NEP She☆Starsチャリティーライブ@日本橋ラブコンシアター
2012年2月4日 アイドル日本橋ラブコンシアターで、NEP She☆Starsのチャリティライブ。
僕は午後4時からの第3部だけ参加。
mcは藤井えりさと清本晏名の「エイリアン」
1.ずっと見ていて☆(川口、谷口、清本、藤井、きら、りな)
2.一緒に(同上)
自己紹介
3.ViVi夏(長谷川、りほほん=じゅりほん)
4.ビリーブ(同上)
5.アイルビーゼア(川口、谷口、清本、藤井、きら、りな)
6.ディペンド・オン・ユー(8人全員)
アンコール
7.ビリーブ・ユア・アイズ
ライブ終了後、ミドリ電化JR尼崎店のインストアライブのユーストリームを見るために、ダッシュで帰宅。
ポンバシwktkメイツから見ることができた。
ネップシスターズは、こっちのライブにも参加していた。(森下、松本、吉田、佐藤、岩崎)
他にユーストリームで見れたのは、Csli、SKETCH、Mary Angel、Elastico-Pegasus、葉月、小桃音まい。(順不同)
池本真緒とPiminyは視聴に間に合わず、JK21はユーストリーム配信が切れて、見れず。(ライブしなかった可能性もある)JK21はプチっ娘や研究生が出ていたので、どんなものなのか確認する絶好のチャンスだと思ったのだが、見送り。
僕は午後4時からの第3部だけ参加。
mcは藤井えりさと清本晏名の「エイリアン」
1.ずっと見ていて☆(川口、谷口、清本、藤井、きら、りな)
2.一緒に(同上)
自己紹介
3.ViVi夏(長谷川、りほほん=じゅりほん)
4.ビリーブ(同上)
5.アイルビーゼア(川口、谷口、清本、藤井、きら、りな)
6.ディペンド・オン・ユー(8人全員)
アンコール
7.ビリーブ・ユア・アイズ
ライブ終了後、ミドリ電化JR尼崎店のインストアライブのユーストリームを見るために、ダッシュで帰宅。
ポンバシwktkメイツから見ることができた。
ネップシスターズは、こっちのライブにも参加していた。(森下、松本、吉田、佐藤、岩崎)
他にユーストリームで見れたのは、Csli、SKETCH、Mary Angel、Elastico-Pegasus、葉月、小桃音まい。(順不同)
池本真緒とPiminyは視聴に間に合わず、JK21はユーストリーム配信が切れて、見れず。(ライブしなかった可能性もある)JK21はプチっ娘や研究生が出ていたので、どんなものなのか確認する絶好のチャンスだと思ったのだが、見送り。
『クビツリハイスクール』
2012年2月2日 読書
西尾維新の『クビツリハイスクール』を読んだ。2002年。
戯言遣いのシリーズ3作目
以下、目次
第1幕 狂言解糸
第2幕 子萩の鉄柵
第3幕 首吊高校
第4幕 闇突
第5幕 裏切再繰
第6幕 極限死
第7幕 赤き征裁
幕後 鈴蘭の誉れ
あらすじが裏表紙に書いてある。
いーちゃんは女子の制服を着て学園に潜入し、一姫を学園から連れ出そうとするが、それを阻む生徒たち。
どうやら、この学園は陸軍中野学校みたいな、奇妙な技の使い手を養成する場所だったようだ。
人の裏をかくことの天才、いーちゃんが脱出を試みるが、学園の策師・萩原子荻(はぎわら・しおぎ)にまんまと読まれて先回りされたり、ナイフ二刀流の西条玉藻に襲われたり、死闘が繰り広げられる。
未だ姿を見せぬ学園トップの《病蜘蛛(ジグザグ)》市井遊馬(しせい・ゆま)と、《赤き征裁(オーバーキルドレッド)》哀川潤の対決が迫る。
と、いうことで、これはまるで風太郎忍法帖である。
よほど作者は山田風太郎の忍法帖が好きとみえて、はしばしに忍法帖をほうふつとさせるシーンが出てくる。若い読者にとっては、それは「ジョジョの奇妙な冒険」由来のものと映るかもしれない。
で、これは実はミステリでもあって、密室事件の謎がちゃんとある。
その謎の部分だけをとってみると、最終章で入院中の主人公、いーちゃんが看護師にクイズとして簡単にまとめているので、引用してみる。
換気孔もあるのだが、換気扇がねじでとめてあって、外から入ることもできなければ、外に出てから元に戻すこともできない。
作中では、ドアには鍵がっかっていなかった、という推理も出るが、却下される。
一見、不可能そうだが、看護師は即座に答えを出してしまう。あっさりと。主眼はそこにはない、という感じにも取れるが、最後の最後に謎解きされるので、実は主眼でもあったのである。
作品全体は、戯言と銘打つだけあって、言葉の力で局面を打開したり、ストーリーが進んでいったりするのが目立ち、演劇を思わせた。
僕はこの戯言シリーズを1作目の『クビキリサイクル』しか読んでなかったし、その内容もほぼ全部忘れているので、説明もなしに前作までの登場人物やら設定やらが書かれているのには閉口した。これだから、シリーズものは!と最初のうちはイライラしたが、読みすすむうちに、それほどの瑕疵には思えなくなってきた。それは、本書がむちゃくちゃ面白かったせいである。
また、本書では、主人公のいーちゃんの本名が明かされず、クイズ形式でほのめかされている。
ヒントは4つ。
1、今までについたニックネームは、「いーたん」「師匠」「いっくん」「いの字」「いー兄」「いーの」「いのすけ」「戯言遣い」「詐欺師」
2、名前をローマ字表記したとき、母音の数は8、子音の数は7。
3、五十音で「あ」を「1」、「い」を「2」、「う」を「3」…そして「ん」を「46」として、名前を数字に置き換えたときの総和は134。
4、本名で呼んだ人はみんな死んでいる。
さて、作中の人名を見るかぎり、いかなる突拍子もない名前でもありうるような環境作りはされているので、自由に名前を考えることができるが、正解はいかに?
次作であっさり本名が明かされているかもしれないが、僕なりに考えてみた。
ニックネームで使われている「い」と、死に結びつく名前であることをヒントにしてみて、2と3の数字に合致するこんな名前を思いついた。
「いのち・みじかしみ」命短かし身→井野地・短紙魚
「いったら・しししぬ」言ったら、し、し、死ぬ→逸太良・獅子子奴
戯言遣いのシリーズ3作目
以下、目次
第1幕 狂言解糸
第2幕 子萩の鉄柵
第3幕 首吊高校
第4幕 闇突
第5幕 裏切再繰
第6幕 極限死
第7幕 赤き征裁
幕後 鈴蘭の誉れ
あらすじが裏表紙に書いてある。
「紫木一姫(ゆかりきいちひめ)って生徒を学園から救い出すのが、今回のあたしの仕事」
「救い出すって…まるで学園がその娘を拘禁してるみたいな言い方ですね」
人類最強の請負人、哀川潤から舞い込んだ奇妙な依頼に従って私立澄百合学園、またの名を《首吊高校》に潜入した「ぼく」こと“戯言遣い・いーちゃんは恐るべき殺戮の嵐に巻き込まれる-。
新青春エンタの真打ち、<戯言シリーズ>。
維新を読まずに何を読む!
いーちゃんは女子の制服を着て学園に潜入し、一姫を学園から連れ出そうとするが、それを阻む生徒たち。
どうやら、この学園は陸軍中野学校みたいな、奇妙な技の使い手を養成する場所だったようだ。
人の裏をかくことの天才、いーちゃんが脱出を試みるが、学園の策師・萩原子荻(はぎわら・しおぎ)にまんまと読まれて先回りされたり、ナイフ二刀流の西条玉藻に襲われたり、死闘が繰り広げられる。
未だ姿を見せぬ学園トップの《病蜘蛛(ジグザグ)》市井遊馬(しせい・ゆま)と、《赤き征裁(オーバーキルドレッド)》哀川潤の対決が迫る。
と、いうことで、これはまるで風太郎忍法帖である。
よほど作者は山田風太郎の忍法帖が好きとみえて、はしばしに忍法帖をほうふつとさせるシーンが出てくる。若い読者にとっては、それは「ジョジョの奇妙な冒険」由来のものと映るかもしれない。
で、これは実はミステリでもあって、密室事件の謎がちゃんとある。
その謎の部分だけをとってみると、最終章で入院中の主人公、いーちゃんが看護師にクイズとして簡単にまとめているので、引用してみる。
とあるところにとある部屋があります。部屋の鍵は掌紋チェッカーによるID方式になっていて、部屋の持ち主でないと外側からでは施錠も解錠もできません。さて、ある日、あなたと、あなたの友達二人、合わせて三人で、その部屋を訪れました。ドアが閉まっていて開かなかったのでこじ開けてみると、バラバラに解体された部屋の持ち主の死体が発見されました。
さて、犯人はいかなる手段を用いて、この不可能をなしとげたのでしょう?
換気孔もあるのだが、換気扇がねじでとめてあって、外から入ることもできなければ、外に出てから元に戻すこともできない。
作中では、ドアには鍵がっかっていなかった、という推理も出るが、却下される。
一見、不可能そうだが、看護師は即座に答えを出してしまう。あっさりと。主眼はそこにはない、という感じにも取れるが、最後の最後に謎解きされるので、実は主眼でもあったのである。
作品全体は、戯言と銘打つだけあって、言葉の力で局面を打開したり、ストーリーが進んでいったりするのが目立ち、演劇を思わせた。
僕はこの戯言シリーズを1作目の『クビキリサイクル』しか読んでなかったし、その内容もほぼ全部忘れているので、説明もなしに前作までの登場人物やら設定やらが書かれているのには閉口した。これだから、シリーズものは!と最初のうちはイライラしたが、読みすすむうちに、それほどの瑕疵には思えなくなってきた。それは、本書がむちゃくちゃ面白かったせいである。
また、本書では、主人公のいーちゃんの本名が明かされず、クイズ形式でほのめかされている。
ヒントは4つ。
1、今までについたニックネームは、「いーたん」「師匠」「いっくん」「いの字」「いー兄」「いーの」「いのすけ」「戯言遣い」「詐欺師」
2、名前をローマ字表記したとき、母音の数は8、子音の数は7。
3、五十音で「あ」を「1」、「い」を「2」、「う」を「3」…そして「ん」を「46」として、名前を数字に置き換えたときの総和は134。
4、本名で呼んだ人はみんな死んでいる。
さて、作中の人名を見るかぎり、いかなる突拍子もない名前でもありうるような環境作りはされているので、自由に名前を考えることができるが、正解はいかに?
次作であっさり本名が明かされているかもしれないが、僕なりに考えてみた。
ニックネームで使われている「い」と、死に結びつく名前であることをヒントにしてみて、2と3の数字に合致するこんな名前を思いついた。
「いのち・みじかしみ」命短かし身→井野地・短紙魚
「いったら・しししぬ」言ったら、し、し、死ぬ→逸太良・獅子子奴
土屋隆夫の『七歳の告白』を読んだ。
「七歳の告白」1958年
「夢の足跡」1957年
「二枚の百円札」1958年
「白樺タクシーの男」
「奇妙な招待状」1951年
「いじめられた女」1952年
「小さな鬼たち」1956年
「狂った季節」1954年
「暗い部屋」1958年
「マリアの丘」1952年
「七歳の告白」1958年
「夢の足跡」1957年
「二枚の百円札」1958年
「白樺タクシーの男」
「奇妙な招待状」1951年
「いじめられた女」1952年
「小さな鬼たち」1956年
「狂った季節」1954年
「暗い部屋」1958年
「マリアの丘」1952年
南條範夫の『情事の連環』を読んだ。1963年
墓場で会った男
劇場で会った女
空の上で会った男
湖畔で会った女
密室で会った男と女
金と肉欲におぼれた男女の罠と策略の連作長編。
登場人物は関連しており、ひとつの世界での出来事が描かれている。
最初の「墓場で会った男」で策略によってまんまといい目を見た人物が、別の話ではだまされてひどい目にあっていたり、と、ストーリーが連環していく。
うむ。面白い。
ふだん、金にも肉欲にも縁遠い日々を送っているだけに、こういうギラギラした欲望に取りつかれた人物たちを読むと、自分も何かたくらまないと、生きている実感がわかないのかもな、と思わされた。
墓場で会った男
劇場で会った女
空の上で会った男
湖畔で会った女
密室で会った男と女
金と肉欲におぼれた男女の罠と策略の連作長編。
登場人物は関連しており、ひとつの世界での出来事が描かれている。
最初の「墓場で会った男」で策略によってまんまといい目を見た人物が、別の話ではだまされてひどい目にあっていたり、と、ストーリーが連環していく。
うむ。面白い。
ふだん、金にも肉欲にも縁遠い日々を送っているだけに、こういうギラギラした欲望に取りつかれた人物たちを読むと、自分も何かたくらまないと、生きている実感がわかないのかもな、と思わされた。
トロイ・ニクシー監督の「ダーク・フェアリー」を見に行った。
「パンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロが脚本とプロデュースをしている、というのが売りで、見に行くまで、別の人が監督しているのを知らなかった。
テレビムービー「地下室の魔物」のリメイクで、古い館に住む「子供の歯を食べるモンスター」と家族の戦いを描く。
元のテレビムービーは見た人にトラウマを与えるほどの怖さがあったと聞くが、この映画に関しては、さほど怖くはなかった。あるいは、日本人の怖さに対する感覚とはずれていた、という感じかもしれない。魔物が登場するのだが、それが、まあ、小猿なのである。ずるがしこい小猿なので、はさみを使って人間に切りつけたり、複数の小猿が力をあわせて人間を綱引きよろしく引っ張ったりする。チームプレイがとられるわけだ。
小猿が人間を襲う、と言う様なシチュエーションは、わりと日常にもあるので、悪夢をみるような状況ではない。
映画のプロダクションノートを読むと、魔物は必ずちゃんと観客に見せなければならない、という信念のもと、魔物の造形がされたとのことだが、それが、わくわく動物ランド的な映像になってしまった。子役の女子も、ぽっちゃり太っていて、あんまり可愛くない。ああ、残念だな、というふうに思っているとき、頭には「リング」の海外版のことが思い出されていた。あの海外版のリングの貞子の造形ったら、怖さをみじんも感じさせないものだった。
ただし、これはほんと、僕だけの意見なのかもしれない。
と、いうのは、過去に将棋の加藤一二三九段が、近所の野良猫に餌付けをして困る、と近隣住民から訴えられていたニュースを思い出したのだ。その近隣住民は、猫のにおいなど、要するに、猫が存在することによって、夜も眠れないほどの精神的苦痛を味わったそうなのだ。近隣住民にとっては、猫が「歯を食べる魔物」にも相当するトラウマもののモンスターだったのである。とうてい考えられないことだ。近隣住民にとっては、家のまわりに猫が徘徊する映画などを見せられたら絶叫したに違いなくて、その感情を僕が理解できないこととは無関係に、そうした事実は厳に存在しているのである。
そう感じながらプロダクションノートを読んでいると、魔物の動きには、「チチカットフォーリーズ」を参考にした、との言葉を見つけた。フレデリック・ワイズマンのドキュメンタリー映画で、精神病院の患者を映している。つまり、気違いの行動が怖いものとして参照されたわけで、このあたりも、なんだ、ちっとも怖くないなあ、と思わせる一因だったのかもしれない。
http://darkfairy.jp/
「パンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロが脚本とプロデュースをしている、というのが売りで、見に行くまで、別の人が監督しているのを知らなかった。
テレビムービー「地下室の魔物」のリメイクで、古い館に住む「子供の歯を食べるモンスター」と家族の戦いを描く。
元のテレビムービーは見た人にトラウマを与えるほどの怖さがあったと聞くが、この映画に関しては、さほど怖くはなかった。あるいは、日本人の怖さに対する感覚とはずれていた、という感じかもしれない。魔物が登場するのだが、それが、まあ、小猿なのである。ずるがしこい小猿なので、はさみを使って人間に切りつけたり、複数の小猿が力をあわせて人間を綱引きよろしく引っ張ったりする。チームプレイがとられるわけだ。
小猿が人間を襲う、と言う様なシチュエーションは、わりと日常にもあるので、悪夢をみるような状況ではない。
映画のプロダクションノートを読むと、魔物は必ずちゃんと観客に見せなければならない、という信念のもと、魔物の造形がされたとのことだが、それが、わくわく動物ランド的な映像になってしまった。子役の女子も、ぽっちゃり太っていて、あんまり可愛くない。ああ、残念だな、というふうに思っているとき、頭には「リング」の海外版のことが思い出されていた。あの海外版のリングの貞子の造形ったら、怖さをみじんも感じさせないものだった。
ただし、これはほんと、僕だけの意見なのかもしれない。
と、いうのは、過去に将棋の加藤一二三九段が、近所の野良猫に餌付けをして困る、と近隣住民から訴えられていたニュースを思い出したのだ。その近隣住民は、猫のにおいなど、要するに、猫が存在することによって、夜も眠れないほどの精神的苦痛を味わったそうなのだ。近隣住民にとっては、猫が「歯を食べる魔物」にも相当するトラウマもののモンスターだったのである。とうてい考えられないことだ。近隣住民にとっては、家のまわりに猫が徘徊する映画などを見せられたら絶叫したに違いなくて、その感情を僕が理解できないこととは無関係に、そうした事実は厳に存在しているのである。
そう感じながらプロダクションノートを読んでいると、魔物の動きには、「チチカットフォーリーズ」を参考にした、との言葉を見つけた。フレデリック・ワイズマンのドキュメンタリー映画で、精神病院の患者を映している。つまり、気違いの行動が怖いものとして参照されたわけで、このあたりも、なんだ、ちっとも怖くないなあ、と思わせる一因だったのかもしれない。
http://darkfairy.jp/
日本橋ラブコンシアターでファンタピースの「F☆P改名メモリアルパーティー」
午前11時30分からの第1部のみ参加。
1.ずっとみていて☆(きら、あゆむ、すず、ふうか、ゆうな、なっちゃん、りんか、じゅり)
2.一緒に(きら、りんか、じゅり、あゆむ、すず)
3.ギャグ100回分愛してください(るな、えりさ、かれん、もえみ=BUB)
4.シンギング(ゆうな、なつみ、ふうか)
5.ライオン(りんか、かれん、じゅり)
6.年下の男の子(すず、ふうか、えりさ)
7.君だけにLOVE YOU(ゆうな、なつみ、あゆむ、るな、もえみ、きら)
8.サンサンサンシャイン(全員)
9.ギブ・ミー・ラブ
以下、アンコール
10、ロンリーオンリー
1ヶ月ほどたってこの日記を書いているのだが(2月20日)、すでにいなくなってしまったメンバーの名前を書くごとに、涙ものである。
十三のArdienteでTake offのライブ。
僕は1部のみ参加。
まずは、ダンスバトル。
ラムのラブソング/Marino
青春バスガイド/Marino
けいたい電話/Take off
大声ダイヤモンド/Take off
休憩
ちょこっとLOVE/Take off
チュッ夏パーティー/Take off
インターネットラジオ収録(10分番組)
三日月/Marino
さて、この後、ゲームコーナーもあったようだが、時間がなくなって、離脱。
「けいたい電話」はMAY BE MAXの歌で、歌詞の中にも「メイビー」が残ったままだった。
けっこう長時間いたはずなのに、Take offの歌は4曲しか聞けていない、というのが謎。
午後4時から、千里中央のよみうり文化ホールでNAIBI FESTIVAL Vol.31
1部 ESSE ACADEMY 15th ANNIVERSARY CONCERT
お芝居「龍の子太郎」
1.Vocal & Danceメドレー
Ring a Ding Dong
笑ってたいんだ
Ready to be a lady
2.BOYS Lil Chill &フレンズ
Everybody Go
3.れもんず♪TIME
れもんず♪メドレー(めぐる恋の季節とか)
4.キャラメルリボンTIME
恋のミュージック
5.HIP HOP
6.LOCK
7.ATSUKO
三国駅
8.YU-YA
STAY
9.JAZZ CREW
10.Finale
2部 ESSE DANCE REVOLUTION 2012
1.Studio ESSE J-POPプチクラス&新森幼稚園特別保育キッズダンス合同クラス
2.四条畷キッズダンス1班
3.セイハHIP HOPクラス
4.愛の恵幼稚園
5.此花スポーツセンターキッズダンス
6.四条畷キッズダンス2班
7.Studio ESSE K-POPクラス(KANA & KAEDE先生)
8.ESSE吹田山田南
9.西成スポーツセンターキッズダンス
10.ESSE北江口プチクラス
11.Studio ESSE J-POPミニ&ママクラス
12.ESSE住之江キッズダンス
13.IMK
14.ESSE北江口Aクラス
15.四条畷キッズダンス3班
16.Studio ESSE J-POP kid’sクラス
17.ESSE長居
street ESSE DANCE REVOLUTION
前半はキッズのプログラム
1.ESSE北江口ストリートダンス入門
2.Studio ESSE HIP HOP Kid’sクラス(HOSHITO先生)
3.Studio ESSE HIP HOP Kid’sクラス(KUCHA先生)
4.ESSE北江口ストリートダンス初中級
5.ESSE北江口Bクラス
6.ESSE尼崎
7.ESSE北江口Cクラス
1.Studio ESSE LOCKクラス
2.Studio ESSE HOUSEクラス
3.Studio ESSE FREE STYLEクラス
4.Studio ESSE HIP HOPクラス(EI先生)
5.Studio ESSE HIP HOPクラス(HOSHITO先生)
6.Studio ESSE HIP HOPクラス(NOBOU先生)
7.Studio ESSE HIP HOPクラス(KUCHA先生)
8.Studio ESSE HIP HOPクラス(SHOHEI先生)
後半、プログラムに記載の順番とは6番と7番が入れ替わっている。
ダンス漬けのプログラムで堪能した!
午前11時30分からの第1部のみ参加。
1.ずっとみていて☆(きら、あゆむ、すず、ふうか、ゆうな、なっちゃん、りんか、じゅり)
2.一緒に(きら、りんか、じゅり、あゆむ、すず)
3.ギャグ100回分愛してください(るな、えりさ、かれん、もえみ=BUB)
4.シンギング(ゆうな、なつみ、ふうか)
5.ライオン(りんか、かれん、じゅり)
6.年下の男の子(すず、ふうか、えりさ)
7.君だけにLOVE YOU(ゆうな、なつみ、あゆむ、るな、もえみ、きら)
8.サンサンサンシャイン(全員)
9.ギブ・ミー・ラブ
以下、アンコール
10、ロンリーオンリー
1ヶ月ほどたってこの日記を書いているのだが(2月20日)、すでにいなくなってしまったメンバーの名前を書くごとに、涙ものである。
十三のArdienteでTake offのライブ。
僕は1部のみ参加。
まずは、ダンスバトル。
ラムのラブソング/Marino
青春バスガイド/Marino
けいたい電話/Take off
大声ダイヤモンド/Take off
休憩
ちょこっとLOVE/Take off
チュッ夏パーティー/Take off
インターネットラジオ収録(10分番組)
三日月/Marino
さて、この後、ゲームコーナーもあったようだが、時間がなくなって、離脱。
「けいたい電話」はMAY BE MAXの歌で、歌詞の中にも「メイビー」が残ったままだった。
けっこう長時間いたはずなのに、Take offの歌は4曲しか聞けていない、というのが謎。
午後4時から、千里中央のよみうり文化ホールでNAIBI FESTIVAL Vol.31
1部 ESSE ACADEMY 15th ANNIVERSARY CONCERT
お芝居「龍の子太郎」
1.Vocal & Danceメドレー
Ring a Ding Dong
笑ってたいんだ
Ready to be a lady
2.BOYS Lil Chill &フレンズ
Everybody Go
3.れもんず♪TIME
れもんず♪メドレー(めぐる恋の季節とか)
4.キャラメルリボンTIME
恋のミュージック
5.HIP HOP
6.LOCK
7.ATSUKO
三国駅
8.YU-YA
STAY
9.JAZZ CREW
10.Finale
2部 ESSE DANCE REVOLUTION 2012
1.Studio ESSE J-POPプチクラス&新森幼稚園特別保育キッズダンス合同クラス
2.四条畷キッズダンス1班
3.セイハHIP HOPクラス
4.愛の恵幼稚園
5.此花スポーツセンターキッズダンス
6.四条畷キッズダンス2班
7.Studio ESSE K-POPクラス(KANA & KAEDE先生)
8.ESSE吹田山田南
9.西成スポーツセンターキッズダンス
10.ESSE北江口プチクラス
11.Studio ESSE J-POPミニ&ママクラス
12.ESSE住之江キッズダンス
13.IMK
14.ESSE北江口Aクラス
15.四条畷キッズダンス3班
16.Studio ESSE J-POP kid’sクラス
17.ESSE長居
street ESSE DANCE REVOLUTION
前半はキッズのプログラム
1.ESSE北江口ストリートダンス入門
2.Studio ESSE HIP HOP Kid’sクラス(HOSHITO先生)
3.Studio ESSE HIP HOP Kid’sクラス(KUCHA先生)
4.ESSE北江口ストリートダンス初中級
5.ESSE北江口Bクラス
6.ESSE尼崎
7.ESSE北江口Cクラス
1.Studio ESSE LOCKクラス
2.Studio ESSE HOUSEクラス
3.Studio ESSE FREE STYLEクラス
4.Studio ESSE HIP HOPクラス(EI先生)
5.Studio ESSE HIP HOPクラス(HOSHITO先生)
6.Studio ESSE HIP HOPクラス(NOBOU先生)
7.Studio ESSE HIP HOPクラス(KUCHA先生)
8.Studio ESSE HIP HOPクラス(SHOHEI先生)
後半、プログラムに記載の順番とは6番と7番が入れ替わっている。
ダンス漬けのプログラムで堪能した!
京セラドーム大阪でヤマダ電機主催の「家電フェア2012&大処分蚤の市」
入場無料のうえ、ドリンクチケットを1枚もらえた。
目当ては安い家電製品よりもステージイベントにあったわけだが、入場時には谷村奈南のライブがはじまっていた。
彼女の歌を耳にしながら、まずはおもちゃのコーナーを見に行ったら、なんと、ズーブルズのコロンちゃんの着ぐるみがいて、カラフルな背景で写真撮影を行なっていた。
もちろん、写真を撮ってもらった。(グリーの日記にあげました)
さて、ステージイベントは、
午後3時40分と午後6時5分からのSUPER☆GIRLSと、午後2時25分からのお笑いライブを見た。
お笑いは、銀シャリ、ザブングル、我が家、あべこうじ、ロッチ、ガレッジセール、2丁拳銃、中川家の8組がそれぞれネタを披露した。
こういうイベントでのお客さん、とくに整理券をとって座席を確保した人じゃなくて、僕みたいに並ぶのがいやで甘んじて立ち見を選ぶ人たちの集まる場所では、不思議な現象が起こる。
とにかく、私語が多いのだ。
ステージを見ようと寄ってきたところや、そのおしゃべり内容から、熱烈ではないにしても演者のファンだということはわかるのだが、ネタをほとんどきかずに、しゃべるのだ。これには閉口した。
さて、SUPER☆GIRLSのほうは、1回目と2回目のセットリストは一緒だった。
1、エブリバディ・ジャンプ
2、女子力←パラダイス
3、初恋グラフィティ
4、MAX乙女心
僕はSUPER☆GIRLSはあんまりよく知らないのだが、荒井玲良と、田中美麗が気になっている。荒井玲良は純粋に顔立ちが好きなのだが、いつも帽子で見分けがつく田中美麗は、歌の振り付けで、前列がサッとしゃがんだときに、後方にすっと現れる姿がとてつもなくかっこよくて好きなのだ。大阪出身の溝手るかも要チェックだと思うが、チェックできるほど関西には来ないので、よくわからない。
うむ。この日記は1月8日以来、ずっとためこんでいる日記がはかどらないので、とにかく今日あったことを忘れないうちに書こうと思って書いているが、ちょっと酒が入っているせいもあって、文章がだらだらとしていてよくないな。でも、なおす気が起こらない。
ドームから近い、ということもあって、午後7時から九条のBBステーションでOSAKA BB WAVEのライブを見た。
月に2回の定期ライブだが、2月の最初は道頓堀でライブしないようなので、ここで見ておこうか、と積極的に思えたのだ。
セットリストは例によって、よくわからないのだが、
トンボリ・ブギーガールのあと、中迫ちゃんのバースデイ・サプライズがあってメンバーからメッセージを書いた色紙などもらっていた。
パワー・トゥ・ザ・ピープル、ララのワンダーランド、ミラクル、グッドラッキー、トゥデイ&フォーエバー、ラブ&スマイルなど。
抜けている2曲は、タイトルがはっきりわからない曲だ。
アンコールで、キープ・オン・スマイリング。
OSAKA BB WAVEは、創叡と言ってた頃から一貫して、アット・ホームな雰囲気があるのが、いいところだ。
さて、実は今日は、国立国際美術館で草間弥生の映画を見ようと思っていたのだが、整理券を配布する午前10時の段階で既に長蛇の列で、満員になってしまい、見ることができなかった。
ただ、並んでいるお客さんたちのファッションを見て、ちょっとゲンナリしてしまった。
ベージュとか茶色とか、ごくごく普通のファッションをした人たちばかりだったのだ。つまり、草間スピリットをこれっぽっちも感じさせない人たちが、草間弥生のドキュメンタリーを見ようと集まったのだ。
一般人にもその魅力が浸透しているという点ではオッケーなのだが、多少なりとも、いいと思ったのなら、後ろ指ひとつさされないファッションで安心している怠惰を大いに反省すべきだ。
まあ、整理券とれなくて、映画見れなかったのでブチブチ言ってるわけだが。
って、日記書いてアップしようとしたらメンテナンス中って、萎えるな~
入場無料のうえ、ドリンクチケットを1枚もらえた。
目当ては安い家電製品よりもステージイベントにあったわけだが、入場時には谷村奈南のライブがはじまっていた。
彼女の歌を耳にしながら、まずはおもちゃのコーナーを見に行ったら、なんと、ズーブルズのコロンちゃんの着ぐるみがいて、カラフルな背景で写真撮影を行なっていた。
もちろん、写真を撮ってもらった。(グリーの日記にあげました)
さて、ステージイベントは、
午後3時40分と午後6時5分からのSUPER☆GIRLSと、午後2時25分からのお笑いライブを見た。
お笑いは、銀シャリ、ザブングル、我が家、あべこうじ、ロッチ、ガレッジセール、2丁拳銃、中川家の8組がそれぞれネタを披露した。
こういうイベントでのお客さん、とくに整理券をとって座席を確保した人じゃなくて、僕みたいに並ぶのがいやで甘んじて立ち見を選ぶ人たちの集まる場所では、不思議な現象が起こる。
とにかく、私語が多いのだ。
ステージを見ようと寄ってきたところや、そのおしゃべり内容から、熱烈ではないにしても演者のファンだということはわかるのだが、ネタをほとんどきかずに、しゃべるのだ。これには閉口した。
さて、SUPER☆GIRLSのほうは、1回目と2回目のセットリストは一緒だった。
1、エブリバディ・ジャンプ
2、女子力←パラダイス
3、初恋グラフィティ
4、MAX乙女心
僕はSUPER☆GIRLSはあんまりよく知らないのだが、荒井玲良と、田中美麗が気になっている。荒井玲良は純粋に顔立ちが好きなのだが、いつも帽子で見分けがつく田中美麗は、歌の振り付けで、前列がサッとしゃがんだときに、後方にすっと現れる姿がとてつもなくかっこよくて好きなのだ。大阪出身の溝手るかも要チェックだと思うが、チェックできるほど関西には来ないので、よくわからない。
うむ。この日記は1月8日以来、ずっとためこんでいる日記がはかどらないので、とにかく今日あったことを忘れないうちに書こうと思って書いているが、ちょっと酒が入っているせいもあって、文章がだらだらとしていてよくないな。でも、なおす気が起こらない。
ドームから近い、ということもあって、午後7時から九条のBBステーションでOSAKA BB WAVEのライブを見た。
月に2回の定期ライブだが、2月の最初は道頓堀でライブしないようなので、ここで見ておこうか、と積極的に思えたのだ。
セットリストは例によって、よくわからないのだが、
トンボリ・ブギーガールのあと、中迫ちゃんのバースデイ・サプライズがあってメンバーからメッセージを書いた色紙などもらっていた。
パワー・トゥ・ザ・ピープル、ララのワンダーランド、ミラクル、グッドラッキー、トゥデイ&フォーエバー、ラブ&スマイルなど。
抜けている2曲は、タイトルがはっきりわからない曲だ。
アンコールで、キープ・オン・スマイリング。
OSAKA BB WAVEは、創叡と言ってた頃から一貫して、アット・ホームな雰囲気があるのが、いいところだ。
さて、実は今日は、国立国際美術館で草間弥生の映画を見ようと思っていたのだが、整理券を配布する午前10時の段階で既に長蛇の列で、満員になってしまい、見ることができなかった。
ただ、並んでいるお客さんたちのファッションを見て、ちょっとゲンナリしてしまった。
ベージュとか茶色とか、ごくごく普通のファッションをした人たちばかりだったのだ。つまり、草間スピリットをこれっぽっちも感じさせない人たちが、草間弥生のドキュメンタリーを見ようと集まったのだ。
一般人にもその魅力が浸透しているという点ではオッケーなのだが、多少なりとも、いいと思ったのなら、後ろ指ひとつさされないファッションで安心している怠惰を大いに反省すべきだ。
まあ、整理券とれなくて、映画見れなかったのでブチブチ言ってるわけだが。
って、日記書いてアップしようとしたらメンテナンス中って、萎えるな~
ザ・スパイダースの「にっぽん親不孝時代」を見た。山本邦彦監督、1968年
親の金を盗んでバンドを組む若者たち、そこにギャングも加わって大騒動。
途中、バンド仲間じゃなかったフーテンの2人、田辺がマチャアキからドラムスティックを奪い、ムッシュが井上順からギターを奪って、スパイダース7人がそろって「フリフリ」を演奏するシーンが楽しい。
「バンバンバン」などヒット曲も多数演奏されるが、汚い大人たちから奪い取った大金を中心にスパイダースがインディアンの儀式のように歌い踊るシーンも面白い。「大人たちには渡さない!」
配役では、マチャアキの父、堺駿二が井上順の父親役で出ているのが面白い。
また、恋愛が事情によって成就しないのもアイドル映画+フーテン映画らしくていい。(マチャアキの意中の人は、実は婦人警官だったとラストで明かされるが、マチャアキはその事実を知らぬまま)
親の金を盗んでバンドを組む若者たち、そこにギャングも加わって大騒動。
途中、バンド仲間じゃなかったフーテンの2人、田辺がマチャアキからドラムスティックを奪い、ムッシュが井上順からギターを奪って、スパイダース7人がそろって「フリフリ」を演奏するシーンが楽しい。
「バンバンバン」などヒット曲も多数演奏されるが、汚い大人たちから奪い取った大金を中心にスパイダースがインディアンの儀式のように歌い踊るシーンも面白い。「大人たちには渡さない!」
配役では、マチャアキの父、堺駿二が井上順の父親役で出ているのが面白い。
また、恋愛が事情によって成就しないのもアイドル映画+フーテン映画らしくていい。(マチャアキの意中の人は、実は婦人警官だったとラストで明かされるが、マチャアキはその事実を知らぬまま)
ジョン・ラングの『生存率ゼロ』を読んだ。1969年。
もう、最高に面白かった!今年のベスト1は確定なんじゃないか。
放射線科医師のピーター・ロスは学会出席のため、スペインに行っていた。そこで、ある死体の検死を依頼される。放射線科医師なので検死などやったことないのだが、金を積まれるし、断ると命まで危なそうなので、しぶしぶ引き受ける。
と、検死の最中に、死体の心臓部に、中身のわからない小箱を埋め込むことを強要される。
死体はアメリカに運ばれる、というのだが、さて、事の真相は。
死体に埋めて何かを運ぶんだから、麻薬だろう、と普通は思うが、これは宝さがしの大きなロマンが関わっていた。
スピーディーな展開、どんでん返しにつぐどんでん返し、これは面白い!
以下、目次。
第1部
プロローグ
1.トサ・デル・マール
2.棺付添人
3.酒と同情
4.検視もそこそこ
5.バルセロナ
6.サービス料
7.コルテスの結婚
第2部
プロローグ
8.腕に注射を
9.ちょっと体がくたびれて
10.パリ
11.死の確率
12.脱出
13.独房
第3部
プロローグ
14.好ましからざる人物
15.伯爵
16.逃走
17.グラナダ
18.イスマエル
19.アルハンブラ宮殿
20.仲間割れの公算
21.穴
22.ハンティング
23.本物
24.忠実な召使い
25.脱出口
エピローグ
まず何よりも、キャラクターの濃さが面白い。
死体に埋め込まれたコルテスのエメラルドの争奪戦で、とりあう悪党グループのなかでも、教授VS伯爵の帰趨には心がおどる。
「教授」は登場するなり、こんな話題をふってくる。
そして、まきこまれた主人公、ピーター・ロス医師のデータについて、こんなことを言い出す。
一時が万時、この調子である。
かくのごとく、教授は計算尺を使って、すべての物事の確率を数字ではじき出す。
主人公の生存確率については、こう言う。
つまり、教授の言うことを聞けば、生存の確率があがる、と脅しているわけだ。
主人公がいなくなったときに、教授はこう質問される。
本書のタイトル『生存率ゼロ』はこのくだりから取られている。
ちなみに、愛撫している教授のネクタイには全裸の女が描いてあるのだ。
一方、伯爵は、古風な城に住んでいるこびとである。自分のサイズにあうように城の中身を改造している。また、調教した鷹を使って、空から襲わせて人を殺す切り札を持っている。
これはライトノベルや漫画ではなく、40年以上昔に書かれた小説である。ここまでキャラクターのたった冒険スリラーははじめてだ。
また、主人公のロス医師が、ただ巻き込まれて翻弄されているにとどまらないキャラクターである。
絶体絶命の窮地にあっても、ついつい危険なほうに足を突っ込んでいって、しかもそれを面白がっている風情すらある。
う~む、昔、『殺人グランプリ』読んだときの印象は既に忘れ去ってしまっているが、今読み直したら、きっとめちゃくちゃ面白いんだろうな~。よし、近いうちにまたジョン・ラングを読もう。
ちなみに、ジョン・ラングは、のちにマイクル・クライトンの名前でベストセラーを続々と書いている。
もう、最高に面白かった!今年のベスト1は確定なんじゃないか。
放射線科医師のピーター・ロスは学会出席のため、スペインに行っていた。そこで、ある死体の検死を依頼される。放射線科医師なので検死などやったことないのだが、金を積まれるし、断ると命まで危なそうなので、しぶしぶ引き受ける。
と、検死の最中に、死体の心臓部に、中身のわからない小箱を埋め込むことを強要される。
死体はアメリカに運ばれる、というのだが、さて、事の真相は。
死体に埋めて何かを運ぶんだから、麻薬だろう、と普通は思うが、これは宝さがしの大きなロマンが関わっていた。
スピーディーな展開、どんでん返しにつぐどんでん返し、これは面白い!
以下、目次。
第1部
プロローグ
1.トサ・デル・マール
2.棺付添人
3.酒と同情
4.検視もそこそこ
5.バルセロナ
6.サービス料
7.コルテスの結婚
第2部
プロローグ
8.腕に注射を
9.ちょっと体がくたびれて
10.パリ
11.死の確率
12.脱出
13.独房
第3部
プロローグ
14.好ましからざる人物
15.伯爵
16.逃走
17.グラナダ
18.イスマエル
19.アルハンブラ宮殿
20.仲間割れの公算
21.穴
22.ハンティング
23.本物
24.忠実な召使い
25.脱出口
エピローグ
まず何よりも、キャラクターの濃さが面白い。
死体に埋め込まれたコルテスのエメラルドの争奪戦で、とりあう悪党グループのなかでも、教授VS伯爵の帰趨には心がおどる。
「教授」は登場するなり、こんな話題をふってくる。
「ゲーデルを知っているかね?」
「誰ですか?」
「クルト・ゲーデルだよ。おせっかいな男でね。彼の定理にずっと悩まされているんだよ」
そして、まきこまれた主人公、ピーター・ロス医師のデータについて、こんなことを言い出す。
「きみの身長、体重、年齢が当る確率はじつに14724分の1と出た」
「すいません」とロスはいった。
教授は肩をすぼめた。「こういうことはよくあることだよ。すべて方程式で出るようになっている。信頼限界というものは極めて低い。それで困るんあだな。正確な数字をはじき出したいと思うんだが、それが必ずしもできるわけではない。それから無作為要因というやつもあるしね」
「無作為要因といいますと?」
「確定できないできごとの起る可能性をそう言うんだよ。いわゆる単一事象の予知というやつだ。これは、ま、じつを言うと私の説だがね。今のところあまり理解できる人間がおらんのだよ。十次方程式がわからなくちゃだめなんでねえ」
一時が万時、この調子である。
「これは、ケーニヒスベルクの七つ橋の問題でオイラーの用いた位相幾何学的方法とだね、セベリーがみごとに解決した、月と地球の観測によるロケットの位置測定法とを組み合わせたものなんだ。これがまたうまくいってねえ」
「マドリッドから死体が飛行機で運び出された確率はおよそ9470分の1だ」
「ちょっと試算してみた結果、グアダラハーラの南、サセドンで遺棄されている公算が強いね。死体は当然なくなっているよ」
「そうでしょう」
「この線が一番強い。可能性は0.747と出たが、計算尺だから大ざっぱな数字だよ」
かくのごとく、教授は計算尺を使って、すべての物事の確率を数字ではじき出す。
主人公の生存確率については、こう言う。
「きみの生存確率は0.443と出た。言いかえれば、12月まできみが生きている見込みは2分の1以下ということになるわけだ」ここで教授は悲しげに頭をふった。「しかしだね。一縷の望みがあるにはある。最善生存確率がずっと高くなっている。正確に言うと、0.879」
つまり、教授の言うことを聞けば、生存の確率があがる、と脅しているわけだ。
主人公がいなくなったときに、教授はこう質問される。
「彼の生存の見込みはどうなんですか、先生」
教授は薄笑いをうかべながらネクタイを愛撫した。
「ゼロ。まったくゼロだね」
本書のタイトル『生存率ゼロ』はこのくだりから取られている。
ちなみに、愛撫している教授のネクタイには全裸の女が描いてあるのだ。
一方、伯爵は、古風な城に住んでいるこびとである。自分のサイズにあうように城の中身を改造している。また、調教した鷹を使って、空から襲わせて人を殺す切り札を持っている。
これはライトノベルや漫画ではなく、40年以上昔に書かれた小説である。ここまでキャラクターのたった冒険スリラーははじめてだ。
また、主人公のロス医師が、ただ巻き込まれて翻弄されているにとどまらないキャラクターである。
今やロスはのっぴきならない破目に落ちこんでいた。すき好んで渦中にとびこむバカとは彼のことだ。
絶体絶命の窮地にあっても、ついつい危険なほうに足を突っ込んでいって、しかもそれを面白がっている風情すらある。
う~む、昔、『殺人グランプリ』読んだときの印象は既に忘れ去ってしまっているが、今読み直したら、きっとめちゃくちゃ面白いんだろうな~。よし、近いうちにまたジョン・ラングを読もう。
ちなみに、ジョン・ラングは、のちにマイクル・クライトンの名前でベストセラーを続々と書いている。
笹沢左保の『結婚って何さ』を読んだ。1960年
ネタバレするので要注意。
面白くて読みやすかったので、まずは読んでみるのをおすすめします。
第1章 その夜の男
第2章 その日の女
第3章 トレンチコートの男
第4章 潜行する女
第5章 結婚って何さ
会社にスラックス姿で来た臨時雇いのOLを厳重注意する上司。
それに反発して、あっさり会社をやめてしまった女子2名。
この2人は、憂さ晴らしに酒をしこたま飲んで、行きずりの男性と一夜を過ごす。
朝、目覚めてみると、男が殺されていた!内側からは鍵をちゃんとかけておいたにもかかわらず!
と、いうお話。
2人の女性、ではあるが、そのうち1人は精神的に追い込まれて電車に轢かれて死亡。
とか言ううちに、もうひとつの事件にかかわる男性があらわれ、残された1人の女性とともに探偵しながらの逃避行。
この物語は、昔、テレビの「火曜日の女」シリーズで見たことがあった。犯人さがしのハラハラ感で、相当面白く見たはずだったのだが、内容はすっかり忘れていた。何せ、約40年前に見たドラマなのだ。小説ではコケシ手紙が出てきて、そういえば中学生の頃、コケシ手紙をもらって、秘密道具っぽい探偵趣味を満喫させたのだが、今でもあるのだろうか。
で、この小説、推理小説的なトリックが非常に面白くて、ひとことで言うと、被害者すりかえなのである。二重の意味で!つまり、2人の泥酔女子と宿に入った男性と、死んでいた男性は別人。そして、2組のカップルが相手を交換殺人するのである。カップルになっていながら、相手を殺すためにトリックを駆使する、ってあたりが、主人公をして「結婚って何さ!」と叫ばせるゆえんである。
笹沢左保の初期の推理小説は、サラリとどでかいことをやっていて、もっと大仰になったり、ページ数を稼いでもよかろう、と思えるあたりが特徴だと思う。
ネタバレするので要注意。
面白くて読みやすかったので、まずは読んでみるのをおすすめします。
第1章 その夜の男
第2章 その日の女
第3章 トレンチコートの男
第4章 潜行する女
第5章 結婚って何さ
会社にスラックス姿で来た臨時雇いのOLを厳重注意する上司。
それに反発して、あっさり会社をやめてしまった女子2名。
この2人は、憂さ晴らしに酒をしこたま飲んで、行きずりの男性と一夜を過ごす。
朝、目覚めてみると、男が殺されていた!内側からは鍵をちゃんとかけておいたにもかかわらず!
と、いうお話。
2人の女性、ではあるが、そのうち1人は精神的に追い込まれて電車に轢かれて死亡。
とか言ううちに、もうひとつの事件にかかわる男性があらわれ、残された1人の女性とともに探偵しながらの逃避行。
この物語は、昔、テレビの「火曜日の女」シリーズで見たことがあった。犯人さがしのハラハラ感で、相当面白く見たはずだったのだが、内容はすっかり忘れていた。何せ、約40年前に見たドラマなのだ。小説ではコケシ手紙が出てきて、そういえば中学生の頃、コケシ手紙をもらって、秘密道具っぽい探偵趣味を満喫させたのだが、今でもあるのだろうか。
で、この小説、推理小説的なトリックが非常に面白くて、ひとことで言うと、被害者すりかえなのである。二重の意味で!つまり、2人の泥酔女子と宿に入った男性と、死んでいた男性は別人。そして、2組のカップルが相手を交換殺人するのである。カップルになっていながら、相手を殺すためにトリックを駆使する、ってあたりが、主人公をして「結婚って何さ!」と叫ばせるゆえんである。
笹沢左保の初期の推理小説は、サラリとどでかいことをやっていて、もっと大仰になったり、ページ数を稼いでもよかろう、と思えるあたりが特徴だと思う。
渡辺邦男監督の「のんき裁判」を見た。
映画界オールスターによるバラエティ裁判映画。
「ハート窃盗罪」など、バラエティ番組でみられるような設定の罪をかぶせられるスターたちと、弁護という名目でのスターの個人技の披露。
高島忠夫は美声で歌い、丹下キヨ子は「男まさり」な愉快な歌を歌い、花柳小菊は流し目とウィンクで悩殺し、若山富三郎は時代劇のひとくさりを見せ、エノケンはウナギつかみ、動物物真似などの妙技を見せ、モリシゲは世界各国のコスプレ芝居で笑わせる。弁護人の方では、笠置シヅ子が歌い、柳家金語楼が可笑しなやりとりをみせる。裁判官も大河内伝次郎など、豪華絢爛。気になったのは、小林桂樹がオヤマ風だったけど、当時はそういうオネエキャラだったのだろうか、それとも、映画公開当時の何かの役柄がそういうものだったのだろうか。
あとで調べてみよう。
裁判長:大河内伝次郎、藤田進
検事:田崎潤、堺駿二、田中春男
弁護士:柳家金語楼、坊屋三郎、暁テル子、笠置シヅ子
被告:小林桂樹、高島忠夫、若山富三郎、小笠原弘、丹下キヨ子、花柳小菊、森繁久弥
証人:角梨枝子、島崎雪子、南風洋子、関千恵子、長谷川裕見子、野上千鶴子、筑紫あけみ、安西郷子
新聞記者:上原謙
映画監督:三浦光子
助監督:江川宇礼雄
俳優:香川京子、宇津井健、鳥羽陽之助、阿部九州男、花井蘭子
裁判長の妻:清川玉枝
裁判長の娘:久保菜穂子
検事の妻:花岡菊子
守衛:横山運平、冬木京三、長井柳太郎
給仕:美雪節子
ダフ屋:小高まさる、原文雄、鮎川浩
バーテン:岬洋二
書記:中村彰
ギャング:山室耕
裁判所員:廣瀬康治、一條務、加藤章、小坂真一、山田長正、土田義雄、宇田勝太郎、国創典
傍聴人:小森敏、川部守一
舞妓:池内淳子、柿市安代、茂田井澄子、春海テル
芸者:月村雪江、藤川洋子、高倉美絵子、明石路子、浅野雪子、鬼頭雅子
予想屋:沢井一郎
助監督:天知茂
映画俳優:高村洋三、伊井ふみ子
書生:倉橋宏明
長屋のおかみ:加藤欣子
客:若月輝夫、沢村昌之助
賛助出演として、榎本健一
「ハート窃盗罪」
被告:高島忠夫(「銀座の若旦那」の歌で、安西郷子のハートを奪う)
小林桂樹(舞妓の長谷川裕見子が芸道に励む姿を見て、逆にハートを奪われていた)
判決:懲役98年6ヶ月2時間の端数をとって、2時間の懲役。
「恐妻病禁止法違反」
被告:丹下キヨ子
判決:火刑ならぬ、歌刑
「時代逆行罪、不道徳行為罪」
被告:若山富三郎(時代劇のなかとは言え、大量に殺人をおかしている)
判決:映画の実態を監督に聞いて、不問
「悩殺罪」
被告:花柳小菊
判決:検事がノックアウト
「偽名罪、笑殺罪、酒乱罪、親分罪、放浪罪、やたらに人に金をくれたがる罪、すぐに人の鼻にかみつく罪」
被告:榎本健一
判決:閉廷後の誰もいない場所での擬似裁判で、エノケン本人だとわかって、不問。
「笑殺罪」口を開けば人を笑わせ、腹の皮がよじれて腸ねん転になり、あごがはずれて死に、日本民族が絶滅する!弁護人のキンゴローは、そのハゲ頭が裁判の妨げになるとして退廷を命じられる。そのため、森繁は自らモリシゲ物語を陳述して身の潔白を証明する。
被告:森繁久弥
判決:新東宝に終身刑
映画界オールスターによるバラエティ裁判映画。
「ハート窃盗罪」など、バラエティ番組でみられるような設定の罪をかぶせられるスターたちと、弁護という名目でのスターの個人技の披露。
高島忠夫は美声で歌い、丹下キヨ子は「男まさり」な愉快な歌を歌い、花柳小菊は流し目とウィンクで悩殺し、若山富三郎は時代劇のひとくさりを見せ、エノケンはウナギつかみ、動物物真似などの妙技を見せ、モリシゲは世界各国のコスプレ芝居で笑わせる。弁護人の方では、笠置シヅ子が歌い、柳家金語楼が可笑しなやりとりをみせる。裁判官も大河内伝次郎など、豪華絢爛。気になったのは、小林桂樹がオヤマ風だったけど、当時はそういうオネエキャラだったのだろうか、それとも、映画公開当時の何かの役柄がそういうものだったのだろうか。
あとで調べてみよう。
裁判長:大河内伝次郎、藤田進
検事:田崎潤、堺駿二、田中春男
弁護士:柳家金語楼、坊屋三郎、暁テル子、笠置シヅ子
被告:小林桂樹、高島忠夫、若山富三郎、小笠原弘、丹下キヨ子、花柳小菊、森繁久弥
証人:角梨枝子、島崎雪子、南風洋子、関千恵子、長谷川裕見子、野上千鶴子、筑紫あけみ、安西郷子
新聞記者:上原謙
映画監督:三浦光子
助監督:江川宇礼雄
俳優:香川京子、宇津井健、鳥羽陽之助、阿部九州男、花井蘭子
裁判長の妻:清川玉枝
裁判長の娘:久保菜穂子
検事の妻:花岡菊子
守衛:横山運平、冬木京三、長井柳太郎
給仕:美雪節子
ダフ屋:小高まさる、原文雄、鮎川浩
バーテン:岬洋二
書記:中村彰
ギャング:山室耕
裁判所員:廣瀬康治、一條務、加藤章、小坂真一、山田長正、土田義雄、宇田勝太郎、国創典
傍聴人:小森敏、川部守一
舞妓:池内淳子、柿市安代、茂田井澄子、春海テル
芸者:月村雪江、藤川洋子、高倉美絵子、明石路子、浅野雪子、鬼頭雅子
予想屋:沢井一郎
助監督:天知茂
映画俳優:高村洋三、伊井ふみ子
書生:倉橋宏明
長屋のおかみ:加藤欣子
客:若月輝夫、沢村昌之助
賛助出演として、榎本健一
「ハート窃盗罪」
被告:高島忠夫(「銀座の若旦那」の歌で、安西郷子のハートを奪う)
小林桂樹(舞妓の長谷川裕見子が芸道に励む姿を見て、逆にハートを奪われていた)
判決:懲役98年6ヶ月2時間の端数をとって、2時間の懲役。
「恐妻病禁止法違反」
被告:丹下キヨ子
判決:火刑ならぬ、歌刑
「時代逆行罪、不道徳行為罪」
被告:若山富三郎(時代劇のなかとは言え、大量に殺人をおかしている)
判決:映画の実態を監督に聞いて、不問
「悩殺罪」
被告:花柳小菊
判決:検事がノックアウト
「偽名罪、笑殺罪、酒乱罪、親分罪、放浪罪、やたらに人に金をくれたがる罪、すぐに人の鼻にかみつく罪」
被告:榎本健一
判決:閉廷後の誰もいない場所での擬似裁判で、エノケン本人だとわかって、不問。
「笑殺罪」口を開けば人を笑わせ、腹の皮がよじれて腸ねん転になり、あごがはずれて死に、日本民族が絶滅する!弁護人のキンゴローは、そのハゲ頭が裁判の妨げになるとして退廷を命じられる。そのため、森繁は自らモリシゲ物語を陳述して身の潔白を証明する。
被告:森繁久弥
判決:新東宝に終身刑
ツイン21の古書市に行って来た。
なんだか寒くて天候もよくないので、外に出るのがためらわれたが、家にいるのが一番寒くて、だらだらしてしまうので、外出。
古書市では、昔の探偵小説を中心に探してみたが、今回のラインナップは、あまり探偵小説を置いていない感じだった。
探している大下宇陀児や、ファントメットが見つからなかったのは、予想済みとして、探し方が悪かったのか、『宝石』の1冊も見当たらなかったように思う。
と、いうことで、3時間ほどかけて念入りに本を見たあげく、何も買わずに帰宅。
ただし、帰宅途中に、自宅近くの古本屋に行って、特価本を10冊ほど買った。
手ぶらで帰るのが何とも面白くなかったせいもある。
で、これと言って何もしなかった1日だったが、漫画は1冊読んだ。
三友恒平の『必要とされなかった話』
村の食糧庫が火事で焼けてしまったため、口べらしのために、長老は村民全員にこう尋ねる。
「村の全員がはやり病で死にかけているとき、1人分の特効薬を持っていたら、それを誰に使うか」
主人公の少年は迷わずに姉と答える。
この質問は、誰からも名指しされずにいた人物を「必要とされなかった人物」として、森に捨ててしまおう、という選択の質問だったのだ。
少年は誰からも名指しされずに、森に捨てられる。
少年の姉は、迷った末に、配偶者を選んでいた。
森で少年が出会ったのは、片足をなくした狼。
いわばこの狼も仲間から捨てられて死の宣告を受けた存在も同然だった。
少年と狼は、協力して獲物をとらえることによって、共生するようになる。
さて、と、いう物語。
誰かを選ばねばならないときに、誰を選べばいいのか、という「ソフィーの選択」みたいな状況は、たまに夢で見ることがある。
たいていはアイドルユニットがいて、断崖絶壁で、僕が1人だけ助けることができれば誰を助けるのか、という状況だ。
アイドルという存在自体が好きな僕(それをDDと呼ぶ場合もあろう)にとっては、非常に難しい選択だ。
まあ、それはそれとして、この漫画の結論は、さしあたっては共生が必要でも、最終的には一人で生きていく力を持たねばならない。そのためには別れも必要、というものだった。
やたらと承認欲求だけが取り沙汰される今に対するメッセージと受け取れる。
たとえば、ツイッターなどでフォロワーの数が多いことを誇る、みたいな風潮。
必要とされる人材を第一に目指すための資格やスキルばかりを取り沙汰する社会の風潮。
そういうのは、中に入ってしまうと、それが当たり前になってしまって、考えなおすこともしなくなってしまうのが、こわい。
なんだか寒くて天候もよくないので、外に出るのがためらわれたが、家にいるのが一番寒くて、だらだらしてしまうので、外出。
古書市では、昔の探偵小説を中心に探してみたが、今回のラインナップは、あまり探偵小説を置いていない感じだった。
探している大下宇陀児や、ファントメットが見つからなかったのは、予想済みとして、探し方が悪かったのか、『宝石』の1冊も見当たらなかったように思う。
と、いうことで、3時間ほどかけて念入りに本を見たあげく、何も買わずに帰宅。
ただし、帰宅途中に、自宅近くの古本屋に行って、特価本を10冊ほど買った。
手ぶらで帰るのが何とも面白くなかったせいもある。
で、これと言って何もしなかった1日だったが、漫画は1冊読んだ。
三友恒平の『必要とされなかった話』
村の食糧庫が火事で焼けてしまったため、口べらしのために、長老は村民全員にこう尋ねる。
「村の全員がはやり病で死にかけているとき、1人分の特効薬を持っていたら、それを誰に使うか」
主人公の少年は迷わずに姉と答える。
この質問は、誰からも名指しされずにいた人物を「必要とされなかった人物」として、森に捨ててしまおう、という選択の質問だったのだ。
少年は誰からも名指しされずに、森に捨てられる。
少年の姉は、迷った末に、配偶者を選んでいた。
森で少年が出会ったのは、片足をなくした狼。
いわばこの狼も仲間から捨てられて死の宣告を受けた存在も同然だった。
少年と狼は、協力して獲物をとらえることによって、共生するようになる。
さて、と、いう物語。
誰かを選ばねばならないときに、誰を選べばいいのか、という「ソフィーの選択」みたいな状況は、たまに夢で見ることがある。
たいていはアイドルユニットがいて、断崖絶壁で、僕が1人だけ助けることができれば誰を助けるのか、という状況だ。
アイドルという存在自体が好きな僕(それをDDと呼ぶ場合もあろう)にとっては、非常に難しい選択だ。
まあ、それはそれとして、この漫画の結論は、さしあたっては共生が必要でも、最終的には一人で生きていく力を持たねばならない。そのためには別れも必要、というものだった。
やたらと承認欲求だけが取り沙汰される今に対するメッセージと受け取れる。
たとえば、ツイッターなどでフォロワーの数が多いことを誇る、みたいな風潮。
必要とされる人材を第一に目指すための資格やスキルばかりを取り沙汰する社会の風潮。
そういうのは、中に入ってしまうと、それが当たり前になってしまって、考えなおすこともしなくなってしまうのが、こわい。
堀江のART HOUSEで、いわたきぬよの「金魚姫」展を見た。
吉田稔美ちゃんからもおすすめいただいていた、可憐な作品が並んでいた。
初期の漫画映画をほうふつとさせるような、児童画とコミックのアマルガムをみるかのような世界。(和風、ということもあって、大正時代のロマンなどを感じたせいかも)
金魚は人工の生き物なので、そういう細工ものっぽいイメージが、とても可愛くて、また、乙女ながらりりしい。
http://kinuyo.cc/
ART HOUSEの2階では「新春しりとりアート駅伝」を開催していた。
以前、グループ展でご一緒させていただいたお仲間のMILさんの作品「レール」を見るのが楽しかった。
http://www.art-house.info/
日本橋ラブコンシアターで、ファンタピースライブ。今日は、「のりたま」こと鞠谷ふうかちゃんの生誕祭(1997年1月26日生まれ)
第3部を見た。
ふうかちゃんの誕生を祝う人で、いつも以上に超満員。
MCは、「吉田が食べるサトウのきりもち」(吉田+佐藤)
1.
2.ずっと見ていて☆(さや、ゆうな、ともか、かなこ、ふうか、もえP,みこほ、なつみ、あんこ)
3.クロスロード(りほ、じゅり、ゆか、あゆむ、かれん、りんか)
4.ラムのラブソング(かなこ、さや、みほ)
5.シンギング(ふうか、ゆうな、なつみ)
6.どんだけファンファーレ(あんこ、ともか、もえP)
7.キャッツアイ(りほ、あゆむ、すず)
8.ライオン(りんか、かれん、じゅり)
9.大人になるってむずかしい(ゆうな、なつみ)
10.夢見る15歳(ふうか)
11.その未来へ(もえP、かなこ、りほ、すず、あんこ、あゆむ、ともか、さや、みほ)
誕生日プログラム(色紙にケーキ、クラッカー、抽選)
12.A・RI・GA・TO
13.オーバー・ザ・リアリティー
以下、アンコール
14.レッツ・パーティータイム
鞠谷ふうかちゃんは、通天閣でのお披露目ライブのときからのメンバーで、最初は空手の型をやってみせたり、スキューバダイビングのことを語ったりしていた。クラスメート的な親しさを漂わせる、貴重なポジションの人材。
こういう人間的魅力に富んだ人物について僕は、ユニットのバロメーターとしても見ている。ふうかちゃんが居づらくなってしまうようなユニットになってしまえば、そのユニット自体もそろそろおしまいなんじゃないかな、と思う。
吉田稔美ちゃんからもおすすめいただいていた、可憐な作品が並んでいた。
初期の漫画映画をほうふつとさせるような、児童画とコミックのアマルガムをみるかのような世界。(和風、ということもあって、大正時代のロマンなどを感じたせいかも)
金魚は人工の生き物なので、そういう細工ものっぽいイメージが、とても可愛くて、また、乙女ながらりりしい。
http://kinuyo.cc/
ART HOUSEの2階では「新春しりとりアート駅伝」を開催していた。
以前、グループ展でご一緒させていただいたお仲間のMILさんの作品「レール」を見るのが楽しかった。
http://www.art-house.info/
日本橋ラブコンシアターで、ファンタピースライブ。今日は、「のりたま」こと鞠谷ふうかちゃんの生誕祭(1997年1月26日生まれ)
第3部を見た。
ふうかちゃんの誕生を祝う人で、いつも以上に超満員。
MCは、「吉田が食べるサトウのきりもち」(吉田+佐藤)
1.
2.ずっと見ていて☆(さや、ゆうな、ともか、かなこ、ふうか、もえP,みこほ、なつみ、あんこ)
3.クロスロード(りほ、じゅり、ゆか、あゆむ、かれん、りんか)
4.ラムのラブソング(かなこ、さや、みほ)
5.シンギング(ふうか、ゆうな、なつみ)
6.どんだけファンファーレ(あんこ、ともか、もえP)
7.キャッツアイ(りほ、あゆむ、すず)
8.ライオン(りんか、かれん、じゅり)
9.大人になるってむずかしい(ゆうな、なつみ)
10.夢見る15歳(ふうか)
11.その未来へ(もえP、かなこ、りほ、すず、あんこ、あゆむ、ともか、さや、みほ)
誕生日プログラム(色紙にケーキ、クラッカー、抽選)
12.A・RI・GA・TO
13.オーバー・ザ・リアリティー
以下、アンコール
14.レッツ・パーティータイム
鞠谷ふうかちゃんは、通天閣でのお披露目ライブのときからのメンバーで、最初は空手の型をやってみせたり、スキューバダイビングのことを語ったりしていた。クラスメート的な親しさを漂わせる、貴重なポジションの人材。
こういう人間的魅力に富んだ人物について僕は、ユニットのバロメーターとしても見ている。ふうかちゃんが居づらくなってしまうようなユニットになってしまえば、そのユニット自体もそろそろおしまいなんじゃないかな、と思う。
ファンタピースUBUライブ@日本橋ラブコンシアター
2012年1月21日 アイドルファンタピースUBUライブ、第3部だけ見ることが出来た。
1.ハッピーアワー(14人)
2.一緒に(かれん、りんか、あんこ、えりさ、もえP)
3.ハートキャッチパラダイス(りな、きら、ともか、ももか=TUBU)
4.ラムのラブソング(かなこ、さや、りほ=ラムちゃんず)
5.もってけセーラー服(あんこ、もえP,えりさ)
6.好きすぎてバカみたい(りんか、かれん)
7.ユー・アー・マイ・スター(りほ、きら、ももか、ともか、さや、かなこ、りな)
8.ギブ・ミー・ラブ(全員)
9.A・RI・GA・TO(全員)
アンコール
10.レッツ・パーティー・タイム
UBUライブは、年少組、あるいは、ライブ経験の少ない組のライブで、初期のナンバーが中心、というのが今までの認識だったが、今回のを見るにつけ、そうではなくなっているようだった。
すなわち、むしろ、こっちが主力。
レパートリーも増え、スキルもアップ、魅力もこっちにどんどんシフトしていっているのが、手にとるように見えてきた。
1.ハッピーアワー(14人)
2.一緒に(かれん、りんか、あんこ、えりさ、もえP)
3.ハートキャッチパラダイス(りな、きら、ともか、ももか=TUBU)
4.ラムのラブソング(かなこ、さや、りほ=ラムちゃんず)
5.もってけセーラー服(あんこ、もえP,えりさ)
6.好きすぎてバカみたい(りんか、かれん)
7.ユー・アー・マイ・スター(りほ、きら、ももか、ともか、さや、かなこ、りな)
8.ギブ・ミー・ラブ(全員)
9.A・RI・GA・TO(全員)
アンコール
10.レッツ・パーティー・タイム
UBUライブは、年少組、あるいは、ライブ経験の少ない組のライブで、初期のナンバーが中心、というのが今までの認識だったが、今回のを見るにつけ、そうではなくなっているようだった。
すなわち、むしろ、こっちが主力。
レパートリーも増え、スキルもアップ、魅力もこっちにどんどんシフトしていっているのが、手にとるように見えてきた。
10minutes@なんばBEARS
2012年1月20日 アイドルなんばBEARSで10minutesの予選ライブ。
ENTRY: 夢野さくら、丼野M美、みことねっちZ、大阪瞳、恋村虚無子、emi・◇・chunga
SPwkwk: Bugって花井、いずこねこ、Sera★
Guest: 惑星ブルー
審査員: 安斎レオ(玩具プロデューサー)、ジャンポール高橋、524524先生、ダーリソ
司会: 保山ひャン、B・カシワギ
出店: 銭ゲバフルト
@難波BEARS
開場 18:00 / 開演 18:30
前売 1500円 / 当日 2000円(ドリンク無し、持込OK!)
予選通過は、大阪瞳、emi・◇・chungaの2人。
これでいよいよ、グランプリ大会に出演するアイドルちゃんたちが決まった。
選考が非常に難しいだろうなあ、と思える、レベルの高い戦いになりそう。
基準も難しい!
ENTRY: 夢野さくら、丼野M美、みことねっちZ、大阪瞳、恋村虚無子、emi・◇・chunga
SPwkwk: Bugって花井、いずこねこ、Sera★
Guest: 惑星ブルー
審査員: 安斎レオ(玩具プロデューサー)、ジャンポール高橋、524524先生、ダーリソ
司会: 保山ひャン、B・カシワギ
出店: 銭ゲバフルト
@難波BEARS
開場 18:00 / 開演 18:30
前売 1500円 / 当日 2000円(ドリンク無し、持込OK!)
予選通過は、大阪瞳、emi・◇・chungaの2人。
これでいよいよ、グランプリ大会に出演するアイドルちゃんたちが決まった。
選考が非常に難しいだろうなあ、と思える、レベルの高い戦いになりそう。
基準も難しい!
島田一男の『仮面の花嫁』を読んだ。1961年
ネタバレしてるので、要注意。
東京日報の婦人記者、京子と、遊軍記者、桐野、写真班の山口が怪事件を解決する連作集。
京子はなかなか仕事を回してもらえず、毎日新聞を読んでいるだけ。
重役の令嬢でもあるので、遊び半分で就職しているという悪口も含めて「お姫さま」とあだ名されている。
「仮面の街」
刑期を終えて出所してきた男が、キャバレーでボーイを呼んだ。
この後、この男はテーブルに出ていたコップからビールを飲んで、毒殺されてしまうのだ。見えない犯人!
「仮面の愛情」
殺人現場に投げ出されていたインクつぼの意味
「仮面の微笑」
美しい薔薇にはとげがある。でも、薔薇のとげには毒が塗られていなかった。
「仮面の花嫁」
財産を狙って結婚しようとする男。花嫁のほうも仕込み。
「仮面の天使」
物静かな墓地の小座敷に赤い口紅で書き散らされた「ゴメンナサイ」の文字
「仮面の怪盗」
拳銃すりかえ
島田一男の記者物は、中学生頃に読んだことがあって、そのときには全くよさがわからなかったのだが、今、読んでみると、面白い。
島田一男の著作数は多いので、今後の楽しみが増えたって感じかな。
ネタバレしてるので、要注意。
東京日報の婦人記者、京子と、遊軍記者、桐野、写真班の山口が怪事件を解決する連作集。
京子はなかなか仕事を回してもらえず、毎日新聞を読んでいるだけ。
重役の令嬢でもあるので、遊び半分で就職しているという悪口も含めて「お姫さま」とあだ名されている。
「仮面の街」
刑期を終えて出所してきた男が、キャバレーでボーイを呼んだ。
「おい、わしの連れはどうしたッ?」
「えッ、お連れさま…?」
ボーイは驚いて尋ね返した。-が、これはボーイが驚くのも無理ではない。京子も、また桐野や山口も驚いたのだ。
-男は、府中からずっと、ひとりだった。それは、この三人がいちばんよく知っている。
「あなたさまは、おひとりで…」
「バカなことをいうな。わしは、ある男といっしょに、ここへ来たのだ」
ある男!…京子は、ハッと胸を押えた。
「まことに失礼でございますが、あなたさまは、たしかにおひとりで…」
「わからんやつだ。見ろ、ここにコップが二つ出ているではないかッ」
この後、この男はテーブルに出ていたコップからビールを飲んで、毒殺されてしまうのだ。見えない犯人!
「仮面の愛情」
殺人現場に投げ出されていたインクつぼの意味
「仮面の微笑」
美しい薔薇にはとげがある。でも、薔薇のとげには毒が塗られていなかった。
「仮面の花嫁」
財産を狙って結婚しようとする男。花嫁のほうも仕込み。
「仮面の天使」
物静かな墓地の小座敷に赤い口紅で書き散らされた「ゴメンナサイ」の文字
「仮面の怪盗」
拳銃すりかえ
島田一男の記者物は、中学生頃に読んだことがあって、そのときには全くよさがわからなかったのだが、今、読んでみると、面白い。
島田一男の著作数は多いので、今後の楽しみが増えたって感じかな。
結城昌治の『仲のいい死体』を読んだ。1961年
1、困った問題
2、心中の問題
3、動機の問題
4、新しい問題
5、残った問題
男女の死体が発見された。
並んで死んでいた二人は、心中したのではないか、と思われた。
しかし、女性のほうは最近温泉が噴出した金持ちでしかも多情と評される女。
男性は、堅物で妻子持ちの駐在さん。
どうにもそぐわない二人。
真相は?
うむ。これは面白かった。現代的な謎の解き明かされ方だな、と感じた。
なぜ殺されたのか、ということとあわせて、なぜ、このタイミングで殺されねばならなかったのか、が問題になるのが、それだ。
殺人の動機が明らかになってみると、そんなことで人を殺したりするのか、と思えるが、それを納得させるだけの筆力があった。
真鍋博のさしえもよくて、読み終わってからも何度かページを開いてみたりした。
1、困った問題
2、心中の問題
3、動機の問題
4、新しい問題
5、残った問題
男女の死体が発見された。
並んで死んでいた二人は、心中したのではないか、と思われた。
しかし、女性のほうは最近温泉が噴出した金持ちでしかも多情と評される女。
男性は、堅物で妻子持ちの駐在さん。
どうにもそぐわない二人。
真相は?
うむ。これは面白かった。現代的な謎の解き明かされ方だな、と感じた。
なぜ殺されたのか、ということとあわせて、なぜ、このタイミングで殺されねばならなかったのか、が問題になるのが、それだ。
殺人の動機が明らかになってみると、そんなことで人を殺したりするのか、と思えるが、それを納得させるだけの筆力があった。
真鍋博のさしえもよくて、読み終わってからも何度かページを開いてみたりした。
佐野洋の『二人で殺人を』を読んだ。1960年
第1章 二人で小説を
第2章 小説の舞台
第3章 準備完了
第4章 美しき死
第5章 ある屋根の下
第6章 知っていた人
第7章 ノード写真
第8章 容疑者レース
第9章 テトラエチルピロポスフェイト
第10章 六十点
第11章 二人で殺人を
自殺として片付けられようとしている事件に、他殺の疑いをもって接する名探偵役。
小説のネタになるから、という動機で事件解決に乗り出すのは、名探偵のスタンスとして非常に現代的だな、と思った。
軽くて明るいタッチで書かれているが、事件の内容は、かなりシビアなものだった。同じ事件を佐野洋以外の人物が書いていたら、相当に重い話になっていたと思われる。
第1章 二人で小説を
第2章 小説の舞台
第3章 準備完了
第4章 美しき死
第5章 ある屋根の下
第6章 知っていた人
第7章 ノード写真
第8章 容疑者レース
第9章 テトラエチルピロポスフェイト
第10章 六十点
第11章 二人で殺人を
自殺として片付けられようとしている事件に、他殺の疑いをもって接する名探偵役。
小説のネタになるから、という動機で事件解決に乗り出すのは、名探偵のスタンスとして非常に現代的だな、と思った。
軽くて明るいタッチで書かれているが、事件の内容は、かなりシビアなものだった。同じ事件を佐野洋以外の人物が書いていたら、相当に重い話になっていたと思われる。
甲賀三郎の『姿なき怪盗』を読んだ。1932年
ワクワクが止まらない大長編推理冒険小説。
以下、目次。
第1章 洞窟の白骨
ルパンとラルサン
やぎひげの植物学者
岩礁の男女
洞窟内の怪
弾丸の消失
第2章 社長邸の怪事件
望遠鏡とピストル
奇怪な落し物
飛電来る
石窟の癈人
夫人の嫌疑
第3章 見えざる敵
恐ろしい陥穽
拾ったヒューズ
見えない敵
第4章 第二の犠牲
痛快な令嬢
女秘書
支配人の死
第5章 獅子内たおれる
奇禍
意外な看護人
ほれ薬
第6章 怪漢の出現
代々木の怪盗
何者?
毒ガス
三橋の指紋
第7章 紙片の暗号
海岸の大捕物
捕縛
家出人調書
暗号の文
第8章 少女の失踪
脇坂の来訪
快走艇
危機迫る
監視船
第9章 偽証
山路の邂逅
敗北
奈美子の証言
第10章 十年前の写真
愛子の自白
京都へ
名門の息女
暗号の解読
第11章 曙光
奈美子の脅迫
阿片喚煙者
毒死の秘密
第12章 不可解の殺人
五人目の犠牲
自働発射の秘密
静岡へ
第13章 愛子の物語
絶体絶命
脇坂の嘆願
紙幣贋造団
第14章 警官隊の襲撃
留置場の発見
白骨死体の名
悪魔三橋
奈美子の秘密
第15章 二人四役
弾丸の写真
ああ三橋
社運隆盛
車中の椿事
朗かな笑い
青年新聞記者、獅子内俊次と和製ルパンとも言われる怪盗、三橋竜三が、怪事件を通じて対決。獅子内に言わせると、三橋はルパンのような明るさがない、と不満だが、タイトルの「姿なき怪盗」にはそぐわぬ殺人事件が連発される。
また、本作は紙芝居的な活劇推理小説で、読者を煽る文句にも事欠かない。
たとえば、今後起こるであろう冒険と怪事件の数々を予言する言葉など。
この作品は大長編なのだが、そうなってしまった原因のひとつに、主人公、獅子内のうかつさが挙げられるんじゃないか、と思う。作中、事件を解決するどころか後手後手をとってしまい、罠に簡単にはまりまくり、危ない目にもあいまくる獅子内は、自分に向かってこんな言葉も漏らす。
うかつに置いてあるピストルを手にして、指紋を残したことなど意にも介さずに、ピストルを元に戻したり。このときは、地の文でもこう指摘していた。
あるいは、こんなことも。
案の定、これは後にこうなる。
これでは、物語のスリルとサスペンスといっても、まるで「はじめてのおつかい」を見て感じるハラハラ感と同じではないか。
地の文章でここまで言われていながら、獅子内は平気だ。鈍感なのか、こんなことを言ってのける。
殺人者は、茶を飲むと体内で毒になってしまう新種の毒を用いて人殺しをするのだが、そういう推理小説的トリックや、紙幣贋造と事件が絡んできたり、暗号があったりして、飽きさせない。
ちなみに、その暗号は、こんな文章。
これは、作中人物に「簡単な暗号に違いないんだがなあ」とか「こんなものは、せいぜい三時間もかかれば解けるんだがなあ」とか言われていた。僕はとくに暗号解読に腰をすえて取り掛からなかったけど、実際に解読されたのを読んでみると、解法は、非常に簡単だった。おそらく推理小説が好きな人なら、ひとつめかふたつめに試してみるような方法だろう。
ワクワクが止まらない大長編推理冒険小説。
以下、目次。
第1章 洞窟の白骨
ルパンとラルサン
やぎひげの植物学者
岩礁の男女
洞窟内の怪
弾丸の消失
第2章 社長邸の怪事件
望遠鏡とピストル
奇怪な落し物
飛電来る
石窟の癈人
夫人の嫌疑
第3章 見えざる敵
恐ろしい陥穽
拾ったヒューズ
見えない敵
第4章 第二の犠牲
痛快な令嬢
女秘書
支配人の死
第5章 獅子内たおれる
奇禍
意外な看護人
ほれ薬
第6章 怪漢の出現
代々木の怪盗
何者?
毒ガス
三橋の指紋
第7章 紙片の暗号
海岸の大捕物
捕縛
家出人調書
暗号の文
第8章 少女の失踪
脇坂の来訪
快走艇
危機迫る
監視船
第9章 偽証
山路の邂逅
敗北
奈美子の証言
第10章 十年前の写真
愛子の自白
京都へ
名門の息女
暗号の解読
第11章 曙光
奈美子の脅迫
阿片喚煙者
毒死の秘密
第12章 不可解の殺人
五人目の犠牲
自働発射の秘密
静岡へ
第13章 愛子の物語
絶体絶命
脇坂の嘆願
紙幣贋造団
第14章 警官隊の襲撃
留置場の発見
白骨死体の名
悪魔三橋
奈美子の秘密
第15章 二人四役
弾丸の写真
ああ三橋
社運隆盛
車中の椿事
朗かな笑い
青年新聞記者、獅子内俊次と和製ルパンとも言われる怪盗、三橋竜三が、怪事件を通じて対決。獅子内に言わせると、三橋はルパンのような明るさがない、と不満だが、タイトルの「姿なき怪盗」にはそぐわぬ殺人事件が連発される。
また、本作は紙芝居的な活劇推理小説で、読者を煽る文句にも事欠かない。
たとえば、今後起こるであろう冒険と怪事件の数々を予言する言葉など。
ああ、快男児獅子内が、たった一目見た婦人に、たちまち、かくまでの愛着を覚えたことは、いかに宿命的であったろうか。かれはこのために、この後、いかにもだえ、いかに怪奇きわまるできごとの渦中に引き入れられたことだったか。
「よしッ、この秘密はぼくが解いてやるッ」
獅子内はとうとう休暇を棒に振る決心をした。ああ、美人の力というものは、大きなものだ。かれは白骨死体の秘密をさぐろうとしたばかりに、今後、幾多の怪事件に巻き込まれ、幾多の危険に遭遇することであろう。
獅子内は、こんこんとして眠った社長を、しばらくながめた後、看護婦にちょっと黙礼して、部屋の外に出たが、この時すでに、かれの背後には恐ろしい危機が押し寄せていたのだった。
この作品は大長編なのだが、そうなってしまった原因のひとつに、主人公、獅子内のうかつさが挙げられるんじゃないか、と思う。作中、事件を解決するどころか後手後手をとってしまい、罠に簡単にはまりまくり、危ない目にもあいまくる獅子内は、自分に向かってこんな言葉も漏らす。
「おまえは、どんな怪事件にぶっつかっても、いつも、快刀乱麻を断つように、スラスラと解決したではないか。こんどのザマはなんだ。なんと、だらしがないではないか」
うかつに置いてあるピストルを手にして、指紋を残したことなど意にも介さずに、ピストルを元に戻したり。このときは、地の文でもこう指摘していた。
ああ、かれはまた敵の謀計におちいったのだ!しかし、この時には、かれはおみきのことに頭を奪われて、少しも気がつかなかった。
あるいは、こんなことも。
獅子内は愛子のことばかり先に考えて、心はもう京都に走っているのだが、上森のいうとおり、せっかく、上京して待っている老婆の話を聞く方が、先ではなかったか?かれはまたまた後悔するようなことがなければよいが。
案の定、これは後にこうなる。
獅子内はぼうぜんと編集長と顔を見合わせた。
「編集長!これで四人目、白骨死体を加えると、五人目の犠牲者です」
「老婆の口から、秘密がもれてはと、また例の手で毒殺したんだね」
「編集長、ぼくが悪かったのです。この老婆が上京して来た時に、すぐ会えば、すっかり話がきけた上に、こんな目にあわせなくて済んだでしょうに」
これでは、物語のスリルとサスペンスといっても、まるで「はじめてのおつかい」を見て感じるハラハラ感と同じではないか。
獅子は、目の前で、社長、林田、おみき、こんどの老婆と、つごう四人を殺さしているのである。そのうち三人までは、稀代の毒薬のためである。
凶賊三橋は、獅子内を冤罪に落すため、あるいは秘密のもれるのを恐れ、あるいは獅子内を翻弄するため、自由自在に殺人をほしいままにしているのだ。ああ、獅子はいつになったら、はたして、かれを捕え、かれにあくことなき殺人を、防ぎうるのであろう。
地の文章でここまで言われていながら、獅子内は平気だ。鈍感なのか、こんなことを言ってのける。
「あれぐらいのことで、こりるものか。こんどの事件じゃ、殺されそこなったことが二度で、人殺しで拘引されかかったことが三度か四度あるんだ」
殺人者は、茶を飲むと体内で毒になってしまう新種の毒を用いて人殺しをするのだが、そういう推理小説的トリックや、紙幣贋造と事件が絡んできたり、暗号があったりして、飽きさせない。
ちなみに、その暗号は、こんな文章。
一、ウクイニツ、キキルシトネマチ、アウケ。
これは、作中人物に「簡単な暗号に違いないんだがなあ」とか「こんなものは、せいぜい三時間もかかれば解けるんだがなあ」とか言われていた。僕はとくに暗号解読に腰をすえて取り掛からなかったけど、実際に解読されたのを読んでみると、解法は、非常に簡単だった。おそらく推理小説が好きな人なら、ひとつめかふたつめに試してみるような方法だろう。
午後1時から、阪急西宮ガーデンズで、きゃりーぱみゅぱみゅのライブ。
カラフルなダンサーをしたがえて、登場。
チェリーボンボン
ポンポンポン
つけまつける
大勢の人が集まっていて、よかったね!きゃりーちゃん!
キャリーぱみゅぱみゅの名前は「ぱみゅぱみゅ」の方に着目する人が多いけど、重要なのは、「きゃりー」の方で、よくぞ見事な名前をつけたものだ、と感心している。
梅田に戻ってチョコホリックのセールでいくつか購入。
午後5時40分から、UPsで「GiRL’s REVOLUTiON」第2部
ARiSA
1.がんばって青春
2.遠距離ポスター
MOMOe
メグメグファイアーエンドレスナイトの「ファイヤー」にあわせて「モモエ~」と呼びたいのに、もとの歌を聞き込んでなくて、タイミングがよくわからない。
桐山もえ
キスの流星とか
ほしえさき
からくりピエロ、ルカルカナイトフィーバー
佐倉ことね
サイリウムライトとか
前田彩花
ショートカット、大声ダイヤモンド
福野みはる
シンギング、オーマイガー
lily
ラブリー、そばかす、ボーカロイド曲にオリジナル
bond
ガソリーナ(ダンス)、レイン、しあわせいっぱい
Mari7
I don’t wanna say goodby、ステップバイステップ
藤井ひかる
ごめんねサマー、コーリングロケーション
彩音
出会った頃のように、ロマンスの神様
葉月
水のむやつ、キル・ミーアゲイン
原瀬今日香
エグゼ!
仲村コニー
藤井ひかるちゃんと1部と衣裳を交換したらしい。ふだん着そうもない衣裳だったのは、そういうことか!
バレンタインキッスとか
L.u.v
1.プリティ・キッス
2・ジェット・ドリーム・ガール
珍しい、2人編成
ライブ終わりで、メルヘソ新年会に直行。
今回はグルーヴあんちゃん、BUGって花井なども参加。
ぽに山先生のバースデイイベントでもあったので、チョコホリックで勝ってきたバッヂをプレゼント。
NHK-FMで「現代の音楽」
猿谷紀郎
- タンブッコ・パーカッション・アンサンブル -(2)
「音 音 4~尺八、二十絃箏、打楽器のために~」
松尾祐孝・作曲
(尺八)三橋貴風
(二十絃箏)吉村七重
(打楽器)タンブッコ・パーカッション・アンサンブル
「マリンバ・スピリチュアル」 三木稔・作曲
(演奏)タンブッコ・パーカッション・アンサンブル
「わかったかな?」 レオポルド・ノボア作曲
(演奏)タンブッコ・パーカッション・アンサンブル
「タンブッコのブレリアス」
タンブッコ・パーカッション・アンサンブル作曲、
ミゲル・ゴンサレス編曲
(演奏)タンブッコ・パーカッション・アンサンブル
~トッパンホールで収録~
カラフルなダンサーをしたがえて、登場。
チェリーボンボン
ポンポンポン
つけまつける
大勢の人が集まっていて、よかったね!きゃりーちゃん!
キャリーぱみゅぱみゅの名前は「ぱみゅぱみゅ」の方に着目する人が多いけど、重要なのは、「きゃりー」の方で、よくぞ見事な名前をつけたものだ、と感心している。
梅田に戻ってチョコホリックのセールでいくつか購入。
午後5時40分から、UPsで「GiRL’s REVOLUTiON」第2部
ARiSA
1.がんばって青春
2.遠距離ポスター
MOMOe
メグメグファイアーエンドレスナイトの「ファイヤー」にあわせて「モモエ~」と呼びたいのに、もとの歌を聞き込んでなくて、タイミングがよくわからない。
桐山もえ
キスの流星とか
ほしえさき
からくりピエロ、ルカルカナイトフィーバー
佐倉ことね
サイリウムライトとか
前田彩花
ショートカット、大声ダイヤモンド
福野みはる
シンギング、オーマイガー
lily
ラブリー、そばかす、ボーカロイド曲にオリジナル
bond
ガソリーナ(ダンス)、レイン、しあわせいっぱい
Mari7
I don’t wanna say goodby、ステップバイステップ
藤井ひかる
ごめんねサマー、コーリングロケーション
彩音
出会った頃のように、ロマンスの神様
葉月
水のむやつ、キル・ミーアゲイン
原瀬今日香
エグゼ!
仲村コニー
藤井ひかるちゃんと1部と衣裳を交換したらしい。ふだん着そうもない衣裳だったのは、そういうことか!
バレンタインキッスとか
L.u.v
1.プリティ・キッス
2・ジェット・ドリーム・ガール
珍しい、2人編成
ライブ終わりで、メルヘソ新年会に直行。
今回はグルーヴあんちゃん、BUGって花井なども参加。
ぽに山先生のバースデイイベントでもあったので、チョコホリックで勝ってきたバッヂをプレゼント。
NHK-FMで「現代の音楽」
猿谷紀郎
- タンブッコ・パーカッション・アンサンブル -(2)
「音 音 4~尺八、二十絃箏、打楽器のために~」
松尾祐孝・作曲
(尺八)三橋貴風
(二十絃箏)吉村七重
(打楽器)タンブッコ・パーカッション・アンサンブル
「マリンバ・スピリチュアル」 三木稔・作曲
(演奏)タンブッコ・パーカッション・アンサンブル
「わかったかな?」 レオポルド・ノボア作曲
(演奏)タンブッコ・パーカッション・アンサンブル
「タンブッコのブレリアス」
タンブッコ・パーカッション・アンサンブル作曲、
ミゲル・ゴンサレス編曲
(演奏)タンブッコ・パーカッション・アンサンブル
~トッパンホールで収録~