虚空から現れた死(ネタバレ)
クレイトン・ロースンの『虚空から現れた死』を読んだ。1940年。
スチュアート・タウン名義でパルプマガジン『レッド・スター・ミステリ・マガジン』に掲載された2つの物語が収録されている。
主人公の探偵ドン・ディアボロはマジシャン。
第1幕 過去からよみがえった死
地上5階の部屋で殺人事件。
窓があいていて、コウモリが飛んで逃げていく。
死ぬ間際に被害者は「コウモリの鳥小屋」と言い残す。
首筋にはコウモリが噛んだとおぼしき小さな傷痕。
犯人は、吸血コウモリ?
さすが、パルプマガジンのストーリーだけあって、まるで漫画かアニメのようなわかりやすさとセンセーショナルな展開が待っている。
ペルシアの星と呼ばれる宝石が盗まれたり。
降霊術でジル・ド・レを物質化させてみたり。
真相があかされると、壁をよじのぼることのできる、いわゆる蠅男が事件に関わっていたり、自白剤スコポラミンを使って金庫の暗証番号を聞き出したり(その痕がコウモリの噛み傷に見えた)、実に漫画的。

第2幕 見えない死
本文より、事件の内容を引いてみよう。

「ヒーリーは警視に電話をかけた。1分後、チャーチは彼のオフィスを訪ねた。すると中から銃声が聞こえた。誰かが彼の鼻先でドアに鍵をかけた。彼は銃で鍵を壊し、中へ入った、そこには頭に鉛を食らったヒーリーのほかに、誰もいなかった。それから、どこからともなく声がして『また会おう、警視』というとドアが閉まった」

見えない男事件のはじまりだ。
この後、見えない男は予告のうえ、マリー・アントワネットの首飾りを盗んだりする。
見えない男は透明人間よろしく、銃を空中に浮かせたり、空中に浮かんだ煙草をぷかりとくゆらせたりする。
なにぶん、魔法のような犯行なので、ディアボロに容疑がかかったりもする。
バルガー博士の不可視光線発生装置などという怪し気なものまで出てくる。
さて、真相がわかてみると、これまたすごい。
犯人はエスパー伊東かスッチーか、という身体の持ち主。
煙草や銃が浮いたのは糸を使って操っていたとわかる。煙草の煙はアンモニアと塩酸の霧吹きで、ちょうどぶつかったところで煙が発生する仕組み。
あるときはメッセンジャーの制服を着て、まさしく「見えない男」となってまんまと出入りした。
そして、さらに、誰もいないと思っていたところに、犯人はひそんで見えない男を演じていた。
あるときは書類棚、あるときは机の引き出し、またあるときはスーツケースの中に小さな身体をひそませていたのである。
まるでカーだ!
いや、全体の雰囲気は第1幕では漫画的と書いたけど、この第2幕を読むかぎり、乱歩の少年ものを連想した。
面白い!

愛染まつり

2008年6月30日 日常
大阪三大夏祭りの一番手、愛染まつりに行ってきた。
新調で軽量化した宝恵かごパレードで、愛染娘たちが愛嬌をふりまく。
多宝塔前でかごあげ。
愛染娘OGたちが「愛染さんじゃ、別嬪さんじゃ、商売繁昌」の声でもり立てる。
夏越の祓えの大法要までは見ることができなかった。
暑い1日。
ジュニアダンスチーム、トウィンクル☆ペタル、プリティーズ、キューティーミニ、チックス、クランベリーズ、忍者選抜、プリッツ、スーパーバブルス、あいな&ひより、岸本華和、TOUCH

チックス、クランベリーズ、TOUCHから創叡を卒業して東京のプロダクションに移籍するメンバーの紹介があった。
詳しくは、また、時間のあるときにでも。

ムギロック

2008年6月28日 ライブ
本日、6月28日(土)、なんばBEARSにちらっと出演します。


夢逃技、

キリト小6、

ワンナイトジェラシーズ、

ケッチ(from.岡山)、

DJ:樽谷 さとし(ぱぱぼっくす)

open 18:30/start 19:00 adv 1500/door 2000

ベアーズへのアクセスは次のとおり。

住所:〒556-0011

大阪市浪速区難波中3−14−5 新日本難波ビルB1

電話:06-6649-5564

地下鉄難波駅5番出口を出て、そのまま進行方向にまっすぐ、

信号3つ目を右に曲がったところにあります。

徒歩約8分。阪神高速の高架に沿って歩く感じです。

※駐車場はございません。 近隣の駐車場をご利用 下さい。


僕の企画ライブ「フニャーマーケット」は7月25日(金)だよ!

お忘れなく!
いずみホールで中司麻希子ピアノリサイタル。19:00 開演。
プログラム
クロード・ドビュッシー (C.Debussy)
「前奏曲集第2巻」
霧 / 月光の降りそそぐテラス / 水の精 / 花火
アンリ・デュティーユ (A.Dutilleux)
「3つの前奏曲」
影と沈黙 / 同じ一つの和音の上に
ピエール・ブーレーズ (P.Boulez)
12のノタシオン
休憩 
オリヴィエ・メシアン (O.Messiaen)
「前奏曲集全曲」
鳩 / 悲しき風景の恍惚の歌 / 軽い数 / 去りし時 /夢の中の感じられない音 / 苦悩の鐘と惜別の涙 /静かな嘆き / 風の中の反映

今年はメシアン生誕100年で、いろんな記念コンサートが企画されているにもかかわらず、やっとのことで、聞きにいけた、という感じ。メシアンの作品は、メシアン21歳の頃の若書きではあるが、餓えた耳には慈雨である。本リサイタルの白眉は何といっても、ブーレーズ。本人もノリノリだったんじゃないか、と思う。端正な容姿の中司麻希子が、ブーレーズのときは、まるで野獣のようにピアノに襲いかからん勢いだったから!
サファリ殺人事件
エルスペス・ハクスリーの『サファリ殺人事件』を読んだ。1938年。
まずは用語解説。
トラッカー(野生動物を追跡するガイド)
スキナー(動物の毛皮を剥ぐ者)
ボーイ(原住民の召使い)
アスカリ(植民地政府のために働く現地人の警官)
ガリー(峡谷)
西部辺境地域での宝石盗難事件から、殺人事件。
バッファローが事件関係者を踏み殺してしまったり、主人公の警視が犯人に罠をかけようとしたら、そこに象があらわれたり、サファリならではのストーリー展開があり、笑える。(コメディじゃないけど)
事件解決のいとぐちは、ライフル弾。ソフトコア弾とハードコア弾の違いが犯人を指し示す。ただ、真相がわかってみると、宝石を盗んだ人物と、殺人を犯した人物は別々で、また犯人をかばおうとして動く人物もいたりして、なかなかに複雑。ただし、計画的な知能犯じゃなくて、行き当たりばったりの犯行だったため、ことの流れは自然でわかりやすい。読み物として面白いので、事件解決が論理的パズルになっていなくても満足が得られるのだ。
石崎幸二の『首鳴き鬼の島』を読んだ。
孤島の館で起こる連続見立て殺人!
石崎幸二久々の作品。僕は今まで読んだメフィスト賞作家のなかで、この石崎幸二をもっとも評価している。しばらく作品発表がなかったので、作家をやめたのかな、と危惧していたのだ。よかった。よかった。
才気煥発で、軽妙なところが好きで、このあたりは、僕の大好きな鯨統一郎とも通じるところだ。ただし、本書ではいかにもな本格のお膳立てがそろっていて、いつもの軽妙さが控えめであった。
ただし、登場人物が「この事件は見立て殺人です」と喝破した後に、友人からこうツッコまれるところを見てみよう。

「だいたいおまえ、見立てだって?いい歳した大人が素面でそんなこと話せるか?おまえだけだよ、そんなこと言えるのは。結構みんな引いてたぞ」

こういう距離感が、石崎節だ。
死体の腕が切り取られていたくだりについて、探偵役と68歳の会長がこんな会話をする。

「『田部井さんの死体は右腕を切断されていた。鈴森さんの死体は両腕を切断されていた』、これはどうですか?これは事実として認められますか?会長」
「うむ」会長がうなずく。「では影石君の訊きたいことに対して答えよう。『田部井も鈴森も、その腕は義手ではない』、つまりこれにより、切断されていた、ということは証明されるわけだ」
「そう」影石がうなずく。「その証言により、『右腕がなかった』とか『両腕がなかった』ではなく。『切断されていた』ということができます」
「もちろん、『義手ではない』という私の証言は嘘ではないという前提でだ」

どう?68歳の社長、会長が、ここではまるで大学のミステリー研究会レベルの会話を行っている。このテイストこそが、石崎節だ。
本書の面白いところは、被害者の正体を隠すために腕を切る、という発想だ。
腕に種痘のあとがあるかないかで年齢がばれてしまうのをおそれたのである。
さらに、親子関係の逆転が真相で明かされるなど、年齢の不確定性が主題となった見事な新本格だった。
炎色反応の覚え方「するりと軽く縄張りほどく」=「する(Sr)り(Li)とかる(Ca)くな(Na)わばり(Ba)ほど(Cu)く(K)」が作中キーワードのように使われているが、それほど効果的ではないのも面白い。悪口ではない。途中、「ムリヤリやんけ!」とツッコませてくれるのは、作者の雅量だと思うのだ。
また、これぞと組み立てた推理を全員を読んで披露した後、反応が薄く、

「いや、稲口さん、申し訳ない」鋤谷刑事が立ち上がって、片手で拝むようにした。「ちゃんと稲口さんに事情を説明しておけばよかった。でもまさか、あなたがこんなことを言い出すとは思わなかったので」

と、あっさり否定され、

「まだ稲口さんは本調子じゃないんだ」

とフォローされ、あげくのはてには、すきな女性からこんなきつい言葉を浴びせられる。

「なんであなたは、そんなくだらない推理をするの。あなたは昔からそうだった。幽霊とか怪談とか、探偵小説とか、子供みたいなことを面白がって、幽霊がどうしたとか、ミステリがどうしたとか、本格がどうしたとか、誰も知らない、誰も興味を持たないようなことを、誰もまともに聞いていないのに得意げに話して。そのあげくストーカーみたいにわたしにつきまとってた。やっと普通の人になったのかなと思ったのに、また、こんなだもの。これ以上いいかげんなことを言って、わたしの愛した人、わたしの赤ちゃんの父親を汚すような真似はやめてくださいっ!」

これはきびしい!
これが数年にわたって石崎幸二が作品を発表しなかった原因なのか、とも思えてしまうほど、リアリティに満ちた発言だ!まさに本書におけるピーク!
フィリップ・マクドナルドの『フライアーズ・パードン館の謎』を読んだ。1931年。
女流作家が殺された。事件の謎を作中でまとめてある。
「ここに部屋があり、窓は中から鍵がかかっていて、ドアにも中から鍵がかかっている!部屋の中には水はなかったし、水の入った花瓶すらもないのに、その部屋の中で−窓は中から鍵がかかっていて、ドアにも中から鍵がかかっている状態で−女性が溺死したのですよ!部屋でひとり…何かにひどく怯え、恐ろしさのあまり内線電話を取って助けを呼んだ。それから助けを求める悲鳴を上げた後、ありえないほど短い時間で、そこにあるはずのない水で溺れたのです!そして、その水はあなたがたが直後に部屋に入ったときにはなくなっていた」(第11章パートナーを決める)
雰囲気作りのお膳立てはバッチリ。
まず、建物に関するいわく因縁。
女流作家によると、それは「古い屋敷にまつわる古い迷信」。
フライアーズ・パードン館の東翼では、そこに暮らす者がバタバタと死んでいくのだ。
女流作家はあえて災いを呼ぶ屋敷を購入し、「全部たわごとだと証明してみせる!」と豪語していたのだが、最初に書いたように、殺されてしまうのである。
また、事件の解明に降霊術を用いるのもすばらしい。絵に描いたような黄金期の本格だ!
本書で事件が起こるのは半分ほど読み進めたところであり、そのゆったりとした展開もまた味わい深い。なかなか事件が起こらなくても、退屈でもなんでもない。いっそのこと、事件など起こらずに最後まで行けば面白いのに、と思ったほどだ。
途中、事件に関する資料がまとめてある箇所もあり、単なる推理パズルとして解きたい人は、219ページから読んでも事足りる。ただ、それでは本書の面白さを9割方損ねるというものだ。ヴィンテージのワインを一気のみするような味わい方だけはするまい。
で、真相はどうだったかというと、古典的で、現代ならまっ先に考えつくようなことで、これもまた、黄金期っぽい。
壷にあらかじめ入れておいた水を灰皿にあけて、そこに顔をつっこませて溺死させる。
死を確認してから、壷と灰皿の水を全部飲み干す。(ここがスゴイ!)
その後、ひものトリックを使って鍵を外側からかけて、外に接続した電話線を通して、被害者の声色を使って、助けを呼ぶ。
何度も言うが、こうしたトリックや、誰が犯人なのか、などと言ったことは、もはや眼目ではないのである。たとえばトリックを知ったうえで『ユダの窓』読んでも、めちゃくちゃ面白くて、しかもわけしりの人が「あんなトリックは不自然だ」などと言う批判が、読書中にはまったく頭にも思い浮かばず、きわめて自然に見えていた。知っているはずのトリックが、読書中には「いったいどうやって犯人は殺害を行ったのだろう」と謎に思えるのである。これは、僕が特殊なのか?よく、推理小説読んでいて「すぐに犯人がわかってしまった」などと感想を漏らす人がいるが、どんなに「こうに違いない」と確信できる犯人やトリックでも、実際に解決するまでは、不確定なのだ。よくよく聞いてみると、「だって1つの事件に2人も探偵が出てくるのはおかしいから、どちらかは犯人だと思った」とか、信じられないほどの薄弱な根拠で判断していたりする。とても不幸なことだ。
『桂米朝集成第1巻 上方落語1』を読んだ。
以下、目次
1、対談 噺の復活と創作/織田正吉・桂米朝
2、噺の復活と創作
 『そってん芝居』の考察
 莨道成寺
3、落語論
 落語の位置
 対談 落語・東と西/越智治雄・桂米朝
 落語の創造論−今日の落語、明日の落語
4、噺の演出
 解らせ方の問題/マイク禍/上方落語の決定版作製/噺家のわきまえと今の演芸場/別に驚かずとも…−ポルノ落語と演者/滑稽なことばの置きかえ−ことばと実態ということ/サゲについて−現実に引き戻す知的な遊び/女の落語家−達人出れば違和感なくなる/落語の招待席
 資料 桂米団治遺稿(落語梗概)−落語の落ちを主とした作品短評
5、楽我記
 はじめに/春の落語/夏の落語/秋の落語/冬の落語/寄席学問/難解なサゲ/サゲの変遷/再びサゲの変遷/武士と小咄/搗き米屋/からい小咄/落語と諺/大阪のコトワザ/説明と描写/不易と流行/テレビと落語/『貧乏花見』について/『運まわし』について/『青菜』について/『住吉駕篭』と『三十石』/『佐々木政談』について/『阿弥陀池』について/しぐさと視線/目のつかい方/落語残酷物語/推理小説と落語/落語交響曲/お色気ばなしのコツ
6、小咄集
7、古手買
8、桂米朝著作目録

目次にもあるように、落語のサゲは「現実に引き戻す知的な遊び」という捉え方が興味深い。これは小説でのサプライズ・エンディングなどとは違った考え方だ。推理小説では、謎がラストで解決されるあたりが、幻想を現実に引き戻すことにおいて共通していそうに見えるが、違う。
本書でも、サゲについて何度か記述があるが、そのうちの1つを引いてみると、こんな風。
「サゲというのは、一種のぶちこわし作業です。いかにも本当らしくしゃべっておいて、サゲでどんでん返しをくらわせて、『これはうそですよ、おどけ話ですよ』という形をとるのが落語なのです。
 落語は、物語の世界に遊ばせ、笑わせたりはらはらさせたりしていたお客を、サゲによって一瞬に現実に引き戻す。そしてだましたほうが快さいをさけべば、だまされたほうも『してやられたな、あっはっは』と笑っておしまいになる、いわば知的なお遊びなのです」
だから、サゲのあとで
「もし、『それからどうなりました』と聞かれたら、落語家は困ってしまいます。それから…どうにもなりませんからね」
と、いうことになる。
桂米朝が「ぶちこわし作業」と表現したものを、大倉崇裕は「オチの破壊力」という言葉であらわしている。
先日読んだ『オチケン!』の中で大倉崇裕がオチについて書いていた部分を引いてみよう。
「落語にとってオチは命。ですから、数ある落語の中には、最後のオチを活かすため、物語の完結性、『起承転結』でいう『結』を犠牲にしているものがあります。このあたりはミステリーと対極です」
作品内で破壊作業を行うミステリーと、作品世界を破壊する落語のサゲ、とでも言うべきか。本書にも「推理小説と落語」というエッセイが収録されているが、カミとかオーヘンリーなどのショートショート作品をとりあげており、大倉が論じる本格推理とはまた趣きが異なっている。
桂米団治がそのサゲを書くのがはばかられる、と口を濁した「禁酒関所」の昔のサゲが、1章の対談で米朝がばらしている。
「昔は『この正直者めが』というサゲではなしに、ドーン!ドーン!と太鼓を入れて『刻限でござる。裏門へ交代!』『このうえに裏門は御免じゃ』というのがサゲやったんです」
だって!
「矢橋船」の別のサゲも書いてあった。
「昔の医者が使てた薬研を『今度は女のしびんを使わす気か』とかなんとかいう別にサゲるのがあるんですわ」
どっちもエゲツナイ!

落語:日本の話芸
笑福亭福笑「千早ふる」

衛星落語招待席
林家正雀、中村芝雀「掛け合い噺 芝浜」

文珍・南光のわがまま演芸会
桂三若「ひとり静」
桂文珍「老楽風呂」
NHK地上波の録画分。

NHKラジオ 真打ち競演
古今亭菊丸「酢豆腐」
道頓堀リバーサイドでイベント。
amU、いちご姫、姫ダン(フェニックス・ダンス・オン・ステージ)を中心に、ドンキホーテの2階(特等席!)から見た。雨がしょぼ降るあいにくの天候だったが、特等席では雨の心配もなく、ゆったりと見れた。
SOCIO店長のMCもなんだか人を和ませていた。
帰宅後はNHK-FMで「現代の音楽」
                        西村  朗
                   【ゲスト】 新実 徳英
 − 日本の作曲家・新実徳英 −(2)
「チェロ独奏のための横豎(1987)」    新実徳英・作曲
                      (13分44秒)
                    (チェロ)安田謙一郎
            <フォンテック FOCD−3182>
「二十絃箏とオーケストラのための宇宙樹(1996)」
                       新実徳英・作曲
                      (22分08秒)
                  (二十五絃箏)野坂 恵子
          (管弦楽)名古屋フィルハーモニー交響楽団
                     (指揮)飯守泰次郎
         <カメラータトウキョウ 30CM−526>

落語:ABCラジオ「日曜落語なみはや亭」
桂文太「松島心中」
品川心中の上方バージョン。

KBS京都テレビ「浅草お茶の間寄席」
入船亭扇橋「紋三郎稲荷」
林家正楽「紙切り」
柳家権太楼「天狗裁き」

NHKラジオ「お楽しみ演芸特選」
五代目古今亭志ん生「不精床」
昭和31年放送分。
今さらながら、って話ではあるが、志ん生っていいなあ。これカセットに録音して、何回もリピートで聞いてしまった。

将棋:NHK杯将棋トーナメント1回戦第12局
石田和雄9段VS北浜健介7段
北浜7段勝利。石田9段の必死で考えるアクションが健在で、好調ぶりをうかがわせたのだが。アクション過剰の加藤一二三9段が解説だったのがよかった。
日本橋のオタロードでNo305がストリート大根おろしライブ。人を殺すくらいなら、大根をおろせ、というメッセージとともに。
てんぷらでも差し入れすればよかった。

イオンモール堺北花田で岡本玲のイベント。
1.teenage days
2.Railroad Star
1stと2ndシングルをギターをたまにかき鳴らしながら歌う。
カッコイイね!
階上から見下ろしたが、ステージ全体を見れて、動きがわかって面白かった。

アニメ:ファイテンションTV
土管くんは消火器ロボ。ししまい君は最初ほど面白くないとは感じながら、ツッコミとは微妙に違うぬるい発言が不思議な可能性を秘めている。

ポルフィの長い旅「ポンプとアイスクリーム」
ついに給油できるのか。

ケロロ軍曹「ちびケロ、禁じられた遊びであります」コピーロボの使い方(好きな女の子に押させて、レプリカで思いをとげる)。「ケロロ、恐怖の侵略者であります」ぜんざい公社みたいな話。アマクダリー。

テレパシー少女蘭「蘭、テレパシー!〜ねらわれた街〜」
超能力者が転校してくる。まさに王道。
MANIFESTO GALLERYでyuucoの「BIRDS」展
大きな鳥かごを持って歩いている人を見かけた。今日は鳥の日なのかも。

The 14th.Moonで浦田容子の「金魚楽園」展
和菓子のような金魚がいっぱい!

GALERIE CENTENNIALでmarini*monteanyとただのいぬプロジェクトの「犬展 いぬいろいろ、あれこれ」
捨て犬三兄弟の写真とか。現在、毎日350頭の犬が処分されているらしい。その多くが、飼い主が連れてきて、処分を願い出ているそうな。信じられない世界だが、犬好きはこういう事実をどう考えているのだろう。
大好きなmarini*monteanyの作品はあいかわらず可愛くて、ヨーロッパの哀愁を帯びている。昨日なら本人がいたらしい。

都島に行って、ライフやトイざラスなど探索。ついでにボヨヨンラーメン「ウマインジャー」でボヨヨンパンメロンメロン購入。店内はピンク色なのに、すごく殺風景な印象を受けた。もっと狂っていてもよかったんじゃないのか。パンはおいしかったなあ。
古本屋を出たところでバッタリ、モダンチョキチョキズの河村(弟)に会う。道を聞いたりした。

夕方からはclub vijonで「Redemption 10th stroke」
到着したら、既にライブがはじまっていた。見た順に。
前田侑里
リトルキャットの頃からは印象が変わったが、僕は、この人のファンなのです。

紅とろ★さんご
ポンバシ電波系3人組。宇宙人もいる。

amU
関西のPerfume。もし突然アイドルというものに興味が失せても、amUのライブは見たい、と思うだろうな。

野いちご
今日はケイケイとのえちゃんの2人。キン肉マンを歌うとは!

カリン
スクール水着で1曲。「狂乱家族日記」の凶華さまのイメージがある。全知全能の神。

寺西加織&濱崎千羽
グラビアアイドル界から参戦。寺西加織はゲーマーズのイベントが近々にあるという。

もも子
11月1日クラブチッタ川崎での「お誕生日前夜祭1000人でお祝い」完売まであと700枚余。Mにはたまらんキャラクターの持ち主。

4 leaf clover
reika誕生を祝って、ラスト曲の「カラーオブシーズン」では客席が黄色のサイリウムで一色になる!

MarryDoll
ステージだけでなく、客席でのパフォーマンスもノリノリ!

NEEKOによる声優体験コーナー
お客さんも参加して、リボーンのシーンをあてる。

ましゅまろチェリーBURGER
ハロプロの歌をダンスもバッチリでこなす。

chupi*chupi
本日DVD発売!

いちご姫
いちごパンク(1589)では、3の倍数の9のときにアホになる。
いちごキティーのダンスには毎回感心させられる。

途中、著名人からのメッセージが映像で流れたり、次回のゲスト(夏目ナナ、沢本あすか)が発表されたり、司会のマサオがへそにピアスあけたり、といろいろあった。
意外とピアッシングのときに、ひいてたお客さんが多かった。ピアスというのが中途半端だったのかもしれない。次は、性器を板に釘付けするパフォーマンスに挑戦か?

アニメ:狂乱家族日記「無邪気海賊ムジャッキー」
僕も中学時代に鯖アレルギーでじんましん出て、一晩痒さで七転八倒した経験がある!

ドラえもん「恋するジャイアン」「せん水艦で海へ行こう」
ジャイアンシチューの話が前回からの続きで、せん水艦の話は次週の1時間スペシャルに続く。こんな姑息な手を使うようになったのか!

クレヨンしんちゃん「紅さそり隊の保育園だゾ」「ひまわりのおツメを切るゾ」「くすぐったいのはイャ〜ンだゾ」
爪を切られるのを嫌がる心理ってのは、思いもつかなかった。自分の幼少時を振り返っても、別に嫌がった記憶はないのだが、これって、一般的?

RD潜脳調査室「手と手で i am a dog」
「電脳でなくても手と手をつなげば互いの気持ちはつながる」と台詞があった後で、犬にお手をするエンディング。決まった!

きらりんレボリューション「ブラボー!ファーストコンサート」
SHIPSのコンサートを参考にして、お客さんとのつながりをはかろうとする3人。天の川を作るアイディア。後ろの方のお客さんでもちゃんと楽しめるコンサートをしたい、と願うきらりの思いは尊い。
こべにがミルキーウェイをやめる、とか言い出す。
道頓堀川沿いのプロムナードでイベント。
仕事に行く前に寄って、いちご姫とマリードールを見る。
川をはさんでステージと客が向かい合う。堀を越えてまでステージに上がってダイブする奴はいなかった。

アニメ:銀魂「NH物は絶対彼女に見つかるな!」「ほぼ100%の確率でビニール傘を置き忘れてくる自分が嫌い」の2本立て。
「NH〜」はオカマとホストの恋物語。カマザイル。
「ほぼ〜」は神楽の女の子らしい心情が見える傑作。梅雨を「インディペンデンスデイ」と呼ぶ。
終わったかと思えば、桂が出てきて、「攘夷志士採用試験追試」があった。本編中に桂が4回出てきたのを捜せと!だいたいエリザベスと一緒にいたので探しやすかったが、顔が見えていなかったりして、2度もビデオを巻き戻して見た!

マクロスF「ミッシング・バースデー」
三角関係と仕事。こういう普通のドラマ路線は明らかに女性狙いか。ランカ・リーのコマーシャルでかろうじて男性をつなぎとめる。

将棋:第18期女流王位戦
矢内理絵子女流名人VS千葉涼子女流3段
昨年の対戦の解説。アシスタントは伊藤明日香女流1級!居飛車の戦い。
解説の飯島5段が何度も「盤面を見ただけでは女流だとわからない」と繰り返していたのは、ほめ言葉なのだが、女流棋士に対していささか失礼なのではないか、と感じた。
落語:上方演芸ホール(録画)
笑福亭瓶太「田楽喰い」
ん廻しで「医療保険年金天引きちんぷんかんぷん、じーちゃんばーちゃんカンカン」で「ん」の数だけおでんもらう。
桂文華「はてなの茶碗」

漫画:桑田次郎の『エスパー3』
連載当時(1964)の扉によるあらすじ。「ものしずかな、めくらの青年ジョージ秋月。だが、この青年こそ、ひともしらぬふしぎな能力をもつエスパー(超能力者)だったのだ!」
座頭市のエスパー版か。「3」はジョージ秋月のもつ3つの能力「観念動力」「透視能力」「精神感応」を指す。エスパーのペスター編と、めちゃくちゃ短くて尻切れとんぼのカーマイン首相編。
収録作品「悪魔博士」地球の危機と思わせて人類をロケットで宇宙に向かわせるザダン星人。ザダン星人は人類を食糧にする計画を秘めていた。
収録作品「般若」邪教般若教のアジトは火山の上。火山活動で自滅。

オチケン!

2008年6月17日 読書
大倉崇裕の『オチケン!』を読んだ。
その1 幽霊寿限無
三遊亭金馬「寿限無論」で「長久命の長介」の「の」は語呂であって、本当はつけない方がいいと書いてあるらしい。それが解決のヒントになる。

その2 馬術部の醜聞
「長屋の花見」の中に「胴乱の幸助」の一部を演出で入れたことが解決のポイント。

付録 落語ってミステリー!?

将棋:66期名人戦第6局
羽生善治挑戦者VS森内俊之名人
先手の羽生が勝利し、永世名人獲得!
夕食前の盤面で、既に羽生が勝勢で、あと十手くらいで勝負がつきそうだったので、今回も大盤解説見に行きそびれた。棋聖戦のときに行けるかな?

アニメ:仮面のメイドガイ「真夏の夜の乳」
藤原なえか17歳、財産継承権を得るその日まであと130日。なのに、次回が最終回?
第2シーズンがあるのか?

図書館戦争「昇任試験来タル」
苦手な子供相手に読み聞かせ。

イタズラなkissは野球延長で録画できず。二十面相の娘はどこに行ってしまったのか。

落語:NHK衛星2「お好み寄席」
橘家蔵之助「ひょっとこ蕎麦」
橘家円蔵「寝床」

紅雀と阿か枝

2008年6月16日 趣味
午後7時から第22回「また、久々の紅雀と阿か枝」ワッハ上方
桂三幸「桃太郎」
桂阿か枝「時うどん」
桂紅雀「ガマの油」
中入り
桂紅雀「花色木綿」
桂阿か枝「千両みかん」
テレビで先日「落語にはまる若い女性」という特集を見たが、島之内寄席を見るかぎり、それはまったくのガセだと思っていた。ところが、この落語会では、若い女性率が高かった。
紅雀の猫を可愛がる話(オチはない、と宣言)が愉快。

映画:ヒシャム・ザマン監督の「パパ」を見た。2005年ノルウェー。
ショート・ショート・フィルム・フェスティバルで上映時に見逃した作品。
最後に出る文章は「よりよい生活を求めて祖国を離れルーツや言葉を犠牲にした人々へ」
この映画の父と息子を見ていると、「鬼畜」の父子が非常にヤワに見えてくる。

アニメ:ソウルイーター「椿の花 悲しみを超えた先にあるもの」
兄妹の戦い。ブラックスターを殴り続ける村びとたちの姿は、田舎の人間の田舎者っぷりを全開させている。(田舎だし、当たり前だけど)

ヤッターマン「ヤッターメカが仲間割れだコロン」
なんだか久しぶり。ヤッターペリカン、ちょっといやなやつ。今日、はじめてドロンジョの声に老いを感じた。えっ、そんな、と思って注意して聞いていたが、老いを見せたのはほんの一瞬。さすが。

名探偵コナン「弁護士妃英理の証言(前)」
死体を移動させるための物理的トリックが仕掛けられている。ただ、犯行が可能だということと、犯人であると特定することは別問題。コナンはどうやって証拠を突き付けることが可能なのか、後編が楽しみ。

魔人探偵脳噛ネウロ「女」
ストーリー全体がクライマックスにさしかかったのかな?遅ればせながら書いておくと、この番組、大阪ではCMに「HAL」がかかるのだ。電人じゃないよ!学校だよ!

我が家のお稲荷さま「お稲荷さま。奉公に出る」
奉公はバイトのこと。あまりにも使えないキツネたち。

あまつき「木の暗茂」
阿片の粉で大爆発!

巌窟王「旅の終わりに僕らは出会う」
テキスタルで幻想的なムードが漂う。ジャンジャックバーネルのテーマ曲もいい。ギロチン赦免状カードゲーム。
国立国際美術館で「液晶絵画 still/Motion」
行こう行こうと思いながら、ずるずる怠けているうちに、とうとう最終日になってやっと行けた。
ドミニク・レイマンの「Yo Lo Vi」が一番面白かったかな。遅延された監視カメラで、会場内の動きがカンヴァスに映し出される。お客がカンヴァス内に入っていろいろやれる、という趣向。
サム・テイラー=ウッドの「リトル・デス」はカンヴァス内の兎の死骸がみるみるうちに朽ち果てていく。日本の作家なら小野小町でやってみたいところだろう。
ミロスワフ・バウカの「壁」は、会場内にどーんと置かれた壁に、壁の映像が映し出される。全く何も起こらない壁なのだが、見ている人は、知らず識らずのうちに達磨と化すのだ。
ジュリアン・オピーの「ペンダントをつけたキエラ」は現代的なイラストレーションが、まばたきしたりペンダントが揺れたりする作品で、何ということはないのに、すごく効果的。
あと、ブライアン・イーノは「ミステイクン・メモリーズ・オヴ・ミディーバル・マンハッタン」がよかった。イーノが住んでたニューヨークのアパートからの風景なのに、崇高美が横溢していた。
会場で、洋ちゃんにバッタリ会った。

ワッハ上方で特別展「第12回上方演芸の殿堂入り」
ミス・ワカサ、島ひろし(ウィック防虫錠!)
京唄子、鳳啓助(かおりちゃん)
島田洋之助、今喜多代(かなり前、テレビでカウスが喜多代の胸をもんで「ええ乳してる!」とマジで驚いていたのが子供心に衝撃だった)
上方亭でボンゴレ(漫才)と桂三若(落語)。
三若の落語は全国回って落語をしたことを中心に話しており、古典や創作のネタをしたわけではない。でも、九官鳥の足をひっぱって何か言わせるネタとか、おなじみの小咄を織り込んでいた。

「実験アキレス」の原稿を仕上げる。
最初に思いついて書くのは、たいていマニアックすぎて、しかも長い。
それを推敲するのでなく、アイディアの核を変えずに、よりわかりやすく、より、短く、より馬鹿馬鹿しく、全面書き直しを何度か繰り返して、比較的、誰にでもわかる作品にして出す。
今回のアイディアは、「本は10冊同時に読め」で、読みさしの本のダイジェストをミックスするものだった。
当然、マニアックで、長くて、何のことやらわからぬ難解な代物が出来上がる。
「あらすじは10冊分串刺しにして読め」が次のコンセプト。
これでもまだまだマニアック。
結局「タイトルを切り貼り」におさまって、タイトルをひっぱってくる原典も、マニアックじゃない、だれでも知っている、しかも自分も大好きなものに絞って、出来上がり。

落語:笑福亭三喬「禁酒関所」
林家たい平「幾代餅」
「らくごくら」の6月下席放送分。
人情噺もいいもんだ。

将棋:NHK杯将棋トーナメント1回戦第11局
行方尚史8段VS泉正樹7段。
ガオー連発の泉7段。最近注目の行方8段は劣勢をひっくりかえして、86手で勝つ。
対局中は難しそうな顔をしていた泉7段だったが、感想戦に入るといきなりガオーガオーで、荒っぽい将棋にやっと声があてられた印象。

音楽:NHK-FMで「現代の音楽」
                   【ゲスト】 新実 徳英
 − 日本の作曲家・新実徳英 −(1)
「オーケストラのためのヘテロリズミクス(1991)」
                       新実徳英・作曲
                      (18分22秒)
                   (管弦楽)東京交響楽団
                     (指揮)大友 直人
            <フォンテック FOCD−2513>
「風水 弦楽、打楽器、チェレスタのために」
         (1995、1997改訂)」新実徳英・作曲
                      (16分23秒)
           (管弦楽)日本フィルハーモニー交響楽団
                     (指揮)外山 雄三
         <カメラータトウキョウ 30CM−526>

新実徳英の喋り方が知的で高いところから物を言っているように聞こえた。会ったら萎縮しそうだけど、音楽はすごい。

漫画:業田良家の『自虐の詩』(竹書房文庫)上下を読んだ。
上巻は男女のラブストーリー、下巻は親や友人などにも広がって、人生についての漫画になっている。大傑作。「泣ける4コマ漫画」という惹句がヒドくて、読むのを避けていたけど、読んでよかった。僕が感動したのはむしろ上巻の方で、下巻のラストあたりの人生についてのくだりは、人間、ある程度生きていれば誰しも思うことで、つけたしのようなものだと思う。

アニメ:コードギアス反逆のルルーシュR2「神虎輝く刻」
ゼロが戦略と戦術の違いを見せつけるのに失敗する名勝負。1手指すたびに優劣が逆転する将棋を見ているかのような快感。しかし、最後にルルーシュがゼロとは別の場所に出てきたのにはビックら。

ネットゴーストピポパ「オペレーション@ピポパ」
喧嘩してたのが仲直りする古典的な話だが、そのためにウィルスがシステムに悪さをすることを肯定してしまうことに、違和感をやっぱり感じてしまう。

ぷるるん、しずくちゃん、あはっ「はなたれ君のわらしべ長者」「しずくちゃんと木の長老」最近の倒錯シリーズはおさまって、わりと健全な話になっていた。

おねがいマイメロディきららっ「ありゃま!さよならピヨちゃん」「ありゃま!生まれかわったピヨちゃん」ピヨちゃんが最後に正しいことなんかしたくない、と嘆くのがいい。
最初の話では、マイメロが「おでん座」を発見。

絶対可憐チルドレン「露天風呂!湯けむりに光る目」
おやじの使用済み浴衣マニア登場。

しゅごキャラ「黄金の王子(前編)」
父親を越えようとするわがままマハラジャ。お妃候補になろうと目の色を変える女子たちの姿は、ちょっと前に、りまにデレデレしていた男子たちの鏡像か。

ゲゲゲの鬼太郎「妖怪城のたんたん坊」
たんたん坊は人間の子供をだ液で包み、月の光で干して妖怪に変えてしまう。
ぬらりひょん一味がたんたん坊をヨイショして、妖怪城完成を謀る。天守閣が四方から寄ってきて集まるのは大スペクタクル。

島之内寄席

2008年6月14日 趣味
午後2時からワッハ上方ホールで島之内寄席。
「眼鏡屋盗人」桂しん吉
「腕喰い」林家うさぎ
「始末の極意」笑福亭晃瓶
「ねずみ」桂都丸
仲入り
「紙入れ」桂枝光
「大名将棋」桂小春団治
林家染雀が肝臓いわして入院のため、ピンチヒッターで林家うさぎの登板。
古典バリバリというより、ニューウェイブがかった出演者だった。
大名将棋の技は、今ではゲームなどで応用されていそうだ。

漫画:石井いさみの『海にはばたけ』を読んだ。
昨日に続いて、石井いさみ。これは日本海事広報協会から発行されたコミックで、1979年刊。
主人公ガン吉(ガンコなのでこんなあだ名がついた)は、漁師の子。
父親が死んだ幻ガ淵にもぐって、好きな女の子が落したコンパクトを拾いにいく。
本書の著者プロフィールによると、「デビュー以来、一貫して人の出会いと別れをテーマに青春マンガを描き続けている」とある。『アッパー7神出鬼没』も主人公が人を殺しまくってたから、出会いと別れには違いない。
同じく日本海事広報協会発行の『大介の海』影丸譲也を読んだ。
銀行強盗が瀬戸内海の島に逃げてくる。犯人の両親の墓があるのだ。
これは1981年の刊行だが、昔の日本映画を見るような味わいがあった。

アニメ:ポルフィの長い旅「夏の一日」
ジョンとトムが遊びにきて、キャッチボールとか木登り、裸になって水遊びなど。何も起こらないスタンドバイミーやマキャモンの少年時代。

ケロロ軍曹「ケロロ、圧縮で侵略であります」ケロックLHA2.0.1欲しい!一生かけても読みきれない本やビデオに囲まれてる!
「冬樹、日向家財宝伝説であります」最近流行のパズル解き話を笑いのめしてる。サガシテー星人がおれば1日か2日は楽しめそう。

To LOVEる「光星より愛をこめて」兄弟がセブンやタローなのが気に入った。

ゴルゴ13「帰ってきた標的」ゴルゴが殺したのはボスじゃなくて、その影武者だった。ところが影武者はボスと入れ替わっており、ゴルゴが殺したのは実はボスだった。影武者は口封じにゴルゴを殺そうと思ったけど、結局、ゴルゴに殺される。
ややこしや〜。

ファイテンションTV
「たたかえ!土管くん」は電子さん。料理は得意だけど、ゆでたまごも作れない。
「レオナルド博士とキリン村のなかまでしょ」はキリンデレラ。昨日トイざラス行ったら、店内でアニメ流れてた。
エンディングの「はなケロサンバ」でファイテン☆キッズたちが踊ってた。

『アニメディア』7月号に可憐Girl’sの短いインタビュー記事が載っていた。半ページだけでカラーでもないが、イチオシのアイドルだけにうれしい。
歌番組に出たい、海外ライブ、声優!と言う3人の夢はぜひ実現してもらいたい。

音楽:録画しておいた芸術劇場から
ピエール・ローラン・エマールピアノリサイタル「フーガの技法 BWV1080」
野平一郎の解説。
エマールがインタビューで、若い世代が大作に挑戦したがる風潮を批判していた。なるほど、おっしゃるとおり。でも、若い人の無謀な挑戦が、何らかの刺激になることも確か。変に甘やかすのでなく、玉砕しなさい、ってことなのか。

将棋:16期銀河戦Bブロック10回戦
三浦弘行8段VS松尾歩7段
流行の一手損角替わり、腰掛け銀。
75手で三浦8段の勝ち。
石井いさみの漫画『アッパーセブン神出鬼没』を読んだ。
雑誌「まんが王」昭和42年11月号別冊付録。
この漫画、リアルタイムで読んでいて、アッパーセブンが鉄の手袋をはめて敵にチョップを見舞うシーンとか、強烈に印象に残っていた。ただ、タイトルや作者はほとんど忘れており、「なんとかセブン」くらいが手がかりだった。今回、古本屋で見つけて買い、まさにドンピシャリの漫画だったので興奮した。40年ぶりの再会だ。
「アッパーセブン神出鬼没」はイタリア映画「L’UOMO DE UCCIDERE」を漫画化したもの。
目次は以下のとおり。
1、ライセンスJ7
2、コブラスとチェンとサントス
3、テムズ川は赤信号
4、10億ドルへの脱出
5、銀行は正面からはいれ
6、すてきな相棒
7、風がないている
8、神出鬼没
アッパーセブンことポール・フィニーは西側諜報部員。
南アフリカとアメリカ間でとりかわされる10億ドルの取引に関して冒険がはじまる。
東側の秘密組織が取引を妨害しようとしているとの情報を受けて、アッパー7は組織の黒幕を調査する。
黒幕のコブラスの計画は、アメリカから出る10億ドルを贋札にすりかえて、アメリカの信用を失墜させ、さらに南アフリカが用意したダイヤモンドも奪い、その資金をもとにアフリカ連合国をつくり、世界を支配しようというのだ。
このコブラス一味は地下にミサイル基地まで作っているのだ。
コブラス一味(アフリカ連合を作る、と言っていたが、後半ではアラブ連合になっている)は、絶海の孤島の国立刑務所を襲ってデュークを脱獄させ、南アフリカに送り、ダイヤを奪わせる。
一方、アッパー7は美人のCIA局員ヘレンの助けを借りて、コブラス一味の陰謀を砕く。
アッパー7は変装の名人で、爆弾ベルトや鉄の手袋などを使って大活躍する。
映画を見ていないので何とも言えないのだが、いきあたりばったりなストーリーだ。
「まんが王」本誌では、アッパー7のプロフィールが紹介されていて、1日に珈琲を7杯飲む、というくだりが忘れられなくて、つい最近まで1日にコーヒーを何杯も飲んだときなど、「まるでナントカ7だな」と思ったりしていた。
この漫画も、最近石井いさみの昔の作品を復刻しているマンガショップあたりで復活するのだろうか。

仕事などで1日に使える自由時間が限られている。1つのことに熱中すると、他のことがおろそかになり、後回しになってしまう。しばらくは学生時代のように、時間割を意識して過ごしてみることにした。

落語:NHKラジオで笑福亭由瓶「手水回し」
長い頭を回しているところとか、ラジオでは見れなくて残念。
30分の尺のうち、半分はインタビュー。
最近落語が自分の中では旬なので、1日に1落語は継続していきたい。

音楽:BON JOVI特集(スペースシャワー)
昨日「comp.」で見たオフスプリングとくらべると、客層の違いがあまりにも違っていてあらためて驚かされた。パンクはナーズと切っても切れないのかもね。
続けて見たキュアーのライブは、なんだか今の僕にはあっていなくて、最後まで見ていることができなかった。音楽だけならまだしも、あの体型とメイクが気になって、音楽どころの騒ぎではない。
FMでは、ワールドロックナウ(ウィーザー、アラニス・モリセット新譜)
歌詞の朗読があってアラニス・モリセットの歌が見違えて聞こえた。やっぱり、歌は歌詞もちゃんとわかってないとね。ポール・ウェラーの曲もかかる。

将棋:将棋チャンネルで、19期竜王戦題局、渡辺竜王VS佐藤棋聖の解説。
腰掛け銀から渡辺竜王入玉。入玉の対局って、見ているだけで息が詰まって、疲れてしまうな。竜王が入玉か。語呂合わせのようだ。
同じく、37期新人王戦U26から、番組解説の戸辺誠3段(当時)と松尾歩5段(当時)の対局解説。飛車の上に玉が乗る「チョコレート囲い」が実現しそうな一戦で、ちょっと期待してしまった。

アニメ:いずれ1週間分、まとめて書こうかな、と思ってたけど。
「ドラえもん」の「大ベンと小ベン」には笑った。
「RD」の「ラブレター」は理想的な本が登場していた。最後のページが白紙になっていて、読者が完成させる本。前回の「スーマラン」が電脳どっぷり依存の話で、今回が紙媒体の話なのが興味深い。
「クレヨンしんちゃん」は犬(シロ)がヘレンケラーの「ウォーター」なみに「ショーガ」と吠える感動巨編?
「狂乱家族日記」は、鬼畜戦争遊園地の後編。前回は全知全能の神と死神が戦ったが、今回は2人は力をあわせて妹と戦う!凶華の正体が明かされる。
「きらりんレボリューション」はジャージ娘のファッション改革。あいにくとビデオの残りがなくて、前半しか録画できなかった。

今日はノーマイカーフリーチケット使って、駒川商店街や天神橋筋商店街、岸里〜玉出あたりを散策。
昔からの面白い店はほとんどなくなっていた。
大倉崇裕の『三人目の幽霊』を読んだ。
落語にまつわるミステリ短編集。
突如落語に興味を持ちはじめた僕にはうってつけの本。
飛躍やアクロバットはなく、地味ではあるが、楽しい読書時間だった。
「三人目の幽霊」
舞台を横切るために幽霊の衣装を拝借
「不機嫌なソムリエ」
ワインすり替えのため、デキャンタ一気のみでバッタリ。
「三鶯荘奇談」
野ざらし聞いて幽霊を呼び出そうとする子供と、白骨発見を隠蔽しようとする犯人。
「崩壊する喫茶店」
めくらの老婆を同じ造りの別場所に誘導する。
これは大技!
ここまで大技にするなら、2つめの喫茶店を作ってダマすだけでなく、駅から電車までもう1つ偽造して、大がかりなスパイ大作戦を完遂すれば、大馬鹿ミステリになれたのに。
「患う時計」
時そば。時計をいじる。
落語のネタと、なまがわきのペンキの手がかりがオーソドックスなミステリ。

見た落語
三遊亭遊雀「強情灸」「熊の皮」
笑王ネットの落語大全DVD。

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