『ひとはなぜ裁きたがるのか』
『ひとはなぜ裁きたがるのか』を読んだ。
以下、目次


刊行によせて 吉岡 洋
ひとはなぜ裁きたがるのか―判定過剰の現在と判定の変容 前川 修

Ⅰ 判定の思想をめぐって―?最後の審判?から生命の判定まで
判定の思想―《最後の審判》から生命の判定まで岡田温司
対論 判定の思想をめぐって 岡田温司×檜垣立哉
対論を終えて 檜垣立哉

Ⅱ 揺れる法廷?―メディア・言葉・心理
裁判員制度における判定―集団意思決定の観点から 藤田政博
「言葉」から見た裁判員制度 堀田秀吾
裁判員制度における判定の論理―メディアの観点から 山口 進
討議 裁判員制度における〈判定〉をめぐって 藤田政博×堀田秀吾×山口 進
Ⅲ スポーツにおける判定をめぐって

近代スポーツの終焉?―判定の変容、裁かれる身体の現在 稲垣正浩
対論 スポーツの危機?/判定の危機? 稲垣正浩×吉岡 洋

Ⅳ 記号論の諸相
杜鵑の聞き方─「リヒト」バッシングの分析 木戸敏郎
1.「リヒト=ビルダー」の日本初演
2.「リヒト」の世界初演
3.ヒステリー現象の仕組み
4.ほととぎすの聞き方
5.叫び声の聞き方
6.神話化現象の波紋
7.戦争絵画批判の読み方
8.「リヒト」批判の読み方
9.「リヒト」の再演
自然的記号と対称性─自然科学におけるシンメトリー 坂本秀人
1.序論
2.対称性と群論に関する予備的な考察
3.科学理論における対称性(同一性と保存則)
4.変換群とコードの理論
5.「自然的記号」に関する簡単な注釈
6.自然科学に含まれる対称性の源泉
7.理論が有効であるということの意味
8.人間の生物(生理)学的特性を「慣習」と呼ぶことについて
9.本論と先行研究との関連について
10.結論
研究論文 ミラン・クンデラの『冗談』とファウスト・モチーフの関係性
      ―数字と名前のシンボル分析 渡辺 青
1.方法-名前と数のシンボル分析
2.『冗談』における登場人物の名前と数字からのシンボル分析
3.『冗談』における悪魔と冗談のシンボル
結論
研究論文 折口信夫の言語伝承考 岡安裕介
1.古神道の原理
3.言語伝承の図式
「天」の図式
「国」の図式
共同体の連結
4.「みこと」の交換
言葉と媒介者
口頭伝承の特性
5.おわりに
(1の次が3になっているのは、本書のママ)

資料 日本記号学会第三〇回大会について
あとがき 前川 修
執筆者紹介
日本記号学会設立趣意書

『蜂起とともに愛がはじまる』
廣瀬純の『蜂起とともに愛がはじまる 思想/政治のための32章』を読んだ。
以下、目次

序にかえて 頭痛―知力解放から蜂起へ
『蟹工船』よりも「バートルビー」を―アントニオーニ/メルヴィル/アガンベン
君は「反革命」を覚えているか?―ヒッチコック/赤瀬川/ヴィルノ
聖のび太、聖プレカリアート―ニコラス・レイ/ゲーテ/藤子・F・不二雄
複数の持続を同時に生きよ!―小津/ベルクソン/デ・ホーホ
遊歩者たちは愛し合えるか―タチ/ベンヤミン/フーリエ
思考に外気を送り続けよ―加藤周一/フーコー/デュラス
諦めて、跳べ(賭けを生きる)―パスカル/ロメール/檜垣立哉
顔のファシズム、背中のデモクラシー―山中貞雄/『アンチ・オイディプス』
時間の力を知覚せよ―ドゥボール/アガンベン/ルノワール
現勢性の悲観主義、潜勢力の楽観主義-ドゥボール/タチ/ブルトン
ワン・プラス・ワン(映像関係)-ゴダール/ダネー/ゴラン
革命零年 未来へ帰還せよ!-ネグリ/ゼメキス/マルクス
真冬の亡霊、コミュニズム-ヴィットリーニ/ユイレ/ストローブ
ホタルについて-パゾリーニ/ディディ=ユベルマン/ゴダール
Is this a game or is it real?-コッポラ/デリダ/バダム
すべてが語る、すべてを語る-プラトン/ランシエール/フロベール
身体が何をなし得るか予め知ることはできない-イーストウッド/デリダ
フローは切断なしには流れない-ゴダール/レヴィナス/パチョーリ
倫理とはカメラ位置の問題だ-レヴィナス/ハイデガー/ベルイマン
我々はみな影丸である-サパティスタ運動/大島渚/白土三平
蜂起とともに愛がはじまる-エサ=デ=ケイロス/オリヴェイラ/ペソア
理念をもって生きること-年金改革反対運動/バディウ
印象の自由-ゴダール/ボッティチェッリ
死を恐れず、技芸を生きよ-シュレーター/カミュ/フーコー
消え去っていくパリ-北アフリカ民衆蜂起/バリバール
風評被害も原発事故の内部にある-デリダ/原発事故
増殖するタハリール広場-アラブの春からスペインの春へ
演出は映像を労働から解放する-青山真治/ドゥルーズ
反原発--原発を反転させる-原発事故/シモンドン
地理と疲労--海賊か警察か-フーコー/網野善彦
原発と蜂起

あがた森魚ややデラックス

亜蛮人映像

2012年9月3日 映画






『ビターズ2滴半』
坂出達典の『ビターズ2滴半~村上三郎はかく語りき』を読んだ。
以下、目次

Ⅰ ビターズ2滴半
 1 バー・メタモルフォーゼ
  1992年、西宮北口/あなたはホモですか?
 2 ホモ・セクシャル、通過、A感覚
  A感覚とV感覚/稲垣足穂の話/三角形の月/ダンディズムについて/ランボーの写真
 3 悪人 背徳
  ワルの顔/精神の自由
 4 世界の見方
  破れた紙と天井の椅子/借景
 5 パフォーマンスあるいは奇行
  ビール瓶事件/紙ナプキンの作品/溶けたチーズ事件/無目的な行為
 6 エエのん決まってる
  嫌いという意識の真実性/車椅子の少年
 7 自分にかまけなさい
  子どもの精神/衝動を解放する
 8 DADA、無意味であること
  シュールレアリズムとダダ/ダダ以外に良いものはない/無心であること
 9 人間・村上三郎
  金木義男氏のこと/客のいない演奏/お椀の中身/人間・村上三郎事件/日本酒を注文する
 10 時間について
  きのふの空のありどころ/存在と時間/拍子木を打つ男/時間は縦に流れている
 11 通過-出口
  意味と無意味/紙破り/その時を生き抜く

Ⅱ 過ぎるにまかせた10年間に- 

Ⅲ 村上三郎とわたし
(村上知彦/堀尾貞治/山崎つる子/松谷武判/浮田要三/堀尾昭子/元永定正/上前智祐/山本淳夫/山下克彦/浅利美織/窪田 順/和田幸三/遊上陽子/大野良平/水垣 尚/永田 収/大西昇子/笹埜能史)
 
付録:図版 村上三郎略年譜

先生を流産させる会 死刑執行人 ヘブンズストーリー

10minutes

2012年8月26日 アイドル



『夢十夜を十夜で』

『あるかなしかの町』

『パリ南西東北』




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