1月21日は、ABCラジオで「上方落語をきく会」を聞きながら、個展の作品制作。
この落語会は、以前は13時間にも及ぶ会だったこともあり、終演が既に終電出た後だった、ということもある落語好きにはたまらないイベントになっている。
シアタードラマシティに足を運んで聞けば、ラジオ放送で流れなかった演目も見れたので、次回は早めにチケット取って見に行きたい。
放送されたのは、次のとおり。

昼の部
桂三語「二人ぐせ」
桂春蝶「紙入れ」
桂かい枝「茶屋迎い」
桂きん枝「不動坊」
中入
桂文三「親子酒」
桂南天「代書屋」

夜の部
桂吉弥「地獄八景亡者戯」
笑福亭三喬「らくだ」

「親子酒」とか「らくだ」聞いていると、むしょうに日本酒がのみたくなった。
むちゃくちゃおいしそうな飲みっぷりなのだ。
寒い冬にはちょうどいいし。

ラジオ放送では昼の部と夜の部のあいだには「若手噺家図鑑」が放送されていた。MC笑福亭鉄瓶、慶元まさ美、小佐田定雄で、呂好、治門、弥太郎、三語、鞠輔、三度の話を聞くというもの。三度さんからはじまり、しばらく聞いていたが、途中からテレビの大相撲中継を見ながらの聴取。つまり、その頃には作品制作を終えていた。先日、ラジオ番組「すっぴん」に四谷シモンがゲストで出ていて、ひとつの作品をつくり終える瞬間、何をもって終わったとするか、という質問を受けていた。四谷シモンの回答は、難しくてよくわからない、というものだった。僕の場合は、最初から終わっている、といってもいいような作品なので、いつ終わってもかまわない、他に用事が出来た瞬間とか、おなかがすいたとか、お風呂に入りたくなったとか、作品の完成度とは無関係に作品を作り終える、という感じだ。そもそも、僕の作ったものを「作品」だと他人が判断するかどうかも疑わしい。
大相撲は稀勢の里が優勝。
二横綱休場、大関戦で不戦勝を拾い、残りの大関はどちらも負け越しの不調、ひとり横綱の白鵬も不調で3敗、というなかでの、まるで消去法のような優勝だったが、それだけ今場所の運が強かった、とも言える。相撲内容がひやひやものだった取組も多かったため、来場所の出来が心配ではあるが、とにかく、よかった。

http://abc1008.com/rakugo_kikukai/
午後2時から動楽亭昼席で落語を聞いてきた。
桂小鯛「米揚げ笊」
桂吉の丞「ふぐ鍋」
桂あさ吉「あくび指南」
桂九雀「茶の湯」
中入
桂米紫「堺飛脚」
桂米平「死神」
平日の昼間だし、他にも落語会があったり、という事情でか、お客さんは少なめだったが、比較的珍しいだしものを見れたような気がする。
終演後、今日の演目が貼り出されていたが、桂米紫の「堺飛脚」が間違えて「明石飛脚」と書いてあった。別のネタだ!

ハル・ハートリーの「はなしかわって」と「シンプルメン」を見た。
インディーズ映画の味わいが、予備知識なしで感じられるのは、いったいどこに特徴があるんだろう。
まるでゴダールの「はなればなれに」みたいな「シンプルメン」でのダンスシーン(ソニック・ユースで踊る)では、エリナ・レーヴェンソンの運動神経のなさが暴露されているように思えたが、なぜか、映画では、ダンスが苦手な人にあえてダンスさせるシーンが多いような気がする。
もともと、女優さんはダンスの素質がない、ということなんだろうか。
天満天神繁昌亭に行って、「染弥・方正二人会」を見てきた。
月亭太遊「寿限無」
月亭方正「看板の一」
林家染弥「癪の合薬」
笑福亭鶴瓶「癇癪」
中入
月亭方正「浮世床」
林家染弥「貢ぐ女」

鶴瓶師匠はシークレットで、めくりで名前が出たとき、客席がどよめいた。

午後1時から、湊町リバープレースのインターナショナル・ビア・フェスタで、JEWELのステージ。
見たところから。
フェイス、ビリーブ夢は叶えるもの、ダンス、(うじりかがダンス振り付けのジュエガール)、ビーマイン、グレイテスト・ラブ・オブ・オール(あらりか)、ありがとう
関西コレクションのためにしばらく離脱していたマユが復活!そして卒業のおしらせ!ダブルサプライズ!
予想以上に暑い日だったので、ビアフェスタでフルーツビールを飲んだ。

鶴見区青少年カーニバルに移動。
到着時、プログラムは、ダンススタジオ「ラン」のダンスをしていた。
鶴見商業高校ダンス部の感動的なダンス、榎本小学校人権啓発委員会「うたとも」、PASまいんど、とプログラムは進む。
MMS JEANNE with ミサミュージカルスタジオの歌とダンス。
これは感心した。アクロバットを多用したダンスに、ミュージカル仕立てのステージ。労働讃歌とかやってた。

トリイホールに「よせぴっ6周年記念落語会」17時の部を見に行った。
まずは座談会。
司会は朝日放送プロデューサーの市川寿憲。
落語作家の小佐田定雄、落語家の桂雀三郎、イラストレーターの中西らつ子による座談会。
「よせぴっ」は関西の落語会の情報を月刊で出しているフリーペーパー。
講談や浪曲まで目配りがされており、上方落語の関西以外のイベントも掲載されている。また、読物や漫画もある、という豪華な内容。僕は毎月この「よせぴっ」を入手して、どれに行こうかな、と計画をたてるのが楽しみなのである。
座談会では、「よせぴっ」を6周年を迎えるにいたるまでにあったいろんなこととか。あ~、内容は忘れたな。(なんでや!)
演目は次のとおり。
桂かい枝「豊竹屋」
桂小春團治「日本の奇祭」
仲入り
桂南天「兵庫船」
桂雀三郎「口入屋」
グッズも売ってたので、買えばよかった~。
町屋寄席@大阪くらしの今昔館~紙屑洗礼@SoHo Art Gallery
午後2時から、大阪市立住まいのミュージアム・大阪くらしの今昔館で「町屋寄席」
桂鯛蔵「代脈」
桂出丸「青菜」
桂鯛蔵は師匠の都丸(とまる)が塩鯛を襲名したのにあわせて、さん都から鯛蔵を襲名した。師匠の襲名にあわせて、一門が名前を変えるのは、珍しいんじゃないのかな。
出丸の「青菜」では、「鞍馬から牛若丸が出でまして名も九郎判官」をどう聞き間違えるか、に工夫があって面白かった。「名も」ではなく、出丸は「名を」と言ってた。「を」バージョンはあまり聞いたことないけど、これもありか。毎年、彦八まつりで、この「青菜」に出てくる「柳蔭」(これも落語家によって出てこない場合がある)を飲むのが楽しみだったけど、今年は台風と大雨で、彦八まつりに行けず、まだ飲んでいない。とか言ううちに夏も終わり、柳蔭の季節は過ぎてしまうのであった。でも、冬でも飲みたくなるときがあるなあ。
http://www.hakusenshuzou.jp/index.html

谷町九丁目のSoHo Art Galleryで、グループ展「紙屑洗礼」
石橋秀美、野中ひゆ、古荘桃野、ほっぱふき子、サルバトヲル、野中ひゆ、小串遼太郎、イトカワエミコ。
テーマは「死」らしい。
野中ひゆちゃんの特殊メイクで顔を腫らしたり、腕から骨が飛び出ていたりする人がいる中、楽しく鑑賞。
ほっぺふき子さんの作品では、美女の切断された片足フィギュアスケート靴で作品の手をリストカットした。血液ドロドロでなかなか血が吹き出るにいたらないのは、食生活を改善したほうがいいですよ、とアドバイスしたくなった。
石橋秀美さんのインパクトの強い作品は、11月の個展でもまた見ることができるので、楽しみ。
http://web.mac.com/celio_barreto/iWeb/SoHo/Welcome.html

午後2時半から上方亭ライブ。
秘伝書/桂都んぼ
竹の水仙/桂ひろば

帰宅して、NHK-FMで「現代の音楽」
                        猿谷 紀郎
                    【ゲスト】板倉 康明
 − 演奏家に聞く〜板倉康明 −(2)
「室内交響曲 第1番 作品9(1906)」
               アルノルト・シェーンベルク作曲
                      (17分10秒)
        (管弦楽)ドメーヌ・ミュジカルのソリストたち
                (指揮)ピエール・ブーレーズ
  <Universal Accord 476 8862の 
          BOX内 DISC3 476 8865>
「虹の体(2007−2008)」       西村 朗・作曲
                      (16分00秒)
            (アンサンブル)東京シンフォニエッタ
                     (指揮)板倉 康明
  〜東京文化会館で収録〜
                    <2008/7/9>
  (カメラータ提供)
「“星夢の舞 作品89”(2002) から“序之舞”」
                       吉松 隆・作曲
                       (3分14秒)
              (邦楽アンサンブル)日本音楽集団
                     (指揮)板倉 康明
         <camerata CMCD−28116>
「“海の朝”から 曲の一部」         板倉康明・作曲
                       (3分32秒)
    (邦楽アンサンブル)NHK邦楽技能者育成会第51期生
                     (指揮)板倉 康明
  〜東京・イイノホールで収録〜
                    <2006/3/1>

テレビの将棋NHK杯トーナメントでは、藤井九段がポカで丸山九段に敗退。
気のせいか、最近将棋で「あっ」と思うようなポカや反則で勝負がつくシーンをよく見るように思う。
将棋は世界の雛形だから、今、世界では何か「うっかり」するような潮流が支配しているのかもしれない。
「慶応義塾をめぐる芸術家たち」「やなぎみわ−婆々娘々」@国立国際美術館〜彦八まつり、『博士の愛した数式』
国立国際美術館に行く。今日はB2Fの展示が無料なのだ。
まず、「慶応義塾をめぐる芸術家たち」
慶応義塾ゆかりの芸術家の作品を中心に展示。
慶応ゆかり、と言っても、慶応に別に興味もなかったので、今回の展示で、へえ、この人も慶応義塾ゆかりの人なのか、と認識した次第。
展示室は大きく3つにわかれていた。
1、西脇順三郎、瀧口修造、飯田善國
2、谷口吉郎とイサム・ノグチ
3、駒井哲郎
西脇は慶応義塾で英米文学の教鞭をとっており、西脇の影響を受けた瀧口と飯田、という関係。飯田は西脇との共作「クロマトポイエマ」で言語と色彩を関連づけている。
西脇の描いた絵画も展示されていた。
谷口吉郎は慶応義塾関連の建築を手がけており、大学内の教員サロンのデザインを彫刻家イサム・ノグチに依頼した。このサロン「新萬來舎」はノグチ・ルームとも呼ばれている。
駒井哲郎は銅版画家であり、『三田評論』にも挿絵を描いていた。

次に見たのが、やなぎみわの「婆々娘々」(ポーポーニャンニャン)
女性が50年後の自分に扮した写真作品「マイ・グランドマザーズ」のシリーズ。
グリムやアンデルセンなどのメルヘンをテーマに、少女に老婆の仮面をかぶせた写真作品「寓話」のシリーズ。
そして、付け乳房を振り乱して踊る女性の巨大なポートレート「ウィンドスウェプト・ウィメン」のシリーズ。これは今年の新作だ。感じはスリッツのジャケット写真。
ビデオ作品もあり、会場外にはマイ・グランドマザーズ・シリーズの撮影風景の映像も流れていた。
特殊メイクや仮面とは言え、老婆の写真を山ほど見せられたわけだが、見に来ているお客さんも、老婆が多かった。今、ルーヴル美術館展を同時開催しているせいだろう。
そこでわかったのは、作品中の老婆は写真ゆえに沈黙しているが、実際の老婆はおしゃべりだということだ。何も話題がないのに、とにかく何かを口から発していないと気がすまないようだった。作品見るたびに必ず感想を言ってみたり。
あと、この美術館に特有な現象なのか、それとも日本全体でそうなのか、展示室外で休憩している人が、ペットボトルでお茶を一瞬飲んだだけでも、それを見逃さず、つかつかと早足で近寄り「会場内では飲食はご遠慮ねがいます」(と、たぶん言ってる)とチェックをいれる姑のような監視係がいるのを目撃し、一気にイヤな気分になった。注意された人は、いかにも善良そうな人で、作品を汚したりしそうに絶対ない人だったし、注意しているときには、既にお茶は鞄の中にしまわれていたのである。人を見抜く目もないのか。このようなゲシュタポ管理を徹底しようとするところが、こういう美術館のどうしようもなくダメなところだな、と思った。作品や芸術家からこの監視婆たちは何を感じとっているのだろう。作品を見ているときも、常に「こいつは何かしでかしはしないか」と監視されているのだ。こんなガチガチに管理されたうえで「お芸術」をありがたく見せてもらっても、よほどこちらが広い心で目を開いていないと、何も感じ取れない。どうにかならないのか。あの監視婆たちの言動は芸術の妨げでしかなく、ノイズになっている。あえてノイズを楽しもうか、という気持でないと、せっかくの素晴らしい作品が台なしになる可能性もある。国立国際美術館では何か過去に作品を傷つけられるような事件でもあったのか?入るなり日傘は傘立てにいれてください、と強制的に傘立てに入れさせられていたし。

生國魂神社で第19回彦八まつり。
毎年行なわれている落語家さんのお祭り。
桂春之輔の「もう半分」で、どて焼きを食べ、森乃福郎の「本屋の善さん」で古本をチェック。満腹のため、林家そめすけのホルモンや、文枝一門の焼きうどんは今回パス。人が多かったのと、回りそうな気がしたので、丁稚カフェ(桂あやめ、月亭遊方、林家染雀)で柳蔭を飲むのもちょっとパス。体調万全で、財布に余裕があれば、もうちょっと楽しめただろうに。

読んだ本は小川洋子の『博士の愛した数式』
記憶が80分しか持たない数学者と、その身の回りを世話する家政婦さんとの心の交流。
映画は録画したきりでまだ見ていないが、本を読むかぎり、数学者の姿は宇野重吉を頭に思い描いていたから、映画のキャスティングもそんなに間違っていないように思える。見てみないとわからないけど。
毎日来るたびに、初対面の相手として扱われる寂しさなんて、アイドルとファンの関係みたいなもので、ファンはなんとか覚えてもらおうとして、涙ぐましいアピールをあれこれするのである。
小説では、80分どころか、新たな記憶ができない状態になって終わる。
記憶というのは面白いもので、ある女性などは、いや、僕もそうかな、昔のいろんなことを都合よく忘れて、今を生きている。これは新しい記憶によって古い都合の悪い記憶を排泄してしまうわけだ。とすれば、新しい記憶ができないこの小説の数学者は、ある意味、人間として生きることが困難になってしまったと言えるだろう。
忘れてしまうことは、寂しいけど、それで生きられる道も開く。
それに比べて、覚えられない、というのは、たいへんな地獄なんだろう。
『僕たちは歩かない』、上方落語@上方亭
大相撲の千秋楽。
今場所の面白かったことと言ったら!
千秋楽でも、優勝決定戦のドラマという大きな本筋以外にも、「豊真将、涙の1勝」とか「千代大海、引退をかけた一戦」とかもう、みどころたっぷり。

古川日出男の『僕たちは歩かない』を読んだ。
以下、目次。
1.僕たちは雪を食べる
2.僕たちは画家にごちそうする
3.僕たちは悲しい物語を知っている
4.僕たちは錆びた金属に運ばれる
5.僕たちはフードをかぶる

26時間制の東京に入り込むシェフ志望の料理人たち。
死んだ仲間に会いに冥界に行く。
と、いうような話。
自分だけが1日26時間使えたらな、とか、時間の止まった世界で1年間過ごしたい、とか、そんなことはよく考える。
26時間制の東京、もそれに近いものだろう。
全体に、夢でみた話を聞かされているようで、26時間制の東京に迷い込み、また、意識的に入ることができるようになるまでは、ワクワクして読んだのだが、後半は完全に夢物語になってしまっている。お筆先のように物語が進行しているのだ。冥界に行くためのルールは、地に足をつけないこと。これはそのまんま、夢物語であることを言い換えているようである。
26時間制の東京が雪のふる寒い場所で、最終章にあるような「フード」をかぶらねばならないところとして設定してある。
これは防寒のための「フードをかぶる」と、彼らが料理人であり、また、生きていかねばならないという意味での、「フード」(食べ物)を「かぶる」(食べる)をひっかけた洒落なのである。
同音異義語によるストーリー展開は、これもまた、夢の話だと特徴付けている。
また、冥界行きの列車がみるみる腐朽して「化石」となっていく描写がある。
「世界」が「化石」になる公式は、アナグラムしてみればすぐにわかる。
「SEKAI」と「K」=「KASEKI」になる。
「世界」「時計」で「化石」になる。
世界に時計を導入すれば、たちまち化石になってしまう。
また、冥界へのプロセスが化石になることにある、というのも、アナグラムで解明される。
「冥界」に行く際、「身」を「消す」ことで、「化石」になる。
「MEIKAI」に行く際、「MI」を「KS」ことによって、「KASEKI」になるのだ。
また、唯一死んでしまう登場人物は、「ホリミナ」という名前だ。
彼女は外国で修行の後、日本に戻り、そして、幽界にいく。
「ホリミナ」は「日の丸」の地において、「自分」を「幽」界におくのである。
「HORIMINA」は「HINOMARU」では「I」を「U」に変えざるをえなかったのだ。
このような言葉遊びによって、物語の進行や設定がつくられており、それは無意識に夢が行う作業だと言ってもいい。
本の帯には、「疾走する言語と肉体、遊戯する物語。古川日出男の新境地意欲作!」と書いてある。以前読んだ『ハル、ハル、ハル』ほど疾走してはいなかったが、帯の文句とは対照的に、作者は山手線を何周もするような物語に親和性があるんじゃないか、と思わされた。
なお、この本の冒頭で、26時間の東京に迷い込むとき、路上のアコーディオン奏者にいざなわれる。
今朝、まったく同じ光景を目にしたので、これはなんというタイミングか、と驚いた。
僕も24時間じゃない難波に入れたのかも、とワクワクした。
まあ、とくに時計に縛られた暮らしもしていないので、24時間が26時間でもたいした変わりはないのだが。
そのアコーディオンひきと、ギターなどの集まりは、よく見ると、松原タニシ君たちだった。朝からいいもの聞いた。

朝はラジオで「なみはや亭」
死神/笑福亭松之助
近日発売されるDVD&CDボックス「楽悟家 笑福亭松之助」のCDから。
なんとも不気味なサゲで、これは映像で見たい。
「米朝よもやま噺」は前回に続いて桂雀三郎がゲストで、主に桂枝雀のエピソード。

午後2時30分から上方亭ライブ。
かわり目/桂ひろば
くっしゃみ講釈/桂歌之助
「かわり目」はマクラもそこそこに噺に入り、サゲの「銚子のかわり目」まで。
関東だきを買いに行くまでで終わるバージョンをよく聞くが、それだと、題名の「かわり目」が何のことだかわからない。サゲがそのまんまタイトルとして流通してるのは「次の御用日」とか、いくつかあるが、わかっていても途中でサゲを予想できないのが興味深い。
「くっしゃみ講釈」は、以前、旭堂南陵が唐辛子を火鉢にいれてもくしゃみは出ない、と言ってたが、桂歌之助は、「一度試してみてください。えぐいくしゃみが出ます」と言ってた。試す機会などそうそうないが、どっちなんだろう。

今日はJK21の「エニシングゴーズ」がインフルエンザ関連で公開放送じゃなくなった。KissFMは僕の家では電波が入らないので、困った話だ。
で、自宅で「現代の音楽」
                         猿谷 紀郎
 − 読売日本交響楽団 第481回定期演奏会から −(1)
「エローラ交響曲(1958)」       芥川也寸志・作曲
                      (17分35秒)
                 (管弦楽)読売日本交響楽団
                     (指揮)下野 竜也
「アトム(2009)」            藤倉 大・作曲
 ※世界初演
                      (14分10秒)
                 (管弦楽)読売日本交響楽団
                     (指揮)下野 竜也
  〜東京・サントリーホールで収録〜
                    <2009/4/7>
「ザ・ボイス ファゴットとチェロのための(2007)」
                       藤倉 大・作曲
                       (9分20秒)
               (ファゴット)パスカル・ガロワ
                (チェロ)ロハン・デ・サラム
      <Stradivarius STR−33799>

午後2時30分からワッハ上方の上方亭ライブ。
看板の一/笑福亭由瓶
佐々木裁き/笑福亭生喬
入門的なわかりやすい話と、中級編の話。
落語がはじまるまで時間があったので、演芸ライブラリーで桂春團治の「お玉牛」も堪能した。三代目春團治は今年が襲名50周年になるとのことで、ワッハ上方でも5月に記念の落語会が開かれる。米朝の落語をもう聞くことはできないかもしれない、という危惧のあるなか、四天王のなかで一人、3日連続で落語を聞かせてくれる活躍ぶりを示している。春團治の落語は、年取ってからの方が断然面白い、と僕は感じている。

日本橋オタロードでThe Milkのストリートライブ。
聞いたところから。
キャッツアイ
春一番
サブリナ
しっぽのぽ
ダンス(イェイェガール)
風船
歌とダンスとマジックと。

ライブ終わりで、通りかかった村上三奈ちゃんのストリートに合流。
場所を決めてライブするのでなく、移動しながらのライブで、これは三奈ちゃんのパフォーマンスにぴったりあっている。
いったん帰宅して夕食をとってから難波方面に出かけると、高島屋前で三奈ちゃんの移動式ライブにまたもや遭遇。
村上三奈ライブは、ある意味「事故」にあったようなものに思える。
今回は近くに行って合流するのでなく、遠目で、三奈ちゃんとそれを見ている(あるいはむりやり目撃させられる)お客さんをフレームにいれることで、さらに面白くなった。

午後6時からアメリカ村マイケルキューブでJK21の「エニシングゴーズ」
ジョージ、柊子、さあや、みゆきの4人。
応援ははるな、ありさ、みなみ、ももなの4人。
チャレンジコーナーは早口言葉で、「カタカナ」
勝者は大方の予想を裏切って(?)ジョージ。
敗者はリベンジの意味もあってか、さあや。
罰ゲームは物真似で、くまのプーさん。
罰ゲームする方が好感度はアップするんじゃないか、と思う。
「よげんの書」コーナーは、さあやが「6月に阪神首位」
実現しなければ、放送で過去の恥ずかしい話を暴露することに。
予言内容と罰を書いたところ、「暴露」がなんと「爆露」と書かれて、騒然となった。なるほど、暴露よりも爆発力がありそうだ。
新コーナーは、「JK21的時事放談」
JK21が政権をとったらどうするか、とか、これが意外と面白い。
大阪を首都にする、とか、通天閣を国会議事堂にする、とか。

NHK-FM「現代の音楽」
                        猿谷 紀郎
 − ISCM“世界音楽の日々”を中心に
                 〜北欧特集から −(1)
「エルミタージュの回想〜独奏尺八のために(2004)」
                       伴谷晃二・作曲
                      (15分52秒)
                     (尺八)福田 輝久
「ザ・ベルズ・オブ・ヴィネタ(ヴィネタの鐘)(1990)」
                   ベント・ソレンセン作曲
                       (6分25秒)
                 (トロンボーン)村田 厚生
「アプラウフ(1983、1988)」
                 マグヌス・リンドベルイ作曲
                      (10分50秒)
                 (クラリネット)上田  希
                    (打楽器)葛西 友子
                    (打楽器)大竹 秀晃
  〜東京オペラシティ・リサイタルホールで収録〜
                    <2009/3/5>

12時半から上方亭ライブ。
手水回し/桂そうば
始末の極意/桂紅雀

テレビで見たウィーンフィルのニューイヤーコンサート。
FMで聞いたときよりも面白かった。
なによりも会場が素敵。
客席に妖精と天使が舞い降りるし、バレンボイムは観客をも指揮するし!

最近はテレビと読書ばっかり。
最近見たのは狂言と歌舞伎とお笑いと落語と格闘技。
今日見たボクシングはなかなか見ごたえがあった。
でも、ヘビー級のタイソンの1発KOシーンをさんざん見たあとでは、殴っても殴っても倒れない試合見ると、歯がゆく思えてくる。

島之内寄席

2008年12月20日 落語
ワッハホール
テレビで講談

錦の袈裟

2008年12月19日 落語
らくごくら
島之内寄席、『串やきP』第1巻
半年ほど前から病魔に冒されたせいで、食事が制限されてしまっているが、今日入った蕎麦屋では、何も食べずにいる女性客を見かけた。相方につきそって店に入ったようだが、ダイエット中なのか、宗教上の理由か、それとも蕎麦屋なんかに連れてきやがってという抗議のためか、とにかく、何も口に入れないのだ。その意志の頑迷さに感心した。
食べてはいけない、とされているものでもついつい食べてしまう僕は、あの女性のような頑迷さを身につけねばならない、と思ったのだ。

まんだらけで「まんが祭り」
3冊210円でまた漫画をいろいろ買ってしまった。
ライトノベルも買おうとして抱え切れないほど選んでから、「いけない。未読の本を読んでから買うことにしよう」と思い直した。
読み切れないから買ってはいけない、と思っていてもついつい買ってしまう僕は、もっと財布のひもをしめて僅かな所持金を守らなければならない。

ワッハホールで「島之内寄席」
四人癖/笑福亭鉄瓶
ちりとてちん/桂吉弥
蛸芝居/笑福亭たま
坊主の遊び/桂文太
仲入
たとえばこんな誕生日/月亭遊方
地獄八景亡者戯〜前編〜/林家染二

補助席もいっぱいになる大入り。
仲入りを境にして、前半は古典、後半はカジュアルな落語という色分けだった。
たまも遊方も普通では考えられない派手な着物。
小さな落語会だと、普段の僕の格好では色がガチャガチャするだろう、と比較的地味なチョイスで出かけるのだが、こういうホールでは気を抜いていつもどおりの服装で行っている。
ロビーで会ったやまだりよこさんに早速つっこまれた。
だいたい、みんな地味な服を着すぎなのである。
たまのショート落語は「健康飲料」のネタがツボに入った。血を吐いて、「血がサラサラ!」というやつ。
染二の地獄八景はいささか走りすぎに思えた。
落語会終わってしばらく時間がたった今、思い返してみると、ベテラン文太の味がじわじわときいてきている。

映画の日だったので、何か映画の1本でも見ようと思っていたが、どうも時間とラインナップがうまく噛み合わなくて、今日は見送った。
読んだ漫画で面白かったのは、やはりSABEの『串やきP』第1巻。ペンギンに改造されたオオウミガラスの格闘漫画。鶏を撃破し、犬の首を切り落とし、カンガルー相手に苦戦し、オオアリクイとの決戦を控える。なんじゃこの漫画!
串やきPっていうのは、いずれ食べられる運命にあるペンギン(?)につけられた名前。

ラクゴリラ

2008年10月20日 落語
ワッハ上方レッスンルームで「ラクゴリラ」
ニ人癖/桂さん都
蔵丁稚/林家花丸
崇徳院/桂こごろう
中入
おごろもち盗人/笑福亭生喬
悋気の独楽/桂つく枝

こりゃ楽しかった。
さん都は関東の大学生活でうつった江戸弁を大阪弁に矯正するマクラから。
「蔵丁稚」は芝居の部分にぐいぐい引き込まれた。
「崇徳院」はサゲが「ここに二人の家主と一対の夫婦が云々」で落していた。
生喬顔真っ赤の熱演。
ダイエット中のつく枝は、かつてはサービスエリアで必ずソフトクリーム2本食べていたとか。ミックスのソフトクリーム食べるなら、2種類1本ずつ買って食べよう、という計算。
「悋気の独楽」では名前間違えたり噛んでる部分もあったが、そんなのは気にならない。独楽がカチーンと当たって「キライ!」というところは、今まで見た「悋気の独楽」の「キライ!」の中でも最高だった。

読んだ漫画は高橋美幸原作、まきのまさる画の『まんが羽生善治物語』(くもん出版)
生い立ちから、この本の出版された1995年、六冠王の羽生が谷川王将に敗れて惜しくも七冠を逃すまでを描いている。羽生の七冠は遠からず実現することになる。現在、羽生四冠はまたもや将棋界を席巻せんと、竜王戦七番勝負を戦っており、初戦を勝利で飾っている。わりと似たような状況にあるのだ。公文式で勉強するシーンも、もちろん、ある。勉強のために将棋に没頭するのを制限しようという考えを公文式は否定するが、これが羽生じゃなくてもそうなのだろうか。

それと、SABEの『世界の孫』第1巻
なにこれ!?めちゃめちゃ面白い!
全巻読むことに決定&他の作品もチェックする!
『絶体絶命でんぢゃらすじ〜さん』以来の衝撃か!
北堀江のART HOUSEでmarini*monteanyの「12kagetsu」Exhibition。
2009年のカレンダーやスケジュール手帳もあった。
2階では展示物以外に、天井の飾り付けが可愛くて、心が震えた。

インド料理屋でランチをとっていたら、サラリーマンが入ってきて、「カレーライス大盛り」と来た。すぐ隣のテーブルだったので会話が自然と聞こえてきたのだが、「ココイチと違うな」と不服そうだった。本格的なおいしいインド料理屋で、特にここのナンは絶品だっただけに、サラリーマンノーデリカシーを実感した。

まんだらけグランドカオスで、最近夢中になって読んでいる『H2』の20巻以上を探したが、値段が高くて(150円以上)手が出ず。11月の「まんが祭り」に期待しよう。
あだち充は逮捕後の中島らもさんが絶賛していたのを思い出して、『みゆき』や『陽あたり良好』『ナイン』以来読んでなかったのを、また読みはじめたもの。
あだち充の漫画はストレスがたまらなくて非常にいい。こういう癒し効果があるのをいいと思うのは老化か疲労のせいなのだろう。読んでみると、意外にもメタ漫画的要素がふんだんにあって、古くはホーリーマウンテンや『三つの棺』をほうふつとさせた。
手塚治虫のスターシステムを受け継いでいるのは、このあだち充かもしれない、とも。

午後2時からは、ワッハホールで「島之内寄席」
子ほめ/桂まめだ
竹の水仙/笑福亭生喬
長短/笑福亭伯枝
鴻池の犬/桂春若
仲入り
星野屋/月亭八天
絶体絶命/笑福亭福笑
糞尿ネタが複数あったのが意外。
ちょうど先日読んだばかりの『ハナシにならん』で極端に下ネタを嫌う人物の話を読んだばかりだったので、タイムリー。(その話では、うっかり「鴻池の犬」を演目にしてしまい激怒される噺家が描かれていた。「絶体絶命」だったら最初からアウトだ)
また、桂まめだの脳みそ破壊力はすさまじく、続いて出て来た生喬が「桂まめだワールドはいかがでしたか」と1回揺り戻さないことには、普通の落語が出来ない状態になっていた。
まめだに始まり、福笑に終わる落語会。考えてみれば、こんなにアナーキーなイベントはあんまりないのではないか。フロア1つ下では、林家そめすけが上方亭に出ていたのだ。ワッハはこの日、無法地帯になっていた。(そめすけの今日の落語は聞いていないので、本格的な落語をしていたのかもしれないが)

ジュンク堂でいろいろ立ち読み。
久生十蘭の新しい定本全集が刊行されていた。これで安心して、今持っている久生十蘭を手放せる。
横溝正史の未刊行作品を集めた本が出ていた。近々読む予定。
ノーベル賞もらったクルーグマンの本棚が過疎状態。売れたのか?近々読む予定。
京都賞もらったチャールズ・テイラーの本はジャンルがばらついていて探すのに一苦労した。コミュニタリアニズムの本は探しにくい。
ノーベル文学賞もらったル・クレジオはコーナーでも作ってあるのかな、と思ったが、なし。ホームレス中学生のコーナーはあったのに。

帰宅後、録画しておいたガッキーの番組を見る。
ガッキーが番組の最後に、「一歩ずつ、少しずつ、しっかりと歩いていきたい」と色紙に書いていた。番組全体を通してガッキーの真面目さばかりが目立って、ちょっと萎えた。僕はかつて森口博子が確か「ポッと出のラッキーガール」と自称するのに感心したのを思い出していた。こういう軽さがほしいところ。

今日、これから絶対に忘れてはならないのが、「マヨブラ流」


王位戦は深浦王位が防衛!面白かった!

島之内寄席@ワッハホール〜SKETCHお披露目ライブ〜マスク2
午後2時からワッハホールで「島之内寄席」
真田小僧/桂三弥
胴斬り/林家染左
宿替え/桂つく枝
一人酒盛/笑福亭仁福
仲入り
本能寺/桂枝三郎
狸の化寺/桂ざこば
(三味線:脇阪新子、舞台番:桂とま都)

前半3人は演目の面白さを充分に伝えており、楽しめた。
仲入り後の本能寺は芝居噺をじっくり聞かせてくれてうれしい。
ざこばはまあ、出て来ただけでありがたい、という感じ。
さて、あとに残った仲入り前の仁福なのだが、実はこの落語会で、一番印象に残ったのが、仁福だった。こんなことになるとは誰が予想しただろう!
定番になった自虐的なマクラがとにかく破壊的に面白い。これはもはや落語の面白さではおしはかれない、規格外の笑いがあった。以前から自虐的なマクラは聞いていたが、そのときは特に感心しなかったのに、ついに臨界点を越えたのだろう。(笑いの)堪忍袋の緒が切れたとでもいうか。よくあるマクラを語ったあとに、「ね、こんなことではあかん。オリジナルのマクラせんと」と何度も畳み掛ける。これはつまり、メタ落語なのだ。その後にはじまった「一人酒盛」も、このネタを純粋にネタとして楽しむのを拒否するかのごとき雰囲気が残り、「仁福が演ずる『一人酒盛』を聞いて起こった感情を、面白がる」という楽しみ方をせざるをえなかった。第三者の審級とでもいうか。当然、こんな新しすぎる笑いの後では、仲入りでも入れてリセットしないと、普通の落語は聞けないのである。

終演後、ディスクピア日本橋に駆け付けたが、イベント会場につながるエスカレーターは既に閉鎖されており、入場することができなかった。楽しそうな声が上から聞こえてくるのを後に、次の目的地に向かう。

梅田のまんだらけをひととおりチェックしてから、
午後6時からデジタルエイトビル地下1階で「SKETCHお披露目ライブ&撮影会」
SKETCHはキッドカンパニーの中高生アイドルユニット。
http://www.siva-jp.net/kid/contents/index.html
メンバーは5人。
りーりー(橋本梨菜)
http://ameblo.jp/ri-ri02/
のりこ(円通法子)
http://ameblo.jp/sketch-noriko/
みのりん(佐波美乃吏)
http://ameblo.jp/minorin-blog/
なっちゃん(渡辺菜月)
http://ameblo.jp/xnqwchqnx/
まゆ姉(島村麻由)
http://ameblo.jp/mayuneee/
歌とダンス中心のステージ。
歌ではまゆ姉のソロ曲(茜色の約束)もあった。
ダンスは3人でポリリズム、2人でキューティーハニーなども。
トークコーナーでは、SKETCHの名前の由来(まだ白紙の彼女たちをこれからみんなで描いていくとか)や、自己紹介。自己紹介はそれぞれがあらかじめ質問に対する答えをスケッチブックに書いておき、発表する形。好きな科目、食べ物の好き嫌い、好きなキャラクター、幸せだなと感じる時、身体の中のチャームポイントとウィークポイント、好きな男性のタイプなど。
以上、第1部は1時間ほどで終了。
休憩後に撮影会に移るが、空腹のため、今日は失礼させていただくことにした。
正直、お披露目で1時間もライブしてくれるとは思ってもいなかったので、うれしい。メンバーたちの練習もたいへんだったろうと推察される。今後、どういう活動をみせてくれるのか、楽しみだ。

帰宅後、見たのはローレンス・グーターマン監督の「マスク2」2005年。
マスクの続編なのだが、マスクの子供(赤ちゃん)、マスクをつけた犬、マスクを探すロキ、そして、ロキの父親オーディーンが憑いた者、と、とんでもない能力を使うものたちがぶっとんだバトルを繰り広げる。
カラフルな映像が楽しい。
こういう映画は「家族の絆がいちばん大切」というお題目が必ず入っているのだが、逆に、それさえ入れておけば、どんなむちゃくちゃな映画でもファミリー映画になれるんだ、ということなのだ。
主人公はアニメの仕事で一人前になるまでは子供はいらない、と思ってるが、その妻は何が何でも赤ちゃんがほしい、と固執している。さて、マスクの受精の楽しいアニメ後、子供が生れるが、育児のせいでほったらかしにされた犬は嫉妬の末、マスクをかぶって赤ん坊とカートゥーン的ドタバタを展開する。また、あれだけ子供をほしがっていた妻は、子供を夫におしつけて仕事に出かける。家の中は赤ん坊の力でむちゃくちゃになる。こういう状況をみると、どう考えても子供なんか育てられる環境じゃなかったのである。現に、子供をおしつけられた夫は、プレゼンのための作業がまったくはかどらず、ついにはクビを宣告されてしまうのだ。それでも最後に「家族の絆が云々」で一件落着しちゃうのだ。素晴らしい。
さて、内容の方は、トムとジェリーのような往年のカートゥーンをCG使って実写化(?)した部分が中心で面白かった。作中にウッドペッカーも出てくるし、主人公の名前もテックス・エイヴァリーに似せたものになっていた。また、今回の主人公はロキを演じたアラン・カミングの方だった。千変万化のコスプレ。この人は「スパイキッズ」のシリーズにも出ていた人で、こういうのが適役だと思った。つまりこの映画の実写部分はアラン・カミング映画だと言い切ってもいいのだ。

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