思う一方、朝帰ってきたのだから、昼には行動できたはず、とも思う。
夕食の誘いをよっしーから受けて、マンゴーシャワーカフェでチャパティを食べる。
夕食の誘いをよっしーから受けて、マンゴーシャワーカフェでチャパティを食べる。
健康診断の結果、精密検査を受けることになり、さっそく、同じクリニックに。
セクシーな女医によると、再検査の上、結果が思わしくなければ、すぐにでも薬物治療が必要とのこと。
食餌療法や、生活習慣の改善は今すぐにはじめろときつく言われた。
いいきっかけだから、とりあえずダイエットでもはじめるか。
美人看護婦による採血の際、なかなか血管が見つからないだけでなく、針を刺してからもなかなか血がとれない。「いつまでやってるんですか!」とツッコミを入れたくなってくるが、自分の血液がドロドロなせいかと思えば、文句も言えない。
で、しばらくしてから「すいません、痛いですか」って!
失敗しとったんかい!
まあ、血液サラサラになるようにも心掛けよう。
納豆に、たまねぎに、野菜ジュースに、青汁に、ヨーグルトに、シリアルに、食物繊維に。
これからの僕の食事は、こんなものが中心になっていくでしょう。
うわー!楽しみ!おいしそー!こんなものばっかり食べてるって、狂ってるー!
今まで揚げ物と卵と肉中心だったのに!
今までも、通勤は片道1時間歩いていたのだが、これからは、遊びに行くにも徒歩ですませるか。近々行く予定のみさき公園(和歌山)には、さすがに電車を使うが。
夜から7月2日に開催のウィングでの「ロック古文書」の打ち合わせを、安井くんと。
安井くんが夜中に来るかも、ということで、職場の近い有線の田中くんと、夜通し一緒にいたい死神ちゃんを呼び出して、安井くんを待つことにした。
ところが、最初に来たのは、安井くん。
待っているあいだに読もうと思って持参したマンガ20冊が、1冊も読まぬうちに登場だ。
ロック古文書には宅八郎氏をお招きして、トークやパフォーマンスで暴れてもらうことにした。
田中くんも死神ちゃんも集合して、朝まで。
死神ちゃんが来てしまうと、僕の興味は彼女に集中してしまう。
主に死神ちゃんと話したのは、「やおい論」
僕みたいな、ほとんどやおい作品に接したことのない人間が、想像だけで語る浅はかな「やおい論」を、にこにこしながら聞いてくれる死神ちゃんは、とてもやさしい。
いきなりの毒の爆発も、間欠泉のようで、面白い。
別府で地獄めぐりしたときのことを思い出した。
セクシーな女医によると、再検査の上、結果が思わしくなければ、すぐにでも薬物治療が必要とのこと。
食餌療法や、生活習慣の改善は今すぐにはじめろときつく言われた。
いいきっかけだから、とりあえずダイエットでもはじめるか。
美人看護婦による採血の際、なかなか血管が見つからないだけでなく、針を刺してからもなかなか血がとれない。「いつまでやってるんですか!」とツッコミを入れたくなってくるが、自分の血液がドロドロなせいかと思えば、文句も言えない。
で、しばらくしてから「すいません、痛いですか」って!
失敗しとったんかい!
まあ、血液サラサラになるようにも心掛けよう。
納豆に、たまねぎに、野菜ジュースに、青汁に、ヨーグルトに、シリアルに、食物繊維に。
これからの僕の食事は、こんなものが中心になっていくでしょう。
うわー!楽しみ!おいしそー!こんなものばっかり食べてるって、狂ってるー!
今まで揚げ物と卵と肉中心だったのに!
今までも、通勤は片道1時間歩いていたのだが、これからは、遊びに行くにも徒歩ですませるか。近々行く予定のみさき公園(和歌山)には、さすがに電車を使うが。
夜から7月2日に開催のウィングでの「ロック古文書」の打ち合わせを、安井くんと。
安井くんが夜中に来るかも、ということで、職場の近い有線の田中くんと、夜通し一緒にいたい死神ちゃんを呼び出して、安井くんを待つことにした。
ところが、最初に来たのは、安井くん。
待っているあいだに読もうと思って持参したマンガ20冊が、1冊も読まぬうちに登場だ。
ロック古文書には宅八郎氏をお招きして、トークやパフォーマンスで暴れてもらうことにした。
田中くんも死神ちゃんも集合して、朝まで。
死神ちゃんが来てしまうと、僕の興味は彼女に集中してしまう。
主に死神ちゃんと話したのは、「やおい論」
僕みたいな、ほとんどやおい作品に接したことのない人間が、想像だけで語る浅はかな「やおい論」を、にこにこしながら聞いてくれる死神ちゃんは、とてもやさしい。
いきなりの毒の爆発も、間欠泉のようで、面白い。
別府で地獄めぐりしたときのことを思い出した。
日向まさみちの『本格推理委員会』を読んだ。
第1回ボイルドエッグズ新人賞作。少女の表紙イラストといい、タイトルといい、いかにも最近の新本格ライトノベルで、内容もお決まりの叙述トリックが仕組まれた学園小説。
学校の怪談。心に傷をもつ登場人物たち。ストーリー進行を邪魔しかねない萌え要素。
事件のトリックは、あってもなくてもいいようなもので、若手の描く本格ものを予想していると、あっけなさに体を悪くするかもしれない。
本格推理委員会を構成するメンバーは、博覧強記の知識を持つたおやかな少女、空手少女、エスパー並みの勘の良さを持つ少女、そして、かつては名探偵になりたいと思っていた少年(これが主人公)。
この委員会を作ったのが美人の巨乳理事長。と、キャラクターを乱立させている。
これが、ちょっと困ったところなのだ。
キャラクターが多すぎて、活躍しないメンバーもいる。ひょっとすると、シリーズ化を最初からもくろんでいるのかもしれない。この1冊を読み切るまでにも、えーっと、こいつ誰だっけ?とページを戻る僕のような読者にとって、シリーズものは天敵だ。
この作品のポイントは、「名探偵」像にあるのだろう。
思考機械探偵、腕っぷしに物を言わせるアクション探偵、お色気で迫る理事長?
勘が冴えまくる少女は、まるで京極堂シリーズの榎木津みたいだ。
でも、主人公の少年は、悩める探偵なのだ。
さりげなく、いや、わざとらしく、『十日間の不思議』が出てきたりする。
少年は、かつて名探偵きどりで伯父の罪をあばき、自殺に追い込んでしまった過去をもっている。だから、事件に巻き込まれても、「解決」したくないのだ。解決によって彼は伯父を殺してしまったも同然なのだから。
これが、ちょっと困ったところなのだ(パート2)。
心を閉ざした少年が、事件を解決することで、自己を救済するような話になっているのだが、ああ、もう、こいつ、うざい。情けないったらありゃしないのだ。
まるで碇シンジだ。シンジよ、おまえは爆食いして、爆太りしろ!(関係ない)
もともと、解決を待ち望むような強烈な謎があるわけでもないし、トリックもしょぼい。
かと言って、妹コンプレックスとか、同性愛に近いロリコンが、みどころ、というわけでもない。
でも、学園生活って、こんなもんじゃないのか?と思い返してみると、案外とこの作品はリアルなのかもしれない。
アニメやライトノベルに見られる人物の極端な類型化は、人間が出来上がっていない十代の若僧でこそ成立するものだ。それよりも年を重ねると、キャラクターなんてものを人はあえて必要としないし、逆にキャラクタ−がはっきりしていると、キモかったり、馬鹿だったりするのだ。背伸びするのが許容されるのは十代の間だけだから、大仰な「本格推理委員会」のネーミングもまさにこの頃をあらわすのにピッタリだ。
推理小説の面白さも持ち合わせ、ライトノベルの読者にも読める、「十代小説」が、この作品なのだ。「推理小説としては失格」とか「ライトノベルとしては失格」なんて感想をいだくのは、この本の正体に迫りながら、結局、捉え損なっている。惜しい!
この本は『十日間の不思議』ならぬ『十代の不思議』なのである。
第1回ボイルドエッグズ新人賞作。少女の表紙イラストといい、タイトルといい、いかにも最近の新本格ライトノベルで、内容もお決まりの叙述トリックが仕組まれた学園小説。
学校の怪談。心に傷をもつ登場人物たち。ストーリー進行を邪魔しかねない萌え要素。
事件のトリックは、あってもなくてもいいようなもので、若手の描く本格ものを予想していると、あっけなさに体を悪くするかもしれない。
本格推理委員会を構成するメンバーは、博覧強記の知識を持つたおやかな少女、空手少女、エスパー並みの勘の良さを持つ少女、そして、かつては名探偵になりたいと思っていた少年(これが主人公)。
この委員会を作ったのが美人の巨乳理事長。と、キャラクターを乱立させている。
これが、ちょっと困ったところなのだ。
キャラクターが多すぎて、活躍しないメンバーもいる。ひょっとすると、シリーズ化を最初からもくろんでいるのかもしれない。この1冊を読み切るまでにも、えーっと、こいつ誰だっけ?とページを戻る僕のような読者にとって、シリーズものは天敵だ。
この作品のポイントは、「名探偵」像にあるのだろう。
思考機械探偵、腕っぷしに物を言わせるアクション探偵、お色気で迫る理事長?
勘が冴えまくる少女は、まるで京極堂シリーズの榎木津みたいだ。
でも、主人公の少年は、悩める探偵なのだ。
さりげなく、いや、わざとらしく、『十日間の不思議』が出てきたりする。
少年は、かつて名探偵きどりで伯父の罪をあばき、自殺に追い込んでしまった過去をもっている。だから、事件に巻き込まれても、「解決」したくないのだ。解決によって彼は伯父を殺してしまったも同然なのだから。
これが、ちょっと困ったところなのだ(パート2)。
心を閉ざした少年が、事件を解決することで、自己を救済するような話になっているのだが、ああ、もう、こいつ、うざい。情けないったらありゃしないのだ。
まるで碇シンジだ。シンジよ、おまえは爆食いして、爆太りしろ!(関係ない)
もともと、解決を待ち望むような強烈な謎があるわけでもないし、トリックもしょぼい。
かと言って、妹コンプレックスとか、同性愛に近いロリコンが、みどころ、というわけでもない。
でも、学園生活って、こんなもんじゃないのか?と思い返してみると、案外とこの作品はリアルなのかもしれない。
アニメやライトノベルに見られる人物の極端な類型化は、人間が出来上がっていない十代の若僧でこそ成立するものだ。それよりも年を重ねると、キャラクターなんてものを人はあえて必要としないし、逆にキャラクタ−がはっきりしていると、キモかったり、馬鹿だったりするのだ。背伸びするのが許容されるのは十代の間だけだから、大仰な「本格推理委員会」のネーミングもまさにこの頃をあらわすのにピッタリだ。
推理小説の面白さも持ち合わせ、ライトノベルの読者にも読める、「十代小説」が、この作品なのだ。「推理小説としては失格」とか「ライトノベルとしては失格」なんて感想をいだくのは、この本の正体に迫りながら、結局、捉え損なっている。惜しい!
この本は『十日間の不思議』ならぬ『十代の不思議』なのである。
今月25日に芦原橋のウィングでおこなう「HELP!」には、DVD「空飛ぶ女くの一」からゲストが3人出てくれる。
石野永奈、中西絵里奈良、玉井宏茂のお三方。
で、この「空飛ぶ女くの一」本編を、やっと見ることができた。
主演が仲谷かおりで、ジャケットにもヌードが出ており、これは親と一緒に見るわけにもいかないなあ、と思って、なかなか見れてなかったのだ。
ところが、どっこい、この「空飛ぶ女くの一」、見てわかったのだが、とんでもないカルト映画だ!
そもそも、「女くの一」って!
くの一は女に決まってる!
出てくる悪役も(玉井宏茂氏演ずる)二つ目天狗!
二つ目?眼は2つって、当たり前!
冒頭のシーンで、いきなり、カルト映画決定と確信させるのだが、詳しくは、買ってでも見てもらうしかない。
僕が、この映画見て思ったのは、ジョン・ウォーターズの映画見てるみたいだな、という印象だった。
山田風太郎(風)の忍者ものの映画なのに、物語の舞台設定は現代らしいし。
いや、時代をまったく無視したストーリー展開。
さっき、ジョン・ウォーターズの映画みたい、と言ったけど、作中、どういう関係なのか今考えてみるとよくわからない登場人物で、巫女さんが出てくる。この巫女さんは歌もうたったりするが、見た印象は、ストローブ=ユイレの映画なのだ。
実のところ、DVD見るまでは、こんなに面白いものだとは、予想してなかった。不意を突かれた気分だ。
すいません。甘くみてました。
あと1つ、思ったこと。
眼鏡っ子忍者で中西絵里奈が出てくるが、特典映像のふだんの彼女は眼鏡をしていなかった。
で、何を思ったかというと、僕はとことん、眼鏡に萌えないんだなあ、ということだ。
眼鏡無しの方が断然可愛かった!
眼鏡が欠点になる、ということじゃなくて、眼鏡は単なる眼鏡でしかないのだ。
今から、25日のイベントが楽しみだ。
僕はきっと、一ファンとして、イベントを楽しんでしまうんだろうな、と予言しておこう。
石野永奈、中西絵里奈良、玉井宏茂のお三方。
で、この「空飛ぶ女くの一」本編を、やっと見ることができた。
主演が仲谷かおりで、ジャケットにもヌードが出ており、これは親と一緒に見るわけにもいかないなあ、と思って、なかなか見れてなかったのだ。
ところが、どっこい、この「空飛ぶ女くの一」、見てわかったのだが、とんでもないカルト映画だ!
そもそも、「女くの一」って!
くの一は女に決まってる!
出てくる悪役も(玉井宏茂氏演ずる)二つ目天狗!
二つ目?眼は2つって、当たり前!
冒頭のシーンで、いきなり、カルト映画決定と確信させるのだが、詳しくは、買ってでも見てもらうしかない。
僕が、この映画見て思ったのは、ジョン・ウォーターズの映画見てるみたいだな、という印象だった。
山田風太郎(風)の忍者ものの映画なのに、物語の舞台設定は現代らしいし。
いや、時代をまったく無視したストーリー展開。
さっき、ジョン・ウォーターズの映画みたい、と言ったけど、作中、どういう関係なのか今考えてみるとよくわからない登場人物で、巫女さんが出てくる。この巫女さんは歌もうたったりするが、見た印象は、ストローブ=ユイレの映画なのだ。
実のところ、DVD見るまでは、こんなに面白いものだとは、予想してなかった。不意を突かれた気分だ。
すいません。甘くみてました。
あと1つ、思ったこと。
眼鏡っ子忍者で中西絵里奈が出てくるが、特典映像のふだんの彼女は眼鏡をしていなかった。
で、何を思ったかというと、僕はとことん、眼鏡に萌えないんだなあ、ということだ。
眼鏡無しの方が断然可愛かった!
眼鏡が欠点になる、ということじゃなくて、眼鏡は単なる眼鏡でしかないのだ。
今から、25日のイベントが楽しみだ。
僕はきっと、一ファンとして、イベントを楽しんでしまうんだろうな、と予言しておこう。
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網野善彦の『よみがえる歴史』を読んだ。
1、「日本国」の始まり
2、中世人の生活
大阪の人間が、東京に対抗心を燃やすというのは、よくある話だ。
阪神ファンの巨人嫌い、とか。
これが、歴史の話になると、逆転する。
そもそも「関東」という言葉は、京都を中心に見て、不破関(岐阜県関ヶ原)から東をさして「関東」と呼ばれるようになったのだ。
鎌倉幕府がようやくのことで京都の方を「関西」と呼ぶようになる。
歴史学者の間でも、東国に王権があったと主張する関東勢と、認めない関西勢。
邪馬台国の位置についても、畿内説を唱える関西勢、それに対抗して北九州説をとる関東勢、といった具合。
網野氏が日本列島の歴史で、西と東とでは大きく違うものと主張するのも、そういった西と東の確執があるからだ、ということが、この本でははっきりとわかる。
西を中心にした歴史観が定説となっていることに対抗して、網野氏は、東からの視点を提供する。
西と東とは一枚岩ではないのだ。
その主張は、差別の問題で爆発する。
部落や朝鮮に対する差別は、西のものであって、東のものではない、と。
詳しくは本書を参照のこと。
本書には富山を中心にした地図が掲載されている。
それをみると、日本とアジアの関係について、意識の変革を迫られる。
九州から対馬に渡るよりも、対馬から朝鮮半島に行く方が近いのだ。
現に、対馬に住む人は、九州に遊びに行くよりも、日常的に朝鮮半島に渡って、映画見たりして遊んでいたらしい。
物の見方をかえてみる、クラクラ感にしばし陶然。
1、「日本国」の始まり
2、中世人の生活
大阪の人間が、東京に対抗心を燃やすというのは、よくある話だ。
阪神ファンの巨人嫌い、とか。
これが、歴史の話になると、逆転する。
そもそも「関東」という言葉は、京都を中心に見て、不破関(岐阜県関ヶ原)から東をさして「関東」と呼ばれるようになったのだ。
鎌倉幕府がようやくのことで京都の方を「関西」と呼ぶようになる。
歴史学者の間でも、東国に王権があったと主張する関東勢と、認めない関西勢。
邪馬台国の位置についても、畿内説を唱える関西勢、それに対抗して北九州説をとる関東勢、といった具合。
網野氏が日本列島の歴史で、西と東とでは大きく違うものと主張するのも、そういった西と東の確執があるからだ、ということが、この本でははっきりとわかる。
西を中心にした歴史観が定説となっていることに対抗して、網野氏は、東からの視点を提供する。
西と東とは一枚岩ではないのだ。
その主張は、差別の問題で爆発する。
部落や朝鮮に対する差別は、西のものであって、東のものではない、と。
詳しくは本書を参照のこと。
本書には富山を中心にした地図が掲載されている。
それをみると、日本とアジアの関係について、意識の変革を迫られる。
九州から対馬に渡るよりも、対馬から朝鮮半島に行く方が近いのだ。
現に、対馬に住む人は、九州に遊びに行くよりも、日常的に朝鮮半島に渡って、映画見たりして遊んでいたらしい。
物の見方をかえてみる、クラクラ感にしばし陶然。
グレン・グールド27歳の記憶
2005年6月13日 映画
「グレン・グールド27歳の記憶」を見た。ドキュメンタリー。ロマン・クロイター、ウルフ・ケニッグ監督、1959年。
ピアノを試奏して、曲にあった楽器をチョイスするグールド。
レコーディングのときも鼻歌まじりに楽し気に演奏するグールド。
演奏途中で席をたち、よそ見してから、また続きを演奏するグールド。
音楽について雑談するときも、ピアノでシューベルトやウェーベルンをちゃちゃっとひくグールド。
自由に演奏している、という印象だが、映画を見ていると、グールドは人が大勢いるところが嫌いだと言ったり、新しい音楽を受け入れなかったり、神経症っぽくて保守的な一面も見せる。演奏活動をやめて、レコーディングだけするようになったのも、そうした神経症の一面が固着してしまったんだろうな、と思う。
若いうちに稼ぐだけ稼いで、人のいない閑静な場所で隠遁生活したい、という望みも、保守的、というか、老人を思わせる。ピアノひいているときのあの楽しそうな少年ぶりと神経症、保守、老人が同居しているのだ。
今日は昨日飲み過ぎたので、昼過ぎまで寝ていた。
今も起きてから昨日の続きで飲んでいる。僕は抜け殻なのだ。
起きてから見たのは、昨日録画しておいたテレビ番組とか、上記のドキュメンタリーとか。
読書も1ページたりとも進まず、漫画だけ読んで、テレビ見て。
「五味の鼻っぱしらを誰か早く折ってやれ」とか。
「ダコタ・ファニング本気すぎ」とか。
あと、若貴をワイドショーで見ていて、若貴なきあとの相撲人気の凋落ぶりと、「モーニング娘。は終わった」という発言は似ているなあ、と思った。若貴ファンはイコール相撲ファンではない。相撲が好きなら、今も相撲を応援しているはずで、若貴がいなくても、相撲を見捨てたりするわけがない。今の相撲は、若貴時代よりも面白い、といっても過言じゃないからだ。
同様に、「モーニング娘。は終わった」発言も、アイドル好きなら絶対に思いもつかない発言なのだ。だって、モーニング娘。は全然終わっていないもん。
ピアノを試奏して、曲にあった楽器をチョイスするグールド。
レコーディングのときも鼻歌まじりに楽し気に演奏するグールド。
演奏途中で席をたち、よそ見してから、また続きを演奏するグールド。
音楽について雑談するときも、ピアノでシューベルトやウェーベルンをちゃちゃっとひくグールド。
自由に演奏している、という印象だが、映画を見ていると、グールドは人が大勢いるところが嫌いだと言ったり、新しい音楽を受け入れなかったり、神経症っぽくて保守的な一面も見せる。演奏活動をやめて、レコーディングだけするようになったのも、そうした神経症の一面が固着してしまったんだろうな、と思う。
若いうちに稼ぐだけ稼いで、人のいない閑静な場所で隠遁生活したい、という望みも、保守的、というか、老人を思わせる。ピアノひいているときのあの楽しそうな少年ぶりと神経症、保守、老人が同居しているのだ。
今日は昨日飲み過ぎたので、昼過ぎまで寝ていた。
今も起きてから昨日の続きで飲んでいる。僕は抜け殻なのだ。
起きてから見たのは、昨日録画しておいたテレビ番組とか、上記のドキュメンタリーとか。
読書も1ページたりとも進まず、漫画だけ読んで、テレビ見て。
「五味の鼻っぱしらを誰か早く折ってやれ」とか。
「ダコタ・ファニング本気すぎ」とか。
あと、若貴をワイドショーで見ていて、若貴なきあとの相撲人気の凋落ぶりと、「モーニング娘。は終わった」という発言は似ているなあ、と思った。若貴ファンはイコール相撲ファンではない。相撲が好きなら、今も相撲を応援しているはずで、若貴がいなくても、相撲を見捨てたりするわけがない。今の相撲は、若貴時代よりも面白い、といっても過言じゃないからだ。
同様に、「モーニング娘。は終わった」発言も、アイドル好きなら絶対に思いもつかない発言なのだ。だって、モーニング娘。は全然終わっていないもん。
Berryz工房キャンペーン、御花畑
2005年6月12日 アイドル
千里セルシーでBerryz工房の「なんちゅう恋をやってるぅYou Know?」の発売記念イベント。連日、千里セルシーに通ったかたちだが、今日は大入り満員。
昨日は雨模様で、お客さんもそう集まらなかった。リハーサルとイベントのときには雨がやんでいたので、天候としては暑すぎず絶好の環境。さらに、中華レストランフロアーで亀吉くんにばったり会ったりした。セルシーの中華街は最近、ゴーストタウンと化しつつあり、僕のような廃虚マニアにも訴えるたたずまいを見せている(おおげさ)。
今日はBerryz工房の握手券はすでに配付終了。CDを何枚買っても、握手は1人1回だけ。
イベントは
なんちゅう恋をやってるぅYOU KNOW
ピリリと行こう
なんちゅう恋をやってるぅYOU KNOW(フルサイズ)
以上3曲。
自己紹介、サビ寸前までの振り付け指導。
メンバーからメンバーへの質問コーナーでは、「給食で好きなものを食べる順番」で、後に残しておく、と回答。「単独ライブ終了時に泣くのはだれか?」で桃子が選ばれる。物真似をしてほしい、というリクエストには、よってたかって桃子のものまね。しかし、この質問は桃子がいつも自分のものまねばかりされるので、他の人のものまねを見てみたいと思って質問したものだった。
昨日がモーニング娘。の新メンバー久住小春のイベント、今日がBerryz工房ということで、きっと全国からファンたちが集まってきているのだろう。オタクの個性という点から言うと、非常に薄い。あれじゃユーミンとかドリカムのファンとたいして変わらないんじゃないか、と思った。むしろ、昨日のHINOIチームの方が、HINOIチーム5人目のメンバーと思しき老人がステージ脇で踊ってたりして、面白かった。
ただ、今日、ひさしぶりに、ファジ−ファンクションイベントでの「ビーチボール」(と、僕は呼んでいる)を目撃した。彼は、一部では「ボーイスタイル男」とも呼ばれているらしい。アイドルイベントでよく見かける人で、最近、どうしているのかな、と思っていたが、健在そうで、何より。
なお、後で聞いたのだが、握手会の途中で泣き出す子もいたそうだ。
アイドルいじめてどうする?握手会はありがたいが、カードの手渡し会とかでもファンは満足すると思うが。
あるいは、SweetS形式で、くじをひいて、1人としか握手できないとか。
さて、今日は日本橋百景でイベント「御花畑」昨日もたいがい買い出しまくったが、今日は、日持ちしないものをさらに買い出し。採算のことなど何も考えていない。今思い出してみても、おそろしい。調子にのってまだまだ買い込むつもりだった。日々の食費にも困っている人間のすることじゃない。
御花畑で出したオリジナルメニュー
(アルコールドリンク)
SweetS、ベリーズ工房、梅毒、カッチョイイゼ!JAPAN、中3トリオ、らい病、カントリー娘、メロン記念日、きまぐれカクテル
(ソフトドリンク)
ジュスー、アオカリスエット、アオミルク、モーニングコーヒー、原田桜怜、ダンシングBANANA
(フード)
男一匹、男の種、男の果実、男の干した果実、男のトットコ辻タロウ、男の大好きなの、駄目男、ウキウキベビー、恋がはじまルゥ、恋してるって感じ、ちょっとだけMY LOVE、瞳は元気なブルースカイ、レッツエンジョイハッピータイム、ちょっと背伸びしたい
お客さんは店にはいりきれないくらいに来ていただき、涙が出るほどうれしかった。
オリジナルカクテルの試飲したり、あけたボトルのワインなどを責任もって飲み切ったりしているうちに、もうベロベロ。アイドルちゃんたちのショータイムに助けられて、なんとかイベントが成立した。
終了後、いったん荷物を家に持ち帰り、草壁くんやぐりこさん、ミワさんのいるnavelに行く。ちょっと出かけるだけ、と思ってたので、将棋の駒の柄の着流しに、地下足袋で行った。グランマニエを注文。美味い!
酔っていたせいだろうか、そのときに、彼女にふられてひとりぼっちになってしまったことなどを、自分では淡々としゃべっていたように記憶している。けっこう長い間、誰にも言ってなかったのに。僕が何を言ってもたいていは冗談か、裏に何かあると思われて、真剣に聞いてもらえない。普段の僕の言動が、そうなのだから、当然の反応だ。アルコールが入って頭がまわらないときでもないと、まじめにしゃべれない。最悪なのは、そんな風に自分がいろいろしゃべったことを、しっかり記憶していることだ。しゃべっている最中にも「ああ、自分は何を言ってるんだ」と思いながら、しゃべっているのだから、手に負えない。
こうやって日記書きながらも、その傾向は続いているようだ。家ではほとんど飲まないのに、今日は梅酒からはじまって、にごり酒にカクテルと、アルコール漬けだ。そんな頭の日でないと、自分の苦しい思いなんて、ここに書けない。
昨日は雨模様で、お客さんもそう集まらなかった。リハーサルとイベントのときには雨がやんでいたので、天候としては暑すぎず絶好の環境。さらに、中華レストランフロアーで亀吉くんにばったり会ったりした。セルシーの中華街は最近、ゴーストタウンと化しつつあり、僕のような廃虚マニアにも訴えるたたずまいを見せている(おおげさ)。
今日はBerryz工房の握手券はすでに配付終了。CDを何枚買っても、握手は1人1回だけ。
イベントは
なんちゅう恋をやってるぅYOU KNOW
ピリリと行こう
なんちゅう恋をやってるぅYOU KNOW(フルサイズ)
以上3曲。
自己紹介、サビ寸前までの振り付け指導。
メンバーからメンバーへの質問コーナーでは、「給食で好きなものを食べる順番」で、後に残しておく、と回答。「単独ライブ終了時に泣くのはだれか?」で桃子が選ばれる。物真似をしてほしい、というリクエストには、よってたかって桃子のものまね。しかし、この質問は桃子がいつも自分のものまねばかりされるので、他の人のものまねを見てみたいと思って質問したものだった。
昨日がモーニング娘。の新メンバー久住小春のイベント、今日がBerryz工房ということで、きっと全国からファンたちが集まってきているのだろう。オタクの個性という点から言うと、非常に薄い。あれじゃユーミンとかドリカムのファンとたいして変わらないんじゃないか、と思った。むしろ、昨日のHINOIチームの方が、HINOIチーム5人目のメンバーと思しき老人がステージ脇で踊ってたりして、面白かった。
ただ、今日、ひさしぶりに、ファジ−ファンクションイベントでの「ビーチボール」(と、僕は呼んでいる)を目撃した。彼は、一部では「ボーイスタイル男」とも呼ばれているらしい。アイドルイベントでよく見かける人で、最近、どうしているのかな、と思っていたが、健在そうで、何より。
なお、後で聞いたのだが、握手会の途中で泣き出す子もいたそうだ。
アイドルいじめてどうする?握手会はありがたいが、カードの手渡し会とかでもファンは満足すると思うが。
あるいは、SweetS形式で、くじをひいて、1人としか握手できないとか。
さて、今日は日本橋百景でイベント「御花畑」昨日もたいがい買い出しまくったが、今日は、日持ちしないものをさらに買い出し。採算のことなど何も考えていない。今思い出してみても、おそろしい。調子にのってまだまだ買い込むつもりだった。日々の食費にも困っている人間のすることじゃない。
御花畑で出したオリジナルメニュー
(アルコールドリンク)
SweetS、ベリーズ工房、梅毒、カッチョイイゼ!JAPAN、中3トリオ、らい病、カントリー娘、メロン記念日、きまぐれカクテル
(ソフトドリンク)
ジュスー、アオカリスエット、アオミルク、モーニングコーヒー、原田桜怜、ダンシングBANANA
(フード)
男一匹、男の種、男の果実、男の干した果実、男のトットコ辻タロウ、男の大好きなの、駄目男、ウキウキベビー、恋がはじまルゥ、恋してるって感じ、ちょっとだけMY LOVE、瞳は元気なブルースカイ、レッツエンジョイハッピータイム、ちょっと背伸びしたい
お客さんは店にはいりきれないくらいに来ていただき、涙が出るほどうれしかった。
オリジナルカクテルの試飲したり、あけたボトルのワインなどを責任もって飲み切ったりしているうちに、もうベロベロ。アイドルちゃんたちのショータイムに助けられて、なんとかイベントが成立した。
終了後、いったん荷物を家に持ち帰り、草壁くんやぐりこさん、ミワさんのいるnavelに行く。ちょっと出かけるだけ、と思ってたので、将棋の駒の柄の着流しに、地下足袋で行った。グランマニエを注文。美味い!
酔っていたせいだろうか、そのときに、彼女にふられてひとりぼっちになってしまったことなどを、自分では淡々としゃべっていたように記憶している。けっこう長い間、誰にも言ってなかったのに。僕が何を言ってもたいていは冗談か、裏に何かあると思われて、真剣に聞いてもらえない。普段の僕の言動が、そうなのだから、当然の反応だ。アルコールが入って頭がまわらないときでもないと、まじめにしゃべれない。最悪なのは、そんな風に自分がいろいろしゃべったことを、しっかり記憶していることだ。しゃべっている最中にも「ああ、自分は何を言ってるんだ」と思いながら、しゃべっているのだから、手に負えない。
こうやって日記書きながらも、その傾向は続いているようだ。家ではほとんど飲まないのに、今日は梅酒からはじまって、にごり酒にカクテルと、アルコール漬けだ。そんな頭の日でないと、自分の苦しい思いなんて、ここに書けない。
HINOIチーム、スタジオSTSライブ
2005年6月11日 アイドル
千里セルシーでHINOIチームのイベント。
早めに着いたので、「IKE IKE」のリハーサルを見る。
午後3時から本番。
IKE IKE
SING NA NA NA
IKE IKE
の3曲を披露。
HINOIチームはキャレス出身の女の子4人で構成されている。すでにソロデビューしている樋井明日香、BRIGHTの小山ひかる、宇宙的少女隊Fuseから2人竹中里奈、松岡桂花。キャレスというと、auの関西キャンペーンで激しく踊っていたり、キンチョーのCMで村上三奈ちゃんと一緒に福本真奈美ちゃんが踊っていたり、パラダイスゴーゴーがデビューしていたり、スタぴか!に出ていたり、各方面で活躍している。
さて、イベントでは、パラパラの振り付けを教えてくれたりした。
トークに入ると、それぞれの個性が出てきて、なぜかみんな珍味が好きだったり、松岡桂花がお笑い担当だということがわかったり。
美勇伝でも珍味やおつまみが好きだと言ってたので、最近の若い女の子は珍味好きだ、と思い込んでしまっていいんでしょうか。
握手会もあり、のんびりしたものだった。僕の前の人がおしゃべりしてて時間とってたので、おしゃべり下手でにこにこ笑って握手するしか能がない僕は、「あれ?まだ次の子がふさがってる。じゃあ」と同じ子と2回握手したりした。
ありきたり過ぎて、恥ずかしい発言なのだが、僕は樋井明日香のような顔が好きだ。
このイベント行って、あまりにも大好きな顔だったので、びっくりした。
午後7時からスタジオSTSライブ。
そんでもってFUN FUN FUN/ハローキティ選抜
イントロ/ステッパーズ&アーミーズ&タイフーンJr.
渚の「・・・・・」/プリティーズ
アセレヘ〜ペテン師/ペトラキッズ(新レパートリー、ラス・ケチャップ)
モーニングコーヒー/マシェリー
ミッキー/ミニバブ(新レパートリー、トニー・ベイジル)
センチメタルボーイ/RISAKO & REINA(表記がやっと正式名になった。でも、司会は「センチメンタルボーイ」)
LIKE A IN THE CAR/ミニミニclub(新レパートリー)
バイク/Super Bubblez
恋のバカンス/アナスタシア(外国人!)
ふ・・・/杉本めぐみ
Get’s your Groove/いちごっ娘
ハピネス/ファッションズ
ピュー・チェア・ブォーイ/アナスタシア&ガリーナ(外国人2人!)
anybody’s game/ミューズ(新レパートリー、小松未歩。仁木珠璃ちゃんが抜けて、元クランベリーズの橋本梨世ちゃんが加入)
Quincy/TOUCH
sexy,naughty,bitchy/ブラックベリーズ
can’t be stopped/ブラックベリーズ
以上。
ブラックベリーズは前回の人気投票で1位だったので、トリをとって2曲演じた。
1位になったら3曲できると言ってたのだが、今のブラックベリーズのレパートリーはこの2曲だけなので、しかたがない。
ステージでは終了後に工藤幸子のこどもが「おてもやん」を踊っていた。
アナスタシアはどんなユニットなんだろう、と思ってたら、外国人の名前だったのには意表を突かれた。
ユニットのダンスばかりだと、若い雰囲気があって、あかぬけて感じられるのだが、ソロの歌が入ると、たちまち田舎の夏祭りみたいな感じになるのは何故なのか。
帰ってから、おかめふくの路上見に行こうとネット検索して調べたが、心斎橋に駆け付けるには時間が遅すぎた。
今回はパス。
明日は日本橋百景で「御花畑」(ギョハナバタケ)のイベント。
準備のためにいろいろ買い込んでいたら、1万円を軽く突破。赤字確定である。
早めに着いたので、「IKE IKE」のリハーサルを見る。
午後3時から本番。
IKE IKE
SING NA NA NA
IKE IKE
の3曲を披露。
HINOIチームはキャレス出身の女の子4人で構成されている。すでにソロデビューしている樋井明日香、BRIGHTの小山ひかる、宇宙的少女隊Fuseから2人竹中里奈、松岡桂花。キャレスというと、auの関西キャンペーンで激しく踊っていたり、キンチョーのCMで村上三奈ちゃんと一緒に福本真奈美ちゃんが踊っていたり、パラダイスゴーゴーがデビューしていたり、スタぴか!に出ていたり、各方面で活躍している。
さて、イベントでは、パラパラの振り付けを教えてくれたりした。
トークに入ると、それぞれの個性が出てきて、なぜかみんな珍味が好きだったり、松岡桂花がお笑い担当だということがわかったり。
美勇伝でも珍味やおつまみが好きだと言ってたので、最近の若い女の子は珍味好きだ、と思い込んでしまっていいんでしょうか。
握手会もあり、のんびりしたものだった。僕の前の人がおしゃべりしてて時間とってたので、おしゃべり下手でにこにこ笑って握手するしか能がない僕は、「あれ?まだ次の子がふさがってる。じゃあ」と同じ子と2回握手したりした。
ありきたり過ぎて、恥ずかしい発言なのだが、僕は樋井明日香のような顔が好きだ。
このイベント行って、あまりにも大好きな顔だったので、びっくりした。
午後7時からスタジオSTSライブ。
そんでもってFUN FUN FUN/ハローキティ選抜
イントロ/ステッパーズ&アーミーズ&タイフーンJr.
渚の「・・・・・」/プリティーズ
アセレヘ〜ペテン師/ペトラキッズ(新レパートリー、ラス・ケチャップ)
モーニングコーヒー/マシェリー
ミッキー/ミニバブ(新レパートリー、トニー・ベイジル)
センチメタルボーイ/RISAKO & REINA(表記がやっと正式名になった。でも、司会は「センチメンタルボーイ」)
LIKE A IN THE CAR/ミニミニclub(新レパートリー)
バイク/Super Bubblez
恋のバカンス/アナスタシア(外国人!)
ふ・・・/杉本めぐみ
Get’s your Groove/いちごっ娘
ハピネス/ファッションズ
ピュー・チェア・ブォーイ/アナスタシア&ガリーナ(外国人2人!)
anybody’s game/ミューズ(新レパートリー、小松未歩。仁木珠璃ちゃんが抜けて、元クランベリーズの橋本梨世ちゃんが加入)
Quincy/TOUCH
sexy,naughty,bitchy/ブラックベリーズ
can’t be stopped/ブラックベリーズ
以上。
ブラックベリーズは前回の人気投票で1位だったので、トリをとって2曲演じた。
1位になったら3曲できると言ってたのだが、今のブラックベリーズのレパートリーはこの2曲だけなので、しかたがない。
ステージでは終了後に工藤幸子のこどもが「おてもやん」を踊っていた。
アナスタシアはどんなユニットなんだろう、と思ってたら、外国人の名前だったのには意表を突かれた。
ユニットのダンスばかりだと、若い雰囲気があって、あかぬけて感じられるのだが、ソロの歌が入ると、たちまち田舎の夏祭りみたいな感じになるのは何故なのか。
帰ってから、おかめふくの路上見に行こうとネット検索して調べたが、心斎橋に駆け付けるには時間が遅すぎた。
今回はパス。
明日は日本橋百景で「御花畑」(ギョハナバタケ)のイベント。
準備のためにいろいろ買い込んでいたら、1万円を軽く突破。赤字確定である。
チャンキー松本「円熟」
2005年6月10日 趣味金曜日はノーマイカーフリーチケットで地下鉄乗り放題なので、頻繁に図書館に通っている。
夜勤明けに図書館に行き、昼過ぎまで図書館でいろいろ本をあさる。
帰って着替えてから、チャンキー松本の「円熟」展を見に行く。
これは、ギルドギャラリーとコンテンツレーベルカフェの2ケ所で同時開催しているもの。
さすがは芸術家。
チャンキーの画風とか、作風、絵から受ける印象というものが、確立して、それを求める人も多いだろうに、ここに至って、新境地を展開している。
チャンキーはイラストも描いて、それで収入も得ているのだろうが、この円熟展で見せてくれた絵画はそれとは全く違った世界で、そこにある芸術家魂には頭がさがる。
チャンキーは「円熟」を謳ったが、僕はいまだに「若気の至り」って奴が好きなんだ。
チャンキーの方がずいぶんと大人だなあ。
夜勤明けに図書館に行き、昼過ぎまで図書館でいろいろ本をあさる。
帰って着替えてから、チャンキー松本の「円熟」展を見に行く。
これは、ギルドギャラリーとコンテンツレーベルカフェの2ケ所で同時開催しているもの。
さすがは芸術家。
チャンキーの画風とか、作風、絵から受ける印象というものが、確立して、それを求める人も多いだろうに、ここに至って、新境地を展開している。
チャンキーはイラストも描いて、それで収入も得ているのだろうが、この円熟展で見せてくれた絵画はそれとは全く違った世界で、そこにある芸術家魂には頭がさがる。
チャンキーは「円熟」を謳ったが、僕はいまだに「若気の至り」って奴が好きなんだ。
チャンキーの方がずいぶんと大人だなあ。
日本社会の歴史〈上〉
2005年6月9日 読書
網野善彦の『日本社会の歴史』(上)を読んだ。
(1)原始の列島と人類社会
1、日本列島の形成と人類の登場
2、漁撈の開始と狩猟、採集生活の発展
3、縄文時代の終末と農耕の開始
(2)首長たちの時代
1、弥生文化の形成とと首長たちの登場
2、首長制の展開と古墳の発生
3、統合に向かう近畿と九州
4、近畿の巨大古墳と各地域の首長制の発展
(3)国家形成への道
1、近畿の大王と首長間の抗争
2、部民制と国造制
3、古墳の変質と六世紀の社会
4、東アジアの激動とヤマト政権の動向
(4)「日本国」の成立と列島社会
1、大化のクーデターから壬申の乱へ
2、日本国の出現−藤原京と大宝律令
3、列島社会と律令制度
(5)古代小帝国日本国の矛盾と平安京
1、古代日本国の矛盾と八世紀の政治
2、八世紀の列島社会
3、新王朝の創造と平安京
4、都市貴族の世界−弘仁・貞観期の政治と文化
5、九世紀の列島社会とアジア
この本は、「下巻から読む方がいい」とか「上巻は網野氏の主張があまり入っていなくて、息苦しい」とか言われていたので、最初は下巻から読みはじめていたのだが、途中で思い直した。息苦しい記述を通り抜けたからこそ、下巻がスコ−ンと抜けたように感じるにちがいない。じゃあ、僕もその爽快感を味わってみたい、と思ったのだ。
で、上巻を読んだ感想だが、どうしてどうして、じゅうぶん網野氏の考えで書かれており、少なくとも、単なる教科書的な印象は受けなかった。
島国文化というものの考え方がおかしなこととか、海からみた歴史など、現在の「日本国」を頭においた考え方が一面的であることが、じゅうぶんに語られている。
ところで、テレビの高校講座「日本史」見てて思ったのだが、アシスタントの小笠原亜里沙が可愛いなあ。キム・ポッシブルで声やってる。
って、そんなことじゃなくて、たまたま見たとき、院政についてやってたが、中世の特徴として、権力が1つに統一されていないことをあげていたように記憶している。(よそ見しながら見てたので、間違ってるかも)たしかに、院政だの武家だの戦国時代だの、権力が複数にわかれている。でも、527年の磐井の乱とか、774年の東北人VS日本国の三十八年戦争とか、平将門が新皇を名乗ったり、この『日本社会の歴史』上巻で取り上げられる古代、権力は分散していた。首長たちがいたんだから。むしろ、権力の中枢が1つに統一されている時代が稀なので、複数の中枢が存在しているのは、特徴ではなく、普通のことなんじゃないか、と疑問がわいた。院政のはじまりについても、たまたま天皇が幼かったから、みたいな偶然説を言ってたような気がするが、それ以前から、社長と会長みたいな権力の存在はちゃんとあって、院政がはじまりでないように思う。なぜ、院政が可能であったのか、という理屈が偶然ではまったくわからないのだが。
それより、この上巻読んでいるあいだ、「首長」という言葉を見るたびに、クビナガ恐竜のイメージがずっと頭にあった。恐竜は絶滅したんじゃなくて、権力者として人間の姿かたちで生き延びたんじゃないか、と思った。恐竜だと思えば、権力者たちの行動に説明がつくことが多いんじゃないか、と。
(1)原始の列島と人類社会
1、日本列島の形成と人類の登場
2、漁撈の開始と狩猟、採集生活の発展
3、縄文時代の終末と農耕の開始
(2)首長たちの時代
1、弥生文化の形成とと首長たちの登場
2、首長制の展開と古墳の発生
3、統合に向かう近畿と九州
4、近畿の巨大古墳と各地域の首長制の発展
(3)国家形成への道
1、近畿の大王と首長間の抗争
2、部民制と国造制
3、古墳の変質と六世紀の社会
4、東アジアの激動とヤマト政権の動向
(4)「日本国」の成立と列島社会
1、大化のクーデターから壬申の乱へ
2、日本国の出現−藤原京と大宝律令
3、列島社会と律令制度
(5)古代小帝国日本国の矛盾と平安京
1、古代日本国の矛盾と八世紀の政治
2、八世紀の列島社会
3、新王朝の創造と平安京
4、都市貴族の世界−弘仁・貞観期の政治と文化
5、九世紀の列島社会とアジア
この本は、「下巻から読む方がいい」とか「上巻は網野氏の主張があまり入っていなくて、息苦しい」とか言われていたので、最初は下巻から読みはじめていたのだが、途中で思い直した。息苦しい記述を通り抜けたからこそ、下巻がスコ−ンと抜けたように感じるにちがいない。じゃあ、僕もその爽快感を味わってみたい、と思ったのだ。
で、上巻を読んだ感想だが、どうしてどうして、じゅうぶん網野氏の考えで書かれており、少なくとも、単なる教科書的な印象は受けなかった。
島国文化というものの考え方がおかしなこととか、海からみた歴史など、現在の「日本国」を頭においた考え方が一面的であることが、じゅうぶんに語られている。
ところで、テレビの高校講座「日本史」見てて思ったのだが、アシスタントの小笠原亜里沙が可愛いなあ。キム・ポッシブルで声やってる。
って、そんなことじゃなくて、たまたま見たとき、院政についてやってたが、中世の特徴として、権力が1つに統一されていないことをあげていたように記憶している。(よそ見しながら見てたので、間違ってるかも)たしかに、院政だの武家だの戦国時代だの、権力が複数にわかれている。でも、527年の磐井の乱とか、774年の東北人VS日本国の三十八年戦争とか、平将門が新皇を名乗ったり、この『日本社会の歴史』上巻で取り上げられる古代、権力は分散していた。首長たちがいたんだから。むしろ、権力の中枢が1つに統一されている時代が稀なので、複数の中枢が存在しているのは、特徴ではなく、普通のことなんじゃないか、と疑問がわいた。院政のはじまりについても、たまたま天皇が幼かったから、みたいな偶然説を言ってたような気がするが、それ以前から、社長と会長みたいな権力の存在はちゃんとあって、院政がはじまりでないように思う。なぜ、院政が可能であったのか、という理屈が偶然ではまったくわからないのだが。
それより、この上巻読んでいるあいだ、「首長」という言葉を見るたびに、クビナガ恐竜のイメージがずっと頭にあった。恐竜は絶滅したんじゃなくて、権力者として人間の姿かたちで生き延びたんじゃないか、と思った。恐竜だと思えば、権力者たちの行動に説明がつくことが多いんじゃないか、と。
鬼火、XTC、河原にできた中世の町―へんれきする人びとの集まるところ
2005年6月8日 読書
図書館に寄って、吉屋信子の「鬼火」を読んだ。
映画を見て面白かったので、原作を読んでみたのだ。
数ページの短い小説だったが、こわい。悲しい。
貧乏と病気の夫、肉体を求めるガス集金人。
原作では、帯ひとつない極貧で、ガス集金人のところに出て行くこともできない主人公の追い詰められた姿が、かなしく描かれる。
映画の方では、女性はガス集金人のところまで行くのだが、スケベなガス集金人の下衆さにおそれおののいて、女性は逃げ帰るのだ。
寝たきりの夫は、自分の妻が何のために外出したかを知っている。
帰ってから、夫婦の涙にくれる会話があり、結局は、1つの、不可避の結末に向けて動き出すのだ。
最近、吉屋信子の少女小説を読む機会があったが、こういう大人向けの小説も随分と面白い。
図書館に来たついでに調べたことは、XTCの曲で、僕の一番好きな「トラフィック・ライト・ロック」が、どうすれば今聞けるのか、ということだったが、ヴァージンのアルバム「ギロチン」にしか収録されていないらしい。CD化していないのか?手放すんじゃなかった。
網野善彦(文)司修(絵)の絵本『河原にできた中世の町−へんれきする人びとの集まるところ』を読んだ。
川も河原ももともと無所有であった。そこは生死の境にもなり、市がたち、町ができる。
それらは無所有であるがゆえに、そういう性質をもっていたのだ。
芸能もそこで披露された。
面白いのは、芸能を行う者は、柿色の覆面などで顔を隠していたりして、異装で自ら特徴づけていた。そして、その芸能を見る客の方も、扇などで顔を隠しながら、それを鑑賞するのが普通だったのだ。芸能は神に通じる、という考え方だったせいだろう。
万人に認められ、家庭にもちこんでも無害な芸能など、本来の芸能という視点からは、意味がないのだ。
聖なるものとして、畏れられ、差別の対象にもなるのが、本来の芸能なのだ。
最近、ウィングホールで毎月「HELP!」というイベントを行っているが、このウィングをよく使わせてもらうようになって、芸能の世界に触れ、見聞きする機会が多くなった。スピリッツは河原者の時代と大きく隔たっていない。
国家の支配、所有からするりと抜けていく門が、芸能にはまだ用意されているようだ。
管理されたストリートで事足れりとしていてはいけない。
芸能はどこか危険なものなのだ。
映画を見て面白かったので、原作を読んでみたのだ。
数ページの短い小説だったが、こわい。悲しい。
貧乏と病気の夫、肉体を求めるガス集金人。
原作では、帯ひとつない極貧で、ガス集金人のところに出て行くこともできない主人公の追い詰められた姿が、かなしく描かれる。
映画の方では、女性はガス集金人のところまで行くのだが、スケベなガス集金人の下衆さにおそれおののいて、女性は逃げ帰るのだ。
寝たきりの夫は、自分の妻が何のために外出したかを知っている。
帰ってから、夫婦の涙にくれる会話があり、結局は、1つの、不可避の結末に向けて動き出すのだ。
最近、吉屋信子の少女小説を読む機会があったが、こういう大人向けの小説も随分と面白い。
図書館に来たついでに調べたことは、XTCの曲で、僕の一番好きな「トラフィック・ライト・ロック」が、どうすれば今聞けるのか、ということだったが、ヴァージンのアルバム「ギロチン」にしか収録されていないらしい。CD化していないのか?手放すんじゃなかった。
網野善彦(文)司修(絵)の絵本『河原にできた中世の町−へんれきする人びとの集まるところ』を読んだ。
川も河原ももともと無所有であった。そこは生死の境にもなり、市がたち、町ができる。
それらは無所有であるがゆえに、そういう性質をもっていたのだ。
芸能もそこで披露された。
面白いのは、芸能を行う者は、柿色の覆面などで顔を隠していたりして、異装で自ら特徴づけていた。そして、その芸能を見る客の方も、扇などで顔を隠しながら、それを鑑賞するのが普通だったのだ。芸能は神に通じる、という考え方だったせいだろう。
万人に認められ、家庭にもちこんでも無害な芸能など、本来の芸能という視点からは、意味がないのだ。
聖なるものとして、畏れられ、差別の対象にもなるのが、本来の芸能なのだ。
最近、ウィングホールで毎月「HELP!」というイベントを行っているが、このウィングをよく使わせてもらうようになって、芸能の世界に触れ、見聞きする機会が多くなった。スピリッツは河原者の時代と大きく隔たっていない。
国家の支配、所有からするりと抜けていく門が、芸能にはまだ用意されているようだ。
管理されたストリートで事足れりとしていてはいけない。
芸能はどこか危険なものなのだ。
網野善彦と鶴見俊輔の『歴史の話』を読んだ。
1、歴史を多元的にみる
2、歴史をよみなおす
網野氏は「網野史学」という呼び名が嫌でしかたない、という。
学問はそれぞれの人に個性があるのだから、みなそれぞれの人のものだし、真実は万人のものなのだから。ごもっとも。今後は簡単に「網野史学」とか、それに類した言葉を使わないように気をつけよう。
「ああ、あれは保山的思考だから」で片付けられるのは、無視に近いしなあ、と思った。
本書では「無所有」についていろいろ語られている。
網野氏の「無縁、公界、楽」はこのあたりの消息をとらえたものだ。
かつては道や河原はだれのものでもない、無所有の場所だった。
ところが今や人間は空気から太陽光線まで私的所有の対象にしようとしている。
私的所有に弊害を語るあたりに、マルクス主義の片鱗もうかがえる。
この本では、マルクス主義が崩れてからよくなったことの1つとして、学生のよく使う言葉の変化があげられていた。かつては「絶対」が口癖の学生たちは、マルクス主義崩壊以降、口癖が「一応」に変わったのだ。
もちろん、「絶対」よりも「一応」の方がましだ、という価値観があるわけだ。僕もそれには一応賛成。
無所有で連想したのは、スローターダイクの『空震』で、そこでは空気テロのことに触れている。やはり、戦争、国家が無所有の分野を所有に書き換えてきたのだ。
1、歴史を多元的にみる
2、歴史をよみなおす
網野氏は「網野史学」という呼び名が嫌でしかたない、という。
学問はそれぞれの人に個性があるのだから、みなそれぞれの人のものだし、真実は万人のものなのだから。ごもっとも。今後は簡単に「網野史学」とか、それに類した言葉を使わないように気をつけよう。
「ああ、あれは保山的思考だから」で片付けられるのは、無視に近いしなあ、と思った。
本書では「無所有」についていろいろ語られている。
網野氏の「無縁、公界、楽」はこのあたりの消息をとらえたものだ。
かつては道や河原はだれのものでもない、無所有の場所だった。
ところが今や人間は空気から太陽光線まで私的所有の対象にしようとしている。
私的所有に弊害を語るあたりに、マルクス主義の片鱗もうかがえる。
この本では、マルクス主義が崩れてからよくなったことの1つとして、学生のよく使う言葉の変化があげられていた。かつては「絶対」が口癖の学生たちは、マルクス主義崩壊以降、口癖が「一応」に変わったのだ。
もちろん、「絶対」よりも「一応」の方がましだ、という価値観があるわけだ。僕もそれには一応賛成。
無所有で連想したのは、スローターダイクの『空震』で、そこでは空気テロのことに触れている。やはり、戦争、国家が無所有の分野を所有に書き換えてきたのだ。
進軍の歌、WASABI、米・百姓・天皇―日本史の虚像のゆくえ
2005年6月6日 読書
映画「進軍の歌」を見た。1937年、佐々木康監督、佐分利信主演。
「朝だ日の出だ日の丸だ」の軍歌「進軍の歌」をモチーフにした作品だが、B面の「露営の歌(勝ってくるぞと勇ましく)の方が有名で、こっちをタイトルにしていたら、また違った映画になっていたんじゃないか、と思う。
労働者と資本家の立場で争ってきた幼馴染みが、戦争に行って、うちとける。
そんなアホな。
戦争してるのに、労働争議なんてしてる場合か、と言ってる映画。労働者の妻は、千人針のために町に立っても、まわりが立派な人たちばかりに見えて、臆してしまう。つくづく下からものを見る人種だと言いたいのだろうか。
映画「WASABI」を見た。ジャン・レノ、広末涼子主演。リュック・ベッソン製作、ジェラール・クラウジック監督。ジェラール監督は「TAXI2」の監督で、リュック・ベッソンの「レオン」の二番煎じを撮ってみた、という印象の映画。記者会見で広末が泣いてたのが印象的だったが、せっかく頑張ってフランス映画に出たのに、「TAXI2」の監督のB級映画じゃ、ちっともインターナショナルじゃない、と悲観して泣いたのだろうか。
広末が部屋でファッションショーをするシーンなど、広末が頑張ってこなせばこなすほど、可哀想で見ていられなくなる。
広末の部屋は、SMAPにMISIAにスパイダーマンにけものがれに、キングジョーをはじめとするウルトラ怪獣に、と、日本の若者っぽい部屋になっている。ミーハーの極地。誰かこの部屋にあるものを目録にしていないかな。時間があれば、自分でやってみたいくらいだが、これだけツメの甘いナウなヤングの財産目録も珍しいのではないか。
しかし、映画はそんなに悪くなかった。最初からB級だと割り切って見てしまえば、昔の香港映画みたいで、笑える。悪者はわかりやすいサングラス姿で、観客もジャン・レノも間違えずに悪者たちを識別できるし。
網野善彦と石井進による『米・百姓・天皇〜日本史の虚像のゆくえ』を読んだ。
1、通史を書く意味
2、なぜ「米」なのか
3、支配者はなぜ「米」に固執するのか
4、天皇と「米」
5、「百姓=農民」は虚像か
6、倭国から日本へ−国号の問題
7、農本主義と重商主義
8、差別、被差別はどこからくるのか
9、歴史のつくる虚像−まとめ
この本では、歴史学者の石井が、網野批判を代弁して網野氏にぶつけ、それに対して網野氏が反論する、という形をとっている。
日本人は「米食悲願人種」として、いかに国家が日本人に米をおしつけてきたかを説明している。
中国では「田」は畠地を主に意味するという。
日本では「田」といえば水田を指し、畑は「陸田」と字をあてている。「畑」というのは国字で、その文字の構成からもわかるように、「畑」はもともと焼畑のことだったらしい。
朝鮮半島では「田」は畠地で、水田には「沓」という字を使った。
「田」が水田だというのは特殊な見方なのである。
ではなぜ日本国家は米にこだわったのか。
明治政府は米の先物取り引きを禁止した。米を「主食」「食料」として定着させたかったのだ。
日本が古代帝国国家をめざして律令制をとりいれた、ということとも密接に関わっている。
日本人といえば、主食は米、とか、米作りの国、農民の国とかいう思い込みが、すべて国家が人民を支配するための虚像なのだという視点は面白い。
僕は小中学生のとき、米よりもパンの方が好きで、よく食べていたが、親戚などから、「日本人は米を食わねば大きくなれん」ときつく諭されていた。今の僕のほとんど無に等しい小人的身長を考えれば、この意見は間違っていないのかもしれないが、当時は米を強制的に食べさせられることが苦痛で、「米を食べなくても人間は生きていける」と題したレポートを書こうと思ったくらいだ。親戚は律令制度の手先、国家のまわしものだったのだ。
「朝だ日の出だ日の丸だ」の軍歌「進軍の歌」をモチーフにした作品だが、B面の「露営の歌(勝ってくるぞと勇ましく)の方が有名で、こっちをタイトルにしていたら、また違った映画になっていたんじゃないか、と思う。
労働者と資本家の立場で争ってきた幼馴染みが、戦争に行って、うちとける。
そんなアホな。
戦争してるのに、労働争議なんてしてる場合か、と言ってる映画。労働者の妻は、千人針のために町に立っても、まわりが立派な人たちばかりに見えて、臆してしまう。つくづく下からものを見る人種だと言いたいのだろうか。
映画「WASABI」を見た。ジャン・レノ、広末涼子主演。リュック・ベッソン製作、ジェラール・クラウジック監督。ジェラール監督は「TAXI2」の監督で、リュック・ベッソンの「レオン」の二番煎じを撮ってみた、という印象の映画。記者会見で広末が泣いてたのが印象的だったが、せっかく頑張ってフランス映画に出たのに、「TAXI2」の監督のB級映画じゃ、ちっともインターナショナルじゃない、と悲観して泣いたのだろうか。
広末が部屋でファッションショーをするシーンなど、広末が頑張ってこなせばこなすほど、可哀想で見ていられなくなる。
広末の部屋は、SMAPにMISIAにスパイダーマンにけものがれに、キングジョーをはじめとするウルトラ怪獣に、と、日本の若者っぽい部屋になっている。ミーハーの極地。誰かこの部屋にあるものを目録にしていないかな。時間があれば、自分でやってみたいくらいだが、これだけツメの甘いナウなヤングの財産目録も珍しいのではないか。
しかし、映画はそんなに悪くなかった。最初からB級だと割り切って見てしまえば、昔の香港映画みたいで、笑える。悪者はわかりやすいサングラス姿で、観客もジャン・レノも間違えずに悪者たちを識別できるし。
網野善彦と石井進による『米・百姓・天皇〜日本史の虚像のゆくえ』を読んだ。
1、通史を書く意味
2、なぜ「米」なのか
3、支配者はなぜ「米」に固執するのか
4、天皇と「米」
5、「百姓=農民」は虚像か
6、倭国から日本へ−国号の問題
7、農本主義と重商主義
8、差別、被差別はどこからくるのか
9、歴史のつくる虚像−まとめ
この本では、歴史学者の石井が、網野批判を代弁して網野氏にぶつけ、それに対して網野氏が反論する、という形をとっている。
日本人は「米食悲願人種」として、いかに国家が日本人に米をおしつけてきたかを説明している。
中国では「田」は畠地を主に意味するという。
日本では「田」といえば水田を指し、畑は「陸田」と字をあてている。「畑」というのは国字で、その文字の構成からもわかるように、「畑」はもともと焼畑のことだったらしい。
朝鮮半島では「田」は畠地で、水田には「沓」という字を使った。
「田」が水田だというのは特殊な見方なのである。
ではなぜ日本国家は米にこだわったのか。
明治政府は米の先物取り引きを禁止した。米を「主食」「食料」として定着させたかったのだ。
日本が古代帝国国家をめざして律令制をとりいれた、ということとも密接に関わっている。
日本人といえば、主食は米、とか、米作りの国、農民の国とかいう思い込みが、すべて国家が人民を支配するための虚像なのだという視点は面白い。
僕は小中学生のとき、米よりもパンの方が好きで、よく食べていたが、親戚などから、「日本人は米を食わねば大きくなれん」ときつく諭されていた。今の僕のほとんど無に等しい小人的身長を考えれば、この意見は間違っていないのかもしれないが、当時は米を強制的に食べさせられることが苦痛で、「米を食べなくても人間は生きていける」と題したレポートを書こうと思ったくらいだ。親戚は律令制度の手先、国家のまわしものだったのだ。
SweetSミニライブ、大阪プレアイドルライブ、シルミド
2005年6月5日 アイドル
ディスクピア日本橋でSweetSの新譜「ミエナイツバサ」リリースイベント。
1回目午後1時半の回。定員150名なのに、整理番号が168番。1人で何枚も買っている人がいるから、人数としては余裕があるのだ。
未来へ
Tear"Lemon"Drop
Grow into shinin’ stars
ミエナイツバサ
Sky
countdown
以上6曲。
途中のMCでは、僕の好きな美織が司会。ハワイで撮影したDVDは、みおりの希望で、ロコモコ価格の3200円!
覚束ないのがまた魅力。
握手会でのステッカーはAYA。
午後2時10分頃に終わったので、ワッハ上方レッスンルームに急ぐ。
大阪プレアイドルライブ。
僕たちの行方(高橋瞳)/大野敦子
Motherland(Crystal Kay)/高田桂子
キューティーハニー/Chu*ララ
Wait&See(宇多田ヒカル)/柊木美恵子
Best Friend(kiroro)/H☆2
天使のウィンク(松田聖子)/Mちんぐ
待っていました(國府田マリ子)/大野敦子
hands(倖田來未)/柊木美恵子
クリスマス(JUDY & MARY)/Chu*ララ
明日へ架ける橋(倉木麻衣)/高田桂子
途中でChu*ララの司会で初登場のH☆2、Mちんぐにインタビュー。
Chu*ララは星ら香澄と橋本ななの2人。前にも書いたよね。
H☆2はやよみ(16才)と美咲カンナ(15才)の2人。「H」は枚方「☆」はスター、「2」は2人の意。H☆2は手話ができて、「ベストフレンド」も手話を交えての歌だった。
MちんぐはMIRU(13才)とMARU(11才)の2人。「M」は名前の頭文字、「ちんぐ」は韓国語で友や仲間という意味。「まいっちんぐ」ではないのだ。
みんなに感想を聞くと、全員が「緊張しました」と同じ答。これは面白い。
じゃんけんによるサイン入り写真争奪戦もあった。
K’zDreamのイベント進行はアイドルイベントっぽくていいなあ。
ステージ衣装もアイドルっぽい。Mちんぐは天使の羽根に悪魔の角をはやして、「22世紀の小悪魔」をイメージしているらしい。22世紀になったら、Mちんぐの2人も百才くらいだよ!
Chu*ララは1曲めと2曲目で衣装を替えてきた。クリスマスの歌のときはサンタの帽子をかぶっていた。露出度も多めで、ワーオ!と喜んだ。Chu*ララのステージは振り付けもちゃんとあるので、見ていてハナがある。
大野さんも衣装を替えて歌った。アニメ声優さんの歌をよく歌われる。不思議なセクシーさを持った人だ。
終了後は、外ではK’zの3ユニットが物販、中では撮影会。カメラを持っていなかったので、ユニットの写真を買って、ディスクピアに戻る。
2回目のSweetS。午後4時半。
Sky
resistanceマケナイキモチ
ミエナイツバサ
虹色の永遠
Love like candy floss
暑中お見舞い申し上げます
Never ending story(アンコール)
以上7曲。
アンコール曲で、みんなでジャンプするのは何度見ても面白いなあ。
MCの司会はAKIで、MAIがハワイ土産に「つめやすり」を天どんで笑かす。
DVDは今日はロコモコプライス、今からはカメハメハプライスで3200円、と、みおりギャグ。
中学3年生のAKIとAYAが受験のため、今年9月から半年間、SweetSとしての活動をお休みするとのこと。3ヶ月頑張れば、どんな志望校にも入れるから、頑張れ!
客席には創叡のTOUCHからハルカとアヤカが見に来ていた。さらに、AKI&AYAKAのアヤカも。SweetSのAYAも綾花だから、アヤカ大集合!
2回目の握手会でのステッカーはAKI&HARUNA。
終了が6時前で、ここからベリ−ズ工房に行くか、愛しのサヤカちゃんのイベントに行くか、という選択を迫られた。
ベリ−ズ工房は難波から遠く、チケットもない。
サヤカちゃんイベントは難波から遠く、場所もよく知らない。
と、いう以前に、今日は出費が予想を越えて多かったので、所持金が千円もなかった。これでは交通費だけで終わってしまう。
すごすごと家に帰って、午後6時からFMで現代の音楽を聞く。
テレビで「シルミド」を見た。カン・ウソク監督、ソル・ギョング主演。
ミソシルの逆さ読みではない。シルミドは島の名前だ。
金日成暗殺部隊が政治の風向きで抹殺される顛末を描く。
こういう感動戦争映画を見ると、単純に男どうしの友情とか仲間意識とかに感動してしまうのだが、そもそも、金日成暗殺部隊なんて、最初からあってはならないものなのだ。抹殺されて当たり前だし、彼らが「北朝鮮に行かせてくれ」と願うのも考えてみれば恐ろしい話だ。北朝鮮の人間や、金日成なら殺してもいい、と言っているのだから。特定の国を敵対視するのは、政治の上で使われる方便みたいなものだ。個人のレベルで、「北朝鮮なんか経済制裁すればいいんだ」とか「中国にいいようにはさせないぞ」なんて考えている人間はよほどの単細胞でもないかぎり、この世には存在しないだろう。国家のいいなりになっているワイドショーくらいしか、そんなことは言っていないはずで、視聴者は本気でそんなことに同意しているはずがないのだ。シルミドで抹殺された暗殺部隊は、金日成の首をとることよりも、こんな暗殺部隊を作り上げた韓国政府をこそ討つべきだったのである。そこにははっきりとした目的が存在する。しかし、人を殺せば自分の身が助かるという取引で部隊に入った奴らに、そんな道理が通るはずがない。
愛国心は、他国を破壊したり、人を殺す理由に使われるかぎり、病気でしかない。早くなおせ、と言いたい。
1回目午後1時半の回。定員150名なのに、整理番号が168番。1人で何枚も買っている人がいるから、人数としては余裕があるのだ。
未来へ
Tear"Lemon"Drop
Grow into shinin’ stars
ミエナイツバサ
Sky
countdown
以上6曲。
途中のMCでは、僕の好きな美織が司会。ハワイで撮影したDVDは、みおりの希望で、ロコモコ価格の3200円!
覚束ないのがまた魅力。
握手会でのステッカーはAYA。
午後2時10分頃に終わったので、ワッハ上方レッスンルームに急ぐ。
大阪プレアイドルライブ。
僕たちの行方(高橋瞳)/大野敦子
Motherland(Crystal Kay)/高田桂子
キューティーハニー/Chu*ララ
Wait&See(宇多田ヒカル)/柊木美恵子
Best Friend(kiroro)/H☆2
天使のウィンク(松田聖子)/Mちんぐ
待っていました(國府田マリ子)/大野敦子
hands(倖田來未)/柊木美恵子
クリスマス(JUDY & MARY)/Chu*ララ
明日へ架ける橋(倉木麻衣)/高田桂子
途中でChu*ララの司会で初登場のH☆2、Mちんぐにインタビュー。
Chu*ララは星ら香澄と橋本ななの2人。前にも書いたよね。
H☆2はやよみ(16才)と美咲カンナ(15才)の2人。「H」は枚方「☆」はスター、「2」は2人の意。H☆2は手話ができて、「ベストフレンド」も手話を交えての歌だった。
MちんぐはMIRU(13才)とMARU(11才)の2人。「M」は名前の頭文字、「ちんぐ」は韓国語で友や仲間という意味。「まいっちんぐ」ではないのだ。
みんなに感想を聞くと、全員が「緊張しました」と同じ答。これは面白い。
じゃんけんによるサイン入り写真争奪戦もあった。
K’zDreamのイベント進行はアイドルイベントっぽくていいなあ。
ステージ衣装もアイドルっぽい。Mちんぐは天使の羽根に悪魔の角をはやして、「22世紀の小悪魔」をイメージしているらしい。22世紀になったら、Mちんぐの2人も百才くらいだよ!
Chu*ララは1曲めと2曲目で衣装を替えてきた。クリスマスの歌のときはサンタの帽子をかぶっていた。露出度も多めで、ワーオ!と喜んだ。Chu*ララのステージは振り付けもちゃんとあるので、見ていてハナがある。
大野さんも衣装を替えて歌った。アニメ声優さんの歌をよく歌われる。不思議なセクシーさを持った人だ。
終了後は、外ではK’zの3ユニットが物販、中では撮影会。カメラを持っていなかったので、ユニットの写真を買って、ディスクピアに戻る。
2回目のSweetS。午後4時半。
Sky
resistanceマケナイキモチ
ミエナイツバサ
虹色の永遠
Love like candy floss
暑中お見舞い申し上げます
Never ending story(アンコール)
以上7曲。
アンコール曲で、みんなでジャンプするのは何度見ても面白いなあ。
MCの司会はAKIで、MAIがハワイ土産に「つめやすり」を天どんで笑かす。
DVDは今日はロコモコプライス、今からはカメハメハプライスで3200円、と、みおりギャグ。
中学3年生のAKIとAYAが受験のため、今年9月から半年間、SweetSとしての活動をお休みするとのこと。3ヶ月頑張れば、どんな志望校にも入れるから、頑張れ!
客席には創叡のTOUCHからハルカとアヤカが見に来ていた。さらに、AKI&AYAKAのアヤカも。SweetSのAYAも綾花だから、アヤカ大集合!
2回目の握手会でのステッカーはAKI&HARUNA。
終了が6時前で、ここからベリ−ズ工房に行くか、愛しのサヤカちゃんのイベントに行くか、という選択を迫られた。
ベリ−ズ工房は難波から遠く、チケットもない。
サヤカちゃんイベントは難波から遠く、場所もよく知らない。
と、いう以前に、今日は出費が予想を越えて多かったので、所持金が千円もなかった。これでは交通費だけで終わってしまう。
すごすごと家に帰って、午後6時からFMで現代の音楽を聞く。
テレビで「シルミド」を見た。カン・ウソク監督、ソル・ギョング主演。
ミソシルの逆さ読みではない。シルミドは島の名前だ。
金日成暗殺部隊が政治の風向きで抹殺される顛末を描く。
こういう感動戦争映画を見ると、単純に男どうしの友情とか仲間意識とかに感動してしまうのだが、そもそも、金日成暗殺部隊なんて、最初からあってはならないものなのだ。抹殺されて当たり前だし、彼らが「北朝鮮に行かせてくれ」と願うのも考えてみれば恐ろしい話だ。北朝鮮の人間や、金日成なら殺してもいい、と言っているのだから。特定の国を敵対視するのは、政治の上で使われる方便みたいなものだ。個人のレベルで、「北朝鮮なんか経済制裁すればいいんだ」とか「中国にいいようにはさせないぞ」なんて考えている人間はよほどの単細胞でもないかぎり、この世には存在しないだろう。国家のいいなりになっているワイドショーくらいしか、そんなことは言っていないはずで、視聴者は本気でそんなことに同意しているはずがないのだ。シルミドで抹殺された暗殺部隊は、金日成の首をとることよりも、こんな暗殺部隊を作り上げた韓国政府をこそ討つべきだったのである。そこにははっきりとした目的が存在する。しかし、人を殺せば自分の身が助かるという取引で部隊に入った奴らに、そんな道理が通るはずがない。
愛国心は、他国を破壊したり、人を殺す理由に使われるかぎり、病気でしかない。早くなおせ、と言いたい。
美勇伝説、きらめき☆プロジェクト、ローゼンメイデン
2005年6月4日 アイドル
大阪厚生年金会館大ホールで、美勇伝のコンサート「美勇伝説」。
出演は美勇伝、カントリー娘。、稲葉貴子。
以下、曲目、演者、括弧内は誰のレパートリーかを書いておいた。
恋のヌケガラ
紫陽花アイ愛物語
BABY!恋にKNOCK OUT!/+稲葉、カントリー娘。(プッチモニ。)
曖昧ミーMIND(「紫陽花アイ愛物語」カップリング)
銀杏〜秋の空とと私の心〜(「恋のヌケガラ」カップリング)
シャンパンの恋/+稲葉(メロン記念日)
浮気なハニーパイ/三好・稲葉・カントリー娘。(カントリー娘。に紺野に藤本(モーニング娘。))
ミニ。ストロベリーパイ/岡田・あさみ・みうな(ミニモニ。)
さくら満開/石川・里田(さくら組)
愛のバカやろう/岡田(後藤真希)
会えない長い日曜日/三好(藤本美貴)
100回のKISS/石川(松浦亜弥)
先輩〜LOVE AGAIN〜/前半美勇伝、後半カントリー娘。(カントリー娘。に紺野に藤本(モーニング娘。))
三角関係/稲葉・カントリー娘。(H.P.オールスターズ)
The 美学(松浦亜弥)
ガールズパワー・愛するパワー/+稲葉、カントリー娘。(メロン記念日)
友情〜心のブスにはならねぇ!〜/+稲葉、カントリー娘。(おとめ組)
美〜Hit Parade〜(「カッチョイイゼ!JAPAN」カップリング)
カッチョイイゼ!JAPAN
以下アンコール
BE ALL RIGHT/+稲葉、カントリー娘。(11WATER)
以上、全20曲。
持ち歌の少ない美勇伝だけに、ハロプロのレパートリーをまんべんなく拾ってきて、さながらハロプロ祭りみたいなコンサートになった。
タンポポがないなあ、とか、他のシャッフルはないのか、とか、Wもベリーズ工房もZYXもあぁもない、と言い出せばきりはないが、平家みちよとか、シェキドルあたりを一番聞きたかったかな。
美勇伝の3人の中では岡田唯が一番好きで、ダンスの覚束なさを凌駕する魅力を発揮していた。また、カントリー娘。の中では、みうなが大好きで、この2人が見れただけで、このコンサートは満足だった。
石川の実力はさすがだが、「100回のKISS」を聞いていると、松浦亜弥の歌唱力、表現力の凄さを思い知らされた。「100回のKISS」は松浦亜弥の曲の中で一番好きなので、よけいにそう感じたのかもしれない。
帰りにガラス越しに田中くんがお茶してるのに遭遇した。
手だけ振って、家路につく。
帰ってからアニメ「きらめき☆プロジェクト」の先行放送を見た。
テーマ曲が、「セーラームーン」の小枝(さえ)だ。
美少女ロボットアニメっぽいのだが、友達ロボットのリンクルと、45メートルのファンシーロボがとても可愛い。制服系に弱いということか?
また、「ローゼンメイデン」を見ているのだが、微妙だ。ひきこもりの眼鏡男と、高飛車なドール。高飛車に対しては、あの高慢ちきな鼻をへし折ってやる、としか思えず、ひきこもりに対しては、ひきこもるのは勝手だが、周囲の人間に不愉快な思いをさせるな、と、思う。どちらも、作品中で楽天的にニコニコしていなくて、うじうじしてたり、怒ってたりする。そんなネガティブな感情を抱いている者どうしだと、さぞかしつまらないだろうな、と思う。見ていても、イライラすることが多いのだ。
自分自身の精神状態がよくないから、なのか。きっと、そうだ。
うえ〜ん。
出演は美勇伝、カントリー娘。、稲葉貴子。
以下、曲目、演者、括弧内は誰のレパートリーかを書いておいた。
恋のヌケガラ
紫陽花アイ愛物語
BABY!恋にKNOCK OUT!/+稲葉、カントリー娘。(プッチモニ。)
曖昧ミーMIND(「紫陽花アイ愛物語」カップリング)
銀杏〜秋の空とと私の心〜(「恋のヌケガラ」カップリング)
シャンパンの恋/+稲葉(メロン記念日)
浮気なハニーパイ/三好・稲葉・カントリー娘。(カントリー娘。に紺野に藤本(モーニング娘。))
ミニ。ストロベリーパイ/岡田・あさみ・みうな(ミニモニ。)
さくら満開/石川・里田(さくら組)
愛のバカやろう/岡田(後藤真希)
会えない長い日曜日/三好(藤本美貴)
100回のKISS/石川(松浦亜弥)
先輩〜LOVE AGAIN〜/前半美勇伝、後半カントリー娘。(カントリー娘。に紺野に藤本(モーニング娘。))
三角関係/稲葉・カントリー娘。(H.P.オールスターズ)
The 美学(松浦亜弥)
ガールズパワー・愛するパワー/+稲葉、カントリー娘。(メロン記念日)
友情〜心のブスにはならねぇ!〜/+稲葉、カントリー娘。(おとめ組)
美〜Hit Parade〜(「カッチョイイゼ!JAPAN」カップリング)
カッチョイイゼ!JAPAN
以下アンコール
BE ALL RIGHT/+稲葉、カントリー娘。(11WATER)
以上、全20曲。
持ち歌の少ない美勇伝だけに、ハロプロのレパートリーをまんべんなく拾ってきて、さながらハロプロ祭りみたいなコンサートになった。
タンポポがないなあ、とか、他のシャッフルはないのか、とか、Wもベリーズ工房もZYXもあぁもない、と言い出せばきりはないが、平家みちよとか、シェキドルあたりを一番聞きたかったかな。
美勇伝の3人の中では岡田唯が一番好きで、ダンスの覚束なさを凌駕する魅力を発揮していた。また、カントリー娘。の中では、みうなが大好きで、この2人が見れただけで、このコンサートは満足だった。
石川の実力はさすがだが、「100回のKISS」を聞いていると、松浦亜弥の歌唱力、表現力の凄さを思い知らされた。「100回のKISS」は松浦亜弥の曲の中で一番好きなので、よけいにそう感じたのかもしれない。
帰りにガラス越しに田中くんがお茶してるのに遭遇した。
手だけ振って、家路につく。
帰ってからアニメ「きらめき☆プロジェクト」の先行放送を見た。
テーマ曲が、「セーラームーン」の小枝(さえ)だ。
美少女ロボットアニメっぽいのだが、友達ロボットのリンクルと、45メートルのファンシーロボがとても可愛い。制服系に弱いということか?
また、「ローゼンメイデン」を見ているのだが、微妙だ。ひきこもりの眼鏡男と、高飛車なドール。高飛車に対しては、あの高慢ちきな鼻をへし折ってやる、としか思えず、ひきこもりに対しては、ひきこもるのは勝手だが、周囲の人間に不愉快な思いをさせるな、と、思う。どちらも、作品中で楽天的にニコニコしていなくて、うじうじしてたり、怒ってたりする。そんなネガティブな感情を抱いている者どうしだと、さぞかしつまらないだろうな、と思う。見ていても、イライラすることが多いのだ。
自分自身の精神状態がよくないから、なのか。きっと、そうだ。
うえ〜ん。
美勇伝握手会、花とみつばち
2005年6月3日 アイドル
今日はZepp大阪で美勇伝の新曲「紫陽花アイ愛物語」のキャンペーン。
ライブハウスだと、ステージがほとんど見えない。こんなときに、自分の身長の低さを呪う。あと2メートルくらい伸びておけばよかった。
紫陽花アイ愛物語
カッチョイイゼJAPAN
紫陽花アイ愛物語
あとは握手会。
間近で見る岡田唯は、人間の領域を越えていた。顔のパーツが大きい!手をギューッとにぎる握手の仕方にも驚いた。
今日は夜勤明けにZeppに行ったので、ほとんど他に何もしていない。
かろうじてマンガを読んだので、その感想でも書いておこう。
安野モヨコの『花とみつばち』全7巻を読んだ。
もてない男子、小松のあがき。
登場する男女とも、恋愛に関する浅さ、馬鹿さをわかりやすく展開してくれている。小松のフリ見てわがフリなおせ。この「小松」の部分には長沢ちゃんが入ってもいい。
安野モヨコとか、大塚愛とか、なぜか同性からはあまり評価されていない女性たちがいる。
今回、この本を読んでみて、安野モヨコが敬遠されるとすれば、それは自らの安い恋愛観を突かれているからなんじゃないか、と思った。例えて言えば、中学時代の自分の日記を読み返すようなキモチワルサがあるのだ。
この漫画を読んだからといって、男と女の機微がわかるとは思わないが、この漫画内ですべて説明しきれてしまう恋愛だってざらにあるんじゃないか、と思った。
中高生の恋愛って、そんなもんじゃないのか。だから、愛おしいんじゃないのか。
年齢を経て、何を考えているやら理解不能な屈折した恋愛ばかりしていると、この『花とみつばち』みたいな、わかりやすい恋愛に憧れすら抱いてしまう。
ライブハウスだと、ステージがほとんど見えない。こんなときに、自分の身長の低さを呪う。あと2メートルくらい伸びておけばよかった。
紫陽花アイ愛物語
カッチョイイゼJAPAN
紫陽花アイ愛物語
あとは握手会。
間近で見る岡田唯は、人間の領域を越えていた。顔のパーツが大きい!手をギューッとにぎる握手の仕方にも驚いた。
今日は夜勤明けにZeppに行ったので、ほとんど他に何もしていない。
かろうじてマンガを読んだので、その感想でも書いておこう。
安野モヨコの『花とみつばち』全7巻を読んだ。
もてない男子、小松のあがき。
登場する男女とも、恋愛に関する浅さ、馬鹿さをわかりやすく展開してくれている。小松のフリ見てわがフリなおせ。この「小松」の部分には長沢ちゃんが入ってもいい。
安野モヨコとか、大塚愛とか、なぜか同性からはあまり評価されていない女性たちがいる。
今回、この本を読んでみて、安野モヨコが敬遠されるとすれば、それは自らの安い恋愛観を突かれているからなんじゃないか、と思った。例えて言えば、中学時代の自分の日記を読み返すようなキモチワルサがあるのだ。
この漫画を読んだからといって、男と女の機微がわかるとは思わないが、この漫画内ですべて説明しきれてしまう恋愛だってざらにあるんじゃないか、と思った。
中高生の恋愛って、そんなもんじゃないのか。だから、愛おしいんじゃないのか。
年齢を経て、何を考えているやら理解不能な屈折した恋愛ばかりしていると、この『花とみつばち』みたいな、わかりやすい恋愛に憧れすら抱いてしまう。
歴史と出会う、PLUTO (2)
2005年6月2日 読書
網野善彦の『歴史と出会う』を読んだ。
1、名著との出会い
人生とともにある読書
自分の「眼」で本を読む
アジアと日本の「海の民」『ナマコの眼』をめぐって−vs鶴見良行
なしえなかったことを引き継ぐ−宮本常一『日本文化の形成』解説
社会史研究の魅力−阿部謹也『中世の星の下で』解説
古典の愉しみ−東洋文庫を読む
大きく変わる日本史像−『日本史大事典』刊行に寄せて
新たな歴史像への突破口−『日本通史』の編集を終えて
戦後歴史学から学んだこと−通史『日本社会の歴史』刊行を機に
2、歴史と小説の出会い
「無縁・公界・楽」の行方−隆慶一郎とその出会い
隆慶一郎の世界−vs縄田一彦
戦乱の時代を超えた男の夢−vs北方謙三
3、中世史と映像の出会い
「自然」と「人間」二つの聖地が衝突する悲劇−映画「もののけ姫」評
「もののけ姫」と中世の魅力−vs宮崎駿
『太平記』時代に変わった日本−NHK大河ドラマと中世史研究
画家の目、歴史家の目 絵本『河原にできた中世の町』をめぐって−vs司修
4、出会いと別れ−追悼記
下積みの世界に注がれた目(宮本常一)
「海の民」研究の新時代(河岡武春)
「安らかに眠れ」などというな(坪井洋文)
民俗学への期待(坪井洋文)
かけがえのない盟友の一人(鶴見良行)
私の一生を決めた調査(寳月圭吾)
最後のはがき(佐々木銀弥)
底深く鋭い「史眼」(林家辰二郎)
日本の中世史が教科書でならったことと如何に違っているか、網野氏の本で再三強調されてきた。常識とか思い込みへの見直しは、中世史にかぎらず、常識全般に対して行われねばならないだろう。
この本では、映画やテレビ、小説への網野氏の眼が語られている。
歴史を学ぶことは、現代を理解し、見直すのに有効だとはわかっているが、ふだん僕の暮らしているサブカルチャーの環境とどう関わってくるのかが、歴史書からは見えてこない。本書ではやっとそのとっかかりが見てとれる。
学問の世界の人が、こちらの土俵に立ってくれて発言してくれるのは、ありがたい。
学問が身近に感じられるだけでなく、専門以外の分野への発言によって、その人の度量がはっきりと測定できるからだ。学者が専門外のエッセイや対談をする場合は、そうした、学問を理解する際の補助線として用いるのが妥当なところだろう。歴史家の語るサブカルに対して、「見方が甘い」などと感じるのは読者の怠慢以外のなにものでもない。自分の得意な領域、つまりは安全地帯でしか発想できないのは、卑怯ですらある。僕が中世の歴史について語る言葉に対して歴史家が「勉強不足だ」とか「甘い」なんて反論するのと同様、お門違いなのである。視点の違いをこそ重視したい。
浦沢直樹(原作:手塚治虫)の『プルートゥ』第2巻を読んだ。ネタバレあるかもしれないけど、以下感想(と、いうほどのものでもない)
ミステリアス。プルートゥらしき影が一瞬見える。
1巻のラストでアトムが登場したかと思ったら、この2巻のラストではなんとウランちゃんが出てきて、以下次号!
ワクワクする!
これ、完結したら、最初から読み直したくなるんだろうなあ。
1、名著との出会い
人生とともにある読書
自分の「眼」で本を読む
アジアと日本の「海の民」『ナマコの眼』をめぐって−vs鶴見良行
なしえなかったことを引き継ぐ−宮本常一『日本文化の形成』解説
社会史研究の魅力−阿部謹也『中世の星の下で』解説
古典の愉しみ−東洋文庫を読む
大きく変わる日本史像−『日本史大事典』刊行に寄せて
新たな歴史像への突破口−『日本通史』の編集を終えて
戦後歴史学から学んだこと−通史『日本社会の歴史』刊行を機に
2、歴史と小説の出会い
「無縁・公界・楽」の行方−隆慶一郎とその出会い
隆慶一郎の世界−vs縄田一彦
戦乱の時代を超えた男の夢−vs北方謙三
3、中世史と映像の出会い
「自然」と「人間」二つの聖地が衝突する悲劇−映画「もののけ姫」評
「もののけ姫」と中世の魅力−vs宮崎駿
『太平記』時代に変わった日本−NHK大河ドラマと中世史研究
画家の目、歴史家の目 絵本『河原にできた中世の町』をめぐって−vs司修
4、出会いと別れ−追悼記
下積みの世界に注がれた目(宮本常一)
「海の民」研究の新時代(河岡武春)
「安らかに眠れ」などというな(坪井洋文)
民俗学への期待(坪井洋文)
かけがえのない盟友の一人(鶴見良行)
私の一生を決めた調査(寳月圭吾)
最後のはがき(佐々木銀弥)
底深く鋭い「史眼」(林家辰二郎)
日本の中世史が教科書でならったことと如何に違っているか、網野氏の本で再三強調されてきた。常識とか思い込みへの見直しは、中世史にかぎらず、常識全般に対して行われねばならないだろう。
この本では、映画やテレビ、小説への網野氏の眼が語られている。
歴史を学ぶことは、現代を理解し、見直すのに有効だとはわかっているが、ふだん僕の暮らしているサブカルチャーの環境とどう関わってくるのかが、歴史書からは見えてこない。本書ではやっとそのとっかかりが見てとれる。
学問の世界の人が、こちらの土俵に立ってくれて発言してくれるのは、ありがたい。
学問が身近に感じられるだけでなく、専門以外の分野への発言によって、その人の度量がはっきりと測定できるからだ。学者が専門外のエッセイや対談をする場合は、そうした、学問を理解する際の補助線として用いるのが妥当なところだろう。歴史家の語るサブカルに対して、「見方が甘い」などと感じるのは読者の怠慢以外のなにものでもない。自分の得意な領域、つまりは安全地帯でしか発想できないのは、卑怯ですらある。僕が中世の歴史について語る言葉に対して歴史家が「勉強不足だ」とか「甘い」なんて反論するのと同様、お門違いなのである。視点の違いをこそ重視したい。
浦沢直樹(原作:手塚治虫)の『プルートゥ』第2巻を読んだ。ネタバレあるかもしれないけど、以下感想(と、いうほどのものでもない)
ミステリアス。プルートゥらしき影が一瞬見える。
1巻のラストでアトムが登場したかと思ったら、この2巻のラストではなんとウランちゃんが出てきて、以下次号!
ワクワクする!
これ、完結したら、最初から読み直したくなるんだろうなあ。
ラジオ大阪公開生放送で猟奇娘とみやむー、古文書返却の旅―戦後史学史の一齣
2005年6月1日 読書
なんばシティのロケット広場で、ラジオ大阪の公開生放送があった。
「ほんまもん!原田年晴です」と、他の番組の対抗戦という形をとっている。
パーソナリティを実際に目にするいい機会だ。
と、いっても、僕が見たかったのは、猟奇娘と宮村優子の2人だけ。かんべむさしも嫌いじゃないが、本人に会いたい、というのとはちょっと違う。
明るいはずの生放送なのに、僕の頭の中でだけ、アングラサブカルチャーのヒロインがロケット背負って登場していたのだ。
猟奇娘が最初に出てきて、宮村優子が最後に出てきたから、結局3時間の番組全部つきあってしまった。
読んだ本は網野善彦の『古文書返却の旅』
1、挫折した壮大な夢
2、朝鮮半島の近さと遠さ−対馬
3、海夫と湖の世界−霞ヶ浦、北浦
4、海の領主−二神家と二神島
5、奥能登と時国家の調査
6、奥能登と時国家から学び得たこと
7、阪神大震災で消えた小山家文書−紀州
8、陸前への旅−気仙沼、唐桑
9、阿部善雄氏の足跡
10、佐渡と若狭の海村文書
11、禍が転じて福に−備中真鍋島
12、返却の旅の終わり−出雲、徳島、中央水産研究所
各地で借りてきた古文書を修復し、複写した後、返却する。予算が出なくなり、返却がなかなかできなくなる。
中で紹介された、阿部善雄氏のことが、ひとごととは思えない。
阿部氏は大量の文書を借りて自宅に持ち帰りながら、なかなかそれを返さない。借用した文書返却の催促に対しては、「独特な茫洋たる対応をされるので、周囲の者、関係者が気をもみ、やきもきしてしまう」らしい。阿部氏は文書資料を深く読み、それを駆使して見事な成果をあげた研究者で、文書については厳密な姿勢を堅持した朝河貫一氏に心から傾倒しその伝記も書いた人物。なのに、自分が借りた文書については「鷹揚」、あまりにも「ルーズ」で周囲に大迷惑をかけながら恬然としている。網野氏はこの顛末を「ひとはわからない」と章立てして語っている。阿部氏の死後、自宅から借用した大量の文書が発見されるわけだが、独身ひとり暮らしで、おそらく部屋も散らかっていたのだろう。いきなり「かえせ」と言われても、どこにあるのかわからない状態だったに違いない。
僕も多くの人に借りを作ってきている。
網野氏のように、何年もたってからでも、厳しい叱責を覚悟しながら返していかねばならない。と、思いながら、阿部氏のように、返さなくちゃとわかっていながら、なかなか返せない底なし沼に入っている。金銭と時間、さらには空間に余裕がないと、そのような作業にはとりかかれない。今の僕にはその3つともに欠けている。う〜む。
「ほんまもん!原田年晴です」と、他の番組の対抗戦という形をとっている。
パーソナリティを実際に目にするいい機会だ。
と、いっても、僕が見たかったのは、猟奇娘と宮村優子の2人だけ。かんべむさしも嫌いじゃないが、本人に会いたい、というのとはちょっと違う。
明るいはずの生放送なのに、僕の頭の中でだけ、アングラサブカルチャーのヒロインがロケット背負って登場していたのだ。
猟奇娘が最初に出てきて、宮村優子が最後に出てきたから、結局3時間の番組全部つきあってしまった。
読んだ本は網野善彦の『古文書返却の旅』
1、挫折した壮大な夢
2、朝鮮半島の近さと遠さ−対馬
3、海夫と湖の世界−霞ヶ浦、北浦
4、海の領主−二神家と二神島
5、奥能登と時国家の調査
6、奥能登と時国家から学び得たこと
7、阪神大震災で消えた小山家文書−紀州
8、陸前への旅−気仙沼、唐桑
9、阿部善雄氏の足跡
10、佐渡と若狭の海村文書
11、禍が転じて福に−備中真鍋島
12、返却の旅の終わり−出雲、徳島、中央水産研究所
各地で借りてきた古文書を修復し、複写した後、返却する。予算が出なくなり、返却がなかなかできなくなる。
中で紹介された、阿部善雄氏のことが、ひとごととは思えない。
阿部氏は大量の文書を借りて自宅に持ち帰りながら、なかなかそれを返さない。借用した文書返却の催促に対しては、「独特な茫洋たる対応をされるので、周囲の者、関係者が気をもみ、やきもきしてしまう」らしい。阿部氏は文書資料を深く読み、それを駆使して見事な成果をあげた研究者で、文書については厳密な姿勢を堅持した朝河貫一氏に心から傾倒しその伝記も書いた人物。なのに、自分が借りた文書については「鷹揚」、あまりにも「ルーズ」で周囲に大迷惑をかけながら恬然としている。網野氏はこの顛末を「ひとはわからない」と章立てして語っている。阿部氏の死後、自宅から借用した大量の文書が発見されるわけだが、独身ひとり暮らしで、おそらく部屋も散らかっていたのだろう。いきなり「かえせ」と言われても、どこにあるのかわからない状態だったに違いない。
僕も多くの人に借りを作ってきている。
網野氏のように、何年もたってからでも、厳しい叱責を覚悟しながら返していかねばならない。と、思いながら、阿部氏のように、返さなくちゃとわかっていながら、なかなか返せない底なし沼に入っている。金銭と時間、さらには空間に余裕がないと、そのような作業にはとりかかれない。今の僕にはその3つともに欠けている。う〜む。