アフリカ人ルカンガ・ムカラのドイツ奥地への調査旅行
2005年12月12日 読書
ハンス・パーシェの『アフリカ人ルカンガ・ムカラのドイツ奥地への調査旅行』を読んだ。
アフリカ人がドイツに来て、そのレポートを自分の王様に書き送った手紙を集めたもの。
アフリカ人ムカラにとってはドイツ人は「原住民」と称されるし、ドイツの近代文化はあきれはてた蛮族の風習に見える。
そして、アフリカの文化の優れたところを我が王に対してほめたたえるのだ。
第一の手紙 貨幣、「文化」、および手紙について
第二の手紙 煙、労働、および服を着る悪習について
第三の手紙 読み書きという手仕事、金持ちと貧しい人々、ヴァズングは人間ではない、女性たち
第四の手紙 何ゆえヴァズングはせわしなく行き来するのか
第五の手紙 何をどのようにヴァズングは食べるのか
第六の手紙 ヴァズングが「国民経済」と呼ぶ愚行について
第七の手紙 どのようにドイツ人はその王を称えるのか
第八の手紙 ヴァズングの喫煙について
第九の手紙 ホーエ・マイスナーに立つルカンガ
(ヴァズングはヨ−ロッパ人のこと)
『パパラギ』みたいな本なのだが、もちろん、これはハンス・パーシェの創作によるフィクションである。内容からもそれがはっきりとわかる。わざとらしいのだ。
主張するところが、結局はヨーロッパ文明批判でエコロジーっぽいのが、説教臭くなりそうなギリギリのところだ。下手をすると、ビジネスや啓発本になりかねない。なんとかユーモアたっぷりのエッセイになりえているのは、ヨーロッパ文明それ自身のもつ可笑しさによるものだろう。
ただ、気になったのは、アフリカ人によるドイツ批判という体裁が、ドイツ批判でありながら、あらかじめアフリカを見下しているからこそ導き出されたもののように思えることだ。
外人による日本論だって、「外人のくせに日本のことをよく見抜いてる」という効果がありそうだし、「こどもの言葉にドッキリ」とか「こどもが自由に描いた絵は芸術として優れている」と思い込むのも、こどもをあらかじめ低く見ているからこそ思えることだ。
チンパンジーがおつかいをしてほめられるのも、猿を見下しているから。
女性が何かをして「快挙」とほめられるのも、女性をあらかじめ低く見ているから出て来る発想なのではないか。
イヌに芸をしこんで、「えらいなー」と思うのも、イヌなどしょせんは人間様よりも下等な畜生でしかない、と思っているからだ。
以上、総合すると、この本を書いたハンス・パーシェは、ヨーロッパ人で、おとなで、男で、人間なのだ。そして、それが一番高い場所に位置している、と思っている。
ヨーロッパ文明批判としては面白いが、おまえが言えた立場か、とツッコミをいれたくなった。
アフリカ人がドイツに来て、そのレポートを自分の王様に書き送った手紙を集めたもの。
アフリカ人ムカラにとってはドイツ人は「原住民」と称されるし、ドイツの近代文化はあきれはてた蛮族の風習に見える。
そして、アフリカの文化の優れたところを我が王に対してほめたたえるのだ。
第一の手紙 貨幣、「文化」、および手紙について
第二の手紙 煙、労働、および服を着る悪習について
第三の手紙 読み書きという手仕事、金持ちと貧しい人々、ヴァズングは人間ではない、女性たち
第四の手紙 何ゆえヴァズングはせわしなく行き来するのか
第五の手紙 何をどのようにヴァズングは食べるのか
第六の手紙 ヴァズングが「国民経済」と呼ぶ愚行について
第七の手紙 どのようにドイツ人はその王を称えるのか
第八の手紙 ヴァズングの喫煙について
第九の手紙 ホーエ・マイスナーに立つルカンガ
(ヴァズングはヨ−ロッパ人のこと)
『パパラギ』みたいな本なのだが、もちろん、これはハンス・パーシェの創作によるフィクションである。内容からもそれがはっきりとわかる。わざとらしいのだ。
主張するところが、結局はヨーロッパ文明批判でエコロジーっぽいのが、説教臭くなりそうなギリギリのところだ。下手をすると、ビジネスや啓発本になりかねない。なんとかユーモアたっぷりのエッセイになりえているのは、ヨーロッパ文明それ自身のもつ可笑しさによるものだろう。
ただ、気になったのは、アフリカ人によるドイツ批判という体裁が、ドイツ批判でありながら、あらかじめアフリカを見下しているからこそ導き出されたもののように思えることだ。
外人による日本論だって、「外人のくせに日本のことをよく見抜いてる」という効果がありそうだし、「こどもの言葉にドッキリ」とか「こどもが自由に描いた絵は芸術として優れている」と思い込むのも、こどもをあらかじめ低く見ているからこそ思えることだ。
チンパンジーがおつかいをしてほめられるのも、猿を見下しているから。
女性が何かをして「快挙」とほめられるのも、女性をあらかじめ低く見ているから出て来る発想なのではないか。
イヌに芸をしこんで、「えらいなー」と思うのも、イヌなどしょせんは人間様よりも下等な畜生でしかない、と思っているからだ。
以上、総合すると、この本を書いたハンス・パーシェは、ヨーロッパ人で、おとなで、男で、人間なのだ。そして、それが一番高い場所に位置している、と思っている。
ヨーロッパ文明批判としては面白いが、おまえが言えた立場か、とツッコミをいれたくなった。
大阪の朝潮橋の八幡屋商店街、イギリスフェスティバルでSTSライブ。
午後3時30分から。
瞳は元気なブルースカイ/ミューズ
Kitto…/ミューズ
No.1/Phrase
Get Your Groove/いちごっ娘
Your Song/いちごっ娘
Can’t be Stopped/ブラックベリーズ
Don’t You Wanna See Me(Oh)Tonight/ブラックベリーズ
クリスマスソングメドレー/ミューズ&いちごっ娘
にわか作りのステージは激しいダンスのたびにギシギシ揺れるし、マイクはうまく音をひろえないし、唇が青くなるほど寒いし、よくぞこれだけの悪条件で、笑顔を絶やさずにステージをつとめた、と感心した。
ステージがはじまる前に、近くのドラッグストアで使い捨てカイロを購入した。
たかが使い捨てカイロにも、好きなブランドってのはあって、僕は、「キリダンボ」の貼らないタイプ、しかも袋にうさぎが温泉に入っている絵のついた分を愛用している。
その温泉には立て札がたっていて、「キリダンボの湯」と書いてあるのだ。
ああ、キリダンボの湯。
と〜ってもあったかそ〜。
他のカイロがたとえどんなに安くても、持続時間が長くても、キリダンボの湯があれば、そっちを選んでしまう。
暑いとか寒いとかは半分はイメージだから、お気に入りのカイロを使っているという安心感だけで、あたたかいのだ。
ライブのあとは、友達が在籍してるちんどん屋が商店街を賑やかす。
すぐ近くのATCでもダンス&ボーカルのイベントがあったのだが、僕は韓国映画のクロージング作品を見るために、リサイタルホールに向かった。
午後3時30分から。
瞳は元気なブルースカイ/ミューズ
Kitto…/ミューズ
No.1/Phrase
Get Your Groove/いちごっ娘
Your Song/いちごっ娘
Can’t be Stopped/ブラックベリーズ
Don’t You Wanna See Me(Oh)Tonight/ブラックベリーズ
クリスマスソングメドレー/ミューズ&いちごっ娘
にわか作りのステージは激しいダンスのたびにギシギシ揺れるし、マイクはうまく音をひろえないし、唇が青くなるほど寒いし、よくぞこれだけの悪条件で、笑顔を絶やさずにステージをつとめた、と感心した。
ステージがはじまる前に、近くのドラッグストアで使い捨てカイロを購入した。
たかが使い捨てカイロにも、好きなブランドってのはあって、僕は、「キリダンボ」の貼らないタイプ、しかも袋にうさぎが温泉に入っている絵のついた分を愛用している。
その温泉には立て札がたっていて、「キリダンボの湯」と書いてあるのだ。
ああ、キリダンボの湯。
と〜ってもあったかそ〜。
他のカイロがたとえどんなに安くても、持続時間が長くても、キリダンボの湯があれば、そっちを選んでしまう。
暑いとか寒いとかは半分はイメージだから、お気に入りのカイロを使っているという安心感だけで、あたたかいのだ。
ライブのあとは、友達が在籍してるちんどん屋が商店街を賑やかす。
すぐ近くのATCでもダンス&ボーカルのイベントがあったのだが、僕は韓国映画のクロージング作品を見るために、リサイタルホールに向かった。
「下流人生」「春が来れば」
2005年12月11日 映画昨日のSTSライブでいただいたチケットで映画を見て来た。
韓国エンタテインメント映画祭の上映作品だ。
まず、午前10時30分から、「下流人生〜愛こそすべて〜」を見た。
イム・グォンテク監督、チョ・スンウ主演。
下流人生というのは邦題の暴走かと思ったが、原題も「Low Life」だった。
イム・グォンテク監督は「キルソドム」などの監督で、この「下流人生」でも韓国の現代史を絡めたドラマに仕上げている。
学生時代は番長で、ギャングを経て、権力と癒着して甘い汁を吸う男が堅気になるまでを描いている。
こういう生き方を「下流」と呼ぶのかどうかは疑問で、せいぜいが「下司」なんじゃないか、と思うが、60年代以降の韓国の歴史をおさらいできるのが面白かった。
もう1本。午後6時20分からクロージング作品「春が来れば」を見た。
リュウ・ジャンハ監督、チェ・ミンシク主演。
監督が壇上に立ち、緊張しまくっているようでいて、ひょうひょうとした人当たりの良さをみせながらインタビューに答えていた。
チェ・ミンシクは「オールドボーイ」で有名。見ようと思って録画してあるが、未見。
この「春が来れば」では田舎の吹奏楽部の指導者役を演じている。
恋人と別れて、オーケストラのオーディションにも落ちて、おちこんでいた彼だが、吹奏楽部のコーチをし、淡い恋の出会いもあり、いろいろあって、別れた恋人とも再会できるようになる。
これは、いかにもなハートウォ−ミング作品で、見ていて楽しかった。
韓流なので、おばちゃんばっかり見に来ているのかな、と思ったが、確かにそのとおりで、年配のお客さんが目立った。
安心して見れる映画。
韓国エンタテインメント映画祭の上映作品だ。
まず、午前10時30分から、「下流人生〜愛こそすべて〜」を見た。
イム・グォンテク監督、チョ・スンウ主演。
下流人生というのは邦題の暴走かと思ったが、原題も「Low Life」だった。
イム・グォンテク監督は「キルソドム」などの監督で、この「下流人生」でも韓国の現代史を絡めたドラマに仕上げている。
学生時代は番長で、ギャングを経て、権力と癒着して甘い汁を吸う男が堅気になるまでを描いている。
こういう生き方を「下流」と呼ぶのかどうかは疑問で、せいぜいが「下司」なんじゃないか、と思うが、60年代以降の韓国の歴史をおさらいできるのが面白かった。
もう1本。午後6時20分からクロージング作品「春が来れば」を見た。
リュウ・ジャンハ監督、チェ・ミンシク主演。
監督が壇上に立ち、緊張しまくっているようでいて、ひょうひょうとした人当たりの良さをみせながらインタビューに答えていた。
チェ・ミンシクは「オールドボーイ」で有名。見ようと思って録画してあるが、未見。
この「春が来れば」では田舎の吹奏楽部の指導者役を演じている。
恋人と別れて、オーケストラのオーディションにも落ちて、おちこんでいた彼だが、吹奏楽部のコーチをし、淡い恋の出会いもあり、いろいろあって、別れた恋人とも再会できるようになる。
これは、いかにもなハートウォ−ミング作品で、見ていて楽しかった。
韓流なので、おばちゃんばっかり見に来ているのかな、と思ったが、確かにそのとおりで、年配のお客さんが目立った。
安心して見れる映画。
スタジオSTSライブ、すきすきエレポ、ムヤニー誕生会
2005年12月10日 アイドル大阪九条のスタジオSTSにて、毎月開催されている「STSライブ」、今月は10日に開かれた。
第1部
オープニング/Super Bubblez
悲しみから瞳をそらさないで/トレード
Get Up On It Like This/ナオセレクト2
浪漫/プリティーズ
ガソリーナ/アーミーズ
桃色片想い/チックス
Keep the Faith/ラズベリーズ
NO MORE CRY/タイフーンJr.
I BELIEVE/ナオセレクト1
ミッキーマウスマーチ/ミニミニclub
POP/Super Bubblez
第2部
めざせポケモンマスター/ポケモン選抜
Just Lovin’ You/桐生彩加
愛のカケラ/杉本めぐみ
淋しい熱帯魚/RISAKO&REINA
Kitto…/ミューズ
steady/ファッションズ
GO AHEAD!!/プリッツ
No.1/PHRASE
LOVE like candy floss/TOUCH
don’t you wanna see me(oh)tonight/ブラックベリーズ
Get’s your Groove/いちごっ娘
Your Song/いちごっ娘
アーミーズは久々。頑張ってロングバージョンやってたが、息切れか。
Super Bubblezにラズベリーズの綾乃(イチオシ)の姿を発見。ダンス頑張ったんだな!
ミューズは新曲で、これがまたイイ!anybody’s gameと同路線で、こういう微妙に哀愁を帯びたポップな歌をうたわせたら最高。
ブラックベリーズも新レパートリーを披露。ゆきみ独擅場。
いちごっ娘も新曲。いちごっ娘は曲ごとに印象が違うので、キャリアは長いのに、いつまでたっても暗中模索のイメージがある。今回の新曲はまだ身についていない感があった。
さて、STSライブでは毎回人気投票をとり、1位になったユニットは次回のライブでのトリ
をとることができ、しかも2曲演じることが約束されている。
先月のアンケート結果は、1位がいちごっ娘。
以下、2位ブラックベリーズ、3位TOUCH、4位フレーズ、5位ミューズだった。
今回の僕が選んだベスト3は、1位TOUCH、2位ミューズ、3位ファッションズ。
さんざん迷った。RISAKO&REINAもよかったし。
ユニットという枠をはずせば、ナオセレクトとポケモン選抜が上位占めてしまうのだが。
今回のライブは、12月ということもあって、多くのメンバーがクリスマスっぽいアクセサリーを身につけて踊っていた。
また、帰りにはクリスマスプレゼントなのか、翌日の韓国映画のチケットを受付でいただいた。
これはありがたい!
いったん帰ってから、味園ビルに出かける。
銭ゲバのムヤニー誕生日なので、家からブランデーを1本持参した。
また、どCOREの「すきすきエレポナイト」では、小西さんの今年をふりかえってのエレポ大賞みたいなのをレクチャーされていた。
水曜日からひいていてかなり悪化している風邪の症状を緩和するため、薬を飲んで行ったら、真夜中に睡魔に襲われ、どCOREでエレポップの気持いい波に身を浸しながら眠ってしまった。
目覚めたとき、「とにかく、家に帰って寝なくては」という使命に似た気持が湧いた。
きっと、僕が寝ているときに、誰かが催眠暗示をかけたのだ。
会う人会う人「大丈夫か」とか「家も近いんだから、帰って寝れば」とか言われ続けたので、これ以上迷惑かけるわけにもいかない、という気にもなって、帰宅。
帰宅したところで、ゲームの続きをしたりして、結局、あまり寝なかった。
第1部
オープニング/Super Bubblez
悲しみから瞳をそらさないで/トレード
Get Up On It Like This/ナオセレクト2
浪漫/プリティーズ
ガソリーナ/アーミーズ
桃色片想い/チックス
Keep the Faith/ラズベリーズ
NO MORE CRY/タイフーンJr.
I BELIEVE/ナオセレクト1
ミッキーマウスマーチ/ミニミニclub
POP/Super Bubblez
第2部
めざせポケモンマスター/ポケモン選抜
Just Lovin’ You/桐生彩加
愛のカケラ/杉本めぐみ
淋しい熱帯魚/RISAKO&REINA
Kitto…/ミューズ
steady/ファッションズ
GO AHEAD!!/プリッツ
No.1/PHRASE
LOVE like candy floss/TOUCH
don’t you wanna see me(oh)tonight/ブラックベリーズ
Get’s your Groove/いちごっ娘
Your Song/いちごっ娘
アーミーズは久々。頑張ってロングバージョンやってたが、息切れか。
Super Bubblezにラズベリーズの綾乃(イチオシ)の姿を発見。ダンス頑張ったんだな!
ミューズは新曲で、これがまたイイ!anybody’s gameと同路線で、こういう微妙に哀愁を帯びたポップな歌をうたわせたら最高。
ブラックベリーズも新レパートリーを披露。ゆきみ独擅場。
いちごっ娘も新曲。いちごっ娘は曲ごとに印象が違うので、キャリアは長いのに、いつまでたっても暗中模索のイメージがある。今回の新曲はまだ身についていない感があった。
さて、STSライブでは毎回人気投票をとり、1位になったユニットは次回のライブでのトリ
をとることができ、しかも2曲演じることが約束されている。
先月のアンケート結果は、1位がいちごっ娘。
以下、2位ブラックベリーズ、3位TOUCH、4位フレーズ、5位ミューズだった。
今回の僕が選んだベスト3は、1位TOUCH、2位ミューズ、3位ファッションズ。
さんざん迷った。RISAKO&REINAもよかったし。
ユニットという枠をはずせば、ナオセレクトとポケモン選抜が上位占めてしまうのだが。
今回のライブは、12月ということもあって、多くのメンバーがクリスマスっぽいアクセサリーを身につけて踊っていた。
また、帰りにはクリスマスプレゼントなのか、翌日の韓国映画のチケットを受付でいただいた。
これはありがたい!
いったん帰ってから、味園ビルに出かける。
銭ゲバのムヤニー誕生日なので、家からブランデーを1本持参した。
また、どCOREの「すきすきエレポナイト」では、小西さんの今年をふりかえってのエレポ大賞みたいなのをレクチャーされていた。
水曜日からひいていてかなり悪化している風邪の症状を緩和するため、薬を飲んで行ったら、真夜中に睡魔に襲われ、どCOREでエレポップの気持いい波に身を浸しながら眠ってしまった。
目覚めたとき、「とにかく、家に帰って寝なくては」という使命に似た気持が湧いた。
きっと、僕が寝ているときに、誰かが催眠暗示をかけたのだ。
会う人会う人「大丈夫か」とか「家も近いんだから、帰って寝れば」とか言われ続けたので、これ以上迷惑かけるわけにもいかない、という気にもなって、帰宅。
帰宅したところで、ゲームの続きをしたりして、結局、あまり寝なかった。
古橋悌二「LOVERS」
2005年12月9日 趣味京都芸術センターで開催されている古橋悌二「LOVERS」特別展を見に行った。
ビデオ・インスタレーションで、裸の男女がすれ違う映像が、暗く広い室内で、ぼんやりと映し出されている。
古橋悌二ここにあり、というようなテイストの作品だ。
彼はエイズで死に、10周忌でこの展覧会が企画されたようだ。
どうせなら古橋悌二の映像もこの「LOVERS」に重ね合わせればよかったのだ。死者になって虚体となった今でこそ作者自身が作品と合体できる。しかも、LOVERSの中で。これって天国?
ビデオ・インスタレーションで、裸の男女がすれ違う映像が、暗く広い室内で、ぼんやりと映し出されている。
古橋悌二ここにあり、というようなテイストの作品だ。
彼はエイズで死に、10周忌でこの展覧会が企画されたようだ。
どうせなら古橋悌二の映像もこの「LOVERS」に重ね合わせればよかったのだ。死者になって虚体となった今でこそ作者自身が作品と合体できる。しかも、LOVERSの中で。これって天国?
おかめふくエキスタライブ
2005年12月7日 アイドル阪急豊中駅おりてすぐのエキスタで、おかめふくが番組に出るというので、駆け付ける。
開始は12時30分からで、夜勤明けで着替えて向かうと、ちょうどはじまる10分前くらいに着いた。
外から中をのぞいていると、おかめふくの2人が手招きしてくれて、中に入ることができた。
中には、放送のお手伝いをしている中学生2人と、おかめふくのお客さん2人がすわっていた。小さなスタジオ。
おかめふくは、「FLY!!」と「いいお天気」を歌った。
イベント告知とか、おかめふくの名前の由来などをトークして、15分番組はあっというまに終わった。これは生放送と、あと再放送もあるらしい。
って、番組の概要はまったく知らなかったのだが、おそらく、ケーブルテレビか何かなのだろう。
豊中駅近くのコンビニでコンギトス(チョコボール)がおいてあったので、買って帰る。
今夜も仕事なのだ。
開始は12時30分からで、夜勤明けで着替えて向かうと、ちょうどはじまる10分前くらいに着いた。
外から中をのぞいていると、おかめふくの2人が手招きしてくれて、中に入ることができた。
中には、放送のお手伝いをしている中学生2人と、おかめふくのお客さん2人がすわっていた。小さなスタジオ。
おかめふくは、「FLY!!」と「いいお天気」を歌った。
イベント告知とか、おかめふくの名前の由来などをトークして、15分番組はあっというまに終わった。これは生放送と、あと再放送もあるらしい。
って、番組の概要はまったく知らなかったのだが、おそらく、ケーブルテレビか何かなのだろう。
豊中駅近くのコンビニでコンギトス(チョコボール)がおいてあったので、買って帰る。
今夜も仕事なのだ。
岡本太郎の『壁を破る言葉』を読んだ。岡本敏子企画、構成の本で『強く生きる言葉』という本もあるらしい。
岡本太郎が語った言葉を集めたもの。
「自由」「芸術」「人間」の3つの項目にわけてある。
「芸術は何をやってもかまわない
あらゆる表現が許されているのだ」
「いつも言っていることだけれども
芸術はきれいであってはいけない。
うまくあってはいけない。
心地よくあってはいけない。
それが根本原則だ」
「芸術は本質的に、けっして教わることはできない。
弟子になろうなんてやつは、
それだけで芸術家失格だ」
「人に理解されたり、よろこばれようなんて思うな。
むしろ認められないことを前提として、
自分を猛烈につき出すんだ」
「いつも危険だと思うほうに自分を賭ける。
それが生き甲斐だ」
「昨日すでにやったこと、
人のやったことと同じようなことをやるのでは、
まったく意味がない」
「他人のものはもちろん、たとえ自分の仕事でも、
なぞってはならない」
「同じことをくりかえすくらいなら、死んでしまえ」
「昔の美術界では、原色というのは、
女、子ども、あるいは下司下郎の好みだとされていた。
今はちがうけれどね。それで僕は原色をぶつけて絵を描いた。
やっちゃいけないことをやる。それが面白い」
などなど、同意できる言葉が並んでいる。
と、いうことは、あえて読む必要もない、ってことなのか。
岡本太郎が語った言葉を集めたもの。
「自由」「芸術」「人間」の3つの項目にわけてある。
「芸術は何をやってもかまわない
あらゆる表現が許されているのだ」
「いつも言っていることだけれども
芸術はきれいであってはいけない。
うまくあってはいけない。
心地よくあってはいけない。
それが根本原則だ」
「芸術は本質的に、けっして教わることはできない。
弟子になろうなんてやつは、
それだけで芸術家失格だ」
「人に理解されたり、よろこばれようなんて思うな。
むしろ認められないことを前提として、
自分を猛烈につき出すんだ」
「いつも危険だと思うほうに自分を賭ける。
それが生き甲斐だ」
「昨日すでにやったこと、
人のやったことと同じようなことをやるのでは、
まったく意味がない」
「他人のものはもちろん、たとえ自分の仕事でも、
なぞってはならない」
「同じことをくりかえすくらいなら、死んでしまえ」
「昔の美術界では、原色というのは、
女、子ども、あるいは下司下郎の好みだとされていた。
今はちがうけれどね。それで僕は原色をぶつけて絵を描いた。
やっちゃいけないことをやる。それが面白い」
などなど、同意できる言葉が並んでいる。
と、いうことは、あえて読む必要もない、ってことなのか。
キリンアートプロジェクト2005
2005年12月5日 趣味キリンプラザ大阪で開催されている「キリンアートプロジェクト2005」を見に行った。
テーマは「次次(ジジ)」
新鋭アーチストが著名なキュレーターのサポートを受けて、グランプリを競う。
アーチストとキュレーターの組み合わせは次のとおり。最初の名前がアーチスト。
石上純也と五十嵐太郎
大森隆義と椹木野衣
カワイオカムラと後藤繁雄
淀川テクニックとヤノベケンジ
それぞれ、キュレーターなど抜きでじゅうぶん大丈夫そうなのだが、アートの世界ではまだまだ一般の人をひきつけるだけの知名度がない、との判断なのだろう。
ゲストアーチストとして展示している束芋などもその最たるもので、著名な名前をそろえれば、どこかでひっかかってくれるだろうという意図がみえみえだ。
ところで、肝心のグランプリ選考だが、投票用紙をもらって、どれが一番よかったかを記入して投函するようになっていた。
何が一番面白かったかというと、カワイオカムラに決まっているのだが、僕は淀川テクニックの名前を書いた。川辺に漂着した屑を展示するという発想は、エコロジーなどにつながる危険性もあってつまらないのだが、展示の仕方(パックして展示する)が面白かった。多くの書かれた文章などを読んだ結果、アーチストとして一番面白いとの判断だ。
なによりも、僕は過剰なものが好きなのだ。
気になったことが1つ。
このキリンアートプロジェクトのフライヤーに、各作家の代表作が写真で紹介されている。
そして、こう書いてある。
「今回の展覧会は全て新作のためこれら各作家の代表的作品は展示致しません」
で、実際に展示を見た結果、このフライヤーの作品と全然違う作品を出していたのは淀川テクニックだけだったように思う。
他の作家の作品は、シリーズものなのか、代表作の手直しかと思われるものだった。まったく同じじゃないか、と思うものもあった。そんなところも、僕自身の選考の基準になった。
「新鋭」を名乗るなら、作風などに頼るな、と思ったのだ。
僕は過剰なものが好きだ。
そして、シリーズものが嫌いなのだ。
テーマは「次次(ジジ)」
新鋭アーチストが著名なキュレーターのサポートを受けて、グランプリを競う。
アーチストとキュレーターの組み合わせは次のとおり。最初の名前がアーチスト。
石上純也と五十嵐太郎
大森隆義と椹木野衣
カワイオカムラと後藤繁雄
淀川テクニックとヤノベケンジ
それぞれ、キュレーターなど抜きでじゅうぶん大丈夫そうなのだが、アートの世界ではまだまだ一般の人をひきつけるだけの知名度がない、との判断なのだろう。
ゲストアーチストとして展示している束芋などもその最たるもので、著名な名前をそろえれば、どこかでひっかかってくれるだろうという意図がみえみえだ。
ところで、肝心のグランプリ選考だが、投票用紙をもらって、どれが一番よかったかを記入して投函するようになっていた。
何が一番面白かったかというと、カワイオカムラに決まっているのだが、僕は淀川テクニックの名前を書いた。川辺に漂着した屑を展示するという発想は、エコロジーなどにつながる危険性もあってつまらないのだが、展示の仕方(パックして展示する)が面白かった。多くの書かれた文章などを読んだ結果、アーチストとして一番面白いとの判断だ。
なによりも、僕は過剰なものが好きなのだ。
気になったことが1つ。
このキリンアートプロジェクトのフライヤーに、各作家の代表作が写真で紹介されている。
そして、こう書いてある。
「今回の展覧会は全て新作のためこれら各作家の代表的作品は展示致しません」
で、実際に展示を見た結果、このフライヤーの作品と全然違う作品を出していたのは淀川テクニックだけだったように思う。
他の作家の作品は、シリーズものなのか、代表作の手直しかと思われるものだった。まったく同じじゃないか、と思うものもあった。そんなところも、僕自身の選考の基準になった。
「新鋭」を名乗るなら、作風などに頼るな、と思ったのだ。
僕は過剰なものが好きだ。
そして、シリーズものが嫌いなのだ。
贋救世主アンフィオン―一名ドルムザン男爵の冒険物語
2005年12月5日 読書
ギヨオム・アポリネールの『贋救世主アンフィオン〜一名ドルムザン男爵の冒険物語〜』を読んだ。これは辰野隆、鈴木信太郎、堀辰雄の共訳による野田書房版(昭和11年刊)を新字体にして今年9月に沖積舎から再刊されたもので、北川健次によるコラージュ作品が挿し絵として配されている。
収録された短編は以下のとおり。
『案内人』アンフィオニイが語られる。これは、昔アンフィオンが都会を形成する切石や材料を音楽の不思議な力で動かした故事にならって名付けられたという。ドルムザン男爵は、このアンフィオニイはアリストテレスの逍遥学派に基づいた新しい芸術だと、ふいているが、その実態はまさに人を食ったものだ。
アンフィオニイ芸術での楽器にあたるものは、都会そのもの。それを演奏するとは、つまり、都会を歩き回ることに他ならない。楽譜に書く行為は、地図上に道筋を書き留めておくこと。ドルムザン男爵は『祖国の為に』という愛国的感情を鼓吹する交響曲(アンチオペエ図式)を紹介したりする。要するに、アンフィオニイの実践とは、散歩にすぎない!
彼は芸術のために、観光客をガイドするにあたって、そこらへんの建物を勝手に「あれがオペラ座でございます」とか「リュクサンブウル宮殿でございます」と紹介し、小さな町でフランス観光を終わらせたりしているのだ。
『美しい映画』映画のために実際に犯罪をおかし、それをフィルムにおさめる。おそらくは世界ではじめてスナッフ映画の可能性を語っている。そして、実際の犯罪の方は、無処罰というわけにはいかないので、適当な近東人を逮捕する。もちろん無罪をいいたてるが、誰が近東人の言うことなどに耳を傾けるものか。アリバイもあやふやだったので、死刑になる。その死刑執行ももちろん、映画に残されるのだ。
これ、最近似たような話があったなあ、と思った。
広島の小学生殺害事件だ。おそらく近所の人たちが、ピサロ容疑者のことを「あの外人、ふだんから怪しいと思ってた」という感じで、密告したのだろう。日本語が堪能でないピサロは自分が不法滞在である弱味もあって、殺害容疑に対する有効な弁解も展開できぬままに逮捕されたにちがいない。おまけに、「どうして自分がこんな目にあうのか」ということの言い回しが、直訳されて「悪魔が云々」の発言になる。日本人がたとえば「魔がさした」とうっかり言ったら、外国人が直訳して、「あの日本人は悪魔が中に侵入してきたと言ってる!」と大騒ぎしてるようなものだ。
外人だというだけで不審者扱いする近所の住人の偏狭さもムラっぽいし、さらに、その後、ピサロに前科があったとマスコミが報道して、ピサロを悪魔に仕立て上げるやりくちも納得いかない。
前科があるという情報もいまいち怪し気な感じだし、たとえ、前科があっても、だからと言って、今回の広島の事件の犯人である証拠にはならないはずだ。前科者は信用ならん、怪しいというこれもまた偏狭な差別が存在している。
でも、とりあえず、広島の住人たちは、同じ日本人が犯人でなく、えたいのしれない外人がつかまったことで、二重の意味でほっと安心しているだろう。そうでなくても排除したくてたまらなかった外人なのだから。
『ロマネスクな葉巻』葉巻の中に一緒に巻かれてあった1通の手紙。
『癩病』イタリア語がむずかしくて、あやうく癩病にかかりかけた話。こう書くと、興味津々だが、お察しのとおり、ネタは勘違い、同音異義、だじゃれです。
『コックス市』ゴールドラッシュで人が集まった町に冬将軍がくる。
多くの人間は凍えて飢え死にし、ドルムザン男爵は、死人を食べて生き残る。
『遠距離触覚』同時に複数の場所に姿をあらわすことができる装置を開発した男爵。これぞまさしく、救世主の顕現。
同時に複数の場所にあらわれる聴覚(ラジオ)、視覚(テレビ)があるのなら、触覚もいずれ発明されるだろう、という発想だ。
以上の6編。『贋救世主アンフィオン』は異端教祖株式会社に収録されていたはずだが、25年ほど前に読んだ本なので、今回、何ひとつ思い出すこともなく新しく読めた。
そして、20代の頃、アポリネールが好きだったことを思い出し、「そりゃ好きだろうな。いかにも僕の好きそうな話だ」と納得した。そんなに好きだったのなら、再読くらいしろ、という感じだが。
収録された短編は以下のとおり。
『案内人』アンフィオニイが語られる。これは、昔アンフィオンが都会を形成する切石や材料を音楽の不思議な力で動かした故事にならって名付けられたという。ドルムザン男爵は、このアンフィオニイはアリストテレスの逍遥学派に基づいた新しい芸術だと、ふいているが、その実態はまさに人を食ったものだ。
アンフィオニイ芸術での楽器にあたるものは、都会そのもの。それを演奏するとは、つまり、都会を歩き回ることに他ならない。楽譜に書く行為は、地図上に道筋を書き留めておくこと。ドルムザン男爵は『祖国の為に』という愛国的感情を鼓吹する交響曲(アンチオペエ図式)を紹介したりする。要するに、アンフィオニイの実践とは、散歩にすぎない!
彼は芸術のために、観光客をガイドするにあたって、そこらへんの建物を勝手に「あれがオペラ座でございます」とか「リュクサンブウル宮殿でございます」と紹介し、小さな町でフランス観光を終わらせたりしているのだ。
『美しい映画』映画のために実際に犯罪をおかし、それをフィルムにおさめる。おそらくは世界ではじめてスナッフ映画の可能性を語っている。そして、実際の犯罪の方は、無処罰というわけにはいかないので、適当な近東人を逮捕する。もちろん無罪をいいたてるが、誰が近東人の言うことなどに耳を傾けるものか。アリバイもあやふやだったので、死刑になる。その死刑執行ももちろん、映画に残されるのだ。
これ、最近似たような話があったなあ、と思った。
広島の小学生殺害事件だ。おそらく近所の人たちが、ピサロ容疑者のことを「あの外人、ふだんから怪しいと思ってた」という感じで、密告したのだろう。日本語が堪能でないピサロは自分が不法滞在である弱味もあって、殺害容疑に対する有効な弁解も展開できぬままに逮捕されたにちがいない。おまけに、「どうして自分がこんな目にあうのか」ということの言い回しが、直訳されて「悪魔が云々」の発言になる。日本人がたとえば「魔がさした」とうっかり言ったら、外国人が直訳して、「あの日本人は悪魔が中に侵入してきたと言ってる!」と大騒ぎしてるようなものだ。
外人だというだけで不審者扱いする近所の住人の偏狭さもムラっぽいし、さらに、その後、ピサロに前科があったとマスコミが報道して、ピサロを悪魔に仕立て上げるやりくちも納得いかない。
前科があるという情報もいまいち怪し気な感じだし、たとえ、前科があっても、だからと言って、今回の広島の事件の犯人である証拠にはならないはずだ。前科者は信用ならん、怪しいというこれもまた偏狭な差別が存在している。
でも、とりあえず、広島の住人たちは、同じ日本人が犯人でなく、えたいのしれない外人がつかまったことで、二重の意味でほっと安心しているだろう。そうでなくても排除したくてたまらなかった外人なのだから。
『ロマネスクな葉巻』葉巻の中に一緒に巻かれてあった1通の手紙。
『癩病』イタリア語がむずかしくて、あやうく癩病にかかりかけた話。こう書くと、興味津々だが、お察しのとおり、ネタは勘違い、同音異義、だじゃれです。
『コックス市』ゴールドラッシュで人が集まった町に冬将軍がくる。
多くの人間は凍えて飢え死にし、ドルムザン男爵は、死人を食べて生き残る。
『遠距離触覚』同時に複数の場所に姿をあらわすことができる装置を開発した男爵。これぞまさしく、救世主の顕現。
同時に複数の場所にあらわれる聴覚(ラジオ)、視覚(テレビ)があるのなら、触覚もいずれ発明されるだろう、という発想だ。
以上の6編。『贋救世主アンフィオン』は異端教祖株式会社に収録されていたはずだが、25年ほど前に読んだ本なので、今回、何ひとつ思い出すこともなく新しく読めた。
そして、20代の頃、アポリネールが好きだったことを思い出し、「そりゃ好きだろうな。いかにも僕の好きそうな話だ」と納得した。そんなに好きだったのなら、再読くらいしろ、という感じだが。
絶体絶命でんぢゃらすじーさん痛〜怒りのおしおきブルース〜
2005年12月4日 ゲーム コメント (30)やりはじめたゲームがある。ゲームボーイアドバンスで、「絶体絶命でんぢゃらすじーさん痛〜怒りのおしおきブルース〜」だ。
発売されて1年以上もたつゲームなので、中古で安く売っていたのだ。
この『絶体絶命でんぢゃらすじーさん』は僕の一番すきな漫画で、ゲームをしていても、1つ1つのギャグに笑ってしまう。
このゲームは、作者である曽山先生が、漫画の原稿を飛び散らせてしまい、原稿を集めにじーさんが奔走する物語になっている。
ジャンルは一応アクション・アドベンチャーということになっている。
いろんなイベントがあり、それによってアイテムをゲットすることもできるし、イベントによっては、何の役にもたたない「クズ」も多数ゲットできる。
真面目なRPGではありえないような、不条理な展開が味わえる。
この日記は今、12日の月曜に書いているのだが、まだこのゲーム、終わっていない。
全部で10ページの漫画原稿を集めねばならず、その9ページまでは集まったのだが、終わってしまうのが惜しい。
なお、このゲーム、いくつもエンディングがあるようで、うかつに行動していると、原稿が集まってなくてもエンディングロールがはじまってしまう。しかも、不条理な展開で!
僕の場合、町中に5人の幽霊がいる、と教えてくれる人がおり、5人の幽霊を見つけて成仏させると、彼らがかかえていた呪いが全部じーさんにふりかかってしまい、いきなりの終わりになった。
あと、キャラクター人形を作ってくれる人がおり、いくつか作ってもらった後、行ったら、孫を人形にする、とか言い出して、いきなり終わる。
この「じーさん痛」の裏技とか攻略など、あまり書き残している人はいないみたいで、困っている。
もっと楽しいことをいっぱい見逃しているんじゃないか、と思うのだ。
発売されて1年以上もたつゲームなので、中古で安く売っていたのだ。
この『絶体絶命でんぢゃらすじーさん』は僕の一番すきな漫画で、ゲームをしていても、1つ1つのギャグに笑ってしまう。
このゲームは、作者である曽山先生が、漫画の原稿を飛び散らせてしまい、原稿を集めにじーさんが奔走する物語になっている。
ジャンルは一応アクション・アドベンチャーということになっている。
いろんなイベントがあり、それによってアイテムをゲットすることもできるし、イベントによっては、何の役にもたたない「クズ」も多数ゲットできる。
真面目なRPGではありえないような、不条理な展開が味わえる。
この日記は今、12日の月曜に書いているのだが、まだこのゲーム、終わっていない。
全部で10ページの漫画原稿を集めねばならず、その9ページまでは集まったのだが、終わってしまうのが惜しい。
なお、このゲーム、いくつもエンディングがあるようで、うかつに行動していると、原稿が集まってなくてもエンディングロールがはじまってしまう。しかも、不条理な展開で!
僕の場合、町中に5人の幽霊がいる、と教えてくれる人がおり、5人の幽霊を見つけて成仏させると、彼らがかかえていた呪いが全部じーさんにふりかかってしまい、いきなりの終わりになった。
あと、キャラクター人形を作ってくれる人がおり、いくつか作ってもらった後、行ったら、孫を人形にする、とか言い出して、いきなり終わる。
この「じーさん痛」の裏技とか攻略など、あまり書き残している人はいないみたいで、困っている。
もっと楽しいことをいっぱい見逃しているんじゃないか、と思うのだ。
ミンカパノピカ、A.C.E.
2005年12月3日 ライブ午後5時30分からアメリカ村のFANJ twiceで、ライブ。
高速イデンシのCDリリース記念のライブ。
出演は、高速イデンシ以外には、ミンカ・パノピカ、EeL、ロゴミント、ドジヴ 。
僕が行ったときにはドジヴのライブは終わっており、ロゴミントからライブを見た。
僕のお目当てはミンカパノピカだったのだが、なんというのだろう、久々に、ライブを見に来た、という実感が湧いたイベントだった。
出たバンドがみんな楽しくてよかった、というせいもあるのだろう。
でも、それ以上に、見たバンド全部が、いい意味で若かった、というのが大きいと思う。
これは、ベテランを誇ってもいいはずのミンカパノピカが「結成3ヶ月!」と言うスタンスを示したところにもあらわれている。
血湧き肉躍るとは、このことだ。
どのバンドも、また機会があれば見たい、と思わせた。
ライブ後に、ミンカパノピカのエイジ君と、ランブルフィッシュのミチロウさんとしゃべったが、20年前でも同じような会話をしてたんじゃないか、という気になった。
心地よい。
神戸ZINKに移動して、「裏浜」イベント。
周囲は倉庫ばかりのものさびしい場所だったが、それがまた面白い。
会場がどこなのかは、ずいぶん遠くから聞こえるmaco-feyさんの歌声が道しるべになった。
出演は、mako-feyさん以外に、A.C.E、elekibass、"Sou"Architecture、SUNBEAMS
お目当てはA.C.Eで、広いステージにところせましと機材を並べて、ご満悦そうだった。
ステージはいくつかトラブルがあったようだが、ライブはトラブル込みで楽しむものだから、完璧なステージなんか見せられるより、よかったと思う。
このZINKというライブハウスは、倉庫なので、だだっぴろい。
ビリヤード台が3つ、卓球台が1つ、スケートボードのランページが1つ、レーシングサーキット、ダーツもあるし、スロットらしきものもあった。以前はパソコンも漫画も置いてあったそうで、外には何もなくても、中で十分に遊べる場所だった。
また何か面白いイベントがあれば、足を運んでみたい、と思った。
高速イデンシのCDリリース記念のライブ。
出演は、高速イデンシ以外には、ミンカ・パノピカ、EeL、ロゴミント、ドジヴ 。
僕が行ったときにはドジヴのライブは終わっており、ロゴミントからライブを見た。
僕のお目当てはミンカパノピカだったのだが、なんというのだろう、久々に、ライブを見に来た、という実感が湧いたイベントだった。
出たバンドがみんな楽しくてよかった、というせいもあるのだろう。
でも、それ以上に、見たバンド全部が、いい意味で若かった、というのが大きいと思う。
これは、ベテランを誇ってもいいはずのミンカパノピカが「結成3ヶ月!」と言うスタンスを示したところにもあらわれている。
血湧き肉躍るとは、このことだ。
どのバンドも、また機会があれば見たい、と思わせた。
ライブ後に、ミンカパノピカのエイジ君と、ランブルフィッシュのミチロウさんとしゃべったが、20年前でも同じような会話をしてたんじゃないか、という気になった。
心地よい。
神戸ZINKに移動して、「裏浜」イベント。
周囲は倉庫ばかりのものさびしい場所だったが、それがまた面白い。
会場がどこなのかは、ずいぶん遠くから聞こえるmaco-feyさんの歌声が道しるべになった。
出演は、mako-feyさん以外に、A.C.E、elekibass、"Sou"Architecture、SUNBEAMS
お目当てはA.C.Eで、広いステージにところせましと機材を並べて、ご満悦そうだった。
ステージはいくつかトラブルがあったようだが、ライブはトラブル込みで楽しむものだから、完璧なステージなんか見せられるより、よかったと思う。
このZINKというライブハウスは、倉庫なので、だだっぴろい。
ビリヤード台が3つ、卓球台が1つ、スケートボードのランページが1つ、レーシングサーキット、ダーツもあるし、スロットらしきものもあった。以前はパソコンも漫画も置いてあったそうで、外には何もなくても、中で十分に遊べる場所だった。
また何か面白いイベントがあれば、足を運んでみたい、と思った。
K’zDreamイベント
2005年12月3日 アイドル午後2時から日本橋トップジャパンで、K’zDreamの総勢14名のRQ・グラビアアイドル・ジュニアアイドル大集合のイベントが開催された。
K’zDreamは京阪沿線からアイドルを発掘するモデル事務所。
出演者は、2005年度スーパー耐久MAXレーシング「バトルエンジェル」(椿紗恵・西嶋夏香・星ら香澄・橋本なな)
2005年度GT選手権マッハ号「バトルエンジェル」(塚谷こすも・柏本百合子)
岡本あみ・菅原まどか・田丸さゆり・徳山さとみ・やよみ・MYちんぐ(MARU・MIRU・YUKA)・Chu*ララ
このイベントは、「K’zDream2005〜京阪沿線発!」(CD−R写真集) あるいは「S-Labyrinth by椿紗恵」(CD−R写真集)を購入した人だけが参加できる。なんと、これが、このイベントの限定販売CD−R写真集だった。
まず登場したのはバトルエンジェルの6人。
それぞれの趣味や特技を中心に紹介トークがあった。
椿は京阪電車の駅を早口で言い、かっすん(星ら)はひとり喧嘩、口曲げ、はっしー(橋本)は寄り目、西嶋はスペイン語で自己紹介など。
次に登場したMYちんぐの3人は空手着を着ており、空手の型を見せた。
その後はコスプレ軍団(?)
岡本あみ(フライトアテンダント)、徳山さとみ(メイド)、菅原まどか(婦人警官)、田丸さゆり(体操服)、やよみ(アイドル制服)。
田丸がミニトランペット吹いたり、やよみが眉毛体操をしたりしてアピールした。
ここでいったん全員の紹介が済んだということで、ここからは演芸タイム(違)
Chu*ララが漫才。デートで遊園地行ってるのに、女の子がすぐ猿になっちゃうネタ。
やよみが手話しながらの歌「ありがとう」
MYちんぐが直立不動で「天使のウインク」
再度Chu*ララ登場で、歌「夢星」
西嶋、椿、こすもの3人がダンス。1時間弱で練習したそうだが、ちゃんと踊れていた。
その後は、握手会で、サイン入り写真をもらった。
次の撮影会では、僕はふだんカメラを持参してなくて、スケッチしたり、ただじっくり見てたりしてたのだが、写真を撮らずにいるのは、モデルさんにとって失礼なんじゃないか、と思い、使い捨てカメラを急遽購入して、撮影した。総勢14人で、1人を撮影する時間が30秒ずつ与えられた。27枚撮りのカメラだったので、1人2枚ずつ撮っても、1人だけ1枚足りなくなる。これはどうしたものか、と思っていたら、Chu*ララの2人がユニットでかたまってくれた。これで、2人で3枚撮って、問題なしだろう。
さらに、今日それぞれのアイドルたちが着用している衣装のオークションがあった。
ステージ衣装バリバリのものから、コスプレっぽいもの、バドガール、体操着に水着。
高値がついても不思議ではないが、一番高くても1万円程度で、これはお買得だったんじゃないか。こどもの衣装には買い手がつかなかった。ひょっとして、みんな、最近少女を狙う犯罪がマスコミをにぎわしてるので、自重した?
以上、かなり充実した内容で、イベントは終了した。
このイベントの後、「ワイヤレスイマジネーション」というイベントに行く予定だったが、予想外に時間を長くやってくれたので、行かないことにした。
だからと言って、家に帰って、寝たわけではない。
この日はいろいろ行きたいイベントがあったのだ。
続きは、項を変えることにしよう。
http://www.kz-dream.ne.jp/schedule.html (K’zDream)
K’zDreamは京阪沿線からアイドルを発掘するモデル事務所。
出演者は、2005年度スーパー耐久MAXレーシング「バトルエンジェル」(椿紗恵・西嶋夏香・星ら香澄・橋本なな)
2005年度GT選手権マッハ号「バトルエンジェル」(塚谷こすも・柏本百合子)
岡本あみ・菅原まどか・田丸さゆり・徳山さとみ・やよみ・MYちんぐ(MARU・MIRU・YUKA)・Chu*ララ
このイベントは、「K’zDream2005〜京阪沿線発!」(CD−R写真集) あるいは「S-Labyrinth by椿紗恵」(CD−R写真集)を購入した人だけが参加できる。なんと、これが、このイベントの限定販売CD−R写真集だった。
まず登場したのはバトルエンジェルの6人。
それぞれの趣味や特技を中心に紹介トークがあった。
椿は京阪電車の駅を早口で言い、かっすん(星ら)はひとり喧嘩、口曲げ、はっしー(橋本)は寄り目、西嶋はスペイン語で自己紹介など。
次に登場したMYちんぐの3人は空手着を着ており、空手の型を見せた。
その後はコスプレ軍団(?)
岡本あみ(フライトアテンダント)、徳山さとみ(メイド)、菅原まどか(婦人警官)、田丸さゆり(体操服)、やよみ(アイドル制服)。
田丸がミニトランペット吹いたり、やよみが眉毛体操をしたりしてアピールした。
ここでいったん全員の紹介が済んだということで、ここからは演芸タイム(違)
Chu*ララが漫才。デートで遊園地行ってるのに、女の子がすぐ猿になっちゃうネタ。
やよみが手話しながらの歌「ありがとう」
MYちんぐが直立不動で「天使のウインク」
再度Chu*ララ登場で、歌「夢星」
西嶋、椿、こすもの3人がダンス。1時間弱で練習したそうだが、ちゃんと踊れていた。
その後は、握手会で、サイン入り写真をもらった。
次の撮影会では、僕はふだんカメラを持参してなくて、スケッチしたり、ただじっくり見てたりしてたのだが、写真を撮らずにいるのは、モデルさんにとって失礼なんじゃないか、と思い、使い捨てカメラを急遽購入して、撮影した。総勢14人で、1人を撮影する時間が30秒ずつ与えられた。27枚撮りのカメラだったので、1人2枚ずつ撮っても、1人だけ1枚足りなくなる。これはどうしたものか、と思っていたら、Chu*ララの2人がユニットでかたまってくれた。これで、2人で3枚撮って、問題なしだろう。
さらに、今日それぞれのアイドルたちが着用している衣装のオークションがあった。
ステージ衣装バリバリのものから、コスプレっぽいもの、バドガール、体操着に水着。
高値がついても不思議ではないが、一番高くても1万円程度で、これはお買得だったんじゃないか。こどもの衣装には買い手がつかなかった。ひょっとして、みんな、最近少女を狙う犯罪がマスコミをにぎわしてるので、自重した?
以上、かなり充実した内容で、イベントは終了した。
このイベントの後、「ワイヤレスイマジネーション」というイベントに行く予定だったが、予想外に時間を長くやってくれたので、行かないことにした。
だからと言って、家に帰って、寝たわけではない。
この日はいろいろ行きたいイベントがあったのだ。
続きは、項を変えることにしよう。
http://www.kz-dream.ne.jp/schedule.html (K’zDream)
るろうに剣心―明治剣客浪漫譚
2005年12月2日 アニメ・マンガ
和月伸宏の『るろうに剣心』全28巻を読んだ。
連載時から名前は知っていたが、1ページも読んでなくて、アニメも見たことがなく、まったく予備知識がないまま読んだ。
優男がむちゃくちゃ強くて、腐女子のかっこうの獲物で、ジャンプの王道を行く話なんだろうな、と勝手に思い込んで読んだのだが、これはなかなかいい物語だった。
『シャーマンキング』『キューティーハニー』と破綻した話を読んだ後では、『るろうに剣心』は丹念に織り上げられた名作の味わいさえある。
いきなりのエンディングもないし、迷走もないし、発狂もない。
特に感心したのは、コミックスに収録するにあたり、書き下ろされた著者のフリートークのページだ。
キャラクターのモチーフとか、裏話とか、いわばメイキングが語られており、これが興味深い。新撰組とか幕末の人物をモデルにしているのはわかりやすいが、そのファッションや外見は多くがアメコミからとられていた。あと、ゲームと。
そして、圧巻なのが、読者との葛藤だ。
こだわりの新撰組ファン、美形好きの女性読者、単細胞な少年読者からの抗議の手紙を受け止めながら、自分の書きたいものをどれだけ書いていけるか、という戦いがすさまじい。
プロってのはこういうのをいうのだ。
連載時から名前は知っていたが、1ページも読んでなくて、アニメも見たことがなく、まったく予備知識がないまま読んだ。
優男がむちゃくちゃ強くて、腐女子のかっこうの獲物で、ジャンプの王道を行く話なんだろうな、と勝手に思い込んで読んだのだが、これはなかなかいい物語だった。
『シャーマンキング』『キューティーハニー』と破綻した話を読んだ後では、『るろうに剣心』は丹念に織り上げられた名作の味わいさえある。
いきなりのエンディングもないし、迷走もないし、発狂もない。
特に感心したのは、コミックスに収録するにあたり、書き下ろされた著者のフリートークのページだ。
キャラクターのモチーフとか、裏話とか、いわばメイキングが語られており、これが興味深い。新撰組とか幕末の人物をモデルにしているのはわかりやすいが、そのファッションや外見は多くがアメコミからとられていた。あと、ゲームと。
そして、圧巻なのが、読者との葛藤だ。
こだわりの新撰組ファン、美形好きの女性読者、単細胞な少年読者からの抗議の手紙を受け止めながら、自分の書きたいものをどれだけ書いていけるか、という戦いがすさまじい。
プロってのはこういうのをいうのだ。
永井豪の『キューティーハニー』を読んだ。
中公愛蔵版の『キューティーハニー』(週刊少年チャンピオン1973年10月1日号〜1974年4月1日号)
扶桑社版『Cutieハニー』(週刊spa!1992年7月8日号〜1993年4月7日号、コミックス化にあたり、1エピソード2回分16ページ割愛、オープニング描きおろし、エンディング変更、『Q-teyハニー』改題)
以上の2冊。
如月博士によって作られたアンドロイド、キューティーハニーは体内に内蔵した空中元素固定装置で、七変化できる。ハニーの身体は如月博士の超発明の集積なので、悪人はそれを狙ってくる。目をつけたのは、犯罪結社豹の爪(パンサークロー)だ。パンサークローは特殊能力を持つ女性サイボーグで組織された犯罪組織なのだ。パンサークローの幹部、シスター・ジルがとりあえずのボスなのだが、チャンピオン連載分では、ジルが倒され、首領のパンサー・ゾラが「つぎなる相手はわたしだぞ!」と宣言し、その後、ハニーがアニメの主題歌を裸で歌って終わっている。
SPA!版では、シスター・ジルが復活し、「パンサークローを操る異次元界の邪神ゾラー」が登場する。神であるゾラーは人間自身の滅亡待望によって地球壊滅をはかっている。(人間の歴史は戦争の歴史だとか、環境破壊など、おなじみのくだりが出て来る!)
チャンピオン版のジルが宝石とか美しいものが好きで、空中元素固定装置で宝を生み出そうとしているのとは違って、ゾラーは地球に隕石や小惑星をふらせてぶっ壊してしまおうとしている。目的からすると、正反対な気がする。ジルはこの世界において富と美を獲得したいように思えるのだ。なぜジルがゾラーの思想に賛同するようになったのか不明である。なにかしらの理由があるのだろう。
ラストはSPA!版でもジルを倒して、一件落着になっている。ゾラーは手つかずだ。
さて、この『キューティーハニー』はもともと東映アニメからの要請によって作られた作品なので、漫画の方は影が薄い。
作者としても肩の力を抜いて、遊びで作っているような感じがした。
でも、石森ゴレンジャーほどではなくて、ちゃんとまとまった作品として読むことができるのはもちろん。
チャンピオン版ではあばしり一家のキャラクターが出てきたり、SPA!版ではけっこう仮面が出てきたり、デビルマンの台詞使ってたり、ファンサービスもあった。
とは言え、おそらくは作者のライフワークと推定される『バイオレンスジャク』にもキューティーハニー編があると聞いては(未読)、ちょっと心配だ。肩に力が入った作品になってるんじゃないか、と。
僕は70年代の永井豪が大好きで(特に、目の描き方とか)、最近の作品はあまりピンとこなかったのだが、どうなんだろう。90年代のこの『Cutieハニー』は、そこそこ楽しめたので、ちょっと読んでみてもいいかな、という気になってきた。
ちなみに、ハニーの七変化で名前が出て来たのは、チャンピオン版では
キューティーハニー(人間の数倍の戦闘能力をもつスーパーアンドロイド)
ハリケーンハニー(バイクに乗ってる)
あと、鎧を着たり、黄金の仏像になったり、ターザンになったり、公園の彫像になったりしてるけど、名前はわからず。
SPA!版では、新七変化と銘打たれ、
エンゼルハニー(盾と槍、翼があり、頭には輪)
コンバットハニー(軍服着てる)
トップレスハニー(と、轟刑事に呼ばれただけなので、そんな名称ではないかも)
アーマーナイトハニー(秘所のスイッチ押してハイパーチェンジして変身)
中公愛蔵版の『キューティーハニー』(週刊少年チャンピオン1973年10月1日号〜1974年4月1日号)
扶桑社版『Cutieハニー』(週刊spa!1992年7月8日号〜1993年4月7日号、コミックス化にあたり、1エピソード2回分16ページ割愛、オープニング描きおろし、エンディング変更、『Q-teyハニー』改題)
以上の2冊。
如月博士によって作られたアンドロイド、キューティーハニーは体内に内蔵した空中元素固定装置で、七変化できる。ハニーの身体は如月博士の超発明の集積なので、悪人はそれを狙ってくる。目をつけたのは、犯罪結社豹の爪(パンサークロー)だ。パンサークローは特殊能力を持つ女性サイボーグで組織された犯罪組織なのだ。パンサークローの幹部、シスター・ジルがとりあえずのボスなのだが、チャンピオン連載分では、ジルが倒され、首領のパンサー・ゾラが「つぎなる相手はわたしだぞ!」と宣言し、その後、ハニーがアニメの主題歌を裸で歌って終わっている。
SPA!版では、シスター・ジルが復活し、「パンサークローを操る異次元界の邪神ゾラー」が登場する。神であるゾラーは人間自身の滅亡待望によって地球壊滅をはかっている。(人間の歴史は戦争の歴史だとか、環境破壊など、おなじみのくだりが出て来る!)
チャンピオン版のジルが宝石とか美しいものが好きで、空中元素固定装置で宝を生み出そうとしているのとは違って、ゾラーは地球に隕石や小惑星をふらせてぶっ壊してしまおうとしている。目的からすると、正反対な気がする。ジルはこの世界において富と美を獲得したいように思えるのだ。なぜジルがゾラーの思想に賛同するようになったのか不明である。なにかしらの理由があるのだろう。
ラストはSPA!版でもジルを倒して、一件落着になっている。ゾラーは手つかずだ。
さて、この『キューティーハニー』はもともと東映アニメからの要請によって作られた作品なので、漫画の方は影が薄い。
作者としても肩の力を抜いて、遊びで作っているような感じがした。
でも、石森ゴレンジャーほどではなくて、ちゃんとまとまった作品として読むことができるのはもちろん。
チャンピオン版ではあばしり一家のキャラクターが出てきたり、SPA!版ではけっこう仮面が出てきたり、デビルマンの台詞使ってたり、ファンサービスもあった。
とは言え、おそらくは作者のライフワークと推定される『バイオレンスジャク』にもキューティーハニー編があると聞いては(未読)、ちょっと心配だ。肩に力が入った作品になってるんじゃないか、と。
僕は70年代の永井豪が大好きで(特に、目の描き方とか)、最近の作品はあまりピンとこなかったのだが、どうなんだろう。90年代のこの『Cutieハニー』は、そこそこ楽しめたので、ちょっと読んでみてもいいかな、という気になってきた。
ちなみに、ハニーの七変化で名前が出て来たのは、チャンピオン版では
キューティーハニー(人間の数倍の戦闘能力をもつスーパーアンドロイド)
ハリケーンハニー(バイクに乗ってる)
あと、鎧を着たり、黄金の仏像になったり、ターザンになったり、公園の彫像になったりしてるけど、名前はわからず。
SPA!版では、新七変化と銘打たれ、
エンゼルハニー(盾と槍、翼があり、頭には輪)
コンバットハニー(軍服着てる)
トップレスハニー(と、轟刑事に呼ばれただけなので、そんな名称ではないかも)
アーマーナイトハニー(秘所のスイッチ押してハイパーチェンジして変身)
完全復刻版 ゲゲゲの鬼太郎
2005年11月30日 アニメ・マンガ講談社KCコミックスの『完全復刻版ゲゲゲの鬼太郎』を6巻まで読んだ。(全9巻)
文庫とか、他のコミックスとかでも重複して読んでいるのだが、水木しげるの作品は何度も繰り返して読まれるべき作品だと思っている。
でも、ザルの脳みその僕は、ひとつひとつの話をある程度記憶しておきたい。で、今回は各話の中で頭に残ったフレーズなどを書き残しておこうと思う。
第1巻
「大海獣」
きみの手にふれたものなんかうけとれるかい!
「夜叉」
ふきんのおけらややもりが鬼太郎をはげましているのだ
「手」
五目ならべでもして手のことなんかわすれよう
「ゆうれい電車」
『臨終』という駅をすぎて『火葬場』という駅を通過するころになると、車掌が乗車券をしらべにきた
「地獄流し」
いくらスポーツカーでもここからさきへはいけねえぜ
「おばけナイター」
負けたらおまえたちはあの世行きだぜ
「吸血木」
親は子が木になっても生きていればうれしいものだ
「猫仙人」
大阪から三味線屋をよんで三味線の皮にさせたらどんなものかな
第2巻
「吸血鬼エリート」
すばらしいみりきの音…
「妖怪大戦争」
(妖怪大募集の新聞広告で集まった妖怪の中にオバQがまじってる)
「だるま」
4階
「水虎」
(新一くん風呂に逆さづけ)
「鏡爺」
美少女を見るとたちのわるいいたずらをするのが鏡爺のむかしからの趣味なんです
第3巻
「妖怪獣」
たいへんだ、ふんどしが生きかえった!
「見上げ入道」
くるくるぱーっ
「猫娘とねずみ男」
どこかに内藤洋子みたいな娘はいないかな
「さら小僧」
あちゃちゃちゃぱちゃちゃちゃ
「峠の妖怪」
くらげの干物みたいな味がする
第4巻
「妖怪城」
わしゃ広島に原爆が落ちてもおどろかなんだが妖怪の手紙にはおどろいた!
「ぬらりひょん」
金持ちの山田さんの前でふざけるんじゃない
「おどろおどろ」
父は毛はえ薬の研究に熱心なあまりみずから実験台になったのです
「磯女」
そのときだれにも気づかれずに1ぴきの船虫が歩き出していた
「まくら返し」
うわー塩だ!
「白山坊」
ぼく女の人にたのまれるととても勇気がわくたちですから安心してください
「笠地蔵」
これを知っているのは台所のすみやごみ箱の中にいる虫たちだけなのです
「毛羽毛現」
どうだおどろいたろう、おどろきついでににわとりのふんでもかけてやるかな
「海座頭」
あまりいじめないでください、わたし一介のサラリーマンにすぎないのですから
「ダイヤモンド妖怪」
(ねずみ男)金持ちになれば働かなくてもいいし…
(鬼太郎)おめえはいまでも働いていないじゃないか
「電気妖怪」
評論家みたいなこといわずにだまって鬼太郎のいうことを聞いたらどう
第5巻
「朝鮮魔法」
どういうわけか生まれながらにすがたが見えないうえに体が大きいのです
「鏡合戦」
それ以来わたしはイタイイタイ病になりからだじゅうが痛むのです
「悪魔ベリアル」
ホットケーキ!
「モウリョウ」
けいべつ?よく世の中を知らない少年のいうことばだ
「妖怪軍団」
日本で脇役をやらしたら宇野重吉かねずみ男かと世間ではもっぱらの評判じゃったがのう
「コマ妖怪」
これでおれも足の皮が食べられるというもんだ
「手の目」
こいつ!弱いくせに強がりいうんじゃない
「妖花」
約束の場所にいくと大きなはまぐりがあるだけだった
「さざえ鬼」
カラーテレビでも買おうと思って人魚の子を売り歩いてんだ
「おりたたみ入道」
いひひひひひ、あそこのかずのこおいしかったなあ
第6巻
「血戦小笠原」
アササボンサンはぬりかべにつかまりからだの中にぬりこめられた
「天邪鬼」
なんでもくんせいにしておくといちばんなんだ
「妖怪大統領」
みるみる三十このあんパンをたいらげさらに食パンを
「姑獲鳥」
こどもに寝小便させるわたしの趣味
「穴ぐら入道」
いまは妖怪ブームだがやくざは下火だ
「雪ん子」
たましいのアイスキャンディー
「妖怪ラリー」
片手にハンドル片手に毛沢東語録をたずさえております
「オベベ沼の妖怪」
まあふなでもやいていいにおいを出してみよう
「ひでり神」
妖怪パンツ
以上。7巻以降はもってないので読めません。
さて、これらのフレーズが記憶の鍵になって、たとえば「ホットケーキ!」といえば
「ああ、悪魔ベリアルの話だな!」と思い出せるようになるのかな?
文庫とか、他のコミックスとかでも重複して読んでいるのだが、水木しげるの作品は何度も繰り返して読まれるべき作品だと思っている。
でも、ザルの脳みその僕は、ひとつひとつの話をある程度記憶しておきたい。で、今回は各話の中で頭に残ったフレーズなどを書き残しておこうと思う。
第1巻
「大海獣」
きみの手にふれたものなんかうけとれるかい!
「夜叉」
ふきんのおけらややもりが鬼太郎をはげましているのだ
「手」
五目ならべでもして手のことなんかわすれよう
「ゆうれい電車」
『臨終』という駅をすぎて『火葬場』という駅を通過するころになると、車掌が乗車券をしらべにきた
「地獄流し」
いくらスポーツカーでもここからさきへはいけねえぜ
「おばけナイター」
負けたらおまえたちはあの世行きだぜ
「吸血木」
親は子が木になっても生きていればうれしいものだ
「猫仙人」
大阪から三味線屋をよんで三味線の皮にさせたらどんなものかな
第2巻
「吸血鬼エリート」
すばらしいみりきの音…
「妖怪大戦争」
(妖怪大募集の新聞広告で集まった妖怪の中にオバQがまじってる)
「だるま」
4階
「水虎」
(新一くん風呂に逆さづけ)
「鏡爺」
美少女を見るとたちのわるいいたずらをするのが鏡爺のむかしからの趣味なんです
第3巻
「妖怪獣」
たいへんだ、ふんどしが生きかえった!
「見上げ入道」
くるくるぱーっ
「猫娘とねずみ男」
どこかに内藤洋子みたいな娘はいないかな
「さら小僧」
あちゃちゃちゃぱちゃちゃちゃ
「峠の妖怪」
くらげの干物みたいな味がする
第4巻
「妖怪城」
わしゃ広島に原爆が落ちてもおどろかなんだが妖怪の手紙にはおどろいた!
「ぬらりひょん」
金持ちの山田さんの前でふざけるんじゃない
「おどろおどろ」
父は毛はえ薬の研究に熱心なあまりみずから実験台になったのです
「磯女」
そのときだれにも気づかれずに1ぴきの船虫が歩き出していた
「まくら返し」
うわー塩だ!
「白山坊」
ぼく女の人にたのまれるととても勇気がわくたちですから安心してください
「笠地蔵」
これを知っているのは台所のすみやごみ箱の中にいる虫たちだけなのです
「毛羽毛現」
どうだおどろいたろう、おどろきついでににわとりのふんでもかけてやるかな
「海座頭」
あまりいじめないでください、わたし一介のサラリーマンにすぎないのですから
「ダイヤモンド妖怪」
(ねずみ男)金持ちになれば働かなくてもいいし…
(鬼太郎)おめえはいまでも働いていないじゃないか
「電気妖怪」
評論家みたいなこといわずにだまって鬼太郎のいうことを聞いたらどう
第5巻
「朝鮮魔法」
どういうわけか生まれながらにすがたが見えないうえに体が大きいのです
「鏡合戦」
それ以来わたしはイタイイタイ病になりからだじゅうが痛むのです
「悪魔ベリアル」
ホットケーキ!
「モウリョウ」
けいべつ?よく世の中を知らない少年のいうことばだ
「妖怪軍団」
日本で脇役をやらしたら宇野重吉かねずみ男かと世間ではもっぱらの評判じゃったがのう
「コマ妖怪」
これでおれも足の皮が食べられるというもんだ
「手の目」
こいつ!弱いくせに強がりいうんじゃない
「妖花」
約束の場所にいくと大きなはまぐりがあるだけだった
「さざえ鬼」
カラーテレビでも買おうと思って人魚の子を売り歩いてんだ
「おりたたみ入道」
いひひひひひ、あそこのかずのこおいしかったなあ
第6巻
「血戦小笠原」
アササボンサンはぬりかべにつかまりからだの中にぬりこめられた
「天邪鬼」
なんでもくんせいにしておくといちばんなんだ
「妖怪大統領」
みるみる三十このあんパンをたいらげさらに食パンを
「姑獲鳥」
こどもに寝小便させるわたしの趣味
「穴ぐら入道」
いまは妖怪ブームだがやくざは下火だ
「雪ん子」
たましいのアイスキャンディー
「妖怪ラリー」
片手にハンドル片手に毛沢東語録をたずさえております
「オベベ沼の妖怪」
まあふなでもやいていいにおいを出してみよう
「ひでり神」
妖怪パンツ
以上。7巻以降はもってないので読めません。
さて、これらのフレーズが記憶の鍵になって、たとえば「ホットケーキ!」といえば
「ああ、悪魔ベリアルの話だな!」と思い出せるようになるのかな?
武井宏之の『シャーマンキング』を全巻読んだ。32巻。
読んでいない人は、ネタをバラしてしまうので、とばしてください。
主人公の少年の特徴は「ユルい」ことで、口癖は「なんとかなる」
熱血でないところが、いいではないか。
少年はシャーマンで、シャーマンキングとなるべく、トーナメントに参加したりする。
トーナメント!これぞ少年漫画だ!これぞジャンプだ!
しかし、作者はトーナメントがどうこう、という物語を本当は書きたくなかったような気がしてならない。
と、いうのも、20巻近くになってきて、「恐山ル・ヴォワール」編になると、トーナメントなどそっちのけで、銀河鉄道みたいなファンタジーを展開しはじめるのだ。ポエムを恥ずかしげもなく書いたりしている。で、このときの作者のいきいきとした筆致は、その後に続く「エピローグ」編など足元にも寄せつけない。思うに、トーナメントがはじまるまでと、エピローグに入る直前あたりが、作者の資質をよくあらわしているようだ。
しかし、少年漫画としての部分もとても面白くて、読む前にすっかり馬鹿にしていた僕は、認識を改めるにやぶさかではなかった。
しかし、しかしだ。
やっぱり、ポイントはそこにはなかった。
次から次へと強いやつが出て来て、話も大風呂敷を広げすぎて、どうにもならなくなり、とんでもない結末でバッサリと読者をおいてきぼりにするあたり、これは大傑作なのではないか、と思えてきた。
蔦葛木曽桟とか家畜人ヤプーに似た味わいがある。
とくに、あのプリンセスの結末にはおそれいった。
主人公は力でねじふせようとするのでなく、心で対しようとする。
つまり、敵は「倒すべき相手」ではなくて、「救うべきプリンセス」に他ならないのだ。
力を数値化するゲーム的設定が足をひっぱって、戦う前から、どっちが勝つかはわかってしまっている。だから、シャーマンキングがどうのこうの、という勝負も意味を失い、回避されてしまうのだ。
挙げ句の果てには、プリンセスだの夢オチだの、今まで自分は何を読んできたのかわからなくなる迷宮の漫画。すごい。やっぱり大傑作だ。
少年たちはきっと、続きを書いて、ちゃんと謎もといて、決着つけろ、と思っているに違いないが、そんなことをすれば、エヴァンゲリオンの二の舞だ。エヴァンゲリオンのテレビ最終回直後に庵野は死んでなにもかも残していくのがベストだったと僕は思っている。シャーマンキングの場合、あの伝説の結末後、作者は国外逃亡をにおわせるコメントを残して去っている。それはとても正しい選択に思えるのだ。
読んでいない人は、ネタをバラしてしまうので、とばしてください。
主人公の少年の特徴は「ユルい」ことで、口癖は「なんとかなる」
熱血でないところが、いいではないか。
少年はシャーマンで、シャーマンキングとなるべく、トーナメントに参加したりする。
トーナメント!これぞ少年漫画だ!これぞジャンプだ!
しかし、作者はトーナメントがどうこう、という物語を本当は書きたくなかったような気がしてならない。
と、いうのも、20巻近くになってきて、「恐山ル・ヴォワール」編になると、トーナメントなどそっちのけで、銀河鉄道みたいなファンタジーを展開しはじめるのだ。ポエムを恥ずかしげもなく書いたりしている。で、このときの作者のいきいきとした筆致は、その後に続く「エピローグ」編など足元にも寄せつけない。思うに、トーナメントがはじまるまでと、エピローグに入る直前あたりが、作者の資質をよくあらわしているようだ。
しかし、少年漫画としての部分もとても面白くて、読む前にすっかり馬鹿にしていた僕は、認識を改めるにやぶさかではなかった。
しかし、しかしだ。
やっぱり、ポイントはそこにはなかった。
次から次へと強いやつが出て来て、話も大風呂敷を広げすぎて、どうにもならなくなり、とんでもない結末でバッサリと読者をおいてきぼりにするあたり、これは大傑作なのではないか、と思えてきた。
蔦葛木曽桟とか家畜人ヤプーに似た味わいがある。
とくに、あのプリンセスの結末にはおそれいった。
主人公は力でねじふせようとするのでなく、心で対しようとする。
つまり、敵は「倒すべき相手」ではなくて、「救うべきプリンセス」に他ならないのだ。
力を数値化するゲーム的設定が足をひっぱって、戦う前から、どっちが勝つかはわかってしまっている。だから、シャーマンキングがどうのこうの、という勝負も意味を失い、回避されてしまうのだ。
挙げ句の果てには、プリンセスだの夢オチだの、今まで自分は何を読んできたのかわからなくなる迷宮の漫画。すごい。やっぱり大傑作だ。
少年たちはきっと、続きを書いて、ちゃんと謎もといて、決着つけろ、と思っているに違いないが、そんなことをすれば、エヴァンゲリオンの二の舞だ。エヴァンゲリオンのテレビ最終回直後に庵野は死んでなにもかも残していくのがベストだったと僕は思っている。シャーマンキングの場合、あの伝説の結末後、作者は国外逃亡をにおわせるコメントを残して去っている。それはとても正しい選択に思えるのだ。
活字リハビリ中。
杉作J太郎の『男の花道』を読んだ。マンガ+コラムでマンコラムと銘打っている。
第1部
十年ひと昔 その1
十年ひと昔 その2
虚構の男たち
夜の帝王
噂の女
男の教室
男が女を口説くとき
爆発!!恋愛遊戯
激突!!試験地帯
男で行こう!!
ヤボテン
男にモテるには?
男のエッセイ
アニメについて考えた 前編
アニメについて考えた 後編
第2部
肩書き無情
ハードだね!自転車野郎
軽妙!音楽談義激突篇
絶対恐怖!お化け屋敷
その後のボス
別れ
Y2J
杉J大賞 BIG BOSSMAN
旧国道の仲間たち
会社なき戦い・逆縁盃
ケツを忘れろ!
パソコンとエロとリッキー
社長アスホール
付録 愛の狩人
『ヤボテンとマシュマロ』からの文章と、それ以降の発表分をあわせて編集した、ちくま文庫オリジナル。
不器用で愛すべき男のエッセイが綴られている。
漫画の部分と文章の部分がうまく組み合わされているエッセイなのだが、文庫版で小さくなると、割り振りも変わってきて、もとの『ヤボテンとマシュマロ』に比べて、詰め込まれた感じは否めない。
なお、気になったので『ヤボテンとマシュマロ』収録分と比べてみた。
『ヤボテンとマシュマロ』には35編のコラムと「セイガク本線」という漫画が掲載されている。
その内、この『男の花道』に収録されたのは15編のコラムで、第1部がそれにあたる。
読んでいて「この後に掲載されている『セイガク本線』」という表記があり、それが最後まで「掲載」されてないので、削られたのだ、とわかり、あわてて『ヤボテンとマシュマロ』を借りてきて、つきあわせてみたのだ。
削られたコラム、漫画は次のとおり。
SM回廊
マーク2
喫茶店
シーハゴーン
いつか街で会ったら
映画館で肉マン その1
映画館で肉マン その2
怪奇十三夜 その1
怪奇十三夜 その2
インチキショップ
センズメンタル・ジャーニー
映画館で肉マン その3
いい旅夢気分
謎の円盤UFO
自慢話は聞き飽きた
激突!!社交辞令
料理の鉄人・衣笠サチオ
新学期エヴァンゲリラ
キミにウソをついた
漫画家生活15周年記念作品
あと、漫画で
セイガク本線1〜5、番外編『ねじ式』の思い出、最終回
削られたコラムも読んでみたが、これが面白い。
おそらく、文庫化にあたって、「男の生きざま」というテーマを設けたため、その縛りから外れた内容のものが漏れたのだろう。
これら、削られた分もあわせて、他の連載コラムとくっつけて本になればいいなあ、と思った。なにより、杉作J太郎の文章は読みやすいのだ。
杉作J太郎の『男の花道』を読んだ。マンガ+コラムでマンコラムと銘打っている。
第1部
十年ひと昔 その1
十年ひと昔 その2
虚構の男たち
夜の帝王
噂の女
男の教室
男が女を口説くとき
爆発!!恋愛遊戯
激突!!試験地帯
男で行こう!!
ヤボテン
男にモテるには?
男のエッセイ
アニメについて考えた 前編
アニメについて考えた 後編
第2部
肩書き無情
ハードだね!自転車野郎
軽妙!音楽談義激突篇
絶対恐怖!お化け屋敷
その後のボス
別れ
Y2J
杉J大賞 BIG BOSSMAN
旧国道の仲間たち
会社なき戦い・逆縁盃
ケツを忘れろ!
パソコンとエロとリッキー
社長アスホール
付録 愛の狩人
『ヤボテンとマシュマロ』からの文章と、それ以降の発表分をあわせて編集した、ちくま文庫オリジナル。
不器用で愛すべき男のエッセイが綴られている。
漫画の部分と文章の部分がうまく組み合わされているエッセイなのだが、文庫版で小さくなると、割り振りも変わってきて、もとの『ヤボテンとマシュマロ』に比べて、詰め込まれた感じは否めない。
なお、気になったので『ヤボテンとマシュマロ』収録分と比べてみた。
『ヤボテンとマシュマロ』には35編のコラムと「セイガク本線」という漫画が掲載されている。
その内、この『男の花道』に収録されたのは15編のコラムで、第1部がそれにあたる。
読んでいて「この後に掲載されている『セイガク本線』」という表記があり、それが最後まで「掲載」されてないので、削られたのだ、とわかり、あわてて『ヤボテンとマシュマロ』を借りてきて、つきあわせてみたのだ。
削られたコラム、漫画は次のとおり。
SM回廊
マーク2
喫茶店
シーハゴーン
いつか街で会ったら
映画館で肉マン その1
映画館で肉マン その2
怪奇十三夜 その1
怪奇十三夜 その2
インチキショップ
センズメンタル・ジャーニー
映画館で肉マン その3
いい旅夢気分
謎の円盤UFO
自慢話は聞き飽きた
激突!!社交辞令
料理の鉄人・衣笠サチオ
新学期エヴァンゲリラ
キミにウソをついた
漫画家生活15周年記念作品
あと、漫画で
セイガク本線1〜5、番外編『ねじ式』の思い出、最終回
削られたコラムも読んでみたが、これが面白い。
おそらく、文庫化にあたって、「男の生きざま」というテーマを設けたため、その縛りから外れた内容のものが漏れたのだろう。
これら、削られた分もあわせて、他の連載コラムとくっつけて本になればいいなあ、と思った。なにより、杉作J太郎の文章は読みやすいのだ。
resfest2005
2005年11月27日 映画
resfest20053日めのプログラムを見に京都アートコンプレックス1928に行った。
1日券を買って、今日のプログラム6つを全部見ることにした。
http://www.resfest.jp/2005/index.html
11:30 SHORTS#3
13:05 CUT&PASTE
14:45 RESMIX ELECTRONICA
16:20 FOUR SEASONS OF TRAKTOR
18:00 JUST FOR KICKS
19:35 VIDEOS THAT ROCK
「SHORTS#3」はショートフィルム集。
FLOTSAM/JETSAM(DAVID ZELLNER)
http://communication.utexas.edu/news/archives/2005/slamdance-FILM.html
LE REGULATEUR(PHILIPPE GRAMMATICOPOULOS)
http://www.zewebanim.com/regulateur.htm
THE EEL(DOMINIC HAILSTONE)
http://www.microcinema.com/titleResults.php?content_id=1801
KEEP RIGHT(TIM GODSALL)
http://www.nlpedit.com/port_dreams.html
WHAT THE(SIMON ELLIS)
http://www.tamperefilmfestival.fi/2005/eng/elok_p31.htm
RUBBER JOHNNY(CHRIS CUNNINGHAM)
http://www.director-file.com/cunningham/rubber.html
LITTLE PONY(FILIP ENGSTROM)
http://www.iofilm.co.uk/fm/l/little_pony_2005.shtml
STALK(LEIGH HODGKINSON)
http://www.awn.com/ottawa/OIAF05/prog_show_int.php
ANIMAL TRAGIC(TIM MACMILLAN)
http://www.animateonline.org/films/animaltragic/
DUCK TAPE AND COVER(YONG-JIN GENE PARK)
LUCKY(NASH EDGERTON)
http://www.fxguide.com/article238-print.html
クリス・カニンガムの作品はイレイザーヘッド以上に暗いし、レギュレイターは新たな古典となるべき大傑作だし、と、優れた作品が並んだが、僕のイチオシは、「キープ・ライト」
ランス・ヘンリクセンとユエン・ブレムナー(エイリアンVSプレデターに2人とも出演してましたね)という渋い俳優2人による刑事アクション。なのだが、言動は「魔法の背広着てたから、弾が当たらないんだもんねー」とか、発砲も口で「バンバン」言うだけ。つまりは、子供の遊びを大真面目にやってるのだ。シリアスな表情、シリアスな演技、シリアスな演出。これを日本でやるとしたら、渡哲也くらいだろうか。あとの刑事ものはコメディタッチがどこか入っていて、駄目だ。
「CUT&PASTE」はコラージュ作品の数々。
「RESMIX ELECTRONICA」は日本のミュージッククリップ集。
「FOUR SEASONS OF TRAKTOR」はコマーシャルとミュージック・ビデオを集大成、「SEX」「VIOLENCE」「FEAR」「CONFUSION」の4つのカテゴリーに分けて上映された。BASEMENT JAXXの人面犬ビデオも流れた。
「JUST FOR KICKS」はHIPHOPとスニーカーの文化ドキュメンタリー。作中、マチュ−・カソヴィッツがコメントを述べていた。マチュー・カソヴィッツは、「アメリ」とか「フィフス・エレメント」に出演する俳優で、「クリムゾン・リバー」とか「ゴシカ」の監督でもある。スニーカーに一家言あるなんて、その作品群からはほとんど想像できなくて、意外だった。
「VIDEOS THAT ROCK」は洋楽MTV。
THE SUN「ROMANTIC DEATH」(ALEX NAM)
THE WILLOWZ「I WONDER」(MICHEL GONDRY)
MAD ACTION「SMILE」(JONAS ODELL)
FATBOY SLIM「THE JOKER」(JON WATTS)
あたりが印象に残った。ふだんから毎日MTVとかスペースシャワーを見てればいいようなものだが、J POPのクリップが多く流れていて、洋楽の最新のクリップを見ようと思っても1日中浴びるように見るというわけにはいかないのだ。
京都に1日中いたことになるが、朝に来て会場に入り、イベントが終わって外に出たらもう夜だった。
画像は、「VIDEOS THAT ROCK」で流れたLCD SoundsystemのDaft Punk Is Playing at My House
1日券を買って、今日のプログラム6つを全部見ることにした。
http://www.resfest.jp/2005/index.html
11:30 SHORTS#3
13:05 CUT&PASTE
14:45 RESMIX ELECTRONICA
16:20 FOUR SEASONS OF TRAKTOR
18:00 JUST FOR KICKS
19:35 VIDEOS THAT ROCK
「SHORTS#3」はショートフィルム集。
FLOTSAM/JETSAM(DAVID ZELLNER)
http://communication.utexas.edu/news/archives/2005/slamdance-FILM.html
LE REGULATEUR(PHILIPPE GRAMMATICOPOULOS)
http://www.zewebanim.com/regulateur.htm
THE EEL(DOMINIC HAILSTONE)
http://www.microcinema.com/titleResults.php?content_id=1801
KEEP RIGHT(TIM GODSALL)
http://www.nlpedit.com/port_dreams.html
WHAT THE(SIMON ELLIS)
http://www.tamperefilmfestival.fi/2005/eng/elok_p31.htm
RUBBER JOHNNY(CHRIS CUNNINGHAM)
http://www.director-file.com/cunningham/rubber.html
LITTLE PONY(FILIP ENGSTROM)
http://www.iofilm.co.uk/fm/l/little_pony_2005.shtml
STALK(LEIGH HODGKINSON)
http://www.awn.com/ottawa/OIAF05/prog_show_int.php
ANIMAL TRAGIC(TIM MACMILLAN)
http://www.animateonline.org/films/animaltragic/
DUCK TAPE AND COVER(YONG-JIN GENE PARK)
LUCKY(NASH EDGERTON)
http://www.fxguide.com/article238-print.html
クリス・カニンガムの作品はイレイザーヘッド以上に暗いし、レギュレイターは新たな古典となるべき大傑作だし、と、優れた作品が並んだが、僕のイチオシは、「キープ・ライト」
ランス・ヘンリクセンとユエン・ブレムナー(エイリアンVSプレデターに2人とも出演してましたね)という渋い俳優2人による刑事アクション。なのだが、言動は「魔法の背広着てたから、弾が当たらないんだもんねー」とか、発砲も口で「バンバン」言うだけ。つまりは、子供の遊びを大真面目にやってるのだ。シリアスな表情、シリアスな演技、シリアスな演出。これを日本でやるとしたら、渡哲也くらいだろうか。あとの刑事ものはコメディタッチがどこか入っていて、駄目だ。
「CUT&PASTE」はコラージュ作品の数々。
「RESMIX ELECTRONICA」は日本のミュージッククリップ集。
「FOUR SEASONS OF TRAKTOR」はコマーシャルとミュージック・ビデオを集大成、「SEX」「VIOLENCE」「FEAR」「CONFUSION」の4つのカテゴリーに分けて上映された。BASEMENT JAXXの人面犬ビデオも流れた。
「JUST FOR KICKS」はHIPHOPとスニーカーの文化ドキュメンタリー。作中、マチュ−・カソヴィッツがコメントを述べていた。マチュー・カソヴィッツは、「アメリ」とか「フィフス・エレメント」に出演する俳優で、「クリムゾン・リバー」とか「ゴシカ」の監督でもある。スニーカーに一家言あるなんて、その作品群からはほとんど想像できなくて、意外だった。
「VIDEOS THAT ROCK」は洋楽MTV。
THE SUN「ROMANTIC DEATH」(ALEX NAM)
THE WILLOWZ「I WONDER」(MICHEL GONDRY)
MAD ACTION「SMILE」(JONAS ODELL)
FATBOY SLIM「THE JOKER」(JON WATTS)
あたりが印象に残った。ふだんから毎日MTVとかスペースシャワーを見てればいいようなものだが、J POPのクリップが多く流れていて、洋楽の最新のクリップを見ようと思っても1日中浴びるように見るというわけにはいかないのだ。
京都に1日中いたことになるが、朝に来て会場に入り、イベントが終わって外に出たらもう夜だった。
画像は、「VIDEOS THAT ROCK」で流れたLCD SoundsystemのDaft Punk Is Playing at My House
こえと旅、箱入りプラネタリウム、世界のCMフェスティバル
2005年11月26日 趣味第3回大阪アートカレイドスコープ「do art yourself」が開催されている。
大阪府立現代美術センターのトークイベントを聞きに行った。
「こえと旅」と題するテーマで語るのは、サウンドアーチストの藤本由紀夫さん、カラビンカの渡辺昭二さん、アーチストの大和川レコードの3名。
「息を吐くついでにしゃべっている」藤本さんの視点はいちいち面白い。
聞くことと見ることとの距離の違いなどを語る。
渡辺さんは同音異義語から連想される展開をみせる。
「声」と「越え」と「肥」、「phone」と「骨」、語り部に対して、自分は渡す役、つまり「渡部」だと言い出すに至っては、おやじのダジャレギャグじゃん!と突っ込みいれたくなったが、こういう同音意義の展開は、ロラン・バルトとかジャック・ラカンとか、現代思想では定番の方法なのだ。
渡辺さんにはかなり昔にいろいろお世話になって、カラビンカ使ってイベントやらせてもらったりしていた。こういう怪しいおじさんこそが、ラカンとかデリダを翻訳してくれれば、きっと面白い本ができるにちがいない。
トーク終了後、藤本さんと少し話して、展示品を見る。
ラインヒルト・クーンのjunkturは人間の頭頂部の写真を並べた作品。
One Minuites on the Planetと題する映像展示は、映画創始期の条件で複数のアーチストが映像を提供する作品。リュミエール・ルールと名付けられたその条件は、最長1分、固定カメラ、無音、ズーム無し、無編集、無加工。こりゃ楽だ!
光島貴之と上田假奈代の「線のからだ、意志のことば」は、チップに機械をあてて声をひろうことで詩を聞く作品。これが面白かった。
上本町のフィネガンズウェイクに行き、無形工房の人の作品展「箱入りプラネタリウム」を見る。セーラー服の少女を中心とした絵が天井にちりばめられている。
野中ひゆちゃん、邪王院弘、ちやじなどが集って、狭い店は満員御礼。
ここは引き出しで埋め尽くされた店で、僕の引き出しもある。オープン当初に現代アート的仕掛けをしておいたのだ。文字盤と針の無い目覚まし時計をいれておき、好きなところにアラームをセットしておくと、いつだか予測できないときにジリジリと鳴る仕掛けだ。引き出しの中で鳴るのだから、止めるにも、まず時計を探し出さねばならない。
今回、引き出しを確認すると、時計は入っていたが、セットするためのネジが紛失していた。これで、まったく何が何だかわからない作品になったってわけだ。
ところで、この店にくると、なぜかメルヴィルの『代書人バートルビー』を思い浮かべてしまう。アガンベンのバートルビー論の本にはバートルビーの新訳が載っているらしい。活字をスムーズに読めるだけの集中力が戻ったら、読んでみたい。
国際交流センターで世界のCMフェスティバル。ヨーロッパ映画祭の一環として行われるオールナイトイベントだ。
よっしーが姉妹で見に来ていた。
BLACK BOTTOM BRASS BANDと、イベント専属バンドのUNITACHIの演奏が休憩時間にもあり、焼酎「壱岐っこ」とペリエが無料でふるまわれる、など、寝ている暇もないイベント。
アディダスのCM特集とか、エミール・クストリツァ作、凱旋門に裸の人類CMとか、ブラジルCM特集とか、足に嫉妬する手のCMとか、人生の重大事をミュージカル仕立てでさらりと過ごすCMとか、いろいろ満載。
鳴りもの「パチパチ」が鳴りまくり、席の数だけある風船をキック&トスで遊んだり、もう、楽しいったらありゃしない。
大阪府立現代美術センターのトークイベントを聞きに行った。
「こえと旅」と題するテーマで語るのは、サウンドアーチストの藤本由紀夫さん、カラビンカの渡辺昭二さん、アーチストの大和川レコードの3名。
「息を吐くついでにしゃべっている」藤本さんの視点はいちいち面白い。
聞くことと見ることとの距離の違いなどを語る。
渡辺さんは同音異義語から連想される展開をみせる。
「声」と「越え」と「肥」、「phone」と「骨」、語り部に対して、自分は渡す役、つまり「渡部」だと言い出すに至っては、おやじのダジャレギャグじゃん!と突っ込みいれたくなったが、こういう同音意義の展開は、ロラン・バルトとかジャック・ラカンとか、現代思想では定番の方法なのだ。
渡辺さんにはかなり昔にいろいろお世話になって、カラビンカ使ってイベントやらせてもらったりしていた。こういう怪しいおじさんこそが、ラカンとかデリダを翻訳してくれれば、きっと面白い本ができるにちがいない。
トーク終了後、藤本さんと少し話して、展示品を見る。
ラインヒルト・クーンのjunkturは人間の頭頂部の写真を並べた作品。
One Minuites on the Planetと題する映像展示は、映画創始期の条件で複数のアーチストが映像を提供する作品。リュミエール・ルールと名付けられたその条件は、最長1分、固定カメラ、無音、ズーム無し、無編集、無加工。こりゃ楽だ!
光島貴之と上田假奈代の「線のからだ、意志のことば」は、チップに機械をあてて声をひろうことで詩を聞く作品。これが面白かった。
上本町のフィネガンズウェイクに行き、無形工房の人の作品展「箱入りプラネタリウム」を見る。セーラー服の少女を中心とした絵が天井にちりばめられている。
野中ひゆちゃん、邪王院弘、ちやじなどが集って、狭い店は満員御礼。
ここは引き出しで埋め尽くされた店で、僕の引き出しもある。オープン当初に現代アート的仕掛けをしておいたのだ。文字盤と針の無い目覚まし時計をいれておき、好きなところにアラームをセットしておくと、いつだか予測できないときにジリジリと鳴る仕掛けだ。引き出しの中で鳴るのだから、止めるにも、まず時計を探し出さねばならない。
今回、引き出しを確認すると、時計は入っていたが、セットするためのネジが紛失していた。これで、まったく何が何だかわからない作品になったってわけだ。
ところで、この店にくると、なぜかメルヴィルの『代書人バートルビー』を思い浮かべてしまう。アガンベンのバートルビー論の本にはバートルビーの新訳が載っているらしい。活字をスムーズに読めるだけの集中力が戻ったら、読んでみたい。
国際交流センターで世界のCMフェスティバル。ヨーロッパ映画祭の一環として行われるオールナイトイベントだ。
よっしーが姉妹で見に来ていた。
BLACK BOTTOM BRASS BANDと、イベント専属バンドのUNITACHIの演奏が休憩時間にもあり、焼酎「壱岐っこ」とペリエが無料でふるまわれる、など、寝ている暇もないイベント。
アディダスのCM特集とか、エミール・クストリツァ作、凱旋門に裸の人類CMとか、ブラジルCM特集とか、足に嫉妬する手のCMとか、人生の重大事をミュージカル仕立てでさらりと過ごすCMとか、いろいろ満載。
鳴りもの「パチパチ」が鳴りまくり、席の数だけある風船をキック&トスで遊んだり、もう、楽しいったらありゃしない。
ディスクピア日本橋で地方アイドルイベント
2005年11月26日 アイドルディスクピア日本橋で、午後2時から地方発アイドルのイベント。
出演したのは、Bachicco!、MAY BE MAX、ダンシングBANANAの3組。
まずはBachicco!
WE’re DEEVA
PURE SNOW LOVE
水色の手紙
COTTON BABY
サンキュー
Bachicco!はテレビ番組「ばちこい!」から誕生したアイドルグループで、岡山、香川のアイドルということになっている。
ダンスはパラパラに毛がはえたような感じだったが、ういういしく、歌が予想以上にアイドル曲として充実していて、楽しめた。
次はMAY BE MAX
オーバーシャイン
フルチャンス
私の阪神タイガース
熱い予感
けいたい電話
MAY BE MAXは愛子がしきりに新曲やりたいと言ってたが、大賛成。MAY BE MAXは出て来たらすぐに客の温度を上げるいいアイドルで、MCのうまさは類をみない。ダンスの実力もあり、オタ芸をそのまま振り付けに使ってあおるなど、盛り上げることに関しては一流。ただ、いかんせん、曲にめぐまれていないのだ。
3番目はダンシングBANANA
真実の宝石
てのひらを太陽に
チャイナドール
ありがとう
軌跡
DIVING to LOVE
MAY BE MAXもたいがいダンスうまいのだが、ダンシングBANANAのステージ見たら、圧倒された。MCがいっぱいいっぱいなのは愛嬌。
このイベントではサイン会や握手会はないが、全員のサインの入った色紙をじゃんけんで争奪するゲームがあった。
なんと、最後の2人に残ってしまい、あせった。(負けた)
今日は、この後、まだ行くイベントがある。
それはまた項をあらためよう。
出演したのは、Bachicco!、MAY BE MAX、ダンシングBANANAの3組。
まずはBachicco!
WE’re DEEVA
PURE SNOW LOVE
水色の手紙
COTTON BABY
サンキュー
Bachicco!はテレビ番組「ばちこい!」から誕生したアイドルグループで、岡山、香川のアイドルということになっている。
ダンスはパラパラに毛がはえたような感じだったが、ういういしく、歌が予想以上にアイドル曲として充実していて、楽しめた。
次はMAY BE MAX
オーバーシャイン
フルチャンス
私の阪神タイガース
熱い予感
けいたい電話
MAY BE MAXは愛子がしきりに新曲やりたいと言ってたが、大賛成。MAY BE MAXは出て来たらすぐに客の温度を上げるいいアイドルで、MCのうまさは類をみない。ダンスの実力もあり、オタ芸をそのまま振り付けに使ってあおるなど、盛り上げることに関しては一流。ただ、いかんせん、曲にめぐまれていないのだ。
3番目はダンシングBANANA
真実の宝石
てのひらを太陽に
チャイナドール
ありがとう
軌跡
DIVING to LOVE
MAY BE MAXもたいがいダンスうまいのだが、ダンシングBANANAのステージ見たら、圧倒された。MCがいっぱいいっぱいなのは愛嬌。
このイベントではサイン会や握手会はないが、全員のサインの入った色紙をじゃんけんで争奪するゲームがあった。
なんと、最後の2人に残ってしまい、あせった。(負けた)
今日は、この後、まだ行くイベントがある。
それはまた項をあらためよう。