『TATI』

2011年8月9日 読書


メタルヘッド

2011年8月8日 映画
ヘッシャー!

詳細後日
河井徳治の『スピノザ「エチカ」』を読んだ。哲学概説シリーズの1冊。
「はじめに」で、次のようなことが書かれている。
この本は、筆者がこれまでにスピノザの著作を通して得た観点から、スピノザの主著『エチカ』についてその解題を試みたものであって研究書ではない。『エチカ』には定義、公理、定理という幾何学的な秩序で書かれた特異なスタイルがある。これが余計に取り付きにくい感じを与えるだろう。だからそれらの中から主要な命題を辿りながら、三百数十年以上も前に書かれた哲学書を、少々縁遠くなってきた当時の用語の説明も入れて、馴染み易い表現で解説したい。
いよっ!待ってました!という感じ。
以下、目次。

序章 スピノザの視点
エチカとは/幸福あるいは自足はどこに実現できるか/アリストテレスとスピノザの共通点と相違点/スピノザのエチカの特徴/目的論的世界観への批判と発生論的世界観/無機物と有機物の線引きはできない/デカルトやホッブズの考え方との違い/『エチカ』はなぜ幾何学形式を具えたのか

つづきは後日
午後1時から、ホテル日航大阪で、「アレイダ・ゲバラ講演会とキューバ写真展」
会場に展示されていた写真は、ロベルト・サラス・メリノと、リボリオ・ノバルの作品。チェ・ゲバラや、フィデル・カストロを撮った写真など。
アレイダ・ゲバラは、チェ・ゲバラの娘で、医師でもあり、マイケル・ムーアの「シッコ」などにも顔を出している。
講演の内容は、主にチェ・ゲバラの人となりだったので、比較的おとなしい感じだったが、質疑応答に入って、「さすが革命の英雄の娘だけのことはある」と思わせる片鱗を見せた。
質疑応答のだいたいの雰囲気を書いておこう。適当なまとめ方なので、実際の質疑応答とは違うことはご容赦!
Q「ゲバラの好きな歌は?」
A「ゲバラはほとんど音楽を聞かなかったが、タンゴを気に入っていたようだ」
(質問者はゲバラとジョン・レノンとの邂逅を妄想していたようだが、そうそううまくは行かないようだ)
Q「福島の被災地を見に行ったときに思われたことは?」
A「住人が少しずつ帰ってきていたが、たいへん危険だと思った」
(せっかく帰ってきても、子供が外で自由に遊べない状況を心配されていた)
Q「医療に際して大切にしていることは?」
A「健康を金儲けの対象としてはいけない。患者の痛みに耳を傾けることが肝要」
(痛みに留意すべきことは、何度か強調されていた)
Q「アジアで地域医療に貢献した人のことをゲバラは知っていたか」
A「ゲバラは『ラテンアメリカの医療』を書き物として残したが、勉強熱心で、アジアのことにも目配りしていたはずだ」
Q「福島原発の件で、低レベルの放射能が20年や30年先に影響が出るといわれているが、医療の専門家として、それは事実なのか」
A「わたしが診てきたのは、チェルノブイリの高レベル放射能を浴びた人たちなので、答えられる立場にないが、日本においても、20年後の心配よりも、今すぐのこととして緊急に考えるべきではないか」
Q「ゲバラが現代の世界を見たら、どう思うか」
A「平和のために、核廃絶のために闘っていたでしょう。66年にゲバラは『いくつものヴェトナムを作るべきだ』と言っていた。今ならいくつものイラクを、と言っているかもしれない」

あと、情報公開についての質問では、正しい情報が届かないこと、世界が知らずにいることに懸念しているとして、大手石油メディアがベネズエラのチャベス政権を叩いている事情を挙げ、情報の行間を読むことを強調していた。
このあたり、もしもアレイダ・ゲバラが現在の日本の政局を見たら、反原発を打ち出した直後から菅総理を寄ってたかってやめさせようとしている情況を例に出したかもしれないな。

『セリーヌ』

2011年8月3日 読書
『セリーヌ』
フィリップ・ソレルスの『セリーヌ』を読んだ。
作家ソレルスが1963年から2009年にかけて、セリーヌについて書いた文章を集めた1冊。
以下、目次。
はじめに
セリーヌの笑い
セリーヌの戦略
鍵盤をたたくセリーヌ
永遠に人前に出せない作家
セリーヌ誕生
スケープ・ゴート、セリーヌ
セリーヌの数々の人生
「オペラが自然」
デンマーク人はセリーヌを救ったか?
地獄に墜ちたセリーヌ
「恐怖という金利で暮らす者たち」
「何事にも容赦なく・・・」
セリーヌ再読

フロベールの「結局、罪があるのは文体なのだ」と、
サルトルの「社会は悪行以上に悪言を容赦しない」
の2つの発言が繰り返し引かれる。
セリーヌというと、反ユダヤのパンフレに顕著な、悪口雑言、罵詈讒謗、ひとことで言えば、汚い表現が強烈な印象を残すけど、セリーヌはそうした悪口雑言を翼にして表現を実現させたんじゃないか、と僕は勝手に思っている。
2ちゃんねるやヤフーニュースコメントで頑迷な脊髄反射発言を垂れ流す輩と決定的に違うのは、セリーヌは匿名でそれを行わなかったってことだと思っていたが、最近、根っこは一緒なのかもな、と思い直していた。
これは、セリーヌの作品から僕がいかに遠ざかっていたかを思い知らされる感想だったので、この『セリーヌ』をきっかけに、またセリーヌを読んでみようと、思う。
これもまた勝手な予断だが、そこで読めるのは、頑迷な脊髄反射を垂れ流すインターネットの名無しの権兵衛とは決定的に違う何かだと信じたい。
午後1時から日本橋ラブコンシアターでラジオでんでんタウンの公開収録。
まず、ファンタピースのライブから。
出場したのは、7人。
長谷川、川口、浦田、中村、山崎、清本、山口。
1、ハッピーアワー
2、君だけにLove You
3、オーバー・ザ・リアリティー
ライブ後、ガリガリガリクソンとパーソナリティーの中村葵、レポーターの藤村椿が登場。
1本目は、山崎、中村の「ゆうなっちゃん」がゲスト。
2本目は、じゅりりんがゲスト。
ガリガリガリクソン面白い!
ヘーベルハウス、ハイのギャグとか。

午後4時30分から千林まつりで、ESSEハッピーサマーライブ。
パステルの2人がMCをつとめる。
1、ヘビーローテーション/NA-NA
2、ダンス/5人。(AYU含む)
3、エスペランサ/坂下瑠那
4、虹色/キャラメルリボン
5、ミスター/E-Girls+E-Girlプチ
E-Girlsはパステルとれもんずのメンバーから出来ているが、プチは、ちっこい組である。
ライブ後、物販もあり、のぞいてみたかったが、時間がなくて、商店街を駅に向かった。おまつりで商店街の中をミニSLが走ったりして、人も多く、なかなか駅に到達できないのが、お祭りらしくてよかった。

午後5時30分から日本橋ラブコンシアターで、ファンタピースワンコインライブ。
ウェストミンスターの鐘のあと、開場前のアナウンスは浦田と山口の「あゆほん」
出演メンバーは、清本、山崎、浦田、中村、山口。
1、ネバーエンディングロード(衣装は帽子に花)
2、サンサンサンシャイン
3、ライオン(長谷川、川口。衣装はエリマキトカゲ)
4、デイズスペシャルシャイン(衣装は黒に赤リボン)
5、ビリーブユアアイズ

ライブ後は、着替えて仕事。

コクリコ坂から

2011年8月1日 映画
コクリコ坂から
宮崎吾朗監督の「コクリコ坂から」を見た。
原作の漫画は未読なのだが、これ、かなりの傑作!
東京オリンピックをひかえた時代の物語で、学校の学生会館「カルチェラタン」に生息する魑魅魍魎じみた部活動にまつわる物語は非常に懐かしくて、楽しい。
はっきり言って、血のつながりがあるやらないやらの恋愛のくだりは、まったく不要だったと思う。また、本来作品を盛り上げるはずの音楽が、この作品に関しては、ちょっと邪魔だった。音楽をいれなくてはならない、しかも、主題のモチーフになる歌をいれなくてはならない、という映画のお約束が、雰囲気をぶちこわしにしているのだ。
とは言え、スタジオジブリの作品としては、確実に「もののけ姫」や「千と千尋の神隠し」よりは面白く、「トトロ」や「ポニョ」に迫る勢いだと感じた。
とにかく、ほとんど事件らしい事件、冒険らしい冒険が何も起こらないのだ。
それがいい。
だから、恋愛のいざこざとか、音楽など、まったくこの映画には不必要だったのだ。恋愛と音楽なしで映画を仕上げることには相当の勇気がいるだろうから、そういう要素が入ってしまったのは、仕方ないこととは言え。
まあ、自分の若い頃の時代が描かれているため、ノスタルジーのツボにはまってしまったのかもしれない。

アイドリング!@千里セルシー~ハッピータイム祭@アリオ八尾~茨木フェスティバル
午後2時から千里セルシーでアイドリングのライブ。
ライブ前のリハーサルで「恋の20連鎖」。
そのときには16人だったが、本番で遅れていた1人が駆けつけて17人になった。
1、Don’t think.Feel
2、Queen Bee(6人で)
3、恋の20連鎖
歌自体は3曲だけだが、30分強のイベントで、かなり満足した。
アイドリングの番組を関西でもちょこっとだけ放送していたこともあって多少のなじみはできたが、まあ、ほとんどテレビで見ないので、STSの頃から知ってる大川藍ちゃんとか、おはガールのせりなとか、ドグちゃんとか野元愛ちゃんとかにばっかり目が行ってしまうのは、しかたないか。

アリオ八尾で午後4時からハッピータイム祭の2回目。1回目は千里セルシーにいたので、見逃し。
最初に登場したのは、おお、単独では初なのか?ポップコーン。
ポップコーン
1、可愛い人よ
ポップコーンは、あみか、りおん、ねねの小学生女子3人組。
りおんちゃんは、INGNI Firstのキッズモデルとしても活躍中。
次世代を担う子たちであることは確実!

万葉シャオニャン
1、夢のかけら
2、ずっとそばに
3、風が教えてくれたこと
「夢のかけら」は、今日が初披露の曲。
うむ。ポップコーンの登場といい、新曲初披露といい、今回のハッピータイム祭は見逃せない回だったのかも!

ハッピーズ
1、アニメメドレー(スイートプリキュア~サザエさん~ハグしちゃお~ココロのちず)
2、AKB48メドレー(ポニーテールとシュシュ~会いたかった~ヘビーローテーション)
うわ、ハッピーズも聞き逃せないメドレーを用意してきた!

さあ、いよいよトリはミルキーハット。
なのだが、ここであいにくと、時間切れ!
2曲ほど聞きながら、ゆっくりと動くエスカレーターで後ろ髪ひかれながら、アリオをあとにした。
あとでメンバーのブログを見たら、新曲「愛と星」を披露したとか。
やはり、今日のハッピータイム祭は特別だったんだ!

午後6時から、茨木フェスティバルで、アイドルステージ。
その直前のコーナーで、竹村美緒ちゃんがステージに出ていて、久しぶりに見た!
ブログの写真と、実際に見るのとは、やはり全然違っていて、自分の想像以上に美人になっていてびっくり。もともと美しい人ではありますが。

デビュープロジェクト
1、Gee(9人)
2、ダンス(10人)
http://www.bakky.net/debutproject/
水曜日に湊町でライブしてるそうだ。仕事の日ではないか!
クレアちゃんが他のメンバーとはやはり一味違う雰囲気をかもしだしていて、よかった。

Candy Girls
1、Girls
2、Candy
http://www.maimupro.co.jp/candy_girls/
2曲めの「キャンディ」は今回初披露らしい。
かっこいいお姉さん系のユニットだ。
すだことか、さっちゃんがいるので、だいぶおなじみの顔なんだけど。

ファンタピース
1、ロンリーオンリー
2、オーバー・ザ・リアリティー
http://ameblo.jp/fantapeace/
途中、7月生まれの人をお祝いなど。
自己紹介の時間もあって、今回登場の3組のなかでは、格の違いを見せ付けた。
メンバーがずらっと横並びになった光景は壮観で、このフェスティバルの広いステージが、端から端まで埋まっていた。
ファンタピースの物販もあり、CDを購入。

その後、おどりんピックの決勝。
まず、キッズクラスからエスペランサ2と、オープンクラスからフラメンコのチームが舞台を盛り上げる。
僕はキッズクラスの決勝だけを見た。
ヒアリングがあいまいなので、表記は不確かながら、次の6組が出た。
ギャングキッズ、AVANTI、ブームスティーズ、SCKyKCS、パーフェクトストライカー、子虎の穴。
よく日記を読んでいるみなみちゃんが加入しているパーフェクトストライカーが決勝に残っていたのがうれしかった。
だが、このラインナップでは、ダンスを見る前から、「アヴァンティのひとり勝ちではないか」と勝手に判断してしまった。ロックダンスがあんまり好みじゃない、という僕の趣味がモロに出た判断だ。
さて、あけてみると、意外とアヴァンティがいつもの実力が出せていなくて苦戦のようで、ダントツには違いないが、スキィクスも肉薄しているように思えた。
まだどのチームが優勝したのか確認できていないのだが、僕が選ぶなら、AVANTIかな。ちょっと冷汗ものだったけど。

午後1時30分から、近鉄百貨店あべの店で、安斎レオ&Bugって花井のホビートーク。
開催中の「食玩&フィギュアフェア」の関連イベント。
10minutesで安斎さんが副賞としていつも提供してくださるフィギュアなどが展示販売されており、興味津々。BEARSでは中身はちゃんと見えなかったので、これならそりゃあ、もらった人はうれしいに決まってる!と感じた。
トーク内容は、食玩の歴史から、チョコエッグの話、メガマウス音頭も飛び出した。僕はキンダーサプライズが好きで、チョコの中から出てきた木製の玩具で遊んだりしていた。スマーフさまより、「キコーキ」や「ホイホイ」シリーズなどのほうがお気に入り。

弁天町のORC200に移動して、「歌姫ライブSUMMER SPECIAL」
残念ながら、到着時には1番目の遠藤早希ちゃんは終わっていて、2番目の戸島久伶愛ちゃんの2曲めの真っ最中だった。遠藤早希ちゃんを見ずして歌姫ライブを見たなどとは言えない、と思うのだが、僕がノロノロしていたせいだ。仕方ない。
以下、出演順に、簡単にメモ。
福岡絢香
1、好きだから。(BENI)
2、REAL YOU(山田優)
2曲めは、ダンサーで貴恵(おひさしぶり!)と、なっちゃんが参加。

鶴田奈々
1、ミュージック
2、スカイ
弾き語りで。

奈月
1、ミネラル
2、yksk(約束)


渡辺安那
1、鏡のドレス
2、ギミギミ


shohjo隊
1、笑顔がスキッ!
2、プラネタリウム(なお&こころ)
3、Bird(のぞみ)
4、スキちゃん(えみり&ゆうか)
5、大声ダイヤモンド(えみり&ゆうか)
応援のお客さんも来ており、また、ファンへのサービスもある、など、アイドルとしてのまっとうな姿がほほえましい。

原田真由美
1、マイハートウィルゴーオン(セリーヌ・ディオン)
2、逢いたくていま(MISIA)

山口美優
1、愛を歌おう
2、ユメクイ
浴衣姿!

黒田沙耶華
1、大阪LOVER
2、プラネタリウム

山本美優
1、ブルーバード
2、WIND SONG
ウィンドソングは、なんと、パラダイスGO!!GO!!の歌。

黒田真衣
1、I’ts just love
2、奇跡を望むなら

山本かのこ
りほ、りえ加わって3人で踊り歌うオリジナル。
夏恋~summer love
YOUTUBEで見たPVも夏らしくていい感じ。

goodgurls&sisters
マリー・サイラスとか、倖田來未(ロリポップ)など4曲。
三木杏里ちゃんにしては珍しく、「ブリブリ」歌ってた。イノウエ妹、ハルヤマ妹も参加。

渚紗
2曲。
歌唱力ついたね~!

KONOMI
2曲。
衣装は毎回レベル高い。こういうアイドルライブだと、ついついボディラインで衣装を買ってすませてしまうことが多いのだが、そういう定番のファッションを選ばないところに志の高さみたいなものを見てしまう。
歌唱力は言うことなし、レパートリーも新しいのに挑戦していて、向かうところ敵なし、と言ったところか。
全国のアニソングランプリに大阪代表として出場するらしいので、いずれ、KONOMIの歌声がアニメの主題歌として流れる日も近いのではないか。
曲名が書いてないのでわかるように、渚紗ちゃんあたりで、そろそろ時間切れで、次の予定が入っていたのであった。ノートやペンはしまっていたため、記録しそこねた。
でも、KONOMIちゃん見ないと来た意味がない、と思ってたので、ギリギリまで粘ってみた。
なお、あと見逃してしまったのは、5組。(宮崎真穂、原畠祐佳、斉藤友美、田頭沙希、内川樺月)いずれも必見だったと思う。次の機会にはぜひ!
ところで、この日の司会をつとめたお姉さんの「そーなんですねー」という口癖が妙に耳についてはなれなかった。1回登場すると3回4回は当たり前に「そーなんですねー」が飛び出すので、ハラハラした。

弁天町から西長堀に移動し、堀江ZEROで、葉月「HIDE&SEEK」CD release PARTY!!
実は、昨日、会場の場所を探すのに、西長堀でおりて3時間にわたって迷い迷ってやっとさがしあてた経緯がある。いったん探し当ててしまうと、駅からまっすぐのわかりやすい場所なのだが、それまでは、何度挫折して帰ろうとしたことか。
Ophelia 20mgと吉原百映は見逃してしまい、仲村コニーちゃんのライブが始まっていた。最初のこの2人見逃すとはこのライブの楽しみを半分失ったも同然だと思ったが、さっきも弁天町で同じようなことを書いたような気がする。見逃したものを悔やむより、見たものを十全に楽しんでこそのライブの楽しさである。
以下、見たライブを出番順に、簡単なメモ。
仲村コニー
会場がUPsだと思って、ギリギリまでUPsにいたらしい。
今回、物販で写真を初購入した。あんまり物販には参加しないのだが、コニーちゃんは、まあ、例外的に。

福本有紗
MAX乙女心とか、本気ボンバーとか、ふだん歌の振りを真似たりしない僕でも、なんだか見よう見真似でやりたくなる。今、もっとも注目の有望株。今回も裏切らなかった。

前田美咲
恋の呪縛、キスミー愛してる、夢みる15歳。
ZEROのエレベーターを「チン寒エレベーター」とか言って遊んでたそうだ。
可愛いねえ。

R.o.y.a.L
レインボウがここでもかかった!

Pastel Color
ストロボ、言い訳メイビー、トワイライト。途中、衣装チェンジあり。

bond
みかん、コネクト、葉月ちゃんのリクエストで好きすぎてバカみたい
ブログ1日200回更新に挑戦とか!

MaryAngel
1、スーパーアクション
2、ライク・アン・エンジェル
3、サクシード
足がパーっとあがるあがる。腰をズドンとおとすおとす。ダンスの小気味良さでは、さすがに随一の実力があるなあ。

池本真緒
1、ハッピー
2、イエローくまたんブンブン
3、蛍光ペン

松田純之介
Mari7とのコラボもあり

ポンバシwktkメイツ
1、ポンバシの恋(lily、みはる)
2、kwmd(+なあこ、今日香)
3、地下アイドルなんて呼ばせない

Mari7
あなたじゃなきゃだめ、be with You、ビューティフルラブ
ダンサーのタカコ、ユカも参加

葉月
バンド。
リリースしたCDの3曲、Hide&Seek、金盞花、 Kill Me Again(アンコール)含む6曲。アンコールではサプライズ・サイリウムあり。

大阪市立近代美術館(仮称)心斎橋展示室で、「夏休み・みんなで楽しむ展覧会-いつの人?どこの人?どんな人?」を見てきた。
西尾美也(西尾家の写真!)、柴川敏之(二千年後に発掘シリーズ)、小泉雅代(眉毛)といった21世紀の日本の作品と、この大阪市立近代美術館建設準備室蔵の20世紀の作品を中心に展示されている。と、いうことは、ほとんど常設展と言ってもいいようなラインナップなのだが、このあたりの作品が好きなので、じゅうぶんに楽しめた。人でごったがえしていないところも見やすくていい。
出品されていたのを一部紹介すると、ハンナ・ヘッヒ、ラウール・ハウスマン、木下佳通代(このへんのラインナップ見ただけで、僕好みだというのが感得できるだろう。僕の好みなんて、みんな知らないか!)、吉原治良、キスリング、ジャコメッティ、デュビュッフェ、森村泰昌、やなぎみわなどなど。

浜崎健立現代美術館で山田はるかの「ヘルタースケルターrespect for OK!」
岡崎京子の漫画『ヘルタースケルター』の登場人物の1人になりきって、写真を撮り、すべての出番を乗っ取ってしまった作品。
入ったところにソファが1つ置いてあり、そこに坐ってその本を読むこともできた。たまたま僕1人だけだったので、じっくりと最後まで読ませてもらいました。手だけのシーンでもしっかり入れ替わっているという徹底ぶり。
以前、星影みどりという友達が、少女コミックスの登場人物の顔の部分を全部自分や友達の顔写真貼って、パンパンに分厚くなったのを誕生日のプレゼントにあげた、というのを思い出した。かれこれ20年以上前の話。
2階では、山田はるか企画グループ展「狼狽from EAST」も開催してた。

夜に、なんば白鯨に、書いた小説を納入。
30日に味園ビルのいくつかの店舗で開催される「文傾」という文章系同人誌即売会に、僕も作品を出すことにしていたのだ。関東で開催されている「文学フリマ」の関西版だが、文学の土壌は関西にこそ豊かにあるのだから、これはいっちょ参加するしかないだろう、というイベントだったのだ。
24日のイベントのときに、「文傾」のことを知ったので、それから1週間で全部用意した。駆け込み乗車はおやめください、というあぶなさ。
僕は、今回全編書きおろしで、小説を10冊書いた。
と、言っても、全部、単語帳に即興で書いていったもので、下書きなし。
不思議と、単語帳1冊でぴったり終わることができた。(カードにひとことでも3行でも自由に書けるんだから、調整可能だったのだ)
単語カードに小説を書いた、ということで、「モノ・ノベル」と勝手にジャンルを決めて、「モノノベル」に漢字で「物部流」とあてて、一応のサークル名みたいなものを考えた。
作品のラインナップについては、ブログ「四月バキュア」にも書いたが、タイトルと内容を再掲しておこう。多少、解説もつけくわえた。順番は執筆順。
1、「鍵」
昼なのに、部屋の中は暗かった。部屋の中には、死骸が転がっており、その脇には、部屋のカギが落ちていた。密室なのか?
(密室殺人を描きながら、落ちていたカギにばかりこだわる小説を、書き出したときは構想していたが、実際には、叙述トリックの作品におちついた)
2、「窓」
温泉で双眼鏡を使って覗き見していた男が、運命の美女を目撃する。どこを探しても美女の居所は知れなかったが、意外なところに美女はいたのだ。
(押し絵と旅する男、みたいなものになったが、ラストのオチは、すべてをぶちこわして笑いにつなげたような気がする。このへん、執筆が非常にモタモタしてる)
3、「或る少年の恐れ」
学級委員長が、その権力を利用して教室の暴君になり、邪魔な生徒を排除していく。
(テーマは非常に面白いと自負しているが、内容がともなっていなくて、結局、どんでん返しを連続させる結末に重点が移ってしまった)
4、「酔拳選抜」
じゃんけん選抜で、勝ちぬいた者は、センターの座が与えられる!少女たちは、酔拳の秘儀を駆使して勝負を一大へりくつ大会へと変貌させる。最終的には、前代未聞の一騎打ちが実現する。
(もっと面白くなったはずだ、と思う。へりくつのスケールがまだまだ小さい。でも、漫画的でそれなりに楽しく書けた)
5、「歯医者復活」
ドリル片手に歯医者が追いかけてくる悪夢のような逃走劇。対抗するには、あの手しかない!
(僕的には、今回、はじめて「うわー、これ、面白い!」と興奮した。書いているときの速度が半端ない)
6、「背中まで100マイル」
背中にできた腫れ物が男の人生を狂わせていく。
(できものがチチチとまた泣くようなものを構想していたが、頭山のような作品に仕上がった)
7、「日本浮揚」
日本沈没とは正反対、浮かび上がって天空の国になってしまった日本。
(ここから3冊は、小松左京氏の訃報を聞いて書き始めた。この3冊は、速度もあって、自分では面白く書けた作品たち。「日本沈没」から連想して書いた、シチュエーションもの)
8、「復活のヒ」
なんと、世界は滅亡した。話はそれで終わりかと思いきや、物語は続くのである。
(最初の3ページだけは、今回の「物部流」の白眉だと思う。こんなにすごい3ページは、あまりない、と自画自賛)
9、「さよならタピジュー」
異常気象がもたらした季節はずれの熱帯の桃源郷。夢の王国を築き上げた男の快楽と死。
(パノラマ島とか金色の死みたいな世界だけど、「タピジューって!」と自分でツッコんで、笑いながら書いた作品。「ジュピター」じゃなくて「タピジュー」だというところに面白さを感じてくれる人にぜひ読んでほしい)
10、「最後に見るもの」
死ぬ間際には人生のすべてを走馬灯にように見る、という。ただし、この男の場合は思い違いが次々と発覚してしまい、とんでもないことに。
(もう、これは事故のような作品だ。最初の構想を度忘れして書き続けた、自分でもどこに向かっているやらわからない、迷宮的作品)
幸いなことに、作品は完売したそうだ。
世界に1冊しかない本なのだが、もっと面白くなるはずだった作品たちなので、「しかたない奴め」と笑ってゆるしてあげてください。

『スピノザの世界-神あるいは自然』
上野修の『スピノザの世界-神あるいは自然』を読んだ。
スピノザが何を言っているのかをわかりやすくあらわした1冊。
以下、目次。

はじめに
1 企て
スピノザ自身による入門書
純粋享楽を求めて
喜ばしい賭
剰余
目的とは衝動のことである
欲望は衝動を知らない
最高善を定義する

2 真理
道としての方法
方法は真理から自生する
何が何を真とするのか
真理の内的標識とは何か
真理の規範
知性の謎

3 神あるいは自然
『エチカ』
幾何学的証明
実体とは何か
神とは何か
神の存在証明(?)
唯一なる全体
内在的原因としての神
事物は別なふうにはありえなかった

4 人間
デカルトの残した問題
真理空間
精神は身体の観念である
精神はメンタルな能力なしで考える

5 倫理
自由意志の否定
自分をゆるしてやること
神と世界をゆるしてやること
人間をゆるしてやること
社会をゆるしてやること
事物の愛し方

6 永遠
無神論(?)
神への愛
永遠の相のもとに
第三種の認識
神の知的愛
そして至福

あとがき

スピノザは、その数学的な記述が珍しくて若いときに読んで面白がったりしていたが、その内容を理解していたとは思えない。というのは、この本を読んで、「ふむふむ、なるほど!そういうことだったのか」と思わされることが多かったからだ。それらは、本家を読んだときにこそ共鳴せよ、と言う感じだ。
今回、この本を読んで、「実体と様態」についていろいろと考えさせられた。
目次に出てくる「神」だの「真理」だのという言葉は、今やうさんくささしか引き出さないが、スピノザは、まるで違うことについて語っているように思えた。
ちょっと前から、スピノザの本をいくつか並行して読んだりしているが、それでもやっぱり、本家は難物である。頭のいい人に生まれたかった。

午後6時30分から、梅田ステラホールで、アンマ来日プログラム「エンブレイシング・ザ・ワールド」
アンマはインドに生まれた女性で、世界中で人道活動を行っている。訪れる人をハグするダルシャン(抱擁)で知られている。
僕は、去年、アンマ来日プログラムを、ひょいと見に行ったのだが、ダルシャンの時間までは残れなかった。今回も、夜から仕事なので、ダルシャンまでは残れず。実際にアンマのダルシャンを見ることもできていない。
会場に入ったら、まず全員に、「アンマの聖水」が渡された。無色透明で、水道水かミネラルウォーターだと思うのだが、アンマのパワーが注入されているということだ。飲んでもかまわないし、水としての使い道ならなんでも問題ない、と説明を受けた。
会場びっしりの入場者で、案内されて椅子に坐って、プログラムを見ることにした。
今日は、アンマのお話と、特別プログラムとして「世界平和を祈るインド伝統儀式(アートマ・プージャ)」が行われた。
アンマがひとしきりしゃべった後、日本語の通訳と、スクリーンには英語訳が投影される。たとえばなしが多くて、面白い。通訳の日本語も、ときたま演技に身が入って会場の笑いを誘う。
それらのたとえばなしは、教訓を含んでいて、わかりやすく物事を考え直すのに役立つようになっていた。

特別プログラムは、メディテーションが中心だった。
入場無料で、入退場自由ではあるが、これだけびっちり坐っていて、熱心にアンマの話を聴こうとしている人の中では、ぶらぶらと会場をうろつくことなどできそうになかった。うしろのほうでは、グッズも売っていたが、たぶん、プログラムが始まってからは、販売はいったんやめてるんじゃないか、と思われた。
さあ、いよいよダルシャンの準備、という時間になって、僕はタイムアップで、会場を後にした。
もらった聖水の使い道は、洗顔に使わせてもらった。
お肌がすべすべと綺麗になったような気がする。この「気がする」というところが大切なのだ。

『潤一郎ラビリンス1・初期短編集』
谷崎潤一郎の『潤一郎ラビリンス1・初期短編集』を読んだ。
明治43年から大正2年にかけての作品が編まれている。
先般、芦屋での「残月祭」に行って来たばかりで、谷崎再評価が自分の中で進んでいる。面白いなあ。
以下、作品ごとに、印象に残った部分を引用しておこう。

刺青
「親方、私はもう今迄のような臆病な心を、さらりと捨ててしまいました。-お前さんは真先に私の肥料になったんだねえ」


麒麟
「あゝ、彼の聖人の徳も、あの夫人の暴虐には及ばぬと見える。今日からまた、あの夫人の言葉が此の衛の国の法律となるであろう」

「私はお前を憎んで居る。お前は恐ろしい女だ。お前は私を亡ぼす悪魔だ。しかし私はどうしても、お前から離れる事が出来ない」


少年
「さあ今度はあべこべに貴様を糞攻めにしてやるぞ」
信一が餅菓子を手当たり次第に口へ啣んでは、ぺっペッと光子の顔へ吐き散らすと、見るみるうちにさしも美しい雪姫の器量も癩病やみか瘡っかきのように、二た目と見られない姿になって行く面白さ。

「ほら仙吉は此処に居るよ」
こう云って、光子は蝋燭の下を指さした。見ると燭台だと思ったのは、仙吉が手足を縛られて両肌を脱ぎ、額へ蝋燭を載せて仰向いて坐って居るのである。顔と云わず頭と云わず、鳥の糞のように溶け出した蝋の流れは、両眼を縫い、唇を塞いで頤の先からぽたぽたと膝の上に落ち、七分通り燃え盡くした蝋燭の火に今や睫毛が焦げそうになって居ても、婆羅門の行者の如く胡坐をかいて拳を後手に括られたまゝ、大人しく端然と控えて居る。

三人は何か新しく珍しい遊戯の方法でも発見したように嬉々として光子の命令に服従し、「腰掛けにおなり」と云えば直ぐ四つ這いになって背を向けるし、「吐月峰(はいふき)におなり」と言えば直ちに畏まって口を開く。次第に光子は増長して三人を奴隷の如く追い使い、湯上りの爪を切らせたり、鼻の穴の掃除を命じたり、Urineを飲ませたり、始終私達を側へ侍らせて、長く此の国の女王となった。


幇間
「旦那、私ゃあ催眠術が大嫌いなんだから、もうお止しなさい。何だか人のかけられるのを見てさえ、頭が変になるんです」
こう云った様子が、恐ろしがって居るようなものゝ、如何にもかけて貰いたそうなのです。

「ちっと罪なようだが、今夜お前から彼奴を此処へ呼んで、精々口先の嬉しがらせを聞かせた上、肝腎の所は催眠術で欺してやるがいゝ。己は蔭で様子を見て居るから、奴を素裸にさせて勝手な藝当やらせて御覧」
こんな相談を始めました。
「なんぼ何でも、それじゃあんまり可哀相だわ」
と、流石の梅吉も一応躊躇したものゝ、後で露見したところで、腹を立てるような男ではなし、面白いからやって見ろ、と云う気になりました。


飇風(ひょうふう)
アルコールの火気に煽られ、良心の麻痺に乗じて、堤を破ったように体中に漲り渡った放埓の血は、肉を爛らせ、皮膚に焼きつき、居てもたっても堪らぬような鞭撻を彼の四肢に加えた。青森を過ぎてから全く独りで車室を占領して了った直彦は、炎の渦に巻き込まれた人間のように、手足を悶え身を藻掻いて、腰掛の上へ大の字に臥そべったり、仰向きのまゝ両足を上げて虚空を蹴ったり、一瞬間も落ち着いて坐っては居られなかった。やがて彼は水蒸気が霜のように結ぼれて居る窓硝子へ、熱した頬をぺったりと押し付け、ふうっと猛獣が嘯くような太い吐息を吐いた。


秘密
みぞおちから肋骨の辺を堅く緊め附けている丸帯と、骨盤の上を括っている扱帯の加減で、私の体の血管には、自然と女のような血が流れ始め、男らしい気分や姿勢はだんだんとなくなって行くようであった。
芝居の弁天小僧のように、こう云う姿をして、さまざまの罪を犯したならば、どんなに面白いであろう。・・・探偵小説や、犯罪小説の読者を始終喜ばせる「秘密」「疑惑」の気分に髣髴とした心持で、私は次第に人通りの多い、公園の六区の方へ歩みを運んだ。そうして、殺人とか、強盗とか、何か非常な残忍な悪事を働いた人間のように、自分を思い込むことが出来た。


悪魔
今度の旅行に限って物の一時間も乗って居ると、忽ち汽車が恐ろしくなる。さながら自分の衰弱した魂を脅喝するような勢で轟々と走って行く車輪の響の凄まじさ。ガラガラガラと消魂しい、気狂いじみた声を立てゝ機関車が鉄橋の上だの隧道の中へ駆け込む時は、頭が悩乱して、胆が潰れて、今にも卒倒するような気分に胸をわくわくさせた。

「さあさあ早く気狂いにおなんなさい。誰でも早く気狂いになった者が勝ちだ。可哀そうに皆さん、気狂いにさえなって了えば、其んな苦労はしないでも済みます」
何処かで、こんな蔭口を利いて居る奴の声も聞える。

そして梯子段の方へ気を配りながら、臆病らしく肩をすぼめて、蒲団の下から手巾を引き摺り出し、拇指と人差指で眼の前へ摘み上げた。
四つに畳まれた手巾は、どす黒い板のように濡れて癒着いて、中を開けると、鼻感冒に特有な臭気が発散した。水洟が滲み透して、くちゃくちゃになった冷たい布を、彼は両手の間に挿んでぬるぬると擦って見たり、ぴしゃりと頬ぺたへ叩き付けたりして居たが、しまいに顰めッ面をして、犬のようにべろべろと舐め始めた。
・・・・此れが洟の味なんだ。


恐怖
汽車へ乗り込むや否や、ピーと汽笛が鳴って車輪ががたん、がたんと動き出すか出さないうちに、私の体中に瀰漫して居る血管の脈搏は、さながら強烈なアルコールの刺戟を受けた時の如く、一挙に脳天へ向って奔騰し始め、冷汗がだくだくと肌に湧いて、手足が悪寒に襲われたように顫えて来る。若し其の時に何等か応急の手あてを施さなければ、血が、体中の総ての血が、悉く頸から上の狭い堅い圓い部分-脳髄へ充満して来て、無理に息を吹き込んだ風船玉のように、いつ何時頭蓋骨が破裂しないとも限らない。

『初恋芸人』

2011年7月25日 読書
『初恋芸人』
中沢健さんの『初恋芸人』を読んだ。
山口以外のクラスメイトは黙りこみ、教室には彼女の泣く声だけが響く。彼女はひっくひっくしながら、うっすら赤くなった目でボクをにらみ、そして、こう言い放った。
「佐藤君と付き合うくらいなら、死んだほうがマシよ!」
クラスの女子が、「大丈夫?」「元気出しなよ」と慰めに集まっていった。ボクを慰めにくるやつなんて、ひとりもいない。
ボクは席にもどり、なにごともなかったかのように再び文庫本に目をやった。

女性と交際したことのない、芸人の卵が、女性に接近されて、さあ、たいへん。
芸人の世界、あるいはうまく男女交際のできない男のもやもやとした世界、どちらも、いやだけど痛がゆくて、ついつい触ってしまいたくなるような、甘美な苦痛が支配する。
接近してくる女性は、自分のことを醜いと思い込んでいる、こちらも精神的に問題を抱えた女性で、そういう女性がまだ芽の出ない芸人にアプローチしてくる、ってのは、リアリティーがありすぎなのである。
中沢健さんは、先般、BEARSでのイベントに審査員として来ていただいた。僕のことを、怪獣ピッコロみたいだ、と最大級のほめ言葉もいただいた。
この小説は、半分自分が見聞きしてきたドキュメンタリーをまぜながら書かれたものだと思うが、そのせいか、非常に流れがスムーズだ。主人公の心の流れはまったくスムーズじゃないけど、そういうのって、思春期を通ってきた人には全員了解できるような、共通の体験なんじゃないか、と思う。
しかし、最後のページ、女性が主人公にあてたメッセージの最後の一文を読んで、鳥肌がたった。
こわい~!
突如として、ホラー!
女嫌いが加速する!
第25回残月祭「妖しの世界への誘い-谷崎・乱歩・横溝」@芦屋ルナホール~DREAM5@あべのhoop~リバーシブル吉岡キャプテン公演 僕が1番の地下アイドル@なんば紅鶴
午後1時30分から芦屋ルナホールで、第25回残月祭。谷崎潤一郎の誕生日なのである。
プログラムは、「妖しの世界への誘い-谷崎・乱歩・横溝」
開会のあいさつ 谷崎記念館副館長・たつみ都志
芦屋市長ごあいさつ
第1部 講演「谷崎文学とミステリー」 有栖川有栖
第2部 シンポジウム
 有栖川有栖、平井憲太郎(江戸川乱歩の孫)、山口直孝(二松学舎大学教授)
 進行は谷崎記念館学芸員の永井敦子。
10月からは、谷崎潤一郎記念館で、このプログラムと同じタイトルの秋の特別展が開催される。
最近、谷崎潤一郎の初期作品を読んでいたのは、この残月祭に向けての心の準備だったのだが、全体で2時間程度のイベントでは、さっと流しただけで終わったような印象は否めない。読書中のあの濃密な感覚とは対照的だった。
しかし、こういうイベントはもうノドから手が出るほどやってほしかった(表現が変か?)ので、うれしかった。
山口氏にいたっては、関西学院大学出身で、今回は横溝正史のことについて詳しく解説していたが、「このミステリーがすごい」の関学の推理小説同好会のOBのランキングで、やたら大西巨人を持ち上げていたのは、彼のしわざではないかと思われる。ちなみに、僕も推理小説同好会に入っていて、会誌の原稿をほとんど全部書いたりしていた。山口氏の代になって、やっと推理小説が好きなメンバーが集まり出したんじゃないか、とも思えるが、どうなんだろう。それも、あのときだけのあだ花だったのかもしれない。
そうそう、山口氏が谷崎との関連で作品名をあげた横溝作品、「ある女装冒険者の話」(谷崎の「秘密」に関連付けて)、「白い恋人」(谷崎の「人面疽」に関連付けて)など、「マイナーな作品ですが」と前置きしてはいたが、マイナーすぎないか?谷崎の作品はどちらも文庫で読めるけど、横溝のそれらの作品、今、本屋に行って、売ってるんだろうか?(確かめてない)それら、かつては文庫で読めた作品を復刊してほしい、という祈りなのだろうか。

午後5時から、あべのhoopでdream5のイベント。
ライブ前に、「学園天国」のリハーサルもあった。
1、学園天国
2、僕らのナツ!
3、オープン・セサミ
4、恋の大予言
5、ライク&ピース(TVサイズ)
6、ライク&ピース
5曲めの「ライク&ピース」は、お客さんと一緒に踊るために、ゆうのが特別に振り付けを考えたバージョン。
イベント後には、ドリ5学園の入学証書にメンバーが名前を入れてくれる、というサービス。
僕は、ゆうのに名前を「ほざんひゃん」と入れてもらい、最後に、あきらにメッセージを記入してもらい、握手。名前を書いてもらってるとき、隣のレーンの重本ことりが話しかけてきたあたりは、サービス満点である。
お客さんのほとんどは、NHKの番組を見ていたとおぼしき小中学生の女子だった。

午後7時から、なんば紅鶴で「リバーシブル吉岡キャプテン公演 僕が1番の地下アイドル」 僕は、司会で参加。まあ、いつもどおりの自由演技をさせてもらった。
出演は、
丼野M美
村瀬みちゃ子
愛華
ちやじ
Bugって花井
リバーシブル吉岡

どいつもこいつもインパクト大!
30日に開催される文章系同人誌即売会「文傾」へのお誘いをいただく。
いわゆる「文学フリマ」を関西でも、という試みのようだ。
1週間しかないけど、新作を書き下ろしてのぞむことにした。

午後6時からはNHK-FMで「現代の音楽」
                         猿谷紀郎
 - 東京シンフォニエッタ 第29回定期演奏会から -(2)
                              
「ヴァニシング・ポイント アンサンブルのための」藤倉大・作曲
                      (10分00秒)
                              
「ピアノと室内オーケストラのための ヴィシュヌの臍」    
                        西村朗・作曲
                      (17分30秒)
「ピアノと室内オーケストラのための 星の鏡」  西村朗・作曲
                       (8分30秒)
                   (ピアノ独奏)藤原亜美
                              
                (演奏)東京シンフォニエッタ
                      (指揮)板倉康明
  ~東京文化会館で収録~                 
                    <2011/7/1>
                              
「ピアノのための 星の鏡」           西村朗・作曲
                       (6分40秒)
                      (ピアノ)門光子
            <M.A JAPAN MAJ500>

9(nine)@阪急西宮ガーデンズ~SHAKE-vol.15@日本橋UPs~X-cubic@萱島まつり
阪急西宮ガーデンズで、正午から9(nine)のCDリリースイベント。
1、夏wanna say love U
2、SHINING☆STAR
3、Wonderful World
4、夏wanna say love U
待望の関西イベントだ。
おしゃべり含めて、イベントは約30分。
その後、イベントでCD買っても握手会に参加しないことが多い僕としては、珍しく、握手会に参加。
メンバーそれぞれが、ありきたりの会話じゃなくて、親近感をもってしゃべってくれたのが、すごく新鮮だった。
メンバー中、村田寛奈と吉井香奈恵は、9に加入する前からよくステージを見に行っており、同じライブイベントに出演させてもらったこともある。握手会での会話は、まるで友達に向けた話しかけで、「ああ、忘れていなかったんだ」とうれしくなった。

午後5時から日本橋UPsで、“SHAKE-vol.15”
仲村コニー
1、恋のヌケガラ
2、抱いてHold on me
3、トロピカ~ル恋して~る
4、野菜シスターズ
浴衣、、、ではない。

福本有紗
1、チャンスの順番
2、がんばって青春
3、自分らしさ
4、十年桜
いや、レパートリー多いこと!そしてそれらをほぼ完璧に自分のものとしてパフォーマンスする能力の高さには脱帽。

こうめ
サウンドホライズンのスターダスト、とかマイメロとかシークレットベースとか。

ophelia 20mg
何度かステージ見るうちに、安定感を覚えてくる。ぶれないステージ。

吉原百映
1、ハート型ウィルス
2、渡良瀬橋
3、メグメグ☆ファイヤーエンドレスナイト
うわ~、踊りを完璧にして「踊ってみた」に投稿してほしい!百映ちゃんの場合は、歌も歌うので、ライブでの難易度は半端ない。
衣装は相変わらずのレベルの高さを維持。水兵さんだ!

前田美咲
1、恋の呪縛
2、フラワー
3、KISS me愛してる
4、夢みる15歳
ハロプロを歌われると、なんだか胸の奥がチリチリとする切ない思いにとらわれる。これは楽曲がどうのこうの、というより、美咲ちゃんのもつ不思議な力なのかもしれない。

Mari7
オーバー、ドラマ、ビューティフルラブとか。

むとう水華
1、バタフライ
2、メリーゴーランド
3、ヒカリ
4、DNAがハイ!TOUCH!
客席に降りてきてハイタッチするのは高まったな~!

で、ここで時間切れ。あと、葉月ちゃんと物販だけだというのに!

萱島まつりで、Selection-Q。
セクシーボーイなど4曲。
到着時に既にX-cubicのライブは途中で、半分くらいしか見れず、セレクションQは一応、全部見れた、という感じ。
せっかくのお祭りなので、ひととおりお店を見てまわり、夕食がまだだったので、焼きそば(200円)を買って食べた。
さすがに大阪のミナミでは僕のファッションは普通すぎて埋没してしまうのだが、萱島では珍しかったらしく、興味をひいたのか女子中学生たちが僕にインタビューなどしてた。まあ、「おまえの正体は何なのか」というのが興味の中心だったみたいだけど。しかし、そういう質問に対して、「アーチストで、ライブハウスに出てる」とか言うと、たちまち興味をなくしてしまうのはいかがなものか。もっと町の変人さんでいてくれた方がよかったんだろうか。これからは、面白い答えを言えるようにしよう。
「想い出の微笑」「銀座退屈娘」
ダイアン・キートン監督の「想い出の微笑」を見た。1995年。
少年の視点から描かれた話で、病気で死んでしまう母親(アンディ・マクダウェル)、宇宙好きで無神論者の父親(ジョン・タトゥーロ)、そして、それ以上に廃棄物から価値あるものを拾い上げるおじさん(モーリー・チェイキン)、陰謀論の虜になって被害妄想と強迫観念にとらわれているおじさん(マイケル・リチャーズ)の、2人の変人おじさんが魅力を発揮している。親戚にいたら、厄介だな、と思わせる登場だったが、みるみる魅かれてしまうのは、僕自身が親類中での変人であるせいかもしれない。
少年(ネイサン・ワット)の名前、フランツ(スティーヴン)・リッツは、原作者の名前そのもので、自伝的な作品になっているが、実際には変人のおじさんが4人いたそうである。父親だけでもけっこう変人なので、変人の家系、というべきか。(なお、ネイサン・ワットは子役としてテレビシリーズやCM出演はあるが、映画はこの作品くらいしか出演してないようだ)
これは、思わぬひろいものだった。ひろえば宝物、って作中のおじさんみたいだ。

山本嘉次郎監督の「銀座退屈娘」を見た。1960年。
中島そのみ主演の元気のいいおねえちゃん映画。
留置場で歌をうたいながらのキャットファイトとか、丸山明宏のステージ、どもりの演技が際立つ大村千吉など、みどころはたくさん。
お転婆娘が、りっぱな青年(小泉博)と結ばれる、というストーリーも明朗で楽しい。
小泉博って、僕のなかでは児玉清とたまにごっちゃになることがあって、それはどっちもクイズ番組の司会として強い印象を残しているからなのだと思う。

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