午後1時から谷六ほっとすてんしょんで、山口満里奈ふぁーすとOne*manらいぶ「空とひまわりの音楽会」
第1部だけ見る。(第2部はぼやぼやしてるうちに予約しそこなった)
特製のリストバンドをいただき、着用。
1曲1曲にコメントをいれながら丁寧に歌う姿は感動ものだった。
そのコメントを1つ1つ全部書き残しておきたいほどだったが、ピックアップして、メモ程度に書いてみると。
1.プレイ(はじめてソロで歌ったときのレパートリー)
2.ふたつ星
3.桜の時
4.プラネタリウム(死んだ愛犬に挨拶するつもりで歌っているとか)
5.花火8月の日
6.ゆらゆら(ほんとはELTの別の曲を歌う予定だったが、カップリングのこの歌がレパートリーになったとか)
7.はるか
8.リメンバー〜ずっと忘れない
ここで短い休憩。
休憩後は、なんとピアノの弾き語りから。
9.ひとみ(ピアノひきがたり)
10.Just after the rain
11.涙そうそう(ピアノ伴奏で)
12.I wanna see You
13.12月の雨(CDでまず音だけで聞いて、頭の中でイメージ作ってもらってからライブで歌いたかったので、ここで解禁)
14.夢の中へ
15.気まぐれロマンティック
16.My friend
以下、アンコール
17.笑顔の魅力
18.明日への扉(ユニットで活躍しているときに、ソロで歌う機会があり、歌った曲)
今日は満里奈ちゃんの誕生日でもあった。
おばあちゃんが「おめでとう」とプレゼント渡したり、石田優里奈ちゃん、西尾実桜ちゃん、松下実那子ちゃん、伊藤貴恵ちゃんが花束渡したりした。
終了したのが午後3時20分頃。
と、いうことは、2時間歌ってたんだ!充実しすぎ!
「プラネタリウム」のときには、聞いていて涙が流れてしまったし!
帰りには受付で「感謝状」をもらった。杉村公奈ちゃん?
ふりかえって考えてみると、元創叡のオールスターがここに集まっているじゃあありませんか!
帰宅後、録画しておいたNHK杯将棋トーナメント見る。
対戦以上に、解説の矢内女王がタイトルを失って、単なる女流四段になってたのがショック。
午後6時からはNHK-FMで「現代の音楽」。ここ2週間ほど聞けていなかったので、久しぶりに聞いたことになるけど、現代音楽全開のプログラムで、渇きが癒された。
猿谷紀郎
【ゲスト】福士則夫
北爪道夫
− 福士則夫 北爪道夫 二人展から −(1)
「青い宇宙の庭 1(1985)」 北爪道夫・作曲
(6分23秒)
(ギター)福田進一
「青い宇宙の庭 2(2006)」 北爪道夫・作曲
(5分23秒)
(ギター)福田進一
「手のための“ていろ”(2000)」 福士則夫・作曲
(4分45秒)
(手拍子)杉江瑠維子
(手拍子)鈴木未知子
(手拍子)竹泉晴菜
(手拍子)田中優希
(手拍子)長澤彩
(手拍子)巾絢乃
(手拍子)岡部亮登
(手拍子)小林和史
「チェーン ソプラノ・サクソフォーンのための(2010)」
北爪道夫・作曲
(8分17秒)
(ソプラノ・サクソフォーン)須川展也
「アディオス・マルソ チェロのための(2010)」
福士則夫・作曲
(13分01秒)
(チェロ)多井智紀
〜東京オペラシティ・リサイタルホールで収録〜
<2010/2/26>
上方演芸ホールで、花丸が「あくび指南」をやっており、そうか、先週、八方が「あくびの先生」と言って笑いをとってたのは、これか、と納得した。
第1部だけ見る。(第2部はぼやぼやしてるうちに予約しそこなった)
特製のリストバンドをいただき、着用。
1曲1曲にコメントをいれながら丁寧に歌う姿は感動ものだった。
そのコメントを1つ1つ全部書き残しておきたいほどだったが、ピックアップして、メモ程度に書いてみると。
1.プレイ(はじめてソロで歌ったときのレパートリー)
2.ふたつ星
3.桜の時
4.プラネタリウム(死んだ愛犬に挨拶するつもりで歌っているとか)
5.花火8月の日
6.ゆらゆら(ほんとはELTの別の曲を歌う予定だったが、カップリングのこの歌がレパートリーになったとか)
7.はるか
8.リメンバー〜ずっと忘れない
ここで短い休憩。
休憩後は、なんとピアノの弾き語りから。
9.ひとみ(ピアノひきがたり)
10.Just after the rain
11.涙そうそう(ピアノ伴奏で)
12.I wanna see You
13.12月の雨(CDでまず音だけで聞いて、頭の中でイメージ作ってもらってからライブで歌いたかったので、ここで解禁)
14.夢の中へ
15.気まぐれロマンティック
16.My friend
以下、アンコール
17.笑顔の魅力
18.明日への扉(ユニットで活躍しているときに、ソロで歌う機会があり、歌った曲)
今日は満里奈ちゃんの誕生日でもあった。
おばあちゃんが「おめでとう」とプレゼント渡したり、石田優里奈ちゃん、西尾実桜ちゃん、松下実那子ちゃん、伊藤貴恵ちゃんが花束渡したりした。
終了したのが午後3時20分頃。
と、いうことは、2時間歌ってたんだ!充実しすぎ!
「プラネタリウム」のときには、聞いていて涙が流れてしまったし!
帰りには受付で「感謝状」をもらった。杉村公奈ちゃん?
ふりかえって考えてみると、元創叡のオールスターがここに集まっているじゃあありませんか!
帰宅後、録画しておいたNHK杯将棋トーナメント見る。
対戦以上に、解説の矢内女王がタイトルを失って、単なる女流四段になってたのがショック。
午後6時からはNHK-FMで「現代の音楽」。ここ2週間ほど聞けていなかったので、久しぶりに聞いたことになるけど、現代音楽全開のプログラムで、渇きが癒された。
猿谷紀郎
【ゲスト】福士則夫
北爪道夫
− 福士則夫 北爪道夫 二人展から −(1)
「青い宇宙の庭 1(1985)」 北爪道夫・作曲
(6分23秒)
(ギター)福田進一
「青い宇宙の庭 2(2006)」 北爪道夫・作曲
(5分23秒)
(ギター)福田進一
「手のための“ていろ”(2000)」 福士則夫・作曲
(4分45秒)
(手拍子)杉江瑠維子
(手拍子)鈴木未知子
(手拍子)竹泉晴菜
(手拍子)田中優希
(手拍子)長澤彩
(手拍子)巾絢乃
(手拍子)岡部亮登
(手拍子)小林和史
「チェーン ソプラノ・サクソフォーンのための(2010)」
北爪道夫・作曲
(8分17秒)
(ソプラノ・サクソフォーン)須川展也
「アディオス・マルソ チェロのための(2010)」
福士則夫・作曲
(13分01秒)
(チェロ)多井智紀
〜東京オペラシティ・リサイタルホールで収録〜
<2010/2/26>
上方演芸ホールで、花丸が「あくび指南」をやっており、そうか、先週、八方が「あくびの先生」と言って笑いをとってたのは、これか、と納得した。
今日は、芦屋TioでMUSIC PEACE PROJECTライブ。
前回はわかりにくい場所かな、と思っていたが、ちゃんと地図を見ていくと、前回に行ったときの風景に出会って、駅から5分の非常にわかりやすい場所だった。
以下、出演順に。
じゅん☆ONE
1.つむじ風
2.旅立つ日に
3.晴れ男 vs 雨女
4.あぁ通天閣
CDいただきました!
リハーサルのときから、弾き語りを楽しませてもらった。
保山ひャン
1.ハートキャッチ☆パン6個
2.ライディーン完全コピー
みなさんの心に届いたでしょうか。いや、届かぬ。
天心和風乙女団ver.月島紫音
1.
2.裸
3.手紙
MCでのメッセージがとても真摯で、いいかげんな僕はおおいに恥じ入った。
栗原乃亜
1.Happy Smile
2.ETERNAL BLAZE
3.カブトムシ
4.fancy baby doll
あげあげアニソン!安定感あるシンガーさんなので、「これでイベントとして恰好がつく!」と、なんだかほっとする。
アイドル学園
1.春一番
2.元気の素
3.噂になりたい
以下、アンコール
4.噂になりたい
たかまった!アイドル学園は今回はじめて見たのだが、めちゃくちゃ楽しかった。
写真を記念に撮らせてもらった。アイドル学園の花岡風子ちゃんと横澤彩香ちゃん。
放出のHot brothersで、松前公高さんイベント。
入ったらお客さんでいっぱい。
かろうじて遠くに松前さんのDJ姿。
ライブは、次のとおり。
@ぺぺ
ペッパー警部1人バージョンなど。
後程、相方の堀井ゆきちゃんと2人で再度歌う。
「次で最後です」「え〜っ」「せ〜の」「ピ、ピカチュウ!」が実現。
りさりさ
ラブ&ジョイなど。
これがなんと、りさりさとしてのラストステージになるそうだ。
荻野アサミ
RCA、はじめての定期券、刹那五月雨撃ち(漢字がパッと思い出せなかったので、漢字表記で)など、オリジナル曲。
電車に乗れないお父さんの話がなんだかアットホーム。
堀井ゆき
ペルセウス、まっさらブルージーンズなど。
なるほど!これは可愛い!
ライブ後はオールナイトでDJがあり、ヒロコてんとか、ぎゃなど、待機していて、後ろ髪ひかれたが、今日は帰宅。
邪王院弘くんの車に乗せてもらった。
めったに車に乗らないので、カーナビなるものをはじめて見て、未来SFの世界をかいまみたような気分になった。
前回はわかりにくい場所かな、と思っていたが、ちゃんと地図を見ていくと、前回に行ったときの風景に出会って、駅から5分の非常にわかりやすい場所だった。
以下、出演順に。
じゅん☆ONE
1.つむじ風
2.旅立つ日に
3.晴れ男 vs 雨女
4.あぁ通天閣
CDいただきました!
リハーサルのときから、弾き語りを楽しませてもらった。
保山ひャン
1.ハートキャッチ☆パン6個
2.ライディーン完全コピー
みなさんの心に届いたでしょうか。いや、届かぬ。
天心和風乙女団ver.月島紫音
1.
2.裸
3.手紙
MCでのメッセージがとても真摯で、いいかげんな僕はおおいに恥じ入った。
栗原乃亜
1.Happy Smile
2.ETERNAL BLAZE
3.カブトムシ
4.fancy baby doll
あげあげアニソン!安定感あるシンガーさんなので、「これでイベントとして恰好がつく!」と、なんだかほっとする。
アイドル学園
1.春一番
2.元気の素
3.噂になりたい
以下、アンコール
4.噂になりたい
たかまった!アイドル学園は今回はじめて見たのだが、めちゃくちゃ楽しかった。
写真を記念に撮らせてもらった。アイドル学園の花岡風子ちゃんと横澤彩香ちゃん。
放出のHot brothersで、松前公高さんイベント。
入ったらお客さんでいっぱい。
かろうじて遠くに松前さんのDJ姿。
ライブは、次のとおり。
@ぺぺ
ペッパー警部1人バージョンなど。
後程、相方の堀井ゆきちゃんと2人で再度歌う。
「次で最後です」「え〜っ」「せ〜の」「ピ、ピカチュウ!」が実現。
りさりさ
ラブ&ジョイなど。
これがなんと、りさりさとしてのラストステージになるそうだ。
荻野アサミ
RCA、はじめての定期券、刹那五月雨撃ち(漢字がパッと思い出せなかったので、漢字表記で)など、オリジナル曲。
電車に乗れないお父さんの話がなんだかアットホーム。
堀井ゆき
ペルセウス、まっさらブルージーンズなど。
なるほど!これは可愛い!
ライブ後はオールナイトでDJがあり、ヒロコてんとか、ぎゃなど、待機していて、後ろ髪ひかれたが、今日は帰宅。
邪王院弘くんの車に乗せてもらった。
めったに車に乗らないので、カーナビなるものをはじめて見て、未来SFの世界をかいまみたような気分になった。
鷲尾三郎の『歪んだ年輪』を読んだ。1964年。
書き下ろしの長編推理。
この事件も南郷探偵事務所の留守をあずかる作家、牟礼順吉が事件の謎を解く。
3つの事件がからみあう。
まず1つめは、シンクロナイズドスイミングの水中ショーで、シンクロ嬢の1人が何者かに射殺される。
2つめは、衣料会社サンライズの警備員、河本亮平が車でひき殺された事件。加害者のバーテン、久下透もそのときに石垣に車を衝突させて即死。
牟礼が亮平の妹、河本千絵子から依頼を受ける。千絵子によると、事件の前に、亮平は何やら大金が手に入りそうだ、とか漏らしていたのだ。
3つめは、そのサンライズで、会社に忍び込んだ泥棒が、警備員の碓井正明に追い掛けられて、屋上から墜落死した事件。
これらの事件はどう関連しているのか。
シンクロ嬢射殺に関して、あやしい「松葉杖の男」が浮かび上がる。
この男はカメラマンを装って、ほかの招待客に紛れてビーチ・クラブの会場へ入ったが、事件のあとで帰って行った形跡がないのだ。松葉杖の男は正真正銘の跛で、膝から下がないのである。
サンライズビルの屋上から落ちて死んだ男は、4人組で進駐軍の倉庫に忍び込んで、薬品を盗み出して、MPに捕らえられ、18年の刑に服していたことが判明する。
そのときの4人組のうち、1人はその場で米兵に射殺され、1人はその米兵を殴って捕まり、15年の刑に服した。うまく逃げのびたのは1人だけ。
結局、1人だけおめおめと逃げのびた男に、1人だけ射殺された遺族がたかった挙げ句の犯罪が、今回の事件の真相だったのである。
本作には、読後、強烈な印象を残す名場面がある。
これだ!
「私はガラス・ドアから往来に出ると、急いで駐車場へ向った。そのとき、樽の底が抜けたようなはげしい夕立が降ってきた。私はあわてて駐車係りの詰所の庇へ逃げこんだ。そしてふと気がつくと、鉄線で囲いのした駐車場の一隅に、さっきのマーキュリーが駐車していて、碓井が車のトランクを開けて、嵩の大きい紙包みを取出していた。運転手は碓井からその荷物を受取ると、土砂降りの雨の中を、デパートのほうへ一目散に駈けて行った。そのとき碓井の眼が偶然に、詰所の庇の下に雨宿りしていた私を見た。私はトランクを締めた彼が、当然運転手のあとを追って駆け出して行くものと思っていた。ところが、彼はそんな不様な恰好を、私に見られるのが癪だったのか、悠然と雨の中を歩いて駐車場から立ち去って行った。折角の洋服を雨に濡らして台なしにするのは彼の勝手だが、彼のあてつけがましい挑戦的な態度が、私には彼がより一層いやな男に思われた。」
おおおおお、何度読み返しても、ぞくぞくっとする名場面。事件の真相を知ったときに、このシーンが、「ああっ、そうだたのか!」と膝を叩くことになるのである。
作中、バー「オルフェ」が出てくる。
「バー”オルフェ”のマダムとは、昨年の春彼女の弟が失踪して、その行方を捜してくれと頼まれて以来、ずっとご無沙汰していて、一年あまりも彼女に会っていなかった」
とある。なぜご無沙汰していたかというと、
「あのときの事件を君(マダム)に無断で小説に書いたので、もし君が読んでいたら、きっと怒るだろうと思ったからさ」らしい。
このマダムの弟失踪事件を扱った、無断で書かれた小説は先日読んだ『その鉄柵の中で』である。
この作品のみどころは、比喩の面白さにもある。
「二人ともお仕着せのイーヴニングを脱がしてアッパッパを着せたら、場末の溝板の上で、アイスキャンデーを噛じりながら井戸端会議している連中と、大した違いはなかった。」
こういう文章ならよくわかるのだが、次に並べた比喩は、なんだかピッタリのような気もするが、よく考えてみると、見たこともないものを比喩に使っているので、本当はよくわからないはずなのである。
「駐車係はクレオパトラに呼ばれた奴隷のように、うやうやしく彼女のそばに駈けつけた。」
「日に灼けて、アスアン・ダムに働いているエジプト人のような顔色をしていた。」
「そこには満月の夜に踊り狂っているカイオア族と間違えられそうな、哀れなテーンエイジャーは一人も見あたらなかった。」
「馨をよく知っているらしいそのボーイは、ニクトクリス女王に仕える奴隷のように、恭しく一礼して立ち去ると、すぐにウイスキーのグラスを盆にのせて運んできた。」
犯罪をおかしてきた「松葉杖の男」は、クライマックスでは、地の文でさんざんな言われようをする。
「不具者としての歪められた人生感が、永年にわたる猜疑と卑屈に痛めつけられて、怒りの発作という力のおもむくままに、残忍な行為をくりかえしつつ、はかない満足にひたっている男、それがこの男の正体なのだ。救われない人間だった」
松葉杖の男になりかわって、作者に「おいおい、それは言い過ぎだろう」とたしなめたくなってくる。
書き下ろしの長編推理。
この事件も南郷探偵事務所の留守をあずかる作家、牟礼順吉が事件の謎を解く。
3つの事件がからみあう。
まず1つめは、シンクロナイズドスイミングの水中ショーで、シンクロ嬢の1人が何者かに射殺される。
2つめは、衣料会社サンライズの警備員、河本亮平が車でひき殺された事件。加害者のバーテン、久下透もそのときに石垣に車を衝突させて即死。
牟礼が亮平の妹、河本千絵子から依頼を受ける。千絵子によると、事件の前に、亮平は何やら大金が手に入りそうだ、とか漏らしていたのだ。
3つめは、そのサンライズで、会社に忍び込んだ泥棒が、警備員の碓井正明に追い掛けられて、屋上から墜落死した事件。
これらの事件はどう関連しているのか。
シンクロ嬢射殺に関して、あやしい「松葉杖の男」が浮かび上がる。
この男はカメラマンを装って、ほかの招待客に紛れてビーチ・クラブの会場へ入ったが、事件のあとで帰って行った形跡がないのだ。松葉杖の男は正真正銘の跛で、膝から下がないのである。
サンライズビルの屋上から落ちて死んだ男は、4人組で進駐軍の倉庫に忍び込んで、薬品を盗み出して、MPに捕らえられ、18年の刑に服していたことが判明する。
そのときの4人組のうち、1人はその場で米兵に射殺され、1人はその米兵を殴って捕まり、15年の刑に服した。うまく逃げのびたのは1人だけ。
結局、1人だけおめおめと逃げのびた男に、1人だけ射殺された遺族がたかった挙げ句の犯罪が、今回の事件の真相だったのである。
本作には、読後、強烈な印象を残す名場面がある。
これだ!
「私はガラス・ドアから往来に出ると、急いで駐車場へ向った。そのとき、樽の底が抜けたようなはげしい夕立が降ってきた。私はあわてて駐車係りの詰所の庇へ逃げこんだ。そしてふと気がつくと、鉄線で囲いのした駐車場の一隅に、さっきのマーキュリーが駐車していて、碓井が車のトランクを開けて、嵩の大きい紙包みを取出していた。運転手は碓井からその荷物を受取ると、土砂降りの雨の中を、デパートのほうへ一目散に駈けて行った。そのとき碓井の眼が偶然に、詰所の庇の下に雨宿りしていた私を見た。私はトランクを締めた彼が、当然運転手のあとを追って駆け出して行くものと思っていた。ところが、彼はそんな不様な恰好を、私に見られるのが癪だったのか、悠然と雨の中を歩いて駐車場から立ち去って行った。折角の洋服を雨に濡らして台なしにするのは彼の勝手だが、彼のあてつけがましい挑戦的な態度が、私には彼がより一層いやな男に思われた。」
おおおおお、何度読み返しても、ぞくぞくっとする名場面。事件の真相を知ったときに、このシーンが、「ああっ、そうだたのか!」と膝を叩くことになるのである。
作中、バー「オルフェ」が出てくる。
「バー”オルフェ”のマダムとは、昨年の春彼女の弟が失踪して、その行方を捜してくれと頼まれて以来、ずっとご無沙汰していて、一年あまりも彼女に会っていなかった」
とある。なぜご無沙汰していたかというと、
「あのときの事件を君(マダム)に無断で小説に書いたので、もし君が読んでいたら、きっと怒るだろうと思ったからさ」らしい。
このマダムの弟失踪事件を扱った、無断で書かれた小説は先日読んだ『その鉄柵の中で』である。
この作品のみどころは、比喩の面白さにもある。
「二人ともお仕着せのイーヴニングを脱がしてアッパッパを着せたら、場末の溝板の上で、アイスキャンデーを噛じりながら井戸端会議している連中と、大した違いはなかった。」
こういう文章ならよくわかるのだが、次に並べた比喩は、なんだかピッタリのような気もするが、よく考えてみると、見たこともないものを比喩に使っているので、本当はよくわからないはずなのである。
「駐車係はクレオパトラに呼ばれた奴隷のように、うやうやしく彼女のそばに駈けつけた。」
「日に灼けて、アスアン・ダムに働いているエジプト人のような顔色をしていた。」
「そこには満月の夜に踊り狂っているカイオア族と間違えられそうな、哀れなテーンエイジャーは一人も見あたらなかった。」
「馨をよく知っているらしいそのボーイは、ニクトクリス女王に仕える奴隷のように、恭しく一礼して立ち去ると、すぐにウイスキーのグラスを盆にのせて運んできた。」
犯罪をおかしてきた「松葉杖の男」は、クライマックスでは、地の文でさんざんな言われようをする。
「不具者としての歪められた人生感が、永年にわたる猜疑と卑屈に痛めつけられて、怒りの発作という力のおもむくままに、残忍な行為をくりかえしつつ、はかない満足にひたっている男、それがこの男の正体なのだ。救われない人間だった」
松葉杖の男になりかわって、作者に「おいおい、それは言い過ぎだろう」とたしなめたくなってくる。
鷲尾三郎の『虹の視角』を読んだ。1963年。
これは本格だ!3つの話が収録されている。
「虹の視角」
プロローグ
舞踏会で
呪われた結婚
事件勃発
不審な男の出現
涙ぐましい友情
犠牲の結婚
食堂の出来事
父と娘の情愛
花嫁の歎き
花嫁の最期
三木氏の出動
意外な事実の発見
現場調査
上杉の供述
酒場・ブルーリボン
菱川総裁の証言
謎の装束
千賀子の供述
その夜の集会
清元四季三葉艸
トリックの看破
事件解決
『黒い恐怖』巻末にこの本の作品紹介文が載っていた。
「元男爵家の令嬢が、新興財閥社長と晴れの結婚式を控えたその直前に、控室で何者かに絞殺されていた。奇怪にも、死体解剖の結果、令嬢の膣内に多量の膣液が分泌されていたのである。だが、膣内にも子宮外にも、精子を発見することは出来なかった」
と、これを読んだだけで、事件の真相があっさりわかってしまうのだから、現代はおそろしい。
主人公は三木氏で、こんな紹介をされている。
「彼が以前に北京に於て立証した、非凡な探偵的手腕や、また且て彼が「疑問の指環」に於て発表した、超人的な想像力と卓越した分析的才能を深く信じていた私は、云々」
デビュー作「疑問の指環」で活躍した三木氏による、オーソドックスな本格が展開される。
結婚式場における、「見えない人」たる神官による殺人、そして、その神官の衣裳を用意しえた人物こそ犯人、という、いや〜、オーソドックス!いいですねえ!
主要人物を集めて、三木氏が解明する事件の真相。オーソドックス!
「まぼろしの女」
親しき友
呪いの放送
生きていた女
力強い言葉
寝台車で
美人がいる筈だ
一葉の写真
京都へ
尋ね人
怪電話
無気味な呼び声
消えた女
三十七号室の怪
黒い影
秘密クラブ
おとし穴
意外の事実
朝の影
戦争の抑留所で死んだはずの妻、節子が生きていた?
新たに妻として千代子を迎えようとしていた津村は、節子に会って、事情を説明しようとする。
何度も節子から呼び出しがあるにもかかわらず、結局、会うことのできない二人。
まるで港のヨーコヨコハマヨコスカ。
このあたり、まさに「まぼろしの女」というタイトルにふさわしいサスペンス。
「影絵の女」
船出
破れた紙片
スリラー・クイズ
情熱の海
裸体の抱擁
報復手段
混濁の渦
犯罪のシルエット
双生児
事件の真相
破れてあちこちに虫食いの穴ができた新聞記事から、何が書かれてあったのかを推理するスリラークイズ。
その記事によると、ハリウッドに進出する女優、沖しのぶが殺人を犯したようだ。
ただ、だれを殺したのかは、破れていてわからない。
それを探偵小説をかじった者や、映画をかじった者たちがよってたかって推理合戦を繰り広げる。
船での旅のため、陸に着く3か月後まで真相はわからないのだ。
たとえば、こんな推理。
(妹尾プロデューサーが被害者だという説に対して)
「妹尾が君の説明するような、有力なプロデューサーだとしたら、無論ジャーナリストもよく知っているだろうし、それならこの新聞の標題にあるような、一方的な報道はしないんじゃないか?つまり沖しのぶという加害者だけを出さずに、きっと『沖しのぶ、プロデューサー妹尾竜二氏を殺害す』と、書くだろう?ところが新聞では、沖しのぶ一人だけしか名前を出していないんだ。だから、僕の推測では、あるいは被害者は、ネームバリューのない人間じゃないだろうかと思うんだよ」
たとえば、文字埋めのこんな推理。
「『しのぶの渡米』『プロデューサー妹尾竜二氏を』それから『としての地位を獲得せんとして』の三つを総合して考えてみると、その笠置ちか子っていうスタンド・インが、たしかに妹尾竜二を誘惑したらしいね。つまり『沖しのぶの渡米中に、プロデューサー妹尾竜二を誘惑し』だ。それから『ニューフェイス』か、それとも『スターとしての地位を獲得せんとして』になるわけだろう」
「ところがその次がわからないんだ。『子』『ていた』という二つは一体どうつづくんだろう?」
もう、ほとんど、『9マイルは遠すぎる』の域の推理作品。
面白かった!
あと興味深かったのは、この女優、沖しのぶは、「セシル・B・デミルにまねかれて、パラマウントで主演映画をとる契約が成立していた」と、いうような、無邪気な実名の使い方だ。以前に読んだ『黒の烙印』では、来日したピエール・カルダンを登場させていたし、同時代の著名人をそのまんま作中に登場させているのが、面白い。
これは本格だ!3つの話が収録されている。
「虹の視角」
プロローグ
舞踏会で
呪われた結婚
事件勃発
不審な男の出現
涙ぐましい友情
犠牲の結婚
食堂の出来事
父と娘の情愛
花嫁の歎き
花嫁の最期
三木氏の出動
意外な事実の発見
現場調査
上杉の供述
酒場・ブルーリボン
菱川総裁の証言
謎の装束
千賀子の供述
その夜の集会
清元四季三葉艸
トリックの看破
事件解決
『黒い恐怖』巻末にこの本の作品紹介文が載っていた。
「元男爵家の令嬢が、新興財閥社長と晴れの結婚式を控えたその直前に、控室で何者かに絞殺されていた。奇怪にも、死体解剖の結果、令嬢の膣内に多量の膣液が分泌されていたのである。だが、膣内にも子宮外にも、精子を発見することは出来なかった」
と、これを読んだだけで、事件の真相があっさりわかってしまうのだから、現代はおそろしい。
主人公は三木氏で、こんな紹介をされている。
「彼が以前に北京に於て立証した、非凡な探偵的手腕や、また且て彼が「疑問の指環」に於て発表した、超人的な想像力と卓越した分析的才能を深く信じていた私は、云々」
デビュー作「疑問の指環」で活躍した三木氏による、オーソドックスな本格が展開される。
結婚式場における、「見えない人」たる神官による殺人、そして、その神官の衣裳を用意しえた人物こそ犯人、という、いや〜、オーソドックス!いいですねえ!
主要人物を集めて、三木氏が解明する事件の真相。オーソドックス!
「まぼろしの女」
親しき友
呪いの放送
生きていた女
力強い言葉
寝台車で
美人がいる筈だ
一葉の写真
京都へ
尋ね人
怪電話
無気味な呼び声
消えた女
三十七号室の怪
黒い影
秘密クラブ
おとし穴
意外の事実
朝の影
戦争の抑留所で死んだはずの妻、節子が生きていた?
新たに妻として千代子を迎えようとしていた津村は、節子に会って、事情を説明しようとする。
何度も節子から呼び出しがあるにもかかわらず、結局、会うことのできない二人。
まるで港のヨーコヨコハマヨコスカ。
このあたり、まさに「まぼろしの女」というタイトルにふさわしいサスペンス。
「影絵の女」
船出
破れた紙片
スリラー・クイズ
情熱の海
裸体の抱擁
報復手段
混濁の渦
犯罪のシルエット
双生児
事件の真相
破れてあちこちに虫食いの穴ができた新聞記事から、何が書かれてあったのかを推理するスリラークイズ。
その記事によると、ハリウッドに進出する女優、沖しのぶが殺人を犯したようだ。
ただ、だれを殺したのかは、破れていてわからない。
それを探偵小説をかじった者や、映画をかじった者たちがよってたかって推理合戦を繰り広げる。
船での旅のため、陸に着く3か月後まで真相はわからないのだ。
たとえば、こんな推理。
(妹尾プロデューサーが被害者だという説に対して)
「妹尾が君の説明するような、有力なプロデューサーだとしたら、無論ジャーナリストもよく知っているだろうし、それならこの新聞の標題にあるような、一方的な報道はしないんじゃないか?つまり沖しのぶという加害者だけを出さずに、きっと『沖しのぶ、プロデューサー妹尾竜二氏を殺害す』と、書くだろう?ところが新聞では、沖しのぶ一人だけしか名前を出していないんだ。だから、僕の推測では、あるいは被害者は、ネームバリューのない人間じゃないだろうかと思うんだよ」
たとえば、文字埋めのこんな推理。
「『しのぶの渡米』『プロデューサー妹尾竜二氏を』それから『としての地位を獲得せんとして』の三つを総合して考えてみると、その笠置ちか子っていうスタンド・インが、たしかに妹尾竜二を誘惑したらしいね。つまり『沖しのぶの渡米中に、プロデューサー妹尾竜二を誘惑し』だ。それから『ニューフェイス』か、それとも『スターとしての地位を獲得せんとして』になるわけだろう」
「ところがその次がわからないんだ。『子』『ていた』という二つは一体どうつづくんだろう?」
もう、ほとんど、『9マイルは遠すぎる』の域の推理作品。
面白かった!
あと興味深かったのは、この女優、沖しのぶは、「セシル・B・デミルにまねかれて、パラマウントで主演映画をとる契約が成立していた」と、いうような、無邪気な実名の使い方だ。以前に読んだ『黒の烙印』では、来日したピエール・カルダンを登場させていたし、同時代の著名人をそのまんま作中に登場させているのが、面白い。
『MUSIC PEACE PROJECT LIVE 〜芦屋SPECIAL〜』
日時:2010年(平成22年)4月24日(土)
会場:芦屋・ギャラリー&レンタルスペース 集・空・間 Tio(ティオ) ホールA(2F)
兵庫県芦屋市茶屋之町7−12
☆JR神戸線・芦屋駅より徒歩7分
阪神芦屋駅より徒歩5分
[ホームページ] http://www7b.biglobe.ne.jp/~tio-magicalbooster/
TEL 0797−25−0177
入場料:¥2000
▼ゲスト
アイドル学園(アイドル)
http://www.idol-g.com/
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=25003556
http://mixi.jp/view_community.pl?id=4611147
栗原乃亜 (アイドル)
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=16917605
http://mixi.jp/view_community.pl?id=3443259
天心和風乙女団 (アイドル) ≪K+company≫
http://k-company.seesaa.net/
http://mixi.jp/view_community.pl?id=3724278
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2758923
藤木麻衣
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=28394091
保山ひャン(保山宗明玉) ≪モダンチョキチョキズ≫
http://diarynote.jp/d/49497
http://homepage3.nifty.com/hozan/
http://d.hatena.ne.jp/hozan/
http://mixi.jp/view_community.pl?id=868662
http://ja004.mobalog.com/hozanhyan/
<敬称略>
【出演】
じゅん☆ONE (シンガーソングライター)
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=10127812
http://mixi.jp/view_community.pl?id=3407539
サルモア (ギターリスト)
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=12842392
主催:MUSIC PEACE PROJECT
14:00〜14:10 じゅん☆ONE
14:10〜14:20 保山ひャン
14:20〜14:40 藤木麻衣
14:40〜14:50 じゅん☆ONE
14:50〜15:10 栗原乃亜
15:10〜15:30 天心和風乙女団
15:30〜15:50 アイドル学園
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
15:50〜16:00 物販タイム
ふむふむ。
ちょっと面白いイベントじゃありませんか?
ぜひともご来場ください。
日時:2010年(平成22年)4月24日(土)
会場:芦屋・ギャラリー&レンタルスペース 集・空・間 Tio(ティオ) ホールA(2F)
兵庫県芦屋市茶屋之町7−12
☆JR神戸線・芦屋駅より徒歩7分
阪神芦屋駅より徒歩5分
[ホームページ] http://www7b.biglobe.ne.jp/~tio-magicalbooster/
TEL 0797−25−0177
入場料:¥2000
▼ゲスト
アイドル学園(アイドル)
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栗原乃亜 (アイドル)
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天心和風乙女団 (アイドル) ≪K+company≫
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藤木麻衣
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保山ひャン(保山宗明玉) ≪モダンチョキチョキズ≫
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<敬称略>
【出演】
じゅん☆ONE (シンガーソングライター)
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サルモア (ギターリスト)
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主催:MUSIC PEACE PROJECT
14:00〜14:10 じゅん☆ONE
14:10〜14:20 保山ひャン
14:20〜14:40 藤木麻衣
14:40〜14:50 じゅん☆ONE
14:50〜15:10 栗原乃亜
15:10〜15:30 天心和風乙女団
15:30〜15:50 アイドル学園
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
15:50〜16:00 物販タイム
ふむふむ。
ちょっと面白いイベントじゃありませんか?
ぜひともご来場ください。
鷲尾三郎の『悪魔が見ていた』を読んだ。1960年。
タイトルはこれであっていると思う。
表紙はこのタイトルだが、奥付は『悪魔は見ていた』だった。
作品2つ収録。
以下、目次。
「悪魔が見ていた」
望楼上から
第二の殺人
カバンの中
米貨八千万円
呼び出し電報
貴婦人の訊問
凄い招待
警部の張込み
事件記者の感
治外法権
謎の自殺
タイプの手紙
秘書の媚態
誘いに乗って
第三の罠
ガーデン・パーティ
秘書と一所に
犯罪の巣
尾行者
生きていた運転手
高飛び寸前
天網恢々
消防士が望楼で火事の見張りしていたら、キキーッと車が止まって、男たちがもみあう現場を目撃してしまう。男は持っていたカバンを屋敷の敷地内に投げ入れ、刺されて車に乗せられて行ってしまう。消防士はカバンをこっそり取りに行く。
あれ?
これ、昨日読んだ「何処かで見ている」とまったく同じシチュエーションではないか。
ただ、長さは倍くらいになっていて、「何処かで」が本格だとすれば、この「悪魔が」はハードボイルドだった。少なくとも、主人公はタフガイで腕っぷし強いし、痛いめにもあいまくる。お決まりの頭殴られて気絶して、目ざめたときは体じゅうがバラバラになったような気分になる。
カバン投げ入れが全部お芝居だったところなど、本筋は「何処かで」と一緒。
「何処かで」が廃墟に住む女性という設定や古井戸に死体を落とすなど、本格テイストたっぷりなのに対して、「悪魔が」は組織的な犯罪であることが頭に残る。
「宿命」
手記の形式で明かされる、恐ろしいお話。
女に逆恨みした産婦人科医が、女に復讐する。
医師は、長い年月の経過と、天然痘のため、すっかり容貌が変っており、女は医師が昔の知り合いだと気づかない。
そして、なかなか子供が出来ない、という悩みを治療すると称して、医師は自分の精子を人工受精し、妊娠させるのである。
女は妊娠して喜ぶが、その夫は煩悶する。
もう、おわかりの通り、夫はかつて睾丸炎をわずらって、種なしになっていたのだ。
夫は自暴自棄になり、事の真相を知るや、医師に襲いかかり、逆に病院の窓から墜落死。女は衰弱して出産後に死んでしまう。
まあ、そういう出自を知らずに、うっかり血のつながった者どうしで結婚したいなどと言い出してしまう、「宿命」のタイトルにふさわしい古典的悲劇だった。
タイトルはこれであっていると思う。
表紙はこのタイトルだが、奥付は『悪魔は見ていた』だった。
作品2つ収録。
以下、目次。
「悪魔が見ていた」
望楼上から
第二の殺人
カバンの中
米貨八千万円
呼び出し電報
貴婦人の訊問
凄い招待
警部の張込み
事件記者の感
治外法権
謎の自殺
タイプの手紙
秘書の媚態
誘いに乗って
第三の罠
ガーデン・パーティ
秘書と一所に
犯罪の巣
尾行者
生きていた運転手
高飛び寸前
天網恢々
消防士が望楼で火事の見張りしていたら、キキーッと車が止まって、男たちがもみあう現場を目撃してしまう。男は持っていたカバンを屋敷の敷地内に投げ入れ、刺されて車に乗せられて行ってしまう。消防士はカバンをこっそり取りに行く。
あれ?
これ、昨日読んだ「何処かで見ている」とまったく同じシチュエーションではないか。
ただ、長さは倍くらいになっていて、「何処かで」が本格だとすれば、この「悪魔が」はハードボイルドだった。少なくとも、主人公はタフガイで腕っぷし強いし、痛いめにもあいまくる。お決まりの頭殴られて気絶して、目ざめたときは体じゅうがバラバラになったような気分になる。
カバン投げ入れが全部お芝居だったところなど、本筋は「何処かで」と一緒。
「何処かで」が廃墟に住む女性という設定や古井戸に死体を落とすなど、本格テイストたっぷりなのに対して、「悪魔が」は組織的な犯罪であることが頭に残る。
「宿命」
手記の形式で明かされる、恐ろしいお話。
女に逆恨みした産婦人科医が、女に復讐する。
医師は、長い年月の経過と、天然痘のため、すっかり容貌が変っており、女は医師が昔の知り合いだと気づかない。
そして、なかなか子供が出来ない、という悩みを治療すると称して、医師は自分の精子を人工受精し、妊娠させるのである。
女は妊娠して喜ぶが、その夫は煩悶する。
もう、おわかりの通り、夫はかつて睾丸炎をわずらって、種なしになっていたのだ。
夫は自暴自棄になり、事の真相を知るや、医師に襲いかかり、逆に病院の窓から墜落死。女は衰弱して出産後に死んでしまう。
まあ、そういう出自を知らずに、うっかり血のつながった者どうしで結婚したいなどと言い出してしまう、「宿命」のタイトルにふさわしい古典的悲劇だった。
鷲尾三郎の『黒い恐怖』を読んだ。
ネタバレしかしていないので要注意。
内容と看板が一致しない青樹ミステリーらしく「長編推理小説」と銘打ってあるが、中味は船曳警部補が登場する本格推理短編集である。
「白い蛇」
服部はくじで百万円を当て、その祝賀会をアパート清雅荘13号室で開いていた。
翌朝、その13号室で服部がガス中毒死していた。
服部は15号室の住人だったが、13号室の井関と部屋を交換して寝ていた。
その後、17号室で本荘が天井からゴム管を首にまきつけた状態で縊死。
服部は日頃から「金竜明神」を信仰しており、ご神体は巳だった。
服部の死は金竜明神の神罰であり、ガス中毒ではなく毒蛇の吐き出す妖気にあたったにちがいない、との憶測も出る。
ゴムホースがまるで蛇になったかのような怪事件。
ガスの供給が1日3回で時間が限られていた、というのは時代か?
窓ガラスの欠けた穴からホースつっこんでガスを注入して中毒死させる。その後、その犯人が別の人物にくびり殺される。
第一の事件の犯人が第二の事件の被害者、というパターン。
「悪魔の仮面」
これはあらすじが本に書いてあった。それをそのまま書くと。
評論家仁科教授が、生まれて初めての二日酔の重苦しい気持で目ざめたのは、見も知らぬ安アパートの一室であった。しかもかたわらには若い女が死んでいた。
昨夜は教授の出版記念会であった。クリスマスイヴの夜でもあった。友人に引づられるようにして珍らしく銀座に出た。けれども、それ以後の行動の記憶が何一つ仁科教授には思い出せないのである。教授は真青になってベッドからころがり出た。
「俺が殺したのではない」教授は己の心に叫び続けた。だがそれを教授以外に誰が証明し信じて呉れると言うのだ。情廉潔白な教授を、一体何者が落し入れようとしてたくらんだ犯罪であろうか。教授は自ら証明する以外にないと思った。
誤字もあるし、四苦八苦してまとめた感のある文章だ。
結局、教授が温厚篤実で、非のうちどころのないよき夫であったことが災いして、この殺人事件は起こったのだ。
犯人は教授の妻で、完璧すぎる夫に物足りなさを感じて、「殺人罪の嫌疑を受けて、恐怖と絶望に懊悩する夫をひそかに楽しんで見てやろうという残忍な異常心理」によって人殺しをしていたのだ。
そんなアホな!当然、犯人解明に関して、推理はいっさい無い。
なお、作中、教授が「クリスマス・イヴの悪魔だ!」と叫ぶシーンがある。鷲尾三郎には「クリスマス・イーヴの悪魔」と題する作品があるが、本作との関連(改題しただけ?)は現在探索中。
「あいびき」
恩人があいびきに使うから、と部屋を貸した男。
戻ってきたら、恩人が殺されていた。
元青線地帯の描写がいい。
「店の広さは、せいぜい畳二枚ぐらいで、そこに調理場と、スタンドと、そして客の床几とが並んでいた。調理場の端に、二階へ昇る階段が、まるで梯子のような急角度でかかっていた。シャツを脱いで、ランニング一枚になった客が、シュミーズの女と声を合わして、”パリ・カナイユ”のシャンソンを合唱していた。ショート・パンツにブラジャーだけの女が、赤い唇で愛嬌よく笑いながら、のれんの間から小路をうろつく客を物色していた。表の床几に腰を下ろして、スカートの裾から団扇で風を送り込んでいた女が、色っぽく微笑んだ。」
「焼酎と豚の臓物を焼く臭いが、狭い小路の内へ重く淀んで、船曳はへどを吐きそうな嫌悪を覚えた。淫らな女の哄笑が風通しのわるい沈んだ空気の中で、まるで彼に挑戦するかのように、毒々しい響きを帯びてきこえてきた。船曳はふとここに働いている女たちは、来年の夏にはどこにいるだろうと考えた。
−女が女の職場をぶっ潰そうとしている。そして、それに反抗し得ない彼女たちなんだ。しかし、踏まれても蹴られても、根強くはびころうとする雑草を、法律だけでもうまく根絶やしすることが出来るだろうか?−」
殺された恩人のあいびきの相手を中心に容疑がかけられるが、犯人は、部屋を貸した男の元女房。よりを戻そう、とやってきた元妻が、部屋の中でいちゃいちゃしている声を聞いて、嫉妬のあまり持ってきたウィスキーに毒を入れて、戸口に置いておいたのだ。
「何処かで見ている」
消防署の望楼から深夜の監視をしていた消防士。
廃墟の横で殺人らしき瞬間を目撃する。
刺された男は、廃墟の敷地内にカバンを放り込んでいた。
襲撃者と刺された男は車で逃げ去り、目撃した消防士はこっそり廃墟に忍び込んで、カバンを持ち帰る。
カバンを取り返そうと暗躍する一団。
廃墟の地下に潜んで住む女。
カバンの中味はいったい?なんと、あけてみたら、古いドタ靴!こんなものをなぜ取り返そうとしているのか?
襲撃とカバン投げ入れは全部、望楼からの見張りに目撃させるためのお芝居だった。
そうやっておびき出して、人殺しの犯人にしたてあげる罠だった。
「野獣の窓」
アパートの3階から2階へロープを使ってしのびこもうとして、墜落して死んだと思しき男。2階の女性を狙ったようだ。
だが、2階の女も殺されていた。
実は、1階の男が3階の男も2階の女も殺して、自分がおりるのに使ったロープは回収していた。
論理的な証明も、物的証拠もないため、被害者の女の妹がからだをはって囮になる。
ネタバレしかしていないので要注意。
内容と看板が一致しない青樹ミステリーらしく「長編推理小説」と銘打ってあるが、中味は船曳警部補が登場する本格推理短編集である。
「白い蛇」
服部はくじで百万円を当て、その祝賀会をアパート清雅荘13号室で開いていた。
翌朝、その13号室で服部がガス中毒死していた。
服部は15号室の住人だったが、13号室の井関と部屋を交換して寝ていた。
その後、17号室で本荘が天井からゴム管を首にまきつけた状態で縊死。
服部は日頃から「金竜明神」を信仰しており、ご神体は巳だった。
服部の死は金竜明神の神罰であり、ガス中毒ではなく毒蛇の吐き出す妖気にあたったにちがいない、との憶測も出る。
ゴムホースがまるで蛇になったかのような怪事件。
ガスの供給が1日3回で時間が限られていた、というのは時代か?
窓ガラスの欠けた穴からホースつっこんでガスを注入して中毒死させる。その後、その犯人が別の人物にくびり殺される。
第一の事件の犯人が第二の事件の被害者、というパターン。
「悪魔の仮面」
これはあらすじが本に書いてあった。それをそのまま書くと。
評論家仁科教授が、生まれて初めての二日酔の重苦しい気持で目ざめたのは、見も知らぬ安アパートの一室であった。しかもかたわらには若い女が死んでいた。
昨夜は教授の出版記念会であった。クリスマスイヴの夜でもあった。友人に引づられるようにして珍らしく銀座に出た。けれども、それ以後の行動の記憶が何一つ仁科教授には思い出せないのである。教授は真青になってベッドからころがり出た。
「俺が殺したのではない」教授は己の心に叫び続けた。だがそれを教授以外に誰が証明し信じて呉れると言うのだ。情廉潔白な教授を、一体何者が落し入れようとしてたくらんだ犯罪であろうか。教授は自ら証明する以外にないと思った。
誤字もあるし、四苦八苦してまとめた感のある文章だ。
結局、教授が温厚篤実で、非のうちどころのないよき夫であったことが災いして、この殺人事件は起こったのだ。
犯人は教授の妻で、完璧すぎる夫に物足りなさを感じて、「殺人罪の嫌疑を受けて、恐怖と絶望に懊悩する夫をひそかに楽しんで見てやろうという残忍な異常心理」によって人殺しをしていたのだ。
そんなアホな!当然、犯人解明に関して、推理はいっさい無い。
なお、作中、教授が「クリスマス・イヴの悪魔だ!」と叫ぶシーンがある。鷲尾三郎には「クリスマス・イーヴの悪魔」と題する作品があるが、本作との関連(改題しただけ?)は現在探索中。
「あいびき」
恩人があいびきに使うから、と部屋を貸した男。
戻ってきたら、恩人が殺されていた。
元青線地帯の描写がいい。
「店の広さは、せいぜい畳二枚ぐらいで、そこに調理場と、スタンドと、そして客の床几とが並んでいた。調理場の端に、二階へ昇る階段が、まるで梯子のような急角度でかかっていた。シャツを脱いで、ランニング一枚になった客が、シュミーズの女と声を合わして、”パリ・カナイユ”のシャンソンを合唱していた。ショート・パンツにブラジャーだけの女が、赤い唇で愛嬌よく笑いながら、のれんの間から小路をうろつく客を物色していた。表の床几に腰を下ろして、スカートの裾から団扇で風を送り込んでいた女が、色っぽく微笑んだ。」
「焼酎と豚の臓物を焼く臭いが、狭い小路の内へ重く淀んで、船曳はへどを吐きそうな嫌悪を覚えた。淫らな女の哄笑が風通しのわるい沈んだ空気の中で、まるで彼に挑戦するかのように、毒々しい響きを帯びてきこえてきた。船曳はふとここに働いている女たちは、来年の夏にはどこにいるだろうと考えた。
−女が女の職場をぶっ潰そうとしている。そして、それに反抗し得ない彼女たちなんだ。しかし、踏まれても蹴られても、根強くはびころうとする雑草を、法律だけでもうまく根絶やしすることが出来るだろうか?−」
殺された恩人のあいびきの相手を中心に容疑がかけられるが、犯人は、部屋を貸した男の元女房。よりを戻そう、とやってきた元妻が、部屋の中でいちゃいちゃしている声を聞いて、嫉妬のあまり持ってきたウィスキーに毒を入れて、戸口に置いておいたのだ。
「何処かで見ている」
消防署の望楼から深夜の監視をしていた消防士。
廃墟の横で殺人らしき瞬間を目撃する。
刺された男は、廃墟の敷地内にカバンを放り込んでいた。
襲撃者と刺された男は車で逃げ去り、目撃した消防士はこっそり廃墟に忍び込んで、カバンを持ち帰る。
カバンを取り返そうと暗躍する一団。
廃墟の地下に潜んで住む女。
カバンの中味はいったい?なんと、あけてみたら、古いドタ靴!こんなものをなぜ取り返そうとしているのか?
襲撃とカバン投げ入れは全部、望楼からの見張りに目撃させるためのお芝居だった。
そうやっておびき出して、人殺しの犯人にしたてあげる罠だった。
「野獣の窓」
アパートの3階から2階へロープを使ってしのびこもうとして、墜落して死んだと思しき男。2階の女性を狙ったようだ。
だが、2階の女も殺されていた。
実は、1階の男が3階の男も2階の女も殺して、自分がおりるのに使ったロープは回収していた。
論理的な証明も、物的証拠もないため、被害者の女の妹がからだをはって囮になる。
ポンバシwktk学園、アイアムレジェンド
2010年4月19日 アイドル午後6時半からPLATZでポンバシwktk学園。
1.職業アイドル/メイツ全員
MCは山田ジャック、わかやまん。
まずはメイツの自己紹介から。
宮崎亜美:「真実はいつもひとり」お笑い分野でバカウケして、ごほうびに「リクルートおじさんのチーズケーキ」を所望。
原瀬今日香:まっくろくろすけ、とか、カミカミとか、アイドル歌手としてパーフェクトなだけに、そういう欠点をキャラづけしてきた感じ。
水沢るみ:学校帰りの制服。好きな言葉は「幼女」
近野なあこ:初のメイド服
藤咲るか:守護霊は大江山の鬼退治
神谷にこ:前世、守護霊は花魁。
lily:前世は猫。ちなみに、りくろーはレーズン入りであまり好きじゃないとか。
福野みはる:「大阪プリン」?のかぶりもの。守護霊は「虹をさがす人」
さきそんはまだ到着せず。
2.寝ればなおっちゃう/宮崎亜美(新曲)
3.LEVEL5-judgelight/水沢るみ
新旧トークバトル(メイツの古株と新人がなじむコーナー)
水沢るみ、近野なあこ、宮崎亜美、原瀬今日香
「最近はまっていること」
亜美:水たまり。しょこたんライブ見てきたとか。
今日香:演劇を見に行くこと。
るみ:いないいないばあ。
なあこ:SKE48
「最近みた変な夢」
亜美:木の実ナナに襲われた
今日香:大タコがあらわれて神社を破壊。翌日、大イカが神社破壊。さらに次の日、大タコと大イカが力をあわせて神社を破壊。
るみ:幼女に囲まれてハッピー
なあこ:小学校の屋上から飛び下り。骨折しながらまた屋上にのぼって、何度も落ちる。
新旧なじむ趣旨が、なぜか亜美と他の3人のあいだに溝があることが暴露される。
4.桜チラリ/lily
5.ぽぽたん畑でつかまえて/原瀬今日香
ネタバトル
まつもっさん vs 縛りやトーマス
審査員はなあこ、みはる、ウメダルイスで、なんと縛りやトーマスの勝利。
6.ブリリアントドリーム/近野なあこ
7.はぴはぴサンデー/神谷にこ
まつもっさんのコーナー(ネタバトル4連勝企画)
「メイツのストレス解消コーナー」
日頃のうっぷんをぶつけて、まつもっさんをビンタする企画。
るか、にこ、さきそん、みはる、lily
それほどメイツにはうっぷんがたまっていない感じだったが、このコーナーは要するに「まつもっさんのリアクションコーナー」だった。
8.あなたに会いたくて/さきそん
エンディング(水沢るみは門限のため先に帰宅していた)
9.地下アイドルなんて呼ばせない/メイツ
10.スプラピスプラパ/でかぷっちん(みはる&さきそん)
今回はお客さんの数も多くて、にぎやかだった。
来週はいよいよCDリリース!
帰宅後、録画しておいた「アイアムレジェンド」見た。
中学生が適当に考えたようなストーリーだった。
とくに、ラスト、ウィル・スミスが犠牲になって人類を守って、そのアナウンスのあとに、タイトル「アイアムレジェンド」がバーンと出たときには、笑った。
このセンスは「だから、ネコヤナギ〜」とほとんど同じだ。
人類がウィルスで絶滅の危機に瀕した根本の原因を考えてみると、むしろ人類は絶滅した方がよかったんじゃないか、と思わせたのだが。
1.職業アイドル/メイツ全員
MCは山田ジャック、わかやまん。
まずはメイツの自己紹介から。
宮崎亜美:「真実はいつもひとり」お笑い分野でバカウケして、ごほうびに「リクルートおじさんのチーズケーキ」を所望。
原瀬今日香:まっくろくろすけ、とか、カミカミとか、アイドル歌手としてパーフェクトなだけに、そういう欠点をキャラづけしてきた感じ。
水沢るみ:学校帰りの制服。好きな言葉は「幼女」
近野なあこ:初のメイド服
藤咲るか:守護霊は大江山の鬼退治
神谷にこ:前世、守護霊は花魁。
lily:前世は猫。ちなみに、りくろーはレーズン入りであまり好きじゃないとか。
福野みはる:「大阪プリン」?のかぶりもの。守護霊は「虹をさがす人」
さきそんはまだ到着せず。
2.寝ればなおっちゃう/宮崎亜美(新曲)
3.LEVEL5-judgelight/水沢るみ
新旧トークバトル(メイツの古株と新人がなじむコーナー)
水沢るみ、近野なあこ、宮崎亜美、原瀬今日香
「最近はまっていること」
亜美:水たまり。しょこたんライブ見てきたとか。
今日香:演劇を見に行くこと。
るみ:いないいないばあ。
なあこ:SKE48
「最近みた変な夢」
亜美:木の実ナナに襲われた
今日香:大タコがあらわれて神社を破壊。翌日、大イカが神社破壊。さらに次の日、大タコと大イカが力をあわせて神社を破壊。
るみ:幼女に囲まれてハッピー
なあこ:小学校の屋上から飛び下り。骨折しながらまた屋上にのぼって、何度も落ちる。
新旧なじむ趣旨が、なぜか亜美と他の3人のあいだに溝があることが暴露される。
4.桜チラリ/lily
5.ぽぽたん畑でつかまえて/原瀬今日香
ネタバトル
まつもっさん vs 縛りやトーマス
審査員はなあこ、みはる、ウメダルイスで、なんと縛りやトーマスの勝利。
6.ブリリアントドリーム/近野なあこ
7.はぴはぴサンデー/神谷にこ
まつもっさんのコーナー(ネタバトル4連勝企画)
「メイツのストレス解消コーナー」
日頃のうっぷんをぶつけて、まつもっさんをビンタする企画。
るか、にこ、さきそん、みはる、lily
それほどメイツにはうっぷんがたまっていない感じだったが、このコーナーは要するに「まつもっさんのリアクションコーナー」だった。
8.あなたに会いたくて/さきそん
エンディング(水沢るみは門限のため先に帰宅していた)
9.地下アイドルなんて呼ばせない/メイツ
10.スプラピスプラパ/でかぷっちん(みはる&さきそん)
今回はお客さんの数も多くて、にぎやかだった。
来週はいよいよCDリリース!
帰宅後、録画しておいた「アイアムレジェンド」見た。
中学生が適当に考えたようなストーリーだった。
とくに、ラスト、ウィル・スミスが犠牲になって人類を守って、そのアナウンスのあとに、タイトル「アイアムレジェンド」がバーンと出たときには、笑った。
このセンスは「だから、ネコヤナギ〜」とほとんど同じだ。
人類がウィルスで絶滅の危機に瀕した根本の原因を考えてみると、むしろ人類は絶滅した方がよかったんじゃないか、と思わせたのだが。
正午から石山ユーストンでCandy Pop Beat。
MCは渡辺育子で、「育子Pop Beat」と言ってた。
以下、出演順に。
村田寛奈
1.Doki Doki My Sister Soul
2.空色デイズ
3.kissして
4.オーバードライブ
5.for today
6.Be Your Wings
風邪をひいていた、ということで、歌が終わると後ろ向いて咳き込んだりして、苦しそうだった。
ただし、歌の最中はそれを全然感じさせない歌声で、フルボリュームで歌っていた。
のどのスプレー薬もステージドリンクと一緒に置いていたが、「この薬、ヒリヒリするねん」と言ってた。可愛いね!
清水めぐみ
1.残酷な天使のテーゼ
2.ライオン
3.タッチ
4.スペシャリリーフォーユー
5.綺麗アラモード
このイベントに向けてアニソンを選曲してきたが、最後には「次のライブからは無理しません」と言ってた。たしかに、オリジナルの4曲めと、本日用のアニソンとでは歌い方から違うほどの差があった。でも、と、いうことは、彼女のアニメソングを聞けたこのライブは、非常に貴重だったのかもしれない。
姫☆DAN
1.てのひらを太陽に
2.ZETTAI
3.夢のカケラ
4.ラブシャイン
5.ハピネス
6.ブルーバード
7.オーバーザフューチャー
「ハピネス」は新レパートリーで、振付けもみんなで考えたらしい。
Mary Angel
1.トキメキハイスピード
2.リアリティー
3.ビリーブ
4.ジャンプ
5.スターウェーブ
6.まじかるスター
以下、アンコール
7.エンジェルウィング
衣裳は制服ベスト。こういう恰好をすると、リアル中学生の体型に見えてくるから不思議。(まーたんは特別なので、除外)
育子リクエストにより、カバー曲中心の選曲になった。
石山から難波に移動し、O-CATポンテ広場でキッズダンスバトル「sprout!」を見る。
既にベスト8の戦いがはじまっていた。
2人チームで1人ずつ2ムーブの応酬で審査員3名のジャッジにより勝敗が決まる。
Towers Vertex(到着時既に勝ち残っていた)
アフロサーカスvsPopcorn(Popcorn勝利)
恋愛初心者vsM.R-N(M.R-N勝利)
Yu-YuvsKick(Kick勝利)
ベスト4が決定したところで、ゲストによるダンス。
Roni Remixショーケース「ZEAL」
ファイナリスト「MACCHO」
準決勝
TowersVertex vs popcorn(TowersVertex勝利)
Kick vs M.R-N(Kick勝利)
決勝
Kick vs TowersVertex(TowersVertex優勝)
TowersVertexは、ちょっと他のチームとはレベルが違うほどの素晴らしさで、準決勝で踊っているのを見たときに、もう、このチームに勝てるのはいない、と確信させた。
優勝チーム以外で目についたのは、M.R-N(ロックで踊る少年2人。ベスト8のときにはブレイクダンスの相手に対抗するような超ロックを見せつけて痛快だった)。popcorn(男女のペア。準決勝で敗退したが、僕的には、これが事実上の決勝戦だったかな)。
難波から心斎橋に移動して、午後6時からFAN-J twiceで大阪Live Version
以下、出演順に。
万葉シャオニャン
1.アオニヨシ奈良ノ都デてんつくてん!
2.風がおしえてくれたこと
3.ストーリー
4.鉄腕アトム
今日のアオニヨシは扇子。(団扇のときもある)
しず風&絆
1.pump it(ダンス)
2.
3.はじめてのチュー
4.宇宙はたいへんだ
5.ドキドキパニック
わさび入りのロシアンたこやきは、キズナのミソラがわさび大当たりだったとか。
ラスト2曲の前に、「このあとは飛んで回って、大阪人にぴったり!」と不思議なあおり方。
吉村綾花
1.ゴーマイウェイ
2.セイイエス
3.ロリータストロベリーサマー
4.赤い糸
ダンサー2人(ミナとサユリン?)とのステージで、そんなに年令も離れていないと思われるのに、ひときわお姉さんなライブになった。
スイーツの歌を歌ってくれたのはサプライズ。
メアリーエンジェル
1.スーパーアクション
2.ワクワクドリーマー
3.ブランニューワールド
4.まじかるスター
5.エンジェルウィング
全曲オリジナル、白短ドレス。
殺人セットリスト、と自ら言ってた。
まなみのりさ
1.告白のカルナバル
2.Possibility
3.愛と平和のメッセージ(照)
4.ひろしまVOICE
5.IDOL DAMA☆C
6.恋オブミュージック
そうか。新大学生なのか。
Perfumeっぽい振付けは健在。
帰宅後、録画しておいた「小学生将棋名人戦」を見る。
西日本代表で、兵庫県の中七海ちゃん(小6。収録時は3月だったのでまだ小5か)がベスト4に勝ち残っていた。
残念ながら逆転負けだったが、あいかわらずの強い将棋と、ノーリアクションのインタビューは魅力満点。
MCは渡辺育子で、「育子Pop Beat」と言ってた。
以下、出演順に。
村田寛奈
1.Doki Doki My Sister Soul
2.空色デイズ
3.kissして
4.オーバードライブ
5.for today
6.Be Your Wings
風邪をひいていた、ということで、歌が終わると後ろ向いて咳き込んだりして、苦しそうだった。
ただし、歌の最中はそれを全然感じさせない歌声で、フルボリュームで歌っていた。
のどのスプレー薬もステージドリンクと一緒に置いていたが、「この薬、ヒリヒリするねん」と言ってた。可愛いね!
清水めぐみ
1.残酷な天使のテーゼ
2.ライオン
3.タッチ
4.スペシャリリーフォーユー
5.綺麗アラモード
このイベントに向けてアニソンを選曲してきたが、最後には「次のライブからは無理しません」と言ってた。たしかに、オリジナルの4曲めと、本日用のアニソンとでは歌い方から違うほどの差があった。でも、と、いうことは、彼女のアニメソングを聞けたこのライブは、非常に貴重だったのかもしれない。
姫☆DAN
1.てのひらを太陽に
2.ZETTAI
3.夢のカケラ
4.ラブシャイン
5.ハピネス
6.ブルーバード
7.オーバーザフューチャー
「ハピネス」は新レパートリーで、振付けもみんなで考えたらしい。
Mary Angel
1.トキメキハイスピード
2.リアリティー
3.ビリーブ
4.ジャンプ
5.スターウェーブ
6.まじかるスター
以下、アンコール
7.エンジェルウィング
衣裳は制服ベスト。こういう恰好をすると、リアル中学生の体型に見えてくるから不思議。(まーたんは特別なので、除外)
育子リクエストにより、カバー曲中心の選曲になった。
石山から難波に移動し、O-CATポンテ広場でキッズダンスバトル「sprout!」を見る。
既にベスト8の戦いがはじまっていた。
2人チームで1人ずつ2ムーブの応酬で審査員3名のジャッジにより勝敗が決まる。
Towers Vertex(到着時既に勝ち残っていた)
アフロサーカスvsPopcorn(Popcorn勝利)
恋愛初心者vsM.R-N(M.R-N勝利)
Yu-YuvsKick(Kick勝利)
ベスト4が決定したところで、ゲストによるダンス。
Roni Remixショーケース「ZEAL」
ファイナリスト「MACCHO」
準決勝
TowersVertex vs popcorn(TowersVertex勝利)
Kick vs M.R-N(Kick勝利)
決勝
Kick vs TowersVertex(TowersVertex優勝)
TowersVertexは、ちょっと他のチームとはレベルが違うほどの素晴らしさで、準決勝で踊っているのを見たときに、もう、このチームに勝てるのはいない、と確信させた。
優勝チーム以外で目についたのは、M.R-N(ロックで踊る少年2人。ベスト8のときにはブレイクダンスの相手に対抗するような超ロックを見せつけて痛快だった)。popcorn(男女のペア。準決勝で敗退したが、僕的には、これが事実上の決勝戦だったかな)。
難波から心斎橋に移動して、午後6時からFAN-J twiceで大阪Live Version
以下、出演順に。
万葉シャオニャン
1.アオニヨシ奈良ノ都デてんつくてん!
2.風がおしえてくれたこと
3.ストーリー
4.鉄腕アトム
今日のアオニヨシは扇子。(団扇のときもある)
しず風&絆
1.pump it(ダンス)
2.
3.はじめてのチュー
4.宇宙はたいへんだ
5.ドキドキパニック
わさび入りのロシアンたこやきは、キズナのミソラがわさび大当たりだったとか。
ラスト2曲の前に、「このあとは飛んで回って、大阪人にぴったり!」と不思議なあおり方。
吉村綾花
1.ゴーマイウェイ
2.セイイエス
3.ロリータストロベリーサマー
4.赤い糸
ダンサー2人(ミナとサユリン?)とのステージで、そんなに年令も離れていないと思われるのに、ひときわお姉さんなライブになった。
スイーツの歌を歌ってくれたのはサプライズ。
メアリーエンジェル
1.スーパーアクション
2.ワクワクドリーマー
3.ブランニューワールド
4.まじかるスター
5.エンジェルウィング
全曲オリジナル、白短ドレス。
殺人セットリスト、と自ら言ってた。
まなみのりさ
1.告白のカルナバル
2.Possibility
3.愛と平和のメッセージ(照)
4.ひろしまVOICE
5.IDOL DAMA☆C
6.恋オブミュージック
そうか。新大学生なのか。
Perfumeっぽい振付けは健在。
帰宅後、録画しておいた「小学生将棋名人戦」を見る。
西日本代表で、兵庫県の中七海ちゃん(小6。収録時は3月だったのでまだ小5か)がベスト4に勝ち残っていた。
残念ながら逆転負けだったが、あいかわらずの強い将棋と、ノーリアクションのインタビューは魅力満点。
SI☆NA@ダイエー甲子園店
2010年4月17日 アイドル コメント (2)ダイエー甲子園店で、恒例の臨時ハロプロショップ開店。恒例、と言っても、この時期の開催は珍しいか。今回はとくに展示物があるわけでもなく、その分、ステージと客席に広くスペースをとっていたようだ。椅子があってゆったりとライブを見るなんて、考えてもいなかった。僕の目的は臨時店限定の写真を購入することではなくて、ライブを見ることだったので、それはうれしいことだったのだが。
tokiminoや岡田唯のライブもあったが、時間の関係で、見れたのは、SI☆NAのみ。
ライブの模様は、U-Streamでツイッターしながら動画を世界全国で見ることができるようになっていた。ただし、著作権の関係で、トークの部分は問題ないが、ライブ中の歌に関しては、音声が消されていたようだ。
と、いうわけで、せっかく全国どこでも見れる、と思っていたのに、結局ライブを楽しむには現場にいなければダメだったのである。僕などは、逆に、ネット環境の貧弱さが仇をして、ネットラジオとか動画配信のみで楽しむ機会があっても、楽しめないのである。で、SI☆NAのイベントがどんなものだったかというと。U-Streamの説明などもはさみながらの30分。面白かったなあ。
なお、曲名は責任持てません(ちゃんと確認してない)。
1.My Boy
2.お願い魅惑のターゲット
あさみが、阪神甲子園駅とJR甲子園口駅を間違えて、大幅に待ち合わせの時間に遅れた、とか、同様に遅れた須磨はコンビニであさみを待ってから、一緒に遅れて入ったとか。
世界に向けてのメンバーそれぞれの1分間アピール。
あさみ:KY線がある、とか。僕もあるのだ!
須磨:誕生日を迎えて15才になった、とサバを読むギャグをことあるごとに繰り返す。
まなみ:先の2人が世界へのメッセージだと言うので英語を使っていたが、「SI☆NAのまなみで〜す」と、ノー英語で名前を連呼。これには笑った。
3.浪漫
ライブ後は、握手券つきの写真を購入した人対象に握手会。
SI☆NAは最近ちょっとごぶさただったのだが、これを見るかぎり、復調したな、という感触を得た。以前のように地下アイドルたちとしのぎを削るようなスタンスはとらなくなったようで、それは一長一短なので何とも言えないが、こうしてファンの前に姿を見せてくれる機会が増えるのはうれしいことだ。
tokiminoや岡田唯のライブもあったが、時間の関係で、見れたのは、SI☆NAのみ。
ライブの模様は、U-Streamでツイッターしながら動画を世界全国で見ることができるようになっていた。ただし、著作権の関係で、トークの部分は問題ないが、ライブ中の歌に関しては、音声が消されていたようだ。
と、いうわけで、せっかく全国どこでも見れる、と思っていたのに、結局ライブを楽しむには現場にいなければダメだったのである。僕などは、逆に、ネット環境の貧弱さが仇をして、ネットラジオとか動画配信のみで楽しむ機会があっても、楽しめないのである。で、SI☆NAのイベントがどんなものだったかというと。U-Streamの説明などもはさみながらの30分。面白かったなあ。
なお、曲名は責任持てません(ちゃんと確認してない)。
1.My Boy
2.お願い魅惑のターゲット
あさみが、阪神甲子園駅とJR甲子園口駅を間違えて、大幅に待ち合わせの時間に遅れた、とか、同様に遅れた須磨はコンビニであさみを待ってから、一緒に遅れて入ったとか。
世界に向けてのメンバーそれぞれの1分間アピール。
あさみ:KY線がある、とか。僕もあるのだ!
須磨:誕生日を迎えて15才になった、とサバを読むギャグをことあるごとに繰り返す。
まなみ:先の2人が世界へのメッセージだと言うので英語を使っていたが、「SI☆NAのまなみで〜す」と、ノー英語で名前を連呼。これには笑った。
3.浪漫
ライブ後は、握手券つきの写真を購入した人対象に握手会。
SI☆NAは最近ちょっとごぶさただったのだが、これを見るかぎり、復調したな、という感触を得た。以前のように地下アイドルたちとしのぎを削るようなスタンスはとらなくなったようで、それは一長一短なので何とも言えないが、こうしてファンの前に姿を見せてくれる機会が増えるのはうれしいことだ。
スクール水着向上委員会@なんば白鯨
2010年4月16日 アイドル
「スク水向上委員会」(SM向委)
会場 なんば白鯨(千日前味園ビル2階)
http://hakugei.net/
時間:7時半スタート
料金:1000円(ドリンク別)
出:みっき、ナルナル、どるちぇ(かろこ、ぴのこ)、丼野M美、他(飛び込み大歓迎!)
会長:保山宗明玉
司会:B・カシワギ
「味園ビルがプールと化した!
スクール水着を着た美少女たちが、なりふりかまわず大騒ぎ!
歌あり笑いあり前立腺刺激ありの狂ったイベント!
今宵のひとときが明日への活力、活力、活力。
ポロリもツルリもペタリもモッコリもあるよ!」
紅白ならぬ「軽薄」にわかれての対抗戦。
薄いのは、なるなる&丼野。
軽いのは、ジョジョ川&ぴのこ。
丼野(歌)
なるなる(制服〜水着ダンス)
ゲームコーナー(ハエ男、袋の中味は玉じゃいな)
撮影タイム
全員でバックダンス
ジョジョ川(スクール水着講義)
ゲームコーナー(被害者は誰だ?)
罰ゲーム(軽いチームが、店を出て借り物競争)
ぴのこ&かろこ(ローション相撲)
ともすれば御下劣になりがちな題材でありながら、きわめて文化度の高い、興味深いイベントになった。
なにより、めちゃくちゃ楽しかった!
次回は6月に開催を予定している。
会場 なんば白鯨(千日前味園ビル2階)
http://hakugei.net/
時間:7時半スタート
料金:1000円(ドリンク別)
出:みっき、ナルナル、どるちぇ(かろこ、ぴのこ)、丼野M美、他(飛び込み大歓迎!)
会長:保山宗明玉
司会:B・カシワギ
「味園ビルがプールと化した!
スクール水着を着た美少女たちが、なりふりかまわず大騒ぎ!
歌あり笑いあり前立腺刺激ありの狂ったイベント!
今宵のひとときが明日への活力、活力、活力。
ポロリもツルリもペタリもモッコリもあるよ!」
紅白ならぬ「軽薄」にわかれての対抗戦。
薄いのは、なるなる&丼野。
軽いのは、ジョジョ川&ぴのこ。
丼野(歌)
なるなる(制服〜水着ダンス)
ゲームコーナー(ハエ男、袋の中味は玉じゃいな)
撮影タイム
全員でバックダンス
ジョジョ川(スクール水着講義)
ゲームコーナー(被害者は誰だ?)
罰ゲーム(軽いチームが、店を出て借り物競争)
ぴのこ&かろこ(ローション相撲)
ともすれば御下劣になりがちな題材でありながら、きわめて文化度の高い、興味深いイベントになった。
なにより、めちゃくちゃ楽しかった!
次回は6月に開催を予定している。
鷲尾三郎の『その鉄柵の中で』を読んだ。1962年。
長編ハードボイルド。
南郷探偵社の留守をあずかる小説家、牟礼順吉は、資産家の岩淵家から依頼を受ける。
娘、弥生の行方を探してほしいというのだ。女をさがせ!
岩淵家に隣接する老人ホームが全焼し、身許不明の遺体が発見される。この死体は誰なのか?
そんなとき、牟礼はもう1件依頼を受ける。
酒場オルフェの千春から、弟の亀井剛(ジゴロ業をいとなむ)の行方を探す依頼だ。
いろいろ探るうちに、「手をひけ」と暴力や金や色仕掛けで迫る一団。
渋谷界隈についての描写が興味深い。
「ハチ公が毎日主人を送迎していたころの渋谷駅は、いまから考えると、じつにのんびりとしていたことだろう。改札口から出てくる人を、順に一人々々、顔を見わけて、匂いが嗅ぎわけられた時代だった」
「この渋谷界隈は、猫がしっぽをふる音が聞こえるほどしずかだった。それが、戦後はすっかり様子が変ってしまって、やくざが縄張りを争い、暴力カフェーが通行人の懐を狙い、ポン引が巷に出没するような、下品で荒っぽい街に堕落してしまった。近くに住んでいたサラリーマンの家族たちは、恐れをなして郊外へ移住してしまって、その跡に、ビルや、映画館や、バーが建ちならび、店屋がいく度も代がわりをした。三月も行かないと、街の様子がすっかり変ってしまって、風呂屋の煙突の跡に、キャバレーのネオンが煌いていたりして、方角をたしかめるのに戸惑いさせられた。通行人がやたらと多すぎたし、それにもまして、狭い道路を往きかう車がやけに多すぎた」
一応、ストーリーを追えるだけの部分を登場人物のせりふから引用してみよう。
「亀井はどうやら殺されたらしいのですよ。その証拠を、ぼくは彼のアパートで発見しました。だが、屍体がなくなっていたのです。それで、ぼくの仕事は、屍体の発見と、下手人の捜査ということになりました。ところで、亀井は姿を消すまでは、旭東興業の従業員として”銀世界”で働いていたのです。ですから、ぼくとしては、何か姿を消すか、それとも消された事情が、”銀世界”にあるのではないかと想像したのです。それで、この間”銀世界”へ行きましたが、風間というマネージャーからは、強請とまちがえられて追っ払われました。今日の午後、浅川政吉という男が、西谷辰夫というチンピラと二人づれで、この事件から手を退くようにと言ってきました。しかも二十万円という金を持ってきましたよ」
「”銀世界”じゃ、麻薬の取引をしているってうわさが」
「亀井もその連中の一味なんだろう。それで薬を手に入れては、かもになりそうな女を物色して、薬で意識を不明にしておいてから、いかがわしい写真を撮って、それをタネにして金を強請っていたらしい」
「亀井に写真を撮られた女が、ぼくが行方を捜している、失踪中の女だったとは、全く想像もしなかったね」
「亀井がアパートで射殺された夜、依頼人の隣りにある老人ホームが全焼して、焼跡からは、得体のしれない屍体が一つ余分に発見されたんだ。屍体は完全に焼けていたので、男女の性別も、年令も区別もわからないんだよ。だから、その屍体は亀井剛だとも、また失踪中の娘だとも考えられるのだが、いまのところでは、どちらともきめ手がないんだ。おそらく、それを知っているのは、同じその夜、多摩川で溺死した、松宮音松という浮浪者だけだろう。つまり、老人ホームへ放火した犯人なんだから」
「おそらく誰かが、彼に金を握らして、屍体の証拠湮滅をはかる目的で、彼に放火させたんだろうと思うんだ。つまり、その人物がこの事件の主犯なんだよ」
さて、真相は。
「あれは、亀井とあたしが仕組んだお芝居よ。パパから五百万円を強請ったら、亀井に百万円を渡す約束だったわ。そのプランを思いついたのはあたしなのよ。ところが、パパがそれに気がついて、もう少し問いつめられたら、ばけの皮が剥げそうだったから、あたしはパパを威かすつもりで、ピストルを出したのが、はずみで引き金を引いてしまったの」(弥生)
「あたしが亀井を殺したのよ」(奈々恵)
奈々恵は浮浪者を使って亀井の屍体を処分しようとして、浮浪者の提案により、放火して焼いてしまう。そのあと、奈々恵は浮浪者を酔っぱらわせて川に突き落とす。
いやはや、なんちゅう姉妹だ。
「とにかく、あの家の連中は、精神状態が普通じゃないんだ」
「彼女(姉)は人を殺すことを、屁とも思わない女さ。空気銃で猫を撃ち殺して遊んでいるのからして、健全な精神状態じゃないよ。じつの妹さえも、自分の身代わりにして、罪を免れようとしたばかりか、最後には自分の手で殺そうとさえしたんだからね」
作中、こんな文章が出てくる。
「何か理屈抜きで、おもしろい小説が読みたいもんだね。どれもこれも、汚職や収賄ばかりじゃ、呼吸がつまりそうなんだよ」
社会派推理小説がブームだった時代への注文をこんな発言で示している。
そうした結果として、この作品は娯楽小説をつらぬき、こんな表現まで飛び出したのである。
「勇気があるんだったら、ズボンを脱いで見せて。生きたソーセージが、ドドンパを踊り出すんじゃないこと」
長編ハードボイルド。
南郷探偵社の留守をあずかる小説家、牟礼順吉は、資産家の岩淵家から依頼を受ける。
娘、弥生の行方を探してほしいというのだ。女をさがせ!
岩淵家に隣接する老人ホームが全焼し、身許不明の遺体が発見される。この死体は誰なのか?
そんなとき、牟礼はもう1件依頼を受ける。
酒場オルフェの千春から、弟の亀井剛(ジゴロ業をいとなむ)の行方を探す依頼だ。
いろいろ探るうちに、「手をひけ」と暴力や金や色仕掛けで迫る一団。
渋谷界隈についての描写が興味深い。
「ハチ公が毎日主人を送迎していたころの渋谷駅は、いまから考えると、じつにのんびりとしていたことだろう。改札口から出てくる人を、順に一人々々、顔を見わけて、匂いが嗅ぎわけられた時代だった」
「この渋谷界隈は、猫がしっぽをふる音が聞こえるほどしずかだった。それが、戦後はすっかり様子が変ってしまって、やくざが縄張りを争い、暴力カフェーが通行人の懐を狙い、ポン引が巷に出没するような、下品で荒っぽい街に堕落してしまった。近くに住んでいたサラリーマンの家族たちは、恐れをなして郊外へ移住してしまって、その跡に、ビルや、映画館や、バーが建ちならび、店屋がいく度も代がわりをした。三月も行かないと、街の様子がすっかり変ってしまって、風呂屋の煙突の跡に、キャバレーのネオンが煌いていたりして、方角をたしかめるのに戸惑いさせられた。通行人がやたらと多すぎたし、それにもまして、狭い道路を往きかう車がやけに多すぎた」
一応、ストーリーを追えるだけの部分を登場人物のせりふから引用してみよう。
「亀井はどうやら殺されたらしいのですよ。その証拠を、ぼくは彼のアパートで発見しました。だが、屍体がなくなっていたのです。それで、ぼくの仕事は、屍体の発見と、下手人の捜査ということになりました。ところで、亀井は姿を消すまでは、旭東興業の従業員として”銀世界”で働いていたのです。ですから、ぼくとしては、何か姿を消すか、それとも消された事情が、”銀世界”にあるのではないかと想像したのです。それで、この間”銀世界”へ行きましたが、風間というマネージャーからは、強請とまちがえられて追っ払われました。今日の午後、浅川政吉という男が、西谷辰夫というチンピラと二人づれで、この事件から手を退くようにと言ってきました。しかも二十万円という金を持ってきましたよ」
「”銀世界”じゃ、麻薬の取引をしているってうわさが」
「亀井もその連中の一味なんだろう。それで薬を手に入れては、かもになりそうな女を物色して、薬で意識を不明にしておいてから、いかがわしい写真を撮って、それをタネにして金を強請っていたらしい」
「亀井に写真を撮られた女が、ぼくが行方を捜している、失踪中の女だったとは、全く想像もしなかったね」
「亀井がアパートで射殺された夜、依頼人の隣りにある老人ホームが全焼して、焼跡からは、得体のしれない屍体が一つ余分に発見されたんだ。屍体は完全に焼けていたので、男女の性別も、年令も区別もわからないんだよ。だから、その屍体は亀井剛だとも、また失踪中の娘だとも考えられるのだが、いまのところでは、どちらともきめ手がないんだ。おそらく、それを知っているのは、同じその夜、多摩川で溺死した、松宮音松という浮浪者だけだろう。つまり、老人ホームへ放火した犯人なんだから」
「おそらく誰かが、彼に金を握らして、屍体の証拠湮滅をはかる目的で、彼に放火させたんだろうと思うんだ。つまり、その人物がこの事件の主犯なんだよ」
さて、真相は。
「あれは、亀井とあたしが仕組んだお芝居よ。パパから五百万円を強請ったら、亀井に百万円を渡す約束だったわ。そのプランを思いついたのはあたしなのよ。ところが、パパがそれに気がついて、もう少し問いつめられたら、ばけの皮が剥げそうだったから、あたしはパパを威かすつもりで、ピストルを出したのが、はずみで引き金を引いてしまったの」(弥生)
「あたしが亀井を殺したのよ」(奈々恵)
奈々恵は浮浪者を使って亀井の屍体を処分しようとして、浮浪者の提案により、放火して焼いてしまう。そのあと、奈々恵は浮浪者を酔っぱらわせて川に突き落とす。
いやはや、なんちゅう姉妹だ。
「とにかく、あの家の連中は、精神状態が普通じゃないんだ」
「彼女(姉)は人を殺すことを、屁とも思わない女さ。空気銃で猫を撃ち殺して遊んでいるのからして、健全な精神状態じゃないよ。じつの妹さえも、自分の身代わりにして、罪を免れようとしたばかりか、最後には自分の手で殺そうとさえしたんだからね」
作中、こんな文章が出てくる。
「何か理屈抜きで、おもしろい小説が読みたいもんだね。どれもこれも、汚職や収賄ばかりじゃ、呼吸がつまりそうなんだよ」
社会派推理小説がブームだった時代への注文をこんな発言で示している。
そうした結果として、この作品は娯楽小説をつらぬき、こんな表現まで飛び出したのである。
「勇気があるんだったら、ズボンを脱いで見せて。生きたソーセージが、ドドンパを踊り出すんじゃないこと」
堀井ゆき@電脳戦隊socio5、『黒の烙印』
2010年4月14日 読書出勤前に、あめりか村socio「電脳戦隊socio5」をのぞく。
時間の都合で堀井ゆきのステージだけちゃんと見れた。
他にだれが出ていたのかチェックしていなかったが、じゅうぶん満足。
そのまま、仕事へ。
読んだ本は、鷲尾三郎の『黒の烙印』。1960年。
長編ハードボイルド。
以下、目次。
縁起のわるい女
屍体のある部屋
疑惑の眼
メリー・クリスマス
頭の中のトラクター
訪問者
待合わせ
冠木門の家
彼岸花とガーベラ
屍体もう一つ
一連番号の札束
事件の側面
雪と氷の中の死
0.32口径ラーマ
建物の絵
指輪
女を追って
死霊
セールスマンの死
登攀者
過去への道
シャネルの五番
首魁の影
役者は揃った
残された疑問
縁起のいい女
帝都日報社のカメラマン、槇健策は、「縁起のわるい女」に出会った(板倉とし子)。婚約者が次々と死んでいくのだ。あれ?これ、『黄昏の悪魔』?
槇はその女を自宅まで送り、うっかり鍵を持ってきてしまったので、返しに行ったら、なんと、そこには、縁起のわるい女とはまったく別人の死体(八尾さかえ)。
縁起のわるい板倉とし子は、八尾さかえの兄、八尾保の愛人だった。もちろん、八尾保は縁起のわるいとし子と婚約してまもなく、死んでしまっている。
犯人は、遺産めあてで、犯行を重ねていたのだ。
スルスルッと読める。
犯人が誰だったのかは、読んでのお楽しみ。と、いうか、別にだれが犯人でも一緒みたいな話だった。
時間の都合で堀井ゆきのステージだけちゃんと見れた。
他にだれが出ていたのかチェックしていなかったが、じゅうぶん満足。
そのまま、仕事へ。
読んだ本は、鷲尾三郎の『黒の烙印』。1960年。
長編ハードボイルド。
以下、目次。
縁起のわるい女
屍体のある部屋
疑惑の眼
メリー・クリスマス
頭の中のトラクター
訪問者
待合わせ
冠木門の家
彼岸花とガーベラ
屍体もう一つ
一連番号の札束
事件の側面
雪と氷の中の死
0.32口径ラーマ
建物の絵
指輪
女を追って
死霊
セールスマンの死
登攀者
過去への道
シャネルの五番
首魁の影
役者は揃った
残された疑問
縁起のいい女
帝都日報社のカメラマン、槇健策は、「縁起のわるい女」に出会った(板倉とし子)。婚約者が次々と死んでいくのだ。あれ?これ、『黄昏の悪魔』?
槇はその女を自宅まで送り、うっかり鍵を持ってきてしまったので、返しに行ったら、なんと、そこには、縁起のわるい女とはまったく別人の死体(八尾さかえ)。
縁起のわるい板倉とし子は、八尾さかえの兄、八尾保の愛人だった。もちろん、八尾保は縁起のわるいとし子と婚約してまもなく、死んでしまっている。
犯人は、遺産めあてで、犯行を重ねていたのだ。
スルスルッと読める。
犯人が誰だったのかは、読んでのお楽しみ。と、いうか、別にだれが犯人でも一緒みたいな話だった。
角田喜久男の『黄昏の悪魔』を読んだ。長編と短編2本が収録されている。
「黄昏の悪魔」
黒外套の男
第9号室
血まみれた沓下
酔いどれ楽師
闇に浮く顔
断崖のある屋根
狂女
片桐家の家風
蠢くもの
開かずの部屋
潮騒
滅びゆくもの
江原ユリは、就職しても妙な噂や密告ですぐクビにされ、やっと届いた入社合格通知は不合格のものとすりかえられ、なけなしの金で食堂に入ったら財布ごと荷物を隠されてしまう。
なにものかが彼女を不幸のどん底に落とそうとしているようだ。
あげくのはてに手込めにされそうになったとき、どこからか「黄昏のブルース」が聞こえてくる。そして、彼女を襲っていた男は殺されてしまう。
彼女はなぜ何者かからひどいめにあわされ、また、誰が彼女を影ながら救っているのか?
主人公の女性がひどい目にあっている前半の導入部は、もう昼ドラ真っ青の面白さ。
時代的な言い回しもあるので、現代ミステリーなのに、時代小説と少女小説のハイブリッドを読んでいるような気分になった。
ときたま、登場人物のせりふによって、物語が説明的にまとめられたり、明かされたりする。
たとえば。
「もし俺が警察の手におちるようなことがあったら、この時は、洗いざらい皆ぶちまけてしまう。新宿で焼死したユリの両親が、実はニセ者であったということや、父親に化けたのは先日殺された職員の吉谷であり、母親の衣裳をつけて人目をはばかったのは光川、お前だったということや、当時、防空服一点張りの時代には、平服姿を車の窓からちらっと見せただけで、結構、それと思わせ、化け通せもしたし、新宿へついた晩、うまく空襲があったので年頃な死骸に二人の服を着せ、火の中へ投げこんで顔を焼きつぶそうとしている所を発見され、ついその警防団員を殴り殺してしまったということなどをね」
よくぞペラペラと語ってくださいました!
この事件のキーパーソンとなる片桐という男(家)は、「生まれながらにして、思ったことは必ず通す、いや通る、という生活をおくって」来た。ジャイアンだ。その片桐が田鶴子という女性に惚れて、自分のものにしようとした。ほとんどの男は尻尾をまいて田鶴子のそばから離れたが、ただ1人、江原春策という男だけが片桐と争って、2人で失踪する。片桐は激怒し、江原春策をとらえ、売国奴スパイを処刑するという勝手な名目で私刑にかける。そのときに葬送曲がわりに流されたのが「黄昏のブルース」だったのだ。
その後、片桐は負債をかかえ、江原春策の遺産を狙って、引き揚げてきたその娘ユリにいろんなちょっかいをかけていたのである。片桐はユリを絶望の淵においやって死亡させ、ユリの叔母である和江夫人に遺産を相続させ、その財産を自由にしようとしていたのだ。
さて、その私刑にかけられて死んだはずの春策が実は生き延びていたのではないか、という疑いが出てきた。片桐によるユリ絶望死計画をことごとく妨害する者がいるのだ。
さて、真相は。
ユリを救おうとして殺人にまで手を染めていたのは、やはり、ユリの父親であった。
ただし、それはユリの実の父親であって、春策ではなかった。
おお、最後の最後までメロドラマ!
「私は誰だ」
早苗は正気づいたとき、記憶を失っていた。
すぐ近くの畑の側の路傍にはナイフで刺し殺された男の死体が転がっていた。
自分が殺したのか?
真相は、よくある男女の痴情のもつれによる殺人。犯人によって殴られて昏倒した女性がコートを着せ替えられて、身元がごっちゃになってしまっていた。
「緑眼虫」
こども達に「おばけ屋」とあだなをつけられた無気味な家。
そこに住む男は非人間的で冷酷な印象の人物で、玉虫の背のように緑色の燐光を放ってぎらぎらと光る不思議な眼をしていた。(緑眼虫のタイトルの所以)
その「おばけ屋」をこっそり覗いてみると、中に見えるのは、様々な動物の剥製に、解剖人形。
雰囲気のある怪奇な物語が、実はクスリがらみであったというのが真相。
「黄昏の悪魔」
黒外套の男
第9号室
血まみれた沓下
酔いどれ楽師
闇に浮く顔
断崖のある屋根
狂女
片桐家の家風
蠢くもの
開かずの部屋
潮騒
滅びゆくもの
江原ユリは、就職しても妙な噂や密告ですぐクビにされ、やっと届いた入社合格通知は不合格のものとすりかえられ、なけなしの金で食堂に入ったら財布ごと荷物を隠されてしまう。
なにものかが彼女を不幸のどん底に落とそうとしているようだ。
あげくのはてに手込めにされそうになったとき、どこからか「黄昏のブルース」が聞こえてくる。そして、彼女を襲っていた男は殺されてしまう。
彼女はなぜ何者かからひどいめにあわされ、また、誰が彼女を影ながら救っているのか?
主人公の女性がひどい目にあっている前半の導入部は、もう昼ドラ真っ青の面白さ。
時代的な言い回しもあるので、現代ミステリーなのに、時代小説と少女小説のハイブリッドを読んでいるような気分になった。
ときたま、登場人物のせりふによって、物語が説明的にまとめられたり、明かされたりする。
たとえば。
「もし俺が警察の手におちるようなことがあったら、この時は、洗いざらい皆ぶちまけてしまう。新宿で焼死したユリの両親が、実はニセ者であったということや、父親に化けたのは先日殺された職員の吉谷であり、母親の衣裳をつけて人目をはばかったのは光川、お前だったということや、当時、防空服一点張りの時代には、平服姿を車の窓からちらっと見せただけで、結構、それと思わせ、化け通せもしたし、新宿へついた晩、うまく空襲があったので年頃な死骸に二人の服を着せ、火の中へ投げこんで顔を焼きつぶそうとしている所を発見され、ついその警防団員を殴り殺してしまったということなどをね」
よくぞペラペラと語ってくださいました!
この事件のキーパーソンとなる片桐という男(家)は、「生まれながらにして、思ったことは必ず通す、いや通る、という生活をおくって」来た。ジャイアンだ。その片桐が田鶴子という女性に惚れて、自分のものにしようとした。ほとんどの男は尻尾をまいて田鶴子のそばから離れたが、ただ1人、江原春策という男だけが片桐と争って、2人で失踪する。片桐は激怒し、江原春策をとらえ、売国奴スパイを処刑するという勝手な名目で私刑にかける。そのときに葬送曲がわりに流されたのが「黄昏のブルース」だったのだ。
その後、片桐は負債をかかえ、江原春策の遺産を狙って、引き揚げてきたその娘ユリにいろんなちょっかいをかけていたのである。片桐はユリを絶望の淵においやって死亡させ、ユリの叔母である和江夫人に遺産を相続させ、その財産を自由にしようとしていたのだ。
さて、その私刑にかけられて死んだはずの春策が実は生き延びていたのではないか、という疑いが出てきた。片桐によるユリ絶望死計画をことごとく妨害する者がいるのだ。
さて、真相は。
ユリを救おうとして殺人にまで手を染めていたのは、やはり、ユリの父親であった。
ただし、それはユリの実の父親であって、春策ではなかった。
おお、最後の最後までメロドラマ!
「私は誰だ」
早苗は正気づいたとき、記憶を失っていた。
すぐ近くの畑の側の路傍にはナイフで刺し殺された男の死体が転がっていた。
自分が殺したのか?
真相は、よくある男女の痴情のもつれによる殺人。犯人によって殴られて昏倒した女性がコートを着せ替えられて、身元がごっちゃになってしまっていた。
「緑眼虫」
こども達に「おばけ屋」とあだなをつけられた無気味な家。
そこに住む男は非人間的で冷酷な印象の人物で、玉虫の背のように緑色の燐光を放ってぎらぎらと光る不思議な眼をしていた。(緑眼虫のタイトルの所以)
その「おばけ屋」をこっそり覗いてみると、中に見えるのは、様々な動物の剥製に、解剖人形。
雰囲気のある怪奇な物語が、実はクスリがらみであったというのが真相。
ポンバシwktk学園@日本橋Platz
2010年4月12日 アイドル午後6時半から、日本橋Platzで「ポンバシwktk学園」
雨が降っていたが、月曜日開催になって見に行けるようになったので、久しぶりに行ってみることにした。
1.職業アイドル(メイツ全員)
MCは山田ジャックさん、わかやまんご両名。
今回出演のメイツの紹介。
宮崎亜美/脱アイドル宣言、かと思ったら、「おもドル」(面白いアイドル)を狙うそうな。
原瀬今日香/久々の登場とか。長台詞でツッ込むと噛んでしまった。
咲桃虹愛(さとう・りあ)/声が復調してきた。
近野なあこ/新人さんなので、制服で登場。和歌山出身。
藤咲るか/脱ブリッコ宣言して、楽になったとか。
神谷にこ/「にこの笑顔は」「にっこにこ〜」
lily/けだるさ満開
福野みはる/脱お下品キャラ。18日のCマンでお笑い卒業する。
(さきそんは遅れて登場)
2.Unnamed world/近野なあこ
歌、うまっ!新人いきなりのミラクル。wktk学園のエースと言っていいでしょう。
3.プレイバックパート2/咲桃虹愛
思いもよらぬ昔のアイドル歌。
「誰のことを言ってるんでしょうか」ゲーム
亜美、なあこ、今日香の3人がヒントを出す。
お題は「ガチャピン」「タイタニック」「シャア」「浅野忠信」
当てたお客さんへの景品は、ゆうゆの写真になぜかさきそんのサインを入れてプレゼント。
4.人間ていいな/宮崎亜美
5.桜咲く未来/lily
ネタバトル
審査員:虹愛、lily、梅田ルイス
まつもっさんVS縛りやトーマス
3-0でまつもっさん圧勝。
6.ブルーベルベット/藤咲るか
7.LOVE.EXE/原瀬今日香
知力バトルコーナー
生徒:みはる、にこ、さきそん、亜美
以下、問題とセレクト誤答
1、オバマの前の大統領
「ワシントン二世」(みはる)、宮崎亜美の「ゴア」はある意味政治通のギャグになってる。
2、鳩山首相の前の総理大臣
「安部正夫」(みはる)
3、世界三大珍味
「塩、ハバネロ」(みはる)みはるは「珍味」の意味も尋ねていた。
4、スーパーマリオのラスボス
「桃井かおる」(亜美)
5、北方四島
「ホッ、ポー、ヨン、トー」(にこ)、「竹島、ヨッシーアイランド、しましま」(さきそん)、「種ケ島、広島、岡島、岸和田島」(みはる)、「竹島、ピョンヤン、上海、四洲」(亜美)
6、九州の県名
「態本」(亜美)、「能本」(みはる)
と、いうわけで、バトル最優秀賞は、さきそん。
8.YAHHO!!/さきそん
9.地下アイドルなんて呼ばせない/メイツ全員
すっかりちゃんとしたアイドルイベントになっているのに驚いた。
お客さんとの距離も他のイベントとは違っていた。
ライブ終了後に、気軽に向こうからしゃべりかけてきてくれるイベントなんて、そうそうないのである。
http://wktkmates.com/
雨が降っていたが、月曜日開催になって見に行けるようになったので、久しぶりに行ってみることにした。
1.職業アイドル(メイツ全員)
MCは山田ジャックさん、わかやまんご両名。
今回出演のメイツの紹介。
宮崎亜美/脱アイドル宣言、かと思ったら、「おもドル」(面白いアイドル)を狙うそうな。
原瀬今日香/久々の登場とか。長台詞でツッ込むと噛んでしまった。
咲桃虹愛(さとう・りあ)/声が復調してきた。
近野なあこ/新人さんなので、制服で登場。和歌山出身。
藤咲るか/脱ブリッコ宣言して、楽になったとか。
神谷にこ/「にこの笑顔は」「にっこにこ〜」
lily/けだるさ満開
福野みはる/脱お下品キャラ。18日のCマンでお笑い卒業する。
(さきそんは遅れて登場)
2.Unnamed world/近野なあこ
歌、うまっ!新人いきなりのミラクル。wktk学園のエースと言っていいでしょう。
3.プレイバックパート2/咲桃虹愛
思いもよらぬ昔のアイドル歌。
「誰のことを言ってるんでしょうか」ゲーム
亜美、なあこ、今日香の3人がヒントを出す。
お題は「ガチャピン」「タイタニック」「シャア」「浅野忠信」
当てたお客さんへの景品は、ゆうゆの写真になぜかさきそんのサインを入れてプレゼント。
4.人間ていいな/宮崎亜美
5.桜咲く未来/lily
ネタバトル
審査員:虹愛、lily、梅田ルイス
まつもっさんVS縛りやトーマス
3-0でまつもっさん圧勝。
6.ブルーベルベット/藤咲るか
7.LOVE.EXE/原瀬今日香
知力バトルコーナー
生徒:みはる、にこ、さきそん、亜美
以下、問題とセレクト誤答
1、オバマの前の大統領
「ワシントン二世」(みはる)、宮崎亜美の「ゴア」はある意味政治通のギャグになってる。
2、鳩山首相の前の総理大臣
「安部正夫」(みはる)
3、世界三大珍味
「塩、ハバネロ」(みはる)みはるは「珍味」の意味も尋ねていた。
4、スーパーマリオのラスボス
「桃井かおる」(亜美)
5、北方四島
「ホッ、ポー、ヨン、トー」(にこ)、「竹島、ヨッシーアイランド、しましま」(さきそん)、「種ケ島、広島、岡島、岸和田島」(みはる)、「竹島、ピョンヤン、上海、四洲」(亜美)
6、九州の県名
「態本」(亜美)、「能本」(みはる)
と、いうわけで、バトル最優秀賞は、さきそん。
8.YAHHO!!/さきそん
9.地下アイドルなんて呼ばせない/メイツ全員
すっかりちゃんとしたアイドルイベントになっているのに驚いた。
お客さんとの距離も他のイベントとは違っていた。
ライブ終了後に、気軽に向こうからしゃべりかけてきてくれるイベントなんて、そうそうないのである。
http://wktkmates.com/
今日、ライブに出ました。2本立てです!
まず、1本め。
『MUSIC PEACE PROJECT 2010 大阪 Vol.1』
日時:2010年(平成22年)4月11日(日)
14:30 開場/15:00 開演
会場:千林大宮・KinPouGe(きんぽうげ)
大阪市旭区大宮1−17−15ナカヤビル2F
☆大阪市営地下鉄・谷町線 千林大宮駅4番出口右に120m
[ホームページ] http://plaza.rakuten.co.jp/KinPouGe http://mixi.jp/view_community.pl?id=1295517
TEL 06−6954−8730
入場料:¥2300 ※1ドリンク代(¥600)別
▼ゲスト
栗原乃亜 (アイドル)
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=16917605
http://mixi.jp/view_community.pl?id=3443259
蒼奇 勇(あおきゆう)
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=18781078
いちご組 (アイドルユニット)
1473357S@AGW.ST
時枝めぐ
http://ameblo.jp/e0v0e-princess/
保山ひャン(保山宗明玉) ≪モダンチョキチョキズ≫
http://diarynote.jp/d/49497
http://homepage3.nifty.com/hozan/
http://d.hatena.ne.jp/hozan/
http://mixi.jp/view_community.pl?id=868662
<敬称略>
主催:MUSIC PEACE PROJECT
【MUSIC PEACE PROJECT】
050-1574-3639
http://mixi.jp/view_community.pl?id=3806096
〔ホームページ〕 http://www.higashi-nagasaki.com/mpp_index.html
〔ブログ〕 http://d.hatena.ne.jp/kyoheit
http://ameblo.jp/kyoheit/
〔メール〕 tkyohei@livedoor.com
保山ひャン(保山宗明玉) 【モダンチョキチョキズ】
1.吠える
いちご組
1.会いたかった
2.ディアマイティーチャー
3.となりのバナナ
時枝めぐ
1.ロマンティック浮かれモード
2.溢れちゃうbe in love
3.good-bye 夏男
4.ボーイフレンド
5.ベイビー恋にノックアウト
蒼奇 勇
1.1/3の純情な感情:SIAM SHADE
2.DAN DAN 心魅かれてく:FIELD OF VIEW
3.Midnight crow:Λucifer
4.LIGHT THE LIGHT:Fire Bomber
5.突撃ラブハート:福山芳樹
6.真赤な誓い:福山芳樹
7.Dynamite Explosion:Fire Bomber
栗原乃亜
1.ライオン
2.空色デイズ
3.乙女のポリシー
4.コズミックラブ
5.セイ・チーズ
6.ロマンティック浮かれモード
7.カブトムシ
8.fancy baby doll
保山ひャン(保山宗明玉) 【モダンチョキチョキズ】
1.煽る
いちご組
1.完璧ぐーのね
2.十年桜
3.言い訳maybe
出演者全員『負けないで』(ZARD)大合唱
なんというか、一体感のあるイベントになった。
エンディングは、まるで24時間テレビの終わりのような盛り上がり。
そして、2本め。
No.305企画
ヒキカタリナイト〜静と動〜
会場 難波白鯨
http://hakugei.net/
開場 18:30 開始 19:00
料金 1,000(1ドリンク込)
病気マサノリ
スープーメッセンジャー
リュウ
保山ひャン
あかさかくん
けん蔵
ひとりでここにいる
さて、何を「ひいて」何を「かたる」のか。
これもまた、予想できないお化け屋敷的イベントでした。
面白かった!
まず、1本め。
『MUSIC PEACE PROJECT 2010 大阪 Vol.1』
日時:2010年(平成22年)4月11日(日)
14:30 開場/15:00 開演
会場:千林大宮・KinPouGe(きんぽうげ)
大阪市旭区大宮1−17−15ナカヤビル2F
☆大阪市営地下鉄・谷町線 千林大宮駅4番出口右に120m
[ホームページ] http://plaza.rakuten.co.jp/KinPouGe http://mixi.jp/view_community.pl?id=1295517
TEL 06−6954−8730
入場料:¥2300 ※1ドリンク代(¥600)別
▼ゲスト
栗原乃亜 (アイドル)
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=16917605
http://mixi.jp/view_community.pl?id=3443259
蒼奇 勇(あおきゆう)
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=18781078
いちご組 (アイドルユニット)
1473357S@AGW.ST
時枝めぐ
http://ameblo.jp/e0v0e-princess/
保山ひャン(保山宗明玉) ≪モダンチョキチョキズ≫
http://diarynote.jp/d/49497
http://homepage3.nifty.com/hozan/
http://d.hatena.ne.jp/hozan/
http://mixi.jp/view_community.pl?id=868662
<敬称略>
主催:MUSIC PEACE PROJECT
【MUSIC PEACE PROJECT】
050-1574-3639
http://mixi.jp/view_community.pl?id=3806096
〔ホームページ〕 http://www.higashi-nagasaki.com/mpp_index.html
〔ブログ〕 http://d.hatena.ne.jp/kyoheit
http://ameblo.jp/kyoheit/
〔メール〕 tkyohei@livedoor.com
保山ひャン(保山宗明玉) 【モダンチョキチョキズ】
1.吠える
いちご組
1.会いたかった
2.ディアマイティーチャー
3.となりのバナナ
時枝めぐ
1.ロマンティック浮かれモード
2.溢れちゃうbe in love
3.good-bye 夏男
4.ボーイフレンド
5.ベイビー恋にノックアウト
蒼奇 勇
1.1/3の純情な感情:SIAM SHADE
2.DAN DAN 心魅かれてく:FIELD OF VIEW
3.Midnight crow:Λucifer
4.LIGHT THE LIGHT:Fire Bomber
5.突撃ラブハート:福山芳樹
6.真赤な誓い:福山芳樹
7.Dynamite Explosion:Fire Bomber
栗原乃亜
1.ライオン
2.空色デイズ
3.乙女のポリシー
4.コズミックラブ
5.セイ・チーズ
6.ロマンティック浮かれモード
7.カブトムシ
8.fancy baby doll
保山ひャン(保山宗明玉) 【モダンチョキチョキズ】
1.煽る
いちご組
1.完璧ぐーのね
2.十年桜
3.言い訳maybe
出演者全員『負けないで』(ZARD)大合唱
なんというか、一体感のあるイベントになった。
エンディングは、まるで24時間テレビの終わりのような盛り上がり。
そして、2本め。
No.305企画
ヒキカタリナイト〜静と動〜
会場 難波白鯨
http://hakugei.net/
開場 18:30 開始 19:00
料金 1,000(1ドリンク込)
病気マサノリ
スープーメッセンジャー
リュウ
保山ひャン
あかさかくん
けん蔵
ひとりでここにいる
さて、何を「ひいて」何を「かたる」のか。
これもまた、予想できないお化け屋敷的イベントでした。
面白かった!
B.U.G -bring up girls vol.15-@vijon
2010年4月10日 アイドル
今日は北堀江クラブビジョンで「B.U.G -bring up girls vol.15- 」
http://www.vijon.jp/
入場したとき、既にオープニングがはじまっていたけど、あとはトイレにも物販にも行かず、びっちり最後まで楽しんだ。
タイムテーブルにわりと忠実に進んだので、出演順に、簡単なメモ。時間は当初の予定のものをそのまま残した。
12:00/12:30 OPEN/START
12:30〜12:40 オープニング
スパイクファミリーで、
ディアマイティーチャー
12:40〜12:50 時枝めぐ
1.恋愛戦隊シツレンジャー
2.Baby,恋にノックアウト
結菜めぐ、とブログには名前が書いてある。
どこかのプロダクションが彼女をアイドルとして売り出そうとしているそうで、彼女ははりきっていた。
明日の千林大宮ではご一緒させていただくので、ぜひライブ見ておかねば、と思って見た。
今日は10分だけど、明日は30分ライブなので緊張しているそうだ。
アイドルの新しいジャンル「心配アイドル」というのを今、思いついた。
http://ameblo.jp/e0v0e-princess/
12:50〜13:00 Petit☆Veil
1.キャッツアイのテーマ
2.空色デイズ
グレース所属の伊藤綾美、中西亜結、長谷川里紗の3人。
伊藤綾美はNHK「あほやねん!すきやねん!」木曜のレギュラー、長谷川里紗はミューズ、ホワイトスプーン、ローリングガールなどに所属していた子で、モーニング娘。のラッキー7オーディション大阪二次審査合格者でもある。里紗ちゃんの弟さんが京都リーガロイヤルで坂本竜馬の舞台に立つ、とか宣伝してた。
http://kansai.talentnavi.biz/ito_ayami/
13:00〜13:10 Liebe
1.ラブ&ジョイ
2.可愛いひとよ
ラブ&ジョイではウキDコール発動。おりしもバーカウンター側では太田ゆうきが物販中であった。
河原志保、あやかの二人で、4月24日午後2時には上本町ハイハイタウンでフリーライブするとか。だがあいにくとその日は、千里セルシーにSKEが来るし、寝屋川ではX-CUBICがイベント出るし、芦屋のTioでは保山ひャン出演のライブもあるのだ。
http://ameblo.jp/s1-chan/
13:10〜13:20 AKI
1.さくらんぼ
2.ゆずれない願い
パワフルなシンガーさん。
今回vijonではオリジナルは聞けず。
http://aki-life.syncl.jp/
13:20〜13:30 福野みはる
1.地下アイドルなんて呼ばせない
2.翼をください
wktk学園からの刺客。
ステージとびおりて、客席で歌うスタイルはさすが。
「光藤ちひろ」としてのお笑い芸人活動は、来週で終え、アイドル「福野みはる」として今後は活動するそうだ。まあ、アイドルの子がR-1予選に出るご時世だから、境界線はきわめて曖昧な気もするけど。
そう言えば、ライブ全体終わってから、わかやまんさんが丁寧に声をかけてくださった。
12日(月)のwktk学園は見に行く予定。毎週月曜日開催に戻って、やっと参戦できるめどがたった。
http://ameblo.jp/3tsu-ji/
13:30〜13:40 Yuku
1.カートゥーンヒーロー
2.キューティーハニー
洋楽中心に歌っているそうだが、今回はバージョン違いのキューティーハニーを歌ってくれた。
長身でプロポーションもいい別嬪さんで、表現力も豊か。センスのよさが光る。
今回のイベントで最大の収穫だったと言っていいだろう。
http://ameblo.jp/big-voice/
13:40〜13:50 Ophelia
1.Don’t say "lazy"
2.(なんだろう。ALI PROJECT みたいな歌)
今日が初ステージらしい。
13:50〜14:00 コスミアズサ
1.空色デイズ
2.ビリーブ
花粉症で、鼻声になっているとか。あるいは、花声?
http://ameblo.jp/azts-ice/
14:00〜14:15 リトルキューティ☆J’s
1.大胆にいきましょう
2.恋のバカンス
3.Be the one
「ビー・ザ・ワン」みたいな楽曲をこなせるアイドルはめったにいないので貴重!
http://js-hp.hp.infoseek.co.jp/
http://ameblo.jp/minami-yuri/
http://ameblo.jp/jump-love-aina/
14:15〜14:30 W@Rie
1.リゾナントブルー
2.シュガー
3.ラブリーエンジェル
わかことまりえでW@Rie。
この組み合わせは、すごく魅力がある。なんだろう。動物的本能を刺激してくるので、抵抗のしようがない。
14:30〜14:45 umiko
1.only my railgun
2.uranusTAR
3.Fragments
劇的な歌をうたわせたら、umikoの右に出る者はいないな。
http://umitann.blog.shinobi.jp/
14:45〜15:00 Nami
1.みんなだいすき
2.プリティプリーズチョコレートオントップ
3.ドリームステップ
ドリームステップは、Nami作詞によるオリジナル初披露。
http://ameblo.jp/nami-0073/
15:00〜15:10 Sweet ricotta
1.ダイヤモンド
2.マジで恋する5秒前
選曲がちょっと懐かしいのは戦略かな?このユニットの良さは、品のよさがにじみ出ていることだと思う。(実際に上品かどうかは別として!)
好感度高し。
http://kansai.talentnavi.biz/kobayasi_miki/
http://kansai.talentnavi.biz/nagoshi_erina
15:10〜15:20 有栖川のあ
1.ハヤテのごとく
2.MonStAR
のあちゃんと客とのあうんの呼吸とも言えるツッコミとボケが炸裂する。
4月いっぱいで活動休止(5月にもちょこっとだけあるらしいが)。
ふらふらっとまた姿を見せてほしいものだ。
http://ameblo.jp/noa-in-wonderland/
15:20〜15:30 さきそん
1.YAHHO!!
2.さくらんぼキッス
途中でサスペンダーがはずれたり、彼女には何か神がついているとしか思えない。
http://yaplog.jp/k1rak1ra-p1nk/
15:30〜15:40 Rose☆B
ALARMなど2曲、歌い踊る。
なるほど、こういうアダルトなナンバーをやりたいのなら、ミルキーハットじゃ無理なんだな、と実感させられた。
http://ameblo.jp/0429rose-b/
15:40〜15:50 モノトーン
1.サンドリヨン
2.ライオン
999に出ているユニット。出来てまだ4か月らしい。
15:50〜16:00 愛夢
1.(音が途中で壊れる!)
2.さよならメモリーズ
今日は真っ白な衣裳。
16:00〜16:15 R.o.y.a.L
1.ペルセウス
2.マジックスノウ
3.レインボウ
今月末にはヒルズパン工場でリリースパーティするとか。
16:15〜16:35 葉月
1.Glossy(咲)
2.シャーマンキング
3.言い訳Maybe
4.キルミーアゲイン
AKBよりも、はっちゃんで言い訳メイビーは覚えました。
http://ameblo.jp/animin-hazuki/
16:35〜16:55 SKETCH
1.Don’t Stop
2.カモン
3.モア
4.ブルースカイ
自己紹介は、メンバーを動物にたとえるなら。(社長セレクション)
りーりー:象、まゆ姉:猿、みのりん:ペリカン、なっちゃん:手長ザル
全曲オリジナルだったが、1曲めは今回が初披露とのこと。
http://ameblo.jp/kidcompany/
http://ameblo.jp/ri-ri02/
http://ameblo.jp/mayuneee/
http://ameblo.jp/minorin-blog/
http://ameblo.jp/xnqwchqnx/
16:55〜17:15 Mari7
1.オーバー
2.ドラマ
3.サバイバルダンス
4.インスピレーション
肝心の歌が欠けているような気もするが、それは次のライブ会場にとっておいたのかな。
Mari7は歌のなかで大きく手を振るふりつけをして、お客さんと一緒に盛り上がろうとする。これは大成功だ。会場と一体になれるだけでなく、妨害的オタ芸を封じ込めてもいる。なかなかの戦略家だな、と思う。もっとも、歌だけ聴いていると、オタクがついているとは思えないような楽曲なのだが。
http://ameblo.jp/mari777lpm/
17:15〜17:35 太田ゆうき
1.Jewelry Love
2.My treasure
3.STAR MAKER
4.Venus
5.スピード☆ドライブ
トリをとっているが、他のイベントと掛け持ちする人が多くて、お客さんが少なめだったのが、実に残念。(FAN-J twiceと掛け持ちなら、向こうで太田ゆうき見れただろうけど)と、いうのは、今回のB.U.Gで、何が一番よかったのかと言えば、文句なしにこの太田ゆうきだったからだ。すごいな。長丁場のライブを、最後の太田ゆうきが20分で全部もっていった感がある。ウキDコールもあり。
太田ゆうきはルックスやプロポーションや歌唱やダンスや歌など、さまざまな面で意外性を含んだアイドルで、そのアンバランスが絶妙の魅力になっているんだと思う。この味はなかなか出せるもんじゃない。
http://ameblo.jp/ukiu-ki/
18:00 完全撤収
ライブ終わりで帰宅。
明日は2つの会場で計3回のライブ出演がある。その準備にとりかかる。(前日の夜になって、やっとか!)
http://www.vijon.jp/
入場したとき、既にオープニングがはじまっていたけど、あとはトイレにも物販にも行かず、びっちり最後まで楽しんだ。
タイムテーブルにわりと忠実に進んだので、出演順に、簡単なメモ。時間は当初の予定のものをそのまま残した。
12:00/12:30 OPEN/START
12:30〜12:40 オープニング
スパイクファミリーで、
ディアマイティーチャー
12:40〜12:50 時枝めぐ
1.恋愛戦隊シツレンジャー
2.Baby,恋にノックアウト
結菜めぐ、とブログには名前が書いてある。
どこかのプロダクションが彼女をアイドルとして売り出そうとしているそうで、彼女ははりきっていた。
明日の千林大宮ではご一緒させていただくので、ぜひライブ見ておかねば、と思って見た。
今日は10分だけど、明日は30分ライブなので緊張しているそうだ。
アイドルの新しいジャンル「心配アイドル」というのを今、思いついた。
http://ameblo.jp/e0v0e-princess/
12:50〜13:00 Petit☆Veil
1.キャッツアイのテーマ
2.空色デイズ
グレース所属の伊藤綾美、中西亜結、長谷川里紗の3人。
伊藤綾美はNHK「あほやねん!すきやねん!」木曜のレギュラー、長谷川里紗はミューズ、ホワイトスプーン、ローリングガールなどに所属していた子で、モーニング娘。のラッキー7オーディション大阪二次審査合格者でもある。里紗ちゃんの弟さんが京都リーガロイヤルで坂本竜馬の舞台に立つ、とか宣伝してた。
http://kansai.talentnavi.biz/ito_ayami/
13:00〜13:10 Liebe
1.ラブ&ジョイ
2.可愛いひとよ
ラブ&ジョイではウキDコール発動。おりしもバーカウンター側では太田ゆうきが物販中であった。
河原志保、あやかの二人で、4月24日午後2時には上本町ハイハイタウンでフリーライブするとか。だがあいにくとその日は、千里セルシーにSKEが来るし、寝屋川ではX-CUBICがイベント出るし、芦屋のTioでは保山ひャン出演のライブもあるのだ。
http://ameblo.jp/s1-chan/
13:10〜13:20 AKI
1.さくらんぼ
2.ゆずれない願い
パワフルなシンガーさん。
今回vijonではオリジナルは聞けず。
http://aki-life.syncl.jp/
13:20〜13:30 福野みはる
1.地下アイドルなんて呼ばせない
2.翼をください
wktk学園からの刺客。
ステージとびおりて、客席で歌うスタイルはさすが。
「光藤ちひろ」としてのお笑い芸人活動は、来週で終え、アイドル「福野みはる」として今後は活動するそうだ。まあ、アイドルの子がR-1予選に出るご時世だから、境界線はきわめて曖昧な気もするけど。
そう言えば、ライブ全体終わってから、わかやまんさんが丁寧に声をかけてくださった。
12日(月)のwktk学園は見に行く予定。毎週月曜日開催に戻って、やっと参戦できるめどがたった。
http://ameblo.jp/3tsu-ji/
13:30〜13:40 Yuku
1.カートゥーンヒーロー
2.キューティーハニー
洋楽中心に歌っているそうだが、今回はバージョン違いのキューティーハニーを歌ってくれた。
長身でプロポーションもいい別嬪さんで、表現力も豊か。センスのよさが光る。
今回のイベントで最大の収穫だったと言っていいだろう。
http://ameblo.jp/big-voice/
13:40〜13:50 Ophelia
1.Don’t say "lazy"
2.(なんだろう。ALI PROJECT みたいな歌)
今日が初ステージらしい。
13:50〜14:00 コスミアズサ
1.空色デイズ
2.ビリーブ
花粉症で、鼻声になっているとか。あるいは、花声?
http://ameblo.jp/azts-ice/
14:00〜14:15 リトルキューティ☆J’s
1.大胆にいきましょう
2.恋のバカンス
3.Be the one
「ビー・ザ・ワン」みたいな楽曲をこなせるアイドルはめったにいないので貴重!
http://js-hp.hp.infoseek.co.jp/
http://ameblo.jp/minami-yuri/
http://ameblo.jp/jump-love-aina/
14:15〜14:30 W@Rie
1.リゾナントブルー
2.シュガー
3.ラブリーエンジェル
わかことまりえでW@Rie。
この組み合わせは、すごく魅力がある。なんだろう。動物的本能を刺激してくるので、抵抗のしようがない。
14:30〜14:45 umiko
1.only my railgun
2.uranusTAR
3.Fragments
劇的な歌をうたわせたら、umikoの右に出る者はいないな。
http://umitann.blog.shinobi.jp/
14:45〜15:00 Nami
1.みんなだいすき
2.プリティプリーズチョコレートオントップ
3.ドリームステップ
ドリームステップは、Nami作詞によるオリジナル初披露。
http://ameblo.jp/nami-0073/
15:00〜15:10 Sweet ricotta
1.ダイヤモンド
2.マジで恋する5秒前
選曲がちょっと懐かしいのは戦略かな?このユニットの良さは、品のよさがにじみ出ていることだと思う。(実際に上品かどうかは別として!)
好感度高し。
http://kansai.talentnavi.biz/kobayasi_miki/
http://kansai.talentnavi.biz/nagoshi_erina
15:10〜15:20 有栖川のあ
1.ハヤテのごとく
2.MonStAR
のあちゃんと客とのあうんの呼吸とも言えるツッコミとボケが炸裂する。
4月いっぱいで活動休止(5月にもちょこっとだけあるらしいが)。
ふらふらっとまた姿を見せてほしいものだ。
http://ameblo.jp/noa-in-wonderland/
15:20〜15:30 さきそん
1.YAHHO!!
2.さくらんぼキッス
途中でサスペンダーがはずれたり、彼女には何か神がついているとしか思えない。
http://yaplog.jp/k1rak1ra-p1nk/
15:30〜15:40 Rose☆B
ALARMなど2曲、歌い踊る。
なるほど、こういうアダルトなナンバーをやりたいのなら、ミルキーハットじゃ無理なんだな、と実感させられた。
http://ameblo.jp/0429rose-b/
15:40〜15:50 モノトーン
1.サンドリヨン
2.ライオン
999に出ているユニット。出来てまだ4か月らしい。
15:50〜16:00 愛夢
1.(音が途中で壊れる!)
2.さよならメモリーズ
今日は真っ白な衣裳。
16:00〜16:15 R.o.y.a.L
1.ペルセウス
2.マジックスノウ
3.レインボウ
今月末にはヒルズパン工場でリリースパーティするとか。
16:15〜16:35 葉月
1.Glossy(咲)
2.シャーマンキング
3.言い訳Maybe
4.キルミーアゲイン
AKBよりも、はっちゃんで言い訳メイビーは覚えました。
http://ameblo.jp/animin-hazuki/
16:35〜16:55 SKETCH
1.Don’t Stop
2.カモン
3.モア
4.ブルースカイ
自己紹介は、メンバーを動物にたとえるなら。(社長セレクション)
りーりー:象、まゆ姉:猿、みのりん:ペリカン、なっちゃん:手長ザル
全曲オリジナルだったが、1曲めは今回が初披露とのこと。
http://ameblo.jp/kidcompany/
http://ameblo.jp/ri-ri02/
http://ameblo.jp/mayuneee/
http://ameblo.jp/minorin-blog/
http://ameblo.jp/xnqwchqnx/
16:55〜17:15 Mari7
1.オーバー
2.ドラマ
3.サバイバルダンス
4.インスピレーション
肝心の歌が欠けているような気もするが、それは次のライブ会場にとっておいたのかな。
Mari7は歌のなかで大きく手を振るふりつけをして、お客さんと一緒に盛り上がろうとする。これは大成功だ。会場と一体になれるだけでなく、妨害的オタ芸を封じ込めてもいる。なかなかの戦略家だな、と思う。もっとも、歌だけ聴いていると、オタクがついているとは思えないような楽曲なのだが。
http://ameblo.jp/mari777lpm/
17:15〜17:35 太田ゆうき
1.Jewelry Love
2.My treasure
3.STAR MAKER
4.Venus
5.スピード☆ドライブ
トリをとっているが、他のイベントと掛け持ちする人が多くて、お客さんが少なめだったのが、実に残念。(FAN-J twiceと掛け持ちなら、向こうで太田ゆうき見れただろうけど)と、いうのは、今回のB.U.Gで、何が一番よかったのかと言えば、文句なしにこの太田ゆうきだったからだ。すごいな。長丁場のライブを、最後の太田ゆうきが20分で全部もっていった感がある。ウキDコールもあり。
太田ゆうきはルックスやプロポーションや歌唱やダンスや歌など、さまざまな面で意外性を含んだアイドルで、そのアンバランスが絶妙の魅力になっているんだと思う。この味はなかなか出せるもんじゃない。
http://ameblo.jp/ukiu-ki/
18:00 完全撤収
ライブ終わりで帰宅。
明日は2つの会場で計3回のライブ出演がある。その準備にとりかかる。(前日の夜になって、やっとか!)
ベラ・ツインズ@タワーレコード難波店、『アトリエ殺人事件』
2010年4月9日 読書
タワーレコード難波店で、WWEのディーバ「ベラ・ツインズ」のインストアイベント。
ブリーとニッキーの双子レスラー。双子ならではの技の連携もある。(イベントではレスラーらしきことはとくに何もしなかったけど)
トークとサインシートプレゼントと握手と3ショットポラ撮影。
トークでは、レッスルマニアを中心に、殿堂入りした猪木のオーラがすごかったとか、アンダーテイカーとショーン・マイケルズの試合が昨年以上によかったとか、マネー・イン・ザ・バンク戦がよかった、とか。両国国技館でのサマースラムツアーの宣伝も。
ディーバが何かスムーズに行なおうとしていたら、ついつい「エクスキューズミー!」とヴィッキー・ゲレロが妨害するんじゃないか、と期待してしまうな。
高原弘吉の『アトリエ殺人事件』を読んだ。
『中1コース』などに掲載された4つの話が入っている。
(でも、あいにくと、僕は『中1時代』派だったんだなあ)
ネタバレしかしていないので、要注意。
以下、目次。
「アトリエ殺人事件」
ねえさんの恋人
死体
捜査本部
容疑者
シャツと万年筆
アトリエで刺し殺された被害者。
最初に主人公の少年が目撃したのは、死んだふり。
死体発見のときに持って行ったシャツを死体が着ていた。
電灯がついていたかどうかもポイント。
「双眼鏡は知っていた」
秘密の楽しみ
幻覚症状!?
あるトリック
江戸川乱歩の「押絵と旅する男」と松本清張の「点と線」がひきあいに出される。
双眼鏡で犯行の瞬間を目撃するが、そんな事件の報道はいっさいなかった。
ひょっとして、テレビ画面を見たんじゃないか、と疑うが、そんな番組はそのとき放送していなかった。
じゃあ、ビデオかも、と思うのは普通の考えだが、こんな展開になる。
「あなたのうちにテレビのビデオ装置はない?」
「録画しておいて、いつでも好きなときに見られるって、あれですか?」
「ええ。そうなの。おたくにあるんじゃない?」
「そんなぜいたくなものありません」
そうなのだ。時代はおよそ40年ほど前の話だ。ビデオは一般家庭に普及していなかったのだ。
目撃されたのは、あいていた窓から見えたドラマの撮影シーンだった。
「かくしマイクのわな」
ウインクした看板
記憶喪失
乗り込む
J・エドワード
短波放送の暗号
産業スパイもの。
かくしマイクを仕掛けたのは、名探偵千里悠介の側。
2つ仕掛けておき、1つは簡単に見つかるようにしておく。
敵はわざと間違った情報を与えようとするが、もう1つ仕掛けた隠しマイクが正しい情報をキャッチしていた。
大きな顔を描いた看板の目の部分が開いて、そこから覗き見して情報を盗もうとしていたのが、最初の章の「ウインク」の真相。
「古屋敷ののろい」
雨の中で木を切る男
調査に乗り出す
古屋敷の秘密
ナゾの嘉永元年八月二日
くず物の宝石
宝のありかを記したと思しき暗号解読もの。
名探偵千里悠介がこの話でも活躍する。
映画「裏窓」(双眼鏡、好きだねえ)と、ダンセイニの「二つのソース壜」が引用される。(穴掘ったり、木を切ったりするけど、死体を埋めるわけでも、また、腹ごなしの運動でもなく、宝を探していた)
暗号は、ある日の日付と、一間の棒、七つ、堅、木。
木を切っていたのは、「堅」と「木」をあわせて「樫」だと推理していたから。
実際は、七つどきに棒を立てて、その影が示したところに隠してあった。
ブリーとニッキーの双子レスラー。双子ならではの技の連携もある。(イベントではレスラーらしきことはとくに何もしなかったけど)
トークとサインシートプレゼントと握手と3ショットポラ撮影。
トークでは、レッスルマニアを中心に、殿堂入りした猪木のオーラがすごかったとか、アンダーテイカーとショーン・マイケルズの試合が昨年以上によかったとか、マネー・イン・ザ・バンク戦がよかった、とか。両国国技館でのサマースラムツアーの宣伝も。
ディーバが何かスムーズに行なおうとしていたら、ついつい「エクスキューズミー!」とヴィッキー・ゲレロが妨害するんじゃないか、と期待してしまうな。
高原弘吉の『アトリエ殺人事件』を読んだ。
『中1コース』などに掲載された4つの話が入っている。
(でも、あいにくと、僕は『中1時代』派だったんだなあ)
ネタバレしかしていないので、要注意。
以下、目次。
「アトリエ殺人事件」
ねえさんの恋人
死体
捜査本部
容疑者
シャツと万年筆
アトリエで刺し殺された被害者。
最初に主人公の少年が目撃したのは、死んだふり。
死体発見のときに持って行ったシャツを死体が着ていた。
電灯がついていたかどうかもポイント。
「双眼鏡は知っていた」
秘密の楽しみ
幻覚症状!?
あるトリック
江戸川乱歩の「押絵と旅する男」と松本清張の「点と線」がひきあいに出される。
双眼鏡で犯行の瞬間を目撃するが、そんな事件の報道はいっさいなかった。
ひょっとして、テレビ画面を見たんじゃないか、と疑うが、そんな番組はそのとき放送していなかった。
じゃあ、ビデオかも、と思うのは普通の考えだが、こんな展開になる。
「あなたのうちにテレビのビデオ装置はない?」
「録画しておいて、いつでも好きなときに見られるって、あれですか?」
「ええ。そうなの。おたくにあるんじゃない?」
「そんなぜいたくなものありません」
そうなのだ。時代はおよそ40年ほど前の話だ。ビデオは一般家庭に普及していなかったのだ。
目撃されたのは、あいていた窓から見えたドラマの撮影シーンだった。
「かくしマイクのわな」
ウインクした看板
記憶喪失
乗り込む
J・エドワード
短波放送の暗号
産業スパイもの。
かくしマイクを仕掛けたのは、名探偵千里悠介の側。
2つ仕掛けておき、1つは簡単に見つかるようにしておく。
敵はわざと間違った情報を与えようとするが、もう1つ仕掛けた隠しマイクが正しい情報をキャッチしていた。
大きな顔を描いた看板の目の部分が開いて、そこから覗き見して情報を盗もうとしていたのが、最初の章の「ウインク」の真相。
「古屋敷ののろい」
雨の中で木を切る男
調査に乗り出す
古屋敷の秘密
ナゾの嘉永元年八月二日
くず物の宝石
宝のありかを記したと思しき暗号解読もの。
名探偵千里悠介がこの話でも活躍する。
映画「裏窓」(双眼鏡、好きだねえ)と、ダンセイニの「二つのソース壜」が引用される。(穴掘ったり、木を切ったりするけど、死体を埋めるわけでも、また、腹ごなしの運動でもなく、宝を探していた)
暗号は、ある日の日付と、一間の棒、七つ、堅、木。
木を切っていたのは、「堅」と「木」をあわせて「樫」だと推理していたから。
実際は、七つどきに棒を立てて、その影が示したところに隠してあった。
城昌幸の『死者の殺人』を読んだ。1960年。
これ、すごい!
21世紀の新しいミステリーと言っても通用する素晴らしさ!
ネタバレするので、未読の人は、なんとかして読んでください。
作品紹介文には、こうある。
「『余の臨終に立会った者に、余の遺産を贈る…』と書かれた不思議な招待状!!その招待状を手に湘南の寒村に集まる者7人…しかし危篤の筈の男は前日忽然と姿を消している…不気味な巫女、鬼気迫る幽霊屋敷!!」
招待状につられて集まった7人だったが、かんじんの主がいない。食事だけは毎日届けられる。嵐の山荘、というわけではないので、帰ろうと思えばいつでも帰れるのだが、主の臨終の時点で屋敷にいないと遺産分配にあずかれないので、みんな居残るのだ。
屋敷に呼ばれた者たちは、この屋敷の主にとっての仇であって、集めて弾劾されるだけの動機はあったのである。
言ってるしりから、1人が首吊り死体になって発見される。
こういうシチュエーションだと、連続殺人が起こるのがパターンだ。
作中の人物もそれを口にする。
「これ、遺産争いじアねえかと、おれ、思うんだ」
「遺産争いねえ?」
「そうだろ?一人でもすくない方が、余計、貰えるわけだろ?だからよオ。片ッぱしから殺していくんだよオ」
(中略)
「そのうち、次ぎつぎと、ここに居る連中、みんな殺されちゃうンだよオ」
(中略)
「推理小説には、連続殺人、多いぞオ。おれ、読んだんだ」
(中略)
「横溝の『悪魔の手毬唄』、凄いぞオ。二人も三人も殺されちゃってよオ…」
これはメフィスト賞作家の作品ではない。50年前の小説なのだ。なんだ、この若いセンスは!(ただし、「だいじょうび」とか「カックン」など、当時の流行語が時代を如実に暴露してしまうけど)
屋敷では死者も出るし、幽霊も出る。これは候補者を減らすための策謀なのか?
そして、その真相たるや、ひっくりかえるほどのビックリであった。
みんなが集まったときに、屋敷の主は、医学的には既に死んでいた。
それにつきそっていた女性が、ヨーガの秘法で、肉体的には死んでいるがまだ生きている精神をテレパシーで感じ取って、その命令にしたがって事件を起こしていたのだ。
つまり、タイトルどおりの「死者の殺人」!
テレパシーで命令を受けていた巫女的体質の実行犯は、したがって真犯人ではない、とされる。
また、幽霊騒ぎは、候補者をこわがらせて追い払うためのいたずらであり、自殺とみられたのは正真正銘の自殺、事故とみられたのは正真正銘の事故。心臓に負担を与えられて苦しんだ人物(死んだみたいな描写)は命をとりとめていたことがラストで明かされる。巫女のしわざもせいぜいが殺人未遂だったのだ。
タイトルに偽りありか!正しくは「死者の殺人未遂」!
これは「うる星やつら」の1エピソードではない。50年前の小説なのだ。
おまけに、あてにしていた遺産も実はあんまりなくて、屋敷に集まった者たちに食事を用意した分で使い果たされていたのだ。
なんと現代ミステリー的な小説なのか!
中島河太郎も解説でこうしめくくる。
「われわれ読者も、ヨガの行者の絶妙な行法に、しばしば異次元に連れ去られる面持になるだろう。城氏の面目を発揮したユニークな一巻である」
これ、すごい!
21世紀の新しいミステリーと言っても通用する素晴らしさ!
ネタバレするので、未読の人は、なんとかして読んでください。
作品紹介文には、こうある。
「『余の臨終に立会った者に、余の遺産を贈る…』と書かれた不思議な招待状!!その招待状を手に湘南の寒村に集まる者7人…しかし危篤の筈の男は前日忽然と姿を消している…不気味な巫女、鬼気迫る幽霊屋敷!!」
招待状につられて集まった7人だったが、かんじんの主がいない。食事だけは毎日届けられる。嵐の山荘、というわけではないので、帰ろうと思えばいつでも帰れるのだが、主の臨終の時点で屋敷にいないと遺産分配にあずかれないので、みんな居残るのだ。
屋敷に呼ばれた者たちは、この屋敷の主にとっての仇であって、集めて弾劾されるだけの動機はあったのである。
言ってるしりから、1人が首吊り死体になって発見される。
こういうシチュエーションだと、連続殺人が起こるのがパターンだ。
作中の人物もそれを口にする。
「これ、遺産争いじアねえかと、おれ、思うんだ」
「遺産争いねえ?」
「そうだろ?一人でもすくない方が、余計、貰えるわけだろ?だからよオ。片ッぱしから殺していくんだよオ」
(中略)
「そのうち、次ぎつぎと、ここに居る連中、みんな殺されちゃうンだよオ」
(中略)
「推理小説には、連続殺人、多いぞオ。おれ、読んだんだ」
(中略)
「横溝の『悪魔の手毬唄』、凄いぞオ。二人も三人も殺されちゃってよオ…」
これはメフィスト賞作家の作品ではない。50年前の小説なのだ。なんだ、この若いセンスは!(ただし、「だいじょうび」とか「カックン」など、当時の流行語が時代を如実に暴露してしまうけど)
屋敷では死者も出るし、幽霊も出る。これは候補者を減らすための策謀なのか?
そして、その真相たるや、ひっくりかえるほどのビックリであった。
みんなが集まったときに、屋敷の主は、医学的には既に死んでいた。
それにつきそっていた女性が、ヨーガの秘法で、肉体的には死んでいるがまだ生きている精神をテレパシーで感じ取って、その命令にしたがって事件を起こしていたのだ。
つまり、タイトルどおりの「死者の殺人」!
テレパシーで命令を受けていた巫女的体質の実行犯は、したがって真犯人ではない、とされる。
また、幽霊騒ぎは、候補者をこわがらせて追い払うためのいたずらであり、自殺とみられたのは正真正銘の自殺、事故とみられたのは正真正銘の事故。心臓に負担を与えられて苦しんだ人物(死んだみたいな描写)は命をとりとめていたことがラストで明かされる。巫女のしわざもせいぜいが殺人未遂だったのだ。
タイトルに偽りありか!正しくは「死者の殺人未遂」!
これは「うる星やつら」の1エピソードではない。50年前の小説なのだ。
おまけに、あてにしていた遺産も実はあんまりなくて、屋敷に集まった者たちに食事を用意した分で使い果たされていたのだ。
なんと現代ミステリー的な小説なのか!
中島河太郎も解説でこうしめくくる。
「われわれ読者も、ヨガの行者の絶妙な行法に、しばしば異次元に連れ去られる面持になるだろう。城氏の面目を発揮したユニークな一巻である」
木々高太郎の『熊笹にかくれて』を読んだ。1960年
巻末の作品紹介文には、こうある。
「殺人の罪で死刑を宣告された男…最高裁でも遂に上告棄却…死刑確定…しかしその男の犯行に不審をいだいた二人の教授が大心池博士の協力で次々と謎の糸をたぐり寄せ意外の結論…久々の快作!!」
以下、目次
箴言
人物展望
1.序曲
2.第一の事件
3.第二の事件
4.再審請求
5.心理法則
6.終曲
ハンセン病差別による「藤本事件」に題材をとった作品で、前半は名前等は変えてあるが、事件のあらましをたどっている。
容疑者としてとらえられた男、賀毛辰治がハンセン氏病だということで、「検事も判事もろくに証拠品を調べていない位、辰治に手を触れることは恐れていたのである。ピンセットやあり合わせの鋏でその証拠品を遠くから引っくりかえす程度であった」
さらに裁判官と法定弁護士だけで、傍聴者もない法廷で裁かれる。
証人になるべき人物は、ハンセン氏病患者と一緒にいたと思われるのが嫌で証言せず、アリバイが証明できない。
また、「辰治はライ病だ。どうせ、この世の中に帰って来られない男だ。そういうわけなら、せめて死刑になっても、いやなこの世を、少し早く去るというだけだ、他の人間ではないにしてもライ病一人位はええ」とする意識もある。
八方ふさがりになってしまい、あと、彼を救うには、真犯人をつきとめるほかない、という結論になり、後半の物語がはじまる。
「箴言」には次のような文章がある。
「若し現実に相似たる物語あり、その前半は描かれたるも、尚後続の見出さるることなくして停頓し居るものあらば、試みにこの物語の構想を参照せば、更に進むるを得るものあらむか。作者これを知らず」
作者は藤本事件のあまりの理不尽な展開に黙っておれなかったのだろう。
1870年頃にノルウェーのハンセン医師がライ菌を発見し、遺伝する病気ではなく、他の伝染病と同様に治療できるものであることが確定した。ライ病に対する忌わしい迷信、嫌悪を一般大衆から除かねばならない契機は1870年代に既にはじまっていたはずだったのである。
前半の部分は、憤りとともに社会的な熱い意識で読めるのだが、後半に入って、「真犯人は別にいる。それをつきとめよう」とする展開になると、その提案自体がなされることをもって本作の目的を達してしまった感がある。したがって、本書ではフィクション上の一応の犯人があばかれるが、それはつけたしのように思えた。
賀毛辰治は、取り調べ中、一度自供し、それをすぐに否定している。
いったん自分の罪を認めるような発言をしたのは何故か、ということが、本書で一番推理小説らしい箇所だった。
辰治はかつて、ある女性をライ病疑惑のデマをとばして、自殺させてしまったことがある。そのときの罪の意識、良心の呵責が、厳しい取り調べの際に自分を罰する意識として浮かびあがってきたのだ。誰も辰治の味方でない、という絶望の心境とあいまって、自暴自棄の発言になったのだ。
う〜む。
たしかに推理小説としては弱いけど、実際にはありうる話だ。
中島河太郎による解説は、次のような文章でしめくくられている。
「探偵作家クラブの例会の土曜会で、木々氏の愛生園視察談を聴いてから、かなりの年月を経た。救癩事業に熱意をこめて語られたので、今も談話の端々を覚えているが、そのヒューマニズムが本篇に結晶して、見事に活かされている。熊笹の匍うている丘から眺める風景のなかに、痛ましい生涯のあることを説いた氏の眼中には、推理小説としての完成はある程度犠牲にしても、惜しくないかもしれない」
巻末の作品紹介文には、こうある。
「殺人の罪で死刑を宣告された男…最高裁でも遂に上告棄却…死刑確定…しかしその男の犯行に不審をいだいた二人の教授が大心池博士の協力で次々と謎の糸をたぐり寄せ意外の結論…久々の快作!!」
以下、目次
箴言
人物展望
1.序曲
2.第一の事件
3.第二の事件
4.再審請求
5.心理法則
6.終曲
ハンセン病差別による「藤本事件」に題材をとった作品で、前半は名前等は変えてあるが、事件のあらましをたどっている。
容疑者としてとらえられた男、賀毛辰治がハンセン氏病だということで、「検事も判事もろくに証拠品を調べていない位、辰治に手を触れることは恐れていたのである。ピンセットやあり合わせの鋏でその証拠品を遠くから引っくりかえす程度であった」
さらに裁判官と法定弁護士だけで、傍聴者もない法廷で裁かれる。
証人になるべき人物は、ハンセン氏病患者と一緒にいたと思われるのが嫌で証言せず、アリバイが証明できない。
また、「辰治はライ病だ。どうせ、この世の中に帰って来られない男だ。そういうわけなら、せめて死刑になっても、いやなこの世を、少し早く去るというだけだ、他の人間ではないにしてもライ病一人位はええ」とする意識もある。
八方ふさがりになってしまい、あと、彼を救うには、真犯人をつきとめるほかない、という結論になり、後半の物語がはじまる。
「箴言」には次のような文章がある。
「若し現実に相似たる物語あり、その前半は描かれたるも、尚後続の見出さるることなくして停頓し居るものあらば、試みにこの物語の構想を参照せば、更に進むるを得るものあらむか。作者これを知らず」
作者は藤本事件のあまりの理不尽な展開に黙っておれなかったのだろう。
1870年頃にノルウェーのハンセン医師がライ菌を発見し、遺伝する病気ではなく、他の伝染病と同様に治療できるものであることが確定した。ライ病に対する忌わしい迷信、嫌悪を一般大衆から除かねばならない契機は1870年代に既にはじまっていたはずだったのである。
前半の部分は、憤りとともに社会的な熱い意識で読めるのだが、後半に入って、「真犯人は別にいる。それをつきとめよう」とする展開になると、その提案自体がなされることをもって本作の目的を達してしまった感がある。したがって、本書ではフィクション上の一応の犯人があばかれるが、それはつけたしのように思えた。
賀毛辰治は、取り調べ中、一度自供し、それをすぐに否定している。
いったん自分の罪を認めるような発言をしたのは何故か、ということが、本書で一番推理小説らしい箇所だった。
辰治はかつて、ある女性をライ病疑惑のデマをとばして、自殺させてしまったことがある。そのときの罪の意識、良心の呵責が、厳しい取り調べの際に自分を罰する意識として浮かびあがってきたのだ。誰も辰治の味方でない、という絶望の心境とあいまって、自暴自棄の発言になったのだ。
う〜む。
たしかに推理小説としては弱いけど、実際にはありうる話だ。
中島河太郎による解説は、次のような文章でしめくくられている。
「探偵作家クラブの例会の土曜会で、木々氏の愛生園視察談を聴いてから、かなりの年月を経た。救癩事業に熱意をこめて語られたので、今も談話の端々を覚えているが、そのヒューマニズムが本篇に結晶して、見事に活かされている。熊笹の匍うている丘から眺める風景のなかに、痛ましい生涯のあることを説いた氏の眼中には、推理小説としての完成はある程度犠牲にしても、惜しくないかもしれない」