南湖の会「探偵講談と赤穂義士」@動楽亭~乙夜寄席@天満天神繁昌亭
27日は、夜勤あけに図書館を2つハシゴしてから、講談と落語を聞きに行った。
途中、意識が飛びかけもしたが、なんとか聞き漏らすことなく1日を終えた、というところ。
客席で眠ってしまうと演者の方に非常に申し訳ない。せっかく聞きにきたのだから、気をひきしめて楽しみたい。

図書館のあと、まず動楽亭で「南湖の会」を見てきた。
2017年は、探偵講談と赤穂義士伝のシリーズになるようだ。

旭堂南湖「赤穂義士伝 1 内匠頭と吉良の出会い」
旭堂鱗林「太閤記 臆病の一番槍」
旭堂南湖「探偵講談 初代快楽亭ブラック 双子の犯罪」
旭堂南湖「太閤記 長短槍試合」

南湖さんの赤穂義士伝は、本伝で、今日聞いたのは、浅野内匠頭と吉良上野介の出会いから、浅野が吉良の面子をつぶしてしまうエピソード。
そりゃ、吉良もむかついて浅野にいじわるのひとつもしたくなるだろうな、という印象だった。吉良がなぜ内匠頭につらく当ったのか、という伏線が語られる。
以前本伝を続き読みしたときは、30日連続で続けて、討ち入りまで行かなかったようだ。どれだけ長い!?
「臆病の一番槍」は戦になるとガクガクふるえてしまう武士の話で、家康に命を預けることで、震えが止まる。旭堂鱗林は東海地区でラジオの仕事もされている女性で、水谷ミミと同様、2016年から旭堂を名乗るようになった。
「双子の犯罪」はフランスで田舎娘とくっついたイギリス人が、彼女を捨てる話で、生き別れの双子だとか、因縁話が語られて、次回に続く。『流の暁」と同じ話か、と思われる。
「長短槍試合」は戦に用いる槍の長さを決めるため、木下藤吉郎が長い槍部隊を率い、上島主水は短い槍部隊を率いて試合する話。藤吉郎は槍の技術はないが、挨拶と士気、作戦で勝利をおさめる。

上方講談は講談師の人数が少ないので、なんとか火を消さずに盛り上がってほしいものだ。
http://www003.upp.so-net.ne.jp/nanko/


天満天神繁昌亭で「乙夜寄席」(いつやよせ)を見てきた。
夜の9時45分からの寄席。

桂 小留「普請ほめ」
桂 雀五郎「初天神」
笑福亭 由瓶「試し酒」

桂小留は桂小枝の弟子で、「かつら・ちろる」と読む。小枝とチロルでチョコレート師弟なのだそうだ。使い捨てカイロのCMネタとかしてた。(去年まで小枝が起用されていた)
「初天神」は中学生のときだったか、はじめて買った落語のレコード(仁鶴)に収録されてた演目で、面白くて懐かしかった。
由瓶の「試し酒」は酒を飲む描写が実にうまくて、ああ、また落語聞いて酒を飲みたくなってしまったではないか、と思った。
帰りにふらっとワインを買って帰った。日本酒買う予定だったけど、チョコレートも買ったのでワインに変更した。

http://www.hanjotei.jp/night/

国立文楽劇場に行って、「文楽若手会」を見てきた。
午後1時~4時10分。

「花競四季寿」より
万才
(15分休憩)
菅原伝授手習鑑
 寺入りの段
 寺子屋の段
(20分休憩)
卅三間堂棟由来
 平太郎住家より木遣り音頭の段

パンフレットに「解説」「あらすじ」「床本」が書いてあり、舞台上部に字幕表示もあったので、非常にわかりやすく、退屈を覚えることもなく、楽しく見れた。
菅原伝授手習鑑で、身代わりになって死んだ小太郎の母親がうっかり「でかしゃった」とか言い出さないかな、と思ってたけど、もちろん、そんなことは言わなかった。今なら、ここはこういうシチュエーションだな、と刷り込まれているけど。


平安神宮に行って、京都薪能見てきた。
観世流能「屋島・那須語」(やしま・なすのかたり)
金剛流半能「花筐」(はながたみ)
大蔵流狂言「止動方角」(しどうほうがく)
観世流半能「石橋」(しゃっきょう)
能のことは全くわからない僕でも楽しめた。雰囲気もバッチリ。
かなり多くの席が用意されていたが、ほぼ満席。外国人客も多かった。
予想以上にカジュアルな感じだったので、これなら、僕でもきゅうくつな思いせずに、見にこれるな、と思った。
http://www.kyoto-kanze.jp/takiginoh/takiginoh65.html
「伝統文化体験フェスティバル」@兵庫県公館~「Slow Life Avant-garde Fest」@FUKUGAN GALLERY

兵庫県公館に行って、「伝統文化体験フェスティバル」を見てきた。
8日、9日と開催されていたが、お目当ては能楽の高橋奈王子さんの小鼓を見るためだったので、能楽のステージがある9日に行った。
12時過ぎ、到着時、ステージでは、日本舞踊が行われており、「手習子」「菊づくし」と、どちらも小学生の女児の舞踊が見れた。
次のステージまで、ひととおり展示ブースをまわり、無料でドリンクもいただいた。
ステージプログラム、12時半からは、民俗芸能のステージで、赤穂浜鋤き唄を解説つきで見た。塩をつくる浜鋤きの唄だが、労働歌ではなく、休憩時に歌ったものらしい。
採譜して音楽として整えたバージョンと、原曲と。
午後1時からは、いよいよ能楽のステージ。
五人囃子と解説(舞)。まずは早笛。そして、舞囃子「高砂」
今年は能楽に注目、と思っている矢先に高橋奈王子さんに再会できたのは、何か運命的なものを感じる。
ステージ後、高橋奈王子さんとちらっと会話して、もちつきのきなこもち食べて元町をあとにした。

心斎橋のFUKUGAN GALLERYに行って、「Slow Life Avant-garde Fest」を見てきた。AUBEとLAFMSの展示など。
この日は、『スローなカセット魂 + α』と題し、大野雅彦氏&T. 坂口氏がカセットとレコードによる他では聞けない音楽の数々を披露。
また、"Decoding Duncan Returns "と題し、ジョン・ダンカンのパフォーマンス映像、.es (ドットエス) 橋本孝之氏と Duncan 音源のコラボレーション・ライヴがあった。暴れまくってへとへとになりとうとう意味もなく全裸になるジョン・ダンカンの映像と、スタイリッシュな橋本氏の削岩機的暴れ方が対照的で、面白かった。
LAFMS(ロザンジェルス・フリー・ミュージック・ソサエティ)の展示にあわせて、「らふむす」(ラフティーおむすび)を食す。ダジャレが、どこかLAFMSっぽい。
そうそう、来場者全員におみやげもあった。時代のキーワードは「贈与」!


1日は映画の日。田中光敏監督の「利休にたずねよ」を見てきた。
市川海老蔵、中谷美紀主演。
原作は直木賞受賞の山本兼一『利休にたずねよ』(未読)
大阪弁では、とくに上方落語では、きっと、「利休にたんねよ」と発音するだろうな、と思いながら見た。(どうでもいい!)
切腹を間近に控えた利休に妻がたずねる。「あなた様にはずっと想い人がいらっしゃったのでは」。
映画は、利休切腹に至るカウントダウンみたいな前半を経て、後半、利休の「想い人」の話に遡る。
囚われの身となった高麗の女性を好きになり、高麗に帰してあげようと逃げ出すふたり。
それこそ、昨日見た「マイヤーリング」みたいに、これ、実現しない望みなのである。
そうした悲恋の物語を見た後では、切腹する利休は、期限を延長されていた死を迎えただけであり、やっとのことで昔の恋が成就した、とも言えるのだ。
残された妻の立場はいったい!わりをくったのは妻だけ!
と思ったりもしたが、長年にわたってこの妻は「利休にはきっと、想い人がいるに違いない」と思って暮らしていたことになる。僕には、そういう持続する疑惑がまったく理解できない。愛しているなら、信じるはずだ。そして、死の前に、「あんた、ウチ以外に好きな人おんねんやろ」とは、なんと自己中心の問いなのか。
とも思ったが、この妻の言葉によって、利休は過去の想い人を脳裏によみがえらせて、喜んで死んでいくことができたのかもしれない。利休の覚悟を後押しした、妻の心意気やよし、とも思うのだ。
どっち?ストーリーは単純なのに、二転三転する思い。
なお、この映画の海老蔵は、晩年の端正なおもむきの利休もいいけど、過去の遊蕩児としての利休が、いきいきしているように思えた。
http://www.rikyu-movie.jp/

国立文楽劇場で、午後1時から「古典の日フォーラムin関西~庶民の中に生きる古典~」。古典芸能に関する講演と、上演。
ナビゲーターは天野文雄(文化庁関西分室長、大阪大学名誉教授)
第一部
挨拶/村田純一(古典の日推進委員会会長)
講演 後白河院と『梁塵秘抄』(今様集)/朧谷壽(同志社女子大学名誉教授)
 …「今様狂い」と言われた後白河天皇についての解説 
今様合上演/日本今様謌舞楽会
 …勝ち負けが決まる今様合(いまようあわせ)と、白拍子の舞
講演 「うた」は空を飛んでいるか/山折哲雄(宗教学者)
 …阿久悠の嘆きから、都はるみのうなり節、福島泰樹の絶叫短歌と義太夫の関連性、さらに映画「王将」ラストシーンで坂田三吉(阪妻)が唱える題目まで
第二部
講演 近代庶民の娯楽・人形浄瑠璃-その広がり/後藤静夫(京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター所長)
 …三人遣い人形分布図から、淡路、西宮の人形浄瑠璃のひろがりを解説
人形浄瑠璃文楽上演「伽羅先代萩 御殿の段」より政岡のクドキ/豊竹嶋大夫(人形浄瑠璃文楽座太夫)、豊澤富助(人形浄瑠璃文楽座三味線)、吉田和生(人形浄瑠璃文楽座人形遣い) ほか
 …乳母、政岡が、わが子の死を前に、おさえていた感情を爆発させる。

この古典の日フォーラムは、抽選で当ったので行けたのだが、6倍の競争率だったそうだ。文楽劇場はもちろん、満員御礼。
http://www.kotennohi.jp/blog/index.php?e=150
大槻能楽堂で、若手能を見てきた。
観世流の能「羽衣 和合之舞」「邯鄲」、大蔵流の狂言「蝸牛」
午後1時からはじまり、休憩20分をはさんで、終了は午後4時半でした。
ほぼ満席で、学生さんや、子どももおとなしく見ていたのにはびっくり。
常連とおぼしきおっちゃんのほうが、居眠りしてました。
今回の演目は、ストーリーもみんなよく知っている、わかりやすいものだったので、僕でもじゅうぶんに楽しめました!
http://www.ntj.jac.go.jp/topics/nou/25/23107.html
エディット・トレイン~メルヘソ忘年会
京阪電車貸切イベント「エディット・トレイン」
中之島駅から樟葉駅に行き、そこからなにわ橋駅まで戻り、アフタートーク。
往路は
午後2時31分~松岡正剛、山本精一、春野恵子トーク
午後2時46分~春野恵子による浪曲(一風亭初月:三味線)
「おさん茂兵衛」
「平成女事情」(山本精一がギターで参加)
復路は
午後3時20分~松岡正剛、山本精一、春野恵子トーク
午後3時35分~山本精一ギター演奏~松岡正剛、春野恵子セッション
駅到着後、アフタートーク。
車内では、主に稲垣足穂列車であったが、アフタートークは、演芸やアイドルオタクの話にもなって、どちらも面白かった。

夜からは、メルヘソ忘年会。
安定の天秤棒から、銭ゲバで朝まで。
絵本カフェholo holoで午後7時30分から「カフェde演芸 春野恵子・旭堂南青ふたり会」
旭堂南青 「左甚五郎傳 京人形」
春野恵子 「番町皿屋敷~お菊と播磨」
講談と浪曲。
イベント前後のふたりのトークは、演芸に関する知識やエピソードを聞けて、楽しかった。上方講談では、「四谷怪談」がお止めのネタになっていて、なぜ「四谷怪談」をしなくなったのか、というエピソードとか。

国立文楽劇場で上演中の「通し狂言 仮名手本忠臣蔵」の七段目「祇園一力茶屋の段」を幕見席で見てきた。
大星由良助が仇討ちなどそっちのけで遊びほうけているところ。
真意を探ろうと、敵味方が由良助に会いに行くが、由良助の「気違い」ぶりにあきれはてる。
スパイの九太夫は、最後とっつかまって、水雑炊を食らわされるはめになる。
1階の資料展示室で企画展示「忠臣蔵資料展」をしていたので、帰りに見た。
義士討ち入りの図など。

幻想奇譚第3回@ワッハ上方
午後7時からワッハ上方で講談と朗読の続き読みの会「幻想奇譚」第3回(最終回)。
斉藤幸恵の朗読:岡本綺堂『心中浪華の春雨』
旭堂小二三の講談:安倍晴明伝
今まで中入りで流れていたトークの録音放送はなく、イベント後半にトークコーナーが設けられていた。
そのときのトークでも触れられていたが、続き読みの「前回までのあらすじ」を毎回つけねばならない、というのは、見ている客としたら、ああ、そんな話だったな、と思い出すきっかけにもなったが、1話完結のほうがスムーズに行くのもたしか。
http://kofumi.jimdo.com/
午後7時から、ワッハ上方4階で「幻想奇譚」
続き読みの会で、これが第二回(ゼロ回もあったそうだが、未見)
舞台女優の斎藤幸恵による朗読は岡本綺堂「心中浪華の春雨」
前回は、生き別れの父親との出会い、そして、その父親が抜け荷に関わっていてために獄門にされるところまで。
今回は、父親が犯罪者で処刑された、ということで、罪人の息子と烙印を押された主人公が、江戸に向けて出発するまで。
日本では親子をいっしょくたにとらえる野蛮な風習がいまだに残っていて、吉本芸人の生活保護問題などでその蛮習がかいまみえたりする。

続いて、旭堂小二三の神道講釈「安倍晴明伝」
今回は、蘆屋道満との呪術合戦。
神道講釈は、小二三の師匠、4代目旭堂南陵がよみがえらせた十八番で、玉田派をベースにしているようだ。玉田派、ということは、立川文庫なのだから、面白くないはずがないのだ。
今回も、狩衣での講談。狩衣というくらいだから、アウトドアファッションのはずなのに、今の感覚で見ると、ずいぶん窮屈そうだ。

「第57回特別展・らくごとぶんらくでイラスト紙芝居―上方落語と文楽の橋渡し!!―」@ワッハ上方
ワッハ上方で「第57回特別展・らくごとぶんらくでイラスト紙芝居―上方落語と文楽の橋渡し!!―」
最近、昼のドラマでミヤコ蝶々の半生を綴る「鈴子の恋」というのをたまに見ていて、せっかくのユーミンの主題歌がドラマのムードにあっていないな、とか、若い時代の美山加恋の演技がよかったな、とか、マナカナのカナの過剰演技が新境地開いたな、とか適当な感想を抱いていたのだが、往年の芸人さんの話題が出てくるところも、見どころのひとつ。
カナはミス・ワカナ役だったし、エンタツも出てくるし、秋田實も出てくる。南都雄二も、もちろん。そうした芸人さんたちの実際の写真などをワッハ上方では展示しており、新たな興味もわいた。
で、中西らつ子ちゃんがイラストを描いているこの特別展、そういえば、文楽は長い間見に行っていないな、と思い出されて、また見に行きたくなった。
大阪松竹座で新年からやってた「初春大歌舞伎」、そろそろ終わりかけで、見たい演目があったので、見てきた。
夜の部の「江戸宵闇妖鉤爪ー明智小五郎と人間豹ー」を、幕見席で見た。
この演目は江戸川乱歩の『人間豹』を原作とした作品で、脚色は岩豪友樹子、演出は九代琴松。
第一幕
 第一場 不忍池、弁天島の茶屋の前
 第二場 江戸橋広小路の支度小屋
 第三場 ウズメ舞の場
 第四場 隅田河畔の茶屋
 第五場 浅茅ケ原
第二幕
 つづく。
午後2時30分から上方亭で上方講談。
刑部明神の由来/旭堂小二三
「薮井玄意」天王寺屋の段/旭堂南陵
小二三が、最近「歴女」と呼ばれる歴史好きの女性が増えて来ていることをとりあげて言っていた。「講談やればいいのに」と。
鉄ドルが関西でもイベントやるようになったから、今度は歴ドルのイベントをぜひ見てみたい。

日本橋オタロードでThe Milkの路上ライブ。
駆け付けて見ることができたのは4曲。
年下の男の子
恋のつぼみ
しっぽのぽ
ふうせん
ライブしてる場所の向かいの店で買ったという、I LOVE 日本橋のTシャツを着ていた。
見ると、店員さんもそのTシャツを着ていた!

午後6時からマイケルキューブでJK21の「エニシングゴーズ」
ジョージ、柊子、さあや、みゆきの4人。
応援にはさちよ、愛美、るな、みなみ、ももな。
早口言葉は、引き抜きにくい釘。(前回は立て掛けたかった竹)
4人と、るなが競ったが、飛び入りで愛美、さちよも参加。お客さんの審判は、るなの優勝(一番うまいわけではなかったが、ファンが見に来ていた)、駄目が出されたのは前回に引き続き、ジョージ。罰ゲームは「物真似」
「よげんの書」コーナーは、藤井みゆきが「6月某日に番組へのメッセージが100通を越える」と予言。予言が失敗したときは、見に来ているお客さん全員にサインのプレゼントをするという。えっ?じゃあ、メッセージ送らない方がファンにとってはいいことがあるってこと?
今回の放送での選曲は、Footman、win!win!タイガースがJK21の曲。あとは洋楽が多く流れた。ビヨンセとかケリー、カサビアンなど。これからも洋楽をどんどんかけていく、と言ってた。
JK21といえば、この4月で藤川真莉亜、安斎仰、江咲有姫の3人が卒業。これから、って時だったのに、と後で言えるような活動をJK21には期待している。

NHK-FM「現代の音楽」は先週から案内が猿谷紀郎にバトンタッチ。
2回にわけて、ゲストは吉村七重。
 − 演奏家に聞く・吉村七重 −(1)
「琉璃琴」                  西村 朗・作曲
                      (12分33秒)
                   (二十絃箏)吉村 七重
「竜田の曲(ショートバージョン)」      三木 稔・作曲
                       (6分00秒)
                   (二十絃箏)吉村 七重
                   <2009/3/10>
「琴座の碧霞」                猿谷紀郎・作曲
                      (16分08秒)
                   (二十絃箏)吉村 七重
            (フルート)ウォルフガング・シュルツ
            (チェロ)ウォルフガング・ベッチャー

 − 演奏家に聞く・吉村七重 −(2)
「三つの断章(1942) 第1章」     中能島欣一・作曲
                       (3分19秒)
                      (箏)中能島欣一
「三つの断章(1942) 第2章」     中能島欣一・作曲
                       (2分50秒)
                      (箏)中能島欣一
「三つの断章(1942) 第3章」     中能島欣一・作曲
                       (1分50秒)
                      (箏)中能島欣一
              <ビクター VICG−5083>
「“弦楽四重奏のための2つの小品”から 第2曲“ポルカ”」
                   ショスタコーヴィチ作曲
                       (2分15秒)
        (弦楽四重奏)フィッツウィリアム弦楽四重奏団
            <ポリドール F35L−50441>
「レタナル・ルトゥール(永遠の回帰)(2000)」
                     ドイナ・ロタル作曲
                      (13分26秒)
           (アンサンブル)ヴィオロンチェリッシモ
         <ELECTRECORD EDC−461>
「“セイ・ハイク(六つの俳句)”から
           第1曲“クリスタリーノ”(1989)」
                ジュリオ・カスタニョーリ作曲
                       (6分00秒)
          (アンサンブル)エリシオン・アンサンブル
            <RCA RCA CCD−3011>
「カンムリカイツブリ」       マッティ・コンティオ作曲
                       (2分40秒)
     (カンテレ・デュオ)シニッカとマッティ・コンティオ
   <IMU INKOON MUSIIKKI
                    IMU−CD081>
テレビで「レッドクリフPart1」を放送していた。
赤壁の戦いを描く。うむ。面白かった。三国志も面白いな。これに手を出すと蟻地獄かもしれないけど。

野村佐紀子写真展@アセンス美術〜日本一亭南陵会@上方亭
心斎橋のアセンス美術で「黒闇」「夜間飛行」出版記念 野村佐紀子写真展
暗闇の中にほの見える写真。
この感覚って、よく体験したことがある、と思って、記憶をさぐってみた。
すると、わかった。
どこか遠くに出かけて宿泊したとき、室内の電灯を消して窓から入って来る明かりで物を見たときの気分に似ていたのだ。
少なくとも、自宅や自分のテリトリーにいるあいだには決して味わえない物の見え方だった。
なるほど、それで「夜間飛行」なのか、と妙に納得。

午後7時から上方亭で「日本一亭南陵会」
宇治川の一番渡り/旭堂美空
太閤と白猿/旭堂みなみ
利休と手取り釜/旭堂南洛
六州沖のコンスコン/旭堂南半球
雁風呂/旭堂南陵
お話のおねえさん風から、ガンダム講談までバラエティに富んだ講談会だった。
南半球さん、やりたい放題。これは面白い!
「雁風呂」はCMの「日本人って不思議だな」のエピソードから。南陵さん、落語との違いを随所でチクリチクリとアピール。

ワッハ上方の小演芸場で「旭堂南左衛門一門会」
太閤記特集。
太閤の風流/旭堂南舟
三日普請/旭堂南青
賎ヶ岳合戦/旭堂南左衛門
(お茶子:旭堂南斗)
上方講談を聞き出したのは、HEP FIVEが阪急ファイブだったときの「オレンジ講談」の頃からで、そのときは新進の青年だった南左衛門も、今や立派な風格だ。仕事でなかなか聞きに行けないけど、できるだけ会場に足を運びたい。

録画しておいた稲垣金田一の「悪魔が来りて笛を吹く」と「悪魔の手毬唄」を見た。
稲垣金田一は飄々としていて、しかも不潔でもない、テレビ向けに漂泊された金田一のような感じもするが、2本続けてみると、これはなかなかいいんじゃないか、と思えてきた。金田一を演じる役者は多いが、ピンとくるのはテレビの古谷一行くらいで、石坂も渥美も違和感があった。稲垣金田一は、現代の若者にも受け入れられるんじゃないか、と思う。
作品は、断然、前作の「悪魔が来りて笛を吹く」がよかった。「手毬」は自家中毒気味で、シリーズの呪縛が災いしているのかな、と感じた。もともと、原作そのものが「笛」の方が「手毬」よりも優れているせいだ、と言う気もするが。「笛」は、原作にあった密室とか、いらない枝葉をカットしたのがいさぎよくて成功したものか。それとも、手毬唄の作曲がいまいちだったせいか。
そうそう、どちらの作品にも、文字が蛇のようにのたくった書き物が出て来るが、この文字こそがMVP。
午後2時半からワッハ上方で浪曲。
「阿武松(おおのまつ)出世相撲」京山宗若、(曲師)岡本貞子
大めし喰らいで破門されるが、努力のかいあって、ついに師匠との一番!
「元禄秋晴れ街道」真山広若、(オペレーター)真山幸美
大石と橘左近とのにせもの騒動の話。
曲師がつくのと、オペレーターがつくのと、2つのタイプの浪曲を聞け、またどちらもわかりやすい話で楽しめた。

NHKで「吉本隆明、語る」
3時間におよぶ講演を中心に。
吉本隆明が84歳だというだけでなく、本に比べてもともと講演がうまくない(と、僕は感じていた)ので、内容を把握するのに苦労した。その苦労は、お年寄りの話をちゃんと聞き取ろうとする際に感じる苦労と同じものだった。つまり、内容そのものはきわめて明快で、わかりやすい。考えさせられる部分もある。
芸術言語論のことを主に語っていたようだ。
わかりやすすぎて、逆に本を読んで実際はどういうことを言おうとしているのか確かめたくなってくる。
これだけの知の巨人なのに、うちの母は吉本隆明のことをその名前すら知らなかった、というところに、また某かの感じさせるところはある。

NHK-FMで現代の音楽
                         西村  朗
 − 四人組とその仲間たち 室内楽コンサート −(1)
「龍の笛」                  西村 朗・作曲
                      (13分30秒)
                   (フルート)木ノ脇道元
「ドゥイノの城」              糀場富美子・作曲
                      (10分11秒)
              (チェロ)ドミトリー・フェイギン
「バイヴァランス6」            池辺晋一郎・作曲
                      (10分50秒)
                 (コントラバス)吉田  秀
                 (コントラバス)西山 真二
  〜東京・津田ホールで収録〜
                   <2008/12/5>


上方亭で午後2時30分から上方講談ライブ。
琴欧州物語/旭堂大平洋(旭堂南陽物語かと思ったら、後半、琴欧州の話に)
黒雲の辰/旭堂小二三

M-1決勝で一番笑わせてもらったのは、オードリーだったが、あの笑いはお年寄りには受けないかもな、と思った。審査員の年齢層はかなり高く、その中で、決勝1回戦で最高得点をとったのは、まさしく快挙だろう。

NHK杯トーナメントでの羽生名人が、あいかわらずの鬼の強さをみせた。

現代の音楽
 − 作曲・この半世紀の潮流〜シャリーノの音楽 −
「イントロドゥツィオーネ・アッロスクーロ(暗闇への序奏)
        (1980)」サルヴァトーレ・シャリーノ作曲
                      (17分48秒)
         (アンサンブル)アンサンブル・ルシェルシュ
                  (指揮)クワメ・ライアン
           <KAIROS 0012132KAI>
「ドゥ・ラ・ニュイ(1971)」
               サルヴァトーレ・シャリーノ作曲
                       (7分38秒)
                    (ピアノ)渋谷 淑子
               <コジマ録音 ALCD−46>
「雲に捧げられたテキストの中で(1989/2000)」
       サルヴァトーレ・シャリーノ作曲、鈴木俊哉・編曲
                       (8分37秒)
                  (リコーダー)鈴木 俊哉
「ベルクソンの時計(1999/2006)」
       サルヴァトーレ・シャリーノ作曲、鈴木俊哉・編曲
                       (6分44秒)
                  (リコーダー)鈴木 俊哉
        <MusicScape MSCD−0021>
こりゃすごい。

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