『トリマルキオの饗宴』、スペイン狂想曲
2009年3月19日 読書青柳正規の『トリマルキオの饗宴〜逸楽と飽食のローマ文化』を読んだ。
『サテュリコン』の解読と、ローマ時代の饗宴を堪能。
こういう饗宴をやってみたい。
お金があれば。
作者のペトロニウスもまた面白い。
時間があればくわしく。
見た映画は「スペイン狂想曲」ディートリッヒ。ピエール・ルイスの『女と人形』が原作で、ドスパソスが脚本。
『サテュリコン』の解読と、ローマ時代の饗宴を堪能。
こういう饗宴をやってみたい。
お金があれば。
作者のペトロニウスもまた面白い。
時間があればくわしく。
見た映画は「スペイン狂想曲」ディートリッヒ。ピエール・ルイスの『女と人形』が原作で、ドスパソスが脚本。
棋王戦第４局大盤解説会＠関西将棋会館、『カレル・チャペックの新聞讃歌』
2009年3月18日 将棋午後５時から第３４期棋王戦五番勝負第４局の大盤解説会。
畠山鎮七段と室田伊緒女流初段による解説。
この対局は関西将棋会館で行われているため、終了後に対局者が出てきて感想などを言ってくれる。
勝負は佐藤棋王の勝ちで、２勝２敗のタイにもちこんだ。久保八段はちょっと肩に力が入りすぎていたか。
なお、この日、関西将棋会館にはマジカルエミちゃん、桂九雀、シャンプーハットてつじが集まっており、ちょっとしたオールスター。
終了後、仕事に向かう。
読んだ本は『カレル・チャペックの新聞讃歌』
メディアによる体験の陳腐化などが語られるが、チャペックのことだ。大笑いしながら読んだ。
時間があればまたくわしく。
畠山鎮七段と室田伊緒女流初段による解説。
この対局は関西将棋会館で行われているため、終了後に対局者が出てきて感想などを言ってくれる。
勝負は佐藤棋王の勝ちで、２勝２敗のタイにもちこんだ。久保八段はちょっと肩に力が入りすぎていたか。
なお、この日、関西将棋会館にはマジカルエミちゃん、桂九雀、シャンプーハットてつじが集まっており、ちょっとしたオールスター。
終了後、仕事に向かう。
読んだ本は『カレル・チャペックの新聞讃歌』
メディアによる体験の陳腐化などが語られるが、チャペックのことだ。大笑いしながら読んだ。
時間があればまたくわしく。
自分BOX with ララボンゴ＠BEARS、『夕陽妄語５』
2009年3月17日 ライブベアーズで自分BOX with ララボンゴ。
ライブ見て仕事に直行なので、背広にネクタイ、長ズボン。
読んだ本は加藤周一の『夕陽妄語５』
1994年7月から1996年12月までの文章。
1995年は僕にとっても転換点だったので、加藤周一が何を書いているのかを見たかった。
意外とオウムについては書いていないのは、世代の問題か。
くわしくは時間があれば。
ライブ見て仕事に直行なので、背広にネクタイ、長ズボン。
読んだ本は加藤周一の『夕陽妄語５』
1994年7月から1996年12月までの文章。
1995年は僕にとっても転換点だったので、加藤周一が何を書いているのかを見たかった。
意外とオウムについては書いていないのは、世代の問題か。
くわしくは時間があれば。
天使、地上、ニンゲン合格
2009年3月16日 映画今日は日本映画を３本見た。
「天使」深田恭子。
「地上」大正時代の金沢。
「ニンゲン合格」黒沢清。
天地人のそろいぶみ。
詳しくはまた時間があるときに。
「天使」深田恭子。
「地上」大正時代の金沢。
「ニンゲン合格」黒沢清。
天地人のそろいぶみ。
詳しくはまた時間があるときに。
ハロプロやねん公開収録＠万博公園、『大人の知らない世界』
2009年3月15日 アイドル
と、いうわけで万博公園でABCラジオまつり。
午後３時から「ハロプロやねん」の公開収録。
まず、SI☆NA。
1.時の河を越えて
2.GO GIRL!恋のヴィクトリー
集まっているのはハロープロジェクトのファンが多く、うしろ髪のときはビクともしなかった身体が、モーニング娘。の曲になると、いきなりはげしく踊り出したのには驚いた。
次にキーボードが用意されて、真野恵里菜
1.ラッキーオーラ
いよいよ番組開始。
司会は芦沢アナと岡田唯。５つのコーナーがあった。
１、「マノちゃん教えて」
真野が１５の質問に答える。
答をもとに、世界のナベアツの真似など。
２、「あいうえお作文」
真野恵里菜と岡田唯がお互いの名前を使って、お互いのことを述べる。
真野が岡田について。
お 面白くて
か 可愛い
だ だけど
ゆ 唯やんさんは
い いつもポーッとしています
岡田が真野について
ま まいった、まいった
の のんびりしてる間に
え えりなちゃん
り りっぱになったなー
な なかなかやるやん
岡田が真野を見守っている姿が「母」と称される。
３、「アイドル養成学校コント」
先生役の岡田が、挨拶をたたきこむ。
手を頭にやったら「おはようございます」、胸にやったら「よろしくお願いします」、腰にやったら「真野恵里菜です」
これをサインどおりに言う。
途中で、手を前にやったら「ありがとうございます」が増えたり。
４、「わたしの気持ちはラララソソソ」
与えられたお題を真野はピアノで、岡田はダンスで表現する。
お題は２つ。「卒業式」「遅く帰ってきておとうさんに叱られたとき」
５、「乙女の祈り」
SI☆NAが登場し、それぞれが懺悔する。
真野がそれを許すかどうかジャッジする。
りんりん「借りたものをなかなか返さない」
いったんは「許します」になったが、須磨からツッコミが入る。「わたしのスパッツを１年も借りたままで、今もそれをはいている！」
で、一転して「反省しなさい」に。
反省は「大好き」と言うこと。
まなみ「家族と一緒に間違えてドッグフードを食べた」
真野は「許します」自分もイヌ用クッキーを食べたことがあると告白。
あい「なな家に泊まりにいったとき、足跡を残す」
服を脱ぎ散らかしたままにする、など。
「反省しなさい」
なな「家族の傘をこわした」
「反省しなさい」
ここで岡田唯にも懺悔の番がまわってくる。
ゆい「えりかにもらったメッセージいりの写真が見あたらない」
「反省しなさい」
以上でコーナー終了。
真野恵里菜のライブ。
1.ラララソソソ
2.乙女の祈り
真野は真っ白の衣装で、ピアノを弾き語る、清純そのもの。アイドルといえばバラエティやお笑いもこなすタレントを意味するようになってきた最近の風潮に棹さすようで、これは好感がもてる。
あと、今日は国立民族学博物館も入場無料だったが、時間がなくて見れず。
４月２３日からはじまる「チベット ポン教の神がみ」は必見かな。
さて、今日は恒例、日曜日のラジオ、テレビ三昧。
6:30テレビで「扇町寄席」住吉駕籠／月亭八方
8:30ラジオで「なみはや亭」親子酒／桂雀三郎
9:00ラジオで「米朝よもやま噺」吾妻ひなこ。夢路いとしの童貞を破ったのはひなだとか。米朝は先週からひなこのことをしきりに「年齢不詳」と言う。確かに！
10:00テレビで将棋。NHK杯トーナメント準決勝で佐藤NHK杯VS森内九段。
森内九段が序盤で有利にもちこんだ局面をそのままキープして押し切る。
端歩をつくことも重要なんだ、と思い知らされる。
午前中は落語と将棋のおかげで、最近、アニメがとんとお留守だ。
18:00ラジオで「現代の音楽」
西村 朗
【ゲスト】野平 一郎
− 日本の作曲家・野平一郎 −（１）
「錯乱のテクスチュア１」 野平一郎・作曲
（７分２０秒）
（演奏）アンサンブル・アンテルコンタンポラン
（指揮）ケント・ナガノ
＜ＦＯＣＤ−２５３５＞
「夜は白と黒で」 野平一郎・作曲
（９分３０秒）
（フルート）加藤 元章
（ピアノ）野平 一郎
＜ＷＷＣＣ−７２４０＞
「ピアノ五重奏曲 第２番」 野平一郎・作曲
（９分４０秒）
（ピアノ）フロラン・ボファール
（バイオリン）豊嶋 泰嗣
（バイオリン）山本 友重
（ビオラ）川本 嘉子
（チェロ）藤森 亮一
＜ＭＩＳＣＤ−００１１＞
「舵手の書」 吉岡 実・作詞、野平一郎・作曲
（９分３５秒）
（アルト・サクソフォーン）クロード・ドラングル
（メゾ・ソプラノ）小林 真理
＜ＢＩＳＣＤ−１６３０＞
22:00からETV特集で「犬の記憶−森山大道・写真への旅」
新聞の番組欄を書き写すと「都市の変貌を撮り続ける／寺山修司との出会い／路上の犬としての視線／青春の新宿歌舞伎町とゴールデン街／北国を目指す旅／国際反戦デーの夜、カメラがとらえた新宿とは／都市再開発が変える風景／不況を生き抜く人々」
森山大道以外にも、中平卓馬、朝倉喬司、迫川尚子なども出演、玉川奈々福の「新宿お七」（寺山修司）も聞けた！
23:35テレビで「上方演芸ホール」子盗人／笑福亭三喬、天婦羅／露の都
あと、大相撲はあいかわらず外国人勢が元気。優勝争いはモンゴルの両横綱と、ブルガリアの大関か。注目は日馬富士、鶴竜、把瑠都あたり。
緑川彩子の『大人の知らない世界』１巻を読んだ。マーガレットコミックス。
幼児たちの幼児らしからぬ、いや、少女漫画らしからぬ濃いギャグ乱れ撃ち。
2003年に出た漫画なので、続きを読もうかと思ったが、２巻以降見あたらず。ギャグのセンスが（絵も）強烈すぎるので、少女には受けず、続刊が出ていないのか？それとも突然断筆でもしたか？集英社の雑誌をあたって調べてみるか。歴代マーガレットコミックスの中でも最高に面白いギャグ漫画じゃないか、と思う。
２０分以上待たされたあげく、１曲を口パクで歌ってすぐに握手会に移行した。
メンバー紹介もない。
う〜む。
これでは既にファンである人以外にはまったくアピールしない内容だな、と思った。
午後１時３０分から、ドーンセンターホールで第８回チャリティアジア歌謡祭。
セレモニーのあと、ステージイベント。
目当てはSTSダンススタジオからゲスト参加の３組。
桜援歌／忍者選抜
ガード下のくつみがき／KUREA
まず、以上の２組のあとは、アジア各国からの出演者による歌合戦。
スリランカ、フィリピン、ベトナム、マレーシア、インド、タイ、台湾、韓国、モンゴル、インドネシア、中国、奈良。
全１８組が歌う。
アムリッタ・ダンス・カンパニー（南インド古典舞踊）、殺陣道「瓏蓮者」（Ron ren ja）のステージもあった。
途中、STSの残る１組のライブも。
SHAKE IT UP／プリッツ
僕にとっては疑う余地なく、AKB48よりもプリッツの方がすべてにおいて上回っているのだ。衣装も歌も個性もダンスもサービスも。歌がオリジナルじゃないのがちょっとつらいけど。
このイベントは「安全な水を世界の子どもたちに」をテーマにしたチャリティイベントなのだが、プリッツとKUREAが募金箱をもって客席におりてきた。
アイドル好きで偽善者の僕は、セクシー衣装のユキ２の募金箱にもれなく小銭を入れた。
制服向上委員会がよく秋葉原で募金活動などしていたが、日本橋でも誰かアイドルが募金活動していたら、きっとお金をはたいてしまうだろうな、と思う。ライブのノルマ解消のためにチケットを買ってあげるようなことはあまりしないのだが、募金なら僕の偽善者精神をくすぐるのだ。
歌謡祭はフィリピンのジョアン・カワモトさんがグランプリをとった。
僕の個人的な意見ではインドのPREETI SETHさんがいいかな、と思ったが、入賞に終わった。
読んだ本は土田よしこの『怒っか〜ん！』
以下、目次。
第１章 腹立っちゃうね（「小説すばる」90年11月号〜91年12月号）
武蔵野市のこと＊猫が来た＊ファミリーレストランのお客様＊日本の男性って＊お金の請求と支払い＊聖職＊テレビ＊疲れるじゃないの＊公衆道徳だぞっ！＊愚痴る＊戦勝パレード＊若者へ＊許せないこと
休憩 フレッシュママちゃん（「小学１年生」86年5月号〜92年10月号より抜粋）
第２章 長電話しましょ（「小説すばる」92年1月号〜92年12月号＋書き下ろし）
最高だわっ！！＊京都が壊れる＊極太なんです１＊スキーは楽し＊これが手作り弁当だっ！！＊男運＊心霊問題＊末っ子の美学＊ああワイドショー＊極太なんです２＊元気印たち＊英検への道＊お料理苦手組＊宴会とパーティー
「威圧的な市職員の管理態度、管理されながらも安いものだから、だまって下むき加減で施設を利用している市民、施設は市民のものなのに市のものだと錯覚している人々、それらのすべてに不満なのだ」（武蔵野市のこと）
「私は結婚していない。仕事を持っていて独身だからよくわかるが、家事をやりながら子供を育て夫の世話をするより、仕事をしている時のほうがずっと楽である。『仕事で疲れてるんだ』と言って家庭内の責任から逃げ出す人間は最低だと思う。面倒臭いだけなのだ」（日本の男性って）
「いつまで企業優先、環境二の次政策をとる気であろうか。行政の環境に対する意識の低さには言葉もない」「京都は日本の誇る古都であり、アメリカでさえ爆撃を避けた街なのである。日本人の手によって破壊することだけはやめてほしいものである」（京都が壊れる）
「この晴れ晴れしさはなんなのだろう。日本と戦争をして勝った時もこんなパレードしたのかな、なんて考えていた。大勢死んだのに。イラク人や多国籍軍や、もちろんアメリカ人も」（戦勝パレード）
などなど、まっとうな怒りと批判が、ユーモアも忘れずに書かれている。
こんなに真面目な人だったのか、と、ちょっと驚いた。認識不足でした。
それにしても、土田よしこと言えば、小学生のときに漫画読んでたけど、僕とひと回りも年の差がないのだ。若くして漫画家デビューしてたんだ、と、これもびっくり。認識不足でした。
今日はTOHOシネマが千円の日だったのだが、寒くていったん帰宅したらもう外出する気になれなかった。２本映画を見る計画だけはたてていたのだが。早く暖かくなれ！
腰繁男監督、真保裕一脚本。
真保裕一が脚本書いてるのは、さすがに面白い！
宇宙の西部劇で、藤子漫画は西部劇に面白いのが多いので、A先生のものも含めて、ジャンジャン西部劇を映画化してほしいなあ、と思う。手塚治虫の西部劇もね！
それにしても、空地で野球をする、という設定がのどかな時代を象徴している。今では空地は絶滅したか、あっても立ち入り禁止になっているから。と、いうことは、畳の下からつながる時空に行ったときだけでなく、のび太たちの暮らす日常そのものが既にSF！
映画の最後は、いつものように、次回作の予告とヒント。
ドラえもんは水中で、うしろには人魚みたいなのが泳いでいた。
さあ、これはなんだ？
水中だけに、「ドザエモン」か？
今日は中崎町の空人でイベント「弥生祭」
３月生まれを祝うこれものどかなライブ。
長屋を改造した店で、防音されていないため、僕は詩の朗読で参加した。
あとの出演者は、ひろたはな（ど根性ガエル）、岡崎俊介（ホーミー、口琴、ギター） シュン（ディジュリドゥ）、ヒロシ（一世風靡）
華ちゃんお手製のフード「華バーガー」「華パオ」がおいしかった！
また、日本酒「きりんざん」も美味でした。
ふだんミナミでパフォーマンスしているときと、中崎町で何かやるときとでは、やる気構えもちょっといつもと違っていて、なんだか癒されるのである。と、いっても天人関連でしか出演したことないけど。天人のもつ癒しパワーなのかもしれない。
日本橋、難波では「地下」。
中崎町では「天」「空」。
読んだ本は根本敬さんの『夜間中学 トリコじかけの世の中を生き抜くためのニュー・テキスト』
以下、目次
校長挨拶（前書きに代えて）
第１講 私という存在
日記から
声に出して読みたい日本語
クズ屋の爺とサンドラ・ジュリアン
アイドルその１
アイドルその２
パンク
ビートルズ体験
ぴんから
一枚の色紙が問いかけるもの
除菌マイライフ
女王様の身体検査
第２講 私と他者
家訓
手かざし
授業（国際試合）
江夏豊の美しい歌
王と長嶋
英語
選挙と芸術
第３講 自然や崇高な存在について
超能力
亀
蛇男
神様
国際イタズラ電話
リトル・メロディー
頑張れ
祖父母
第４講 集団における私の役割
陰核肥大
健康ランド
体育会系
立ちん坊
痴漢と幼児性愛
クマの扱いで農作業
色々な職業
ラジオ深夜便
花とゆめ
成人の日
第５講 社会で生きるということ
ツネちゃんと佐久間
エロスとタナトス
漫画
物置小屋の資産家
ディープ・コリア
ラーメン
仮設住宅
無法松
校長挨拶（後書きに代えて）
根本さんの本読んでると、エネルギーもらって、自分などまだまだだな、と思う。
第５８期王将戦第６局大盤解説会＠関西将棋会館、『埴谷雄高 語る』
2009年3月12日 読書関西将棋会館で第５８期王将戦七番勝負第６局の大盤解説会。
挑戦者深浦康一王位が３勝、羽生王将２勝で迎えた一戦。
解説者は脇謙二八段。
羽生が深浦をコテンパンにのした。
こんな将棋指されたら、トラウマ必至だ。
角が、角が泣いとる〜！
読んだ本は『埴谷雄高 語る』
埴谷雄高と栗原幸夫の対談をおさめたもの。
以下、目次。
社会と存在の革命
＊植民地・台湾での少年時代＊文学の内的原点＊『唯一者とその所有』を読む＊ミューテーション＊コンミューン＊根源的な不快＊一生を通じる妄念＊主辞と賓辞＊存在と関係＊なぜ内面にこだわるのか＊自己死滅する「党」＊旋回としての革命＊ロシア文学の主人公たち＊レーニンのミイラ＊ソ連とマルクス主義＊運動のなかのスパイ＊秘密のない運動＊『死霊』九章の壁
自由と夢と想像力
＊大審問官伝説の現代性＊ドストエフスキイの革命性＊革命的な党の本質＊教育とコンミューン人間＊差別に耐えられぬ気分＊自由をめぐって＊自由を支える倫理＊無限者の見る夢＊無いものを創ってみせるのが文学＊首猛夫はどこにでもいる＊吉本隆明との論争＊世紀末は不毛か＊経験とフィクションと表現＊なぜ文庫本に入れないか
二つの転換期を生きて
＊社会主義体制崩壊の意味＊死者を出発点とした戦後文学＊大状況の文学の後に＊「形式のリレー」としてのパロディー＊文学アクチュアリティー説＊花田清輝の前衛性＊世の中は進歩する＊進歩は首猛夫をひきつれて進む
対談のあとの期待−あとがきにかえて
あとがき（栗原幸夫）
埴谷雄高自身が「あとがきにかえて」で自分自身を「古陋」と評しているが、それが現代を撃つ視点になっていて目を開かせられる。
「現実を超えるなにかが文学だという考えがなくなって、いままであった文学のパロディーで二流三流のものでもとにかく作ればいいというのは、やはり先行き日本文学はちょっと駄目なんじゃないかと思いますがね」とか。
埴谷雄高が井上光晴の『輸送』を批判して
「それはただ現実に起こっていることを未来的に書いただけだ」
「それじゃあ君が朝起きて飯を食って出かけるのと同じじゃないか」
「問題は人の心の無限性であって」
なんて言うのに対して、井上光晴が「埴谷さん『闇のなかの黒い馬』もいいけれど、マーケットへ行って買い物してください」
と応酬するくだりとか。
「あとがきにかえて」の最後は、こうしめくくっている。
「2012年は、ボナパルト敗退200年である」
カッチョイー！
挑戦者深浦康一王位が３勝、羽生王将２勝で迎えた一戦。
解説者は脇謙二八段。
羽生が深浦をコテンパンにのした。
こんな将棋指されたら、トラウマ必至だ。
角が、角が泣いとる〜！
読んだ本は『埴谷雄高 語る』
埴谷雄高と栗原幸夫の対談をおさめたもの。
以下、目次。
社会と存在の革命
＊植民地・台湾での少年時代＊文学の内的原点＊『唯一者とその所有』を読む＊ミューテーション＊コンミューン＊根源的な不快＊一生を通じる妄念＊主辞と賓辞＊存在と関係＊なぜ内面にこだわるのか＊自己死滅する「党」＊旋回としての革命＊ロシア文学の主人公たち＊レーニンのミイラ＊ソ連とマルクス主義＊運動のなかのスパイ＊秘密のない運動＊『死霊』九章の壁
自由と夢と想像力
＊大審問官伝説の現代性＊ドストエフスキイの革命性＊革命的な党の本質＊教育とコンミューン人間＊差別に耐えられぬ気分＊自由をめぐって＊自由を支える倫理＊無限者の見る夢＊無いものを創ってみせるのが文学＊首猛夫はどこにでもいる＊吉本隆明との論争＊世紀末は不毛か＊経験とフィクションと表現＊なぜ文庫本に入れないか
二つの転換期を生きて
＊社会主義体制崩壊の意味＊死者を出発点とした戦後文学＊大状況の文学の後に＊「形式のリレー」としてのパロディー＊文学アクチュアリティー説＊花田清輝の前衛性＊世の中は進歩する＊進歩は首猛夫をひきつれて進む
対談のあとの期待−あとがきにかえて
あとがき（栗原幸夫）
埴谷雄高自身が「あとがきにかえて」で自分自身を「古陋」と評しているが、それが現代を撃つ視点になっていて目を開かせられる。
「現実を超えるなにかが文学だという考えがなくなって、いままであった文学のパロディーで二流三流のものでもとにかく作ればいいというのは、やはり先行き日本文学はちょっと駄目なんじゃないかと思いますがね」とか。
埴谷雄高が井上光晴の『輸送』を批判して
「それはただ現実に起こっていることを未来的に書いただけだ」
「それじゃあ君が朝起きて飯を食って出かけるのと同じじゃないか」
「問題は人の心の無限性であって」
なんて言うのに対して、井上光晴が「埴谷さん『闇のなかの黒い馬』もいいけれど、マーケットへ行って買い物してください」
と応酬するくだりとか。
「あとがきにかえて」の最後は、こうしめくくっている。
「2012年は、ボナパルト敗退200年である」
カッチョイー！
『獄の息子は発狂寸前』
2009年3月11日 読書
以下、目次。
序章 母と子
＊１２年が詰まっている段ボール
第１章 あの、蒼い日々
＊母からの最初の手紙＊息子が殺人犯…それを知って母は＊懐柔＊攪乱＊間諜＊違法接見＊暗闇＊面会＊瓢箪のお守り＊設楽からの手紙
第２章 檻の中
＊旭川か関東か＊品評会＊人の弱みに付け込む輩＊行き先は、ええと…＊千葉刑＊千葉での原点＊母のノスタルジー＊弟からの手紙
第３章 「小説禁止」の死角
＊俺にとって小説を書くこととは＊特製パンフレット＊母の冒険心＊わが心の伊藤蘭＊健全な生活は健全な水着に宿る？＊バーター取引き＊転落＊あっけない幕切れ＊小説禁止令＊暗号＊”やや”わかったか＊炙り出し
第４章 母の災難
＊ツキに見放された母＊歯がゆい日々＊失業＊御殿場＊帰京＊B型肝炎
第５章 「発狂寸前」
＊「恩赦なし！」＊八王子医療刑務所＊設楽からのメッセージ＊野村秋介と母＊母の言葉＊「武蔵になれ！」＊どん底＊「千葉大女医殺し」の藤田正の自殺＊千葉刑で出会った藤田の母のこと＊出さねえとまた請願やるぞ！＊死ぬなら死になさい！＊ピアスで開運
第６章 獄中の新人賞
＊希望、一つ＊切り刻まれた手紙＊ハンスト＊病舎で取った相撲＊最終選考＊野村秋介、果つ＊母の重さを教えてくれた野村秋介＊母と子の絆で耐えるしぐれ獄＊虹の道
獄の息子への手紙
＊母がはじめて野村秋介に会った日のこと＊M夫が見せてくれたビデオ＊お正月＊お墓参り＊千葉は大変！？＊おばあちゃんが養老院に＊「オヤヤメタイヨ」＊恩赦＊おばあちゃんの入院＊カッコーの巣は嫌＊おばあちゃんの涙＊おばあちゃんからの最後の手紙＊ゆっくり行けば遠くに行ける＊出所した設楽と会った日のこと＊出所する貴方へ
愚かな母の物語かと思いきや、官をだしぬくあの手この手に手に汗にぎり、快哉を叫んだ読後感は、母と子の関係にややうんざりさせられる。
めちゃくちゃ面白い本だったが、読んだあとで、いろいろと手をつくして生きようとする主人公と、簡単に人の命を奪った主人公の命に対するギャップに思いをはせざるをえない。身内に対する愛情を臆面もなく綴る主人公ならではの思想か。
以下、目次。
生きていく理由
どうせ死んでしまう
妻と壮絶なバトル、くたびれ果てた
窓から空を眺めていた
テロはなかったのかもしれない
不覚にも涙が出てきた
みんな私から顔を背ける
悪の研究会
つまらない、つまらない
夏には哲学がよく似合う
愛される恐怖
「ぼくは死ぬ、ぼくは死ぬ…」
一億二千万分の二十
あの時私が拉致されていたら
私が嫌いな「私のことを好きな人」
愛したくも愛されたくもない？
「私」が無になるということ
たまにはセンセーらしく
怒る私
どうでもいいこと
共感しない心
向いているのかいないのか
なんで電気を点けるの
わが家の卒業式
私に近づくな
私は人を救えない
「共感する」ことができない
虚しさ以外の何も感じない
暗い一年だった
哲学という病
ちょっと親バカ
したたかになれない彼
みなさま、ありがとう
「ある」ことと「あった」こと
だから私は「ぐれる」のです
哲学などしないように！
『新潮４５』2002年１月号から2004年9月号に連載されたコラムを集めたもの。
哲学者の条件としてあげている項目が面白い。
メルロ＝ポンティの『眼と精神』から「哲学者とは、目覚めそして話す人間のことである」をひいた後で、こうつけ加えている。
「いや、もう一つの条件を加えておこう。どんな場合でも、周囲世界に埋没していないこと。われを忘れていないこと。いかなる事件が起ころうが、適度な距離をもって冷静に世界を眺めていること。つまり『冷たい』厭な人間であること」
これはさかさまに言えば、「世間」のことをあらわしているのだろう。
事の理非にかかわらず、「世間をお騒がせした」という理由で謝罪している姿を目にするたびに、哲学の道の険しさを感得するのである。
ハンドメイドカフェ＠ディグダグ
2009年3月9日 アイドル今日は野中ひゆ企画「ハンドメイドカフェLv.4」
場所味園ビル二階ディグダグ
料金（ケーキドリンク付き）
誕生月が証明できる方500円
それ以外の方1000円
オープンスタート19：00
終了予定22：00
女の子ゲスト
さくら夕紀ちゃん
相咲ポッポちゃん
荻野アサミちゃん
ぴのこちゃん
宮崎亜美ちゃん
魅惑のパンダショー
僕は誕生月ゲストとして、司会と音出しなどでお手伝いしました。
ステージと客席のあいだの親密感もたっぷりで、女の子としゃべるとドキドキして何も話せず、真っ赤になってうつむいてばかりいる僕でも、楽しく会話することができました！
次回は４月６日（月）だそうな。
場所味園ビル二階ディグダグ
料金（ケーキドリンク付き）
誕生月が証明できる方500円
それ以外の方1000円
オープンスタート19：00
終了予定22：00
女の子ゲスト
さくら夕紀ちゃん
相咲ポッポちゃん
荻野アサミちゃん
ぴのこちゃん
宮崎亜美ちゃん
魅惑のパンダショー
僕は誕生月ゲストとして、司会と音出しなどでお手伝いしました。
ステージと客席のあいだの親密感もたっぷりで、女の子としゃべるとドキドキして何も話せず、真っ赤になってうつむいてばかりいる僕でも、楽しく会話することができました！
次回は４月６日（月）だそうな。
ホフディラン＠NU茶屋町〜棋王戦第３局大盤解説会＠関西将棋会館
2009年3月8日 将棋NU茶屋町のタワーレコードでホフディランのインストアライブ。
1.ニューピース
2.スーパードライ
3.ふとん
4.フリースタイラー
5.遠距離恋愛は続く
ニュービーズ試供品のプレゼントも。
集まったお客さんは一様にまろやかな感じだった。
関西将棋会館で第３４期棋王戦第３局の大盤解説会。
久保八段が２連勝で、王手をかけた五番勝負。佐藤棋王のまきかえしなるか？
解説は平藤眞吾六段。
１２１手で佐藤棋王が勝った。これで久保八段２勝、佐藤棋王１勝。
久保のゴキゲン中飛車を、佐藤が堅実なベタベタゴリゴリ戦法で押し切った。
久保八段は今朝放送のNHK杯でも羽生名人相手にゴキゲン中飛車戦法で闘っていた。序盤、羽生は５八金右、佐藤は７八金のわかれだったが、佐藤は今回、らしくない闘いをあえてして久保を攪乱していた模様だ。あいにくと、どちらも久保ゴキゲン中飛車の敗退に終わった。
さて、ここまで当たらないと、かえって面白くなってきた「次の一手」
今回はノーヒントでの出題で、どうやら「筋のいい手」ではあったが、やはり、間違えていた。こうなったら、将棋「次の一手」界におけるハルウララを目指そうかと思う。
いや〜。正直、今回ばっかりは連敗記録が破れるかと思ったのだが。
ABCラジオ「日曜落語なみはや亭」
座長の涙／桂団朝
子ほめ／桂阿か枝
ABCラジオ「米朝よもやま噺」
のんき節
NHK総合「上方演芸ホール」
寄合酒／桂吉坊
植木屋娘／桂九雀
NHK-FM「現代の音楽」
− ２１世紀音楽の会 第７回演奏会から −（２）
「エナジー・デンシティー ２（２００９）」 植野洋美・作曲
（８分０７秒）
（クラリネット）有馬 理絵
（ピアノ）及川 夕美
「レイディアント・ポイント ４（２００８）」安良岡章夫・作曲
（１０分１５秒）
（ビブラフォン）安江佐和子
「鳥籠の中の変貌 ３ 作品５４ 第２（室内協奏曲）
（２００８）」南 聡・作曲
（１４分１０秒）
（フルート）多久潤一朗
（クラリネット）有馬 理絵
（バイオリン）佐藤まどか
（ビオラ）甲斐 史子
（チェロ）松本 卓以
（トランペット）山崎 聡
（パーカッション）西久保友広
（ピアノ）大須賀かおり
（指揮）夏田 昌和
〜東京文化会館で収録〜
＜２００９／１／１４＞
1.ニューピース
2.スーパードライ
3.ふとん
4.フリースタイラー
5.遠距離恋愛は続く
ニュービーズ試供品のプレゼントも。
集まったお客さんは一様にまろやかな感じだった。
関西将棋会館で第３４期棋王戦第３局の大盤解説会。
久保八段が２連勝で、王手をかけた五番勝負。佐藤棋王のまきかえしなるか？
解説は平藤眞吾六段。
１２１手で佐藤棋王が勝った。これで久保八段２勝、佐藤棋王１勝。
久保のゴキゲン中飛車を、佐藤が堅実なベタベタゴリゴリ戦法で押し切った。
久保八段は今朝放送のNHK杯でも羽生名人相手にゴキゲン中飛車戦法で闘っていた。序盤、羽生は５八金右、佐藤は７八金のわかれだったが、佐藤は今回、らしくない闘いをあえてして久保を攪乱していた模様だ。あいにくと、どちらも久保ゴキゲン中飛車の敗退に終わった。
さて、ここまで当たらないと、かえって面白くなってきた「次の一手」
今回はノーヒントでの出題で、どうやら「筋のいい手」ではあったが、やはり、間違えていた。こうなったら、将棋「次の一手」界におけるハルウララを目指そうかと思う。
いや〜。正直、今回ばっかりは連敗記録が破れるかと思ったのだが。
ABCラジオ「日曜落語なみはや亭」
座長の涙／桂団朝
子ほめ／桂阿か枝
ABCラジオ「米朝よもやま噺」
のんき節
NHK総合「上方演芸ホール」
寄合酒／桂吉坊
植木屋娘／桂九雀
NHK-FM「現代の音楽」
− ２１世紀音楽の会 第７回演奏会から −（２）
「エナジー・デンシティー ２（２００９）」 植野洋美・作曲
（８分０７秒）
（クラリネット）有馬 理絵
（ピアノ）及川 夕美
「レイディアント・ポイント ４（２００８）」安良岡章夫・作曲
（１０分１５秒）
（ビブラフォン）安江佐和子
「鳥籠の中の変貌 ３ 作品５４ 第２（室内協奏曲）
（２００８）」南 聡・作曲
（１４分１０秒）
（フルート）多久潤一朗
（クラリネット）有馬 理絵
（バイオリン）佐藤まどか
（ビオラ）甲斐 史子
（チェロ）松本 卓以
（トランペット）山崎 聡
（パーカッション）西久保友広
（ピアノ）大須賀かおり
（指揮）夏田 昌和
〜東京文化会館で収録〜
＜２００９／１／１４＞
今日はアイドルイベントのはしご。
心斎橋FAN-Jで「Girls Panic-IDOL-」
プチJK
遅れてきたので、winwinタイガースとfootmanだけ見れた。
はっきり言って、JK21よりもプチJKの方がいいんじゃないか。
JK２１にも３人ほどオシメンいるけど。
姫☆DAN
1.ダンス
2.シャナナ
3.恋愛ライダー
4.アニメメドレー
5.ココロのちず
6.恋の運動会
アニメメドレーではオーバーザフューチャーやってた。姫ダンが可憐ガールズやるのって、はまってていいなあ。
いちごのつぶ
1.チェリー
2.キラキラ星
3.いちご畑
4.気がつけばあなた
5.マジで恋する５秒前
可愛いニャ〜。
MCのなんとも言えぬなごみ感はどういうことか。
山口満里奈
1.Just after the rain
2.ふたつ星
3.ゆらゆら
4.遥花
5.瞳
6.マイフレンド
３月生まれの人を祝う歌も。
この子は女神だ。
4 leaf clover
1.ダンス
2.オール・マイ・トゥルー・ラブ
3.ヌー・ワールド
4.カラー・オブ・シーズン
5.ドライブ・アウェイ
6.恋の魔法
ドライブアウェイは新レパートリー。
また、チェックの新衣装は素敵。
Mary Angel
1.ジャンプ
2.ムーヴィン・オン
3.ミラーボールナイト
4.ビンゴ
5.マジカル・スター
6.スーパー・アクション
以下、アンコール
7.エンジェル・ウィング
ゆうかの肉体的成長ぶりには目を見張るものがある。小学生にして、既に「女」を感じさせる。一方、マヤの変わらなさは逆に貴重。
今日の出演者はどれもこれも素晴らしかったので、珍しく物販でそれぞれ全部購入し、おしゃべりもしたかったのだが、次の予定があり、泣く泣く心斎橋を後にする。
弁天町の世界館で「アイドルスナイパー」
ライブと撮影会の２本立て！テレビ大阪で４月より放送される番組の公開収録でもある。
場所がわからずに迷ってしまい、入ったのはみりん☆が１曲目を歌っている最中。
LIVEスナイパー１
（トークはないけど各３曲ずつ）
みりん☆
3.ちゅーんらぶ
席がなくてうろうろしていたので、２曲目が何だったか不明。
３曲目はひらきなおって立ってみりん☆ちゃんを応援。
Mari7
2.This is 運命
3.インスピレーション
椅子を勝手に出してきて座ったりしてたので１曲目が何だったのか失念。
ハロプロ曲で客席は騒然とする。
Milky Hat
1.By the way
2.マイレボリューション
3.大航海ランドスケープ
ちひろは骨折で欠席。
星崎なみ
1.ひとつ星
2.Together
3.Forever with You
客席に星が出現。FAN-Jでは山口満里奈が「ふたつ星」。ここでは「ひとつ星」
グラビアスナイパー
（私服で登場、水着に着替えてゲーム）
金城真央（縄跳び二重とび）
児玉菜々子（万歩計）
嵐優子（反復横とび）
正木愛香（馬とび）
LIVEスナイパー２
（トークあり、ライブ２曲）
SI☆NA
1.恋愛レボリューション２１
2.檄！帝国華撃団
ト−ク部分では、坂東物真似（須磨）とか腕に浮かぶ血管（中山）とか。
城奈菜美
2.オーバーロード
あれ？１曲目何だったかな。
トーク部分では「ジークシロン」を中心に。
M/W
1.ミッドナイトワンダーランド
2.最強ヒロイン瞬殺スマイル
トークでは「残念」「よっこいしょーいち」
織姫よぞら
1.悠久のcadenza
2.恋のキャラメルミルキィ
積みゲーはしない。
MarryDollスペシャルライブ
1.Baby Star
2.tell me
3.ラブドットチェリー
4.honey tune
アレンジ違いの曲！
マリードールの２人は司会アシスタントもつとめており、けっこう達者にこなしていた。
テレビ放送では主題歌も歌ってるらしい。
イベントの最後は物販と撮影会。
並んでものを買うのが苦手なので、回避。
でも、このイベントもいろいろアイドルちゃんの物を買ったり、おしゃべりをしたかった。僕にもようやく人とのコミュニケーションをとろうとする気持がめばえてきたのかもしれない。
心斎橋FAN-Jで「Girls Panic-IDOL-」
プチJK
遅れてきたので、winwinタイガースとfootmanだけ見れた。
はっきり言って、JK21よりもプチJKの方がいいんじゃないか。
JK２１にも３人ほどオシメンいるけど。
姫☆DAN
1.ダンス
2.シャナナ
3.恋愛ライダー
4.アニメメドレー
5.ココロのちず
6.恋の運動会
アニメメドレーではオーバーザフューチャーやってた。姫ダンが可憐ガールズやるのって、はまってていいなあ。
いちごのつぶ
1.チェリー
2.キラキラ星
3.いちご畑
4.気がつけばあなた
5.マジで恋する５秒前
可愛いニャ〜。
MCのなんとも言えぬなごみ感はどういうことか。
山口満里奈
1.Just after the rain
2.ふたつ星
3.ゆらゆら
4.遥花
5.瞳
6.マイフレンド
３月生まれの人を祝う歌も。
この子は女神だ。
4 leaf clover
1.ダンス
2.オール・マイ・トゥルー・ラブ
3.ヌー・ワールド
4.カラー・オブ・シーズン
5.ドライブ・アウェイ
6.恋の魔法
ドライブアウェイは新レパートリー。
また、チェックの新衣装は素敵。
Mary Angel
1.ジャンプ
2.ムーヴィン・オン
3.ミラーボールナイト
4.ビンゴ
5.マジカル・スター
6.スーパー・アクション
以下、アンコール
7.エンジェル・ウィング
ゆうかの肉体的成長ぶりには目を見張るものがある。小学生にして、既に「女」を感じさせる。一方、マヤの変わらなさは逆に貴重。
今日の出演者はどれもこれも素晴らしかったので、珍しく物販でそれぞれ全部購入し、おしゃべりもしたかったのだが、次の予定があり、泣く泣く心斎橋を後にする。
弁天町の世界館で「アイドルスナイパー」
ライブと撮影会の２本立て！テレビ大阪で４月より放送される番組の公開収録でもある。
場所がわからずに迷ってしまい、入ったのはみりん☆が１曲目を歌っている最中。
LIVEスナイパー１
（トークはないけど各３曲ずつ）
みりん☆
3.ちゅーんらぶ
席がなくてうろうろしていたので、２曲目が何だったか不明。
３曲目はひらきなおって立ってみりん☆ちゃんを応援。
Mari7
2.This is 運命
3.インスピレーション
椅子を勝手に出してきて座ったりしてたので１曲目が何だったのか失念。
ハロプロ曲で客席は騒然とする。
Milky Hat
1.By the way
2.マイレボリューション
3.大航海ランドスケープ
ちひろは骨折で欠席。
星崎なみ
1.ひとつ星
2.Together
3.Forever with You
客席に星が出現。FAN-Jでは山口満里奈が「ふたつ星」。ここでは「ひとつ星」
グラビアスナイパー
（私服で登場、水着に着替えてゲーム）
金城真央（縄跳び二重とび）
児玉菜々子（万歩計）
嵐優子（反復横とび）
正木愛香（馬とび）
LIVEスナイパー２
（トークあり、ライブ２曲）
SI☆NA
1.恋愛レボリューション２１
2.檄！帝国華撃団
ト−ク部分では、坂東物真似（須磨）とか腕に浮かぶ血管（中山）とか。
城奈菜美
2.オーバーロード
あれ？１曲目何だったかな。
トーク部分では「ジークシロン」を中心に。
M/W
1.ミッドナイトワンダーランド
2.最強ヒロイン瞬殺スマイル
トークでは「残念」「よっこいしょーいち」
織姫よぞら
1.悠久のcadenza
2.恋のキャラメルミルキィ
積みゲーはしない。
MarryDollスペシャルライブ
1.Baby Star
2.tell me
3.ラブドットチェリー
4.honey tune
アレンジ違いの曲！
マリードールの２人は司会アシスタントもつとめており、けっこう達者にこなしていた。
テレビ放送では主題歌も歌ってるらしい。
イベントの最後は物販と撮影会。
並んでものを買うのが苦手なので、回避。
でも、このイベントもいろいろアイドルちゃんの物を買ったり、おしゃべりをしたかった。僕にもようやく人とのコミュニケーションをとろうとする気持がめばえてきたのかもしれない。
不毛地帯、マタ・ハリ
2009年3月6日 映画
このところ寒くなったり雨が降ったりして、体調最悪だ。
集中力に欠けることおびただしい。
と、いうわけで今日は仕事が終わったあとは読書せずに映画見る。
山本薩夫監督の「不毛地帯」を見た。1976年。
山崎豊子の原作（連載中に映画化されてる）。
シベリア抑留から帰ってきた大本営参謀が商社に入り、防衛庁次期戦闘機選定にラッキード社を推す。
仲代達矢ってほんと、すごい俳優だな。
冷静沈着で頭がきれる。
しかしながら、結局主人公は戦友や会社のために動くのであって、世界や人類などといった視点からは見ていない。視野が非常に狭いのだ。そういう役柄をみごとに演じ切っている。
仲代達矢と八千草薫のあいだに出来た娘役で秋吉久美子が出ていた。彼女の役柄は、父親に防衛庁にだけは関わってほしくないと願う平和主義の少女。全体に男ばかりの世界で動く映画の中で、かろうじて女性の立場から発言をしていた。
映画は迫力満点だが、どうしたわけか、テレビ的なスケールの小ささを感じた。カメラショットによるものだろうか。それとも、話自体のスケールのサラリーマン的小ささによるのか。
なお、この映画のDVDには監督名が「山本薩男」と書いてある。「男」なのか。たしかにこの映画では「夫」というより「男」だったな。
ジョージ・フィッツモーリス監督の「マタ・ハリ」を見た。1932年。
グレタ・ガルボ演ずるマタハリは踊子のはずなのに、あんまりダンスの素養はなさそうだった。シヴァの置き物をベッドサイドに置いたりしてるのにね。
両足の長さの違う殺し屋が出て来るあたりが最大のサスペンスにはなっているが、スパイものとしての面白さはあんまりなかった。むしろ先に見た「不毛地帯」の方が産業スパイのサスペンスがあったか。
処刑が確定されてからは、女スパイの物語というより、ほとんど難病もののテイストで、甘いラブロマンスの悲劇が描かれるのだ。
『絵解きヨーロッパ中世の夢』
2009年3月5日 読書
中世の英雄と驚異を取り上げた書物。
想像力のよい部分を中心に編んであるので、悪魔などは出て来ない。
以下、目次。
日本語版序文
序文
アーサー
カテドラル（大聖堂、司教座聖堂）
シャルルマーニュ（カール大帝）
城塞
騎士と騎士道
エル・シド
クロイスター（修道院、あるいはその庭を囲む回廊）
コカーニュの国（桃源郷）
ジョングルール（大道芸人）
一角獣（ユニコーン）
メリュジーヌ
マーリン（メルラン）
エルカンの一党
女教皇ヨハンナ
狐のルナール
ロビン・フッド
ロラン
トリスタンとイズー
トゥルバドゥール、トゥルヴェール
ワルキューレ
図版も多く、中世に浸ってさながらルードヴィッヒのように１日を過ごすことが出来た。
狐物語のルナールがゾロの元ネタだったとか、面白い知識も満載。
こりゃしばらく中世に遊んでみるかな。
『ことばをめぐる哲学の冒険』
2009年3月4日 読書
あんなに体を動かさずに済むパフォーマンス考えたはずなのに、これはいったい。
筋肉痛ならまだしも、あっちこっちに傷ができていて、血が出ていたりする。打ち上げのときにさんざん話した、何か悪いものにでも憑かれているんだろうか。
近々、インテックス大阪で「癒しフェア」という催しがあって、スピリチュアルのふきだまりがそこに形成されるのだが、あいにくと無料入場券の受付に間に合わなかった。ライブ後は財布がすっからかんになるので（これも悪い病気か何かかも）、癒しに行けない。
と、いうわけで、今日も仕事と読書。
長谷川宏の『ことばをめぐる哲学の冒険』を読んだ。
著者は、ヘーゲルの翻訳でずいぶんとお世話になった（読みやすい！）が、今回の著作は中村雄二郎の本を読んだときにも似た読後感だった。やわらかくて正しい。
１つのキーワードをもとに、多くの文献などを散策する試み。
以下、目次と、主な渉猟文献。
第１章 愛
『古事記』、『万葉集』、『山の背くらべ』（木下順二）、『恋愛論』（スタンダール）、『定義集』（アラン）
第２章 誕生
『火山灰地』（久保栄）、『笛吹川』（深沢七郎）、『ルカによる福音書』、「I was born」（吉野弘）、『仮面の告白』（三島由紀夫）、『全体主義の起源』『人間の条件』（アーレント）
第３章 亡霊
『東海道四谷怪談』（鶴屋南北）、『妖怪談義』（柳田国男）、「北野天神縁起」、『ハムレット』（シェイクスピア）
第４章 平和
『歴史』（ヘロドトス）、『イーリアス』（ホメーロス）、『平和』『女の平和』（アリストパネス）、『永遠平和のために』（カント）、『「難死」の思想』（小田実）、『雪の中の軍曹』（リゴーニ・ステルン）、『老子』
第５章 旅
『伊勢物語』、『奥の細道』、『菅江真澄遊覧記』、『イタリア紀行』（ゲーテ）
ライブが終わって、しばらく何もせずに旅にでも出たい思いがつのっていたので、この本は助けになった。仕事があったので、どこにも行けなかったのだが、この本ですっかり旅気分だ。
『修羅雪姫復活之章』『西洋中世の愛と人格』
2009年3月3日 読書 コメント (1)
むりやり誕生日を祝ってもらうイベントだったが、野中ひゆちゃんの活けた花は殺風景な僕の部屋をいろどるし、秋葉原紫音さんにもらったペロペロキャンディにはまったり、やっぱり何かをすれば何かが変わる。
当たり前だけど、面白い。
銭ゲバでは、上村一夫の『修羅雪姫 復活之章』（上下）を読んだ。
スウェーデン体操の普及と撲滅の争い。
ブルマ普及に名を残す井口あぐりも登場してた、かな。
阿部謹也の『西洋中世の愛と人格』を読んだ。サブタイトルは『世間論序説』
以下、目次。
１、世間と社会
世間の中の一人として
どのような世間に立脚しているのか
「社会」という言葉
島崎藤村の『破戒』では
世間との闘い−金子光晴にみる
２、個人と人格の成立について
個人と人格のありかた
人格を求めてーアーロン・グレーヴィッチの問題提起
初期キリスト教の時代−ピーター・ブラウンの問題提起
サガの世界−ステブリン・カーメンスキーの問題提起
十二世紀ルネサンスと告解
男女の性的関係は中世では罪であった
３、神判の世界とケガレ
公と私の逆転
いまも呪術的世界が−日常生活の次元で
参籠起請と神判−日本人の「罪」意識の原型
西欧における個人とは−神判との関連で
４、西欧における愛のかたち
「愛」、その真実
プラトンと初期キリスト教における愛
十二世紀以前−愛が発見されるまで
花開く トゥルバドゥール
宮廷風恋愛とは？−「トリスタンとイズー」の物語など
聖職者における愛のかたち−その変貌
宮廷における愛の作法
愛の理想化−「神への愛」から離れて
愛と禁欲
神判が拷問に移行する話は考えてもいなかったのでハッとしたな。
また、騎士の理想的な恋愛が、裸になって同衾してても最後の一線は越えない、てのは、最近はやりの草食系男子に通じるかな。騎士はやってることは肉体派なのにね。
保山ひャン誕生日（３/３）を祝うライブイベント！
前日の３月２日（月）にベアーズにて酒池肉林のイベントします。
タイトルは、「たんじょうび」にちなんで
「耽美城」（たんびじょう）！
6時30分〜
前売1500円 当日2000円
☆先着入場者プレゼント有り
【出演予定】
午後６時３０分〜
●空門（カラモン）
http://maruta.be/karamon
●No.305（ﾅﾝﾊﾞｰｻﾝﾏﾙｺﾞ）
http://mixi.jp/view_community.pl?id=1499115 No.305コミュ｢SON団｣
http://sound.jp/305/
http://www.muzie.co.jp/cgi-bin/artist.cgi?id=a034516 Muzie(MP3)
http://www.myspace.com/no305 Myspace
http://www.youtube.com/results?search_query=no.305
http://www.nicovideo.jp/search/No.305 ライブ映像
●進(SHIN) ＋邪王院弘
http://www.myspace.com/1000342268
http://mixi.jp/view_community.pl?id=1746176
http://www.eonet.ne.jp/~e-linx/
午後７時〜
●モナリザス
http://seishun.otaden.jp/
http://www.voiceblog.jp/seishun-cho/
http://www.voiceblog.jp/devilbrokenworld/
●めばちっ娘クラブ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=3407280
http://www1.atpne.jp/nixi/?m=pc&a=page_c_home&target_c_commu_id=226
●オジ
午後７時３０分〜
●宮崎亜美
http://mixi.jp/view_community.pl?id=3664577
http://ameblo.jp/nekomimi285/
●丼野Ｍ美（どんのまさみ）
http://mixi.jp/view_community.pl?id=999198
http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=donno_m
●岡崎俊介
http://nodouta.9.dtiblog.com/
http://www.myspace.com/nodouta
午後８時〜
●学園催
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2947399
http://gakuenpsy.org/
http://www.muzie.co.jp/cgi-bin/artist.cgi?id=a006603 muzie
http://monstar.fm/gakuen_psy Monstar
http://nextmusic.net/index.php?command=profile&profid=20050716081032
●ひろたはな
http://ameblo.jp/hanapeace/
●ＣＨＡＭＩ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=844216
http://groove-room.com
http://blog.livedoor.jp/grooveroom/
午後８時３０分〜
●秋葉原紫音
http://www.myspace.com/sionsdarkcabarett
午後９時〜
●野中ひゆ
http://www.star-create.net/girls/hiyunonaka/
http://mixi.jp/view_community.pl?id=147167
http://hiyu-nonaka.jugem.jp/
●マル秘ゲスト（ちやじ）
遊撃
●自分BOX
本日です。
受付で「フルリレロ〜」と言えば、なんと前売り料金で入れます。
なお、このイベントは、保山の誕生を祝うイベントでありますが、つい先頃給料出たばっかりの全財産をひったくられた丼野M美エイドも兼ねています。さらに、アウシュビッツ林直人くんの誕生も祝います。
前日の３月２日（月）にベアーズにて酒池肉林のイベントします。
タイトルは、「たんじょうび」にちなんで
「耽美城」（たんびじょう）！
6時30分〜
前売1500円 当日2000円
☆先着入場者プレゼント有り
【出演予定】
午後６時３０分〜
●空門（カラモン）
http://maruta.be/karamon
●No.305（ﾅﾝﾊﾞｰｻﾝﾏﾙｺﾞ）
http://mixi.jp/view_community.pl?id=1499115 No.305コミュ｢SON団｣
http://sound.jp/305/
http://www.muzie.co.jp/cgi-bin/artist.cgi?id=a034516 Muzie(MP3)
http://www.myspace.com/no305 Myspace
http://www.youtube.com/results?search_query=no.305
http://www.nicovideo.jp/search/No.305 ライブ映像
●進(SHIN) ＋邪王院弘
http://www.myspace.com/1000342268
http://mixi.jp/view_community.pl?id=1746176
http://www.eonet.ne.jp/~e-linx/
午後７時〜
●モナリザス
http://seishun.otaden.jp/
http://www.voiceblog.jp/seishun-cho/
http://www.voiceblog.jp/devilbrokenworld/
●めばちっ娘クラブ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=3407280
http://www1.atpne.jp/nixi/?m=pc&a=page_c_home&target_c_commu_id=226
●オジ
午後７時３０分〜
●宮崎亜美
http://mixi.jp/view_community.pl?id=3664577
http://ameblo.jp/nekomimi285/
●丼野Ｍ美（どんのまさみ）
http://mixi.jp/view_community.pl?id=999198
http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=donno_m
●岡崎俊介
http://nodouta.9.dtiblog.com/
http://www.myspace.com/nodouta
午後８時〜
●学園催
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2947399
http://gakuenpsy.org/
http://www.muzie.co.jp/cgi-bin/artist.cgi?id=a006603 muzie
http://monstar.fm/gakuen_psy Monstar
http://nextmusic.net/index.php?command=profile&profid=20050716081032
●ひろたはな
http://ameblo.jp/hanapeace/
●ＣＨＡＭＩ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=844216
http://groove-room.com
http://blog.livedoor.jp/grooveroom/
午後８時３０分〜
●秋葉原紫音
http://www.myspace.com/sionsdarkcabarett
午後９時〜
●野中ひゆ
http://www.star-create.net/girls/hiyunonaka/
http://mixi.jp/view_community.pl?id=147167
http://hiyu-nonaka.jugem.jp/
●マル秘ゲスト（ちやじ）
遊撃
●自分BOX
本日です。
受付で「フルリレロ〜」と言えば、なんと前売り料金で入れます。
なお、このイベントは、保山の誕生を祝うイベントでありますが、つい先頃給料出たばっかりの全財産をひったくられた丼野M美エイドも兼ねています。さらに、アウシュビッツ林直人くんの誕生も祝います。
罪とか罰とか、『神秘家水木しげる伝』『その手に乗ってはいけない！』
2009年3月1日 映画ケラリーノ・サンドロビッチ監督の「罪とか罰とか」を見た。
一日署長のアイドルがもつれにもつれた世界をときほぐす。
見た印象はケラ版のパルプフィクションか。
カメラマン役で常盤君も出てる！
主人公の売れないアイドル（成海璃子）の役名が円城寺アヤメなのだが、円城寺あやが脳裏にちらついてしかたなかった。
成海璃子はぽっちゃり気味でたいへん魅力的。楳図かずおの映画のときよりよい。
今日は映画の日だったので、人もそこそこに来ていたが、本編がはじまっているのにガサガサと平気で音をたてながら食事している男（サブカルオタクか？）（小太り）（めがね）がすぐ隣にいたのには閉口した。炭酸飲料をあけるシュポッという音も遠慮がない。あげくのはてには本編終わるなり、とっとと席を立って出て行った。映画を見る作法を知らない輩にイライラしたが、これは、きっと僕が空腹だったせいだろう。
水木しげるの『神秘家水木しげる伝』を読んだ。
『怪』に掲載された自伝漫画。これまでにも自伝漫画をくりかえし描いている水木しげるだが、この本では調布の鬼太郎人形が盗まれた事件や、鬼太郎の実写映画が公開されたことなど、現代まで筆が及んでいる。「ナニヌネノ」「パピプペポ」「フハッ」「ビビビビビ」などの水木しげる特有の描写も健在である。時間をこえている。
読んだ本は辛淑玉の『その手に乗ってはいけない！』
以下、目次。
１、その人は私であったかもしれない
東京ローズと旧日本兵
人命より品格が大事
声をあげつづける責任
帰化と年金
またぞろタマちゃん
リストカット
弟からの電話
２、アメリカにて
吐きだした感情の行方
特権階級の鈍感さ
ちょっぴり哀しいねぇ
やさしさを拒む理由
「私がルール」の異常さ
３、女の苦難はつづく
着がえも、トイレも
山口百恵の罪
キャリアの否定…だからといって終わったわけではない
進化の止まった男たち
ケンカの作法
「シアワセ」はオトコがくれるもの？
母の気持ち 子どもの気持ち
４、闘う相手は誰？
それでもありがとうか…
わかってるよ
生きて罪を償うこと
光市母子殺害事件場外乱闘
宅間死刑囚の処刑
善人と悪人
その手に乗ってはいけない
５、自分の頭で考えよう！
違和感
何が報道されていないか
新五族協和としての多民族共生
自分の頭で考えよう
直久さんの挑戦
非暴力の思想
先日、ゆるキャラが住民票をもらったニュースが流れていた。ほのぼのした話題だな、と思ってたけど、この本の「またぞろタマちゃん」を読んで、頭を殴られたような気がした。そうか！タマちゃんとか、ゆるキャラには簡単に住民票が出るのに、在日の人には住民票はなかったんだ！あわてて調べてみると、タマちゃんの頃からくらべると、実現はまだ先の話だが、改善の方向に進んでいるらしい。やっとか！
この本には、そんなうっかり見過ごしてしまっていた観点が山盛り出てきて、自分のうかつさ、鈍感さに気づかされることが多かった。
「京都の西陣織をはじめ、日本社会で伝統だ文化だといわれているものの多くが外国籍住民によって継承されていることに目を向けるものは多くない。外国人によって支えられているのなら、その外国籍住民の文化や価値観を認めることが、せめてもの礼儀だろう」
これは相撲について書かれた文章の一部だが、続く言葉で僕はショックを受けた。
「ボロ儲けしている相撲協会や偉そうなことを言っている委員会の人たちは、だべって、酒飲んで、メシ食っている人たちの目の前で、ふんどし姿で、チョンマゲを結い、取りくみをする、出稼ぎ労働者である外国人力士の気持ちを一度でも真摯に考えたことがあるのか」
なるほど！
また、こんな文章も。
「女性が電車の中で化粧するといって嘆く男たちこそ、平気で足を広げて座り、口を開けて眠り、シャツが飛び出していたり、ベルトを人前でしめ直したり、酔っぱらえば何をしても許されると思っているのか、長椅子を占拠して寝転び、あげくの果ては、現行犯のチカンで逮捕されても、やっていないと平気でシラを切りとおす。こんなオヤジがゴマンといるのに、たかだか化粧一つで文句を言われちゃたまらない」
まあ、なんとスカッとする。
また、死刑反対についての言葉にも説得力がある。詳しくは本書に譲るとして、結論めいた部分だけを書いておこう。これだけでは何かというと「極刑を望む」人々にはどうせ届かないだろうけどね。
「『死刑』は、人を人と思わなくなった社会の象徴であり、それを維持しつづける社会に、命を大切にするという基本は根づかない」
そして、非暴力の思想には共鳴するものがある。
「非暴力の思想とは、戦争をしないということではない。どんな極限状態になっても決して相手を殺さないということだ。そう、たとえ殺されても、相手を殺さないという思想だ。その覚悟がなければ、平和は作れない。憲法九条も守れない」
わかるかな？わかんねぇだろうなぁ。イエーイ。
ラジオ「日曜落語なみはや亭」は「青菜」桂梅團治と「桃太郎」桂歌之助の二本立て。
「米朝よもやま噺」は桂吉坊がゲスト。
テレビで宮崎あおいがルワンダ行ってた。彼女は学校を作る夢を持っているという。
少子化のパイをめぐって「国際化」「グローバル」なんてお題目かかげて醜態をさらしている日本国内の大学の姿と比べて、宮崎あおいの思いは心打たれるものがある。
NHK-FMは特別番組のため「現代の音楽」はお休み。
そのかわり、先週録音したまま聞いていなかった分を聞く。
西村 朗
− ２１世紀音楽の会 第７回演奏会から −（１）
「あいまいなシルエットの中に ２」 渋谷由香・作曲
（８分５４秒）
（アルト・フルート）多久潤一朗
（バイオリン）佐藤まどか
（チェロ）松本 卓以
（ビブラフォン）西久保友広
（ピアノ）及川 夕美
（指揮）安良岡章夫
「弦楽四重奏曲」 松下倫士・作曲
（１３分０６秒）
（弦楽四重奏）クァルテット・エクセルシオ
※クァルテット・エクセルシオのメンバー
（バイオリン）西野 ゆか
（バイオリン）山田 百子
（ビオラ）吉田有紀子
（チェロ）大友 肇
「リー−デル」 小櫻秀樹・作曲
（１１分５６秒）
（フルート）多久潤一朗
（クラリネット）有馬 理絵
（バイオリン）佐藤まどか
（ビオラ）甲斐 史子
（チェロ）松本 卓以
（ピアノ）大須賀かおり
（指揮）森垣 桂一
〜東京文化会館で収録〜
＜２００９／１／１４＞
一日署長のアイドルがもつれにもつれた世界をときほぐす。
見た印象はケラ版のパルプフィクションか。
カメラマン役で常盤君も出てる！
主人公の売れないアイドル（成海璃子）の役名が円城寺アヤメなのだが、円城寺あやが脳裏にちらついてしかたなかった。
成海璃子はぽっちゃり気味でたいへん魅力的。楳図かずおの映画のときよりよい。
今日は映画の日だったので、人もそこそこに来ていたが、本編がはじまっているのにガサガサと平気で音をたてながら食事している男（サブカルオタクか？）（小太り）（めがね）がすぐ隣にいたのには閉口した。炭酸飲料をあけるシュポッという音も遠慮がない。あげくのはてには本編終わるなり、とっとと席を立って出て行った。映画を見る作法を知らない輩にイライラしたが、これは、きっと僕が空腹だったせいだろう。
水木しげるの『神秘家水木しげる伝』を読んだ。
『怪』に掲載された自伝漫画。これまでにも自伝漫画をくりかえし描いている水木しげるだが、この本では調布の鬼太郎人形が盗まれた事件や、鬼太郎の実写映画が公開されたことなど、現代まで筆が及んでいる。「ナニヌネノ」「パピプペポ」「フハッ」「ビビビビビ」などの水木しげる特有の描写も健在である。時間をこえている。
読んだ本は辛淑玉の『その手に乗ってはいけない！』
以下、目次。
１、その人は私であったかもしれない
東京ローズと旧日本兵
人命より品格が大事
声をあげつづける責任
帰化と年金
またぞろタマちゃん
リストカット
弟からの電話
２、アメリカにて
吐きだした感情の行方
特権階級の鈍感さ
ちょっぴり哀しいねぇ
やさしさを拒む理由
「私がルール」の異常さ
３、女の苦難はつづく
着がえも、トイレも
山口百恵の罪
キャリアの否定…だからといって終わったわけではない
進化の止まった男たち
ケンカの作法
「シアワセ」はオトコがくれるもの？
母の気持ち 子どもの気持ち
４、闘う相手は誰？
それでもありがとうか…
わかってるよ
生きて罪を償うこと
光市母子殺害事件場外乱闘
宅間死刑囚の処刑
善人と悪人
その手に乗ってはいけない
５、自分の頭で考えよう！
違和感
何が報道されていないか
新五族協和としての多民族共生
自分の頭で考えよう
直久さんの挑戦
非暴力の思想
先日、ゆるキャラが住民票をもらったニュースが流れていた。ほのぼのした話題だな、と思ってたけど、この本の「またぞろタマちゃん」を読んで、頭を殴られたような気がした。そうか！タマちゃんとか、ゆるキャラには簡単に住民票が出るのに、在日の人には住民票はなかったんだ！あわてて調べてみると、タマちゃんの頃からくらべると、実現はまだ先の話だが、改善の方向に進んでいるらしい。やっとか！
この本には、そんなうっかり見過ごしてしまっていた観点が山盛り出てきて、自分のうかつさ、鈍感さに気づかされることが多かった。
「京都の西陣織をはじめ、日本社会で伝統だ文化だといわれているものの多くが外国籍住民によって継承されていることに目を向けるものは多くない。外国人によって支えられているのなら、その外国籍住民の文化や価値観を認めることが、せめてもの礼儀だろう」
これは相撲について書かれた文章の一部だが、続く言葉で僕はショックを受けた。
「ボロ儲けしている相撲協会や偉そうなことを言っている委員会の人たちは、だべって、酒飲んで、メシ食っている人たちの目の前で、ふんどし姿で、チョンマゲを結い、取りくみをする、出稼ぎ労働者である外国人力士の気持ちを一度でも真摯に考えたことがあるのか」
なるほど！
また、こんな文章も。
「女性が電車の中で化粧するといって嘆く男たちこそ、平気で足を広げて座り、口を開けて眠り、シャツが飛び出していたり、ベルトを人前でしめ直したり、酔っぱらえば何をしても許されると思っているのか、長椅子を占拠して寝転び、あげくの果ては、現行犯のチカンで逮捕されても、やっていないと平気でシラを切りとおす。こんなオヤジがゴマンといるのに、たかだか化粧一つで文句を言われちゃたまらない」
まあ、なんとスカッとする。
また、死刑反対についての言葉にも説得力がある。詳しくは本書に譲るとして、結論めいた部分だけを書いておこう。これだけでは何かというと「極刑を望む」人々にはどうせ届かないだろうけどね。
「『死刑』は、人を人と思わなくなった社会の象徴であり、それを維持しつづける社会に、命を大切にするという基本は根づかない」
そして、非暴力の思想には共鳴するものがある。
「非暴力の思想とは、戦争をしないということではない。どんな極限状態になっても決して相手を殺さないということだ。そう、たとえ殺されても、相手を殺さないという思想だ。その覚悟がなければ、平和は作れない。憲法九条も守れない」
わかるかな？わかんねぇだろうなぁ。イエーイ。
ラジオ「日曜落語なみはや亭」は「青菜」桂梅團治と「桃太郎」桂歌之助の二本立て。
「米朝よもやま噺」は桂吉坊がゲスト。
テレビで宮崎あおいがルワンダ行ってた。彼女は学校を作る夢を持っているという。
少子化のパイをめぐって「国際化」「グローバル」なんてお題目かかげて醜態をさらしている日本国内の大学の姿と比べて、宮崎あおいの思いは心打たれるものがある。
NHK-FMは特別番組のため「現代の音楽」はお休み。
そのかわり、先週録音したまま聞いていなかった分を聞く。
西村 朗
− ２１世紀音楽の会 第７回演奏会から −（１）
「あいまいなシルエットの中に ２」 渋谷由香・作曲
（８分５４秒）
（アルト・フルート）多久潤一朗
（バイオリン）佐藤まどか
（チェロ）松本 卓以
（ビブラフォン）西久保友広
（ピアノ）及川 夕美
（指揮）安良岡章夫
「弦楽四重奏曲」 松下倫士・作曲
（１３分０６秒）
（弦楽四重奏）クァルテット・エクセルシオ
※クァルテット・エクセルシオのメンバー
（バイオリン）西野 ゆか
（バイオリン）山田 百子
（ビオラ）吉田有紀子
（チェロ）大友 肇
「リー−デル」 小櫻秀樹・作曲
（１１分５６秒）
（フルート）多久潤一朗
（クラリネット）有馬 理絵
（バイオリン）佐藤まどか
（ビオラ）甲斐 史子
（チェロ）松本 卓以
（ピアノ）大須賀かおり
（指揮）森垣 桂一
〜東京文化会館で収録〜
＜２００９／１／１４＞
午後２時から国立国際美術館講堂で足立智美レクチャー＆パフォーマンス「音響詩の過去・現在・未来」
参考資料より参照固有名詞をあげておくと、次のとおり。
Alain Arias-Misson
Julien Blaine
Filippo Tommaso Marinetti
Hugo Ball
Oyvind Fahlstrom
Noigandres
Augusto de Campos
Ezra Pound
L.C.Vinholes
Dick Higgins
Henri Chopin
Giovanni Fontana
Vincent Barras
Jorg Piringer
コンクリートとインターメディア。
資料にはないが、Leevi LehtoとChristian Bokの映像も流れた。
演目は、
Giacomo Balla「Canzone de maggio」（１９１４）
Hugo Ball「Gadji beri bimba」（１９１６）
ヒデ・キノシタ（木下秀一郎）「-X-から始まった有聲音詩型」（１９２４）
Kurt Schwitters「Ursonate」（１９２２−１９３２）より第３楽章
鈴木志郎康「口辺筋肉感覚説による叙情的作品」（１９５９）
新国誠一「作品ワ」（１９６１）「さくらとらくだ」（１９６８）
Dick Higgins「Glasslass」（１９７０）
菅野聖子「うたたねするSU氏」「なのはなくわえるSU氏」（１９７５）
松井茂「純粋詩」（２００１−）
足立智美「踊りん」（２００９）「声と赤外線シャツ」（２００４−）
「踊りん」はニューヨークで世界初演になる作品の一部をひとあし早く演ずるため、タイトルも一部だけで、こうなった、とか。
レクチャーでも多くの映像を見たので、アイディアが次から次へと湧いてきた。
肥後橋まで出てきたので、近くのAD&A galleryにも寄る。
松井茂「camouflage」
２階の展示には映像で原稿用紙のますめに１から３までの漢数字が並んでいくのが見れた。これは足立智美のパフォーマンスで演じられたもので、観客の大半はそれは世界のナベアツじゃないのか、と感じたことだろう。パフォーマンスで感じたものと、この映像とではまるで別物なので、松井茂作品としては、とくにナベアツは連想しなかったが。
午後５時から関西将棋会館で第３４期棋王戦第２局。
佐藤康光棋王に対して、挑戦者の久保利明八段が先勝して迎えた第２局は、升田式石田流の超急戦。
解説は神崎健二七段。
勝負は５７手の短手数で決着がついたが、みどころ、読みどころたっぷりのすごい将棋だった。
久保八段が勝って、２勝めをあげた。五番勝負なので、王手をかけたことになる。
第３局は３月８日（日）
今日も「次の一手」あたらず。かなり真剣に読んで、いけるかな、と思ったのだが。
一方、今日はマジカルエミちゃんが見に来ており、見事に次の一手を当てていたな。魔法少女にはかなわない。
参考資料より参照固有名詞をあげておくと、次のとおり。
Alain Arias-Misson
Julien Blaine
Filippo Tommaso Marinetti
Hugo Ball
Oyvind Fahlstrom
Noigandres
Augusto de Campos
Ezra Pound
L.C.Vinholes
Dick Higgins
Henri Chopin
Giovanni Fontana
Vincent Barras
Jorg Piringer
コンクリートとインターメディア。
資料にはないが、Leevi LehtoとChristian Bokの映像も流れた。
演目は、
Giacomo Balla「Canzone de maggio」（１９１４）
Hugo Ball「Gadji beri bimba」（１９１６）
ヒデ・キノシタ（木下秀一郎）「-X-から始まった有聲音詩型」（１９２４）
Kurt Schwitters「Ursonate」（１９２２−１９３２）より第３楽章
鈴木志郎康「口辺筋肉感覚説による叙情的作品」（１９５９）
新国誠一「作品ワ」（１９６１）「さくらとらくだ」（１９６８）
Dick Higgins「Glasslass」（１９７０）
菅野聖子「うたたねするSU氏」「なのはなくわえるSU氏」（１９７５）
松井茂「純粋詩」（２００１−）
足立智美「踊りん」（２００９）「声と赤外線シャツ」（２００４−）
「踊りん」はニューヨークで世界初演になる作品の一部をひとあし早く演ずるため、タイトルも一部だけで、こうなった、とか。
レクチャーでも多くの映像を見たので、アイディアが次から次へと湧いてきた。
肥後橋まで出てきたので、近くのAD&A galleryにも寄る。
松井茂「camouflage」
２階の展示には映像で原稿用紙のますめに１から３までの漢数字が並んでいくのが見れた。これは足立智美のパフォーマンスで演じられたもので、観客の大半はそれは世界のナベアツじゃないのか、と感じたことだろう。パフォーマンスで感じたものと、この映像とではまるで別物なので、松井茂作品としては、とくにナベアツは連想しなかったが。
午後５時から関西将棋会館で第３４期棋王戦第２局。
佐藤康光棋王に対して、挑戦者の久保利明八段が先勝して迎えた第２局は、升田式石田流の超急戦。
解説は神崎健二七段。
勝負は５７手の短手数で決着がついたが、みどころ、読みどころたっぷりのすごい将棋だった。
久保八段が勝って、２勝めをあげた。五番勝負なので、王手をかけたことになる。
第３局は３月８日（日）
今日も「次の一手」あたらず。かなり真剣に読んで、いけるかな、と思ったのだが。
一方、今日はマジカルエミちゃんが見に来ており、見事に次の一手を当てていたな。魔法少女にはかなわない。
