アパートメントハウス1776〜イメージフォーラムフェスティバル
伊丹アイフォニックホールで、アルディッティ弦楽四重奏団とダンサーの白井剛による「アイホールダンスコレクションvol.50
第1部
A.ウェーベルン「弦楽四重奏のための6つのバガテル作品9」(1911~13)
細川俊夫「沈黙の花」(1988)
西村朗「弦楽四重奏曲第2番<光の波>」(1992)
第2部
ジョン・ケージ「44のハーモニー(ダンスヴァージョン)〜アパートメントハウス1776」より

第1部の西村朗「光の波」はアルディッティ弦楽四重奏団のために作曲された曲。第一ヴァイオリンのアーヴィン・アルディッティは「ぜひ、演奏の難しい曲を書いてくれ」と言ったらしい。カッコイー。
第1部をとおして、アルディッティ弦四重奏団のうまさにほれぼれした。
白井剛が登場するのは第2部から。銀色の風船に紙飛行機も使って、四重奏団が演奏するかたわらで踊る。
また、映像も使用され、楽譜が大写しになったかと思えばそれが電車や道路や滑走路などに変化したりする。
ダンスと演奏は、最初はまったくそれぞれに行われており、同時に2つのステージを見ているようで、お得感はあるが、コラボレーションはできていない。
だが、途中から、演奏とダンスはお互いを理解し、融和していく。
演奏場所とダンスの場所がはっきりと別れていたのが、1つになり、アルディッティ四重奏団がなんと背中に風船をつけてあらわれる。四重奏団の横で椅子に坐る白井剛を気にして顔を向ける。楽譜立ての下でうずくまる
白井剛を上からのぞきこむ四重奏団。
ケージの「アパートメントハウス1776」の44のハーモニーから、今回は20曲が演奏された。アルディッティ弦楽四重奏団の編曲。ケージの曲自体は、眠気を催すものだが、ダンスとのコラボレーションで刺激的なステージになった。
会場ではアルディッティ弦楽四重奏団のCDが何枚か物販されていた。ああ、お金に余裕があれば1枚でも買って帰りたかった!

昼間はイメージ・フォーラム・フェスティバル。今日は2プログラム見た。
日本4  日本招待部門 + 一般公募部門 /6作品94分
「お向かいさん」  清家美佳/ビデオ/9分/2007
「mirror for eyes」  近藤寛史/ビデオ/5分/2007 一般公募部門入選
「おともだち。」 宇田敦子/ビデオ/5分/2007 
「沚」  土屋由貴/ビデオ/20 分/2006 一般公募部門入選
「Agitated Screams of Maggots」 黒坂圭太/ビデオ/3分/2006
「リアルアクセスディスコミュニケーション」 小口容子/ビデオ/52分/2007

「お向かいさん」の清家美佳監督が来場されており、コメントをされた。
口から吐き出される葉を植えて自分の植物地勢の拡大をはかるアニメで、一見して喧嘩を描いているのだな、とわかる。喧嘩からインスピレーションを得てから時間が経過してから作ったことと、何度か手を加えたことで、ぶつかり合いがソフィスティケートされて描かれた、というような意味のことをしゃべってたと思う。
「リアルアクセスディスコミュニケーション」はマゾヒストの愛を描いている。見事!何度か主人公を殴りたくなった。
黒坂圭太の作品はDir en greyのPV。監督曰く「子供が大人に殺意を抱く瞬間」をイメージして作られている。なお、公式にPVになったバージョンは、少年の凶悪犯罪報道のあおりを受けて、毒の抜けたものになったそうだ。今回の上映が、完全版になる。エグい映像で、拍手しそうになった。

クリティカル・ディスタンス byトランスメディアーレ /5作品71分(レバノン、オーストリア、ベルギー、中国)
デジタル・テクノロジーが社会に及ぼす影響を批評的に提示してきたベルリンのメディアアート・フェスティバル、トランスメディアーレ。最新のデジタル・ドキュメンタリー作品のセレクション。プログラマー:トーマス・ムンツ
「さらなる一発」 キンダ・ハッサン/ビデオ/5 分/2005/レバノン
「適者生存」 オリヴァー・レスラー/ビデオ/23分/2006/オーストリア
「同封すること」 ネスリン・コドゥル/ビデオ/22 分/2004/レバノン
「北緯12°13.062′/ 西経001°32.619′延長」 ヴィンセント・ミエセン ビデオ/8 分/2005/ ベルギー
「記念日」 リュウ・ウェイ/ビデオ/13 分/2005/ 中国

「さらなる一発」はレバノンの国会議員が殺害された現場での女性レポーターを撮影している。言葉を噛んでは撮り直し、ヘアスタイルを気にし、時計をしきりに見て早く終わらせようとする。
「適者生存」は砲撃や地雷、負傷者が出た場合などの緊急時に備えて訓練をするが、およそ役に立たない奴ばかりなのに驚く。
「記念日」は北京大学や街角で天安門事件の日に、「今日は何の日か」と訪ねるインタビュー集。知らない者、とぼける者、語ろうとしない者。タブーなのか。ただ、この作品が中国から出品されているのが、曙光に思える。

今日は仕事(夜勤)はお休み。
今まで睡眠は移動中の電車内でとっていたので、4日ぶりでふとんの上で横になって眠れる。
映像スタジオ1928で「塔を登る男達」を見た。
ヤノベケンジの「太陽の塔乗っ取り計画」の映像や、Antennaと組んで行ったプロジェクト「森で会いましょう」についてのドキュメンタリー。
万博のときに太陽の塔の目玉のところに登って万博粉砕を訴えた張本人に会って話しを聞く場面や、今や登ることのできない太陽の塔の腕の部分をヤノベケンジが歩くところなど。警備員が通るのを警戒しながら、タイミングをみはからって目玉まで登っているスリルも。
Antennaが制作中の「囿圜yu-en」のシーンもちらっと。日本文化の歴史テーマパークの廃墟が、陸の孤島となって、独自の文化と宗教を育む。テーマパークのマスコット「ジャッピー」がいつしか神と崇められるようになったのだ。巨大なジャッピーと、ヤノベケンジのキャラクター「ジャイアント・トらやん」 との闘いなど、こりゃ、完成が待たれるなあ。
ヤノベケンジが作品のインスピレーションにしたというディズニー製のガスマスクの実物が見てみたい。ミッキーマウスのお面みたいになっているのだ。

同時代ギャラリーで「母子」大山慶アニメーションによるインスタレーションを見た。
日常のちょっとしたしぐさを描くアニメーション。10台ほどのモニタでそれがそれぞれえんえんと流される。
ニキビから脂肪を押し出す映像や、歩くブルマの後ろ姿や、踏み切りを待つ親子、猫と一緒に昼寝、などなど。
これといった展開はないのに、ず〜っと見ていて飽きないのは不思議。

イメージ・フォーラム・フェスティバルで2プログラム。

特集2 :みっともない身体:キマイラたち 8作品72分(ベルギー、イギリス、カナダ)
ヨレヨレ、でもひたむき。日常の身ぶり手ぶりを徹底的に疑って、たどたどしくも愛らしい映像のキマイラが湧いて出た。
「愛の蝶」 ニコラス・プロヴォスト/ビデオ/4 分/2003/ ベルギー
「鳥の声とマリンバ」 スチュアート・パウンド/ビデオ/8 分/2005/イギリス
「鉄拳譚」 ミランダ・ペネル/ビデオ/ 9分/2004/イギリス
「あなたに釘付け」 ミランダ・ペネル/ビデオ/4 分/イギリス
「巨大な白蛮族たちの行進」 マーク・レッキー/ビデオ/5 分/2005/イギリス
「ツバメノシンゾー」 バリー・ドゥペ/ビデオ/29 分/2006/カナダ
「パープル・グレイ」 セバスチャン・バークナー/ビデオ/7分/2006/イギリス
「いちばん長く笑った者が最後に笑う」 フィル・コリンズ/ビデオ/5分/2006/イギリス

「愛の蝶」は黒澤映画「羅生門」の一場面の真中に鏡を置いて出来上がった不思議な生物を描いている。
「鳥の声とマリンバ」はブレア首相の対談に勝手に伴奏をつけて、なぜか田中麗奈のポートレートなどがはさまってリズムを刻む。
「鉄拳譚」は西部劇でお馴染み、バーで突発する殴り合いを現代に甦らせた。
「あなたに釘付け」は、どっちを見ても、その視界に入ろうとして複数の人間が動きまくる。
「いちばん長く笑った者が最後に笑う」はフィル・コリンズ(ジェネシスの、じゃないよ!)が撮影のために架空の「お笑い最長決定戦」を開いて、競う人々を記録した。
客席の応援者は、なんとか笑いつづけさせようと、顔にペインティングしたり、踊ったり。笑いも無理やりだともはや苦行だ。苦しそうに笑い泣きして、とうとう女性が優勝。1時間44分笑い続けたらしい。
いやあ、特集「グッドバイ、スタイリッシュ」てのは、面白いなあ。

風景を曲げる 8作品64分(アメリカ、カナダ、イギリス、メキシコ)
見慣れた光景をズラし、重ね、切り刻むと、たちまち現われる“ありえない風景”。映画が奇術であることを再確認させる珠玉の8本。
「エラッタ」 アレクサンダー・スチュアート/16ミリ/7分/2005/アメリカ
「不可視景」 レスリー・ピータース+ダラ・ジェルマン 35ミリ(ビデオ版)/13分/2006/カナダ
「赤方転移」 エミリー・リチャードソン/16ミリ/4 分/2001/イギリス
「ムービー・マップ」 チップ・ロード/ビデオ/9分/2003/アメリカ
「微気候の音」 セミコンダクター/ビデオ/9分/2004/イギリス
「ミチョアカン:死の女神」 ベン・ラッセル+サビーヌ・グリュファ ビデオ/8分/2006/メキシコ
「ミチョアカン:裏切り者」 ベン・ラッセル+サビーヌ・グリュファ ビデオ/8分/2006/メキシコ
「1960年頃」 クリス・カレリ/16ミリ/6分/2005/カナダ

「不可視景」は、映画の低空空撮シーン、多くはホラー映画で死霊が林の中を獲物を求めて徘徊するシーンばかりをつないだ作品。とにかくサスペンス満点の風景が完成。徘徊するのが何者なのかはうつらない。
「ムービーマップ」は、カーチェイスなどで撮影された同じ街角のシーンを集めたもの。
なるほどなあ!と膝を打つことしきり。

なんばBEARSで、自分BOX withララボンゴwith Y’s。
「また会えますように」からY’sがバックで入り、ドラムがララボンゴ妻から旦那にバトンタッチしてY’sが1曲。
女性ドラマーはドラムレス、というのだろうか。とにかく、ララボンゴのドラムレスは妊娠中とあって、とうぶんこのメンバーでは見られないらしい。
相国寺承天閣美術館で「若冲展」
駅から遠いうえに、寺にたどりついてからも道のりが長い。
僕の前を歩くお年寄りは、あまりの遠さに、途中から文句を言いはじめ、会場入口でついに「寺が金儲けするとはなんたることか」と爆発していた。たしかに、遠いと思った。
でも、足を運ぶだけの価値はあった。
本展の目玉は、「釈迦三尊像」と「動植綵絵」。どちらも若冲が相国寺に寄進した作品だが、明治時代に「動植綵絵」が皇室に献納されてから、すべてを同時に展示されることはなかった。「120年ぶりの再会」と謳ってある。
「釈迦三尊像」は若冲が模写した作品だから、若沖らしさをうかがうのは無理だが、「動植綵絵」はすごかった。動いて見える!動物、植物のいきいきした描写はもちろん、雪までが今しもとけていくさまが見えてしまう!
「釈迦三尊像」だって、迫力満点だ。
本展では、鹿苑寺の襖絵が展示されていて、これは色なしの水墨画なのだが、これが意外とよかった。カラフルでなけりゃ価値を認めない僕が、「いい」と言っているのだ。どれだけいいのか想像を絶する。
平日の昼だから、それほど混雑していないもの、と思っていたが、けっこう人が入っていた。

今日のイメージ・フォーラム・フェスティバルは2プログラム見た。

ドローイング・アニメーション世界旅行 /5作品72分(フランス、アメリカ、エストニア、スイス)
「ブランド・バンド・ニュース」 クリスティーヌ・ルベ/ビデオ/5分/2005/フランス
「エル・ドクトール」 スーザン・ピット/35ミリ(ビデオ版)/23 分/2006/アメリカ
「スーザン・ピット:視覚への固執」 ブルー・クレイニング ビデオ/28分/2006/アメリカ
「ご近所のみなさま」  プリート・テンダー/ビデオ/12 分/2006/エストニア
「JEU」 ジョルジュ・シュヴィッツゲーベル/35ミリ(ビデオ版)/4 分/2006/スイス

10年ぶりのスーザン・ピットの新作イメージはやっぱり面白いなあ、とか思いながら、一番感心したのは、「JEU」だ。メタモルフォーズの作品には食傷気味だったが、こういうすごい作品なら、大歓迎だ。
このプログラムはどれも面白くて、満足した。ただ、どこかの大学がこのプログラムを見ることで出席扱いにするとかで、学生が多かった。おそらく映像を勉強している学生たちだと思うが、出席になるからしかたなしに見に来た、というのがありありとわかる学生たちが多くて閉口した。

ストーリーズ・フロム・オフ オフからの物語 /4作品74分(フランス、アメリカ、ベルギー、オランダ)
隔絶したとある空間。そこで繰り返される儀式は、新たな物語を創造する試みなのか。それとも忘れ去られた人類の記憶を呼び覚ますためのものなのか。見えない力が紡ぐ物語。
「パビリオン・ノワール」 ピエール・クーリブフ/35ミリ(ビデオ版)/24分/2006/フランス/原案:アンジェラン・プレルジョカージュ
「セント・デニス」 ジョン・ピルソン/ビデオ/14 分/2004/アメリカ
「序幕」  ニコラス・プロヴォスト/35ミリ(ビデオ版)/10 分/2006/ ベルギー
「記憶のうつろい」  フィオナ・タン/35ミリ(ビデオ版)/26分/2007/オランダ

「パビリオン・ノワール」は面白かったなあ。日常の事務的な光景が、しぐさにコンテンポラリーダンスをとりいれることで、すっかり違う面白い光景になってしまう。これこそが、僕が日常いろんな場面でやろうとしていることでもある。普通に歩いたり、階段のぼったりするなんて、つまらない。しぐさ一つ一つにダンスを加味して、24時間踊るのが僕の理想だ。
京都ドイツ文化センターで「イメージフォーラムフェスティバル2007」がはじまった。映像アートの祭典!今回の特集は「Goodbye Stylish」特集意図は、次のとおり。
「巷にあふれるクールかつ親しみ深い作品群とは対極にある、確信犯的な熱狂に満ちた野心作です」
「対極」の部分を「対局」と誤植するほど、熱狂している。
何本か見たい作品があったので、フリーパスを購入した。
会場ではまず、インスタレーションがお出迎え。

インスタレーション
「FILM STUDIES(オデッサの階段)」伊藤隆介/ビデオ・インスタレーション/2006
階段を転がり落ち続ける乳母車が投影されている。
円環状のミニチュアの階段が回転する上を、ミニチュアの乳母車がカタカタとひっぱられている。それをリアルタイムで映像として投影しているのだ。
本当にこのミニチュアを映しているのか?と訝って、乳母車に指を近付けたら、ちゃんと壁の映像に僕の指が大写しになった。
ほんまもんや!
この映像がけっこう面白くて、癒された。

今日見たのは、3プログラム。
特集1:キリアン・デラーズ アニメーション・アクト /9作品68分(スイス)
日本初来日、初公開。スイスのアニメーション作家キリアン・デラーズの個展プログラム。
「イヴォンヌ」 キリアン・デラーズ/16ミリ/5 分/1987
「ズボンの中の雲」  キリアン・デラーズ/16ミリ/4 分/1982
「ギャビーの尻」  キリアン・デラーズ/16ミリ/6 分/1982
「以下の行為のすべては座って行うアートである」 キリアン・デラーズ/16ミリ/14 分/1984
「セバスチャンのポートレイト」  キリアン・デラーズ/16ミリ/1 分/1992
「吸水タンクにスプレーする仕切弁はヒートセンターにある」 セバスチャン・デラーズ/16ミリ/12分/1989
「赤と白」 キリアン・デラーズ/16ミリ/12 分/1985
「アンティエ・バイバイ」 キリアン・デラーズ/ビデオ/7 分/1993
「ヴィジョン」 キリアン・デラーズ/35ミリ/7 分/1996

赤白黒のペイントされた線が抽象的な図形を描く。
初期の作品は色の線ではなく、いろんな物をアニメの素材に使っており、特集のグッドバイ・スタイリッシュには、そういう初期作品の方がふさわしい気がする。
なかでも笑ったのは「ギャビーの尻」で、ギャビーという男性の尻をカンバスにして、玩具が動きまくったり、絵具で線が走ったり、プリンが乗っかったり、粉まみれになったり、火のついたろうそくが立ったり、と、尻をおもちゃにしまくる作品だった。

日本9  日本招待部門 /1作品70分
「ホッテントットエプロンースケッチ」 七里圭/ビデオ/70分/2006 
愛知芸術文化センターの企画で作られた作品。「身体」という大テーマがあり、それにもとづいて、「痣」の映像を作ろうとした、と来場していた七里監督は語ってくれた。
ホッテントットエプロンは、ホッテントットの人種的特徴で、肥大した小陰唇のことを言う。「身体」テーマだけに、ホッテントットの女性を連れてきて見世物にした過去の事実をタイトルにしているのだが、作品との関連を探るには、解釈の迂回が必要だ。
映像に登場するのは、痣を持つ少女と、その分身たる球体関節人形。笛を吹くねずみ男。部屋いっぱいに伝染する痣。同じく身体に斑をもつ牛。
冒頭の字幕は「昨日、彼が私のからだを見た」
主人公の少女はファミリーレストランでアルバイトしている。原案のテクストによると
「この器と私自身は、無関係である」と言いながら、「ファミレスでバイトするのは、彼と寝たくないからなのです」という現実に苛まれている。
ストーリーらしきものがあるようでないような、映像詩だった。

日本3  日本招待部門 /6作品108分
「手が消える」 ほしのあきら+居島知美+横溝千夏/8ミリ/30分/2007
「そういう眼鏡」 和田淳/ビデオ/8 分/2007
「De’-Sign(脱記号)18」  ビジュアル・ブレインズ(風間正+大津はつね)ビデオ/15 分/2007
「ささやかでつつましく」 林勇気/ビデオ/5 分/2007
「レベル2」 中島崇/ビデオ/10分/2007
「多摩川暮らしの手帖」 内村茂太/ビデオ/40 分/2007
会場には和田淳監督も来ており、「そういう眼鏡」についてコメントしていた。
タイトルは「そういう眼鏡」になっているが、実はこのアニメーションは「眼鏡の柄」についての物語だったのだと!なんととぼけた人だ!アニメも面白かった。
あと、「多摩川暮らしの手帖」もとぼけた映像日記だった。
「イエーイ」「ヤッター」と快哉を叫ぶ際に、「タマガワ!」と言ってたのが耳に残った。

上映の合間を縫って、ヴォイス・ギャラリーにも立ち寄った。
pfsで「松原博子展/peace and noise」建物の写真が並ぶなか、キャンドルの灯が揺らめく映像も。
wで「ALIMO/ジオポリティクス」アニメ−ション作品「リーゾー」の上映と、その作品で使われたドローイングなど。ボスニア戦争を題材にしていた。
奇しくも両展示とも平和への祈りみたいなものが通底していた。
アーティストはその作品によって平和を訴える。
「奇しくも」と書いたが、憲法が変えられようとしている日本の現状では、平和こそ今もっとも切実な訴えであるだろう。だが、それを真正面から訴えても、少なくとも芸術ではないし、何の効果もない。憲法9条についての考えや、日本が武装するかどうかの考えについて、アーティストができるのは、問題提起や、考え直しの契機であって、考えの押し付けではないだろう。押し付けられたら、平和主義者であっても、「このうっとうしい奴を殺せるなら戦争も悪くないなあ」なんて思ってしまうものだ。キーワードは心の余裕だ。
DVD コロムビアミュージックエンタテインメント 2001/07/20 ¥4,935 中世アイスランドの片田舎で、魔女裁判により母親を殺されたカトラとマーギットの姉妹。彼女たちは放浪の末、農夫ヨハンと息子ヨナスと知り合う。カトラは魔法を用いてヨハンの後妻となった。しかし、ヨナスはカトラになじまず、マーギットと仲良くなっていく。そんなある日、マーギットの前に死んだ母の霊が現れ、彼女のなかに眠る魔力を…

魔女姉妹の姉は「まま母」になり、妹(ビョーク)は少年のともだちになる。
少年は「まま母」の策略で死んでしまうが、そのあとの魔法が興味深かった。
死体から指を2本切り落として、1本は死人の口にいれて縫い閉じる。
これで、死体は見つかることがないのだ。
そして、もう1本の指は、料理の具として煮込んでしまう。
その料理を食べた者は、もはや事の真相に気づくことはない。
それ以外にもいくつか手続きがあるようだが、この程度のおまじないなら、日常でも応用がきくんじゃないか、と思った。

ビョークが見せるプチ魔術(おまじない)も面白い。
でも、こういう魔女的おまじないって、いかに女性が無力であったかの証明でもあるようで、せつなくなってくる。
9nine CD ビクターエンタテインメント 2007/03/21 ¥2,100
昨夜は、遅くまでエアソニーックのエア打ち上げをしていた。
チャットで打ち上げしてただけなのだが、ちゃんと飲み物や食べ物も用意して、コンピュータ相手に乾杯したりした。

さて、睡眠もそこそこに、午前中から活動再開。
ヤマダ電機LABI GATEで、レプロエンタテインメントプロデュースの「Jクラス劇団第1期生オーディション」
午前11時30分からと午後2時30分からの2回。
今年3月までおはガールキャンディミントをつとめた下垣真香と菅澤美月がゲストでトーク。
おはガール時代の思い出や、
Jクラスまつりや、メジャーデビューしたユニット「9」の映像などを見ながらのJクラスでの活動についてのトーク、
お客さんのファッションチェックなど。
オーディションの内容は、推薦曲の「9」の「パレード」あるいは好きな曲の歌唱と、アピールタイム、面接試問など。
1回目は10人が参加、2回目は29人が参加した。
6才から15才の男女、というくくりだったが、小学生の女児がほとんどで、男子は2人くらいしかいなかったと記憶している。
それぞれのアピールがとても楽しかった。
体の柔軟さをアピールするために開脚する子やダンスをする子が多かった。それ以外にもフラフープを披露する子、タップダンスを踊る子、シャチホコの芸を見せる子、チアダンスを踊る子、などなど。
総じて低年齢の子ほど、堂々としていて、緊張もせずにオーディションを受けていたような印象がある。公開オーディションで、お客さんも面接官もいる前で、歌ったり、アピールしたりするのは、よほどの度胸がなくてはできないことだ。みんなよく頑張っていて感心した。
第1次審査を通過した子は、ネット投票が行われるそうだ。

帰宅後、NHK-FMで「現代の音楽」
IRC国際作曲家会議2006からの2日め。30才未満の作曲家による作品。
「幽閉された女の伝説」     エリクス・エセンヴァルズ作曲
                      (11分51秒)
                (合唱)ラトヴィア放送合唱団
アルバニアの伝説で、城を守るために女性が生け贄になったことを取り上げているそうだ。
「エクイリブリウム4・ウインドベルズ」
                 フーイ・グドムンドソン作曲
                      (17分05秒)
               (演奏)カプート・アンサンブル
名前からわかるように、アイスランドの作曲家。
「フレクテ・ラピス2」      アトリ・インゴルフソン作曲
                      (13分45秒)
             (クラリネット)グズニ・フランソン
          (キーボード)マッシミリアーノ・ヴィエル
どの曲だったか失念したが、愛知万博で初上演された曲もあったという。
本多ルル CD アジアミューズ・エンタテインメント 2007/04/04 ¥2,940
正午からディスクピア日本橋で、太陽とシスコムーンの本多ルルのインストアライブ。
1.地球兄弟
2.桜
3.最後の雨
4.シングルベッド
カバー曲中心だが、中国楽器を大々的にとりいれており、今の日本でのアジア音楽ムーブメントにぴったりとあった感じ。
あまり人は集まっておらず、ルルが「みなさんおひさしぶりです」「みなさんに会いたかった」というMCが空振気味。ただ、CDジャケットやポスターよりも本人の方がずっと可愛くて美人だった。

午後2時から鶴見はなぽーとブロッサムでPinkishのライブ。
Pinkishは「童謡のふる里おおとね」をまちづくりのコンセプトとしている埼玉県大利根町から童謡にちなんだアイドルを育成しようとの企画で誕生した。
ピンキッシュの名前の由来は、大利根町特産のイチゴのピンク色とメンバーのフレッシュなイメージから名付けられた。それなら「いちごっ娘」でもよかったように思えるが。
埼玉県のマスコット「コバトン」も応援にかけつけた。
埼玉県民の鳥「シロコバト」をモチーフにしているようだ。
ピンキッシュは、まずこどもたちをステージにあげて、一緒に「ふるさと」を歌う。
1.花火
2.電車ごっこ
3.ふるさと
4.たなばたさま(このときも子供たちに鈴を配って、一緒に踊る)
童謡アイドルだからといって、バカにはできない。
幼稚園のお遊戯ではなく、ちゃんとアイドル曲としてのアレンジがしてあり、ダンスもちゃんとしていた。
童謡をアイドルが使用するに際しての最善の形がそこにあった。

天保山ハーバービレッジのサンセット広場に移動して、「なに輪まつり」
いちご姫がライブをすると聞き付けてきたが、なかなかライブがはじまりそうにない。
1回目の出演はとっくに終わっており、次に登場するのはイベントのトリらしい。
カフェデュモンドでディップベニエとチョコレートドリンク(チョコレートスプーンつき!)で一服。
そのあいだに風も強くなってきて、肌寒い。
結局、午後6時前にやっとはじまった。
いちごダンサーズのいちごアクアといちゴーストが、yesss(あぴす)のなつみとれいなので、その2人を中心に見る。
ダンスはわかりやすく、可愛い。
でも、2曲見たところで、タイムリミット。
3曲めを背中で聞きながら、九条に向かう。

19:00から、STSライブ56th
第1部
1.Open Your Mind/ジュニアスペシャルダンスチーム
2.DEAR FRIEND/プリティーズ
3.COLOR OF SOUL/アーミーズ
4.THE美学/チックス
5.SHOW TIME/ステッパーズ
6.A Perfect Sky/キューティーミニ
7.Possesion/トレード
8.Tic Toc/ジュニアダンスチーム2(新レパートリー)
9.Love is A Melody/クランベリーズ
10.TOXIC/スーパーバブルズ(新レパートリー)
第2部
1.韓国舞踊ティーチャングム/ユミ
2.韓国舞踊チャングムの踊り/ユミ&チョンミ
3.桜援歌(オウエンカ)/忍者選抜
4.ミッキーマウスマーチ/ミニミニclub
5.A Street Story/タイフーンJr.&ラズベリーズ
6.ツヨクツヨク/そら&あいな(新レパートリー)
7.ちょっとだけMY LOVE/ミューズ
8.タイムリミット/TOUCH
9.Breakin’ out to the Morning/プリッツ
10.don’t you wanna see me(oh)tonight/ブラックベリーズ
11.Garnet Moon/ブラックベリーズ

今回のライブのみどころは、ジュニアダンスチームとスーパーバブルズの新レパートリーで、滅法かっこいい。
韓国舞踊はプログラムとちがう曲名をアナウンスしていたが、メモしそこねた。
ティーチャングムは「オナラ」と聞こえたが「大長今」をそう発音するのだろうか。
チャングムの誓いを1回も見たことがないので、よくわからない。
さて、今回の僕のベスト3は、プリッツ、TOUCH、キューティーミニの順になった。
他にも「おおっ」と思ったユニットもあったが、次回に期待。
最近はブラックベリーズ常勝なので、あえて違うユニットに投票するようにこころがけている。せっかく頑張っているのに、大差つけられたりするの、理不尽だからね。TOUCHとプリッツが票を食い合っているような気がする。いちごっ娘やフレーズが出るときは、ブラックベリーズとうまい具合に競っていたんだけど。

エレクトロマ

2007年5月11日 映画
DAFTPUNKの「エレクトロマ」を見た。2006年。
ロボットの世界で、人間になりたいと思った2体のロボットが、人間の顔(特殊メイクのかぶりもの?)を得るが、太陽熱でとけてしまう。
そのあとは、ひたすら歩いて自爆する1体。自爆しきれずに炎上しながら歩き続ける1体。
トーマ・バンガルテル&ギ=マニュエル(ダフトパンク)監督。
主演のロボット(宇宙刑事と南海電車ラピート)は、「ダフトパンク」と書かれた皮ジャンを着たピーター・ハートゥとマイケル・ライヒが演じている。
誰でも演じられそうだけどね!
一般市民がロボットのマスクかぶっている面白さや、
人間の顔(大きい!しかも醜い)をかぶって町を歩く主人公たち、
なぜかロボットたちに追い掛けられる2人の主人公、
顔がとけてしまってすねるロボット、
人間の顔を水洗トイレに流すロボット、
沙漠の風景だと思ってたら女体をクローズアップしてた、
背中の自爆装置に手が届かない、
太陽光線の焦点で自分を燃やして自殺しようとする、
全身燃えているのに死ねずに行進してる(どこに行く気だ)、
など、どう見てもこれはお笑い映画なのだが、なぜか客席から笑い声は聞こえなかった。ギャグの連発にあきれはてていたのかもしれない。
この映画は、一見してわかるように、GERRYのパロディになっている。
車に乗って現れた2人が、沙漠を歩いて、片方が自爆装置をONするように頼む。まったく一緒だ。
「GERRY」の場合は、足音だとか呼吸だとか自然の音が鳴っていたところに、この「エレクトロマ」では、効果的かどうかに関わりなく、ダフトパンクの好きな音楽がかかっている、という違いがあったくらいか。ブライアン・イーノやトッド・ラングレンがかかっていた。
「エレクトロマ」というそれらしいタイトルもギャグだ。
内容に即したタイトルをつけるとしたら「もしもシリーズ:もしもGERRYがロボットだったら」になる。
あるいは「メカジェリーの逆襲」か。
ISBN:4794920423 単行本 長田 弘 晶文社 2006/04 ¥1,680
バスラはイラクの文化的中心都市です。バスラの女性図書館員・アリアさんは、戦火から図書館の本を守ろうと、街のみんなの助けを求め、夜、3万冊の本を家に運びます。図書館が焼失したのは、その9日後でした…。

ジャネット・ウィンター作。長田弘訳。
長々と反戦の意見を書いてみたが、ちょっとムキになったので、書き直し。
要するに、戦争を起こす、あるいは容認するのは、文化に関しては弱者なんじゃないか、と思った、ということだ。
文化に関する劣等感やコンプレックスが、戦争を起こすんじゃないか。
歴史の浅いアメリカがメソポタミア文明の国々を戦争で破壊するのは、そういうわけなのだ。
ISBN:4062119633 単行本 高橋 昌一郎 講談社 2004/11/16 ¥1,890
レイモンド・スマリヤンの脱線自叙伝『天才スマリヤンのパラドックス人生〜ゲーデルもピアノもマジックもチェスもジョークも』を読んだ。
第1部 ピアノ、チェスそしてマジック−ジョークで綴る天才学生時代
第2部 ゲーデル、論理パズルそして哲学−ジョークで綴る天才教授時代
第3部 スマリヤンの印象
アナトール・ホールト
ダグラス・ホフスタッター
ロバート・コーエン
グロリアとマーヴィン・ミンスキー
アン・クローズ
メルヴィン・フィッティング
レオン・カークナー

1919年生まれの「現代のルイス・キャロル」スマリヤンの自叙伝がこれ。2002年。
本書は、いきなり、こうはじまる。
「本書は単なる自叙伝以上に豊富な内容を含むものになるだろう。きっと私は、たくさんのジョークと逸話、論理パズル、これまでに読んだものや愛したもの、それらについて考えたこと、そして、書いてる間に心に浮かんでくるさまざまなことを本書に織り込むに違いない。私自身の人生がそうであったように、秩序立った方法ではなく、まるで『散歩』をしているような感覚で書き進めるつもりである」
まったくそのとおりだった!
さんざんジョークを並べておいて、こんなことを言い出す。
「さて、無意味な話はこのくらいにして、私のシカゴ時代の話に戻ろう」
これは第1部の途中で書かれている。
で、第2部の冒頭はこうだ。
「また長い寄り道をしてしまったが、再び私のシカゴ時代の話に戻ろう」
ツッコミたくなるのは、僕が大阪の人間であるせいだけだとは言えまい。
また、こんな記述が。
「さて、少し心配になってきた。読者は、私が自慢ばかりしていて、まったく謙虚さを欠いていると驚愕されているのではないか。謙虚さといえば、」
と、謙虚に関するエピソードやジョークを並べはじめる。それはまるで博覧強記の南方熊楠そこのけだ。
「しかし、これまでのところ、私自身の長所についてはすべて話してきたが、短所には何も話してこなかったという一方的な傾向を認めざるをえない。その理由は簡単で、私は、自分の短所を公表することが非常に恥ずかしいからである!そこで、親愛なる読者の皆さん、皆さんがこのことをお許しくださるか否かに関係なく、私は私自身の長所については話し続けるが、短所については何も話さないつもりだ。それでお許し願いたい!」
スマリヤンの人生については、サブタイトルを参照だが、第2部の後半に、こんなことが書かれている。
「私自身の生活の話に戻ろう。私は、執筆、教育、講演、手品、ピアノ、それにふざけて楽しむことに加えて、多くの魅力的な趣味を持っている」
そして、ステレオ写真撮影のことや、古本収集、LPレコードコレクション、ハイファイシステムのことが語られる。
上記発言の最初の文章で、それまでまた脱線していたことをおくみとりいただきたい!
自叙伝と言いながら、それ以外の要素(論理パズルとか!)が多すぎて、第3部でスマリヤンの友人たちがスマリヤンを語って、スマリヤン自身のエピソードを補っている。
僕は、ここずっと読書がはかどらなくて、読みかけた本を途中でやめてしまうのが数冊続いていた。でも、この本は一気に読めた。めちゃくちゃ面白かったのだ。
1冊の本のおかげでバイオリズムまでいいように変わったのか、妙に活動的になってきた。
僕にこんないい気分を味わせてくれただけでも、スマリヤンがこの世に生をうけた価値はあったというものだ!

GERRY

2007年5月8日 映画
DVD ジェネオン エンタテインメント 2005/04/06 ¥4,935
ガス・ヴァン・サント監督の「GERRY」を見た。2001年。
マット・デーモンとキャセイ・アフレック2人の男性の物語。
2人はドライブ中。えんえんと車が走るシーン。
車をおりて、ちょっと寄り道。
親子がハイキングする観光コースをちょっと離れただけなのに、たちまち、ひとっこ一人いない沙漠にいる2人。
そのまま迷子になってしまい、どこまでも続く沙漠を2人でさまよう。
えんえんと歩くシーン。
とうとう力つきた相棒の首に手をかける。
最終的には、親子づれの車に救出される。
と、まあ、ストーリーらしきものはこれだけなのだが、一瞬のゆるみもない緊迫感あふれる映画に仕上がっている。単に迷子になって途方にくれているだけの映画なのに、こりゃすごい。夜勤と夜勤のあいだで睡眠不足のはずなのに、目はパッチリのままだった。
若者は、途中から幻覚を見だしたり、言動もおかしくなってくる。
個人的なことだが、受験会場の下見のとき、駅から10分のはずの会場が4時間たってもたどりつけなかった思い出がよみがえった。同じようなことが、何度もある。僕は
絶対方向音痴の持ち主であり、ナチュラルボーン迷子なのだ。
おもいかえせば、そのときの精神状態は、普通に町の中を歩いているだけなのに、1人だけ極限状態になっており、ちょっと横に目的地があるはずなのに、行き倒れになっていてもおかしくなかった。
さて、タイトルの「GERRY」だが、2人の若者はお互いをこの名で呼び、「ジェリッてる」という使い方もしていた。
どうやら、スムーズに物事が運ばなくなったとき、アクシデントで運命がまがってしまったときに使っているようだ。
簡単に言えば「ドジ」に近いような意味に思えるが、それを「GERRY」という人名であらわしているのが面白い。日本でそれにかわる人名はないかとちょっと考えてみたが、まだピッタリした名前を思い付かない。
仮に、「たむけん」とでもしておこう。
道を間違えたときに、映画では「ジェリー、こっちだ」と言ってるが、日本、特に大阪だと「たむけん、こっちだ」と使うのだ。
「あのときまわりをちゃんと見ておけばよかったんだけど、うっかりタムケって、こんな羽目に」とか使うのだ。使えそうか?
この映画で最初に笑ったのは、「勢いで上がった」と2階建てほどもある大きな岩の上に1人が上ってしまい、降りられなくなるシーンだ。もう1人が土を盛って、とびおりたときに緩衝剤になるようにしてやるが、映画を見ているかぎり、本当に「ガン!」と飛び下りていた。2階建ての屋根の上くらい高さがあったぞ。骨折しててもおかしくない。映画の中でも「足の骨が折れてしまう!」と言ってた。それでなくても沙漠を歩いてばっかりで消耗するさまを見せられる映画なのだ。「GERRY」なんていう軽い語感だけど、生死の問題にまで発展しちゃう怖さがあった。

ダブルマックス

2007年5月7日 映画
DVD ジェネオン エンタテインメント 2006/03/24 ¥3,990
今日は健康診断の日。
日程の希望を出した3ヶ月前から、「明日こそダイエットはじめよう」と思いつづけて今日の日を迎えた。
これで再検査は決定だ。

ペットターイ・ウォンカムラオ監督、主演の「ダブルマックス」を見た。2004年
タイ製のギャグアクション映画。
主人公はボディガードなのだが、依頼主を銃撃から守るために、あっちにこっちに投げ飛ばしまくって、フラフラにさせてしまう。投げ飛ばした弾倉をピストルで直接キャッチ即充填とか、空中数回転での射撃とかありえない銃撃アクションの末、依頼主はうっかり銃弾を受けて死んでしまう。ボディガ−ドを解任された主人公は、その後もありえないアクションに巻き込まれて行く。
ストーリーはあって無きがごとき痛快なギャグ連発アクション映画で、ペットターイ・ウォンカムラオは茶碗で局部を隠しただけの裸で町を走りまわったり、あげくの果に精神病院に収容されたりする。クライマックスの格闘シーンは死亡遊戯そこのけに各種格闘技のエキスパート(のパロディ)が現れて、ワイヤー使いまくりのアクションシーンが展開される。
また、「マッハ!」のトニー・ジャーもチョイ役で登場し、ペットターイ・ウォンカムラオを「マッハ!」のときの役名で呼び、「マッハと違うぞ」とツッコまれたりする。
若きヒロイン(そんなのもいたんだ!)のブマワーリー・ヨートガモンがボーイッシュな童顔で、なかなか可愛い。
いちばん面白かったのは、悪い方チームの一員で、常にファッションを間違えてくる奴がいたギャグだ。みんなが殺し屋然とした黒いスーツで統一しているのに、1人だけジャイアントキマラがスーパーマンのコスプレしたような珍妙な格好をしていて、みんなに怒られる。
じゃあ、と着替えてくる服装が、常にトンチンカンで、みんなに馬鹿にされる。ラストでは、特に活躍もないままあっさりと逮捕されてしまい、ついにその役を演じる俳優(コメディアン)がぶち切れる。「この役柄、おかしいぞ!おれをつぶす気か!」とえんえんと監督に悪態をつく。
過剰なまでに過剰なギャグの連続だ。それが効果的なのかどうかどうでもいい。不必要なまでのギャグをつめこんだ作品で、最後は別にどうでもいいシ−ンのNGシーンが繰り返されたり、本編にはなかったこどもが裸で走りまくっているシーンがあったりして、息をつく暇もない。
午後3時から大阪厚生年金会館大ホールで「Berryz工房コンサート2007春/続・桜満開ゴールデンウィーク編」
1.ジリリ キテル(10thシングル)
2.スッペシャルジェネレーション(6thシングル。大画面に「スッ」と大写し!)
オープニング映像(メンバー紹介をBERRY FIELDSとともに。再登場のメンバーはドレスを脱ぎ捨てたモンドリアンの衣装)
3.BERRY FIELDS(「あなたなしでは生きてゆけない」カップリング)

MC
自己紹介を四字熟語とともに。
嗣永:縦横無尽
須藤:才色兼備
菅谷:金石之交
熊井:誠心誠意
徳永:元気溌溂
夏焼:全力疾走
清水:全身全霊

4.VERY BEAUTY(13thシングル)
5.ギャグ100回分愛してください(9thシングル)
6.安心感(1stアルバム)
7.サクラハラクサ(さいたまスーパーアリーナ単独公演昼の部CD)
  
MC
清水、嗣永、須藤、夏焼、菅谷
須藤の進行で、近況や抱負をきく。新高校生の清水(華道)、嗣永(野菜いためを料理)、
菅谷(英語)、夏焼(親孝行)、須藤(日記)

8.日直〜芸能人の会話〜/徳永、熊井(1stアルバム)
9.恋はひっぱりだこ/嗣永(1stアルバム)
10.図書室待機/清水、須藤、夏焼(「ジリリ キテル」カップリング)
11.愛する人の名前を日記に/菅谷〜途中から全員参加(2ndアルバム)
12.素肌ピチピチ(「笑っちゃおうよBOYFRIEND」カップリング)
13.TODAY IS MY BIRTHDAY(1stアルバム)

14.ありがとう!おともだち(ミニアルバム「スッペシャルベストミニ〜2.5枚目の彼」遊びまくっている映像)

15.あなたなしでは生きてゆけない(1stシングル。PVも織り交えて)
16.ファイティングポーズはダテじゃない!(2ndシングル)
17.ピリリといこう!(3rdシングル)

MC
3年前の映像が出たことにふれて、「これからも成長」と身長の低い清水が言えば、もっとも背の高い熊井がそれを受ける。

18.あいたいけど...(「胸さわぎスカーレット」カップリング)

MC

19.胸さわぎスカーレット(12thシングル)
20.なんちゅう恋をやってるぅYOU KNOW?(7thシングル)
21.友情 純情 oh 青春(「ハピネス〜幸福歓迎!〜」カップリング)

以下アンコール

22.恋の呪縛(5thシングル)

MC

23.Bye Byeまたね(1stアルバム)

終演は午後4時45分。
映像を駆使したステージに、何度も行われる衣装チェンジ。ライブステ−ジのクオリティーは非常に高い。
平均年齢14才のBerryz工房は、昨日見た℃-uteにくらべると、可愛さでは負けるものの、いい楽曲をレパートリーで多く持っている強みがある。
今回はほとんど桃子ばっかり見ていた。高校生にもなって、なんだ、あの可愛さは!

帰宅後、NHK-FMで「現代の音楽」
IRC国際作曲家会議からの第1夜。
30国58作品から、各国の放送局関係者が自国の番組で放送したいと思う作品を選ぶ。
全体から選ばれる作品と、作曲家の年齢が30才以下の作品からセレクトされた音楽が発表された。
その中で、全体から選ばれた言わばグランプリ「セレクテッドワーク」が、 次の作品。
「3つの魂」             
アルヌルフ・ヘルマン作曲 (13分05秒)(演奏)アンサンブル・モデルン
今日はあとレコメンデッドワーク2作品を放送した。

「インター−タイム・アウト−ヴァーチャル・ダンス」
ゲルト・キュール作曲 (17分05秒) (演奏)クランフォーラム・ウィーン
パルスへのこだわりが見られる「音の点描絵画」と評されていた。

「リヴォニアの嘆き」        
ユーリ・レインヴェレ作曲 (10分53秒) (歌)ユルギ・スタルト 、アンネ・レーマン
(合唱)エストニア室内管弦楽合唱団 (演奏)NYYDアンサンブル (エレクトロニクス)ユーリ・レインヴェレ
「リヴォニア」はラトビアに住む少数民族で、放送では「リヴォニア哀歌」とタイトルコールされていた。おそろしいイメージの音楽。
正午よりドスパラ日本橋店で、イリュージョン&マジックユニット「プリマベーラ」イベント。
CD「あきらめないで」とDVD「Pri-Magico!」の発売イベントでもある。
今日はメンバーの中から、TOMO、KUMI、YUZUKI、MAMI、AKANE5人の「PRIMA5」が登場した。
ダンス、歌もあり、アイドル色が強いユニットだが、マジックも以前見たときにくらべて上達していた。
箱の中に入ったメンバーを串刺しにしたり、切ったロープがつながったり、手錠かけて箱にとじこめられたメンバーと箱の上に立ったメンバーが一瞬で入れ替わったり。
お客さんを引っぱり出して、コップに入れた水が逆さにしてもこぼれないマジックや、テーブルが空中に浮かび上がるマジックも披露された。
物販でなにかグッズを買った人には、サイン、握手、撮影会の特典もあった。

前日に引き続き、道頓堀川のトンボリワッショイに行き、午後3時からのカンダウイちゃんの歌のステージを見る。
バックダンサーで邪王院弘も参加していた。
カンダウイちゃんは、客のいる方にずんずんと侵入!
踊りに引っ張り出されるお客さんたち。
もともとステージと客席の境がきっちりとは引かれていない場所ではあったが、さらにその境界がなくなっていた。
そういう歌のステージとはまるで無関係に、デスクトップアクセサリーのように踊り続ける邪王院。

16:30から、大阪厚生年金会館大ホールで℃-uteコンサートツアー2007春「ゴールデン初デート」
1.That’s the POWER(2mini「生きるという力」)
2.大きな愛でもてなして(1st album「キューティークイーンvol.1」)

MC
梅田:〜まする。
中島:一期一会。ナッキー
萩原:うっす!
鈴木:目があうと ドキドキしちゃう 初デート
有原:イエイ!イエイエイ!
岡井:バリバリのキメキメ「バリキメ!」
矢島:まいみぃ

3.即 抱きしめて(1st album「キューティークイーンvol.1」)
4.タイムカプセル(1st album「キューティークイーンvol.1」)

MC
梅田、矢島、中島、有原による「キューティージェスチャー大会」
解答者は梅田、出題は矢島。中島と有原がジェスチャーを競う。
中島には「大阪ジェスチャー」
「くいだおれ人形」のジェスチャーで梅田が「食い逃げ男!」と叫ぶ。
有原には「振り付けジェスチャー」
「抱いてよプリーズGO ON」や「チュッ!夏パーティ」など。

5.僕らの輝き 梅田、岡井、有原(2mini「生きるという力」)
6.夏 DOKI リップスティック 矢島(2mini「生きるという力」)

MC
キューティーガールズ(鈴木、岡井、萩原)の小中学生コント
「覚えて」「助けて」「認めて」の3本。
唯一小学生のハギティーが「小学生には人権が認められていないのね」と嘆くコント。

7.わっきゃない(Z)(1st album「キューティークイーンvol.1」)
8.白いTOKYO(ZYX)
9.As ONE (1st album「キューティークイーンvol.1」)

映像
回転寿司でひたすら食べるシーン。みんな実に健啖。
再登場のメンバーは青い衣装。

10.EVERYDAY YEAH! 片想い(1st album「キューティークイーンvol.1」)
11.ENDLESS LOVE〜Love You More〜(1st album「キューティークイーンvol.1」)
12.ディスコ クイーン 中島、萩原(2mini「生きるという力」)
13.通学ベクトル 鈴木(2mini「生きるという力」)

MC

14.桜チラリ(メジャー1stシングル)
15.まっさらブルージーンズ(1st album「キューティークイーンvol.1」)
16.JUMP(メジャー1stシングル)

以下、アンコ−ル

MC

17.YES!しあわせ(1st album「キューティークイーンvol.1」)

会場を出たら18時5分。
℃-uteのメンバーのニックネームは、公式のが決められてたりしたけど、それとは関係なく、中島は「ナッキー」萩原は「ハギティ」と呼ばれていた。有原の「アリカン」はどうなんだ?
ゴールデンウィークはあちこちでおまつりをしている。
今日は夜勤明けに、まず第36回中之島まつりをのぞきに行った。
中央公会堂前では「キャラクターコレクションin関西」というステージイベントをしていた。
彦八まつりの「彦八くん」や、生野区マスコットキャラクター「いくみん」、よみうりテレビの「ウキキ」、世界陸上の公式マスコット「トラッフィー」、えびす橋商店街の「えびたん」、セレッソ大阪の「ロビー」、ごま問屋和田萬のマスコット「ごまやん」、歩きたばこ防止キャラクターの「アカンずきん」、此花区のマスコット「このはちゃん」、エースコックの「こぶた」などなどの着ぐるみがステ−ジからこぼれ落ちそうに勢ぞろい。
クイズがあったり、歌をうたったり、と、何だかよくわからないステージだった。
ゆるキャラが注目を浴びて、こういうキャラクターによるイベントが成立する、ってのは、うれしい。面白いからね。おまつりのせいか、客席にもキャラクターかと見まがうカラフルないでたちのお年寄りがいて、愉快だった。
公会堂の2階では「キャラクタースタジアム」として、関西キャラクターの博物館的展示と、関西のコマーシャルを流していたりして、アンケートにこたえるとキャラクターグッズがもらえた。放送されていたコマーシャルの中には、「北極」の新旧ペンギンコマーシャルが連続で流れたり、「とれとれ情報局」から「満月ポン」のコマーシャルが流れたり、と、意外な邂逅に心をなごませた。

弁天町のORC200に足を伸ばせば、ORC200の14周年サンクスフェスタを開催中。
午後1時と3時は「ヴォーカル&ダンススクールカーニバル」のステージイベントがあった。
StreetDance Studio K-RUSH(約25分)
Dance School Body&Soul(約10分)
キャレスボーカル&ダンススクール(約50分)
の3つのスクールのステージ。
それぞれ見どころがあってよかったが、やはりキャレスはすごかった。ダンスにはじまり、ゴスペルの圧巻のステージで、僕は1回目のステージでイムジン河を聞いているときに、感動しまくって泣きそうになっていた。1回目と2回目とでは演しものが異なり、2回目のラストは「GET A DREAM」で絶頂&昇天。

午後5時からは「ファンタピース祭り」
瞳はるかが事故で欠席するなか、いつものあのオドオドしたステージは何だったんだろうか、と目を疑うほど、きっちりステージを成立させていた。
1.ちいさなてのひら
2.waiting for...(城ゆかりソロ。力のある歌唱とダンス!)
3.満天の星(美華ソロ。歌えるじゃん!いい感じ)
4.ダイヤモンド
時間は30分間と短かったが、それをちゃんと「短いなあ」と感じさせる楽しいステージだった。

ミナミのとんぼりリバーウォークで「とんぼりワッショイ」
午後6時から南岸ステージで姉妹デュオSKYの歌声に心あらわれる。
30分のステージ。

いくつかの用事のため、ノーマイカーフリーチケット利用しまくりだった。
帰宅後、録画しておいた番組を見たり、ラジオ聞いたり。読書がいっこうにはかどらない。
OCAT DANCE STYLE2007
OCATポンテ広場にて、午後1時から小学生を含むチームによる「JUMP UP STAGE」
エントリーは次の27組。この中から欠席が幾組かあった模様。
突撃ITOKO(いとこ同士の2人組)
Wet’s Up Dolls
LilQueen(平均年齢5.8才)
EL JACK Wet’s
Jammin
All Lead
チェリー
Berry MAX
otello
MAI
scale×tone
Rygrats
K-RUSH FUNKY JUNIOR(これ、たぶん欠席)
チームP(大人数でポッキーダンス。振り付けは別物)
ABARE組
VI-DEL
Fanpy?(2人組のうち、1人は踊らない、という衝撃のステージ)
R-Z
CRAZY BOMB
Big?モンスターJr.
Daring girls
MAI(ナタラジャBOX)袈裟脱いでカラフル。
マジックマッシュ
Na-Ni-Wa-Girls
キャスケッツ
まっちゃん’s(制服に掃除用ブラシ)
lovery six girls

午後3時半から、中高生による「SPARKLE STAGE」
乱舞
COOL BOMB
Jiggy
WaLLOP
NOISY BOMB
BLOOM
DEFARMS
CHELCEA
D-rise
関西舞台(欠席)
AM-YOU
亜羅美杏sister
プチI?ギャル(欠席)

なお、このダンスイベントは、コンテストではないので、優劣や受賞などはない。
勝手にコンテストだと思いこんで、MAI(ナタラジャBOX)がよかったな、でもscale×toneをはずすわけにはいかんよなあ、とか、CHELCEAよかったなあ、衣装に凝った亜羅美杏sisterも捨てがたい、などと思案してたんだけど。

ああ、今日は1時間しか睡眠できずにまた夜勤だ。
万葉シャオニャン CD インディペンデントレーベル 2006/10/27 ¥1,000
万博公園花の丘で、ミルキーハット&万葉シャオニャンのライブ。
午前11時30分の回
万葉シャオニャン
1.アオニヨシ奈良ノ都デてんつくてん!
ミルキーハット
1.ハットダンス
2.大航海ランドスケープ
3.歩いてゆこう
4.ダンデライオン
5.ダイビング・トゥ・ラブ
6.世界中のこどもたちが

二回目は午後2時からで、曲目の変更は、5曲めが「軌跡(ニューバージョン)」になってたところ。

万葉シャオニャンはミルキーハットと同じハッピータイムからの小学生ユニット。
小川舞奈(マイナ、9才)
花野紗南(サナ、9才)
松本華純(カスミ、12才)
矢野紗由美(サユミ、12才)
今回がデビューライブだというが、なかなか、どうして!
ダンスもおしゃべりもしっかりしている。
しっかりしている度合いだけで言えば、ミルキーハット以上。おそるべき小学生たちだ。

ミルキーハットは、トモミが誕生日で、お客さん主導で、ハッピーバースデイの歌も。
ダンス面では、早々にハットを脱いでステージ脇に投げたのが、よかった。
お菓子博覧会の新衣装でのハットは可愛いけど、いつもの帽子は、脱アイドルの方向性を強く感じさせるので、なんだか寂しいのだ。あえて洗練されたスマートさを強調しなくても、充分かっこいいよ!
最近のライブからトークの時間にショートコントが入るようになった。こういうのも、いろいろ頭ひねって考えてるのか、と思うと、健気で可愛い。
でも、一番ツボだったのは、物販の時間にマミカがマイク渡されて、うまく話をまわせなくて、「もうあかん」と言ったことで、こういう瞬間に、見ているお客さんたちは、胸がキュンキュンするのである。一気に人気アップだ!
それと、どうでもいいことだけど、レナが「万博博覧会」と言ってたのがひっかかった。万博世代じゃないから、しかたないんだけど。
ヤマダ電機LABI GATEで、聖(ひじり)のライブ。
1.愛が教えてくれた
2.GIFT
3.二度目の恋
4.約束
新しいCDからのライブになった。
映画「BABEL」のキャンペーンイベントも兼ねており、BABELの割引券とプレスシートをもらい、聖ちゃんとも握手できた。
もっと早い時間に来ておれば、もぉてんじぇるのライブもあったらしいが、間に合わず。
聖ちゃんのラジオ番組「聖レベル」(ラジオ大阪)は曜日がかわって聞けなくなったが、そのコーナーでのネタをちょこっと披露。
「ハロー注意報」がフレンドリーだな、と思ってたり、「ビリケン」をビギンのボーカルのことだと思いこんでたり。

夜からは、心斎橋大丸前でマメスター☆と瀬RA美EEの路上ライブ。
ところが、ゴールデンウィークとあって警察の巡回が厳しい。
隣で路上やってた野条しほのライブも早々に中止になってしまった。
粘りに粘って時間を遅らせて場所を移してライブをはじめるも、おっと、こんなところにまで警察の手が!
音がうるさいとか、通行の邪魔になるからとか、そういう通報によって警察は出動しているのだ、と言ってたようだが、マメスター☆は工事現場の前でライブしてたんだよ!
そんな架空の通報で取り締まろうとするなんて、日本も恐ろしい警察国家に成り下がったものだ。
結局、マメスター4曲めの途中でライブは中断しちゃった。
1.FLY!!
2.FOR THE MOMENT
3.VALON-1
4.サンセットプレース
瀬RA美EEは結局ライブなし。

土曜日チェックしたアニメを一応、記録してみた。毎日毎日、何がいつやっててどのチャンンネルだったのか、あんまり把握できてないんだなあ。
ゲゲゲの鬼太郎(8ch/06:30)
第3話「妖しき旋律!夜叉」
録画したはずなのに、どこにいった?
http://www.toei-anim.co.jp/tv/kitaro/

出ましたっ!パワーパフガールズZ(19ch/07:00)
「さらわれた博士たちを救え」カレが持ってこいと言ったのは、北極のダイヤモンド、月の真珠、地底のサンゴ。でも、カレは無関係で、事件は何も起こってなかった。新本格みたい。
「ウソつきももこの災難!」彼氏がいるとウソをついたがために人類、地球、宇宙を敵に回すももこ。女児は宇宙を救いもするし、滅ぼしもする、のか?
http://www.sonymusic.co.jp/Animation/ppgz/

ブルードラゴン(19ch/09:00)
第4話「切り札はパンツ」スケベなマルマロ(サーベルタイガー使い)はパンツを餌につかまり、シュウ達の仲間になる。餌状態のパンツはわりとリアルに描いてあるのに、パンチラシーンはなし。規制でもあるのか?
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/bluedragon/

おおきく振りかぶって(4ch/17:30)
第3話「練習試合」阿部捕手がビビリの三橋投手を理解してやる。すごいぞ阿部!何やってる三橋!
http://www.tbs.co.jp/anime/oofuri/index-j.html

地球へ・・・(4ch/18:00)
section04「宙からの帰還」ミュウの力に目覚めて暴走するジョミーを、ソルジャーブルーが飛んで行って救い、ジョミーにすべてを託す。すごいぞブルー!何やってるジョミー!
http://www.terra-e.com/

土曜深夜のアニメは、裏番組録画のため、全部パス。
いつかCSででもまとめて放送してくれたまえ!
歌姫ストリートライブ@ORC200
今朝は夜勤明けの帰路でNHK-FM、ラヴェル特集を聞く。もっとも耳に残ったのは、これ。
「序奏とアレグロ〜ハープ、弦楽四重奏、フルートとクラリネットのための」ラヴェル作曲(10分59秒)
(ハープ)リリー・ラスキーヌ(演奏)ヴィア・ノヴァ四重奏団(フルート)アラン・マリオン(クラリネット)ジャック・ランスロ <ERATO WPCS−6246>

府立図書館と市立図書館、ジュンク堂書店をハシゴ。
探している本は、書店にしかなかった。買うか?もうちょっと待つか?

弁天町のORC200で午後6時から歌姫ストリートライブ。
今日は出場者が少ないせいか、いつもはだいたい2曲のところ、3曲ずつ歌ってくれた。
以下、登場順に。

大河内美紗
1.東京バイバイ(オリジナル)
2.LAT.43°(ドリカム)
3.ホワイトメモリー

西真衣子
1.マイライフ(加藤ミリヤ)
2.プレシャス(伊藤由奈)
3.スタック(ステイシー・オリコ)

田頭沙希
1.大阪LOVER(ドリカム)
2.ひと恋めぐり(柴咲コウ)
3.ボディ&ソウル(SPEED)三木杏里ちゃんと一緒にダンス&ボーカル

河野真子
1.Flavor of Life(宇多田ヒカル)
2.きっと永遠に(クリスタルケイ)
3.Amazing Kiss(BoA)

城ゆかり
1.あの日のように(MISIA)
2.未来を(碧井椿)碧井椿は増井千晶
3.Real Voice(絢香)

河野真実
1.マザーランド(クリスタルケイ)
2.シャンティ(島谷ひとみ)
3.三日月(絢香)

黒田真衣
1.ロマンスの神様(広瀬香美)
2.未来予想図2(ドリカム)
3.さよなら大好きな人(花*花)黒田沙耶華ちゃんと姉妹でデュエット

フクミ(Baby Black)
1.warm hand(オリジナル)
2.popping world(オリジナル)
3.without you

田頭沙希ちゃんが三木杏里ちゃんと組んだり、城ゆかりが碧井椿の歌を歌ったり、黒田姉妹のデュエットが聞けたり、Baby Blackはリナちゃんドタキャンでフクミちゃんが急遽ソロで歌ったり。
まさにめったに見られないスペシャルなライブになった。
河野真子ちゃんが1曲目を歌いはじめたときに、僕の近くで通りすがりの女性3人が足をとめた。この3人、カラオケ上等な感じの女の子たちだったが、真子ちゃんの歌のあまりの上手さに、「ヒエ〜」と感動していた。
カラオケで何千時間歌っても、ライブで歌を聞かせるのとはレベルが違うのだよ、と教えてあげたかった。

帰宅後、ビデオ見たりテレビ見たりラジオ聞いたり。
いくつかを簡単にメモしておくと、
「アニ姫」きらりんレボリューションの主題歌をメイドたちがむちゃくちゃな振りで踊ることにアニ姫激怒。メイドをお仕置きしていつものように終わるが、このアニ姫(澤ナスカちゃん)、メイドが鼻フックされてるのとか見て、まじで大喜びしてて、Sの魅力あり。
「おはスタ」コロコロコミツク!トレジャーガウストほしい。
「きらりんレボリューション」きらりが漫画を描くことになる回。きらりは何を描いてもそれがキノコになってしまう、という設定に大笑いした。きらりが漫画家に弟子入り修業したあげく、最終的に描いた4コママンガは、「ネコが!」「ネコンダ!」「アナコンダ!」という大爆失笑もので、やはり描かれているのは、キノコ。
「蒼穹のファフナー」やっと第1話見た。期待。
「芸術劇場:魔笛」カナダ・ロイヤル・ウィニペグ・バレエ団。女性はまだしも、男性が現代の洋服を着て、モーツァルトでバレエ踊ることに最後まで違和感が残った。でも、カメラワークによって、場面転換が頻繁で、最後まで飽きずに見ることができた。
「しょこたんごっこ」どう表記するかは確かじゃないけど、中川翔子の「arrra,a,a」がいい。
「アイドル大阪環状線」番ちゃんゲスト。
「ハロプロやねん」吉澤、れいな、みっつぃー。みっつぃーのニックネームが先週から「ウメコ」と呼ばれている。「ウメコ」か。なんとなくドキドキする。次回は吉澤が1人で。
ISBN:4150106827 文庫 山高 昭 早川書房 1986/09 ¥336
アーサー・C・クラークの『宇宙島へ行く少年』を読んだ。
クイズ番組で優勝して、宇宙ステーションを体験する少年の物語。
とても健全で、まるでNHKの天才てれび君のドラマでも見ているかのような気分だった。

隕石が当たって、外壁に穴があいた!
と、思ったら、みんなを試すテストだった。

宇宙海賊が出現!
と、思ったら、映画の撮影だった。

凶悪な宇宙モンスターが出現!
と、思ったら、ペットだった。

と、言った次第。
安全第一で、冒険らしきものは、ドイル司令が語る体験談のみ。
あと、軌道をはずれかけたステーションを適切な指示によって修正するくらいか。
このドイル司令という宇宙ステーションのボスは、かつて水星で宇宙生物が投げた石がきっかけで、両足を失ってしまったのだ。
宇宙では無重量なので、地球上でのようなハンデはないのだ。
少年は宇宙病院や、放送ステーションも見学したりする。
まさに、宇宙ステーションガイドブックだが、好奇心豊かな少年の目をとおしているので、読んでいるこっちまでワクワクがうつってくる。

なんと、この本を読み終わってから、ホーキング博士が無重力状態を体験した、とニュースで読んだ。
まさにタイムリー。
本書では宇宙に行くに際して再三にわたって「重力」のことを書かれてあり、また、ドイル司令は両足のない障害者なのだ。

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