ミルキーハット、万葉シャオニャン@NHK大阪放送局アトリウム〜JK21@マイケルキューブ
NHK大阪放送局アトリウムで開催中の「ハートフル鳥取キャラフル鳥取」を見に行った。
ステージイベントは3部にわかれており、時間の都合で2部、3部のみ見た。
お目当てはミルキーハットと万葉シャオニャン。
まず、午後1時からの第2部。
ミルキーハット
1.By the way
2.歩いていこう
3.グレープフルーツ
ゆるキャラともメンバーの誰かが必ずからむ構成。
このときは「ゆるキャラ界のカリスマ」トリピーと、ゆめと、ロビットがいたかな。
さやかのスタイルがすごくよくなっているように見えた。
ゆるキャラショー、しゃんしゃん傘踊りをはさんで、
万葉シャオニャン
1.アオニヨシ奈良ノ都デテンツクテン
2.花咲きますように
3.鉄腕アトム
このとき、万葉シャオニャンとからんだゆるキャラは、トリピー、むきぱんだ、ネギ太。
ゲゲゲの鬼太郎うちわを使って踊っていた。これはゲゲゲの鬼太郎アイスを買えばもらえるもの。
ライブ終わりで、さっそくアイス買って、うちわを入手した。

そう時間をおかずに、午後3時から第3部がはじまる。
ミルキーハット
1.大航海ランドスケープ
2.ハッピーメイカー
3.軌跡
4.グレープフルーツ
全体を通して感じたのは、ミルキーハットにダンスが帰ってきた!という喜びだった。いっときの、「この調子でいけば全身ガタガタになっちゃうよ!」というような激しい踊りではないのだが、ダンスをじゅうぶんに楽しめるステージになっていて、感心した。
プログラムの順は2部と一緒で、トリは万葉シャオニャン。
万葉シャオニャンのやった曲は2部と一緒。衣装は平城遷都の衣装になっていた。
万葉シャオニャンを見る機会は非常に限られているので、貴重だ。と、思ってたら、明日もこのイベントに登場すると言う。残念ながら、別の予定があって、見に行けない!
このイベントではゆるキャラじゃないけど、ゲゲゲの鬼太郎とか、とりモー、ネギ太とネギ子のヨネギーズなどもいた。

日本橋に戻って、ザ・ミルクの路上をのぞいたら、ちょうどライブが終わっている小休止の時間帯だった。
で、いくつか店をまわった後、アメリカ村へ。

午後6時からアメリカ村マイケルキューブでJK21の「エニシングゴーズ」公開生放送。
サウンドクルーはジョージ、さあや、ももな、はな。
応援には月脇とつばっきー。(2人あわせて、つばわっきー?????)
お便りからのトークで、土用の丑の日の話、夏をのりきる話。
さあやが、納豆食べたあとにサイダーを飲んでみることをすすめる。何が起こるかはお楽しみ。「化学反応」「何かがうまれる」とか言ってたから、きっとえらいことになるのだろう。
プチ自慢のコーナー
月脇:夏休み突入直後の今、すでに5教科の宿題のうち2つを済ませた。
松尾:今までに24都道府県に旅で行った。
桃菜:好き嫌いがない(直前のトークで「キムチが食べれない」と言ったばかりだったので、すかさずツッコミが入る)
さあや:習い事、部活が多種多様。ピアノとか新体操とか。
城島:デイリーライブ初日の歌合戦で勝利した。
神の声の審判により、一番は月脇。
罰ゲームはももなで、デイリーライブでのジョージの物真似を披露する。
「馬、うたくなったな」(歌うまくなったな、と言いたかったのを噛んだのを再現)
あと、トークでは日蝕の話など。
ラストに、この番組が7月いっぱいで終わることが告げられる。あと1回だ!
このラジオ番組で、誰が誰やらわからなかったJK21のメンバーを認識できて、親しみを抱くことができるようになった。
いつものようにサイン入りiTunesカードもらって、まんだらけで安いマンガを物色していたら、雨が降ってきた。ぬかりなく傘を持参していたので、傘をさしながら郷田マモラとか買う。

帰宅後、録音しておいた「現代の音楽」
                         猿谷 紀郎
                    【ゲスト】原田 敬子
 − N響ミュージック・トゥモロー2009から −(1)
「エコー・モンタージュ−オーケストラのための(2008)」
                       原田敬子・作曲
                      (15分11秒)
                  (管弦楽)NHK交響楽団
                 (指揮)ジョナサン・ノット
原田敬子の話によると、ブライアン・ファーニホウの言葉から、演奏家の内的状態について考えるようになったらしい。同じ音楽でも演奏家によって大きく違ってくることを、自分自身の作品において体験し、そういうことに注目するようになったのだと言う。
「シークレット・フォレスト・フォー・アンサンブル(2008)」
藤倉 大・作曲
                      (17分16秒)
                  (管弦楽)NHK交響楽団
                 (指揮)ジョナサン・ノット
藤倉大のプログラムノートによると、「音楽の素材によりあらかじめエネルギッシュなもの、静かなテクスチュア、情緒ある素材などを決めてそれを切り刻んでいく方法が多かったのだが、むしろメロディックな素材がどのようにエネルギッシュなものに変化していくか、あるいはその逆はどうか、その過程を示すことに今興味がある」とのこと。
本作は、ステージ上に木管奏者がおり、客席に金管奏者がいる、という構成だったそうな。
これだから、現代音楽は見に行かないと十全に味わえないのだ。
  〜東京オペラシティ・コンサートホール タケミツメモリアルで収録〜 
                    <2009/6/1>
「12の楽器のための 響きあう隔たり2(1996/97)
                  (一部)」原田敬子・作曲
                       (7分33秒)
                 (アンサンブル)イクトゥス
           (指揮)ジョルジュ・エリー・オクトール
              <Cypres CYP5605>
本作は、原田敬子が、すぐれた演奏家に出会って、演奏家と作曲家として音楽をどういうように考えていくかを、はじめて真面目に取り組んでいくことから出来た作品だそうな。

JK21デイリーライブ@アトリエACT〜宍戸留美@そらのまめ
JK21デイリーライブ@アトリエACT〜宍戸留美@そらのまめ
JK21のDAILY LIVE初日公演を見に行った。
夏休みの間だけ、ほぼ毎日ライブをするという。中崎町のアトリエACTで、土日は午後2時から。平日は午後7時から。
メンバー登場まで、JK21の今までの歩みをまとめた映像が流れる。
おっ、これは先日通天閣のスタジオ210で見た映像だ、と思っていたら、その通天閣でのライブの映像もちゃんと追加されていた。
司会は松竹のチューインガム。
メンバーが登場し、まずは
1.win! win! タイガース
登場したのは、城島、森崎、脇坂、椿、月脇、新垣、川口の7人。
トークのあと、いったんJK21はひっこみ、プチJKが登場する。
2.もっと、もっと
プチJKは碧、今崎、青野、松尾、田中の5人。
トークではみんな渋い食べ物が好きなこととか。
番長はプチJKと掛け持ちなので、このあと、JK21のステージに参加するようになる。
JK21再登場で3曲。
3.ハッピーグラデュエーション
4.エニシングゴーズ
5.フットマン
いやしかし、ひさしぶりに見た川口有砂のダンスのキレのよさったらなかった。
ジョージチーム(ももな、つばっきー、ジョージ)とさあやチーム(ゆうみ、わっきー、番長、さあや)にわかれて、歌合戦。さあやチーム、ジョージチームの順で1曲ずつ交替で歌う。
6.崖の上のポニョ(月脇、わっきーのワッキワッキユニット)
7.恋のつぼみ(ももな。高い声出すとき、指で上をさす)
8.アイムプラウド(低音の番長。途中で止められるオチを予定していたが、ほとんどきっちり歌い切る)
9.ヘブンリーデイズ(つばっきー)
10.夏空グラフィティ(さあや)
11.1000の言葉(ジョージ)
勝利チームは、お客さんの拍手により、ジョージチーム。
負けたチームは罰ゲームとして、両手を前に出して握力つける運動(グーパー繰り返す)100回。
JK21について歌がうまいとか下手とかほんと、考えたこともなかったのだが、こうして1人1人の歌を聞いてみると、なるほど、アイドル歌手を志望してオーディションを通過してきただけのことはある、素晴らしい歌唱力だった。これは意外な発見だった。
ラスト曲は、
12.キッス
ライブ後は、握手会。
約1時間半のライブ。
うむ。この内容なら、また来てもいいな、と思った。

午後8時から、三文アートcafeそらのまめで宍戸留美ライブ。
1.ライオンと休暇
2.ミッドナイトラブコール
3.ゆれる
4.恋細胞のメドレー
5.大切なうた
6.星空ハイネス
7.faire l’amour
8.最後の電話
9.井の頭にて
以下、アンコール
10.アズティアーズゴーバイ
11.こんな気持ち
留美ちゃんのライブは、僕がごく自然な自分になれる貴重な時間。
いつでも自分をおさえずにいるわがままな僕が言うんだから、そうとう自然でおれる、ということだ。
「井の頭にて」の歌詞読んで、スガシカオが絶賛してたらしい。
でも、「バッグ」を「バック」と誤記してあるところから生じた妄想らしい。
いや、歌詞はすばらしいけどね。スガシカオは留美ちゃんの、それでなくてもエロティックな歌にさらに妄想を抱いてしまった、ということのようだ。その歌詞の部分を留美ちゃんの前で読んだら、僕が読むといやらしくなりすぎる、と笑われた。
ライブ後も「そらのまめ」でおいしく飲食しながら、いつまでも楽しい会話をしていたら、午前1時前になっていた。
そんな夜中だというのに、歩いて帰る途中で、2人も知った顔に出会った。
1人は、いつもまんだらけで会う店員さん。もう1人は松原タニシくんで、時間の都合がつけば8月7日のベアーズのライブに出てくれる、ということになった。
帰宅後、録画しておいたキズナ食堂(モーニング娘。)とか、アイドルスナイパー(マリードールの路上の映像に僕が心霊写真のようにうつりこんでいた)とか。

『アイラブエルモ』
将棋の棋聖戦、大盤解説会に行く予定だったけど、睡眠不足とここ1週間ほど続いているおなかの不調で、外出は避ける。仕事にはなんとか行ったけど。銭ゲバのゼニーズとか、マイケルキューブとか、行く予定にはしてたんだけど。
棋聖戦最終局は横歩取りの攻防で、羽生の強さを思い知らせた。自然に勝ってしまうのだ。すごいな。解説会には行かなかったけど、ネットでの中継に釘付けだったのだ。
一方、大相撲中継は、解説に北の富士と長谷川が向かい合う。長谷川も定年退職なのだ。懐かしい取組も見れた。

ケヴィン・クラッシュの『アイラブエルモ』を読んだ。
以下、目次。

エルモの世界へようこそーそしてぼくの世界へようこそ
1章 愛ってなんだろう?
2章 喜びってなんだろう?
3章 創造力ってなんだろう?
4章 寛容ってなんだろう?
5章 勇気ってなんだろう?
6章 友情ってなんだろう?
7章 協力ってなんだろう?
8章 学ぶってなんだろう?
9章 希望ってなんだろう?

エルモを動かし、声を出しているケヴィン・クラッシュの生い立ちから意見まで。
著者名に「with ゲイリー・ブロゼック」とあるから、文章を書いたのは、ゲイリーなのかもしれない。
ケヴィンは黒人なので、人種差別のこととか、911のことなど、アメリカの情景もうかがえる。
いやー、とにかく、読んでいて、何ケ所かで泣きそうになった。
子供にまつわる「いい話」がいくつも読めるし、エルモの無邪気でポジティブなところにも感心させられた。
僕は、こういう無邪気でポジティブなキャラクターが大好きで、ちょっと前に終わったけど、アニメの「ぷるるん!しずくちゃん」なんか、その代表例だ。
明日にでも、エルモのグッズを買いにいこう、と決心した。

『凡人として生きるということ』
押井守の『凡人として生きるということ』を読んだ。
第1章 オヤジ論ーオヤジになることは愉しい
第2章 自由論ー不自由は愉しい
第3章 勝敗論ー「勝負」は諦めたときに負けが決まる
第4章 セックスと文明論ー性欲が強い人は子育てがうまい
第5章 コミュニケーション論ー引きこもってもいいじゃないか
第6章 オタク論ーアキハバラが経済を動かす
第7章 格差論ーいい加減に生きよう
あとがき 今こそ言葉が大切な時

タイトルの平凡さにびびった。押井守でなければ、まったく目にとまることのない題名だ。
だが、中身はありきたりじゃなかった。言いたい放題だ。
おそらく編集の人間がつけた小見出しはまるでハウトゥ本のような鈍さがあって、内容とのずれが面白かった。


『王様は裸だと言った子供はその後どうなったか』
森達也の『王様は裸だと言った子供はその後どうなったか』を読んだ。
第1話 王様は裸だと言った子供はその後どうなったか(仮)
第2話 桃太郎
第3話 仮面ライダー ピラザウルスの復讐
第4話 赤ずきんちゃん
第5話 ミダス王
第6話 瓜子姫
第7話 コウモリ
第8話 美女と野獣
第9話 蜘蛛の糸
第10話 みにくいあひるのこ
第11話 ふるやのもり
第12話 幸福の王子
第13話 ねこのすず
第14話 ドン・キホーテ
第15話 泣いた赤鬼

パロディ集か、と思えば森達也の数ある著作のなかで、いちばん後回しにしてもかまわないような本なんじゃないか、とたかをくくって読みはじめたが、考えを改めた。
おとぎばなしのパロディ部分に見られる、皮肉なども含めて、森達也という人がどういう物の見方をしているかがわかりやすくあらわれている本だと思った。
昔話のパロディを語りながら、作者はエッセイ風にいろんなことを語っており、純粋なフィクション集でないのが、わかりやすさの原因だろう。
イラストは宇野亜喜良だ。
『重罰化は悪いことなのか』
ボクシング見た。
長谷川の強さはちょっとつり合いがとれていないほどで、驚いた。
だが、問題は、アオーの試合だ。
試合結果としては、判定でアオーが負けた。
大差がついていた。
それはテレビ観戦している僕の目にも明らかだった。
ところが、である。
試合中のアナウンスと解説は、最初から最後まで、ず〜〜〜っと、アオーをほめて、アオー有利を告げていたのだ。顔面を殴られているのに、「あたっていません」と言い、手数が出ないのを「カウンターを狙ってますね」と言ってる。どれだけえこひいきすれば気がすむのか。
僕がめくらで音声だけ聞いていたら、アオーが一方的に勝っていると思い込んだだろう。
大本営発表、というのは、こんな感じだったのだろう。

藤井誠二の『重罰化は悪いことなのか』を読んだ。
まえがき
Ⅰ 「殺された側の論理」と「犯罪不安社会」のゆくえ(芹沢一也×藤井誠二)
Ⅱ 「厳罰化」を考える(芹沢一也×藤井誠二)
Ⅲ 「犯罪」映画を読み解くために(松江哲明×藤井誠二)
Ⅳ 漫画を書くことで見えてきた死刑制度の本質(郷田マモラ×藤井誠二)
Ⅴ 罰を重くすれば犯罪は減るのか(宮台真司×藤井誠二)
Ⅵ 犯罪を防ぐ「懐の深い社会」をつくるために(宮台真司×藤井誠二)
Ⅶ 編集者との対話( 藤井誠二×双風舎編集部)
あとがき
初出一覧

藤井誠二は重罰化(適正化、と藤井は呼んでいる)に賛成の立場で、事件の被害者遺族の側でものを言う人である。
藤井の発言の多くは、僕の意見とは違うので、考えさせられることが多かった。
自分の考え方、感じ方をふりかえって、疑ってみる機会が多かったので、今後も藤井の著作を読んで考えよう、と思っている。
今、現在での本書を読んで感じたことを書いておこう。
被害者遺族には、「犯人は死刑にしてくれ」と感じている人が大半だという。
メディアを通じて、妻子を殺された男が犯人の死刑をのぞみ、また、殺してやりたい、と発言しているのを聞いたこともある。
ネットで魚を料理すると書いただけの男が犯罪者としてつかまった状況を考えると、こうしたあからさまな殺意の発動がなぜ罪にならないのか、すごく違和感がある。
殺人にはいろんな動機がある。「あいつの顔が気にくわない」とか、「誰でもよかった」でもいい。それと並んで「家族を殺されたから」というのも、殺人のりっぱな動機である。りっぱすぎるくらいだ。で、そりゃ殺意を抱いてもしかたないわな、と思える動機を抱いているからと言って、それは殺してもいいことを意味しない。殺意をメディアを通じて全国民に告げることは、ネットどころの騒ぎではない殺人予告なのではないか。しかも、単なる殺人予告ではなく、自らの手を汚さずに、国によって殺してもらおう、という点において、より卑怯ではないのか。
本当に「この手で殺してやりたい」と思うのなら、死刑を願うのではなく、減刑を嘆願し、軽い刑で一刻も早く出所してもらって、自らの手で殺せばいいのだ。
殺されたから殺す、命には命、という殺人は、順番が違うだけで、どちらも殺しであることにはかわりない、と思うのだが、なぜ、この遺族が「あいつ殺す」という発言を問題視しないのか。不思議だ。誰かが問題視したかもしれないが、少なくとも、その行為で逮捕されたとは聞かない。
また、殺された家族が、そのとき殺されたことで、幸せを奪われたかのような言い方を疑いもなくされているが、それもどうか。今後何十年も、平気で人前で殺意を表明して、うしろゆびさされずに済むような操作をできる人間の家族でいることの方が不幸だという考えはないのか。そんな人間とひとつ屋根の下に暮らすことは地獄ではないのか。
また、殺意を表明しているのは、被害者ではなく、被害者の遺族である。ちょっと血のつながりがある程度のことで、人を殺す、許せない、という極端な態度に出ることができる想像力のなさは、いったいなんなのか。
だから、藤井は被害者遺族と加害者が交流する「息子のまなざし」を酷評できるのである。僕なら、たとえば家族を殺した犯人とでも、友達になってみせる。それを絶対に不可能だ、と最初から思いこめるのは、血縁とか、家族とかいうものに誇大な妄想を抱いて、めくらになっているだけなのだ。まあ、誰も殺してなくても友達になりたくない人物、てのもいるけど。
要するに、思ったのは、被害者遺族は被害者自身じゃない、ってことだ。当たり前のことだけど。たかが血がつながっている程度の妄想の関係だけで、被害者の当事者づらするのが当然のような考えが、わからない。と、いうか、うかつにすぎる。
と、まあ、いろいろ書いてはみたけど、家族とか、愛とかいう事柄について、あまりにも素朴な考えすぎるところが気になった、ということだ。
どんなに人を殺されても、それを理由にそいつを殺してもいいことにはならない。先後が違うだけで、命を奪うことにかけては同じなのだ。
でも、駅で切符買おうとしているとき、前でモタモタしている人を見たら、極刑に処してほしくなるけどね!
『暴走するセキュリティ』
K1見たけど、総合格闘技の選手と試合して盛り上げている今の状況は、ちょっとどうか、と思う。
山本がノックアウトされたのも、マサトが勝ったのも、当たり前と言えば、当たり前。どんなにマサトが強くても、相撲をとれば、引退している曙にも勝てないだろうし、将棋をさせば、矢内女王にも勝てないだろう。マサトはよくハンデもなしに総合の選手と闘って、勝って喜んでいるが、ケツの穴が小さすぎないか?
マサトの最後の試合は、R1に出て決勝で誰よりも笑いをとることに尽きるだろう。さもないと、最強とか言わせない。

芹沢一也の『暴走するセキュリティ』を読んだ。
第一章 凶悪犯罪者たちへの共感と恐怖
第二章 少年法と刑法三九条をめぐる困難
第三章 セキュリティが長閑な日常を破壊する
第四章 暴力の排除が生み出す厳罰社会
特別対談 暴走する民意と権力


ももいろクローバー@LABI1なんば〜ザ☆ミルク@オタロード〜JK21@マイケルキューブ、『虹ケ原ホログラフ』『鵺の砦』『最後の制服1』
ももいろクローバー@LABI1なんば〜ザ☆ミルク@オタロード〜JK21@マイケルキューブ、『虹ケ原ホログラフ』『鵺の砦』『最後の制服1』
ももいろクローバー@LABI1なんば〜ザ☆ミルク@オタロード〜JK21@マイケルキューブ、『虹ケ原ホログラフ』『鵺の砦』『最後の制服1』
ヤマダ電機LABI1なんばで、ももいろクローバーのインストアライブ。
ももいろクローバーは高城れに、佐々木彩夏、百田夏菜子、早見あかり、玉井詩織の5人で、「ヤマダ電機アイドル」と名乗っていた。
スターダストのオーディションも同時に開催されており、会場にはレベルの高い美少女小中学生たちでごったがえしていた。ライブ中はオーディションは休憩ということで、客席でみんなライブを楽しんでいた。
今日はなんと、3回ステージがあった。
まず、午後1時の回
オープニングまでのトークで、おおつか麗衣(雪広あやか!)と、飛鳥凛(ひぐらし!)、蒼井涼香の3人が登場。飛鳥凛が山下リオとよく遊ぶ話とか、蒼井涼香が矢野妃菜喜とあと1人だれだったか(忘れた!)と3人でよく遊んでいるとか。涼香が大阪の子なので、影マイクで「関西弁使って」とももクロメンバーがつっこむ。
1.ハローグッバイ
2.大好き
3.気分はスーパーガール
いきなり、3曲ぶっ続け!
大丈夫なのか、かなり激しい歌とダンスだぞ!
自己紹介中、百田夏菜子15才の誕生日サプライズでケーキが出てきて、みんなで祝う。
4.ももいろパンチ
5.ドリームウェイブ
ライブ後は、おもちゃ争奪小学生以下限定ジャンケン大会。
さて、ライブだが、僕はももいろクローバーのライブをはじめて見たわけだが、これはもう素晴らしいのひとこと!
おはキッズの佐々木彩夏(あーりん)目当てで見に行ったのだが、あとのメンバーも美少女ぞろいで、ダンスも激しく、歌もいい。驚いた。東京にはこのレベルの身近なアイドルが山ほどいるんじゃないか、と思うと、東京なんかにいたら身体がもたないな、と思った。
今日は、くずはでもアイドルライブがあり、千里セルシーではAKB48、アメリカ村ではJK21のお芝居などなど、関西のアイドルファンはあっちこっちに分散しており、僕もかなり迷ってこれを選んだのだが、選択は間違っていなかった、と思った。まあ、僕は自宅から歩いていける場所、ということで、これに決まったわけだが。
7月22日発売のCD予約の人には握手会があった。
CDは絶対買うつもりだけど、握手会とかアイドルちゃんとの触れあいは恥ずかしくて苦手で回避。
ライブ終わったら握手会以前に1時45分になってたから、サービス満点な内容だったんだな。
れにの作った「もも組学級通信」も思わぬアングラ感あふれる作品で素晴らしい。

2回目は午後3時から。
オープニングに蒼井涼香(大阪)と斎藤沙良(京都)による漫才。10分前に突然言われて作ったんだそうな。当世の生徒の行状についてのお笑い。ささっと笑いをとって、ささっと引っ込む。さすが関西人。
おおつか麗衣と飛鳥凛が出てきてトーク。飛鳥凛は秋からの仮面ライダーダブルに出演するらしい。変身ポーズは番組を見てのお楽しみ、ということで封印。つまり、凛ちゃんも変身するのだ!
1.MILKY WAY
2.あの空へむかって
3.未来へススメ
ここで眼鏡かけた「あーりん先生」が登場して、大阪の「くいだおれ」についての豆知識を披露。「豆」と呼ぶには詳しくよく調べた内容で感心した。途中、覚えた知識を思い出そうとしてじたばた苦しむ姿も可愛い。
4.ももいろパンチ
5.ラフスタイル
6.気分はスーパーガール
1回目より1曲増えてる!
ジャンケン大会もあり。

ライブ終わりで、オタロードに移動し、ザ☆ミルクの路上ライブを見る。
1.8人リレー
2.キャッツアイ(マジック!&ダンス)
3.残酷な天使のテーゼ
4.イェイェガール(ダンス)
5.ふうせん
大阪城ホールでのライブを実現させよう!
ライブはじまるまで、向かいの古本屋で、少女マンガの「ご自由にお持ち帰りください」コーナーを物色したが、どれが面白いのかよくわからなくて、結局持ち帰らず。ライトノベルとかマンガが10円で大量に放出されていたコーナーもあり、むずむずと手がのびそうになったが、ちょっと我慢。

路上ライブ終わりでLABI1に戻り、午後5時からももいろクローバーの3回目。
オープニングで藤永ルカが出てきて、蒼井涼香とオフビートなトーク。
おおつか麗衣、飛鳥凛の司会
1.ももいろパンチ
2.大好き
3.大声ダイヤモンド
4.未来へススメ
と、4曲とばす!大丈夫か!
早見あかりがあまりの激しいダンスのため、途中膝をつくシーンも。自己紹介のときなど、喉がすっかりかれていて、ひとり水分補給でピットインしたりしてた。
AKB帰りのファンもこの回は合流していて、大声ダイヤモンドでの客席の盛り上がりは凄かった。
5.あの空へ向かって
以下、アンコール
6.ももいろパンチ
実は、5曲目の前に、本来アンコールで言うはずのせりふをフライングで言ってしまっていた。
今回はおもちゃだけでなく、メンバーのサイン入りグッズ(水筒?)争奪ジャンケン大会もあった。
3回トータルで2時間強のライブ。さすがに3回目にもなるとオーディションは終わって野郎どもが多かったが、1回目とか花園の中でライブを見ているようなきもちで、ここはパラダイスですか?と目を何度もこすった。

ももクロ終わりでアメリカ村に移動し、マイケルキューブでJK21の「エニシングゴーズ」公開生放送を見る。
サウンドクルーは城島、森崎、松田、月脇、須田。演劇終わって駆け付けている。
演劇で使用した新曲「ハッピーグラデュエーション」がかかった。
プチ自慢のコーナー
すだこ:小6のとき、全教科オールAだった
松田:一度に74箇所もの虫さされ
さあや:音楽、体育のみオール5だった
ジョージ:口で「ポン!」と開栓の音を出せる
月脇:雑誌の絵の投稿ページに採用されたことがある。吉野屋の豚丼のキャラクター、吉ブーを描いたそうな。
神の声の審判により、虫さされ女王松田が優勝。ジョージから心のこもっていない讃辞を受ける。
一番ダメダメだったのは、さあや。罰ゲームの物真似として、お芝居でのジョージのせりふをまねる。「ゆかりん、押しピンこわい〜!」
トークで、さあやがダニ?のせいでおなかが痒いとか、掻いてかさぶたになっているとかでどうすればいい?と。セロテープをはるといい、とかみんなが言うなか、月脇は自然治癒をおすすめ。そりゃそうだけど!さあやも月脇も面白いな。
夏祭りの話題。さあやはつい最近ミルクせんべいの存在を知ったとか。すだこはりんご飴があまり好きじゃないとか「飴の中にくだものが入ってるんでしょう?あまり好きじゃない」おお、身も蓋もないお言葉!そりゃそうだけど!すだこも面白いな。
この夏の目標を各自が宣言。
ジョージ:体調管理
さあや:1ヶ月半で3キロ落とす
すだこ:DVD10本見る(泣ける映画がお好み!)
月脇:受験勉強とアトリエクラブ両立
松田:可愛い服ゲット
負けがこんでいる阪神タイガースの最近の戦績の話と、win! win!タイガース。
この曲、上新電機とか、阪神タイガースを応援してる店でよく聞くが、やっぱり流れると、「あっ、JK21だ」とうれしくなるもの。
番組終わってからのジャンケン大会では、最近ジャンケンが強い、と豪語するジョージが観覧客とジャンケン。最後まで勝ち残った1人にメンバーのサイン入りITunesカードが5枚プレゼントされる。はい。僕が最後の1人になりました。サイン入りカード5枚、ありがとうございました!

帰りにいつもまんだらけに寄るのだが、今日はまんが祭りの最終日だったので、念入りに本を見て、数冊買って帰る。昨日も来て、かなり時間使ってマンガ買ったんだけど。
読んだマンガのうち、3冊を覚え書き感想。
浅野いにおの『虹ケ原ホログラフ』
この人の『素晴らしい世界』はわりと面白いと思ったのだが、この『虹ケ原ホログラフ』はいかにもクイックジャパンに掲載されそうな作品で、過去現在未来がいりまじった傷ついた青春とか人生とか、そういうテーマ。象徴的に蝶が出てくるのだが、これは困ったときの蝶だのみみたいなもので、そこは蝶でお茶をにごさずに、はっきりと言い切ってほしいな、と感じた。
福島聡の『鵺の砦』
本人はあとがきで「病んでいる」と称する短編集だけど、まっとうな病み方だな、と思った。
袴田めらの『最後の制服』第1巻
男のほとんど登場しない寮生たちの物語。
繊細な話が多く、すぐに極端に走りたくなる僕にはちょうどいい薬のようなマンガだった。

NHK-FM「現代の音楽」
                         猿谷 紀郎
 − 音の現在(いま)〜ジョージ・ベンジャミン −(2)
「サドン・タイム」        ジョージ・ベンジャミン作曲
                      (14分25秒)
       (管弦楽)アンサンブル・モデルン・オーケストラ
               (指揮)ジョージ・ベンジャミン
       <Nimbus Records NI5732>
「ビオラ・ビオラ」        ジョージ・ベンジャミン作曲
                      (10分05秒)
                 (ビオラ)スーザン・ナイト
          (ビオラ)ジュヌヴィエーブ・ストロッセル
   <Ensemble Modern Medien
                      EMCD002>
「サムタイム・ボイシズ」     ジョージ・ベンジャミン作曲
                      (10分09秒)
            (バリトン)ディートリヒ・ヘンシェル
                 (合唱)ベルリン放送合唱団
             (管弦楽)ベルリン・ドイツ交響楽団
                   (指揮)ケント・ナガノ
「“ダンス・フィギュアズ〜
  オーケストラのため九つのコレオグラフィック・シーン”から
           “呪文”“レシタティーヴ”“鏡の中”」
                 ジョージ・ベンジャミン作曲
                       (4分26秒)
                  (管弦楽)BBC交響楽団
                (指揮)オリヴァー・ナッセン
       <Nimbus Records NI5828>

アセンス美術で「光と影」森山大道写真展。
影を写す、というと、かつて影ばっかり写真にとったフィルムを現像せずに、グッズとして販売したことがある。
それらしい芸術っぽさを狙ったわけだが、森山大道の写真はさすがに本物だった。
光が痛いし、影がくすぐったい。

イーヴリン・ウォーの『囁きの霊園』を読んだ。
映画「ラヴドワン」の原作。
なるほど、天才少年が宇宙葬をするあたりは、テリィ・サザーンあたりの悪のりだったのか。意外と原作に忠実に映画化していて、映画はさらにその悪意を増幅した、という感じ。
本書には「ラヴデイ氏のささやかな外出」「ベラ・フリース、パーティを催す」の短編も収録されている。
「ラヴデイ氏」は「ヘンリー」みたいな話。
「ベラ・フリース」は星飛雄馬が誕生パーティを催すみたいな話。
イーヴリン・ウォーをとばし読みじゃなくて、きっちりと読み直すなんて。若いときの読書経験とその印象が、今では通用しないことを思い知らされる。
イーヴリン・ウォー、すごく面白い!

テレビで「ハリーポッターと賢者の石」を放送してたので、見た。
上映中に見損ねて、録画したのも見逃しているうちにもうどこに入っているのかわからなくなっていた作品。
原作は読んでいたのだが、出たときに読んだ、ということは10年ほど前か。クィディッチのあたりは覚えていたのに、どんでん返しをすっかり忘れていて、見ていて「おお」と驚いた。

芸術劇場でリミニ・プロトコルの「資本論」をやっていた。
途中で居眠りするつもりで見ていたのだが、なんのなんの、最後まで興奮しながら見てしまった。
あいかわらず、マルクスの言ってることは難しすぎて、何が何だかちんぷんかんぷんなのだが、学生時代に読んだときよりも、はるかに面白く思えた。難解なのは外の殻だけなんじゃないか、という気がしてきたのだ。今頃か!
若い世代の人が発言するにつれ、振れ幅が狭く感じて、どこかで聞いたようなことをまたここでも再現してる、まるで特定の言い回しが憑きものになって、出演者の口を借りてしゃべっているように思えた。

今日はドラゴンクエストの発売日だったが、いまだにトモダチコレクション絶賛廃人中なので、購入はまだ先か。
日本橋のマジコン屋が「ドラクエ動くよ」と呼び込みしてるのには笑った。
しかし、トモダチコレクションばっかりしてると、現実とゲームの境界がなくなってしまうなあ。
顔や声や行動の違いは、現実の友人の方が間違っているように思えてくるし。
このゲームは悪魔のゲームだ。
僕しか知らないはずの秘密を暴露したりする。
ゲームの中で食事しただけなのに、実際に食べた気になってしまう。
1人でただゲームしてるだけなのに、人間関係をいろいろ取結んでいるような錯覚をする。
マトリックスって、こういう世界なのかな。
と、詳しい考えもなく書いてみた。
しかし、今どきマトリックスとは、僕のアンテナもお里が知れるってもんだ。
『マルコとミルコの悪魔なんかこわくない!』、『パパの電話を待ちながら』
『マルコとミルコの悪魔なんかこわくない!』、『パパの電話を待ちながら』
ジャンニ・ロダーリの『マルコとミルコの悪魔なんかこわくない!』を読んだ。
第1話 ついてない泥棒
第2話 お化けのでる城
第3話 赤ちゃんはふたごが大好き
第4話 おそるべき強盗団
第5話 なぞの潜水艦
第6話 いたずら坊やのおてがら
第7話 悪魔なんかこわくない!
カナヅチをブーメランのように飛ぶように自在に飼いならしている双子。
昔、モンティパイソンで、耐え切れない拷問として、椅子にしばりつけて、嫌いな歌のレコードをかける、というのをやっていた。
そういう感じのギャグがこの本には満載だった。
ロダーリ、面白い。

『パパの電話を待ちながら』も読んだ。
ロダーリは言葉さえあれば無限に物語を書くことができたんだろう。
その手の指南書もあるそうだが、未読。
短い話が山ほど入っている。
どんでん返しがあるものや、そうでないもの。
でも、どれもこれも、頭に思い描いて楽しくなる話ばっかりなのだ。
ロダーリ、面白い。
『恋愛について』
ジャン=リュック・ナンシー『恋愛について』を読んだ。
子ども相手の講演会で講演と質疑応答。
会場の子どもたちの質問を次にあげておくが、これらの問いにジャン=リュック・ナンシーはわかりやすく、真摯に答えるのだ。
僕ならどう答えるだろう。
わかりにくく、しかも落とし穴のような答えをひねり出すんだろうなあ。
「どこかで読んだんですけど、愛するっていうのは何より愛されたいと思うことだって。それって本当か知りたかったんですけど」
「他の人を愛するためにはまず自分自身を愛さなければならないって言いませんか」
「どうして『あなたが好き』って最初に言うのはむずかしいんでしょう」
「両思いじゃないときでも、それを愛って言えるんでしょうか」
「相手に気持ちを伝えるために、どうして『あなたを愛してる』って言葉にして言わなければならないんでしょうか」
「愛してるとどうして、相手が裏切らないか疑ってしまうときがあるんでしょう」
「永遠の愛ってありうると思いますか」
「想像上の愛ってどういうものでしょう」
「人は何が何でも必ず愛そうとするものでしょうか」
「どうやったら、相手がふさわしい人かどうか、本当に愛せる相手なのかがわかるんですか」
「誰かが何人もの人に恋してるとき、その人は本当に恋してるって言えるんでしょうか」
「子どもは愛することはできないって言う大人がいるけど、どうしてでしょう」
「ナルシストの人は、他の人を愛することができるんでしょうか」




『エリス島物語 移民たちの彷徨と希望』
ジョルジュ・ペレックの『エリス島物語 移民たちの彷徨と希望』を読んだ。
テレビ映画作家ロベール・ボベールとともに作られた映画の台本を基盤にしたドキュメンタリー小説。
以下、目次
1、涙の島
2、ある道程の記述
3、アルバム
4、下見
5、記憶
 序/メロウ氏/チャジモウ氏/ソロモン氏/アドラースタイン夫人およびゼルナード氏/シミン氏/シュウォーツ夫人/ラブマン氏とその家族/カーキス夫人/ガスペレッティ夫人/クロース夫人/ラビノヴィッチ夫人

アメリカ移民の歴史を題材にしているので、人をくった展開は影をひそめているのだが、読んだ印象は、やはり、移民家族合わせみたいなカードゲームを連想させた。
『美術愛好家の陳列室』を読んだあとでは、これら移民たちへのインタビューも捏造なんじゃないか、と眉に唾をつけながら読んだせいかもしれない。

高橋康也の『まちがいの狂言』を読んだ。
「にほんごであそぼ」の「ややこしや〜」だ。
本書には2本の狂言台本が掲載されている。
「まちがいの狂言」はシェイクスピア『間違いの喜劇』の翻案。
双子の兄弟2組がそれぞれ兄チームと弟チームにわかれわかれになっていたのが、同じ場所ででくわして起こる喜劇。
「法螺侍」はシェイクスピアの『ウィンザーの陽気な女房たち』の翻案。
フォルスタッフは洞田助右衛門という名で登場する。
どちらも、『ノンセンス大全』の高橋康也の本領を発揮した、面白く笑えて、どこかベケットやキャロル臭もする作品。高橋康也の作品だ、と思い込んで読んだからよけいにそう感じるんだろうけど。

午後6時半から通天閣のスタジオ210でJK21の無料ライブ。
特に看板も見あたらなかったし、おりる階段の先は暗かったり、で、本当にここでライブがあるんだろうか、と疑いながら会場に入ると、中はライブの準備が出来ていた。
まず、今までの歩み、ライブやテレビ出演などをまとめた映像が流れる。JK21の歴史が概観できる映像で、これは個人的にダビングしてほしいと思った。
司会は松竹のワイルドピッチ。
ジョージ、さあや、わっきー、つばっきー、すだこ、番長、あゆみ、みゆき、月脇、かえで、ももなの11人だったかな。
1.win! win!タイガース
2.エニシングゴーズ
3.大阪バラードメドレー(プチJKのあさひ、まこと、はなこも参加)
 やっぱ好きやねん(さあや、すだこボーカル)
 大阪で生まれた女(ジョージ、はなこボーカル)
 悲しい色やね(ジョージ、みさきボーカル)
4.夏だ!祭りだ!メドレー
 夏祭り(さあや、すだこボーカル)
 花火(さあや、すだこボーカル)
 大阪ラバー(さあや、みさきボーカル)
5.フットマン
司会がメンバーに話をふる際に、一番目立っていたのは番長だった。
あとは、汗かきのかえで、「ヌートリアちゃん」ももな、とか。
ジョージのことを「カワウソの飼育員」とか言ってた。
他にもいくつかみどころはあったが、今、この日記を13日になってやっと書いている調子なので、はっきり思い出せない。
写真などの物販もあったが、知ってたらお金を用意していったのに、と思った。
ライブ後は、すぐに夜勤に出る。

グランドショウ1946年、舞妓Haaaan、華岡青洲の妻

アリオ八尾で午後2時からアリオダンスプロジェクト2009第1回予選大会。
8組が出場した。
まずは審査員2人の女性によるオープニングダンス。
2階から観覧していたので、司会や審査の声はほとんどモゴモゴと何を言っているのやらわからなかったので、アリオのHPから以下、出演順にメンバーを記しておく。
1、すぽんじぱふ(梶本美渚、梶本風帆、平田優佳)
2、I☆Bee(アイビー)(玄甫怜子、田中詩乃、芝田麻純、大迫樹里、山下史帆、山田瑠海、横田亜美、木下咲優花)
3、LOVE CLOCK(ラブクロック)(山口鳩央、近藤舞来、岡畑優莉乃、岡畑雛生)
4、キューティーカラーズ(岩本安珠、佐藤伶菜、上出侑佳、清川沙帆、宮野優花、大城雅、田中麻裕、吉田彩乃、寺内瑠希奈、二宮星、児玉美咲)
5、MY Star☆(マイスター)(満田聖菜、播磨聡子、田根優香、上田涼葉、北田澪)
6、るしゃな(河野菜月、岩野ひな)
7、SOUL BOMBAR(ソウルボンバー)(青野里南、河野ほのか、河野ななみ、下迫真愛、下迫愛梨、辰巳由香、光満桃佳)
8、凱蘭☆BAN(カイランバン) (森本凱斗、大木香鈴、大木蘭)
しょっぱなに出たすぽんじぱふの出来が半端なく素晴らしかったので、その後に出たチームのハードルがぐんと高くなってしまった感がある。
それでも決して見劣りしないダンスを踊りのけたI☆Beeにはちょっと驚いた。
ダンスの途中で衣装を脱ぎ捨てて違う印象の衣装でメリハリつける、というのはよくある手法だが、今回はそれを最初にやったLOVE CLOCKがテーマどおりのSEXY&CUTEを表現していてインパクト大だった。
また、キューティーカラーズは最初全員が白づくめで、途中から各人のカラーに色分けされる演出がさえていた。このチームはもうおなじみという印象で、楽しいダンスをしてくれる安心感がある。
ちびっこたちが多いなかでMY Star☆はお姉さんチームに見えたが、マントを使った衣装が闘牛なのかな、と思ってたら、「ペリー」と答えるトークの面白さに笑った。これはちびっこには出せない心の余裕にみえた。
奈良出身のるしゃなは、その名を大仏からとっている。このあたり、ちょっとした日本史コーナーか。柔軟な身体をしているように見えた。
一転してSOUL BOMBARはちびっこダンスの楽しさを発揮。
ラストの凱蘭☆BANは今回唯一のロックダンス(あとは全部フリースタイル)で気を吐く。
さて、どのチームが決勝に駒をすすめるのやら。
ゲストパフォーマンスは、おなじみのひとりでできるもん。
大仏で登場し、サスペリアから貞子、猪木にミッキーというみどころたっぷりのダンス。
客席乱入で、キューティーカラーズとかキャアキャア言って逃げまくってたな。それが一番正しい「ひとりでできるもん」の楽しみ方!

日本橋オタロードでアニメソング・ゲーム音楽イベント「絶対聖域」の出演者を中心に、合同路上ライブ。
僕が見れたのは、アトリエMiMiのらび、P☆B-Rw、@しょこら、モナリナ、だったかな?

午後6時からアメリカ村マイケルキューブでJK21の「エニシングゴーズ」公開生放送。
サウンドクルーは、ジョージ、さあや、ももな、番長。
応援に来たのは、オーディションで合格した8人の新人さん!プチJKの一員として活動するそうな。
表記不明でヒアリングも不確かだけど、こんな8人。
コバヤシ エミリ、ヤマサキ シズカ、モリタ カナ、タカヤ ミサキ、ミヨシ リエ、カワカミ ミズハ、フジワラ ミナコ、ジョウノ サヤ。
プチ自慢のコーナーでは、新人から3人が発言。
ミズハは菓子作りが得意で、先日はマカロン作ったとか。
シズカは高い一輪車に乗れる。
サヤは書道5段。
サウンドクルーからは、ジョージがワープロ検定などの資格について。
神の声により、一番はサヤ。全員すごかったので、代表でジョージが罰ゲームの物真似をする。羊の鳴きまね!みんなから山羊だとつっこまれる。
七夕の願い事についてのトーク。
ジョージは願い事を増やす、という定番の願い事をジャブで繰り出す。
さあやがマクドのカロリーを全部0になればいい!と言ったのをメンバーの助言により、いくら食べても肥らない身体になりたい、に修正。
ももな一人、JK21の発展を願い、さあやもジョージもひれ伏す。
また、番組最後に碧みさきが「みさきジャクソンになりたい」と願いを発表。これが一番面白かったんじゃないか?
曲間で、ももなが描いたジョージのイラストを観覧客に見せる。おだんごヘアーに矢印がしてあり「たこ焼き」と書いてある。
ラスト、通天閣の下のスタジオ210での七夕ライブの告知。さあやはその前に「210」がJK21の「21」つながりだ!とはしゃぎ、ジョージに通天閣のツーテン「210」だと教えてもらっていたのに。なんと「スタジオ201」と誤爆する。
今日は天気が雨模様だったので、サインいりカードは2枚もらえた。意外はことに今回は前回の半分か3分の1くらいしかお客さんが来ていなかった。新人さんを見る絶好の機会だったというのに。他にいくつかアイドルイベントが重なっていたせいなのだろう。
さて、8人の新人さんだが、それほどトークに参加していたわけではないので、まだはっきりと個性は見えてこないが、トークで最初に挙手したカワカミ ミズハは今後有望に見えたし、最年少のコバヤシ エミリ(13才)には頑張って残ってほしい、と思った。
そうそう、オーディションのときのトークでもモリタ カナ(歌詞がとんだ)、フジワラ ミナコ(なりきりで歌った)と並んで、カワカミ ミズハがオーディション会場行くのに道に迷った話をしていた。

今日は日曜なので、いくつかのテレビ、ラジオはレギュラーで視聴。
「扇町寄席」は豊竹屋/林家染丸
「なみはや亭」は野崎詣り/桂春団治
「米朝よもやま噺」は尺八の扇遊など奇人変人奇芸変芸の話。
「現代の音楽」は
                         猿谷 紀郎
 − 音の現在(いま)〜ジョージ・ベンジャミン −(1)
「イントゥ・ザ・リトル・ヒル」  ジョージ・ベンジャミン作曲
                      (36分50秒)
                  (ソプラノ)アヌ・コムシ
             (コントラルト)ヒラリー・サマーズ
              (管弦楽)アンサンブル・モデルン
                  (指揮)フランク・オリュ
       <Nimbus Records NI5828>
「オリカントゥス」        ジョージ・ベンジャミン作曲
                       (4分00秒)
              (管弦楽)アンサンブル・モデルン
                (指揮)オリヴァー・ナッセン
       <Nimbus Records NI5732>
将棋は阿久津主税7段VS松尾歩7段。横歩どりの戦い。
毎回、アシスタント矢内女王のトークの自然さ、頭の回転の早さと、手の早見えに驚かされるのだが、今回は解説の森内9段の的確な読みが目立った。手数がのびたため、感想戦がなかったのが残念だ。
アニメは録画だけして、見たのはまだ「鋼の錬金術師」だけ。
今日も今日とてトモダチコレクション漬けなのである。
美術愛好家の陳列室
ジョルジュ・ペレックの『美術愛好家の陳列室』を読んだ。
ペレックはウリポの作家で、この作品もまたまるでレーモン・ルーセルみたいだった。
クンストカマーの絵画にまつわるレポート。
詳しくは、また後日。
今はトモダチコレクションにはまってて、廃人なのである。
「家庭教師と女生徒」1957年
田畠恒男監督
北条誠原作
菅佐原英一主演
上記3人は「緑なる人」トリオ。
日本舞踊の家元の孫、小山明子との恋。
しきたりとしがらみ。

「新夫婦善哉」Ⅰ963年
豊田四郎監督
原作は、織田作の『夫婦善哉』をベースにして、上司小剣(かみづかさ・しょうけん)の『鱧の皮』が並んでいる。ぐうたらな亭主から無心の手紙来たりとか、おたふくの人形とか、そのあたりは鱧の皮。小説の『鱧の皮』では、ぜんざい食べるかと思わせて、違う店に入るくだりがある。
蜜蜂の王乳
船場の変貌
淡路恵子をまんなかに、森繁と小池朝雄をはさんで寝る気が気じゃないやりとりのシーン。
森繁が正体を隠して娘の結婚相手(藤田まこと)に会いに行くシーン。
淡島千景と森繁が海に入って心中しようとして、やっぱりやめるシーン。
法善寺のお不動さんで淡島千景がお百度踏んでたな。今でもできるのかな。確認しに行ってみよう。
さっそく、行ってみた。ちゃんと回れるようになってた。

「エヴァンゲリヲン新劇場版:序TV版」
今またエヴァを語りなおすのには、いったいどんな意義があるのだろうか。
監督などの話を調べてみよう。エヴァに特に思い入れはないので、あまりチェックしてなかった。と、いうか、僕は事前になにもチェックしないなあ。情報弱者だ。
このテレビ版を見ただけでは、なんだかおとなしすぎて、つまり保守的すぎてよくわからない。
僕はもとのエヴァンゲリオンを学園ものとしてしか見ていなかったので、シトとの戦闘等、全部学園内での葛藤をメタファーとして語ったものとしてしか見ていない。シトは生徒の鏡像だと。
「フェアリー・テール」Ⅰ996年
第1話「見知らぬ男」エズマエル・フェローク監督
カトリーヌ・ドヌーブ
面白ければ自分の車でも燃やしてしまう、悩みもなく好き勝手に生きる男。
道路に絵を描く。
第2話「ジョセフィーヌとジプシー楽団」バンサン・ラバレック監督
ミュウ=ミュウ
そんな権限もないのに、ジプシー音楽のオーディションに引っ張り回される。
ジプシー仲間からのけものにされている男がずっとミュウ=ミュウにつきまとう。
第3話「赤ずきん」ヤン・クーネン監督
エマニュエル・ベアール
ダークなSFメルヘン。
真っ赤な服で杖をつきながらバレエを踊る老女

「愛の歴史」Ⅰ955年
山本嘉次郎監督
田村泰次郎原作
鶴田浩二と司葉子の愛の歴史は、ここからはじまる。
戦争中に死を覚悟した1発の弾丸がお守り。
『不肖・宮嶋 メディアのウソ、教えたる!』
はじめに
 情報は、人生を歩むための地図
 情報とどう付き合うか(報道カメラマンの視点から)
第1章 頼れる情報か見極めよ!
 憶測が飛び交った「ジダンの頭突き事件」
 幅広い意味を持つ「情報」
 膨大な量の情報に囲まれる毎日
 売り買いされる情報もある
 9.11同時多発テロの裏で
 頼れる情報もニセ情報も並列のインターネット
 サボリ癖がつくインターネット
 近道と回り道
 自分の目で見て感じること
 便利さと引き替えに自由が奪われる
 面倒でも図書館へ足を運べ
 非常時に頼れるものは何か?
第2章 矛盾だらけのメディア
 メディアって、何だろう?
 ライブドア事件とメディアの関係から見えるもの
 見る角度を変えてみる
 防衛としてのひとりツッコミ
 テレビ用のコメントにだまされるな
 ニュースキャスターのコンプレックスを見抜け
 国会議員のセンセイが被災地訪問。その裏で…
 命がけ!と言いたがる人に限って…
 自分の判断を信じること
 売れるニュースと売れないニュース
 テレビ報道の恐ろしい矛盾
 松本サリン事件と報道被害
 情報の真偽をつかむには
第3章 第一に鍛えるべきは「想像力」
 「公正中立な報道」は理想でしかない
 「広告主様」のご意向を重視する世界
 テレビでは、名作映画も勝手に編集される
 CMの意図を知る
 報道される内容に差があるわけ
 陳腐な想像力では見えない現実
 映らない部分を想像する
 わかったつもりが一番恐い
 バーチャルと現実の境目
 犯罪、自殺報道には惑わされない
 取材者が変われば、情報の持つ意味も変わる
第4章 国家とメディアの距離
 写真とはどんなメディアか?
 国境を越えるメディア
 政治家と記者の距離
 あなどれない映像の影響力
 1枚の写真が持つ力
 戦時下で利用された写真
 国家とメディアの健全な関係とは?
 歴史を変えた9.11同時多発テロ報道
 ジャーナリストはイラク側のゲスト
 身分を偽っての潜入取材
 利用されているフリをしてイラクに滞在
 都合の悪い情報は流されない
 情報操作に使われた女性兵士の告白
第5章 君の将来を決める情報選び
 緊張感を奪うデジタル写真
 便利さは弊害も生む
 広告写真と報道写真の違い
 戦場より恐ろしいニッポン
 最前線の現場主義
 仕事には向き、不向きがある
 カメラマンになる方法なんて誰も教えてくれない
 目標とする人の情報を仕入れる
 情報を分析し、自信を持って実行!
 別の道を選ぶのは、恥ずかしいことじゃない
 カメラマンに向いている/向いていない度チェック
 答えは…コレだ!
第6章 一流は「ひとり」で考える
 情報の受け取り方を復習
 感情的な情報にはご用心
 間違った時は素直に謝るのがマナー
 マスコミ報道を「権威」と勘違いしない
 まわりに同調しない勇気を
 「ひとり」の力は偉大なり
 好奇心が自分を鍛える
 ひとりの時間が一流を育てる
 孤独は君に自信を与える
 情報を集め、調べ、自分を知る
 ひとりで考えれば、真の情報は向こうからやってくる

テレビで勝手に編集された名作映画は「アポロ13」で、緊迫するシーンを醸成する時計の大写しシーンがカットされたとのこと。映画ではオメガのスピードスターが映るはずなのに、テレビのスポンサーに別の時計メーカーがいたという。
メディアがいかに情報の一面しか伝えていないかは、自分や自分のよく知った物事が一度でもメディアに扱われた経験をもつものにとっては、自明のことである。世間や大衆の愚かな盲信というのは、メディアに取り上げられることのない恨みの裏返しなのではないか。
本書でも、「相手の顔を見て話したり、現場を見る」ことの重要さを説いている。メディアが発する情報(この僕の日記も含めて)を鵜のみにするのは、自分をおとしめることでもあるのだ。

「女の教室 七つの俤 学校の巻」1939年
阿部豊演出。
吉屋信子原作。
女子医学専門学校のグルッペの7人それぞれの物語。
グルッペは、いろは順で組まれている。
伊吹万千子(里見藍子)、蝋山操(竹久千恵子)、羽生与志(神田千鶴子)、仁村藤穂(霧立のぼる)、細谷和子(椿澄枝)、「へ」は飛んで、轟有為子(千葉早智子)、そして中華民国留学生の陳鳳英(原節子)。
主に、轟VS蝋山の首席争いが描かれる。
ブルジョアで首席を独占しつづける才媛の轟と、ガリ勉で貧乏、特待生で月謝を免除してもらっている蝋山。ガリ勉すぎて蝋山はグルッペの中でも打ち解けることがないのだが、轟が扁桃腺で寝込んでいるときに、匿名でノートを送ったりするうるわしきライバルでもあるのだ。
あと、義理の兄との縁談に苦しむとか、中国大陸での医者不足に使命感を抱く、とか、各人それぞれのエピソードが重なる。
彼女らは夏期無料診療所で地域の人々の健康診断などをしているのだが、そのときの会話に「このへんの子どもは寄生虫だらけで」と言うのがあった。戦前らしいね!
卒業試験の論述問題は原作にはとくに詳しく書かれていなかったので、この映画で付加されたものである。
読み取れたものだけ書き写しておく。
内科
1、黄疸の病源に就いて記せ
2、萎縮腎の症候を記せ
3、コレラの症候を記せ
4、糖尿病の食餌療法に就いて記せ
小児科
1、気管支炎とカタル性肺炎との胸部所見に於ける相違点を列挙せよ
2、メルレル・バロウ氏病の症候に就いて記せ
3、乳児の人工営養法に就いて記せ
耳鼻咽喉科
 迷路振(以下映らず)
眼科
1、眼精疲労に就いて記せ
2、正常なる眼底所見に就いて記せ
3、近視眼に就いて記せ
これだけ見ても、各科で難易度の差がありそうなことがわかる。
しかし、卒業試験だというのに、グルッペの面々がまるで中高生の試験前みたいな暗記中心の詰め込み勉強をしていて、違和感があったのだが、この問題を見たら、なるほど、詰め込み暗記でなんとかなりそうな問題である。
卒業後、中国に帰る陳が別れの記念に扇に書いた言葉は
憶友盟留石
尋詩思入雲
「ともをおもいめいいしをとどめ しをたずねておもいくもにいる」

「君待てども」1949年
中村登監督
『椿姫』より。
真佐子(月丘夢路)=マルグリットと中原(宇佐美淳)=アルマン。
二人の仲を裂くのはデュマ・フィスの原作ではアルマンの父親だが、この映画では、中原の母親(杉村春子)。愚かな母親、というか、母親が必ずもつ愚かさを演じさせたら右に出るもののない杉村春子の名演技!

「大平原」1939年
セシル・B・デミル監督
アーネスト・ヘイコックス原作
ユニオン鉄道の西部開拓史。
友にして敵。
葉巻の吸口を酒に浸して口にくわえる仕草や、煙を小箱にいれて指でとんとん叩いて輪をつくるとか。

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