南港ダンスフェス秋決勝、50cm展@アートスペース亜蛮人
アートスペース亜蛮人で「50cm展」ギャラリーを50cmの幅で分割して、多くの表現者たちが割拠する。
赤子、朝日ねねね、アマリ、海野魚、エノニワ、大川陽子、御歌頭、鬼村克哉、勝浦大典、キノコ、黒鐘朱音、コーイチ、更科政美、下山由貴、杉本悠希、大東亜発狂倶楽部、日月、田中童夏、田中実、チェルシー千夜子、内藤晶、ナタコペイニロタカ、平野恵、廣野忍、フクサトシマシ、細川高文、ぼん、松藤千佳、松本恭、山本桃水、米原茂、@RaTa、na、pan、tk4m

50センチ幅の短冊形を利用して展示する人と、上下の空白に頓着せずに作品をこじんまりと展示する人が混在していて、面白かった。


OSAKA RUIDO
[Chupi*Chupi結成5周年記念イベント~マヨネーズ*マヨネーズvol.2~ ]


出演:Chupi*Chupi/東京ピーチと保山宗明玉/いちごのつぶ/Parl/にょロボてぃくす
OPEN 18:00/ START 18:30
前売 :2500円/ 当日:3000(ドリンク代別)
東京ピーチと保山宗明玉
18:30~19:00
にょロボてぃくす
19:10~19:40
Parl
19:50~20:20
いちごのつぶ
20:30~21:00
Chupi*Chupi
21:10~21:55

僕は、東京ピーチのみなさんと、「恒例!降霊!高齢!ウンパンポンツクしりとり歌合戦」と、「3%」バンドバージョンで遊ばせてもらった。
いや~、ライブって、ほんと、いいもんですね!

『王女メディア』

2011年11月10日 読書
『王女メディア』
パゾリーニの『王女メディア』を読んだ。
以下、目次

《メーデイアの幻想》ピエル・パオロ・パゾリーニ作(構想)
ピエル・パオロ・パゾリーニ《メーデイア》(会話決定稿)
《メーデイア》制作中に書かれたピエル・パオロ・パゾリーニの詩
 注文による祈祷
 タルスス遠望
 臆説
 救霊説的妄想
 ANSAへのコミュニケ(国民的=民衆的)
 お茶と林檎
 カラス
 カイセリ地方の午後
 太陽についての考察
 相対の探究
 詩の一支部の内部からの手紙

原書は1970年に出版されており、おさめられた詩が書かれたのは1969年、翻訳は1973年に出ている。
映画を見たときは音楽の特異性に特に衝撃を受けた(たとえば、オルペウスが竪琴をかき鳴らして日本の長唄を歌うとか)のだが、本書ではたとえばシナリオ原案にこんなことが書いてあったりする。
注意しておかなければならないのは、メーデイアの存在には、つねに聖楽(グレゴリオ讃歌か、何かしら同様のもの)が、きわめて機能的に、ついてまわることである。同じように、コルキスの古代的な祭儀を描く冒頭の部分全体を通じて、メーデイアの存在-彼女はその祭儀そのものの頂点をも、またその意識をもなしているのだ-は、この音楽によって強調されている。

これが、イアーソーンとの出会いで気絶してからは、こうなる。
メーデイアはその大きな、聖女の目をあける。彼女は起きあがり、あたりを見まわす。しかし、あたかも彼女から発していたかのような、あのつねに彼女につきまとう音楽は、もはやふたたび鳴り響こうとはしない。すべては押し黙ったまま、ばらばらとなり、不可解なものとなってしまっている。

後に、メーデイアが呪いを行使する段になると、宗教的音楽は復活するのである。
ラスト、メーデイアが叫ぶ「いいえ。もうおっしゃらないで、それ以上、無駄なこと!今となっては、もう何一つ叶いませぬ」は、あの強烈なマリア・カラスから発せられる最後通牒で、僕はこの部分を「なにもかもパーや!」と訳しなおして面白がったりしている。(僕の口癖)

『家出の道筋』

2011年11月9日 読書
『家出の道筋』
ジョルジュ・ペレックの『家出の道筋』を読んだ。
今まで読んだペレックの本以上に、その「リストマニア」ぶりがうかがえる1冊だった。それは、もうコンセプチュアル・アートを超えて、病的でもある。
以下、目次。

パラシュート降下
ヌーヴォー・ロマンと現実拒否
ロベール・アンテルムあるいは文学の真理
家出の道筋
モーリス・ナドーへの手紙
秋のニョッキあるいはぼくについてのいくつかの質問への答え
なににアプローチするのか
千九百七十四年中にぼくが暴飲・暴食した液状・固形飲食物の目録作成の試み
ヴィラン通り
夢とテクスト
記憶の仕事(フランク・ヴナイユとの対談)
好き、好きじゃない-連の続きに・・・
『人生 使用法』のための四つの図形
冬の旅
いとも聖なる場所
それでも死ぬまでになしておくべきであろういくつかのことども
スティル・ライフ/スタイル・リーフ
ロンドン散策
「奉献(プレサンタシオン)」-ボース平原からシャルトルのノートル=ダム寺院まで

「好き好きじゃない」であげられた項目で、興味深かったものを抜き出して、並べてみると。

好き… パウル・クレー、ヴェルヌ、ソール・スタインバーグ、八角形、テックス・アヴェリー、ビーバー、同時あるいはほとんど同時に異なったうくつかのことをすること、半地下、ジャック・ドゥミ、ミシェル・レリス、馬鹿笑い、『ブヴァールとペキュシェ』、『ドクター・ノオ』、桁の和が9に等しいあらゆる数が9で割り切れることを確かめること、猫、枚挙

好きじゃない… 野菜、ベルイマン、スポーツ、「ありったけ(ア・ゴーゴー)」という言い方、チャーリー・チャップリン、いわゆる「ヌーヴォー」(料理人、哲学者、ロマン主義者、等々)、床屋、シャブロル、ゴダール、マンディアルグ、ブラッドベリー、ジェイムズ・ハドリー・チェイス、(おす!元気かい?スタイルの)「仲間」を量産する輩、「ブランド」商品

好きの項目に「枚挙」って、そのままでは!ひとつひとつにコメントしたい誘惑にかられるが、まあ、やめておこう。

YUKI tour “MEGAPHONIC”2011@大阪城ホール
午後6時30分から大阪城ホールでYUKI tour “MEGAPHONIC”2011。
YUKIちゃんにはかなり以前、デビュー前にテレビだか何だか忘れたけど、一緒の仕事させてもらった記憶がある。
このライブは、映像の使い方がすごくて、1曲めの「ジョイ」から、MCなしで歌いつづけ、着替えの時間は映像が流れて、また、ライブと映像の巧みなコラボレーションもあって、面白かった。
8時頃、後半に入って、メンバー紹介などのMCがはじまったところで、僕は仕事のために、離脱。
うしろ髪ひかれる思いはもちろんあったが、それまでに見た1時間半のライブだけでも、満足できる内容だった。
お客さんのお上品さは、昔よく見に行ってたユーミンのコンサートにも通じるものがあった。それとも、普通のコンサートは、これが当たり前で、僕が行っているロックとアイドルが例外なのか?
裁かるゝジャンヌ、東京ピーチ練習
カール・テオドール・ドライヤー監督の「裁かるゝジャンヌ」を見た。1928年。
「カール・ドライエル」という表記ならともかく、「カール・ドライヤー」では、インターネットで検索したときに、ずらっと電化製品が並ぶのが不思議な感じ。
この映画(サイレント)は、パゾリーニが映画を撮るに際して、スタッフに「他の映画は見なくてもいいから、これだけは見ておけ!」と厳命した作品だ。名作だけに何回めかの鑑賞になるが、インパクトはちっとも色あせない。
ジャンヌ・ダルクに瀉血を施すシーンは最初のうちはうわっと目を伏せていたが、今回はちゃんと見れた。考えてみれば、ジャンヌ・ダルクの被った仕打ちのなかで、瀉血など最も軽いどころか、熱があるのをなおす療法だったのだから、目を伏せるいわれはないのだが、健康診断の血液検査でも直視できないんだから、これはもう生理的なものなのだ。
それとも、ジャンヌ・ダルクに対する裁決の非道と、おなじ「サイケツ」つながりの採血に非道を見たのか。(こじつけすぎ)
出演しているアントナン・アルトーを見て、アルトーを日本で演じるのなら、岸田森が最適かな、とふと思った。故人だけど。

夜から、東京ピーチのみなさんと、スタジオに入って練習。
来るべきChupi*Chupiほぼ5周年ライブで僕と東京ピーチがジョイントするにあたっての練習。
僕が何かを練習するのなんて、10年ぶりくらいだろうか。
練習ってのも楽しいもんだな、と思えたのは、東京ピーチさんによる気遣いあってのことだろう。ありがとう!
制服向上委員会@11・6関西団結まつり~ニューウェイヴほぼ30周年祭@京都メトロ
制服向上委員会@11・6関西団結まつり~ニューウェイヴほぼ30周年祭@京都メトロ
制服向上委員会@11・6関西団結まつり~ニューウェイヴほぼ30周年祭@京都メトロ
午前11時から扇町公園で、関西団結まつり。
「命を切り捨てる『原発・戦争・非正規労働』をなくそう!」をメインテーマにしたお祭り。参加者は雇い止めなどの争議中の人々や、韓国「希望のバス」訪日団、原発の元下請け労働者の方などなど。
到着時には、既にステージプログラムの第一部がはじまっていた。
ちょうど制服向上委員会の出番がすぐにはじまる。
ダッ!ダッ!脱原発の歌
ライブ終わりで昼食に。
第二部途中からまた見る。
おーまきちまき(ユニット名は、はるまきちまき)
ジョニーH(脱・君が代の歌…制服向上委員会の歌の替え歌)
ベリーダンス(very★belly)
橋本美香&制服向上委員会
1、クルクルハンカチーフ
2、TVにさようなら
3、ダッ!ダッ!脱原発の歌
4、原発さえなければ
月桃の花歌舞団
1、たんぽっぽ
2、殺す自由生きる自由
3、フリーダム

京都メトロで、ニューウェイヴほぼ30周年祭
東京ピーチ
ぶどう÷グレープ
ポータブル・ロック(野宮真貴、鈴木智文、中原信雄)
Boogie the マッハモータース
サエキけんぞう & Boogie the マッハモータース (ハルメンズを歌う)
野宮真貴
DJ:グルーヴあんちゃん
野宮真貴さんとは、ピチカート時代にNHKの歌番組でご一緒させてもらったことがある。(真貴さんが歌っている横でうねうね踊って邪魔をする)
それより、昔の女ともだちを歌ってくれたのには感激した。
この歌は、僕が伊藤さやかが好きだった頃に出たシングルで、CMに使われていたため、シングル盤のジャケットにCM出演した伊藤さやかが写っているのだ。
サエキけんぞうさんとは、祖父江さんの浅草の銭湯での披露宴や、ドライブ・トゥ2000で野ばら君と一緒にいたときとか、マリードールのライブとか、いろんな現場ですれ違っている。拍手するときに、わざと手を空振りさせているような面白さ。
Boogie the マッハモータースは、大!天才てれび君のテーマソングでおなじみ。
ぶどう÷グレープはEMAでご一緒していたり、東京ピーチは次のライブでコラボしたりとか、まあ、全体的にあたたかい感じで、楽しめた。
あ、あんちゃんに「処女!」の合言葉で一杯おごってもらうの忘れた!
“1coin SATURDAY LiVE!!!!”1部、2部@UPs~saho@スポニチプラザ大阪~リック・ポッツ“Slow Life Avant-Garde ”@FUKUGAN GALLERY
午後1時から、日本橋UPsで、“1coin SATURDAY LiVE!!!!”
以下、出演順に。
MOMOe
1、草原の奇跡
2、ハート型ウィルス
福野みはる
1、プライド
2、?
MiSAKi
1、恋の呪縛
2、チューリップ
Mari7
1、ドラマ
2、
仲村コニー
「めばちこ」
原瀬今日香
ARiSA
1、遠距離ポスター
2、有頂天LOVE
と、ここでタイムアップ!bondやってる最中にうしろ髪ひかれながら次の場所へ。

午後2時30分から、スポニチプラザ大阪「Ustreamスタジオオープン記念イベント」で、avexの子たちが出ていたので、見に行った。
上村茉冬
岸上成美
saho
Dear
僕の目当ては、もちろん、サリジュアのsahoちゃんだったのだが、他の歌い手さんたちも歌がうまくてよかった。
sahoちゃんは、avexの歌から2曲。

UPsに戻って、午後4時から“1coin SATURDAY LiVE!!!!”2部
仲村コニー
1、デリケートに好きして
2、パジャマのままで
コニーちゃんは、この回、クリィミーマミの格好で登場、「クリィミーコニニ」って言ってた。
L.u.v
1、ア・デイ・フォー・ユー
2、ジェッツ・ドリーム・ガール
原瀬今日香
1、恋のテレフォン・ゴール
2、スクランブル
bond
1、ハイパワード
2、幸せいっぱい
1部見れなかった分、楽しませてもらった!
福野みはる
鋼の錬金術師で聞いた歌だ!
Csli
1、Go girl恋のビクトリー
2、ROUGE
Mari7
1、be with You
2、over
ここまで聞いて、次の場所に移動。

FUKUGAN GALLERYでリック・ポッツ個展“Slow Life Avant-Garde ”
今日は初日で、午後6時からオープニングイベントが開催された。
・作家による「ちょうつがい首のギター」など創作楽器のミニライブ
・T坂口によるリックと LAFMS の解説、および彼の音楽の紹介 (60 - 90 分)
・リック関連のヴィデオ映写会 (“Fever Flowers”, “It’s Halloween”, “Carousel of Tomorrow (excerpts)”, “Shadow Puppets” など、60 分)
・冷泉Live
これがもう、近来まれに見るいいライブ!

『消え行く少女』前後編、バンプレストフィギュアコロシアム2011@梅田ビッグマン前
『消え行く少女』前後編、バンプレストフィギュアコロシアム2011@梅田ビッグマン前
『消え行く少女』前後編、バンプレストフィギュアコロシアム2011@梅田ビッグマン前
白土三平の『消え行く少女』を読んだ。
とことん不幸な話。
原爆で家族を失い、原子病(!)になった少女は、どこに行っても厄介者扱いされ、たまに優しい人に出会っても、自分の存在がそのひとに迷惑をかけていると思って、その場所を去る。
少女はこどもたちには「乞食だ」、と石を投げられ、犬は襲い掛かって衣服や荷物をズタズタにされ、厄介になった居候先では泥棒扱いされ、原爆の病気は何の治療も施されないままに悪化し、そもそも現代の医学ではどうしようもない不治の病。
彼女を守ろうとする少年とはすれ違い、おばあさんには宮城参賀の事故で死なれ、朝鮮人は強制送還され、結局、孤独のままに死亡、解剖に付されて、文字通り「消え行く」のである。
後編にある「前号までのあらすじ」から引用すると。
たった、14才の少女が・・・しかも原子病というおそろしい病気をもった・・・たった一人でこの世にとびだしていって・・・一体生きて行くことが出来るのだろうか?それほど世の中の人々は親切なのだろうか?いやたとえ親切であったとしても自分自身がくうかくわれるかの世の中である・・・

今はまったくこじきのようになってしまった雪子・・・しかし誰も一目で病気とわかるみよりのない少女にやさしい手をさしのべるものはなかった・・・もしあったとしても、自分や自分の家族をやしなうのにせいいっぱいな世の中ではただ同情とあわれみのまなざしを投げるだけであったろう。

時事的な社会派、という以上に、いつの時代にも通じる悲劇であるように思えた。


梅田のビッグマン前で、バンプレストの造形天下一武道会の作品展示。
寒河江さんのクリリンを応援!
孫悟空少年期(松浦健)VSランチ(中澤博之)
孫悟空青年期(浩貴)VS牛魔王(山下マナブ)
クリリン(寒河江弘)VS桃白白(大西孝治)
クリリンの相手は桃白白か!
これを「桃白白」(タオパイパイ)にちなんで、「TPP問題」と呼ぶ。

『愛しいひと』

2011年11月3日 読書
『愛しいひと』
パゾリーニの『愛しいひと』を読んだ。
パゾリーニの遺稿をおさめた1冊で、執筆時期は1949年以前のものと推定される。
以下、目次。

二つの伝記的断章と一つの反歌P.P.P.へ/A・ベルトルッチ
不純行為
愛しいひと(アマード・ミオ)
編者ノート/C・ダーンジェリ

おさめられた2つの小説は、どちらもホモセクシュアルな官能に突き動かされる物語になっているが、「不純行為」では、男同士の愛情のなかにあって翻弄、苦悩しながらも理性的たらんとする知的な女性、ディーナ(実在のモデルが存在するらしい)が印象に残る。そして、「愛しいひと」では、同性愛の欲望が空回りし、もどかしく悶えるさまがこれでもか、と描かれる。
少年たちが水遊びなどで遊ぶシーンがまぶしいのは、いつも通り。
後の『あることの夢』や「アッカトーネ」にも通じる作品か。
『生命ある若者』
パゾリーニの『生命ある若者』を読んだ。
原題には「与太者」という意味合いがあるらしく、この前読んだ『あることの夢』とか、映画「アッカトーネ」と通ずるところのある、与太者の生態を描いた作品。
これでなるほど、と思っていたら、『テオレマ』はぜんぜん違うすごい作品だったし、「王女メディア」も「大きな鳥と小さな鳥」もまた別物。
パゾリーニを寺山修司と比較する対談映像を見たりして、ますます目が離せなくなってきたパゾリーニ、とか言いながら、あとパゾリーニでさらえていないものも少なくなってきた。
大きな鳥と小さな鳥
かれこれ10年ほど前、パゾリーニの映画を特集して上映されたことがあった。
そのとき、まとめてパゾリーニを見たのだが、その中でも、最も印象に残って、大笑いして、その1年に見た映画ベスト1だ!と思ったのが、この「大きな鳥と小さな鳥」だ。
やはり音楽の使い方がただものではない。
邪王院弘
ねみ
No.305
丼野M美
荻野アサミ
いずこねこ
CANDY STUD
サオリリス
パゾリーニの『テオレマ「定理」』を読んだ。
映画テオレマとほぼ同時に出たもので、原作でもなくシナリオでもなく、ノベライズでもない作品。
ごく普通の一般家庭にひとりの男がやってきてはじまる変化。

以下、目次。

第1部
1、データ
2、そのほかのデータ(1)
3、そのほかのデータ(2)
4、そのほかのデータ(3)
5、そのほかのデータ(4)
6、データの陳述、終わり
7、一家の賓客、聖なる性
8、裸になった自分の体の無惨な貧弱さ、そして友の裸体による啓示
9、啓示への抵抗
10、小天使(アンジョリーノ)。彼は来て、また去る
11、自分自身を醜聞の手段として指示すること
12、つまるところは密通なのか?
13、ここではブルジョア少年の新たな入門が始まる
14、無秩序と不服従への再教育
15、《ぼくらが初めて愛する人は…》
16、父親の番である
17、かつて見たこともない朝の光のように、すべては奇蹟的である
18、《世界を簒奪された者》たちの雅びとお道化
19、戸外の朝食
20、父親が死ぬなどと、あり得ることだろうか?
21、病気の男(少年に退歩している)の、健康な青年(大昔の男に昇格している)による儀式
22、恋をしている父親の瞳を通じて
23、男性のねぐらのなかの少女
24、《最初の楽園はオデッタ…》
25、所有主から被所有物に
26、ポー川の岸辺に茂る黄色い葦
27、《ヘブライ人たちは荒野への道を進んだ》
28、ふたたび、天使のお告げ

第1部へのつけたし
死の渇き
近親姦と現実の同一視
生きていることの損失
自己観念の破壊
下層プロレタリアートと神の共謀

第2部
1、帰結(1)-エミリアの場合
2、帰結(2)-オデッタの場合
3、農家にて
4、ここでは、オデッタがどのようにしてついに神を失うか、あるいは裏切ることになるか、述べられる
5、吹出物
6、帰結(3)-ピエトロの場合
7、いらくさ
8、ふたたび、いらくさ
9、才能と技術
10、《確かに、恵まれた家庭の…》
11、ここでは、ピエトロ君がついに神を失う、あるいは裏切ることになる次第が述べられる
12、帰結(4)-ルチーアの場合
13、ここでは、ルチーアもついには神を失う、あるいは裏切るに至るという次第が述べられる
14、浮揚の奇蹟
15、聖性にかんする調査
16、死すべき時が来た
17、帰結(5)-パオロの場合
18、工場の贈与にかんする調査
19、《ああ、裸足よ私の足よ…》

付録
一件書類

この日のことは、またゆっくりと書く。
すごい楽しい1日。

カンタベリー物語

2011年10月28日 映画
カンタベリー物語
パゾリーニ監督の「カンタベリー物語」
これ、中学のときに、見に行きたくてしかたがなかった映画。
生と性と祝祭と。
オナラのネタが多いのが、子供時代の自分に訴えかけたのだろうか。
その傾向は、今もそんなに変わらない。
最後に悪魔が出てきて大騒ぎになるシーンは、毎日こうだとこりゃ泣けてくる高揚感。

王女メディア

2011年10月27日 映画
王女メディア
パゾリーニ監督の「王女メディア」
ギリシア悲劇なんだから、きっと退屈なんだろうな、と思ってたら、めちゃくちゃ刺激的!
音楽は日本をはじめアジアのを使っているのが奇妙奇天烈。あれは長唄なんだろうか、普通にポロンポロンと奏でながら歌ってたりする。
メディアの呪いにより花嫁が死ぬシーンは、なんと炎に包まれるのと、墜落の2パターンで、どっちもすごい。
うむ。詳しく書きたい。

アッカトーネ

2011年10月26日 映画
アッカトーネ
パゾリーニ初期に特徴的な、与太者たちの生態を描く作品。
働こうとしても仕事がなくて、ぶらぶらあぶれながら、売春婦のヒモとして暮らす日々。盗みなどは当たり前。
ラストで、警察に追われたあげく、道路上で死んでしまうアッカトーネの姿は「勝手にしやがれ」を想起させた。「勝手にしやがれ」は「チョ~最悪!」で終わるけど、「アッカトーネ」は「悪くない」で終わるあたりが面白い。
20世紀の巨匠シリーズ「ピエル・パオロ・パゾリーニ」
パゾリーニの死にまつわる陰謀論を排して、パゾリーニの作品から「死の予言」を解読する。
どっちもどっち、という気もするが、詳しくはまた。

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