『乱歩・正史・風太郎』
2011年7月21日 読書
高木彬光の『乱歩・正史・風太郎』を読んだ。山前譲による編集。
推理作家、高木彬光による、江戸川乱歩、横溝正史、山田風太郎らとの交遊録、エッセイ。第4章には、生い立ちからの記述がまとめてあり、興味深い。
「推理小説裏ばなし」の中でも、「重ねて言うが、私が作家として登場できたのは乱歩先生のおかげであり、作家として生き残れたのは横溝先生のおかげである」と書いており、この2人の巨匠への敬愛と、変人と真面目が外面と内面で対照的な山田風太郎への友愛が感じ取れる、心あたたまる本。
推理小説作家としては、乱歩、正史、あるいは松本清張などと肩を並べる巨匠なのに、その研究はまだこれから、という状態で、高木彬光で育った僕などにとっては、渇いたノドにオアシス発見の1冊だった。
1 産みの親・江戸川乱歩
乱歩先生の思い出
乱歩先生について
『孤島の鬼』について
愚作を書け!
乱歩先生のこと
幻影の城主
解説『屋根裏の散歩者』
解説『淫獣』
解説『魔術師』
解説『黄金仮面』
解説『吸血鬼』
解説『緑衣の鬼』
2 育ての親・横溝正史
成城まいり
横溝先生のことども
春たち帰る
思い出
横溝正史の作品について
『獄門島』について
3 水魚の親・山田風太郎
出藍の誉
外遊騒動
風さん奇行帳
解説『甲賀忍法帖』
鬼才に望む
風を視る(1)~(15)
4 推理小説裏ばなし
高木家ご先祖様のこと
刺青との運命的出会い
二重の恩人・柳原緑風氏
天の啓示“義経伝説”
父・高木東園のこと
わが“暗い青春”の記
戦争と敗戦と運命と
初めて書いた小説
乱歩先生との出会い
親友・悪友・珍友
産みの親・育ての親
鮎川哲也氏のこと
恩師との摩擦
女流二作家との因縁
佐賀潜氏のこと
原点に帰れ
いざ往かん 懶惰の城へ
目次中、「風を視る」は山田風太郎全集の月報から。第4章の「推理小説裏ばなし」は高木彬光長編推理小説全集の月報から。僕は、この光文社版の高木彬光長編推理小説全集を中学か高校に買って読んでいたのだが、今本棚から探し出してみてみると、見事に月報は1つも残していなかった。何を貴重と思って大切に取っておくかについて、当時の僕と現在の僕とでは、価値観が違うようだ。
また、推理小説のファンなら誰でも知っているエピソードだが、探偵作家クラブ幹事長をつとめた「O」のくだりでは、激しやすい高木彬光の一面も見れる。
その部分を、引用してみよう。
「鮎川哲也氏のこと」より
高木氏の怒りはとどまらない。その次の「恩師との摩擦」でもO氏に爆発している。
と、はじまり、
そして、悪行が暴露されたときの、O氏の発言が、これ。
あと、文章のはしばしに高木氏の感情がにじみ出ているが、それは実際に本書を読んで感じてもらうしかない。このままでは全文を書き写してしまいそうだ。
ちなみに、この「O」は、大坪砂男であり、彼の晩年を世話した弟子「T」は、都筑道夫と思われる。ここで大坪砂男の名前が出てきたのには、ちょっと因縁めいたものを感じて面白い。大坪砂男と、最近よく読んでいる谷崎潤一郎とは、無縁ではないからだ。
推理作家、高木彬光による、江戸川乱歩、横溝正史、山田風太郎らとの交遊録、エッセイ。第4章には、生い立ちからの記述がまとめてあり、興味深い。
「推理小説裏ばなし」の中でも、「重ねて言うが、私が作家として登場できたのは乱歩先生のおかげであり、作家として生き残れたのは横溝先生のおかげである」と書いており、この2人の巨匠への敬愛と、変人と真面目が外面と内面で対照的な山田風太郎への友愛が感じ取れる、心あたたまる本。
推理小説作家としては、乱歩、正史、あるいは松本清張などと肩を並べる巨匠なのに、その研究はまだこれから、という状態で、高木彬光で育った僕などにとっては、渇いたノドにオアシス発見の1冊だった。
1 産みの親・江戸川乱歩
乱歩先生の思い出
乱歩先生について
『孤島の鬼』について
愚作を書け!
乱歩先生のこと
幻影の城主
解説『屋根裏の散歩者』
解説『淫獣』
解説『魔術師』
解説『黄金仮面』
解説『吸血鬼』
解説『緑衣の鬼』
2 育ての親・横溝正史
成城まいり
横溝先生のことども
春たち帰る
思い出
横溝正史の作品について
『獄門島』について
3 水魚の親・山田風太郎
出藍の誉
外遊騒動
風さん奇行帳
解説『甲賀忍法帖』
鬼才に望む
風を視る(1)~(15)
4 推理小説裏ばなし
高木家ご先祖様のこと
刺青との運命的出会い
二重の恩人・柳原緑風氏
天の啓示“義経伝説”
父・高木東園のこと
わが“暗い青春”の記
戦争と敗戦と運命と
初めて書いた小説
乱歩先生との出会い
親友・悪友・珍友
産みの親・育ての親
鮎川哲也氏のこと
恩師との摩擦
女流二作家との因縁
佐賀潜氏のこと
原点に帰れ
いざ往かん 懶惰の城へ
目次中、「風を視る」は山田風太郎全集の月報から。第4章の「推理小説裏ばなし」は高木彬光長編推理小説全集の月報から。僕は、この光文社版の高木彬光長編推理小説全集を中学か高校に買って読んでいたのだが、今本棚から探し出してみてみると、見事に月報は1つも残していなかった。何を貴重と思って大切に取っておくかについて、当時の僕と現在の僕とでは、価値観が違うようだ。
また、推理小説のファンなら誰でも知っているエピソードだが、探偵作家クラブ幹事長をつとめた「O」のくだりでは、激しやすい高木彬光の一面も見れる。
その部分を、引用してみよう。
「鮎川哲也氏のこと」より
ところが後で選考委員会の模様が伝わって来たときに、私は憤然としてしまった。
この「赤い密室」は最初の段階で、Oという作家の猛烈な横槍にあって、問題にもならずに失格してしまったというのである。
その横槍の内容については、鮎川さんの随筆と私の記憶には若干の違いがある。まあこの点はいわゆる「伝聞」だからしかたがないとして、私の聞いた話では、「この作品は私(O自身)が、原稿が真っ赤になるまで手を入れたのだ。だから授賞には絶対反対である」
というのだし、鮎川さんの聞いた話は、
「この作品は高木君が徹底的に手を入れたのだから、授賞には反対である」
とOが頑張ったからだというのである。ただそのどちらも完全な事実無根だったことはいうまでもない。
その後、昭和三十五年に鮎川さんは『黒い白鳥』と『憎悪の化石』で、探偵作家クラブ賞を受けられたし、数々の傑作によって確固たる地位をかためられたことは、まことにご同慶のいたりだが、Oのそのときの発言に対しては私はいまでも腹が立つ。
作品の評価に個人的な好き嫌いの感情がまじって来るこてゃ、読み手が人間である以上どうにもならないことである。たとえば懸賞などの場合、ある選考委員の激賞する作品のよさがわからなくて困ったというようなことは、私自身にも何度かおぼえがある。
しかし、こういう選考委員会で、これだけ悪質な虚偽の発言が行われたということは、ほかには恐らく例もないのではなかろうか。
この場合には、鮎川さんが一時のショックに屈せずに、たゆまぬ努力を積み重ねられたからこそ救われたのだ。
小説の世界に政治を持ちこむことについてはいろいろの議論もあるが、ここまで来ては「政治的に動く」というような程度の問題ではない。犯罪に近いような行為であると言いきってもよいと私は考えるのだ。
高木氏の怒りはとどまらない。その次の「恩師との摩擦」でもO氏に爆発している。
大いに不愉快な思い出だし、死屍を鞭打つような後味の悪さもあるから、ほんとうはあまり筆も進まないのだが、やはり日本推理小説裏面史の一つの事件として、Oの非行の件だけは私が書き残しておくしか方法がないだろう。
と、はじまり、
もし彼が万一生きかえって私の前に顔を出したと仮定したら、やはり横面をぶんなぐってやりたくなるだろうと思う。少なくとも、私と同じころの年代からの作家で彼を知っている人ならば、多少の程度の差はあっても、似たような気持ちになるのではなかろうか。
彼が公私を混同し、汚職をたえずくりかえし、しかも自分の非をごまかすため、たとえば乱歩先生と私の仲をさくような中傷を続けたために、いまでも腹がたつのである。
それから後は、Oの非行の話になったのだが、その発覚した罪状に私は唖然呆然とした。
探偵作家クラブの預金や現金がすっかりからになっていたことは言うまでもないが、そのほかにも、たとえば捕物作家クラブのような友好団体から、彼は幹事長という肩書きを利用して、公式な借金をしていたのだ。その金額も当時としては相当以上の額だった・・・。
それだけならばまだしもである。ある団体の会計を担当していた女性を手なずけ、相当多額の金を浮き貸しさせていたのだ。その女性は後始末ができなくなって、催眠剤をのみ自殺をはかったというのだが、幸い発見が早く命はとりとめたということだった。
それは不幸中の幸いだが、彼女が病院へかつぎこまれたと聞いたOは、さっそくその事務所へとんで行き、証拠書類を持ち出して焼きすててしまったというのである・・・。
そして、悪行が暴露されたときの、O氏の発言が、これ。
Oは平然とうそぶくように、
「私は自分の仕事もしないで、クラブのために献身的につくしたのですから、このぐらいの金を使うのはとうぜんでしょう」
と言い切ったのである。
あと、文章のはしばしに高木氏の感情がにじみ出ているが、それは実際に本書を読んで感じてもらうしかない。このままでは全文を書き写してしまいそうだ。
ちなみに、この「O」は、大坪砂男であり、彼の晩年を世話した弟子「T」は、都筑道夫と思われる。ここで大坪砂男の名前が出てきたのには、ちょっと因縁めいたものを感じて面白い。大坪砂男と、最近よく読んでいる谷崎潤一郎とは、無縁ではないからだ。
『美ヶ原高原殺人事件』
2011年7月20日 読書松本孝、松本佳子共著による『美ヶ原高原殺人事件』を読んだ。1988年。
「黒い報告書」などの事件小説を書いていた松本孝は、途中から官能小説の書き手となって、多くの作品を世に出している。
その奥さんが松本佳子で、彼女も「石の薔薇」などのレコードの作詞や、短編小説を書いていて、大のミステリーファンなのだそうだ。
あとがきには、こう書いてある。
読んでみた感想を言えば、これは、まさしく堂々たる「邪道」だった。人間であるかぎり、性器もついているし、性欲もあるだろうが、ごく日常的なスケッチに、それがあえて書かれていて、虚を突かれたような気持ちがした。そういう意味では、前衛的な作品とも言える。
登場人物表をみると、「歌謡ポップスの売れっ子作詞家」(男)が、もうセックスアニマルで、複数の女性を相手に、とにかくやりまくるのである。
あと、物語にはほとんど無関係に、「吸血鬼研究家」も出てきて、これはひょっとして、作者が避暑を過ごす美ヶ原高原に、モデルとなる人でもいるんじゃなかろうか、と思った。だって、この話、吸血鬼と何の関係もないのだから。一応、巻末には「登場人物には特定のモデルはない」と断ってはいるけど。
以下、目次。
プロローグ
第1章 嵐の高原
第2章 孤立した別荘地
第3章 貸別荘の美女
第4章 バーベキュー・パーティー
第5章 官能の午後
第6章 睡眠の宴
第7章 山荘の連続殺人
第8章 真昼の惨劇
第9章 生き残った女
第10章 犯人の声
エピローグ
さて、ストーリーはと言うと、前半は嵐で閉ざされた別荘地で、とにかく男女が相手をとっかえひっかえ、と言っても男のほうは1人だけど、セックスに明け暮れる。みんなで睡眠薬を飲むという「スリーピング・パーティー」で目覚めたら、そのやり過ぎ男が殺されていた。女たちも、男(ホモ)も、みんな、被害者の男性を肉体的に慕っていたのである。動機は肉体の独占欲とか嫉妬とか?犯人は?と、いう感じ。
そのあと、毒でばたばたと人が殺されていく。
文章が、固有名詞、商品名を必要以上に書いていたり、「マルビ」など、当時の社会風俗をあらわしていて、面白い。でも、これはよく知らなかったな。
「殺人という恐ろしいアクシデントに、誰の意識も、まだ、さばらばなのだ」
上の文章の「さばらば」って、使ったことない。どういう意味なんだろう。
知らなかったと、いえば、これも。
「<ラコステ>のグリーンのシャツに、白のスラックスをはいている。グリーンは、ホモ・セクシュアルの男どもの好む色である」
え、そうだったの?
事件の真相は、2時間ドラマ的な意外な真相が待っていて、安心して読める娯楽小説に仕上がっていた。
「黒い報告書」などの事件小説を書いていた松本孝は、途中から官能小説の書き手となって、多くの作品を世に出している。
その奥さんが松本佳子で、彼女も「石の薔薇」などのレコードの作詞や、短編小説を書いていて、大のミステリーファンなのだそうだ。
あとがきには、こう書いてある。
殺人は、よくあるミステリーのように、冒頭から死体が転がっている、というふうには起こらない。が、男女のからみ合いのあと、殺人が起きてからは、惨劇が連続する。
・・・なお、ぼくは「推理小説に、官能場面が入るのは邪道だ」という古い通念には、まったく反対だ。性が解放された現代では、男女の愛欲の中にこそミステリーがあると考えているからである。
読んでみた感想を言えば、これは、まさしく堂々たる「邪道」だった。人間であるかぎり、性器もついているし、性欲もあるだろうが、ごく日常的なスケッチに、それがあえて書かれていて、虚を突かれたような気持ちがした。そういう意味では、前衛的な作品とも言える。
登場人物表をみると、「歌謡ポップスの売れっ子作詞家」(男)が、もうセックスアニマルで、複数の女性を相手に、とにかくやりまくるのである。
あと、物語にはほとんど無関係に、「吸血鬼研究家」も出てきて、これはひょっとして、作者が避暑を過ごす美ヶ原高原に、モデルとなる人でもいるんじゃなかろうか、と思った。だって、この話、吸血鬼と何の関係もないのだから。一応、巻末には「登場人物には特定のモデルはない」と断ってはいるけど。
以下、目次。
プロローグ
第1章 嵐の高原
第2章 孤立した別荘地
第3章 貸別荘の美女
第4章 バーベキュー・パーティー
第5章 官能の午後
第6章 睡眠の宴
第7章 山荘の連続殺人
第8章 真昼の惨劇
第9章 生き残った女
第10章 犯人の声
エピローグ
さて、ストーリーはと言うと、前半は嵐で閉ざされた別荘地で、とにかく男女が相手をとっかえひっかえ、と言っても男のほうは1人だけど、セックスに明け暮れる。みんなで睡眠薬を飲むという「スリーピング・パーティー」で目覚めたら、そのやり過ぎ男が殺されていた。女たちも、男(ホモ)も、みんな、被害者の男性を肉体的に慕っていたのである。動機は肉体の独占欲とか嫉妬とか?犯人は?と、いう感じ。
そのあと、毒でばたばたと人が殺されていく。
文章が、固有名詞、商品名を必要以上に書いていたり、「マルビ」など、当時の社会風俗をあらわしていて、面白い。でも、これはよく知らなかったな。
「殺人という恐ろしいアクシデントに、誰の意識も、まだ、さばらばなのだ」
上の文章の「さばらば」って、使ったことない。どういう意味なんだろう。
知らなかったと、いえば、これも。
「<ラコステ>のグリーンのシャツに、白のスラックスをはいている。グリーンは、ホモ・セクシュアルの男どもの好む色である」
え、そうだったの?
事件の真相は、2時間ドラマ的な意外な真相が待っていて、安心して読める娯楽小説に仕上がっていた。
『わたしは驢馬に乗って下着をうりにゆきたい』
2011年7月19日 読書
鴨居羊子の『わたしは驢馬に乗って下着をうりにゆきたい』を読んだ。
大阪はアメリカ村の三角公園を見下ろす橋本ビルを拠点に、ファッションとしての下着を果敢に追って、定着させた鴨居羊子の自伝エッセイ。
強気でバリバリやる一面と涙もろい一面、やり手の面と抜けている面、強さと弱さをあわせもった鴨居羊子は、この本で読むかぎりでは、姉御肌で、立身出世譚の主人公たるにふさわしい人物と受け取れる。
最近読んでいる松本孝の「黒い報告書」シリーズで、奇抜な下着ファッションの社会風俗のことに触れた文章を見つけたので、「あ、これ、鴨居羊子のことかも」と思って、読んでみた。
男社会の中で生きる彼女の姿、母親との愛憎こもごもの確執、壁と冒険、これは読んでいて勇気がわいてくる1冊だった。
以下、目次。
1、
夕刊紙のかけ出し記者
抵抗と希望と情熱
おい、本気か?
のら犬たちが呼んでいる
ピンクのガーター・ベルト
TUNIC LABORATORY;COCO
下着屋三日目
シックスティーン・トーンズ
明治生れの母
スキャンティ生れる
オルフェの鏡
2、
サイコロは投げられた
逆転ゲーム
一坪のオフィス
お茶のカンが金庫
「百に七をかけてごらん」
『下着ぶんか論』を書く
珉珉の夜
集金と預金
男が皮のズボンをはくとき
自信と不安のハプニング“下着ショウ”
各駅停車の東海道
時間借りの縫製室と太陽の船付場
3、
野球と下着
地中海と魔女ルーシーの旅
大人のオモチャ
オフィス、電話、制服、鍵、印鑑
ミス・ペテン展
バラのふるさと
一九〇〇年
海の男
エーゲ海の少年
ギリシァ、スペイン・ショウ
フラメンコの練習
母と鼻吉の死
本書の中で、「大人のオモチャ」と題するページが印象的だったので、いくつか抜粋しておこう。
大阪はアメリカ村の三角公園を見下ろす橋本ビルを拠点に、ファッションとしての下着を果敢に追って、定着させた鴨居羊子の自伝エッセイ。
強気でバリバリやる一面と涙もろい一面、やり手の面と抜けている面、強さと弱さをあわせもった鴨居羊子は、この本で読むかぎりでは、姉御肌で、立身出世譚の主人公たるにふさわしい人物と受け取れる。
最近読んでいる松本孝の「黒い報告書」シリーズで、奇抜な下着ファッションの社会風俗のことに触れた文章を見つけたので、「あ、これ、鴨居羊子のことかも」と思って、読んでみた。
男社会の中で生きる彼女の姿、母親との愛憎こもごもの確執、壁と冒険、これは読んでいて勇気がわいてくる1冊だった。
以下、目次。
1、
夕刊紙のかけ出し記者
抵抗と希望と情熱
おい、本気か?
のら犬たちが呼んでいる
ピンクのガーター・ベルト
TUNIC LABORATORY;COCO
下着屋三日目
シックスティーン・トーンズ
明治生れの母
スキャンティ生れる
オルフェの鏡
2、
サイコロは投げられた
逆転ゲーム
一坪のオフィス
お茶のカンが金庫
「百に七をかけてごらん」
『下着ぶんか論』を書く
珉珉の夜
集金と預金
男が皮のズボンをはくとき
自信と不安のハプニング“下着ショウ”
各駅停車の東海道
時間借りの縫製室と太陽の船付場
3、
野球と下着
地中海と魔女ルーシーの旅
大人のオモチャ
オフィス、電話、制服、鍵、印鑑
ミス・ペテン展
バラのふるさと
一九〇〇年
海の男
エーゲ海の少年
ギリシァ、スペイン・ショウ
フラメンコの練習
母と鼻吉の死
本書の中で、「大人のオモチャ」と題するページが印象的だったので、いくつか抜粋しておこう。
私の下着とは、人間の遊び、オモチャの衣服、と考えてもいいのである。
子供はオモチャによって夢をはぐくみ、日常生活を豊かにし、成長し、思考力をのばしてゆく。だから大人にもオモチャが必要なのだと本気で思った。
大人になった人間も、ピタリとじゃれ遊びをやめて実用くさい顔つきになるのが、人生の暦を見るように思えてならない。私は暦的人生にいつも抵抗していた。
三十歳らしい顔、三十歳らしい好み、六十歳らしいおちつき、十九歳らしいハツラツさ。これではあまりにも当たり前すぎる。何々らしいことなどというのは、どう考えてもいいカッコしいの、優等生面したいい子ちゃん風に思えてならない。
“何々らしい人生”と同じく“何々のための人生”も私は否定した。
感情や友情や、勉強もおけいこごとも、すべて“のための人生”に結びつける人の多いのをみると、人間が合理主義という機械の部品になっている感じがしてならない。
ずっと前、女性文学者の描く「男」と、男性文学者の描く「女」と、一体どちらがほんとの女かを考えたことがあった。ある男性文学者が言った。「男は女がわからないということから出発する。わからないから考える。考えて、そして書く」。これに比べると女は、ある感覚で、わかったものとして男を書いてしまう。
今日は雨模様。日本橋UPsで“SHAKE-vol.13”
■OPEN 11:30 ■START 12:00
仲村コニー
1.17才
2.ドッキドキLOVEメール
3.はっぴぃにゅうにゃあ
東京でライブ、COSTAちゃんと遊んで、車で帰ってきたばかり!
福本有紗
1.チャンスの順番
2.MAX!乙女心
3.遠距離ポスター
完全無欠に思えた福本有紗だが、まだソロになっての日が浅く、もしも改良ポイントがあるとしたら、衣装なのかもしれないな、と思った。
しかしながら、歌もダンスもあいかわらず最高のパフォーマンスで、これ、いったいいつどこで練習してるんだろう、と不思議に思うほどだ。
ophilia 20mg
2次元曲を主に歌う彼女だが、そのせいか、どの歌でもだいたいボディアクションというか、振り付けというか、リズムの取り方が一緒なのが、特徴的。
MCでは、母からの緊急連絡は、「カレールウの消費期限が半分切れてる」だったとか。
R.o.y.a.L
1.スターズ
2.チューチュートレイン
3.ビューティフルカラーズ
前田美咲
1.まじですかスカ
2.Kiss me愛してる
3.夢みる15歳
おお~、ハロープロジェクトで集めましたか!
「ぺこりんこ」は徐々に浸透。
うゆねゆう
カフェドールのメイドさんでもある。
メビウスリング、ハローワールドなど。
白石もえ
名古屋から。
まっさらブルージーン、ここにいるぜぇなど。
MCで言うネタをすぐに忘れてしまう、と豪語。
松田純之介
かつての職場の人の結婚式に行ってきて、感慨深かったとか。
松本めぐみ
名古屋から。
1.やる気!It’s easy
2.AKBメドレー(SKEも入ってるけど)4曲分。
ポンバシwktkメイツ
1.忘れじのポンバシSUMMER
2.ダイヤルナンバー3104
3.KWMD
今回の出席は、名あこ、にこ、きょうか、みはる、lily、るか、かのん。
石井翔子
名古屋から。
1.オーバー・ザ・フューチャー
2.イン・ザ・ワンダーランド(アリスをモチーフにしたオリジナル)
3.ポニーテールとシュシュ
スティッカムで放送の番組もあるそうだ。
Mari7
オーバー、ビューティフル・ラブなど。
「ぺこりんこ」をスルーするのがお約束。
城奈菜美
1.GO GO サマー
2.ワールドエンドバタフライ
3.オーバーロード
ジークシロンで会場が回る。
■15:15~
物販TIME
いったん帰宅して、ジャケットを新作の赤のコミカルアニマルアツマルから、仮面ライダーに着替えてから、ファンタピースへ。
ファンタピース・ワンコインライブ
午後4時の回(遅れて4時22分開演)
開演前のアナウンスは、りんか
今回のメンバーはのりたま、すず、なぎさ、あやか、りんか、ソロでりほホン。
1.ハッピーアワー
2.ラビリンス
3.GO GO サマー(りほホン)
4.その未来へ
5.オーバー・ザ・リアリティー
なんと、GOGOサマーが本日2度め。基本、KARAのダンスをコピーしているのだが、城奈菜美バージョン、山口りほバージョンみたいに、それぞれ印象も違い、とても同じ振り付けとは思えないのが面白い。
午後5時の回(これも約20分おしで)
開演前のアナウンスはじゅりりん。
今回のメンバーは、じゅり、りほ、あんこ、もえP、るな、ソロでりんか。
1.甘えてみせて
2.ユア・マイ・スター
3.ガールズ(りんか)
4.ギブ・ミー・ラブ
5.デイ&ナイト
東京でのイベントに向けて、会場ではアンケートをとっている。
出演メンバー、曲、衣装。意外と、メンバー、東京組に選出されたいと考えているらしい。たしかに、番組がらみなので、重要と言えば重要か。
コミュニケーションタイムで、2ショットチェキを3枚。もえP、りほホン、あんこ。撮影のときにもやっぱり個性があらわれるなあ、と感じる。
■OPEN 11:30 ■START 12:00
仲村コニー
1.17才
2.ドッキドキLOVEメール
3.はっぴぃにゅうにゃあ
東京でライブ、COSTAちゃんと遊んで、車で帰ってきたばかり!
福本有紗
1.チャンスの順番
2.MAX!乙女心
3.遠距離ポスター
完全無欠に思えた福本有紗だが、まだソロになっての日が浅く、もしも改良ポイントがあるとしたら、衣装なのかもしれないな、と思った。
しかしながら、歌もダンスもあいかわらず最高のパフォーマンスで、これ、いったいいつどこで練習してるんだろう、と不思議に思うほどだ。
ophilia 20mg
2次元曲を主に歌う彼女だが、そのせいか、どの歌でもだいたいボディアクションというか、振り付けというか、リズムの取り方が一緒なのが、特徴的。
MCでは、母からの緊急連絡は、「カレールウの消費期限が半分切れてる」だったとか。
R.o.y.a.L
1.スターズ
2.チューチュートレイン
3.ビューティフルカラーズ
前田美咲
1.まじですかスカ
2.Kiss me愛してる
3.夢みる15歳
おお~、ハロープロジェクトで集めましたか!
「ぺこりんこ」は徐々に浸透。
うゆねゆう
カフェドールのメイドさんでもある。
メビウスリング、ハローワールドなど。
白石もえ
名古屋から。
まっさらブルージーン、ここにいるぜぇなど。
MCで言うネタをすぐに忘れてしまう、と豪語。
松田純之介
かつての職場の人の結婚式に行ってきて、感慨深かったとか。
松本めぐみ
名古屋から。
1.やる気!It’s easy
2.AKBメドレー(SKEも入ってるけど)4曲分。
ポンバシwktkメイツ
1.忘れじのポンバシSUMMER
2.ダイヤルナンバー3104
3.KWMD
今回の出席は、名あこ、にこ、きょうか、みはる、lily、るか、かのん。
石井翔子
名古屋から。
1.オーバー・ザ・フューチャー
2.イン・ザ・ワンダーランド(アリスをモチーフにしたオリジナル)
3.ポニーテールとシュシュ
スティッカムで放送の番組もあるそうだ。
Mari7
オーバー、ビューティフル・ラブなど。
「ぺこりんこ」をスルーするのがお約束。
城奈菜美
1.GO GO サマー
2.ワールドエンドバタフライ
3.オーバーロード
ジークシロンで会場が回る。
■15:15~
物販TIME
いったん帰宅して、ジャケットを新作の赤のコミカルアニマルアツマルから、仮面ライダーに着替えてから、ファンタピースへ。
ファンタピース・ワンコインライブ
午後4時の回(遅れて4時22分開演)
開演前のアナウンスは、りんか
今回のメンバーはのりたま、すず、なぎさ、あやか、りんか、ソロでりほホン。
1.ハッピーアワー
2.ラビリンス
3.GO GO サマー(りほホン)
4.その未来へ
5.オーバー・ザ・リアリティー
なんと、GOGOサマーが本日2度め。基本、KARAのダンスをコピーしているのだが、城奈菜美バージョン、山口りほバージョンみたいに、それぞれ印象も違い、とても同じ振り付けとは思えないのが面白い。
午後5時の回(これも約20分おしで)
開演前のアナウンスはじゅりりん。
今回のメンバーは、じゅり、りほ、あんこ、もえP、るな、ソロでりんか。
1.甘えてみせて
2.ユア・マイ・スター
3.ガールズ(りんか)
4.ギブ・ミー・ラブ
5.デイ&ナイト
東京でのイベントに向けて、会場ではアンケートをとっている。
出演メンバー、曲、衣装。意外と、メンバー、東京組に選出されたいと考えているらしい。たしかに、番組がらみなので、重要と言えば重要か。
コミュニケーションタイムで、2ショットチェキを3枚。もえP、りほホン、あんこ。撮影のときにもやっぱり個性があらわれるなあ、と感じる。
午後2時からIKEA鶴浜店で、avexキッズパフォーマンスLIVE。
お昼前に到着するように行って、店内を見たり、スウェーデン料理を食べたりした。でも、一番おいしかったのが、スウェーデン料理と関係ないエビフライだったのには、自分の舌の保守性にあきれた。
さて、1階エントランスのステージは、カメラが林立して、人が大勢集まり、人の隙間からの観覧になったため、全身が見えずにちょっと残念だった。
かずみ&せな「マルマルモリモリ」
小さい子供の登場、と、いうことは、ほとんど頭しか見えない状態。
プッチガールズ流「頑張って いつだって 信じてる」
まなか、まお、まゆこ、つばさ。関西弁でのエールの部分が楽しい。
Ripple+(リプレット)「ダンス」
ななみ、かなえ、おとはの3人。
ChouChou(シュシュ)「鼓動の秘密」
りかっち、もかちん、まなつ、ゆうか、もえか、はなのの6人。
Tip-Lip(ティップリップ)「Shine we are」
あゆみ、せれな、かのん、さら、らな、みおの6人。
サリジュア「カレーライス」
さほ、りの、じゅりん、あゆかの4人。
このオリジナル曲もすっかり定着してきた。
W-street(アイドルストリート生)
1.絶対!LoveMagic
2.キラキラ☆ホリデー
さえ、ゆきね、きらり、まりん、むつみ、あみの6人。
アメーバブログで普段から日記を読んでいた子も多くて、親しみも持てたし、ダンスの実力は、そりゃあ、もう、たいしたものだった。
日本橋に戻って、午後5時30分から、ラブコンシアターでファンタピース、佐藤萌美生誕祭。
佐藤萌美(もえP)は、翌日の7月18日に14歳になる女の子で、ファンタピースの中でも、一番の萌えポイントを有する、まあ、最終兵器みたいなアイドル。パフォーマンスの素晴らしさと実力で他を圧倒する山口りほ(りほホン)とは対照的に、天性の萌えパワーだけで全てを打破してしまう魅力を持っている。
開演前のアナウンスはゆうなとじゅりりん。
1.甘えてみせて
2.ユア・マイ・スター
今回の出演は、あゆむ、すず、えりさ、ゆうな、もえP、りんか、あんこ、なっちゃん、かれん、りほホン、じゅりりん、ともか。
3.Don’t Say Lazy(けいおん部:ゆうな、なっちゃん)
4.キューティーハニー(ハニーズ:りほ、あゆむ、すず)
5.ライオン(チーム・フロンティア:りんか、かれん、じゅり)
6.かえして!ニーソックス(あんこ、えりさ、ともか)
7.MAX!乙女心(もえP)
8.Depend on You(じゅり、りほ、なっちゃん、あゆむ、りんか、ゆうな)
もえP生誕祭イベント(ケーキ、クラッカー、寄せ書き)
9.Give me Love
10.Day & Night
以下、アンコール
11.オーバー・ザ・リアリティー
ライブ終了後のコミュニケーションタイムでは、もえPと、りほホンという、僕の中での2トップに2ショットチェキをお願いした。
ささいな貢物は、もえPには、ヤムヤムのドロップ。りほホンにはクッピーラムネグミ。あんこにクッピーラムネ。ゆうなが、あんこにあげたクッピーラムネ見て、それは自分の大好物だ、と主張してた。さすが。
帰宅して、録音しておいたNHK-FMの「現代の音楽」
猿谷紀郎
- 東京シンフォニエッタ 第29回定期演奏会から -(1)
「双極性無秩序 室内アンサンブルのための」
ヤイル・クラータク作曲
(14分30秒)
「ニュー・エピグラムズ 室内オーケストラのための」
ベネット・カザブランカス作曲
(11分20秒)
「うけひ いま」 猿谷紀郎・作曲
(11分45秒)
(演奏)東京シンフォニエッタ
(指揮)板倉康明
~東京文化会館で収録~
<2011/7/1>
お昼前に到着するように行って、店内を見たり、スウェーデン料理を食べたりした。でも、一番おいしかったのが、スウェーデン料理と関係ないエビフライだったのには、自分の舌の保守性にあきれた。
さて、1階エントランスのステージは、カメラが林立して、人が大勢集まり、人の隙間からの観覧になったため、全身が見えずにちょっと残念だった。
かずみ&せな「マルマルモリモリ」
小さい子供の登場、と、いうことは、ほとんど頭しか見えない状態。
プッチガールズ流「頑張って いつだって 信じてる」
まなか、まお、まゆこ、つばさ。関西弁でのエールの部分が楽しい。
Ripple+(リプレット)「ダンス」
ななみ、かなえ、おとはの3人。
ChouChou(シュシュ)「鼓動の秘密」
りかっち、もかちん、まなつ、ゆうか、もえか、はなのの6人。
Tip-Lip(ティップリップ)「Shine we are」
あゆみ、せれな、かのん、さら、らな、みおの6人。
サリジュア「カレーライス」
さほ、りの、じゅりん、あゆかの4人。
このオリジナル曲もすっかり定着してきた。
W-street(アイドルストリート生)
1.絶対!LoveMagic
2.キラキラ☆ホリデー
さえ、ゆきね、きらり、まりん、むつみ、あみの6人。
アメーバブログで普段から日記を読んでいた子も多くて、親しみも持てたし、ダンスの実力は、そりゃあ、もう、たいしたものだった。
日本橋に戻って、午後5時30分から、ラブコンシアターでファンタピース、佐藤萌美生誕祭。
佐藤萌美(もえP)は、翌日の7月18日に14歳になる女の子で、ファンタピースの中でも、一番の萌えポイントを有する、まあ、最終兵器みたいなアイドル。パフォーマンスの素晴らしさと実力で他を圧倒する山口りほ(りほホン)とは対照的に、天性の萌えパワーだけで全てを打破してしまう魅力を持っている。
開演前のアナウンスはゆうなとじゅりりん。
1.甘えてみせて
2.ユア・マイ・スター
今回の出演は、あゆむ、すず、えりさ、ゆうな、もえP、りんか、あんこ、なっちゃん、かれん、りほホン、じゅりりん、ともか。
3.Don’t Say Lazy(けいおん部:ゆうな、なっちゃん)
4.キューティーハニー(ハニーズ:りほ、あゆむ、すず)
5.ライオン(チーム・フロンティア:りんか、かれん、じゅり)
6.かえして!ニーソックス(あんこ、えりさ、ともか)
7.MAX!乙女心(もえP)
8.Depend on You(じゅり、りほ、なっちゃん、あゆむ、りんか、ゆうな)
もえP生誕祭イベント(ケーキ、クラッカー、寄せ書き)
9.Give me Love
10.Day & Night
以下、アンコール
11.オーバー・ザ・リアリティー
ライブ終了後のコミュニケーションタイムでは、もえPと、りほホンという、僕の中での2トップに2ショットチェキをお願いした。
ささいな貢物は、もえPには、ヤムヤムのドロップ。りほホンにはクッピーラムネグミ。あんこにクッピーラムネ。ゆうなが、あんこにあげたクッピーラムネ見て、それは自分の大好物だ、と主張してた。さすが。
帰宅して、録音しておいたNHK-FMの「現代の音楽」
猿谷紀郎
- 東京シンフォニエッタ 第29回定期演奏会から -(1)
「双極性無秩序 室内アンサンブルのための」
ヤイル・クラータク作曲
(14分30秒)
「ニュー・エピグラムズ 室内オーケストラのための」
ベネット・カザブランカス作曲
(11分20秒)
「うけひ いま」 猿谷紀郎・作曲
(11分45秒)
(演奏)東京シンフォニエッタ
(指揮)板倉康明
~東京文化会館で収録~
<2011/7/1>
ユメモグ#13@日本橋UPs~大井浩明ピアノ・リサイタル@山村サロン
2011年7月16日 現代音楽 コメント (1)今日は昼過ぎから「ユメモグ#13」
心斎橋クラブパッションから急遽、会場が日本橋UPsに変更になっての開催。心斎橋、アメリカ村あたりのクラブは、今や風営法摘発の鉱脈みたいになっており、警察のポイント稼ぎの波をかぶったのかもしれない。スーパーマリオが土管にもぐって、金貨を集めるみたいな感覚か。
12:15 Ophilia 20mg
開演時間を12時半からだと思っていたとか。3曲。
12:30 仲村コニー
1.ビタミンLOVE
2.恋愛サーキュレーション
3.野菜シスターズ
コニーちゃん、今日はパジャマでの登場。おしりについた羽根が可愛い。
12:45 吉原百映
1.大声ダイヤモンド
2.草原の奇跡
3.ハート型ウィルス
ミニーマウスの格好で登場。これがもう、はまり過ぎていて、可愛い過ぎる。
13:00 太田里奈
3曲。歌詞とびとび。
13:15 福本有紗
1.君と虹と太陽と
2.MAX乙女心
3.本気ボンバー
どうだ、この選曲の目配りは!パフォーマンスは百点満点。やはり今回の白眉になった。
13:30 前田美咲
1.まじですかスカ!
2.フラワー
3.レディ・ゴー
すっかり主力選手級のたたずまいを見せてきた。
13:45 原瀬今日香
自作の白雪姫衣装!
で、メルヘンな世界が展開するかと思いきや、曲はGO!GIRLとか地下アイドルなんて呼ばせない、とか。
でも、MC聞くと、脳内メルヘンな感じもしてきた!(ほめている)
14:00 松田純之介
3曲。ステージ運びはこなれたもので、MCを噛むのもお約束のうち!
14:15 COSTA
オール・マイ・トゥルー・ラブ、ナスティー・ラブなど。
14:30 ザ☆ミルク
1.ふうせん
2.8人リレー
3.ラブ&チョキ
4.ナンバー1
最近、ゅりこのハッチャケぶりが面白い。ももいろクローバーZで言えば、ももかの「荒ぶり」みたいな感じ。以前から、こんな風だった、と言えばそうなのかもしれないけど。
14:50 R.o.y.a.L
レインボウ、ビューティフル・カラーズなど。
生まれてはじめてエイヒレ食べたとか。酒飲み街道まっしぐら。
15:10 Csli
1.ビンゴ
2.ディア・マイ・ティーチャー
3.言い訳メイビー
4.ルージュ(オリジナル)
なんと、いつのまにやら中堅の実力派ではないか!
15:30 Mari7
ドラマ、オーバー、インスピレーションなど。
1曲め、タオル回してたように記憶してるが、曲を忘れた!
15:50 物販開始
ポートレート(大中小のうち、2枚セットで千円)を買ったりした。
今日は、次の予定があったので、このイベントの第2部はパスした。
いったん自宅でおとなしめの格好に着替えて、芦屋へ。
午後6時から、芦屋の山村サロンで、大井浩明ピアノ・リサイタル2011。
カールハインツ・シュトックハウゼンの「連作・音~一日の24時間より、第3時間目」ピアノ独奏のための<自然の持続時間>(2005/06)全24曲。
日本初演になる。
プログラムノートによると、こう書いてある。
この曲集では、ピアノ(あるいは補助楽器)を鳴らした際の、音域・強度・ペダリング・音高の組み合わせやバランスによってほぼ決定付けられる自然な減衰時間、ならびに諸音型に修辞学的に対応した不規則な間合い、奏者の呼吸の長さ、それに聴衆と楽器との距離などを勘案しつつ、イヴェントが進んでいく。
24曲のうち、第5、第6、第7曲は、シュトックハウゼンが来日した2005年7月3日、4日に京都で作曲された。
ピアノだけでなく、第9曲では「Ora Terza(第3時間目)」、第15曲では「Aufstieg(上昇)」と発声もされる。第22曲では仏具のリンを鳴らして、その音の余韻が消える時間を逆算して演奏が行われる。
途中で休憩もはさまれたが、2時間以上に及ぶ演奏で、せっかくの日本初演だから、しっかりと聞いていようと思っていたのだが。なぜか、スクリーンに「FIN(終わり)」と映し出されている映像が頭に焼きついているところを見ると、ぼんやりしていたようだ。(当然、会場にスクリーンもなく、僕の脳内だけの映像だった。って、夢を見てた、ってこと?)
心斎橋クラブパッションから急遽、会場が日本橋UPsに変更になっての開催。心斎橋、アメリカ村あたりのクラブは、今や風営法摘発の鉱脈みたいになっており、警察のポイント稼ぎの波をかぶったのかもしれない。スーパーマリオが土管にもぐって、金貨を集めるみたいな感覚か。
12:15 Ophilia 20mg
開演時間を12時半からだと思っていたとか。3曲。
12:30 仲村コニー
1.ビタミンLOVE
2.恋愛サーキュレーション
3.野菜シスターズ
コニーちゃん、今日はパジャマでの登場。おしりについた羽根が可愛い。
12:45 吉原百映
1.大声ダイヤモンド
2.草原の奇跡
3.ハート型ウィルス
ミニーマウスの格好で登場。これがもう、はまり過ぎていて、可愛い過ぎる。
13:00 太田里奈
3曲。歌詞とびとび。
13:15 福本有紗
1.君と虹と太陽と
2.MAX乙女心
3.本気ボンバー
どうだ、この選曲の目配りは!パフォーマンスは百点満点。やはり今回の白眉になった。
13:30 前田美咲
1.まじですかスカ!
2.フラワー
3.レディ・ゴー
すっかり主力選手級のたたずまいを見せてきた。
13:45 原瀬今日香
自作の白雪姫衣装!
で、メルヘンな世界が展開するかと思いきや、曲はGO!GIRLとか地下アイドルなんて呼ばせない、とか。
でも、MC聞くと、脳内メルヘンな感じもしてきた!(ほめている)
14:00 松田純之介
3曲。ステージ運びはこなれたもので、MCを噛むのもお約束のうち!
14:15 COSTA
オール・マイ・トゥルー・ラブ、ナスティー・ラブなど。
14:30 ザ☆ミルク
1.ふうせん
2.8人リレー
3.ラブ&チョキ
4.ナンバー1
最近、ゅりこのハッチャケぶりが面白い。ももいろクローバーZで言えば、ももかの「荒ぶり」みたいな感じ。以前から、こんな風だった、と言えばそうなのかもしれないけど。
14:50 R.o.y.a.L
レインボウ、ビューティフル・カラーズなど。
生まれてはじめてエイヒレ食べたとか。酒飲み街道まっしぐら。
15:10 Csli
1.ビンゴ
2.ディア・マイ・ティーチャー
3.言い訳メイビー
4.ルージュ(オリジナル)
なんと、いつのまにやら中堅の実力派ではないか!
15:30 Mari7
ドラマ、オーバー、インスピレーションなど。
1曲め、タオル回してたように記憶してるが、曲を忘れた!
15:50 物販開始
ポートレート(大中小のうち、2枚セットで千円)を買ったりした。
今日は、次の予定があったので、このイベントの第2部はパスした。
いったん自宅でおとなしめの格好に着替えて、芦屋へ。
午後6時から、芦屋の山村サロンで、大井浩明ピアノ・リサイタル2011。
カールハインツ・シュトックハウゼンの「連作・音~一日の24時間より、第3時間目」ピアノ独奏のための<自然の持続時間>(2005/06)全24曲。
日本初演になる。
プログラムノートによると、こう書いてある。
この曲集では、ピアノ(あるいは補助楽器)を鳴らした際の、音域・強度・ペダリング・音高の組み合わせやバランスによってほぼ決定付けられる自然な減衰時間、ならびに諸音型に修辞学的に対応した不規則な間合い、奏者の呼吸の長さ、それに聴衆と楽器との距離などを勘案しつつ、イヴェントが進んでいく。
24曲のうち、第5、第6、第7曲は、シュトックハウゼンが来日した2005年7月3日、4日に京都で作曲された。
ピアノだけでなく、第9曲では「Ora Terza(第3時間目)」、第15曲では「Aufstieg(上昇)」と発声もされる。第22曲では仏具のリンを鳴らして、その音の余韻が消える時間を逆算して演奏が行われる。
途中で休憩もはさまれたが、2時間以上に及ぶ演奏で、せっかくの日本初演だから、しっかりと聞いていようと思っていたのだが。なぜか、スクリーンに「FIN(終わり)」と映し出されている映像が頭に焼きついているところを見ると、ぼんやりしていたようだ。(当然、会場にスクリーンもなく、僕の脳内だけの映像だった。って、夢を見てた、ってこと?)
ニューウェーブ・パラダイスvol.3
2011年7月15日 ライブ今日は仕事終わりで、健康診断に。
せっせとダイエットするつもりが、「つもり」のままで迎えた当日であった。
でも、いつもひっかかってはかりなおす血圧が、今日は基準値内だった。
僕はいわゆる、白衣性高血圧ってやつで、まあ、自分でも知らなかったけど、緊張しいなのである。
仕事明けなので、視力はかなりだめだったかな。もうほとんど疲労と睡眠不足と空腹で目がかすんでいたのだ。
さて、ここ1週間ほど重点的に映画ばかり見て準備していたのが、「ニューウェーブ・パラダイスvol.3」
下記のようなタイムテーブルで行われた。
会場は、なんば紅鶴。
18:30~19:00 DJmameTEPPOU(OPDJ)
19:00~19:30 渡辺信也(DJ)
19:30~20:30 映画コーナー「ROCKERS完全版」
20:30~21:00 ジャン=ポール テクニカラー(DJ)
21:00~21:30 保山ひャン(CJ)
21:30~22:00 吉野番長(DJ)
22:00~22:15 エンディング
僕の「CJ」は、シネマジョッキーでした。
ニューウェーブ・パラダイスの「ニューウェーブ」がフランス語では「ヌーヴェルヴァーグ」なので、ヌーヴェルヴァーグを中心に。
面白かったので、テーマを変えて、またやってみたい。
今回の内容のネタバレは、昨日の日記にほとんど出ています。(出てないのもある)
せっせとダイエットするつもりが、「つもり」のままで迎えた当日であった。
でも、いつもひっかかってはかりなおす血圧が、今日は基準値内だった。
僕はいわゆる、白衣性高血圧ってやつで、まあ、自分でも知らなかったけど、緊張しいなのである。
仕事明けなので、視力はかなりだめだったかな。もうほとんど疲労と睡眠不足と空腹で目がかすんでいたのだ。
さて、ここ1週間ほど重点的に映画ばかり見て準備していたのが、「ニューウェーブ・パラダイスvol.3」
下記のようなタイムテーブルで行われた。
会場は、なんば紅鶴。
18:30~19:00 DJmameTEPPOU(OPDJ)
19:00~19:30 渡辺信也(DJ)
19:30~20:30 映画コーナー「ROCKERS完全版」
20:30~21:00 ジャン=ポール テクニカラー(DJ)
21:00~21:30 保山ひャン(CJ)
21:30~22:00 吉野番長(DJ)
22:00~22:15 エンディング
僕の「CJ」は、シネマジョッキーでした。
ニューウェーブ・パラダイスの「ニューウェーブ」がフランス語では「ヌーヴェルヴァーグ」なので、ヌーヴェルヴァーグを中心に。
面白かったので、テーマを変えて、またやってみたい。
今回の内容のネタバレは、昨日の日記にほとんど出ています。(出てないのもある)
ヌーヴェルヴァーグのインタビューを中心としたドキュメンタリー「ヌーヴェルヴァーグ」。1995年。
10人の監督(クロード・シャブロル、ジャック・ドゥミ、ジャン・ルーシュ、アニエス・ヴァルダ、ジョルジュ・フランジュ、ジャック・ロジエ、フランソワ・トリュフォー、ジャック・リヴェット、ジャン=ダニエル・ポレ、ジャン=リュック・ゴダール)とシネマテーク・フランセーズ創立者アンリ・ラングロワへのインタビューは1964年に収録。ヌーヴェルヴァーグの誕生、成功、そして失敗について当事者自らが語っている。フランジュの「獣の血」とか見たいなあ。
アラン・レネ監督の「ミュリエル」1963年。
家財道具を売りながら暮らす母子家庭。手紙を書いて来てもらった昔の恋人は、若い女連れだった。(このカップルも幸せではない)。アルジェリア独立戦争帰りの息子は、戦地でなぶり殺したミュリエルを心の傷として忘れることができない。
音楽が現代音楽のハンス・ヴェルナー・ヘンツェ。
ルイ・マル監督の「地下鉄のザジ」1960年。
レーモン・クノー原作の小説をもとに、ドタバタ喜劇でやりたい放題。
昔見たときは、原作のほうが面白いな、と感じていて、それは今でもほぼ変わらないけど、はっきり言って、これ、ぜんぜん別物と考えた方がいいほど、違うものだな。
アニエス・ヴァルダ監督の「5時から7時までのクレオ」1961年
冒頭からタロット、手相で、その後も迷信、おなじない、吉凶のオンパレード。
死の影に囚われた女性が、不吉な影におびえながら、結局は現代医学に身をゆだねざるをえない結末に。
クロード・シャブロル監督の「いとこ同志」1958年
女たらしで要領のいいカリスマと、不器用なガリ勉くんのいとこ同志。
結局、不器用なほうは、とことん不器用なままで、いとこに嫉妬しながら、自ら墓穴を掘ってしまう。どっちも、やり過ぎ。
ジャン=リュック・ゴダール監督の「はなればなれに」1964年
アンナ・カリーナのダンス、見た当時は印象に強く残っていて、かっこいい、と思っていたが、久々にダンスシーンだけを見たら、どんくさかった。おや、と思って映画を見直したら、アンナ・カリーナ、どんくさい役柄だった。どんくさい女が踊るどんくさいダンスとしては、めちゃくちゃかっこいいので、映画の一部分を切り取って見ても、だめなんだな、と思い知った。僕的には、ダンスシーンのあとの、クロード・ブラッスールのシリー・ウォークがツボなのである。
大島渚監督の「新宿泥棒日記」1969年
横尾忠則の演技!横山リエ!状況劇場!田辺茂一!高橋鉄!
フランスのヌーヴェルヴァーグよりも後で作られているのに、こっちのほうを古く感じるのが面白い。
10人の監督(クロード・シャブロル、ジャック・ドゥミ、ジャン・ルーシュ、アニエス・ヴァルダ、ジョルジュ・フランジュ、ジャック・ロジエ、フランソワ・トリュフォー、ジャック・リヴェット、ジャン=ダニエル・ポレ、ジャン=リュック・ゴダール)とシネマテーク・フランセーズ創立者アンリ・ラングロワへのインタビューは1964年に収録。ヌーヴェルヴァーグの誕生、成功、そして失敗について当事者自らが語っている。フランジュの「獣の血」とか見たいなあ。
アラン・レネ監督の「ミュリエル」1963年。
家財道具を売りながら暮らす母子家庭。手紙を書いて来てもらった昔の恋人は、若い女連れだった。(このカップルも幸せではない)。アルジェリア独立戦争帰りの息子は、戦地でなぶり殺したミュリエルを心の傷として忘れることができない。
音楽が現代音楽のハンス・ヴェルナー・ヘンツェ。
ルイ・マル監督の「地下鉄のザジ」1960年。
レーモン・クノー原作の小説をもとに、ドタバタ喜劇でやりたい放題。
昔見たときは、原作のほうが面白いな、と感じていて、それは今でもほぼ変わらないけど、はっきり言って、これ、ぜんぜん別物と考えた方がいいほど、違うものだな。
アニエス・ヴァルダ監督の「5時から7時までのクレオ」1961年
冒頭からタロット、手相で、その後も迷信、おなじない、吉凶のオンパレード。
死の影に囚われた女性が、不吉な影におびえながら、結局は現代医学に身をゆだねざるをえない結末に。
クロード・シャブロル監督の「いとこ同志」1958年
女たらしで要領のいいカリスマと、不器用なガリ勉くんのいとこ同志。
結局、不器用なほうは、とことん不器用なままで、いとこに嫉妬しながら、自ら墓穴を掘ってしまう。どっちも、やり過ぎ。
ジャン=リュック・ゴダール監督の「はなればなれに」1964年
アンナ・カリーナのダンス、見た当時は印象に強く残っていて、かっこいい、と思っていたが、久々にダンスシーンだけを見たら、どんくさかった。おや、と思って映画を見直したら、アンナ・カリーナ、どんくさい役柄だった。どんくさい女が踊るどんくさいダンスとしては、めちゃくちゃかっこいいので、映画の一部分を切り取って見ても、だめなんだな、と思い知った。僕的には、ダンスシーンのあとの、クロード・ブラッスールのシリー・ウォークがツボなのである。
大島渚監督の「新宿泥棒日記」1969年
横尾忠則の演技!横山リエ!状況劇場!田辺茂一!高橋鉄!
フランスのヌーヴェルヴァーグよりも後で作られているのに、こっちのほうを古く感じるのが面白い。
水の話~プチバザール~、男性・女性、彼女について私が知っている二、三の事柄
2011年7月14日 映画
5本の短編を集めた「水の話 プチ・シネマ・バザール」。
「水の話」フランソワ・トリュフォー、ジャン=リュック・ゴダール(フランス)
「詩人ヨーゼフ・アッティラの少年期」コーシャ・フェレンツ(ハンガリー)
「ストライプ」コンスタンチノス・カパカス(ギリシャ)
「闇・光・闇」ヤン・シュワンクマイエル(チェコ)
「奇妙な隣人」マーク・ハーマン(イギリス)
とくに統一感のない5本の短編映画集。ストライプとか、サイレント時代の喜劇へのオマージュだし、シュワンクマイエルは自分の身体を作り上げるクレイアニメだし、水の話はトリュフォーが撮影した洪水の記録映像をゴダールが作品に仕立て上げた作品だし、奇妙な隣人は迷惑な隣人の行動がいざなくなると物足りなくなるブラックユーモアだし、詩人ヨーゼフ・アッティラの少年期は泥棒、自殺未遂と不良のかぎりを尽くすが叱らずに笑顔を見せている母親を描いている。バラエティーに富んでいて、楽しかった。
ジャン=リュック・ゴダール監督の「男性・女性」1966年
「15の明白な事実」と題されているが、具体的に15数えてないので、よくわからない。この時期のフランス映画見ていると、ほんと、喫煙率高い。この作品では、ジャン=ピエール・レオーがぽいっとタバコを口に投げてぱくっとくわえるのを何度もしていた。
ジャン=リュック・ゴダール監督の「彼女について私が知っている二、三の事柄」1966年。
マリナ・ヴラディ主演。主婦売春を描いている。タイトルの「彼女」は主演のマリナ・ヴラディであり、演じているジュリエットデアリ、また、パリ首都圏のことでもある。
「水の話」フランソワ・トリュフォー、ジャン=リュック・ゴダール(フランス)
「詩人ヨーゼフ・アッティラの少年期」コーシャ・フェレンツ(ハンガリー)
「ストライプ」コンスタンチノス・カパカス(ギリシャ)
「闇・光・闇」ヤン・シュワンクマイエル(チェコ)
「奇妙な隣人」マーク・ハーマン(イギリス)
とくに統一感のない5本の短編映画集。ストライプとか、サイレント時代の喜劇へのオマージュだし、シュワンクマイエルは自分の身体を作り上げるクレイアニメだし、水の話はトリュフォーが撮影した洪水の記録映像をゴダールが作品に仕立て上げた作品だし、奇妙な隣人は迷惑な隣人の行動がいざなくなると物足りなくなるブラックユーモアだし、詩人ヨーゼフ・アッティラの少年期は泥棒、自殺未遂と不良のかぎりを尽くすが叱らずに笑顔を見せている母親を描いている。バラエティーに富んでいて、楽しかった。
ジャン=リュック・ゴダール監督の「男性・女性」1966年
「15の明白な事実」と題されているが、具体的に15数えてないので、よくわからない。この時期のフランス映画見ていると、ほんと、喫煙率高い。この作品では、ジャン=ピエール・レオーがぽいっとタバコを口に投げてぱくっとくわえるのを何度もしていた。
ジャン=リュック・ゴダール監督の「彼女について私が知っている二、三の事柄」1966年。
マリナ・ヴラディ主演。主婦売春を描いている。タイトルの「彼女」は主演のマリナ・ヴラディであり、演じているジュリエットデアリ、また、パリ首都圏のことでもある。
気のいい女たち、ベトナムから遠く離れて、ロゴパグ
2011年7月14日 映画
クロード・シャブロル監督の「気のいい女たち」1960年。
うっとうしいナンパ2人組のプールのシーン見てたら、おなかをひっこめることが決して男の良さをひきたてていないことに気づく。
クリス・マルケルの呼びかけにより作られたベトナム反戦映画「ベトナムから遠く離れて」1967年。
監督は、ジャン=リュック・ゴダール、クロード・ルルーシュ、アニエス・ヴァルダ、アラン・レネ、ヨリス・イヴェンス、ウィリアム・クライン、ミシェル・レイ、クリス・マルケル。
リンドンジョンソンを歌った歌とか。
「ロゴパグ」1963年
ロゴパグとは、サリジュアみたいに、4人の監督の頭文字をとってタイトルにしたオムニバス作品。
ロベルト・ロッセリーニ「潔白」
ジャン=リュック・ゴダール「新世界」
パオロ・パゾリーニ「意志薄弱な男」
ウーゴ・グレゴレッティ「放し飼いの鶏」
「潔白」は、スチュワーデスに惚れてしつこくつきまとう男の話。手を焼いたスチュワーデス(最近はキャビン・アテンダントと言う、味もそっけもない言い方になるけど)は、ビッチを演じて、男を遠ざけるのに成功する。
「新世界」は、原子力の後の世界の終わりを描いている。何も変わらずに、世界は終わるのである。
「意志薄弱な男」は、キリストの十字架降下を撮影する映画の話で、キリストの隣で磔にされた男が、空腹にたえきれず、満腹で撮影にのぞみ、死んでしまう。
「放し飼いの鶏」は、コマーシャルに踊らされて、次々と新製品への欲望に翻弄される家庭を描いている。薄型テレビを宣伝するトッポジージョも出演している。
うっとうしいナンパ2人組のプールのシーン見てたら、おなかをひっこめることが決して男の良さをひきたてていないことに気づく。
クリス・マルケルの呼びかけにより作られたベトナム反戦映画「ベトナムから遠く離れて」1967年。
監督は、ジャン=リュック・ゴダール、クロード・ルルーシュ、アニエス・ヴァルダ、アラン・レネ、ヨリス・イヴェンス、ウィリアム・クライン、ミシェル・レイ、クリス・マルケル。
リンドンジョンソンを歌った歌とか。
「ロゴパグ」1963年
ロゴパグとは、サリジュアみたいに、4人の監督の頭文字をとってタイトルにしたオムニバス作品。
ロベルト・ロッセリーニ「潔白」
ジャン=リュック・ゴダール「新世界」
パオロ・パゾリーニ「意志薄弱な男」
ウーゴ・グレゴレッティ「放し飼いの鶏」
「潔白」は、スチュワーデスに惚れてしつこくつきまとう男の話。手を焼いたスチュワーデス(最近はキャビン・アテンダントと言う、味もそっけもない言い方になるけど)は、ビッチを演じて、男を遠ざけるのに成功する。
「新世界」は、原子力の後の世界の終わりを描いている。何も変わらずに、世界は終わるのである。
「意志薄弱な男」は、キリストの十字架降下を撮影する映画の話で、キリストの隣で磔にされた男が、空腹にたえきれず、満腹で撮影にのぞみ、死んでしまう。
「放し飼いの鶏」は、コマーシャルに踊らされて、次々と新製品への欲望に翻弄される家庭を描いている。薄型テレビを宣伝するトッポジージョも出演している。
勝手にしやがれ、ジーン・セバーグの日記、パリところどころ
2011年7月14日 映画
15日の「ニューウェーブ・パラダイス」のために、ヌーヴェルヴァーグの映画を見まくって、用意してきたが、それを一気に紹介。部分的にかじって見たんじゃなくて、一応、ちゃんと全部見た。と、いうのは、1回、作品によっては2回以上見た映画でも、記憶がさだかでなくて、どれもこれも楽しく見れたのだった。健忘症、バンザイ!
ジャン=リュック・ゴダール監督の「勝手にしやがれ」1960年。
作家パルヴュレスコ(ジャン=ピエール・メルヴィル)にパトリシア(ジーン・セバーグ)が「人生最大の野心は何ですか」とインタビューする。それに対する答えは、僕の見た寺尾次郎字幕(山田宏一監修)では「不老不死になって、死ぬこと」ってなっていた。「ジーン・セバーグの日記」(神代知子字幕)では「不老不死」の部分が「不滅」と訳されていて、同じ「Immortalité」でも雰囲気かわるもんだな、と思った。
あと、ゴダールの作品は、Tシャツに注目しているのだが、この作品でジーン・セバーグが着用していたニューヨーク・ヘラルド・トリビューンのTシャツはかなりほしい。
マーク・ラパポート監督の「ジーン・セバーグの日記」。1995年。ジーン・セバーグのデビューから死までをドキュメンタリータッチで綴る。メアリー・ベス・ハートがジーン・セバーグを演じて語るスタイルが再現映像っぽくて面白い。
オットー・プレミンジャーのジャンヌ・ダルク映画で本当に炎に包まれてしまうジーン・セバーグ。彼女がその都度、いかに苦悩しながら女優を続けていたかが語られる。
ヌーヴェルヴァーグの監督6人によるオムニバス「パリところどころ」1965年。
第一話「サン=ドニ街」 監督:ジャン=ダニエル・ポレ
第二話「北駅」 監督:ジャン・ルーシュ
第三話「サン=ジェルマン=デ=プレ」 監督:ジャン・ドゥーシェ
第四話「エトワール広場」 監督:エリック・ロメール
第五話「モンパルナスとルヴァロワ」 監督:ジャン=リュック・ゴダール、撮影:アルバート・メイスルズ 出演:ジョアナ・シムカス
第六話「ラ・ミュエット」 監督:クロード・シャブロル 出演:ステファーヌ・オドラン
ジャン=リュック・ゴダール監督の「勝手にしやがれ」1960年。
作家パルヴュレスコ(ジャン=ピエール・メルヴィル)にパトリシア(ジーン・セバーグ)が「人生最大の野心は何ですか」とインタビューする。それに対する答えは、僕の見た寺尾次郎字幕(山田宏一監修)では「不老不死になって、死ぬこと」ってなっていた。「ジーン・セバーグの日記」(神代知子字幕)では「不老不死」の部分が「不滅」と訳されていて、同じ「Immortalité」でも雰囲気かわるもんだな、と思った。
あと、ゴダールの作品は、Tシャツに注目しているのだが、この作品でジーン・セバーグが着用していたニューヨーク・ヘラルド・トリビューンのTシャツはかなりほしい。
マーク・ラパポート監督の「ジーン・セバーグの日記」。1995年。ジーン・セバーグのデビューから死までをドキュメンタリータッチで綴る。メアリー・ベス・ハートがジーン・セバーグを演じて語るスタイルが再現映像っぽくて面白い。
オットー・プレミンジャーのジャンヌ・ダルク映画で本当に炎に包まれてしまうジーン・セバーグ。彼女がその都度、いかに苦悩しながら女優を続けていたかが語られる。
ヌーヴェルヴァーグの監督6人によるオムニバス「パリところどころ」1965年。
第一話「サン=ドニ街」 監督:ジャン=ダニエル・ポレ
第二話「北駅」 監督:ジャン・ルーシュ
第三話「サン=ジェルマン=デ=プレ」 監督:ジャン・ドゥーシェ
第四話「エトワール広場」 監督:エリック・ロメール
第五話「モンパルナスとルヴァロワ」 監督:ジャン=リュック・ゴダール、撮影:アルバート・メイスルズ 出演:ジョアナ・シムカス
第六話「ラ・ミュエット」 監督:クロード・シャブロル 出演:ステファーヌ・オドラン
『谷崎潤一郎 犯罪小説集』
2011年7月13日 読書
谷崎潤一郎の『谷崎潤一郎 犯罪小説集』を読んだ。
「柳湯の事件」
銭湯の湯船に沈んでいる死体、というイメージは強烈!何か踏んだな、と思ったら、それが実は、という話で、「モシャクシャ」「ヌラヌラ」という描写がなまなましい。
「途上」
昨日も読んだ、プロバビリティーの犯罪の話。どちらも漢字などの表記が現代人に読みやすいようにしてあるが、こっちのほうがさらに現代風になおされている。
「私」
ポーの某作品に想を得たのか、クリスティーの某作品の先駆にもなっているトリックが使われているが、タイトルで半分真相を明かしているのが、面白い。
「白昼鬼語」
暗号を解いて、犯罪窃視。ポーの「黄金虫」の暗号を使っているが、その内容は、
仏陀の死する夜、
デイアナの死する時、
ネプチューンの北に一片の鱗あり、
彼処においてそれは我れ我れの手によって行われざるべからず
で、これを解読するだけでもたいしたものだ。僕など、高校のときの年賀状で、大関くんが書いてよこした暗号もまだ解けていないというのに!
「柳湯の事件」
銭湯の湯船に沈んでいる死体、というイメージは強烈!何か踏んだな、と思ったら、それが実は、という話で、「モシャクシャ」「ヌラヌラ」という描写がなまなましい。
「途上」
昨日も読んだ、プロバビリティーの犯罪の話。どちらも漢字などの表記が現代人に読みやすいようにしてあるが、こっちのほうがさらに現代風になおされている。
「私」
ポーの某作品に想を得たのか、クリスティーの某作品の先駆にもなっているトリックが使われているが、タイトルで半分真相を明かしているのが、面白い。
「白昼鬼語」
暗号を解いて、犯罪窃視。ポーの「黄金虫」の暗号を使っているが、その内容は、
仏陀の死する夜、
デイアナの死する時、
ネプチューンの北に一片の鱗あり、
彼処においてそれは我れ我れの手によって行われざるべからず
で、これを解読するだけでもたいしたものだ。僕など、高校のときの年賀状で、大関くんが書いてよこした暗号もまだ解けていないというのに!
『谷崎潤一郎 大正期短編集 金色の死』
2011年7月12日 読書
谷崎潤一郎の『大正期短編集 金色の死』を読んだ。
「金色の死」
パノラマ島にインスピレーションをもたらしたという、人工庭園世界。
「人面疽」
映画の話。ここでも、なぜか「黄金仮面」とか想起してしまった。
「小さな王国」
教室国家。ウェーブみたいな世界が展開されるが、展開はきりきりと胸を刺す。
「母を恋うる記」
新内語りの三味線が「天ぷら喰いたい」と聞こえる。ここで「白昼夢」を連想したのは、まさに病膏肓か。
「富美子の足」
犬のようにまとわりつく足フェチの話で、名前が「ふみこ」というのは、わかりやすい冗談で愉快!
「途上」
プロバビリティーの犯罪として、小学生のときから中島河太郎の本で慣れ親しんだ作品。いろんな作品のモトになっていると思う。
「青い花」
洋服を第二の皮膚だとする見解は新鮮で、大いに感銘を受けた。
ぼけて妄想に耽ってしまう年寄りの頭の中身は、既に僕の脳内とたいして変わらない。
「金色の死」
パノラマ島にインスピレーションをもたらしたという、人工庭園世界。
「人面疽」
映画の話。ここでも、なぜか「黄金仮面」とか想起してしまった。
「小さな王国」
教室国家。ウェーブみたいな世界が展開されるが、展開はきりきりと胸を刺す。
「母を恋うる記」
新内語りの三味線が「天ぷら喰いたい」と聞こえる。ここで「白昼夢」を連想したのは、まさに病膏肓か。
「富美子の足」
犬のようにまとわりつく足フェチの話で、名前が「ふみこ」というのは、わかりやすい冗談で愉快!
「途上」
プロバビリティーの犯罪として、小学生のときから中島河太郎の本で慣れ親しんだ作品。いろんな作品のモトになっていると思う。
「青い花」
洋服を第二の皮膚だとする見解は新鮮で、大いに感銘を受けた。
ぼけて妄想に耽ってしまう年寄りの頭の中身は、既に僕の脳内とたいして変わらない。
『フランソワ・トリュフォーの映画誌』
2011年7月11日 読書
山田宏一の『フランソワ・トリュフォーの映画誌』を読んだ。
以下、目次。
序論
第1章 エッフェル塔
第2章 813
第3章 リュミエール
第4章 「カイエ・デュ・シネマ」とヌーヴェル・ヴァーグの仲間たち
第5章 ロベルト・ロッセリーニとネオレアリズモ
第6章 ジャン・コクトー
第7章 ジャン・ヴィゴ
第8章 オーソン・ウェルズ
第9章 極楽コンビ(ローレル/ハーディ)とドタバタ喜劇
第10章 マックス・オフュルス
第11章 ニコラス・レイ
第12章 チャップリン
第13章 ハワード・ホークス
第14章 ヒッチコック
第15章 フリッツ・ラングとルイス・ブニュエル
第16章 ジャック・タチ
第17章 ジャン・ルノワール
第18章 D・W グリフィスあるいは映画への愛
第19章 アンリ・ラングロワとシネマテーク・フランセーズ
第20章 アンドレ・バザン
たとえば、「813」の章では、
「柔らかい肌」「華氏451」「暗くなるまでこの恋を」「私のように美しい娘」「終電車」「日曜日が待ち遠しい!」などから、「813」の出てくるシーンをピックアップする。
これは楽しい!
このタイミングでこの本を読んだのは、来るべき「ニューウェーブ・パラダイス」のための、自分なりの雰囲気作りだったのだが、ハマりにハマりまくった。
以下、目次。
序論
第1章 エッフェル塔
第2章 813
第3章 リュミエール
第4章 「カイエ・デュ・シネマ」とヌーヴェル・ヴァーグの仲間たち
第5章 ロベルト・ロッセリーニとネオレアリズモ
第6章 ジャン・コクトー
第7章 ジャン・ヴィゴ
第8章 オーソン・ウェルズ
第9章 極楽コンビ(ローレル/ハーディ)とドタバタ喜劇
第10章 マックス・オフュルス
第11章 ニコラス・レイ
第12章 チャップリン
第13章 ハワード・ホークス
第14章 ヒッチコック
第15章 フリッツ・ラングとルイス・ブニュエル
第16章 ジャック・タチ
第17章 ジャン・ルノワール
第18章 D・W グリフィスあるいは映画への愛
第19章 アンリ・ラングロワとシネマテーク・フランセーズ
第20章 アンドレ・バザン
たとえば、「813」の章では、
813という数字もトリュフォーのフェティシズムと言っていいでしょう。トリュフォーの映画にしょっちゅう、ほとんどフェティッシュなギャグのように出てくる数字なので、これを口実にトリュフォーの映画のいくつかのシーンを見るのもたのしいかなと思って
「柔らかい肌」「華氏451」「暗くなるまでこの恋を」「私のように美しい娘」「終電車」「日曜日が待ち遠しい!」などから、「813」の出てくるシーンをピックアップする。
これは楽しい!
このタイミングでこの本を読んだのは、来るべき「ニューウェーブ・パラダイス」のための、自分なりの雰囲気作りだったのだが、ハマりにハマりまくった。
午前10時20分から、大阪ルイードで 「Angel Stage Vol.1」
Mary Angel主催のイベント!
開場 9:50
開演 10:20
10:20 金沢春香
1.あっかんべー橋
2.ベイビー・アイ・ラブ・ユー
3.風をさがして
元気で小さなアイドル。レベル高い!
10:35 Pastel Color
1.エブリデイ・カチューシャ
2.ストロボ
3.トワイライト
2、3曲めはオリジナル。
10:55 リトルキューティー☆J’s
1.ミスター
2.フォーエバー・ラブ
3.ジャンピン
4.マイ・ソウル・シング
11:15 ツン☆きゃろ
Osaka翔gangsから、ツンデレラときゃろりあんの漫才コンビの合体。
サマーナイトタウン(きゃろりあん)とか、学園天国とか。
11:35 SKETCH
レモン色の恋とか、虹色デイズとか、フラワーズとか。
11:55 Mari7
1.ビューティフル・ラブ
2.ドラマ
3.オーバー
4.ファラウェイ
大勢の出演者が出てくるこういうライブ見ていると、Mari7が頭ひとつ抜けているのがよくわかるなあ。
12:15 Piminy
1.曲名わからん(怒らないで、とか言う歌)
2.お姫様だっこ
3.経験値上昇中
4.トラスト・ユー
おとなしくない清純派で、僕みたいな年寄りにしてみれば、孫にほしいタイプかも。
12:35 Mary Angel
1.スーパーアクション
2.曲名わからん(エンジェルがタイトルにつく、エンジェルウィング以外の曲)
3.サクシード
4.まじかるスター
13:00 しず風&絆~KIZUNA~
バンドでっせ~!
13:45 エンディング
メアリーエンジェルも加わって、ドキドキパニック。
さらにPiminyも加わって、リンダリンダ。
13:55 終了
午後3時から、日本橋ラブコンシアターで、ファンタピースライブ。
開演前のアナウンスはすず。
1.ハッピーアワー(すず、あんこ、じゅり、あゆむ、なぎさ)
2.ラビリンス
3.筆ペンボールペン(なっちゃん)
4.ミラー・オブ・トゥルース(すず、あんこ、じゅり、あゆむ)
5.オーバー・ザ・リアリティー(ずず、あんこ、じゅり、あゆむ、なぎさ)
なっちゃんの声が枯れていてびっくりした。お大事に!
あんこと2ショットを撮ったが、サインが間に合わず、宿題に。
午後4時から、同じくラブコンシアターでファンタピース。
開演前のアナウンスは、かれん
1.ずっと見ていて☆(ゆうな、なっちゃん、かれん、えりさ、もえP)
2.一緒に
3.あなたに逢いたくて(あゆむ)
4.カップル・オブ・シャドー
5.ロンリーオンリー
かれんのMCのぐだぐだぶりと、それを適切に助けないメンバーにびっくり!
ソロで登場したあゆむは、マリリン・モンローのような衣装で、セクシー担当を一手に引きうけた!という印象。
あと、最初に登場していきなり、もえPの衣装がふっとんでいたのには笑った。もえPには神様がついているようだ。
午後4時30分から日本橋UPsで、“SHAKE-vol.12”
MCは、まつもっさん
葉月
曲名はよくわからないのだが、いきなり場内を盛り上げてた。
福本有紗
1.十年桜
2.遠距離ポスター
3.本気ボンバー
仲村コニー
1.桃色片想い
2.ラブラブミンキーモモ
3.気分爽快
MCに自然さと面白みがあるんだな、とみなおした。
吉原百映
1.ポニーテールとシュシュ
2.草原の奇跡
3.ハート型ウィルス
選曲がキャラクターの魅力を引き出すのに大いに効果があって、この子は本当に、「わかっている」子なんだな、と感心させられる。
lily
3曲。
前田美咲
1.ゲット・マイ・ラブ
2.フラワー
3.夢みる15歳
家でたまたま、かなり前に購入した、チックスのポートレート見つけてどきっとした。僕みたいな、年寄りには3年なんて何も変わりがない年月だけど、みさきちゃんにとっては大きく成長した年月だったんだな、と感じた。
神谷にこ
1.kwmd
2.ファンティングポーズはダテじゃない
3.サンキュー・マイ・ティーンズ
4.大きな愛でもてなして
Csli
言い訳メイビー
その後の姉妹葬式ぞっとする話が、面白かった。
Mari7
え~っと、夜空ノムコウと、ビューティフルラブと。
Csliあたりから、立ってるのがしんどくなってきて、坐っていたので、曲名がよくわからなかったりする。
SKETCH
1.ドキドキ
2.桃色ハート
3.カモン
4.ブルースカイ
アンコール.虹色デイズ
ライブ終了後、物販で、福本有紗のポートレート購入。
今日はアイドルイベントをはしごして、大勢のアイドルを見たわけだが、家を出る前にもももいろクローバーZと、NMB48の番組見たりして、1日アイドル三昧にしてみた。
あえてそうしようと考えたのは、前回の福本有紗ショックをちゃんととらえてみようと思ったからだ。福本有紗が、こうしていわゆる地下アイドルの現場に降臨してきたことで狂喜乱舞してたのだが、それはおおげさな買いかぶりなんじゃないか、もっと頭を冷やして、他にも魅力的なアイドルがいっぱいいるんだ、と自分に思い出させて、興奮をさまそうとしたのだ。
たしかに、ももいろクローバーZはすごい!NMB48はすごい!メアリーエンジェルはすごい!Mari7もいい!
しかし、結論はこう出た。
福本有紗、最強!
かろうじて対抗できているのが、吉原百映なのだが、この2人は同じイベントに出ており、その魅力の相乗効果みたいなものがおきているのかもしれない。
クールに見える福本有紗と、ソフトに見える吉原百映、これからもステージに立って表現しつづける青春を送ってほしいな、と切に思う。
Mary Angel主催のイベント!
開場 9:50
開演 10:20
10:20 金沢春香
1.あっかんべー橋
2.ベイビー・アイ・ラブ・ユー
3.風をさがして
元気で小さなアイドル。レベル高い!
10:35 Pastel Color
1.エブリデイ・カチューシャ
2.ストロボ
3.トワイライト
2、3曲めはオリジナル。
10:55 リトルキューティー☆J’s
1.ミスター
2.フォーエバー・ラブ
3.ジャンピン
4.マイ・ソウル・シング
11:15 ツン☆きゃろ
Osaka翔gangsから、ツンデレラときゃろりあんの漫才コンビの合体。
サマーナイトタウン(きゃろりあん)とか、学園天国とか。
11:35 SKETCH
レモン色の恋とか、虹色デイズとか、フラワーズとか。
11:55 Mari7
1.ビューティフル・ラブ
2.ドラマ
3.オーバー
4.ファラウェイ
大勢の出演者が出てくるこういうライブ見ていると、Mari7が頭ひとつ抜けているのがよくわかるなあ。
12:15 Piminy
1.曲名わからん(怒らないで、とか言う歌)
2.お姫様だっこ
3.経験値上昇中
4.トラスト・ユー
おとなしくない清純派で、僕みたいな年寄りにしてみれば、孫にほしいタイプかも。
12:35 Mary Angel
1.スーパーアクション
2.曲名わからん(エンジェルがタイトルにつく、エンジェルウィング以外の曲)
3.サクシード
4.まじかるスター
13:00 しず風&絆~KIZUNA~
バンドでっせ~!
13:45 エンディング
メアリーエンジェルも加わって、ドキドキパニック。
さらにPiminyも加わって、リンダリンダ。
13:55 終了
午後3時から、日本橋ラブコンシアターで、ファンタピースライブ。
開演前のアナウンスはすず。
1.ハッピーアワー(すず、あんこ、じゅり、あゆむ、なぎさ)
2.ラビリンス
3.筆ペンボールペン(なっちゃん)
4.ミラー・オブ・トゥルース(すず、あんこ、じゅり、あゆむ)
5.オーバー・ザ・リアリティー(ずず、あんこ、じゅり、あゆむ、なぎさ)
なっちゃんの声が枯れていてびっくりした。お大事に!
あんこと2ショットを撮ったが、サインが間に合わず、宿題に。
午後4時から、同じくラブコンシアターでファンタピース。
開演前のアナウンスは、かれん
1.ずっと見ていて☆(ゆうな、なっちゃん、かれん、えりさ、もえP)
2.一緒に
3.あなたに逢いたくて(あゆむ)
4.カップル・オブ・シャドー
5.ロンリーオンリー
かれんのMCのぐだぐだぶりと、それを適切に助けないメンバーにびっくり!
ソロで登場したあゆむは、マリリン・モンローのような衣装で、セクシー担当を一手に引きうけた!という印象。
あと、最初に登場していきなり、もえPの衣装がふっとんでいたのには笑った。もえPには神様がついているようだ。
午後4時30分から日本橋UPsで、“SHAKE-vol.12”
MCは、まつもっさん
葉月
曲名はよくわからないのだが、いきなり場内を盛り上げてた。
福本有紗
1.十年桜
2.遠距離ポスター
3.本気ボンバー
仲村コニー
1.桃色片想い
2.ラブラブミンキーモモ
3.気分爽快
MCに自然さと面白みがあるんだな、とみなおした。
吉原百映
1.ポニーテールとシュシュ
2.草原の奇跡
3.ハート型ウィルス
選曲がキャラクターの魅力を引き出すのに大いに効果があって、この子は本当に、「わかっている」子なんだな、と感心させられる。
lily
3曲。
前田美咲
1.ゲット・マイ・ラブ
2.フラワー
3.夢みる15歳
家でたまたま、かなり前に購入した、チックスのポートレート見つけてどきっとした。僕みたいな、年寄りには3年なんて何も変わりがない年月だけど、みさきちゃんにとっては大きく成長した年月だったんだな、と感じた。
神谷にこ
1.kwmd
2.ファンティングポーズはダテじゃない
3.サンキュー・マイ・ティーンズ
4.大きな愛でもてなして
Csli
言い訳メイビー
その後の姉妹葬式ぞっとする話が、面白かった。
Mari7
え~っと、夜空ノムコウと、ビューティフルラブと。
Csliあたりから、立ってるのがしんどくなってきて、坐っていたので、曲名がよくわからなかったりする。
SKETCH
1.ドキドキ
2.桃色ハート
3.カモン
4.ブルースカイ
アンコール.虹色デイズ
ライブ終了後、物販で、福本有紗のポートレート購入。
今日はアイドルイベントをはしごして、大勢のアイドルを見たわけだが、家を出る前にもももいろクローバーZと、NMB48の番組見たりして、1日アイドル三昧にしてみた。
あえてそうしようと考えたのは、前回の福本有紗ショックをちゃんととらえてみようと思ったからだ。福本有紗が、こうしていわゆる地下アイドルの現場に降臨してきたことで狂喜乱舞してたのだが、それはおおげさな買いかぶりなんじゃないか、もっと頭を冷やして、他にも魅力的なアイドルがいっぱいいるんだ、と自分に思い出させて、興奮をさまそうとしたのだ。
たしかに、ももいろクローバーZはすごい!NMB48はすごい!メアリーエンジェルはすごい!Mari7もいい!
しかし、結論はこう出た。
福本有紗、最強!
かろうじて対抗できているのが、吉原百映なのだが、この2人は同じイベントに出ており、その魅力の相乗効果みたいなものがおきているのかもしれない。
クールに見える福本有紗と、ソフトに見える吉原百映、これからもステージに立って表現しつづける青春を送ってほしいな、と切に思う。
午後4時45分から、道頓堀クローバーステーションで、リトルキューティーJ’sのラジオとライブ。
学生らしく、試験の話とかしてた。
プチライブは2曲。
1.ユー&アイ
2.マイ・ソウル・シング
午後6時から心斎橋クラブクアトロで、少年ナイフの「712 DAY PARTY Tour2011」
大阪ラモーンズ
住所不定無職
少年ナイフ
の、ほぼギャルバン3組のライブ。
大阪ラモーンズは、今までラモーンズのカバーを少ししかして来なかったのが不思議なくらいに、親和性の高い少年ナイフによるカバー。
でも、少年ナイフがやると、みごとに少年ナイフの曲になっているのがさすが。
最後には、ガバガバヘイのプラカードをひっさげてジョーイもよみがえった。
住所不定無職は、最近はやりのドラムが横にいるタイプのセッティング。
少年ナイフとラモーンズとビートルズが好き、というのを押し出すが、隠しようのない強烈な個性。
少年ナイフは、言うことなしでした。満員のクアトロが踊った!
学生らしく、試験の話とかしてた。
プチライブは2曲。
1.ユー&アイ
2.マイ・ソウル・シング
午後6時から心斎橋クラブクアトロで、少年ナイフの「712 DAY PARTY Tour2011」
大阪ラモーンズ
住所不定無職
少年ナイフ
の、ほぼギャルバン3組のライブ。
大阪ラモーンズは、今までラモーンズのカバーを少ししかして来なかったのが不思議なくらいに、親和性の高い少年ナイフによるカバー。
でも、少年ナイフがやると、みごとに少年ナイフの曲になっているのがさすが。
最後には、ガバガバヘイのプラカードをひっさげてジョーイもよみがえった。
住所不定無職は、最近はやりのドラムが横にいるタイプのセッティング。
少年ナイフとラモーンズとビートルズが好き、というのを押し出すが、隠しようのない強烈な個性。
少年ナイフは、言うことなしでした。満員のクアトロが踊った!
今日は日本橋UPsで、“Circus-vol.15”
■OPEN 18:00 ■START 18:30
■ADV2000YEN w1D ADM2500YEN w1D
【LiVE】Mari7/葉月/松田純之介/R.o.y.a.L/原瀬今日香
うゆねゆう/仲村コニー/前田美咲/吉原百映/福本有紗
ophelia 20mg
【OPEN】
■18:00~
├se
■18:30~【1部show case】15分の持ち時間なので、3曲ライブと考えていいだろう。
│
├[15min/L]ophelia 20mg
開演ギリギリに学校からすべりこんだ、と言う。
├[15min/L]仲村コニー
抱いてHOLD ON MEや、トロピカ~ル恋して~るなど、コニーちゃんにはハロプロがよく似合う。
├[15min/L]福本有紗
1.君と虹と太陽と
2.自分らしさ
3.本気ボンバー
├[15min/L]吉原百映
1.会いたかった
2.草原の奇跡
3.ハート型ウィルス
│
■19:35~【2部show case】
│
├[15min/L]前田美咲
夢見る15歳のあとは、2曲続けて、なので、その前にお客さんの「え~」を期待してた。
├[15min/L]うゆねゆう
7月怒涛のライブを経て、なんと、8月29日の10minutesにも出てくださる奇特なアイドルちゃんです!
と、ここまででタイムリミット、いったん外に出て、アメリカ村AtlantiQsに向かう。
サオリリスのワンマン!
ライブは午後7時30分スタートだったので、途中から見たわけだが、中の熱気たるや凄いものだった。通常なら、置いてきぼりをくらった激しいノリに辟易してしまいそうなケースなのだが、今回ばかりは違った。楽しいのだ。
以前からサオリリスのアニソン中心DJは、たとえばustなどでも見ていたし、DJイベントでアニメソングがかかることもあったわけだが、今回のワンマン見て、僕ははじめてアニソンDJライブというものが、めちゃくちゃ面白くて楽しいものだ、と実感した。それはひとえにサオリリスの実力によるものなのだろう。サオリリスに何か良い風が吹いてきている、勢いみたいなものもあるのかもしれない。
アメリカ村AtlantiQsから、日本橋UPsに戻り、物販タイムに顔を出す。(何も買わず)
さて、UPsでのライブ(前半しか見ていないが)のことだが、福本有紗の素晴らしさに尽きた、と言ってよい。
吉原百映のアイドル性の高さを僕は非常に買っていて、百映に並ぶほどのアイドルなど今の関西にはそうそういない、と思っている。
ところが、上には上がいるものだ。
福本有紗の衝撃たるやすさまじい。以前からSTSライブやBB WAVEでのステージはよく見ていて、その中でもピカイチだとは思っていたが、こうしてアイドルライブのステージにソロで立って、これほどのクオリティーのライブをこなしてしまうとは、思ってもいなかった。
僕にとっては、KONOMI、村田寛奈、山口りほ、以来の逸材登場で、興奮して眠れそうにないのである。
■OPEN 18:00 ■START 18:30
■ADV2000YEN w1D ADM2500YEN w1D
【LiVE】Mari7/葉月/松田純之介/R.o.y.a.L/原瀬今日香
うゆねゆう/仲村コニー/前田美咲/吉原百映/福本有紗
ophelia 20mg
【OPEN】
■18:00~
├se
■18:30~【1部show case】15分の持ち時間なので、3曲ライブと考えていいだろう。
│
├[15min/L]ophelia 20mg
開演ギリギリに学校からすべりこんだ、と言う。
├[15min/L]仲村コニー
抱いてHOLD ON MEや、トロピカ~ル恋して~るなど、コニーちゃんにはハロプロがよく似合う。
├[15min/L]福本有紗
1.君と虹と太陽と
2.自分らしさ
3.本気ボンバー
├[15min/L]吉原百映
1.会いたかった
2.草原の奇跡
3.ハート型ウィルス
│
■19:35~【2部show case】
│
├[15min/L]前田美咲
夢見る15歳のあとは、2曲続けて、なので、その前にお客さんの「え~」を期待してた。
├[15min/L]うゆねゆう
7月怒涛のライブを経て、なんと、8月29日の10minutesにも出てくださる奇特なアイドルちゃんです!
と、ここまででタイムリミット、いったん外に出て、アメリカ村AtlantiQsに向かう。
サオリリスのワンマン!
ライブは午後7時30分スタートだったので、途中から見たわけだが、中の熱気たるや凄いものだった。通常なら、置いてきぼりをくらった激しいノリに辟易してしまいそうなケースなのだが、今回ばかりは違った。楽しいのだ。
以前からサオリリスのアニソン中心DJは、たとえばustなどでも見ていたし、DJイベントでアニメソングがかかることもあったわけだが、今回のワンマン見て、僕ははじめてアニソンDJライブというものが、めちゃくちゃ面白くて楽しいものだ、と実感した。それはひとえにサオリリスの実力によるものなのだろう。サオリリスに何か良い風が吹いてきている、勢いみたいなものもあるのかもしれない。
アメリカ村AtlantiQsから、日本橋UPsに戻り、物販タイムに顔を出す。(何も買わず)
さて、UPsでのライブ(前半しか見ていないが)のことだが、福本有紗の素晴らしさに尽きた、と言ってよい。
吉原百映のアイドル性の高さを僕は非常に買っていて、百映に並ぶほどのアイドルなど今の関西にはそうそういない、と思っている。
ところが、上には上がいるものだ。
福本有紗の衝撃たるやすさまじい。以前からSTSライブやBB WAVEでのステージはよく見ていて、その中でもピカイチだとは思っていたが、こうしてアイドルライブのステージにソロで立って、これほどのクオリティーのライブをこなしてしまうとは、思ってもいなかった。
僕にとっては、KONOMI、村田寛奈、山口りほ、以来の逸材登場で、興奮して眠れそうにないのである。
『悪の報酬-黒い報告書-』
2011年7月7日 読書松本孝の『悪の報酬-黒い報告書-』を読んだ。1964年
週刊新潮掲載の「黒い報告書」シリーズをまとめた3作目だ。
以下、目次。
堕ちる
女の弱点
殺し屋の女
二つの顔
狼と不良少女
悪の魅力
朝子という女
硫酸と青酸加里
社長と愛人たち
ある男の終幕
敗残者
快楽の報酬
「あとがき」にはこう書いてある。
「あいにくと」と評していいのかどうかわからないが、この後、著者は官能小説の書き手になる。社会的に幅ひろい題材が官能に落ち着いたのは、残念である。
いくつかの作品から、世相をあらわす部分や、犯罪の安い哀しみを描いている部分を引用しておこう。
(街の保護司として、犯罪をおかした少年たちを更生させようと献身してきた中田だったが)
週刊新潮掲載の「黒い報告書」シリーズをまとめた3作目だ。
以下、目次。
堕ちる
女の弱点
殺し屋の女
二つの顔
狼と不良少女
悪の魅力
朝子という女
硫酸と青酸加里
社長と愛人たち
ある男の終幕
敗残者
快楽の報酬
「あとがき」にはこう書いてある。
シリーズの目的は「現実の事件に取材し、犯罪に至るまでの人間関係を追うことに主眼が置かれている。従ってここに扱われた題材は全て現実に発生した事件によっている。そして、こうしめくくる。
今後はしだいに、もっと社会的に幅ひろい題材ともとりくんで行きたいと考えている。
「あいにくと」と評していいのかどうかわからないが、この後、著者は官能小説の書き手になる。社会的に幅ひろい題材が官能に落ち着いたのは、残念である。
いくつかの作品から、世相をあらわす部分や、犯罪の安い哀しみを描いている部分を引用しておこう。
「三本立、八十円」の映画館をでると、街は、もう夜になっていた。伊勢佐木銀座には、色とりどりの人工の光線があふれ、ぞろぞろと、人波がゆきかっている。(「狼と不良少女」)
章一は、「お泊りお二人様四百円、入浴随意」と、ガラス板に灯のはいった旅館へ、マチ子をつれこんだ。(「狼と不良少女」)
-横浜の盛り場へでてきて、すでに四度目の夜である。昼は、安い映画かパチンコ、喫茶店のテレビなどで時間をつぶし、夜は場末のホテルに泊る。こうして、少女をひっぱりまわしてアソびだすと、金のあるうちは、家に帰ることなど、念頭からすっとんでしまうらしい。
(街の保護司として、犯罪をおかした少年たちを更生させようと献身してきた中田だったが)
少年たちが、身につけ、ただよわせている、濃厚な「悪の空気」。(「悪の魅力」)
その魅力が、いつしか中田弘文を、しっかりととらえ、はなさなくなった。彼は、麻薬のように、それをもとめ、そこにどっぷりとひたっていなければ、生きている気がしなくなっていたのだ。
(おれには、金がない。しかし、硫酸がある。青酸カリだってある。やつはおれに、かないはしない。ふふ、ざまあ見ろ!)(「硫酸と青酸加里」)
松本孝の『夜の顔ぶれ』を読んだ。1962年
あとがきには、こう書いてある。
以下、目次。
黒い巨人の踊り
突然、マリコは消えた
殺されるまで
殺してやる
夜の顔ぶれ
「黒い巨人の踊り」は、朝鮮動乱で立川基地に駐留していた黒人兵が、女を拉致してレイプのあげく殺してしまう。犯人は特定できたが、黒人兵はアメリカに帰国してしまい、日本の法の手から逃れてしまう。
と、いうわけで、日本人男性による復讐譚がはじまるのだ。
ジャズ喫茶にはりこんで犯人を捜すのが、当時を思わせる。
「突然、マリコは消えた」は、嫉妬深い男性が女性(マリコ)の行状に不審を抱き、浮気ではないかと疑う話。浮気相手だと思われた医師は、マリコの相談で妊娠中絶手術をしただけの関係なのだが、嫉妬に狂った男は、ついに犯行に及ぶのである。
夫婦にとって、赤ん坊は本来望まれてしかるべきもので、夫のほうは子供大歓迎だっただけに、秘密で中絶をしなければならなかったのである。夫に内緒で手術してまで、マリコが子供をほしがらなかった理由が面白い。
こどもが出来たら、夫の両親と一緒に住むことが約束されていて、マリコはそれがどうにも我慢できなかったのである。
「殺されるまで」はどうしようもない男につかまって、貧乏と売春にさらされる女性の哀しさを描いている。松本孝の作品は、だいたい貧乏、暴力、犯罪、売春、ヤクザといった世界が描かれており、知的遊戯としての殺人事件などは望むべくもない。悲惨な情景は、作中人物のこんな発言でもわかる。
「中絶の失敗で死ぬ子。ヤー公のでいりのとばっちりで、殺されちまう子。ペイ患になって、ポックリ死んじまう子-ここらのペイときたひにゃ、ウドン粉がまぜてあるんで、しまいには血がノリみたいになって、ふいにある日、ポックリといっちまうんですよ。そんな子ばかり・・・
香代ちゃんにかぎらず、ここらの女の子の末路なんて、あわれなもんです。でも、本人たちはその日まで気がつかず、毎晩ああしてキャアキャア、男とさわいでばかりいますがねえ」
(「ペイ」はヘロイン)
「殺してやる」は、売春婦が多く暮らすアパートで、1人の女性がリンチされた。女性は入院後、堂々と、アパートに戻ってきた。リンチの首謀者を殺害するために。
ガス中毒死の工作と、それとは関係なく、犯人に同情(と愛情)を寄せていた人物がリンチ首謀者を殺すタイミングが一致してしまう悲劇。
「夜の顔ぶれ」は、さすがに直木賞候補作らしい、奥行きがある。と、いっても描かれる世界は、あいかわらずである。女性の失踪事件を描いている。主人公は恐妻家の男性。と、言っても、その「女」はヤクザとも関係があり、また若いツバメとも関係があった。
「ユミ子は私を本妻、トリ公を用心棒、竹村をオメカケというふうに使いわけていたのだ」
この3人ともに、女がどこに行ってしまったのかを探しているのである。
3人が力をあわせて調べた結果、第4の男がいることが判明する。
これは金持ちのロマンスグレイ。
3人の男は、女を返せといってもまた出て行ってしまうだろう、と踏んで、第4の男から金を脅し取ろうと画策する。
実に、安っぽい奴らなのである。
現に、「やいやい」と殴りこんだつもりが、第4の男の威厳にすっかり気おされてしまって、「金がほしいのか」と3人に金をあっさりとくれてやるのである。
「よかった、よかった」とうかれて帰る3人は、すぐに警察につかまるのである。
あとがきには、こう書いてある。
この小説集は、37年中に「宝石」等の雑誌に執筆した作品からえらんだ4つの中短編に、昨年第45回の直木賞候補作となった「夜の顔ぶれ」を合わせたものであるが、いずれも新宿を舞台とした小説である。
「黒い巨人の踊り」「突然、マリコは消えた」「殺してやる」は推理小説として、「殺されるまで」は事件小説という註文で、また「夜の顔ぶれ」は、ユーモアのある風俗小説のつもりで書いた。
今後もいろいろなかたちと題材で、大都会の暗黒面を描いてゆきたいと考えている。
以下、目次。
黒い巨人の踊り
突然、マリコは消えた
殺されるまで
殺してやる
夜の顔ぶれ
「黒い巨人の踊り」は、朝鮮動乱で立川基地に駐留していた黒人兵が、女を拉致してレイプのあげく殺してしまう。犯人は特定できたが、黒人兵はアメリカに帰国してしまい、日本の法の手から逃れてしまう。
と、いうわけで、日本人男性による復讐譚がはじまるのだ。
ジャズ喫茶にはりこんで犯人を捜すのが、当時を思わせる。
「突然、マリコは消えた」は、嫉妬深い男性が女性(マリコ)の行状に不審を抱き、浮気ではないかと疑う話。浮気相手だと思われた医師は、マリコの相談で妊娠中絶手術をしただけの関係なのだが、嫉妬に狂った男は、ついに犯行に及ぶのである。
夫婦にとって、赤ん坊は本来望まれてしかるべきもので、夫のほうは子供大歓迎だっただけに、秘密で中絶をしなければならなかったのである。夫に内緒で手術してまで、マリコが子供をほしがらなかった理由が面白い。
こどもが出来たら、夫の両親と一緒に住むことが約束されていて、マリコはそれがどうにも我慢できなかったのである。
「殺されるまで」はどうしようもない男につかまって、貧乏と売春にさらされる女性の哀しさを描いている。松本孝の作品は、だいたい貧乏、暴力、犯罪、売春、ヤクザといった世界が描かれており、知的遊戯としての殺人事件などは望むべくもない。悲惨な情景は、作中人物のこんな発言でもわかる。
「中絶の失敗で死ぬ子。ヤー公のでいりのとばっちりで、殺されちまう子。ペイ患になって、ポックリ死んじまう子-ここらのペイときたひにゃ、ウドン粉がまぜてあるんで、しまいには血がノリみたいになって、ふいにある日、ポックリといっちまうんですよ。そんな子ばかり・・・
香代ちゃんにかぎらず、ここらの女の子の末路なんて、あわれなもんです。でも、本人たちはその日まで気がつかず、毎晩ああしてキャアキャア、男とさわいでばかりいますがねえ」
(「ペイ」はヘロイン)
「殺してやる」は、売春婦が多く暮らすアパートで、1人の女性がリンチされた。女性は入院後、堂々と、アパートに戻ってきた。リンチの首謀者を殺害するために。
ガス中毒死の工作と、それとは関係なく、犯人に同情(と愛情)を寄せていた人物がリンチ首謀者を殺すタイミングが一致してしまう悲劇。
「夜の顔ぶれ」は、さすがに直木賞候補作らしい、奥行きがある。と、いっても描かれる世界は、あいかわらずである。女性の失踪事件を描いている。主人公は恐妻家の男性。と、言っても、その「女」はヤクザとも関係があり、また若いツバメとも関係があった。
「ユミ子は私を本妻、トリ公を用心棒、竹村をオメカケというふうに使いわけていたのだ」
この3人ともに、女がどこに行ってしまったのかを探しているのである。
3人が力をあわせて調べた結果、第4の男がいることが判明する。
これは金持ちのロマンスグレイ。
3人の男は、女を返せといってもまた出て行ってしまうだろう、と踏んで、第4の男から金を脅し取ろうと画策する。
実に、安っぽい奴らなのである。
現に、「やいやい」と殴りこんだつもりが、第4の男の威厳にすっかり気おされてしまって、「金がほしいのか」と3人に金をあっさりとくれてやるのである。
「よかった、よかった」とうかれて帰る3人は、すぐに警察につかまるのである。
『日本幻想文学集成 第5巻 谷崎潤一郎 天鵞絨の夢』
2011年7月5日 読書
松山俊太郎編による『日本幻想文学集成 第5巻 谷崎潤一郎 天鵞絨の夢』を読んだ。『綺想礼讃』を読んで、この谷崎本の解説に接したとき、なんとしても、本体の本書を読まねばなるまい、と思っていたのだ。
谷崎潤一郎は若い頃に読んだことがあったが、今読んでみると、あの頃僕は何を読んでいたのだろうか、といぶかしむくらいに新鮮で、どれもこれも面白い。松山俊太郎の編集の妙なのかもしれない。
収録されているのは、以下の5編。
秘密(1911年)
人魚の嘆き(1917年)
天鵞絨の夢(1919年)
鶴唳(1921年)
夢の浮橋(1959年)
アモラルなモラリスト-エゴティストのエロス-/松山俊太郎
簡単なメモ。
「秘密」での女がつぶやく「Arrested at last」は、女が男を迷宮にいざなう謎の名文句だ。これに匹敵する謎の文句は、『三四郎』での「ストレイシープ」か、「霧に棲む悪魔」の「ゴシュは死んだ」くらいじゃないだろうか。
「天鵞絨の夢」はある情景を場所や立場の違う視点で語りなおす試みだが、中断した、この3つ以外にどんな視点を用意していたのだろうか、それが非常に気になる。
「夢の浮橋」で、まるでアクロイド殺しの面白さを初心者に説くかのような長文がさしはさまれる。その理由は物語が進行するうちに明らかにはなるが、明らかに、この長文は異様だ。
で、それを気持ちが持続するまで引用してみよう。
谷崎潤一郎は若い頃に読んだことがあったが、今読んでみると、あの頃僕は何を読んでいたのだろうか、といぶかしむくらいに新鮮で、どれもこれも面白い。松山俊太郎の編集の妙なのかもしれない。
収録されているのは、以下の5編。
秘密(1911年)
人魚の嘆き(1917年)
天鵞絨の夢(1919年)
鶴唳(1921年)
夢の浮橋(1959年)
アモラルなモラリスト-エゴティストのエロス-/松山俊太郎
簡単なメモ。
「秘密」での女がつぶやく「Arrested at last」は、女が男を迷宮にいざなう謎の名文句だ。これに匹敵する謎の文句は、『三四郎』での「ストレイシープ」か、「霧に棲む悪魔」の「ゴシュは死んだ」くらいじゃないだろうか。
「天鵞絨の夢」はある情景を場所や立場の違う視点で語りなおす試みだが、中断した、この3つ以外にどんな視点を用意していたのだろうか、それが非常に気になる。
「夢の浮橋」で、まるでアクロイド殺しの面白さを初心者に説くかのような長文がさしはさまれる。その理由は物語が進行するうちに明らかにはなるが、明らかに、この長文は異様だ。
で、それを気持ちが持続するまで引用してみよう。
さて、これから先は、私として少々述べにくいことを述べなければならない。
私は仮にこの物語に「夢の浮橋」と云ふ題を与へ、しろうとながら小説を書くやうに書き続けて来たが、上に記してきたところは悉く私の家庭内に起った真実の事柄のみで、虚偽は一つも交へてない。が、何のためにこれを書く気になったかと問はれても、私には答へられない。私は別に、人に読んで貰ひたいと云ふ気があって書くのではない。少くともこの物語は、私が生きてゐる間は誰にも見せないつもりであるが、もし死後に於いて何人かの眼に触れたとしたら、それも悪くはないであらうし、誰にも読まれずに葬り去られたとしても、遺憾はない。私はたゞ書くこと自身に興味を抱き、過去の出来事を一つ一つ振り返って思ひ出してみることが、自分自身に楽しいのに過ぎない。尤も、こゝに記すところのすべてが真実で、虚偽や歪曲は聊かも交へてないが、さう云っても真実にも限度があり、これ以上は書く訳には行かないと云ふ停止線がある。だから私は、決して虚偽は書かないが、真実のすべてを書きはしない。父のため、母のため、私自身のため、等々を慮って、その一部分を書かずにおくこともあるかも知れない。真実のすべてを語らないことは即ち虚偽を語ることである、と云ふ人があるなら、それはその人の解釈のしやうで、敢えてそれに反対はしない。