木下サーカス

2004年5月29日 日常
鶴見緑地に木下サーカスを見に行った。
ダブル空中ブランコをメインに、7丁椅子、肩に乗せた梯子で曲乗り、吊りロープショー、アルゼンチンダンシングドラム、美女が虎に変わるイリュージョン、命がけオートバイショーなど。動物系では、ライオン、虎、豹の猛獣使い、シマウマ4頭が回ったり、象2頭が逆立ちしたり脱糞したり、キリンが客の手から餌を食べたり。
サーカスはいつ見ても楽しい。
危険な技と、ただキリンが食事しているだけの光景が、ほぼ等価値で見世物になっているのが、エンタテインメントの秘密なんだろうと思う。
血のにじむような努力が、行き当たりばったりに負けてしまうことだってあるのだ。
もちろん、これは努力が嫌いな自分自身に対する正当化をしているのだ。

帰宅してから、テレビで映画「折り梅」を見た。
BOYSTYLEの田野あさ美が出演しているが、しっかり演技していた。それに比べて、トミーズ雅の関西弁まじりの不自然な標準語は、最後まで違和感が抜けなかった。
この映画にはスクールメイツ1期生の鶴間エリも少しだけ出演していた。彼女は「おはようこどもショー」に出ていたことで僕の記憶に残っているが、かつて福留功男がまだ駆け出しの頃に、鶴間エリと「まんがスタジオ」という短い番組をしていたような記憶が残っている。この番組についての記憶というのが実にあやうい。
鶴間エリと一緒だったかどうかもあやふやになってきたし、番組のタイトルもはっきりしない。
とめさんが出てくるときには、「とめさんが出て来たよ、ハックラシュックラ(拍手)してください」と歌っていたことだけが鮮明だ。
いずれ新聞の縮刷版でも調べてみるか。
鶴間エリは映画「青葉繁れる」で白痴の女の子を演じていたのが、印象的だ。

「グータン」に鈴木亜美。アヒル口は負けず嫌いのシンボルらしい。宍戸留美ちゃんもよくアヒル口するなあ。
僕もよく「アフラックス!」とアヒルの鳴きまねは3時間に1回くらいのペースでしているが、アヒル口もマスターして、誰にも負けない負けず嫌いになろう。
朝から雨。
今日の予定はハシゴするはずの2つとも野外イベントだったため、だらだらと過ごす1日になった。
「ニコモノ」見ると主題歌が2曲ともBABEのカバー(もとは洋楽!)なので、BABEのビデオでも買って見たくなった。
MTVでクラフトワークのライブを見た。さすがヨーロッパ。
ディスクピアでモーニング娘。の「浪漫」のDVDをクローズアップバージョンもメイキングも最後まで見る。あまり出番のない道重が考えられないほど可愛い。
26日発売予定のBOYSTYLEの「花咲く丘へ」「TWO OF US」が試聴できたので、2曲をじっくり聞く。BOYSTYLE節全開で楽しい。このユニットにはイメージチェンジという考えはこれっぽっちもないのだろう。新曲なのに懐かしい思いがした。
日本橋DIVEでガールズパンクのパピーペットのインストアライブ。ピアニカの使い方が気持ちよい。ストリートやってるらしいので、機会があればのぞいてみよう、と思った。
NHKFMの「現代の音楽」は先週と同様、東京混声合唱団の定期演奏会から。特筆すべきところなし。
APHEX TWINのビデオを見る。Chris Cunninhamの映像が、小林亜星の顔ばかりのコマーシャルを思い出させてしかたがない。
テレビで「ザ・メキシカン」ジュリア・ロバーツの嫌な女っぷりに辟易。そう思わせるところは名女優の証しか。

そんなこんなの何もない1日。
あと今日やったのはインターネットでいろいろ調べたり、テレビ見たり、本読んだり、漫画読んだり、CD聞いたり、ゲームしたり。とりたてて書き留めるべきものではない。
こんな無為の1日を過ごしてしまうと、晴れた日にその反動が出て、いろいろ行動して体をこわしてしまうのだ。気をつけねば。
古本屋巡回のついでに、心斎橋から本町あたりまで足を伸ばしてみた。
キリンプラザで開催中の「ミュ−ジック・グラフィティ・ジャパン」をのぞく。入場無料なのをいいことに、既に何度も入っている。
今日はYMOのライブ映像を見て、ギャグ漫画のような髪型が変だなー、とそればかり思っていた。やはり一番の見ものは極東慰安唱歌の戸川純の新聞紙柄のワンピースで、かなり長い時間をその衣裳のもとで過ごしてしまった。

セガのゲームセンターの前にソニックがいた。
噂に違わず仕種が高速なのには驚いた。

BaskinRobbinsでダブルカップ。一番好きなチョコレートミントとシーズンフレーバーのマンゴタンゴの組み合わせにする。
シーズンフレーバーではジャングルバナナが意外にも美味いので、次はそれを何かと合わせてみるか。

カワチ、シモジマで何も買わずに、グッズを作ってみるシチュエ−ションを空想して楽しむ。

TSUTAYAで次回のライブ「This is 宇宙」で使うための音楽を試聴して選び、5枚1000円のキャンペーン中だったので、洋楽の定番をチョイスしてレンタルした。全部聞いたが、乾いたスポンジが水を吸収するように「楽しい、楽しい」と聞いてしまった。今までこのアルバムを聞いていなかった年月って何だったんだろう、と思う。
明日も行って、また5枚借りよう。

結局、本来の目的だった古本めぐりでは1冊しかほしい本が見つからなかった。
イラクの人質問題で、「自己責任」が取り沙汰されていた。
だいたい、「自己責任」とか「テロに屈しない」とか「人命は地球より重い」とか、それらしい言葉が使われると、ついつい眉に唾をつけてしまう。
そんな決まり文句に説得されていいのか、と。

で、桜井哲夫が1998年に講談社から出した『自己責任とは何か』を読んでみた。
6年前の本なので、今回の人質問題について語っているはずもないのだが、文中「自己責任論のいかがわしさは、アメリカの影がちらついているからなのだ」など、まるで今書かれたかのような発言が相次ぐ。
自己責任という言葉がしきりに使われるとき、それは裏にアメリカの影を察知しなければ正しくものを考えられない、のだろう。

この本の中では「公私」についても考察されており、日本にとってアメリカこそが「公」で、それ以外は抑圧された「私」になる、とこれまた、今のことかと疑うような表現が出てくる。

ところで、イラク人質事件のとき、テレビを見ていてとても興味深かったのは、「もしも自分があの人質の親だったら」と前置きして何かを語ろうとする人が多かったことだ。
「もしも親なら」という前置きは、僕から見ると、「最も愚かな意見を言わせてもらえれば」とか「無意味で最悪なことを言っても許されるなら」という前置きとあまり変わるところがない。
そんな発言は何も言っていないに等しいし、むしろ有害だからだ。
だいたい、人間、自分の人生をむちゃくちゃにしたかったら、親の言うことを聞いて、それにしたがって生きるに限るのだ。
これは自明のことのように思える。
「親子の愛情」なんて特権的なものも、僕の理解の埒外にある。
親と子の間の愛情は、相手を一個の人間として認めあうことから生じるのであって、「自分を生んで育ててくれたから」とか、無条件に「親子だから」などという理解不能な決まり文句によるものではない。

しかし、ワイドショーとか見ていたら、視聴者に脳を働かせようとするまい、とするコメントが横行していて、「なんじゃ、こりゃ!」と叫ぶことしきり。
今日はアメリカ村に。
メインは、お米ギャラリー(移転改装中)前での、後藤真希バージョンBAN試供品配付を入手すること。
無事に試供品をもらえた。ジャスミンティーの香り。
女性にしか配っていなかったが、「ください」と申告すると快く1本くれた。

その後、いろいろ店に入ったり、キリンプラザに行ったり。

つらつら考えてみるに、仕事が1日に約12時間あり、通勤には電車を使わず徒歩で往復しているため、14時間は仕事のことで費やされているのだ。(運動不足解消と金欠のため)
家から会社までちょうど1時間で行けるのだが、準備とか考えるとさらにもう1時間、つまり1日のうち15時間は遊べない時間ということになるか。
残り9時間でいろいろ遊ぼうとしているんだから、眠ってなんかいられないのは当然か、と再認識。
そんな貴重な時間のはずなのに、漫画5冊読んでつぶしちゃった。
いつもどおりの日曜。
「ハローモーニング」(モーニング娘。あれ、ミニモニ。の特集って活動休止する今日じゃなかったのか)
「ニコモノ」(ジュニアファッション誌ニコラのモデルたちによるドラマ中心の番組。ホラーっぽいのがはじまった)
この2番組を見ないと日常的な日曜は始まらない。

外出して、いつもの中古ゲ−ム店や古本屋、玩具店、輸入レコード店などを巡回。
どうして、いい店だなあと思って通うのは、1坪程度の狭さのマニアックな店ばかりになってしまうのだろう。

読んだ漫画で気になったのは、「黒鷺死体宅配便」山崎峰水(大塚英志原作)、1巻から3巻まで読んだところでは、手持ちのネタがあとどれだけあるのか、と心配してしまう。イタコとダウジングとエンバーミングとチャネラーたちが活躍するミステリー。登場人物たちがイラクにまで行ってしまうのは、どう考えても脱線しすぎなのだが、それを脱線したままにしないバランス感覚が、作品全体を小振りにしている。
K1を見逃したことに気付く。最近K1つまらないからなあ。面白かったんだろうか。感想を書いてくれている日記があったら、読んでみようっと。

キミのネガメ

2004年4月30日 日常
いよいよ明日は難波BEARSライブです。
いつものごとく、まだ何をやるのかハッキリ決めてません。
しかしイベントのタイトルは「キミのネガメ」なのに、情報誌では間違って載せられていたなあ。
出演者も微妙に誤字があったし。
で、ライブの準備もせずに何をしていたのかと言えば。

格闘技の放送(録画)をたてつづけに見ていたのです。
PRIDEでノゲイラが決めた技は、パンクラスでヒカルド・アルメイダが見せた技だなあ、とか。
PRIDEの2強、ヒョードルとノゲイラはどちらもRINGS出身、RINGSが言ってた「世界最強はリングスが決める」は嘘じゃなかったんだなあ、とか。
K1で総合格闘技の選手がローキックきかされて負けるのは、言わば、プロレスラーが羽生名人に将棋で負けるようなもんだなあ、とか。

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