10minutesが終わってから、シネ・ヌーヴォで、オールナイト上映を見てきた。
23:20〜(終1:02)『台湾アイデンティティー』上映
上映後、酒井充子監督トークショー&セデックグッズ抽選会
トーク30分・抽選会10分(入場整理券から抽選・僕は何も当らず)
1:50〜(終4:14)『セデック・バレ1部』
4:30〜(終6:42)『セデック・バレ2部』
「台湾アイデンティティー」
日本語時代を生きた台湾の人々が語る戦後。
前作「台湾人生」では、戦中を主に取り上げていたが、その後にフォーカスをあてている。
しかし、台湾のお年寄りの流暢な日本語たるやどうだ!日本に帰化しようとしたが、取りやめた話とか、聞いてて、ほんと、つらい。
「セデック・バレ 第一部 太陽旗」ウェイ・ダーション監督
1930年日本統治下の台湾で起こった原住民族の蜂起「霧社事件」を描いている。
日本人は、台湾原住民族を西蕃と呼んで、野蛮人扱いする。
ついに堪忍袋の緒が切れて、武装蜂起。
日本人が集まる運動会を狙って、皆殺しにする。
この霧社事件が起こったのが、1930年の10月27日なのだ。
「セデック・バレ 第二部 虹の橋」
日本人の裏をかき、風のように動くゲリラ戦法で、数千人の日本人に対してわずか三百人のセデック族が、よく健闘する。
この第二部は、もう8割くらいが戦いのシーンと言っても過言ではない。
セデック族の頭脳プレイで日本軍がバタバタ殺される前半、数と武器にまさる日本軍が逆襲する後半、足手まといにならぬように、と自決する女たち。
(原住民族の自決のしかたは、首吊り。森のなかに首吊り死体が多数ぶらさがっている光景のすさまじいこと!)
最初は原住民族をバカにしていた日本軍将校も、戦い終わって、「われわれが忘れてしまった武士道を見た」とか言ってしまう。
抗日の歴史を描く映画ではあるが、虐げられた者が命を捨てて立ち上がる姿には、感動を覚えざるをえない。セデック・バレとは、真の人という意味である。まさしく!
23:20〜(終1:02)『台湾アイデンティティー』上映
上映後、酒井充子監督トークショー&セデックグッズ抽選会
トーク30分・抽選会10分(入場整理券から抽選・僕は何も当らず)
1:50〜(終4:14)『セデック・バレ1部』
4:30〜(終6:42)『セデック・バレ2部』
「台湾アイデンティティー」
日本語時代を生きた台湾の人々が語る戦後。
前作「台湾人生」では、戦中を主に取り上げていたが、その後にフォーカスをあてている。
しかし、台湾のお年寄りの流暢な日本語たるやどうだ!日本に帰化しようとしたが、取りやめた話とか、聞いてて、ほんと、つらい。
「セデック・バレ 第一部 太陽旗」ウェイ・ダーション監督
1930年日本統治下の台湾で起こった原住民族の蜂起「霧社事件」を描いている。
日本人は、台湾原住民族を西蕃と呼んで、野蛮人扱いする。
ついに堪忍袋の緒が切れて、武装蜂起。
日本人が集まる運動会を狙って、皆殺しにする。
この霧社事件が起こったのが、1930年の10月27日なのだ。
「セデック・バレ 第二部 虹の橋」
日本人の裏をかき、風のように動くゲリラ戦法で、数千人の日本人に対してわずか三百人のセデック族が、よく健闘する。
この第二部は、もう8割くらいが戦いのシーンと言っても過言ではない。
セデック族の頭脳プレイで日本軍がバタバタ殺される前半、数と武器にまさる日本軍が逆襲する後半、足手まといにならぬように、と自決する女たち。
(原住民族の自決のしかたは、首吊り。森のなかに首吊り死体が多数ぶらさがっている光景のすさまじいこと!)
最初は原住民族をバカにしていた日本軍将校も、戦い終わって、「われわれが忘れてしまった武士道を見た」とか言ってしまう。
抗日の歴史を描く映画ではあるが、虐げられた者が命を捨てて立ち上がる姿には、感動を覚えざるをえない。セデック・バレとは、真の人という意味である。まさしく!
10minutes@なんばBEARS
2013年10月26日 アイドルなんばBEARSで、アイドルオーディションイベント「10minutes」
ぶーたん劇団
ゆたか
愛華
マジカルエミちゃん
R
りんりん
si.no
ワンダラー王子
アボカドれたす
星乃えみる
MC:保山ひャン
審査員:ジャン=ポール高橋、倉田規行、布のにおい消し、他
FOOD:銭ゲバ
観客投票による1位は、「R」さん!
ヨガを指導するのかと思いきや、突然やめて、弾けないギターを弾き、歌詞カード見て棒立ちで歌う。
ツッコミどころしかない圧巻のライブで、お客さんを圧倒した。
そして、ジャン=ポール高橋賞は「ゆたか」さん!
チャイナ服でアニメソング。
オリジナル曲の提供が約束された。
ぶーたん劇団
ゆたか
愛華
マジカルエミちゃん
R
りんりん
si.no
ワンダラー王子
アボカドれたす
星乃えみる
MC:保山ひャン
審査員:ジャン=ポール高橋、倉田規行、布のにおい消し、他
FOOD:銭ゲバ
観客投票による1位は、「R」さん!
ヨガを指導するのかと思いきや、突然やめて、弾けないギターを弾き、歌詞カード見て棒立ちで歌う。
ツッコミどころしかない圧巻のライブで、お客さんを圧倒した。
そして、ジャン=ポール高橋賞は「ゆたか」さん!
チャイナ服でアニメソング。
オリジナル曲の提供が約束された。
自分BOXwithララボンゴwith保山宗明王@BEARS、「私のラブストーリー」
2013年10月25日 ライブなんばBEARSで、ライブ出演。
自分BOXwithララボンゴwith保山宗明王
Ha Heonjin(KORIA)
ケン・スギサキ
僕は歌の導入部として、いろんな本から朗読する、ブック・ジョッキー(BJ)をした。
韓国からの2人バンドもよかったし、ケンさんは昔どん底ハウスなどで歌っていたレパートリー中心で、心地よいライブだった。
ライブ前は、朝から健康診断。
採血で左腕の手首近くからとったが、11月5日現在に至るまで内出血のあとが消えない。
その後、1本映画を見た。
インディアン・フィルムフェスティバルで「私のラブストーリー」を見た。
記憶喪失になった姉に、われこそは、約束をかわした結婚相手だと名乗りをあげた2人の男性。
実際は、「結婚、結婚」とうるさい周囲を黙らせるために、でっちあげた架空の相手だった。
もちろん、記憶喪失もお芝居。
と、いうわけで、にせもののお相手ふたりは、この騒動のなかで、ちゃんとお相手見つけて、恋を成就させてしまうのだから、ハッピーエンドの力はすごい!
インディアン・フィルム・フェスティバル、ラインナップは17本あったのに、6本しか見れなかった。
自分BOXwithララボンゴwith保山宗明王
Ha Heonjin(KORIA)
ケン・スギサキ
僕は歌の導入部として、いろんな本から朗読する、ブック・ジョッキー(BJ)をした。
韓国からの2人バンドもよかったし、ケンさんは昔どん底ハウスなどで歌っていたレパートリー中心で、心地よいライブだった。
ライブ前は、朝から健康診断。
採血で左腕の手首近くからとったが、11月5日現在に至るまで内出血のあとが消えない。
その後、1本映画を見た。
インディアン・フィルムフェスティバルで「私のラブストーリー」を見た。
記憶喪失になった姉に、われこそは、約束をかわした結婚相手だと名乗りをあげた2人の男性。
実際は、「結婚、結婚」とうるさい周囲を黙らせるために、でっちあげた架空の相手だった。
もちろん、記憶喪失もお芝居。
と、いうわけで、にせもののお相手ふたりは、この騒動のなかで、ちゃんとお相手見つけて、恋を成就させてしまうのだから、ハッピーエンドの力はすごい!
インディアン・フィルム・フェスティバル、ラインナップは17本あったのに、6本しか見れなかった。
『寺山修司劇場「ノック」 閉ざされたドア、閉ざされた心をノックしてみる』
2013年10月24日 読書
『寺山修司劇場「ノック」 閉ざされたドア、閉ざされた心をノックしてみる』を読んだ。
ワタリウムでの展覧会の図録(行けなかった!)なのだが、本単独でじゅうぶん面白かった。
以下、目次。
天井桟敷はどこへ行こうとしているのか/寺山修司
寺山修司劇場「ノック」戯曲のことばと写真
青森県のせむし男
大山デブ子の犯罪
毛皮のマリー
時代はサーカスの象にのって
人力飛行機ソロモン
邪宗門
阿片戦争
盲人書簡上海篇
市街劇ノック
疫病流行記
阿呆船
奴婢訓
観客席
レミング 世界の涯てへ連れてって
百年の孤独
(作品ノート)/寺山修司
海外の時評
演劇実験室天井桟敷その他の公演作品
花札傳綺/新宿版千一夜物語/怪談青ひげ/美女劇伯爵令嬢小鷹狩掬子の七つの大罪/さらば映画よファン篇・スター篇/「瞼の母」における愛の研究/昭和白虎隊外伝 安保心中新宿お七/書を捨てよ、町へ出よう/星の王子さま/オデッセイ’69/犬神/ガリガリ博士の犯罪/イエス/ブラブラ男爵/東京零年/地獄より愛をこめて/青少年のための無人島入門/走れメロス/地球空洞説/血の起源/釘/引力の法則/中国の不思議な役人/身毒丸/こども狩り/青ひげ公の城
天井桟敷について
天井桟敷ポスター
寺山修司略年譜
幻想写真館『犬神家の人々』
おわりに
ワタリウムでの展覧会の図録(行けなかった!)なのだが、本単独でじゅうぶん面白かった。
以下、目次。
天井桟敷はどこへ行こうとしているのか/寺山修司
寺山修司劇場「ノック」戯曲のことばと写真
青森県のせむし男
大山デブ子の犯罪
毛皮のマリー
時代はサーカスの象にのって
人力飛行機ソロモン
邪宗門
阿片戦争
盲人書簡上海篇
市街劇ノック
疫病流行記
阿呆船
奴婢訓
観客席
レミング 世界の涯てへ連れてって
百年の孤独
(作品ノート)/寺山修司
海外の時評
演劇実験室天井桟敷その他の公演作品
花札傳綺/新宿版千一夜物語/怪談青ひげ/美女劇伯爵令嬢小鷹狩掬子の七つの大罪/さらば映画よファン篇・スター篇/「瞼の母」における愛の研究/昭和白虎隊外伝 安保心中新宿お七/書を捨てよ、町へ出よう/星の王子さま/オデッセイ’69/犬神/ガリガリ博士の犯罪/イエス/ブラブラ男爵/東京零年/地獄より愛をこめて/青少年のための無人島入門/走れメロス/地球空洞説/血の起源/釘/引力の法則/中国の不思議な役人/身毒丸/こども狩り/青ひげ公の城
天井桟敷について
天井桟敷ポスター
寺山修司略年譜
幻想写真館『犬神家の人々』
おわりに
アートエリアB1でm鉄道芸術祭vol.3 関連プログラム/ラボカフェスペシャル
上方本談、どこまでも話す年-其の二 松岡正剛×川崎和男・対談「"知"と"ち"が急行する」
大阪の再生についてのヒントが語られた。
川崎さんのズバズバした物言いが痛快。
松岡さんの話は、学生との話や学校の話があったせいか、親が娘を心配して語っているような印象があった。
また、松岡正剛プロデュース「上方遊歩46景 〜言葉・本・名物による展覧会〜」の展示も、ヒント集みたいで面白かった。
http://artarea-b1.jp/archive/2013/1023294.php
上方本談、どこまでも話す年-其の二 松岡正剛×川崎和男・対談「"知"と"ち"が急行する」
大阪の再生についてのヒントが語られた。
川崎さんのズバズバした物言いが痛快。
松岡さんの話は、学生との話や学校の話があったせいか、親が娘を心配して語っているような印象があった。
また、松岡正剛プロデュース「上方遊歩46景 〜言葉・本・名物による展覧会〜」の展示も、ヒント集みたいで面白かった。
http://artarea-b1.jp/archive/2013/1023294.php
『啓蒙の世紀の神秘思想 サン=マルタンとその時代』
2013年10月22日 読書
今野喜和人の『啓蒙の世紀の神秘思想 サン=マルタンとその時代』を読んだ。
サン=マルタンは、18世紀、フランス革命期の神秘思想家で、「マルチニスム」(彼の師、マルチネス・ド・パスカリの名からつけられている)がサン=マルタンの名からつけられたもの、つまりサン=マルタンの思想とイコールである、とされる誤解、マルチニスム自体に対する誤解、また、サン=マルタンの思想に名づけられた「イリュミニスム」が、イリュミナティはじめ、別の思想と取り違えられる誤解、さらには、サン=マルタンの思想そのもののわかりにくさなどがあいまって、実態がつかみにくいのだが、本書ではサン=マルタンとは何であったのかを、わかりやすく解き明かそうとしている。
以下、目次。
序
1.イリュミニスムとエゾテリスムについて
定義
エゾテリスムの概略史
いくつかの関連語彙について
エゾテリスム研究の現在
本書の構成
2.人と作品
第1部 啓蒙と反啓蒙のはざまで
第1章 哲学者の敵、神学者の敵―サン=マルタンとルソー
1.神の敵の敵
2.ルソーへのまなざし
むすび
第2章 言語論におけると反―恣意性をめぐって
1.ピュセイ説対テセイ説
2.「起源」のアポリア
3.原初言語の「機械的」形成
4.サン=マルタンの場合
むすびにかえて-クール・ド・ジェブランと18世紀
第3章 イリュミニストとイデオローグ―サン=マルタン―ガラ論争
1.論争の経緯と争点
2.親ルソー対反ルソー?
むすび
第2部 神秘思想家のフランス革命
第1章 革命とイリュミニスム
1.フリーメーソン
2.カトリーヌ・テオ事件
3.神の加護
第2章 『革命についての手紙』
1.市民サン=マルタン
2.「人類の革命」
3.宗教戦争
むすび
第3章 普遍学に向けて―小説『クロコディル』を読む
1.啓蒙主義
2.既成教会
3.オカルティズム
4.大団円、もしくは普遍学の誕生
第4章 ニコラ・ド・ボヌヴィル-「マルチニストの革命家」
1.生涯
2.マルチニスムとの関わり
3.陰謀テーゼ
むすび
第5章 ジャック・カゾット-「反革命マルチニスト」
1.カゾットの革命観
2.マルチニスムとの関わり
第6章 革命後のサン=マルタン
第3部 ロマン主義と神秘思想
第1章 サン=マルタンとシャトーブリアン
1.『キリスト教精髄』と『霊的人間の使命』
2.自然と心情
3.「誠実な文人」と「幻視の人」
むすび
第2章 バルザックとサン=マルタン
1.トゥーレーヌの人
2.マルチニスムとカトリシスム
3.バルザック的世界へ
第3章 サン=マルタンにおける人間と自然
1.自然の沈黙、自然の言(ことば)
2.〈渇望する人〉の使命
終章 マルチニスムの光芒
1.フランス
2.ドイツおよびスラヴ圏
3.その後の展開
あとがき
参考文献
サン=マルタン関係略年表
人名索引
目次中、言語論における「ピュセイ説」「テセイ説」は、それぞれ、「自然説」「契約説」のこと。
「序」の「本書の構成」から、全体の見取り図を描くと、こうなる。
サン=マルタンは、18世紀、フランス革命期の神秘思想家で、「マルチニスム」(彼の師、マルチネス・ド・パスカリの名からつけられている)がサン=マルタンの名からつけられたもの、つまりサン=マルタンの思想とイコールである、とされる誤解、マルチニスム自体に対する誤解、また、サン=マルタンの思想に名づけられた「イリュミニスム」が、イリュミナティはじめ、別の思想と取り違えられる誤解、さらには、サン=マルタンの思想そのもののわかりにくさなどがあいまって、実態がつかみにくいのだが、本書ではサン=マルタンとは何であったのかを、わかりやすく解き明かそうとしている。
以下、目次。
序
1.イリュミニスムとエゾテリスムについて
定義
エゾテリスムの概略史
いくつかの関連語彙について
エゾテリスム研究の現在
本書の構成
2.人と作品
第1部 啓蒙と反啓蒙のはざまで
第1章 哲学者の敵、神学者の敵―サン=マルタンとルソー
1.神の敵の敵
2.ルソーへのまなざし
むすび
第2章 言語論におけると反―恣意性をめぐって
1.ピュセイ説対テセイ説
2.「起源」のアポリア
3.原初言語の「機械的」形成
4.サン=マルタンの場合
むすびにかえて-クール・ド・ジェブランと18世紀
第3章 イリュミニストとイデオローグ―サン=マルタン―ガラ論争
1.論争の経緯と争点
2.親ルソー対反ルソー?
むすび
第2部 神秘思想家のフランス革命
第1章 革命とイリュミニスム
1.フリーメーソン
2.カトリーヌ・テオ事件
3.神の加護
第2章 『革命についての手紙』
1.市民サン=マルタン
2.「人類の革命」
3.宗教戦争
むすび
第3章 普遍学に向けて―小説『クロコディル』を読む
1.啓蒙主義
2.既成教会
3.オカルティズム
4.大団円、もしくは普遍学の誕生
第4章 ニコラ・ド・ボヌヴィル-「マルチニストの革命家」
1.生涯
2.マルチニスムとの関わり
3.陰謀テーゼ
むすび
第5章 ジャック・カゾット-「反革命マルチニスト」
1.カゾットの革命観
2.マルチニスムとの関わり
第6章 革命後のサン=マルタン
第3部 ロマン主義と神秘思想
第1章 サン=マルタンとシャトーブリアン
1.『キリスト教精髄』と『霊的人間の使命』
2.自然と心情
3.「誠実な文人」と「幻視の人」
むすび
第2章 バルザックとサン=マルタン
1.トゥーレーヌの人
2.マルチニスムとカトリシスム
3.バルザック的世界へ
第3章 サン=マルタンにおける人間と自然
1.自然の沈黙、自然の言(ことば)
2.〈渇望する人〉の使命
終章 マルチニスムの光芒
1.フランス
2.ドイツおよびスラヴ圏
3.その後の展開
あとがき
参考文献
サン=マルタン関係略年表
人名索引
目次中、言語論における「ピュセイ説」「テセイ説」は、それぞれ、「自然説」「契約説」のこと。
「序」の「本書の構成」から、全体の見取り図を描くと、こうなる。
まず第1部で啓蒙の世紀に啓蒙の本国たるフランスでサン=マルタンがどのような自己認識をもって思想家としての活動を行ったか、主にルソーとの比較を通して明らかにした後、特に言語論における神秘思想の位置付けについて、代表的著作やイデオローグ・ガラとの論争を通じて解明する。
次いで第2部ではフランス革命という、政治上のみならず、思想的に見ても史上類を見ない大変革に向けた、神秘思想家サン=マルタンの特異なまなざしについて、イリュミニスムとの関係を指摘される他の思想家・著作家の立場とも比較して考察し、ともすれば神話的に語られがちな大革命と神秘思想の関係を新たな視点から見直すことも目指す。
第3部では19世紀ロマン主義に与えた彼の影響の本質を、シャトーブリアンとの比較、およびバルザックにおける思想の受容の分析を通じて明らかにする。また、現在の環境問題との関連でサン=マルタンの自然観を見直した時、どのような意義を持ちうるかも論じる。
さらに、フランス・ドイツその他の国々におけるロマン主義、およびそれ以降の思想・文学における「マルチニスム」の影響研究をできる限り網羅的に紹介する補遺的な終章を付け、今後の研究の深化・拡大への基礎とする。
「ミリオネア・オン・ザ・ラン」「愛するがゆえに」「茶番野郎」「魔女伝説」
2013年10月21日 映画シネマート心斎橋でK-Movieフェスティバルの1本を見てきた。
キム・イクロ監督の「ミリオネア・オン・ザ・ラン」
出演はパク・ジニョン、ミン・ヒョリン、チョ・ソンハなど。
表に出せない大金500万ドルを奪って逃げる男と、男をだまして宝石の入ったペンダントを奪った女が、一緒に逃走。追いかけるほうは、悪者ばっかり。悪者同士で衝突したりするけど、逃げてるほうも、まあ、悪い奴のうち。賄賂を受け取って権力をふるう議員や、会社の金をギャングに渡す大企業の上司、町のチンピラ、追うはみだし刑事、さらには、熱狂的な野球ファンまでが、大乱闘に加わる。
歌手でプロデューサーでもあるパク・ジニョンが、俳優としても実力をみせており、役柄上、登場人物に「外国人顔の男」とか「南米人顔」とか言われて、それに関するギャグもまじえられているのが面白い。
整形をカミングアウトした、ミン・ヒョリンは、ならば整形もいいな、と思わせる可愛さでした。高沢順子っぽいかな。
21日、インディアン・フィルム・フェスティバルで見たのは3本。
まず、スター歌手の栄光と挫折を描いた「愛するがゆえに」
一世を風靡したスター歌手RJが、酒場で歌う女性アロヒの才能を見抜き、スターに育て上げる。
前半は、貧しいアロヒが紆余曲折を経て、RJの助力でスターになっていく物語。
後半は、アルコール依存症のRJが歌手生命も、アロヒとの恋も大荒れの悲劇。
貧乏なアロヒの家の様子とか、何度アル中から脱却しかけても、嫌なことがあるとまた酒に溺れてしまうRJの姿とか、ひとごととは思えない
インド映画2本目は、「茶番野郎」
主人公RPは、自殺未遂の男を救おうとして、自分が監督するラーマヤーナ劇の役を与える。また、彼が自殺しようとした原因、失恋の相手と復縁させようと骨を折る。
と、書くと、RPは困った人を助けるいい奴みたいだが、自らの人生をまるで軽いコメディみたいに生きる、口がうまいだけの人物なのだ。悪気はないのに人を傷つけてしまって、あちゃ~、となってる。
う~む。これこそ、ひとごととは思えない。
茶番野郎、というネーミングも僕にぴったりだ。
インド映画3本めは「魔女伝説」
人気の魔術師「幻惑のボボ」は、ときどき死んだ妹の幻影を見たりして、舞台をトチッたりする。催眠療法で過去の記憶を掘り起こすと、継母が魔女だったことがわかる。そのときは魔女を退治したはずだが、どうやら甦ったようだ。皆既月食の日に行われる生贄の儀式をボボは阻止することができるか。
自宅のエレベーターの「6」のボタンを3回押すと、地下よりも下の地獄に着く、というのは、早速試してみた。また、魔女は足が前後逆についているというのはインドでは常識らしい。
なお、この映画は、はじまる前に、「この映画は魔法を推奨するものではない」とか、わざわざことわっていた。そう言えば、「ワダラの抗争」見たときは、喫煙シーンがあるたびに、画面の下のほうに、「喫煙は健康を害します」みたいな注意書きが出てきた。いろいろとうるさい規制があるのかな。
キム・イクロ監督の「ミリオネア・オン・ザ・ラン」
出演はパク・ジニョン、ミン・ヒョリン、チョ・ソンハなど。
表に出せない大金500万ドルを奪って逃げる男と、男をだまして宝石の入ったペンダントを奪った女が、一緒に逃走。追いかけるほうは、悪者ばっかり。悪者同士で衝突したりするけど、逃げてるほうも、まあ、悪い奴のうち。賄賂を受け取って権力をふるう議員や、会社の金をギャングに渡す大企業の上司、町のチンピラ、追うはみだし刑事、さらには、熱狂的な野球ファンまでが、大乱闘に加わる。
歌手でプロデューサーでもあるパク・ジニョンが、俳優としても実力をみせており、役柄上、登場人物に「外国人顔の男」とか「南米人顔」とか言われて、それに関するギャグもまじえられているのが面白い。
整形をカミングアウトした、ミン・ヒョリンは、ならば整形もいいな、と思わせる可愛さでした。高沢順子っぽいかな。
21日、インディアン・フィルム・フェスティバルで見たのは3本。
まず、スター歌手の栄光と挫折を描いた「愛するがゆえに」
一世を風靡したスター歌手RJが、酒場で歌う女性アロヒの才能を見抜き、スターに育て上げる。
前半は、貧しいアロヒが紆余曲折を経て、RJの助力でスターになっていく物語。
後半は、アルコール依存症のRJが歌手生命も、アロヒとの恋も大荒れの悲劇。
貧乏なアロヒの家の様子とか、何度アル中から脱却しかけても、嫌なことがあるとまた酒に溺れてしまうRJの姿とか、ひとごととは思えない
インド映画2本目は、「茶番野郎」
主人公RPは、自殺未遂の男を救おうとして、自分が監督するラーマヤーナ劇の役を与える。また、彼が自殺しようとした原因、失恋の相手と復縁させようと骨を折る。
と、書くと、RPは困った人を助けるいい奴みたいだが、自らの人生をまるで軽いコメディみたいに生きる、口がうまいだけの人物なのだ。悪気はないのに人を傷つけてしまって、あちゃ~、となってる。
う~む。これこそ、ひとごととは思えない。
茶番野郎、というネーミングも僕にぴったりだ。
インド映画3本めは「魔女伝説」
人気の魔術師「幻惑のボボ」は、ときどき死んだ妹の幻影を見たりして、舞台をトチッたりする。催眠療法で過去の記憶を掘り起こすと、継母が魔女だったことがわかる。そのときは魔女を退治したはずだが、どうやら甦ったようだ。皆既月食の日に行われる生贄の儀式をボボは阻止することができるか。
自宅のエレベーターの「6」のボタンを3回押すと、地下よりも下の地獄に着く、というのは、早速試してみた。また、魔女は足が前後逆についているというのはインドでは常識らしい。
なお、この映画は、はじまる前に、「この映画は魔法を推奨するものではない」とか、わざわざことわっていた。そう言えば、「ワダラの抗争」見たときは、喫煙シーンがあるたびに、画面の下のほうに、「喫煙は健康を害します」みたいな注意書きが出てきた。いろいろとうるさい規制があるのかな。
10minutes presents <ゆみこーん はじめてのイベント>@なんば紅鶴
2013年10月20日 アイドル20日は、なんば紅鶴で、10minutes presents <はじめてのイベント>
前回の10minutesで並み居るつわものを蹴散らして優勝した、ゆみこーんが、その商品として手にいれた「紅鶴を1日自由に使える権利」を行使して開催されたイベント。
ゆみこーんは、10minutesが正真正銘初のステージだった女子高生で、その逸材ぶりたるや、凄いものがある。
12:00 OPEN/START
CHARGE free(要1DRINKオーダー )
出演順に、
宍戸留美、松岡由貴、石田アキラ
豊川座敷
ゆみこーん
一条星夜
スクールカースト(ゆみこーん+一条星夜)
久保綾音
秋山衣梨佳
あっきfromあくりるがっしゅ
ゆみこーん
MC 保山ひャン
夢のようなイベントでした!
前回の10minutesで並み居るつわものを蹴散らして優勝した、ゆみこーんが、その商品として手にいれた「紅鶴を1日自由に使える権利」を行使して開催されたイベント。
ゆみこーんは、10minutesが正真正銘初のステージだった女子高生で、その逸材ぶりたるや、凄いものがある。
12:00 OPEN/START
CHARGE free(要1DRINKオーダー )
出演順に、
宍戸留美、松岡由貴、石田アキラ
豊川座敷
ゆみこーん
一条星夜
スクールカースト(ゆみこーん+一条星夜)
久保綾音
秋山衣梨佳
あっきfromあくりるがっしゅ
ゆみこーん
MC 保山ひャン
夢のようなイベントでした!
「ワダラの抗争」「ゴー・ゴア・ゴーン」
2013年10月20日 映画シネ・ヌーヴォで開催中のインディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン、20日(日)に見たのは2本。
まず実話をもとにした「ワダラの抗争」
腐敗した警察に人生を狂わされたマニア・スルヴェが、ギャングとして生きる。
主人公、ジョン・アブラハムの肉体美はWWEのスーパースター並みだが、彼もまたインド映画の主人公らしく、歌って踊ったりもするのだ。映画の大半がアクションでかなりシリアスな映画だというのに!
20日に見たインディアン・フィルム・フェスティバルのもう1本は、インドのゾンビ・コメディ映画「ゴー・ゴア・ゴーン」
歓楽のかぎりを尽くすロシアンマフィア主催の離島パーティ。まるでスプリングブレイカーズみたいなパラダイス!そこで回された赤いドラッグを服用した者は、なんとゾンビになってしまった。
インドでゾンビは珍しいのだが、劇中人物はそれを「グローバリゼーション」のせいだと言う。面白い!
ラストは、わりとお馴染みのゴケミドロ。
まず実話をもとにした「ワダラの抗争」
腐敗した警察に人生を狂わされたマニア・スルヴェが、ギャングとして生きる。
主人公、ジョン・アブラハムの肉体美はWWEのスーパースター並みだが、彼もまたインド映画の主人公らしく、歌って踊ったりもするのだ。映画の大半がアクションでかなりシリアスな映画だというのに!
20日に見たインディアン・フィルム・フェスティバルのもう1本は、インドのゾンビ・コメディ映画「ゴー・ゴア・ゴーン」
歓楽のかぎりを尽くすロシアンマフィア主催の離島パーティ。まるでスプリングブレイカーズみたいなパラダイス!そこで回された赤いドラッグを服用した者は、なんとゾンビになってしまった。
インドでゾンビは珍しいのだが、劇中人物はそれを「グローバリゼーション」のせいだと言う。面白い!
ラストは、わりとお馴染みのゴケミドロ。
19日のギャラリーめぐり、4つめは海岸通ギャラリーCASOで「あかマルシェ」
出展作家は、3beans♡art, Atsuyo Minamoto, Chiaki Akada, coa-bee, EGOIST2, HASE, Kyohei Sugiyama, Mai Aimheart, Miss Bulle, PEAS, Tomoatsu Hiraishi, Waka, おくだぱん, おはす, かみやまたつや, くろかわえいこ, とうもりゆみ, ひまわりん, まつうらあい, まーち, ももよん, やましん, ガンチャン, キタノユキフデ, ヒステリックパンツもちょもちょ, ミヤザキ, ヤンヤンZ, 三宮玄太, 三谷達成, 中島賢大, 中野利彦, 乾真徳, 住田昌隆, 前田登志春, 垣内真希子, 堀としかず, 大塚和也, 奥津香里命, 村中洸, 村田のりみち, 松口美智子, 森谷友美, 正木繁樹, 西岡兄妹, 近藤仁美, 鈴木マヤ子, 開楽智治
あかマルシェ内には、くろマルシェという闇のスペースもあって、僕は、そのくろマルシェに入っているほうが居心地がよくて、PEASの映像作品を数本見たりした。http://akamarche.com/
ギャラリーめぐり、5つめは、MU東心斎橋画廊。
2階は杼元愛子作品展「深淵の淵」
海や波の青かと思いきや、どうやら空の青のようだ。
迫る青のイメージ。
1階はクニト個展。
UFO「ルナ」、葉巻型UFO「ブラン」、スプートニク、スプートニク2号、ミステリーサークル「コロナ」「キドウ」、110101010
大量のライカ犬で構成されたUFO「ルナ」など、全体にライカ犬が使われていた。(見た目はニッパー犬)「ルナ」は1時間に1回、動く仕掛けがしてあったそうだが、行ったとき、ちょうど動き終わったところで、動く姿は見れず。残念。
今日の一番の収穫かも!
出展作家は、3beans♡art, Atsuyo Minamoto, Chiaki Akada, coa-bee, EGOIST2, HASE, Kyohei Sugiyama, Mai Aimheart, Miss Bulle, PEAS, Tomoatsu Hiraishi, Waka, おくだぱん, おはす, かみやまたつや, くろかわえいこ, とうもりゆみ, ひまわりん, まつうらあい, まーち, ももよん, やましん, ガンチャン, キタノユキフデ, ヒステリックパンツもちょもちょ, ミヤザキ, ヤンヤンZ, 三宮玄太, 三谷達成, 中島賢大, 中野利彦, 乾真徳, 住田昌隆, 前田登志春, 垣内真希子, 堀としかず, 大塚和也, 奥津香里命, 村中洸, 村田のりみち, 松口美智子, 森谷友美, 正木繁樹, 西岡兄妹, 近藤仁美, 鈴木マヤ子, 開楽智治
あかマルシェ内には、くろマルシェという闇のスペースもあって、僕は、そのくろマルシェに入っているほうが居心地がよくて、PEASの映像作品を数本見たりした。http://akamarche.com/
ギャラリーめぐり、5つめは、MU東心斎橋画廊。
2階は杼元愛子作品展「深淵の淵」
海や波の青かと思いきや、どうやら空の青のようだ。
迫る青のイメージ。
1階はクニト個展。
UFO「ルナ」、葉巻型UFO「ブラン」、スプートニク、スプートニク2号、ミステリーサークル「コロナ」「キドウ」、110101010
大量のライカ犬で構成されたUFO「ルナ」など、全体にライカ犬が使われていた。(見た目はニッパー犬)「ルナ」は1時間に1回、動く仕掛けがしてあったそうだが、行ったとき、ちょうど動き終わったところで、動く姿は見れず。残念。
今日の一番の収穫かも!
友枝望「CLUSTER」「紀凛会展」@江之子島文化芸術創造センター~「MOBILIS IN MOBILI-交錯する現在-」@コーポ北加賀屋~「笹岡茂彦展 テクニカラー」@ギャラリーはたなか
2013年10月19日 芸術
19日は、宍戸留美ちゃんのライブに出演する前に、ギャラリーを回ってきた。
まず、江之子島文化芸術創造センターで、友枝望の「CLUSTER」
家庭から置物を借りてきて、それを集めて展示したもの。
こけし、人形、木彫りの熊などなど。
これは、サイズ無用の輪投げを見ている楽しさ。
同じフロアーで開催していた「紀凛会展」も見てきた。
ナイーブなようで、一筋縄ではいかない作品たち。
http://enokojima-art.jp/e/archives/event/286
2つめに廻ったのは、コーポ北加賀屋で、「MOBILIS IN MOBILI-交錯する現在-」
出展作家:梅沢和木、河西遼、川村元紀、高橋大輔、武田雄介、二艘木洋行、百頭たけし、三輪彩子、百瀬文、吉田晋之介
作家の略歴をみると、1980年代生まれで、関西出身でない作家が集まって、「多様性」への問題意識を主軸にして展示されているようだ。
それぞれの作品は面白かったが、多様性への問いについては、オープニングで行われたトークを聞いてみたかった、という思いしきり。
http://coop-kitakagaya.blogspot.jp/2013/09/2013-mobilis-in-mobili.html
3つめのギャラリーめぐりは、ギャラリーはたなかで、「笹岡茂彦展 テクニカラー」
映画を題材に描かれた絵に、映画の解説がつけられている。
それぞれの解説は単なる情報だけではなく、感想や思い出がまじえられたコラムみたいで、楽しい。
テレビの洋画劇場を毎週楽しみにしていた頃を懐かしく思い出した。
まず、江之子島文化芸術創造センターで、友枝望の「CLUSTER」
家庭から置物を借りてきて、それを集めて展示したもの。
こけし、人形、木彫りの熊などなど。
これは、サイズ無用の輪投げを見ている楽しさ。
同じフロアーで開催していた「紀凛会展」も見てきた。
ナイーブなようで、一筋縄ではいかない作品たち。
http://enokojima-art.jp/e/archives/event/286
2つめに廻ったのは、コーポ北加賀屋で、「MOBILIS IN MOBILI-交錯する現在-」
出展作家:梅沢和木、河西遼、川村元紀、高橋大輔、武田雄介、二艘木洋行、百頭たけし、三輪彩子、百瀬文、吉田晋之介
作家の略歴をみると、1980年代生まれで、関西出身でない作家が集まって、「多様性」への問題意識を主軸にして展示されているようだ。
それぞれの作品は面白かったが、多様性への問いについては、オープニングで行われたトークを聞いてみたかった、という思いしきり。
http://coop-kitakagaya.blogspot.jp/2013/09/2013-mobilis-in-mobili.html
3つめのギャラリーめぐりは、ギャラリーはたなかで、「笹岡茂彦展 テクニカラー」
映画を題材に描かれた絵に、映画の解説がつけられている。
それぞれの解説は単なる情報だけではなく、感想や思い出がまじえられたコラムみたいで、楽しい。
テレビの洋画劇場を毎週楽しみにしていた頃を懐かしく思い出した。
宍戸留美ライブ「ルンルンNEWアルバムフラゲシNight」@Legato
2013年10月19日 ライブ谷町九丁目のLegatoで、宍戸留美ライブ「ルンルンNEWアルバムフラゲシNight」にトークゲストとして出演してきた。
店内満員御礼!
1.スコア
2.TAWAGOTO
3.君はライダー
4.乱れてロンリー
5.昼下がりのうた
6.for you
7.春風
ギターの弾き語りで。やさしい奏法は、むしろ「ギター撫で語り」と言いたい!
ライブの後は、トーク。
留美ちゃんとの昔話に花が咲く。
イベント終了後も、石田アキラ監督や松岡由貴ちゃんが来て、大盛り上がり。
20日正午からの、なんば紅鶴での「ゆみこーん」ライブにも、宍戸留美ちゃんや松岡由貴ちゃんが顔を出してくれることになった。
http://rumi-shishido.com/
谷町6丁目新空堀ビルR100に行って、岡野キャロ個展「あまきゃろ」を見てきた。
「あまちゃん」を題材に描いたイラストレーション。16日までの開催が20日まで延長になったおかげで見に行けました!
バッジも買って、さっそく帽子につけた!
乙画廊に行って、村田兼一『眠り姫~another tale of princess』出版記念展を見てきた。18禁になっていた。初日のせいか、村田さん御本人が来廊中。
少女たちの着衣部分と脱衣部分のバランスが絶妙。
淫靡な感じは全然なく、綺麗でそしてむずむずと痒かった。
http://oto-gallery.no-blog.jp/otoblog/2013/09/another_tale_of.html
深江橋のGallery Nomartに行って、ZBOの展示を見てきた。
12日に行われたコンサートの終了後の光景ではあったが、そこに「祭りの後」の寂しさはなく、「岩にしみいる蝉の声」を追体験するように、ギャラリー内でさんざん遊ばせてもらった。オルゴールが蝉の声のようにギャラリーに充満し、遅れてやってきた夏休みを楽しんだ感じ。12日のイベントではオーケストラだったけど、今日は、僕の独奏。コギト・オルゴ(-ル)・スム!
http://www.nomart.co.jp/zbo/index.php
「あまちゃん」を題材に描いたイラストレーション。16日までの開催が20日まで延長になったおかげで見に行けました!
バッジも買って、さっそく帽子につけた!
乙画廊に行って、村田兼一『眠り姫~another tale of princess』出版記念展を見てきた。18禁になっていた。初日のせいか、村田さん御本人が来廊中。
少女たちの着衣部分と脱衣部分のバランスが絶妙。
淫靡な感じは全然なく、綺麗でそしてむずむずと痒かった。
http://oto-gallery.no-blog.jp/otoblog/2013/09/another_tale_of.html
深江橋のGallery Nomartに行って、ZBOの展示を見てきた。
12日に行われたコンサートの終了後の光景ではあったが、そこに「祭りの後」の寂しさはなく、「岩にしみいる蝉の声」を追体験するように、ギャラリー内でさんざん遊ばせてもらった。オルゴールが蝉の声のようにギャラリーに充満し、遅れてやってきた夏休みを楽しんだ感じ。12日のイベントではオーケストラだったけど、今日は、僕の独奏。コギト・オルゴ(-ル)・スム!
http://www.nomart.co.jp/zbo/index.php
國分功一郎の『スピノザの方法』を読んだ。
以前、7割方読んでいながら、読了できていなかったものを、今回最初から読み直した。
無限遡行の逆説や、デカルトにとって重要だった「説得」のモードがスピノザにはなかったこととか、わかりやすく書かれていた。
本書は、『知性改善論』『デカルトの哲学原理』『エチカ』から、スピノザの方法を描き出す。
以下、目次
凡例
序章 方法という問題
第一部 ふたつの逆説
第一章 方法の三つの形象 I
1 道具 ――哲学におけるソフィズムの問題
2 標識 ――哲学における説得の問題
第二章 方法の三つの形象 II
1 道 ――方法の逆説
2 道 ――方法論の逆説
第一部の総括
第二部 逆説の起源
第三章 スピノザのデカルト読解 I
1 「スピノザの思想」、「デカルトの思想」
2 コギト
3 循環
第四章 スピノザのデカルト読解 II
1 四つの操作
2 規則と順序
3 並べ替えの意味
4 観念と実在
第五章 スピノザのデカルト読解 III
1 分析と総合
2 第二のア・ポステリオリな証明
3 第一のア・ポステリオリな証明
4 ア・プリオリな証明
第二部の総括
第三部 逆説の解決
第六章 スピノザの観念思想
1 道について、ふたたび ――方法の逆説の解決
2 方法書簡 ――方法論の逆説の解決
3 「与えられた真の観念」
4 定義、十全な観念、虚構
第七章 スピノザの方法
1 『エチカ』という書物
2 定義と公理
3 冒頭諸定理の証明手続き
4 冒頭諸定理の証明対象
5 神の存在証明
6 系譜学、観念の構築、状態の描写 ――『エチカ』と『デカルトの哲学原理』
第三部の総括
結論 スピノザの方法からスピノザの教育へ
あとがき
以前、7割方読んでいながら、読了できていなかったものを、今回最初から読み直した。
無限遡行の逆説や、デカルトにとって重要だった「説得」のモードがスピノザにはなかったこととか、わかりやすく書かれていた。
本書は、『知性改善論』『デカルトの哲学原理』『エチカ』から、スピノザの方法を描き出す。
以下、目次
凡例
序章 方法という問題
第一部 ふたつの逆説
第一章 方法の三つの形象 I
1 道具 ――哲学におけるソフィズムの問題
2 標識 ――哲学における説得の問題
第二章 方法の三つの形象 II
1 道 ――方法の逆説
2 道 ――方法論の逆説
第一部の総括
第二部 逆説の起源
第三章 スピノザのデカルト読解 I
1 「スピノザの思想」、「デカルトの思想」
2 コギト
3 循環
第四章 スピノザのデカルト読解 II
1 四つの操作
2 規則と順序
3 並べ替えの意味
4 観念と実在
第五章 スピノザのデカルト読解 III
1 分析と総合
2 第二のア・ポステリオリな証明
3 第一のア・ポステリオリな証明
4 ア・プリオリな証明
第二部の総括
第三部 逆説の解決
第六章 スピノザの観念思想
1 道について、ふたたび ――方法の逆説の解決
2 方法書簡 ――方法論の逆説の解決
3 「与えられた真の観念」
4 定義、十全な観念、虚構
第七章 スピノザの方法
1 『エチカ』という書物
2 定義と公理
3 冒頭諸定理の証明手続き
4 冒頭諸定理の証明対象
5 神の存在証明
6 系譜学、観念の構築、状態の描写 ――『エチカ』と『デカルトの哲学原理』
第三部の総括
結論 スピノザの方法からスピノザの教育へ
あとがき
「あの頃、君を追いかけた」
2013年10月16日 映画
ギデンズ・コー監督の「あの頃、君を追いかけた」を見てきた。
台湾90年代の青春物語。
これには泣いた。
優等生の女子と、いつまでも幼稚な男子の、くっつきそうでくっつかない恋の行方は、行ったりきたりする。
台湾の90年代、といっても、日本文化と共通のものが多い。男子寮で飯島愛のビデオ見て興奮したり、天下一武闘会のルールで格闘技大会をして、主人公の男子が見よう見真似のデンプシーロールをしたり、デートにエア・サプライのコンサートに誘ったり。
この映画、台湾でも香港でも大ヒットしたそうだが、納得の内容だった。ちょっと前に流行った「サニー」の男子バージョンの味わいかな。
この映画見てて、恋というものを思い出した。人を好きになって胸をときめかせることなど、僕はもう引退したつもりでいたけど、またあの感覚が味わってみたくなった。できるかな?
http://www.u-picc.com/anokoro/
台湾90年代の青春物語。
これには泣いた。
優等生の女子と、いつまでも幼稚な男子の、くっつきそうでくっつかない恋の行方は、行ったりきたりする。
台湾の90年代、といっても、日本文化と共通のものが多い。男子寮で飯島愛のビデオ見て興奮したり、天下一武闘会のルールで格闘技大会をして、主人公の男子が見よう見真似のデンプシーロールをしたり、デートにエア・サプライのコンサートに誘ったり。
この映画、台湾でも香港でも大ヒットしたそうだが、納得の内容だった。ちょっと前に流行った「サニー」の男子バージョンの味わいかな。
この映画見てて、恋というものを思い出した。人を好きになって胸をときめかせることなど、僕はもう引退したつもりでいたけど、またあの感覚が味わってみたくなった。できるかな?
http://www.u-picc.com/anokoro/
「幻想浪漫展 異形のみる夢」@アートスペース亜蛮人、『夜に生きる』
2013年10月15日 読書
アートスペース亜蛮人に行って、「幻想浪漫展 異形のみる夢」を見てきた。
タイトルの横に「人間の形体に潜む 美と醜、聖と淫」と書いてある。
出展作家は、東學、eerie、伽椰子、三宮玄太、タムラグリア、dr°see、仲谷進、西村美希、向井正一
一歩入るなり、キメラと錬金術、夢想と妄想の行き着く世界が展開されている。いや、「展開」というより、奥へ奥へと吸い寄せられる感じ。
ちょっと怖いアングラな世界ではあるが、こういう世界にも「トレンド」みたいなものがあって、かつて隆盛を誇った「髑髏」と「眼球」は、今、「鳥」と「足」にとってかわられているようだ。頭の周辺で代表されていたアングラが、脳みそから最も遠い場所で今は表現されているのである。
デニス・ルヘインの『夜に生きる』を読んだ。
どこを切ってもクライム・ノワール。
3部構成で1926年から1935年まで、禁酒法時代の無法者~ギャングを描いている。
各部に登場人物表がついている。人が死にすぎるので、それくらいがちょうどいい。
第一部 ボストン 1926年~1929年
1.9時の街の12時の男
2.欠けた彼女
3.ヒッキーのシロアリ
4.まんなかにある穴
5.荒仕事
6.すべての罪深き聖人たち
7.そいつの口
8.薄闇に
9.ボスと道連れ
10、面会
第二部 イーボーシティ 1929年~1933年
11.この街でいちばん
12.音楽と銃
13.心の穴
14.爆発
15.彼の娘の眼
16.ギャング
17.今日のこと
18.誰の息子でも
19.いい日もない
20.ミ・グラン・アモール
21.導きの光
22.心の火を消すなかれ
第三部 すべての乱暴な子供 1933年~1935年
23.散髪
24.終わりの迎え方
25.上には上
26.ふたたび闇へ
27.ピナル・デル・リオの農場経営者
28.手遅れ
29.ああいう稼業の男
タイトルの横に「人間の形体に潜む 美と醜、聖と淫」と書いてある。
出展作家は、東學、eerie、伽椰子、三宮玄太、タムラグリア、dr°see、仲谷進、西村美希、向井正一
一歩入るなり、キメラと錬金術、夢想と妄想の行き着く世界が展開されている。いや、「展開」というより、奥へ奥へと吸い寄せられる感じ。
ちょっと怖いアングラな世界ではあるが、こういう世界にも「トレンド」みたいなものがあって、かつて隆盛を誇った「髑髏」と「眼球」は、今、「鳥」と「足」にとってかわられているようだ。頭の周辺で代表されていたアングラが、脳みそから最も遠い場所で今は表現されているのである。
デニス・ルヘインの『夜に生きる』を読んだ。
どこを切ってもクライム・ノワール。
3部構成で1926年から1935年まで、禁酒法時代の無法者~ギャングを描いている。
各部に登場人物表がついている。人が死にすぎるので、それくらいがちょうどいい。
第一部 ボストン 1926年~1929年
1.9時の街の12時の男
2.欠けた彼女
3.ヒッキーのシロアリ
4.まんなかにある穴
5.荒仕事
6.すべての罪深き聖人たち
7.そいつの口
8.薄闇に
9.ボスと道連れ
10、面会
第二部 イーボーシティ 1929年~1933年
11.この街でいちばん
12.音楽と銃
13.心の穴
14.爆発
15.彼の娘の眼
16.ギャング
17.今日のこと
18.誰の息子でも
19.いい日もない
20.ミ・グラン・アモール
21.導きの光
22.心の火を消すなかれ
第三部 すべての乱暴な子供 1933年~1935年
23.散髪
24.終わりの迎え方
25.上には上
26.ふたたび闇へ
27.ピナル・デル・リオの農場経営者
28.手遅れ
29.ああいう稼業の男
水都大阪フェス2013、中之島公園でヤノベケンジの「サン・チャイルド」を見てきた。
サン・チャイルドと、ミラーボールカーは、今日までの展示だったので、両方見たかったが中之島公園と中之島GATEの距離が離れすぎていて、サン・チャイルドだけにした。京都造形芸術大学でヤノベケンジの巨大な作品を見て、また、トーク後の質疑応答でも発言していたので、つながりを感じたのだった。
サン・チャイルドに込められた意図が何であれ、巨大なものは、それだけで価値がある。そういう「大仏効果」を考えると、サン・チャイルドはまだまだ小さすぎた。東京スカイツリーくらいの身長はほしかったところだ。
http://www.suito-osaka.jp/fes2013/
味園ビル1階のギャラクシーギャラリーで、光宗薫個展「スーパー劣等生」を見てきた。
大阪のメイドカフェでメイドしてた、とか、AKB48で将来を嘱望されながら突然やめた、とか、いろいろあるが、彼女のボールペン画を見るかぎり、これは余技ではない。
りっぱなアーチストだと思えた。
作品は、媚びない目とか、不味そうなケーキや寿司、異常にきれいな昆虫、脳みその中身ぐちゃぐちゃコラージュなど、芸術のもつ力のひとつ、「居心地の悪さ」をぶつけるかのようであった。
今回の展覧会のための特製カクテル「スーパー劣等生」というのがメニューにあったので、飲んでみた。とにかく、真っ白のうえにも真っ白。
http://www.galaxygallery.info/category/now/
サン・チャイルドと、ミラーボールカーは、今日までの展示だったので、両方見たかったが中之島公園と中之島GATEの距離が離れすぎていて、サン・チャイルドだけにした。京都造形芸術大学でヤノベケンジの巨大な作品を見て、また、トーク後の質疑応答でも発言していたので、つながりを感じたのだった。
サン・チャイルドに込められた意図が何であれ、巨大なものは、それだけで価値がある。そういう「大仏効果」を考えると、サン・チャイルドはまだまだ小さすぎた。東京スカイツリーくらいの身長はほしかったところだ。
http://www.suito-osaka.jp/fes2013/
味園ビル1階のギャラクシーギャラリーで、光宗薫個展「スーパー劣等生」を見てきた。
大阪のメイドカフェでメイドしてた、とか、AKB48で将来を嘱望されながら突然やめた、とか、いろいろあるが、彼女のボールペン画を見るかぎり、これは余技ではない。
りっぱなアーチストだと思えた。
作品は、媚びない目とか、不味そうなケーキや寿司、異常にきれいな昆虫、脳みその中身ぐちゃぐちゃコラージュなど、芸術のもつ力のひとつ、「居心地の悪さ」をぶつけるかのようであった。
今回の展覧会のための特製カクテル「スーパー劣等生」というのがメニューにあったので、飲んでみた。とにかく、真っ白のうえにも真っ白。
http://www.galaxygallery.info/category/now/
ギャラパ@かにゃフェス~「蒼い球体関節人形展2013」@京都ライト商會三条店~「ダイアローグ 蔡國強×浅田彰」@京都造形芸術大学~、『ULTRA AWARD 2013」@ART ZONE
2013年10月14日 芸術
中崎町アートリフレッシュ、かにゃフェスを見てきた。
お目当ては、にゃんともステージのギャラパ。
ギャラパは、大阪難波のロケッツのすぐ近くになんば校があるパフォーマンスアーティスト育成学園で、ダンスレッスンしている光景を見ることもしばしば。毎度のことだが、シュライカーパフォーマンスアカデミーのユニットも登場。
以下、出演順に。ユニット名のはダンス、名前が出ているのは、歌。
Hip Five
珠々(ジュジュ)
村山柚果(コントレールを歌う)
ストーム
クラッチ
リトルベアー(チア)
キヨタニ・アユミ(テルーの唄)
マイティボーイズ
VIPクラウン
チョケりんモンスター
トイブー
ユウカ(ボイスを歌う)
ジャックビート
アットホームな感じが好ましいギャラパの発表ステージだが、今回はいちだんとアットホームだった。
http://artrefresh.jimdo.com/にゃんともステージ/
京都ライト商會三条店ギャラリーに行って、「蒼い球体関節人形展2013」を見てきた。
入るなり、声をかけられて、振り向いてみると、間宮さんだった。間宮さんは、こういう展示会でよく会うし、また、にくいほどに雰囲気にあっている。
本展ゲスト作家は、清水真理 http://garirewo.com/strnew/kyositu.php
参加作家は、以下の方々。
HORI http://muuun-kosuke.tumblr.com/
karyu http://blog.livedoor.jp/eurekaryu/
KANA http://ameblo.jp/kanahyskoa/
ぴこうさ http://twitter.com/@pikopikouzura http://foggybell.blog.fc2.com/
三宮玄太 http://sanguu.blog84.fc2.com/
浅野ルナ
大池舞子 http://maicodolls.jimdo.com/
聖絵 http://pinkjack.jp/artist/marie/
dr°see http://401mg.tumblr.com/
展覧会に関わりなく、ずっと鎮座まします四谷シモンさんの人形と、ゲスト作家清水真理さんの人形が、一番奥で、さすがの存在感を発揮していた。
来廊されていた、ぴこうささんに、自作の見方を解説していただいた。
ギャラリーのなかは、人形と美女と美男で占められており、そこに、僕という「球体脂肪人間」が紛れ込んだワンダーランドでありました。
http://pinkjack.jp/project/ningyoten2013/
京都造形芸術大学に行って、「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」オープンリサーチプログラムの第4回目、「ダイアローグ 蔡國強×浅田彰」を見てきた。
蔡國強は、北京オリンピック開会式の花火演出とか、京都市役所前に描いた絵に酒を流して火をつけたり、無数のミサイルを発射して建物を越えさせたり、建物の中に航空母艦を屹立させたり、原爆ドームの上に黒い花火をあげたり、あるいは、万里の長城を1万メートル延ばすプロジェクトなど、火薬を使ったダイナミックな活動を次々と打ち出しているアーチスト。
各地で行ったプロジェクトの映像と、対談(蔡國強は日本語でしゃべっていた)は、とにかく、挑発的で刺激的。
フランスでのニュイ・ド・ブランシュでは、セーヌ川に花火を打ち上げるたが、それはフランス人のセックス平均時間12分のセレモニーだったと言う。その花火セレモニーのあとは、複数のカップルにそれぞれ2人きりでおれる場所を提供し、快感絶頂のときに押すように、と花火発射のボタンを託す。カップル(男女とはかぎらない)がいちゃつくシルエットがうつり、しかるのちに花火発射!こんなイベントが実現できるのだから、フランスはすごい国だ。
世界各地で、自作を持っていって展示するのではなく、現地の人々を巻き込んで、一大アートプロジェクト(お祭り?)にしてしまうパワーがすごい。
2015年の芸術祭本番が楽しみだ。
http://www.parasophia.jp/events/a/cai-guo-qiang-akira-asada/
京都ARTZONEに行って、『ULTRA AWARD 2013 Exhibition~異物と否物の共振~』を見てきた。京都造形大学の「ダイアローグ 蔡國強×浅田彰」の対話のなかで、蔡國強が見に行って楽しんだ、と言ってたので、のぞきに行ったのだ。
京都造形芸術大学の学生、卒業生(2年以内)を対象にしたコンペティション。
出展作家は、次のとおり。
小野なつ季 (芸術学部・美術工芸学科現代美術・写真コース1回生)
長沢優希(大学院・芸術表現専攻総合造形コース在学)
黄 海寧(大学院・芸術表現専攻総合造形領域在学)
堀 健(卒業生・大学院・芸術表現専攻彫刻領域修了)
大和美緒/富永省吾(大学院・芸術表現専攻在学/卒業生・芸術学部・情報デザイン学科コミュニケーションデザインコース卒業)
本日、審査があって、各作家がプレゼンしたそうだが、それは見ていなかったので、これら作品が動くとどうなるのか、というのがわからなかった。そういった意味では、最初から動く映像で勝負している大和・富永ユニットは、審査員以外のお客さんにも訴える親切作品であったといえる。(真珠郎が狂わされる映像みたいな作品)
ギャラリー入ってすぐにある、男根戦車はインパクト大。
http://www.artzone.jp/events/UA2013/UA2013_index.html
お目当ては、にゃんともステージのギャラパ。
ギャラパは、大阪難波のロケッツのすぐ近くになんば校があるパフォーマンスアーティスト育成学園で、ダンスレッスンしている光景を見ることもしばしば。毎度のことだが、シュライカーパフォーマンスアカデミーのユニットも登場。
以下、出演順に。ユニット名のはダンス、名前が出ているのは、歌。
Hip Five
珠々(ジュジュ)
村山柚果(コントレールを歌う)
ストーム
クラッチ
リトルベアー(チア)
キヨタニ・アユミ(テルーの唄)
マイティボーイズ
VIPクラウン
チョケりんモンスター
トイブー
ユウカ(ボイスを歌う)
ジャックビート
アットホームな感じが好ましいギャラパの発表ステージだが、今回はいちだんとアットホームだった。
http://artrefresh.jimdo.com/にゃんともステージ/
京都ライト商會三条店ギャラリーに行って、「蒼い球体関節人形展2013」を見てきた。
入るなり、声をかけられて、振り向いてみると、間宮さんだった。間宮さんは、こういう展示会でよく会うし、また、にくいほどに雰囲気にあっている。
本展ゲスト作家は、清水真理 http://garirewo.com/strnew/kyositu.php
参加作家は、以下の方々。
HORI http://muuun-kosuke.tumblr.com/
karyu http://blog.livedoor.jp/eurekaryu/
KANA http://ameblo.jp/kanahyskoa/
ぴこうさ http://twitter.com/@pikopikouzura http://foggybell.blog.fc2.com/
三宮玄太 http://sanguu.blog84.fc2.com/
浅野ルナ
大池舞子 http://maicodolls.jimdo.com/
聖絵 http://pinkjack.jp/artist/marie/
dr°see http://401mg.tumblr.com/
展覧会に関わりなく、ずっと鎮座まします四谷シモンさんの人形と、ゲスト作家清水真理さんの人形が、一番奥で、さすがの存在感を発揮していた。
来廊されていた、ぴこうささんに、自作の見方を解説していただいた。
ギャラリーのなかは、人形と美女と美男で占められており、そこに、僕という「球体脂肪人間」が紛れ込んだワンダーランドでありました。
http://pinkjack.jp/project/ningyoten2013/
京都造形芸術大学に行って、「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」オープンリサーチプログラムの第4回目、「ダイアローグ 蔡國強×浅田彰」を見てきた。
蔡國強は、北京オリンピック開会式の花火演出とか、京都市役所前に描いた絵に酒を流して火をつけたり、無数のミサイルを発射して建物を越えさせたり、建物の中に航空母艦を屹立させたり、原爆ドームの上に黒い花火をあげたり、あるいは、万里の長城を1万メートル延ばすプロジェクトなど、火薬を使ったダイナミックな活動を次々と打ち出しているアーチスト。
各地で行ったプロジェクトの映像と、対談(蔡國強は日本語でしゃべっていた)は、とにかく、挑発的で刺激的。
フランスでのニュイ・ド・ブランシュでは、セーヌ川に花火を打ち上げるたが、それはフランス人のセックス平均時間12分のセレモニーだったと言う。その花火セレモニーのあとは、複数のカップルにそれぞれ2人きりでおれる場所を提供し、快感絶頂のときに押すように、と花火発射のボタンを託す。カップル(男女とはかぎらない)がいちゃつくシルエットがうつり、しかるのちに花火発射!こんなイベントが実現できるのだから、フランスはすごい国だ。
世界各地で、自作を持っていって展示するのではなく、現地の人々を巻き込んで、一大アートプロジェクト(お祭り?)にしてしまうパワーがすごい。
2015年の芸術祭本番が楽しみだ。
http://www.parasophia.jp/events/a/cai-guo-qiang-akira-asada/
京都ARTZONEに行って、『ULTRA AWARD 2013 Exhibition~異物と否物の共振~』を見てきた。京都造形大学の「ダイアローグ 蔡國強×浅田彰」の対話のなかで、蔡國強が見に行って楽しんだ、と言ってたので、のぞきに行ったのだ。
京都造形芸術大学の学生、卒業生(2年以内)を対象にしたコンペティション。
出展作家は、次のとおり。
小野なつ季 (芸術学部・美術工芸学科現代美術・写真コース1回生)
長沢優希(大学院・芸術表現専攻総合造形コース在学)
黄 海寧(大学院・芸術表現専攻総合造形領域在学)
堀 健(卒業生・大学院・芸術表現専攻彫刻領域修了)
大和美緒/富永省吾(大学院・芸術表現専攻在学/卒業生・芸術学部・情報デザイン学科コミュニケーションデザインコース卒業)
本日、審査があって、各作家がプレゼンしたそうだが、それは見ていなかったので、これら作品が動くとどうなるのか、というのがわからなかった。そういった意味では、最初から動く映像で勝負している大和・富永ユニットは、審査員以外のお客さんにも訴える親切作品であったといえる。(真珠郎が狂わされる映像みたいな作品)
ギャラリー入ってすぐにある、男根戦車はインパクト大。
http://www.artzone.jp/events/UA2013/UA2013_index.html
昭和カフェサロン・彩珈楼(さいかろう)のギャラリーで、グループ写真展「いろは展」を見てきた。
カフェの中の小さな扉を背をかがめて入る。
いろは、という名のモデルを撮影した作品展。
Jyari・TAKA NAITO・高田一樹・TTX・HIRO-SUGIYAMA・ひで・山本惠一郎
ひとりのモデル「いろは」のいろんな面が楽しめる、というよりは、数人の写真家がそれぞれのアプローチで撮影しているのに、「いろは」は「いろは」であり続けているのが、驚きだった。
http://ameblo.jp/saikarou/entry-11629887251.html
長居のGalleryキットハウスに行って、祖根亜矢子展「histoire~kawaii vers!on~ 」を見てきた。全長130センチと150センチの球体関節人形展。人形を被写体にした写真も展示してあった。
僕のよく見てきた球体関節人形は、多くが少女の面差しをしていたのだが、祖根亜矢子さんの人形は、少女と呼ぶよりも年齢の高めの、しかし若い女性を思わせた。
人形というと、ついついベルメールのようなものを基準に考えてしまうけど、それとは別の流れの人形であるように思えた。
ギャラリーも民家のなかにあり、前庭を通って、靴を脱いで入る場所で、作品とあわせて、上品だった。僕のような、わけのわからない人間に対しても丁寧に接していただき、珈琲までごちそうになった。上品で、優雅なひととき。
http://blogs.yahoo.co.jp/i_yuki1013/53794788.html
南堀江のPULPに行って、はたさちお写真展「寂光」を見てきた。
JOJO広重、キングジョー、クリトリック・リスなどなど、ライブで見知った顔が並んでいた。今日は国立国際美術館のあと、、ギャラリーを5つほど回って、これが6つめだ。最初に見た映像作品がサハラ砂漠で、ずいぶん遠くまで行ってきた感覚があったが、はたさちお写真展を見て、やっと帰ってきた、という実感を得ることができた。
自分には、やっぱり、こういう世界が落ち着くんだな、と思えた。
http://pulpspace.org/post/60173947040
カフェの中の小さな扉を背をかがめて入る。
いろは、という名のモデルを撮影した作品展。
Jyari・TAKA NAITO・高田一樹・TTX・HIRO-SUGIYAMA・ひで・山本惠一郎
ひとりのモデル「いろは」のいろんな面が楽しめる、というよりは、数人の写真家がそれぞれのアプローチで撮影しているのに、「いろは」は「いろは」であり続けているのが、驚きだった。
http://ameblo.jp/saikarou/entry-11629887251.html
長居のGalleryキットハウスに行って、祖根亜矢子展「histoire~kawaii vers!on~ 」を見てきた。全長130センチと150センチの球体関節人形展。人形を被写体にした写真も展示してあった。
僕のよく見てきた球体関節人形は、多くが少女の面差しをしていたのだが、祖根亜矢子さんの人形は、少女と呼ぶよりも年齢の高めの、しかし若い女性を思わせた。
人形というと、ついついベルメールのようなものを基準に考えてしまうけど、それとは別の流れの人形であるように思えた。
ギャラリーも民家のなかにあり、前庭を通って、靴を脱いで入る場所で、作品とあわせて、上品だった。僕のような、わけのわからない人間に対しても丁寧に接していただき、珈琲までごちそうになった。上品で、優雅なひととき。
http://blogs.yahoo.co.jp/i_yuki1013/53794788.html
南堀江のPULPに行って、はたさちお写真展「寂光」を見てきた。
JOJO広重、キングジョー、クリトリック・リスなどなど、ライブで見知った顔が並んでいた。今日は国立国際美術館のあと、、ギャラリーを5つほど回って、これが6つめだ。最初に見た映像作品がサハラ砂漠で、ずいぶん遠くまで行ってきた感覚があったが、はたさちお写真展を見て、やっと帰ってきた、という実感を得ることができた。
自分には、やっぱり、こういう世界が落ち着くんだな、と思えた。
http://pulpspace.org/post/60173947040
「Figurative Abstraction /比喩的な抽象」@Yoshimi Arts~ホイキシュウ写真展「まがたま」@ニアリーイコール~田岡義博コレクション展「白面狂」@ONE PLUS 1
2013年10月13日 芸術
ビル・ヴィオラ見たあと、同じ肥後橋にあるYoshimi Artsに寄って「Figurative Abstraction /比喩的な抽象」を見てきた。
柿沼瑞輝/興梠優護/笹川治子
「抽象」の意味の再考をテーマにした展覧会。
たしかに、それぞれの作品は、かつての「抽象作品」というよりも、変形した具体、あるいは、コラージュのアレンジというイメージで迫ってきた。タイトルに「抽象」「アブストラクション」と銘打ったのは、かなり挑発的な意図がある、とみた。
http://www.yoshimiarts.com/exhibition/20130914_Figurative_Abstraction.html
中崎町のニアリーイコールギャラリーで、ホイキシュウ写真展「まがたま」を見てきた。
ホイキシュウさんの写真は面白いので、最終日になんとかすべりこみで見れてよかった。
「日常の隙間からひょいと貌を覗かせる畏敬のモノたち」
と、解説文にあった。
写真を見て、ただ鑑賞するのではなく、謎解きに立ち会わされているような面白さがあった。謎はあるけど、答えはなかった場合もあったかもしれないが。
中崎町ONE PLUS 1 galleryで、田岡義博コレクション展「白面狂」を見てきた。
法具、山伏の法螺貝、教育勅語、勲章、ヒンズーの神々の絵、などなど、宗教的なものや本も含めて、多くの骨董コレクションが展示してあった。田岡義博氏による作品も。
また、宗教行事での写真や、田岡氏のコスプレ写真も見ることができた。
まるで、出口王仁三郎の部屋に遊びにきたような感覚だ。
厖大な骨董や写真のそれぞれを十全に楽しむには相当な時間が必要だろう。
ぞくぞくする楽しさ。
柿沼瑞輝/興梠優護/笹川治子
「抽象」の意味の再考をテーマにした展覧会。
たしかに、それぞれの作品は、かつての「抽象作品」というよりも、変形した具体、あるいは、コラージュのアレンジというイメージで迫ってきた。タイトルに「抽象」「アブストラクション」と銘打ったのは、かなり挑発的な意図がある、とみた。
http://www.yoshimiarts.com/exhibition/20130914_Figurative_Abstraction.html
中崎町のニアリーイコールギャラリーで、ホイキシュウ写真展「まがたま」を見てきた。
ホイキシュウさんの写真は面白いので、最終日になんとかすべりこみで見れてよかった。
「日常の隙間からひょいと貌を覗かせる畏敬のモノたち」
と、解説文にあった。
写真を見て、ただ鑑賞するのではなく、謎解きに立ち会わされているような面白さがあった。謎はあるけど、答えはなかった場合もあったかもしれないが。
中崎町ONE PLUS 1 galleryで、田岡義博コレクション展「白面狂」を見てきた。
法具、山伏の法螺貝、教育勅語、勲章、ヒンズーの神々の絵、などなど、宗教的なものや本も含めて、多くの骨董コレクションが展示してあった。田岡義博氏による作品も。
また、宗教行事での写真や、田岡氏のコスプレ写真も見ることができた。
まるで、出口王仁三郎の部屋に遊びにきたような感覚だ。
厖大な骨董や写真のそれぞれを十全に楽しむには相当な時間が必要だろう。
ぞくぞくする楽しさ。