E・C・R・ロラックの『死のチェックメイト』を読んだ。
1944年の作品。
灯火管制下のロンドンでの殺人事件。
アトリエの中にはチェスを指す2人の男と、画家とモデル、計4人がいた。
殺人はアトリエの外で行われる。
4人はお互い監視しあう状態だったはずなのに、なんと、犯人はこの中にいたのだな、これが!
どうやってこっそりとアトリエの外に犯人は出て、また帰ってきたのか!?

ロラックは女性で、本名のCarolを逆読みしてロラックというペンネームをつけたそうだ。
いやー、黄金期の本格ミステリって、ほんとうに、いいもんですね!

見た落語は
桂米朝「本能寺」「くしゃみ講釈」「親子茶屋」「つる」
ビデオ全集の9巻と18巻。
「親子茶屋」のサゲが考え落ちですばらしい!
桑田次郎の『月光仮面』
第1部「どくろ仮面の巻」
第2部「バラダイ王国の秘宝の巻」
第3部「マンモス・コングの巻」
第4部「幽霊党の逆襲の巻」
を読んだ。(アース出版社刊)
第5部の「その復讐に手を出すなの巻」はあいにくと読めず、これさえ見つけて読めば、桑田次郎版「月光仮面」はおおよそ読めたことになる。
年月を経て復活した「どくろ仮面の巻」はちょっと前に大都社刊で読めた。
あいかわらず随所に見られるダジャレは健在(毛賀病院とか、新田町火葬場とか、呪文を逆に読むと違う文章になったり)で、これは桑田次郎の自伝でも頻発していたので、もとからダジャレが好きなのだろう。

副読本として、『月光仮面は誰でしょう』という月光仮面についての本を読んだ。
テレビ、漫画、小説、映画、グッズと全般に渡って書かれてあり、すごく楽しい。
昭和30年代の月光仮面が中心で、その後アニメで復活してブルースターなどの必殺武器を使う新しい月光仮面については触れられていない。
僕は当然、昭和30年代の月光仮面を再放送で見て、復刻版で読んだのだが、リアルタイムで見たアニメの新版だってかなり熱中したものだ。今回、桑田次郎の『月光仮面』を読んでみて、マンモスコングをあやつっていたのはドグマ博士じゃなかったんだ、と気づいた。そんな博士は登場しなかった。と、いうことは、マンモスコングのときにアニメで流れていた歌は、本家本元にはなかったのだ。(ドーグマ博士にあやつられ〜、という歌詞がついていた)
そうそう、それと昭和30年代のテレビの「月光仮面」でのマンモスコングは、鉄塔を引き抜いてそれをグチャグチャにしており、テレビ中継のアナウンサーが「折り曲げております、折り曲げております!」と連呼していたのが幼心に印象に残っている。
で、桑田次郎の漫画を読むと、マンモスコングが東京タワーに登るシーンが出てくる。鉄塔を引き抜いてポキポキ折っていた姿と、東京タワーに登る姿をくらべると、マンモスコングって、身長どれくらいなんだろう、とつかめなくなってくる。
原作者川内康範がこんなことを書いていて、感心。
「月光仮面は『正義』そのものではありません。私たちは神や仏さまの説かれる『正義』をお助けするしか出来ません。月光仮面も同じように正義を助けるために存在するのです」
なーるほど。
「正義の味方」をまるで「正義」そのもののように誤用していたけど、「正義の味方」という言い回しには、こんな意味合いがあったのか。

今日、見た落語
林家たい平「お見立て」
笑福亭三喬「仏師屋盗人」
「らくごくら」を録画しておいて見たのだ。
ファミリー劇場でパトレイバーの1stOVAをまとめて放送していたので、録画して見た。
何回見ても面白い。
昔はラストシーンのうまさにしびれていたが、今回見て、この幕切れの鮮やかさは、落語に通じるな、と気づいた。
というわけで、落語番組を見た。
柳家小のり「蜘蛛駕篭」
桂小米朝「七段目」
うむ。面白いな。
しばらくは落語に浸ってみよう。
午前11時半から難波ロケッツでポンバシデイズ。
出演順に。
野中ひゆ
生首と生傷。
リハビリと称するライブで、悪魔大根も登場。
ひゆちゃんは特殊なカルトアイドルなのだが、アイドルの世界はカオスを好む傾向がある。お客さんの受けも上々だった。

みさ
大きな愛でもてなして

あずあず
さくらんぼ

M/W
うしろ指さされ組
最強ヒロイン瞬殺スマイル
ゴーマイウェイ
ロマンチック浮かれモード
パシフィックホテル
この2人は毎回、楽しそうにステージをつとめているのが見ていて共感を呼ぶなあ。

4 leaf clover
ちょっと見ないあいだに、みおが髪形変えていた!短くして大正解だと思う。
ダンス
ニューワールド
オールマイトゥルーラブ
カラーオブシーズン
ライブ後にメンバーと写真を撮ってもらった。これはうれしい!

Marry Doll
こっことみさの2人で新生マリードール誕生。歴史的瞬間だ!
ラブ&ジョイ
ラッキーチャチャチャ
テルミー
ベイビースター
さあ恋人になろう
ホントの自分
ステージに上がった客が出入り禁止のレッドカードを受けていた。このへんのいきさつはよく知らないのだが、以前から何かくすぶっていたものがありそうだ。
マリーを見に、四方さんが来ていた。
「オジリナル」曲はテクノだけど、ライブはあんまりそのへんを狙っていないと思うよ。

Milky Hat
グレープフルーツ
ハッピーメイカー
バイザウェイ
歩いていこう
大航海ランドスケープ
(アンコール)
軌跡
「歩いていこう」のせりふを入れる場所が変わっていた。
ダンスはかなり減っていたが、堂々としたものだ。まだメジャーじゃないのが不思議なグループだと常々思っている。

帰宅後は日曜日のお楽しみ、現代の音楽。
 − 新しい日本の合唱作品〜
          東京混声合唱団定期演奏会から −(2)
「合唱のためのコンポジション 第17番(2007)
                第1楽章 七戸(しちのへ)」
            菅江真澄・作詞、間宮芳生・作詞/作曲
                       (5分36秒)
                   (合唱)東京混声合唱団
                     (指揮)田中 信昭
「合唱のためのコンポジション 第17番(2007)
                第2楽章 宇曾利(うそり)」
            菅江真澄・作詞、間宮芳生・作詞/作曲
                       (4分02秒)
                   (合唱)東京混声合唱団
                    (打楽器)多田 恵子
                     (指揮)田中 信昭
「合唱のためのコンポジション 第17番(2007)
                 第3楽章 牡鹿(おしか)」
            菅江真澄・作詞、間宮芳生・作詞/作曲
                       (6分23秒)
                   (合唱)東京混声合唱団
                    (打楽器)多田 恵子
                     (指揮)田中 信昭
「合唱のためのコンポジション 第1番(1958)から
               第3楽章」間宮芳生・作詞/作曲
                       (4分10秒)
                   (合唱)東京混声合唱団
                     (指揮)田中 信昭
  〜東京文化会館で収録〜
                   <2008/3/21>
「混声合唱のための幻想編曲集“日本のうた”(2007)から
 1.ずいずいずっころばし」わらべうた、野平一郎・作曲/編曲
                       (5分35秒)
                   (合唱)東京混声合唱団
                    (ピアノ)中嶋  香
                     (指揮)田中 信昭
            <FONTEC EFCD−4128>
「混声合唱のための幻想編曲集“日本のうた”(2007)から
   3.演劇的組歌曲“悲歌集”から 6.想うことはいつも」
            林  望・作詞、野平一郎・作曲/編曲
                       (4分17秒)
                   (合唱)東京混声合唱団
                    (ピアノ)中嶋  香
                     (指揮)田中 信昭
            <FONTEC EFCD−4128>
「混声合唱のための幻想編曲集“日本のうた”(2007)から
        4.卯の花」清  元作曲、野平一郎作曲/編曲
                       (7分33秒)
                   (合唱)東京混声合唱団
                    (ピアノ)中嶋  香
                     (指揮)田中 信昭
            <FONTEC EFCD−4128>
正午から今福鶴見のストークマイティで「ミニWORLD ONE祭り」
出演順に。
AYA
さよならハニーとかツキアカリシークレットとか全5曲。
MCが安心して聞ける。

しふぉん
やっことりせ。
みかんや愛の意味を教えてなどハロプロ系含んで4曲。

appeal
4曲。羞恥心など、男っぽくかっこいい曲が印象に残る。
帰りに駅でバッタリ会ってびっくりした。

Victollyee
あゆとなな
恋のバカンスと好きすぎてバカみたいで、「こいバカ、すきバカ」なるほど!

Mary Angel
最近メアリーのライブ逃していたので、やっと新曲聞けた。
個人的にはDreamの曲を聞きたかったが、それはまた別の機会にとっておこう。
なんだかんだ言って、関西でのアイドルとしてはメアリーがトップなんだと思った。

テレビで「THE有頂天ホテル」見る。
見た後にハッピーな気分になって、やる気が湧いてきた。
スポーツで時間がずれて放送されていたが、それにもめげず、3時間見てよかった。
2週ほど前のアニメ「魔人探偵脳噛ネウロ」を録画しそこねて、電人HALのパスワードが何なのかわからないままだった。
スラッシュ含みで、最大文字数21。
それが動機をあらわしている、という。
気になってしかたないので、コミックスを読んだ。
HALの物語は8巻〜11巻にかけて。
で、パスワードわかったけど。
これ、一応手がかりは明らかになってたけど、視聴者なり読者が推理して唯一の正解にたどりつくのは無理だった。
まあ、なんとかして解明しようと悩んだのは自分の勝手だから、文句はないけど。
でも、漫画も面白かった。ふんぱつして買ってよかった。
DSのドラクエ4、クリア。
ちょっと遅れてプレイしていたため、誰ともすれ違い通信できなかったのが残念。
しかし、このゲーム、以前遊んでいたゲームだったのに、エンディングになって、やっとのことで、そういえばこのゲーム、したことあったな、と思い出す始末。
意外と戦力外だと思っていたトルネコが活躍してくれるのには驚いた。
2回も長いエンディングがあるのには驚いた。(エビルプリースト倒した後の)
ひょっとしたら、3回目のエンディングもあるのかな?
アントニイ・バークリーの第3作。
シェリンガムは、こうして見ると、金田一シリーズの「よし、わかった!」の警部みたいだ。
次々と推理をたててみるが、それは全部はずれ。
警部はありきたりの推理で、意外な真相を見逃すが、シェリンガムの場合は、推理小説らしい推理を駆使して、明白な真相に気づかない。現代ミステリーじゃないか、これは。
エリザベス・フェラーズ、トビーとジョージ物第2作。
トビーとジョージは僕の頭の中ではバートとアーニーなのだが、ジョージの方はマルクス兄弟のハーポぽくもある。
ジョージがなぜ耳に綿を入れるのか、が面白い。
(誘拐を聞きたくないから)
心理学アニメ。
ネガティブハートでバツタマ(違)
絶対運命黙示録(違)
合体して、創星までしてしまう!

温泉で。

ムスカナイト

2008年6月1日 ライブ
千日前のground zeroで「ムスカナイト」出演。
カオス。
ただし、スタンディングなのはお客さんもたいへんだったろう。

ライブ中、現代の音楽を録音、あとで聞く。
建物の外にウォークマン置いてたので、盗まれやしないかとひやひやしながらライブした。
                         
 − 新しい日本の合唱作品〜
          東京混声合唱団定期演奏会から −(1)
「混声合唱とピアノのための“静かに、深く、そして強く”」
                (2008年委嘱作品・初演)
                       伊藤弘之・作曲
                      (13分21秒)
                   (合唱)東京混声合唱団
                     (指揮)田中 信昭
                    (ピアノ)中嶋  香
「銀色夏生の詩による“マドリガル5”
 −混声合唱とピアノのために−(2008年委嘱作品)(初演)
    1.ファンファーレ」銀色夏生・作詞、小鍛冶邦隆・作曲
                       (1分14秒)
                   (合唱)東京混声合唱団
                     (指揮)田中 信昭
                    (ピアノ)中嶋  香
「銀色夏生の詩による“マドリガル5”
      −混声合唱とピアノのために−
              2.ハートブレイク前夜(イブ)」
              銀色夏生・作詞、小鍛冶邦隆・作曲
                       (1分20秒)
                   (合唱)東京混声合唱団
                     (指揮)田中 信昭
                    (ピアノ)中嶋  香
「銀色夏生の詩による“マドリガル5”
      −混声合唱とピアノのために−
           3.いとしく、こんなに愛しているのに」
              銀色夏生・作詞、小鍛冶邦隆・作曲
                       (1分44秒)
                   (合唱)東京混声合唱団
                     (指揮)田中 信昭
                    (ピアノ)中嶋  香
「銀色夏生の詩による“マドリガル5”
       −混声合唱とピアノのために− 6.たからもの」
              銀色夏生・作詞、小鍛冶邦隆・作曲
                       (1分57秒)
                   (合唱)東京混声合唱団
                     (指揮)田中 信昭
                    (ピアノ)中嶋  香
「銀色夏生の詩による“マドリガル5”
       −混声合唱とピアノのために− 5.二人の日常」
              銀色夏生・作詞、小鍛冶邦隆・作曲
                       (2分24秒)
                   (合唱)東京混声合唱団
                     (指揮)田中 信昭
                    (ピアノ)中嶋  香
「“夜、雨、寒さ”〜EZLN(サパティスタ民族解放軍)副司令
 マルコスの語るマヤの神話“密林のことば”から(2006)」
    マルコス副司令・作詞、小林致広・訳詞、高橋悠治・作曲
                      (13分34秒)
                   (合唱)東京混声合唱団
  〜東京文化会館で収録〜
                   <2008/3/21>

ライブ終わりで仕事。
ミルキーハット
午後1時
1.ハットダンス
2.バイザウェイ
3.軌跡
4.大航海ランドスケープ
5.グレープフルーツ
午後3時
1.ハットダンス
2.バイザウェイ
3.歩いていこう
4.大航海ランドスケープ
5.グレープフルーツ

ORC200
駆け付けたところから。
遠藤早希
(HAPPYとラムのラブソング。アイドル!)
クールインパクト(河野真実&真子)
(真実のソロ1曲と、2人で2曲)
渡辺奈月
(お姉ちゃんの方)
宮崎真穂
(ブライテストスター!)
AYA
(安室ちゃん歌うのが、らしい)
MAI
(牛丼食べておなかが重い、とか。MC健在)
渡辺杏那
(妹の方。いつものオリジナルも聞けた)
スタジオDIP
(こうして見ていると、ダンス上達してきたな)
三木杏里
(洋楽2曲)
吉井香奈恵
(K2だった子。歌、ウメ〜〜)
杉島ひとみ
(ストーリー、ソングフォー)
キタオユカ
(天使とタイムマシン、孔雀。弾き語り)
さちまゆ
(大切な心、ドールズ、天使と悪魔)
吉富静香
(より子の歌)
田頭沙希
(愛を込めて花束を、は音が止まって2回聞けた)
増井万帆
(ギター練習中)
黒田沙耶香
(絢香)
ここでタイムリミット。
残すはbaby blackだけだったのだが。
全体に、まるでリトルキャットのプチ発表会のようだった。
石坂洋次郎原作。
川地民夫、笹森礼子
秋田県の少女が東京に出てきた。
たちまち、群がるすけこましたち。(鞄の名札を見て、迎えに来た者だといつわり、連れていこうとする)
住み込みで働かせてもらっている主人は、寝ているあいだに身体をさわってくるし、職場の先輩は意地悪。
それでも、都会に絶望せず、働きつづけようと明るく立ち向かう少女の健気なことよ。

いかなるイジメや苦境に陥っても、それを小説のネタにしようとノートに書き付ける、ってのは気持を積極的に持ち続けるうまい方法だな。
実際にあった三行広告のやりとりから紡ぎ出されたストーリー。
海の上でノドがからから!
読んでるときに、どれだけ水を飲みたくなったか。
植草甚一が好むのもよくわかる!
『ハマースミスのうじ虫』とは話が全然違うのに、似たような印象を受ける。
「まったくのごまかし。あたしの競争相手の何人かが執拗に自分の推理小説の冒頭に持ってきて、とりわけだまされやすい読者だけが参考にしようと考えるまったく意味のない平面図が本当に起こっていることとは無関係なのと同じようにね」
には笑った!
本書にも巻頭に意味のない部屋の見取り図がしれっと描いてあるのだ。

本書は主要登場人物でもなく、使用人でもない、コウモリ的人間が犯人。アクロイドのときもそうだったか。
打ち上げ後に行った銭ゲバでプログレ聞きながら、漫画読む。
自分の部屋か!

涙の謝罪会見

2008年5月23日 ライブ
ベアーズで涙の謝罪会見。
面白かった!
8マン全6巻を読んだ。
コズマの最終回を桑田二郎になってから描いた完全版。
桑田二郎版じゃない方も読みたいな。
三つ巴の戦いが新鮮な漫画だった。
桑田二郎(元は次郎)の自伝エッセイ。
13才で単行本を出版した天才漫画家の自殺願望と拳銃不法所持に代表される荒れた半生。
自殺未遂が2回あるけど、拳銃は使わず、どちらもナイフを胸にいきなりグサッ!
ハゲシイ!

空高く

2008年5月20日 読書
マイケル・ギルバートの本作は、古野まほろの元ネタじゃないのか。

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