『長篇詩 ごろごろ』『天上ノ蛇、紫のハナ』『花火の家の入口で』『The Other Voice』
『長篇詩 ごろごろ』『天上ノ蛇、紫のハナ』『花火の家の入口で』『The Other Voice』
『長篇詩 ごろごろ』『天上ノ蛇、紫のハナ』『花火の家の入口で』『The Other Voice』
『長篇詩 ごろごろ』2004年
今日読んだ4冊の吉増剛造の詩集のなかで、この『ごろごろ』にいちばん感動した。これこそ宇宙方言と呼びたい言葉のかたまり。(読んだ順が影響してるのかも)
書かれている内容そのものは、日記とかわらないのだが、その一文がどもり、聞きなれない言葉で綴られ、さらにその言葉に、注釈として別に置かれるはずの言葉たちが、蔓のように巻きついている。これは、自分の鎧を脱ぎ捨てて、裸で受け止めないと届いてこない言葉たちだった。でも、いったん読めはじめると、なんという快楽か。
たとえば、「珈琲館」(なんという、日常的な単語!)は、こう表記される。
「コッーッ、ッヒ、ッカ、ッカ、ッン」

『天上ノ蛇、紫のハナ』2005年
激つ
紫っぽい、vibratus〔ラテン語「細かく動く」〕ノ、ブリ(振)ちゃん
(彼岸からの)口笛
近所の鳩と遊んだこともあるだろう、傷痍軍人さんの白い杖
“白い杖”が天上に投げ上げられて、未来の、わたくしたちの手が、・・・
刹那ニ、埃=穂古里ノ、匂ヒが、シタ
コク、きっと(クは小さい「ク」で、ハングル表記がはさまる)
ピカ、がだ、・・・
ミツメラレテイル-gauze,gauze
天上ノ巨人
すべてを枯らさずに歩むこと
海が陥落しているところまで、とうとう、こゝまで、やってきていた、・・・
“あたらしい色でおとずれておくれ”ひとつの“白い陰”(「日時計篇2」全詩集1537頁・・・)として
“楡のちび”が「灰暗の(かいあんの)」鉛筆のような自轉車に
“足なへの鉄(くろ)”よ、突っぱしれ!
こゝろハ櫻色、すがすがしい余地
(色々の)繊維のシッポの浄土の鼠・・・
構内(ゲレンデ)ニ雨が、・・・
普天間(フチマー)ニ、“・・・ノ楡ノ木”
恋しい哀号
火爪、蹄-hof,hoof,hooves
赤馬(あかうま)

吉本隆明や寺山修司について書いたものなど。

『花火の家の入口で』2001年
唖者の家へ
廃庭
月暈/不死
神を池の下に手紙をとどけに行った
薄いヴェールの丘に
花火の家の入口で・序
花火の家の入口で
薄い音の梶棒が刺青を写す。神の手の掻き痕にわたしも気がつく
櫻/ラジオ
手紙
中国の一角獣
灰色/遺伝子/宝石
石狩シーツ
麒麟-石狩河口
「路上バンド」に逢った日に、神は、ドイツへ行ってしまった
紐育、午前四時三十分

『The Other Voice』2002年
1、光の下に“蝶層”を
2、僕の死後の白いはな
3、お遍路さんの後姿に
4、“残しておきたい、・・・”《蛇籠の木、・・・》
5、月は繊維でゞきている
6、Out-of-the-way(へんぴな、特異な、・・・片田舎の、横道にそれた、・・・)
7、The Other Voice
8、雜車、トロ=ッ
9、雜神、イェイツが伝へて来たこと。そして、ソルジェニーツィン
10、南方(陽面あるいは影面、輝きの方へ、・・・それに対して北方ハ、背面、北方、・・・
11、「湘南電車」ハ、モハ(・・・、まだ走ってる?
12、嘉手納
13、歌(あやご)
14、福生、福生(フッサ、フッツッァ)
15、古人(道元、戈麦君、・・・舞天先生、良寛さん、・・・)
16、沈黙の言葉(「無文字時代の言葉を幻視する、・・・」とtitle(ラテン語「銘」の意、・・・)を、石川九楊氏に差しだされて、2001.8.1,2,3,4と、考えつゞけていたことのmemo(ラテン語、記憶されるべきもの=memorandum)のfragment(断片、かけら。ラテン語「こわれたもの」)を僅かにうごかしてみる、こ、ゝ、ろ、み、・・・)
17、光の落葉
18、美しい晩秋の朝のひとゝき
19、紙裏に(、・・・
20、バッハ(“身を屈め、指で地面に書きはじめ、・・・)
21、パ

『「アジア」の渚で 日韓詩人の対話』
高銀(コ・ウン)と吉増剛造の『「アジア」の渚で 日韓詩人の対話』を読んだ。
高銀の著者紹介がもうドラマチック!
「道で拾った癩病患者の詩集を読み、詩人を志す。朝鮮戦争時、報復虐殺を目撃、精神的混乱に。その後出家、僧侶として活躍するが、還俗し、投獄・拷問を受けながら民主化運動に従事」だって!
韓国の詩人、高銀と、日本の詩人、吉増剛造の対談と往復書簡がおさめてある。
以下、目次。

序 高銀先生のこと・・・姜尚中
<対談>
瞬間の故郷・・・高銀・吉増剛造
 南北首脳会談で朗読した詩/大同江のほとりで(高銀)/人間は宇宙の言語の四分の一しか使っていない/詩のようなものは求めなくても、こうやって現れてくる/瞬間の故郷/「東北アジア共同の家」と海の広場
<往復書簡>
届けられた音声をめぐって・・・吉増剛造
詩人が背負うもの・・・高銀
蟋蟀のように耳を澄まして、…・・・吉増剛造
言語の雲・・・高銀
より深い読者へ・・・吉増剛造
海の華厳・・・高銀
薄い灰色の吐息の世界・・・吉増剛造
人間としての風景・・・高銀
<対談>
古代の服・・・高銀・吉増剛造
 誤解と錯覚の中から咲き出した花/ハングルに恋をした/古代の日常の手触り/歴史と現実が詩に属す/太古のアジアの方へ/小さな言葉たちの危機/不揃いの思想/沖縄と済州島/東北アジアの新しい目覚め/「共同」への警戒/泥と干潟の世界を持って歩く/詩人は、干潟の生命体/不揃いの干潟の家/古代の服を着てみよう/古代という新しさの源泉/薪が地面に落ちる音/「協」という言葉を聞くだけで・・・/終わりこそ始まり
<対話を終えて>
未完の対話・・・高銀
海を掬い尽せ・・・吉増剛造

高銀の書簡が、たとえばイラク虐殺に対する抗議など、社会的なわかりやすいメッセージとして打ち出されるのに対して、吉増剛造は詩、言語からのアプローチをひたすら模索する、という印象を受けた。
本書でとりあげられた「宇宙方言」は、吉増剛造の詩の言語をみるときの大きなヒントになりそうだ。
高銀の著作もまた読みたくなってきた。

午前10時から、京都大学時計台百周年記念館ホールで、エマニュエル・トッドの特別講演会。
「ユーラシアにおける伝統家族システムと人口学的多様性-『近代』というものはあるのか?-」
トッド氏は英語で講演、希望者には同時通訳のイヤホンガイドの貸し出しもあった。もちろん、英語などチンプンカンプンの僕は借りて同時通訳で聴講した。
テーマのとおり、トッド氏は、家族システム、つまり人類学的データから得られる知見から社会や政治をみる。大きく、核家族、直系家族、共同体家族の3つのタイプにわけて、世界を説明しようとする。
(たとえば共産主義をこれら家族システムから説明してみる)
これはトッド氏の過去の著作でも展開されたおなじみの理論で、家族システムによって、多くの事柄がみごとに説明できる。
で、根本的な問題は、家族の形態が各国によっていろいろ違うのはなぜなのか。と、いうことだ。
これに対して、過去の著作『第三惑星』では、結論に「偶然」という章をたてて、こう論じていた。
「いかなる規則、いかなる論理とも関係なく地球上に散らばっているように見える諸家族構造の配置が示す地理的な一貫性の欠如は、それ自体ひとつの重要な結論なのである」
僕は、ここまではなんとか読んでいたが、次のトッド氏の論旨の展開は目からウロコだった。既に出た本のなかに、その展開があるのかもしれないが、未読。少なくとも、新しい著作には書いてあるというので、ちゃんと読んでみたい。
さっきも書いたように、トッド氏は、家族システムが世界にバラバラに存在している原因、理由を「偶然」と結論づけていたが、親しい言語学者に家族構造の分布地図を見せたところ、あっさりと、ひとつの説を言われたのだという。
その言語学者は、Laurent Sagart。
このあたりからが、テーマの後半、「近代化」に関わる問題になってくる。
ロシアや中国などにみられる古い共同体家族が、中央にどかっと存在していて、近代化を意味する核家族が、その周縁にバラバラに発生している。シルクロードならぬ「核家族ロード」でもあるならともかく、それぞれの国はバラバラだ。
共同体家族をシステムとしてもつのも、核家族をシステムとしてもつのも、すべてが偶然だとすれば、それは歴史の否定、つまりは近代化というものもなくなってしまう、という議論になる。
だが、Sagartは、言語学的知見から、伝播の法則、拡散の法則をあてはめてはどうか、と言ったのだ。
つまり、核家族を近代化のあかしと解釈するのではなく、実は逆で、古来核家族が存在していた世界に、共同体家族が近代化のプロセスとして出現したのではないか、というのだ。そして、共同体家族が近隣の地域に伝播していった結果として、核家族の地域が周縁にバラバラに残ったのである。
ふむ。僕みたいな学問に縁のない人間では何だかよくわからない説明しかできないな。これ、かなり衝撃だったけど、伝わらないどころか、僕が誤解している可能性もある。トッドの本を読もう。

ところで、京都大学に久々に行ったのだが、ユニオンエクスタシーが正門の横に、狭っ苦しく、まるで靴磨きの店みたいに片付けられていたのにはショックを受けた。確かに、正門入ったあたりはきれいに整備されていたが、くびくびカフェの存在が京都大学にもまだ可能性があるんじゃないか、と思わせる頼みの綱だっただけに、ガックリくるものがあった。恭平くんとしゃべっていないので、詳しいことはわからないし、無人だったから、片付けられているような印象を持っただけかもしれない。まあ、今後のなりゆきを注視しなくては。
http://extasy07.exblog.jp/
ZIPANGU ジパング展@大阪高島屋7階グランドホール~Music room vol.8「音の造形ー作曲家、山根明季子の世界」@京都芸術センター
大阪高島屋7階グランドホールで「ZIPANGU ジパング展」。「31人の気鋭作家が切り拓く、現代日本のアートシーン」と惹句がある。
町田久美
南条嘉毅
山口藍
鴻池朋子
山本太郎
天明屋尚
石原七生
熊澤未来子
会田誠
山崎史生
池田学
上田順平
山口晃
岡本瑛里
束芋
三瀬夏之介
青山悟
宮永愛子
近藤聡乃
棚田康司
O JUN
藤田桃子
森淳一
樫木知子
指江昌克
風間サチコ
染谷聡
渡邊佳織
吉田朗
山本竜基
龍門藍
現代アートの面白さを堪能できる展覧会だった。それぞれに技術も感性も申し分なくて、アイディア倒れになっていない傑作が集められた。
鴻池朋子の「mimio-Odyssey」や、束芋の「にっぽんのちっちゃい台所」、近藤聡乃の「てんとう虫のおとむらい」など、映像を使った作品が、単純にその作品の前である程度の時間を費やさせるという効果で、印象深い。
また、作品の前で時間を費やさせる工夫として、大きな作品、いくつもの要素を含んでいたり、複数のみどころを合体させたキメラ作品なども多かった。ひょっとしたら、僕が現代アートにひかれるのは、「ぱっと見て面白くて、しかも作品を見終わるのに時間を要する」という、優れた芸術を前にして得られる体験が、あの手この手を使って実現されているからなのかもしれない。
午後2時からは会田誠さんのトークがあったが、見ずに京都に向かう。

京都芸術センターで、Music room vol.8「音の造形ー作曲家、山根明季子の世界」
講堂でのコンサートまでの時間を利用して、前回京都芸術センターに来たときに見逃したギャラリー北を見に行く。
夏休み企画展「sweet memory-おとぎ話の王子でも」ギャラリー北は河地貢士、林智子。
河地氏の作品は、ベビースターラーメンで描いた渦模様や、ポテトチップス、うまい棒を使った作品など。
林智子女史の作品は、涙を閉じ込めたアクセサリーなど。

つづけて、フリースペースで、サウンド・インスタレーション「水玉コレクションNo.06」。
山根明季子の作品がサウンド・インスタレーションとして展示されていた。(出入り自由)
会場内は薄暗く、まるでお化け屋敷。ところどころが明るく照明があたっていて、楽譜が置いてある。見えるものは、楽譜と、一見バラバラに佇立しているようなスピーカー、まんなかにはYoann Tonttu氏の作品「Sacrifice_002」。
音楽はエンドレスで水玉コレクションが流れていた。
出入り自由なのをいいことに、この会場内ですっかりくつろいで時間を過ごした。

17:30からはギャラリー南で、夏休み企画×Music Room vol.8「音楽模様」
「お菓子や甘いものについてそれぞれの表現を行う作家によるグループ展、夏休み企画『sewwt memory-おとぎ話の王子でも』の作品と山根の音楽作品がコラボレーションし、視覚、聴覚など様々な人間の感覚に訴える場を創り出します。
出品作家:謝琳、瓜生祐子 / 選曲・出演:山根明季子」
以前にも見たギャラリー南の不思議な地図と塔の展示物に、水玉コレクションがコラボレーション。山根さんのトイピアノでの演奏もあった。

午後6時ちょっと前にギャラリー南のイベントが終わったので、そのままグラウンドに出て、NHK-FM「現代の音楽」を聞く。案内は猿谷紀郎。
- “N響ミュージック・トゥモロー2011”から -(2)       
「オーケストラのための蘇莫者」         西村朗・作曲
                      (45分14秒)
                 (舞楽)天王寺楽所 雅亮会
                  (管弦楽)NHK交響楽団
               (指揮)パブロ・ヘラス・カサド
  ~東京オペラシティ・コンサートホールで収録~      
                   <2011/6/28>

19:00から講堂で、演奏会「second menarche」
全曲、山根明季子作品
 『うねうねとうごくオブジェα、β』
 『水玉コレクションNo.07』
 『水玉コレクションNo.03』
 『ふるえる球体のある空間No.01』
休憩をはさんで、後半へ。
 『少女メランコリー』
 『プラスチックベイビーズ』(新作、世界初演)
 企画・構成:山根明季子
 演奏:亀井庸州(vn)、中村公俊(vn)、安田貴裕(vn, va)、寒川晶子(pf)
 音響:檜垣智也
 照明:miroq
 衣装:SEATAΘ(浦崎拓也、和泉栞)
 主催:京都芸術センター
 協力:カラーキネティクス・ジャパン株式会社
 舞台監督:外村雄一郎
 造形製作:川上明子
意外なことに、この演奏会が、山根さんの初の個展になる。
山根明季子さんは、「現代の音楽」でしょっちゅうその音楽を聞いていたし、胡子ちゃんの「お嬢様少女部」の校歌と図形楽譜を担当していたりして、お会いして話したことはないものの、名前だけはすっかりお馴染みの人だった(プログラムノートに書かれてあった「少女の持つ傍若無人な破壊力は私にとって魅了されてやまないモチーフです」という発言が、僕の守備範囲と重なるのだろう)。実際に間近で本人を見てみると、今まで写真などで見ていた人とは別人なんじゃないか、と思えるほどに洗練された美しい人で、目を疑った。
今回、純白のヴェールとウェディングドレス風の衣装、真っ白なステージ、明滅する照明、と、見ても聴いても楽しい空間と時間を過ごした。
惜しむらくは、僕が金欠で、CDなどを購入できなかったことだ。
僕に物販の呪いはつきもの(憑き物)なのである。
http://akikoyamane.com/web/Top.html
                         
 
(追記)
帰宅してNHK-FM聞いたら、スティーブ・ライヒの「テヒリーム:詩篇:1981」がまるまるかかってた。
つくづく、現代音楽に憑かれた1日だった。
山尾光平“ANCIENT FUTURE”巡回展@GALAXY GALLERY~岡本奈香子展「芸術と脳-潜在する超正気-」@TORARY NAND~ギリ喜利~有象無象のオオギリ闘技場~@なんば紅鶴
山尾光平“ANCIENT FUTURE”巡回展@GALAXY GALLERY~岡本奈香子展「芸術と脳-潜在する超正気-」@TORARY NAND~ギリ喜利~有象無象のオオギリ闘技場~@なんば紅鶴
今日は、なんば紅鶴で大喜利のイベントでした。
昼間に行きたいイベントがいくつかあったけど、なんと、体調が悪くて、ずっと寝込んでました。
なんとかイベントに間に合うように起き出して、フラフラで紅鶴へ。

で、味園ビルに来たので、ギャラリーをまわる。

GALAXY GALLERYで「山尾光平“ANCIENT FUTURE”巡回展」
神話的な物語にのせたストリート的イラストレーション。

TORARY NANDで岡本奈香子展「芸術と脳-潜在する超正気-」
経頭骸磁気刺激(TMS)による芸術的創造性の喚起。
脳の左ウェルニッケ野を刺激することで、言語活動を抑制し、知覚感覚を一時的に覚醒させる。
うむ。これは着用して、眠れる創造性を呼び起こしてほしかったかも。

さて、紅鶴では、ギリ喜利。
総勢24名から予選~二次予選~準決勝~決勝と進むシステム。

僕は、出場し、なんとか運も手伝って、ベスト4まで残れた。
僕以外の人が勝ち残って、その人がどんな回答をしたのか、聞きたかったような気もする。
「へえ、そういう考え方もあるのか!」
という驚きがこういうイベントの面白さだ。
準決勝に残ったのは、
杉岡みどり(芸人/よしもとクリエイティブエージェンシー)
とっさん(優勝経験者・音楽家/海抜5000メートル)
がんぼ(優勝経験者/きちがい)
と、僕。


杉岡みどりさんは、テレビの「オー!マイキー」
で面白い話を書いている実力者!
準決勝は杉岡さんとの戦いかな、と勝手に思ってたが、優勝経験者のとっさんとの対戦になり、ボロ負けした。

結局、優勝経験者の2人での決戦になって、
とっさんが、圧倒的強さで優勝した。
決勝戦は、「こういう考え方もできるのか」というレベルでは測れないシュールな対戦になった。
いや~、面白かった~!




「ギリ喜利~有象無象のオオギリ闘技場~」

start/18:30

charge/\1,800-(1drink別)

会場/なんば紅鶴

大阪市中央区千日前2-3-9
千日前味園ビル2F

06-6643-5159

http://benitsuru.net/

出演
ほーさん(音楽家/海抜5000メートル)
とっさん(音楽家/海抜5000メートル)
がんぼ(優勝経験者/きちがい)
射道総帥(おっさん/さばラジオ)
サタロヲ(劇団/笑劇団PLAY)
杉岡みどり(芸人/よしもとクリエィティブエージェンシー)
U女王様(女王/サキノハカ)
アニワギはかせ(科学者/青春あるでひど)
丼野M美(地下アイドル/めばちっ娘クラブ)
小釣さん(故人/恋愛研究会。)
Mr.X(元ヤクザ/ツーニート) ※入院中につきキャンセルの可能性アリ
小森園ひろし(芸人/フリー)
J-BOY(音楽家/千日前プロレス)
吉田徹(アニメーター/アニメR)
ハタスグル(漫画家/現在持ち込み中)
マンドリルマン(性同一性障害/ギリギリアウト)
DNA池上(芸人/なんば白鯨)
今宮聖音(一般人/デジタルカフェ火曜日)
Rice(妊婦/転脳児杯)
保山ひャン(アーティスト/モダンチョキチョキズ)
縛りやトーマス(はがき職人/サイキック青年団リスナー)
OZAPANDA(弁護士/尾崎法律事務所)
マナブ(芸人/ペロペロキャンディーズ)
ネコミミ(地下アイドルマニア/日本橋)


特別審査員
山田じゃっく
ムヤニー(深夜喫茶銭ゲバ)


司会
モナリザス(西野ヒロシ・Bカシワギ)

詳細
またもや来ました!サブカルオオギリ最強決定戦!!悪夢のワンナイトトーナメントにて、有象無象の猛者達が笑いと賞金の奪い合いに己の全てをかける!今回のルールは下ネタ!不謹慎ネタ!身内ネタなんでもアリ!とにかく笑えれば何でもいいのだ!さぁ、戦士達が戦う姿を、ビールに片手に笑い飛ばそう!



女だらけのベアーズ(そんなタイトルではない)
今日はなんばBEARSで、女性たちのライブを見に行った。

自分BOX with ララボンゴ/akamar22!/DODDODO/伊藤せい子バンド/

客席には泰子興業やBugって花井の姿もあり、ディープな「女流」を堪能した。
ライブは、どれもこれもよくって困った。
昨日は電子の音楽を聴いて、まあ、それは男女の性を無化するようなもので、今日のようなまず身体ありきのような音楽とは対極にあるものだ、と単純に考えていたけど、さて、どうなんだろう。
電子が肥大化したものとしての人間、というようなことを、最近は思ったりするのである。
思うだけ。
仕事に行く前に、ベロニカに寄る。
今日は「EAM2011」の日。
前回は、僕も出演させてもらったイベント。
ほとんど見れなかったけど、以下、イベント概要。



EAM2011 ~ everything ain’t music ~

『EAM(イーム)』は「エレクトロ・ミュージック」と「アコースティック・ミュージック」の新たな地平を試みる音楽祭として2010年に開催され、二度目の開催となります。今回は特にエレクトロのアーティストに注目をし特集します。更に初めての試みとして、東京/名古屋/大阪の三都市を巡回。海外のエレクトロ・シーンと日本の各地域の音楽シーンの交流と活性化もはかります。

9/8の大阪公演は、シンガポール出身で世界的に注目されているショーン・ナーニーによるエレクトロ・ポップ・ユニット『I Hate This Place』の来日に合わせ開催。また偶然大阪に滞在中のイギリス出身のマークによるエレクトロ・バンド『Age Of Jets』と関西テクノポップ界の雄『A.C.E. 』が参加します。


日程:大阪 - 9月8日(木) 18時開場/19時30分開演/22時頃終了
   @京橋 BERONICA http://beronica.jp/index.html
会場:〒536-0016 大阪府大阪市城東区蒲生1-8-4
   tel. 06-6939-9292    fax. 06-6939-9293
料金:前売2500円/当日3000円(1Drink&1Food別途オーダー制)




〈出演アーティスト〉
■I Hate This Place 
http://www.myspace.com/ihtp
http://www.cdbaby.com/all/ihatethisplace

シンガポールに生れ、アメリカで育ったショーン・ナーニーによるプロジェクト。本国アメリカでは既に6枚ものアルバムをリリース。日本でも現在までに『Never Go』(2008)、『Our Hearts Still Beating』(2009)、『Snowlights』(2009)が発売されている。2010年、ジョンレノン・ソングライティング・コンテストのエレクトロニカ部門でグランプリを受賞。現在、世界中から注目を受けるエレクトロ・ポップ・アーティストである。


■Age Of Jets 
http://www.myspace.com/ageofjets
http://www.ageofjets.com/

イギリス・ハル出身のエレクトロ・ハードコア・ポップ・バンドとして、2000年に Damaged Goods Record よりCDデビュー。アルバム『Go Go Gadget Pop』やシングル『R.P.M.』などリリース。メディアではクリニック、ヒューマン・リーグ、フォンダ500、ブラーと好意的に比較されている。2010年、ファッション・ブランド“FRED PERRY”が行った楽曲公募キャンペーンにて審査員を務めた高橋幸宏氏の耳に留まり、後にiPhoneアプリとして toonAr Label よりシングルが発売されている。


■A.C.E. 
http://www.myspace.com/ace1984jp
http://mixi.jp/view_community.pl?id=143059

1984年、田島隆と安井麻人により結成。およそ四半世紀活動する関西テクノポップ界のテクノドン。現在までにフランスのトイ・ポップ・ユニットのドラジビュスやカルト芸人として知られるテントのオープニン グ・アクトなども務める。スタイロフォンやテルミン、電話機など、電子機器を組み合わせたライブ・スタイルは、"ガジェット・テクノ" として注目されている。


<出演DJ>
■KAZ a.k.a.HIGE 
"チップとかチューンとか言い出したのは誰なのかしら? ”ファミコンを担いで東京からN.Y.まで行っちゃう残念な人。ジャンルを問わず彼方此方のパーティやイベントに、ビール片手に神出鬼没するchiptune界の妖精(チンクル的な意味で)。

■wai nakamura 
大阪・谷町6丁目発のカルチャー誌『IN/SECTS』編集者、ときどきDJ。

■少女りぼん with T(チーム・メルヘソ) - 大阪公演のみ参加
夢見る乙女“DJ少女りぼん”と“with T”ことトモヘソ@Poupeeのコラボユニット★
そんな2人が手を組んで、キラキラピコピコGAME SOUNDで1UP☆
仕上がりは何だかとってもケミストリー!
おっとりパッチリくりくりで見た目はとってもガーリィイイイ!!!
街のみんなは噂する「あの娘たち、お人形さんみたい♥」
DA! KE!! DO!!! 食べたらまさに毒キノコ!注意してね!


<Opening Act>
■Bugって花井


イ~ム。いや、う~む。
ちゃんと見たかったイベントだったな!
仕事のバカ!
『フランス映画どこへ行く ヌーヴェル・ヴァーグから遠く離れて』
林瑞絵の『フランス映画どこへ行く ヌーヴェル・ヴァーグから遠く離れて』を読んだ。
まず、目次。

はじめに-新世紀、フランス映画は古く寂れた豪華客船

第0章 現代フランス映画の健康診断
1、映画大国の座は手放しません
2、映画は今も気軽な娯楽
3、ハリウッド台風から身をかわして
4、国産映画を守る努力アリ
5、現代フランス映画は「骨粗鬆症」
ここdeひと休みコラム:文化の番人フランスの横暴な自尊心

第1章 テレビ&映画、お見合い結婚の破綻
1、テレビに頼っておんぶに抱っこ
2、ムッシュ・シネマ、若葉の時代
3、波乱含みの新婚前夜
4、国が仲人となりお見合い結婚へ
5、テレビは財布を握る恐妻に
6、異質メディアに同コンテンツを求めるムリ
7、テレビ局トップが望むのは「受け身で空っぽな人間」
8、ゴールデンタイム・シネマ=「仏版プチ・ハリウッド映画」の誕生
9、仏映画史上最大のヒット作「シュティの地へようこそ」
10、男はお笑いタレントが映画スターへの近道
11、女はスーパーモデルが映画スターへの近道
インタビュー:ミシェル・レイヤック(アルテ映画部門責任者)
「『戦場でワルツを』が生まれたのはリスクを恐れなかったから」
ここdeひと休みコラム:フランス人の異様なコメディ好き
ここdeひと休みコラム:映画監督になりたがる俳優たち

第2章 シネコンが後押しする数の論理
1、シネコン誕生の背景
2、フランスでも大成功の理由
3、人形は顔が命、映画は第1週目が命
4、ダメ映画に安心なヒットの作り方
5、口コミはもはや幻想に過ぎず
6、映画見放題パスの登場
7、シネコンの独裁政治に拍車
8、映画は「外で見るテレビ」に
9、結局は二極化の促進マシーン
10、有名俳優のシネコン批判が検閲?
11、観客が匿名の数字になる時
12、客の個性が許されるアート系映画館
ミニ・ルポルタージュ:国立映画・動画センター・アルシーヴ(記録保管所)部門を訪ねて
ここdeひと休みコラム:ケチケチで成功した謎のフランス映画

第3章 自己チューな作家主義の蔓延
1、ナルシシズムの実習とマゾヒズムの強制
2、関心は半径100メートル以内の日常
3、自己チュ~映画は天才だけどうぞ
4、「作家たれ」とトリュフォーは言ったけど
5、歪んで解釈されたヌーヴェル・ヴァーグ
6、映画作家養成所、映画学校フェミス
7、疑問や苦悩知らずのオレ様ワールド
8、職業人としての監督はいずこへ
9、ジュネ、ゴンドリー、デルピー、しなやかさが強みの監督
インタビュー:ミシェル・シマン(映画批評家)
「ヌーヴェル・ヴァーグの間違った解釈がフランス映画をダメにする」
インタビュー:アルノー・デプレシャン(映画監督)
「ヌーヴェル・ヴァーグと後にきた世代との混同が激しい」
インタビュー:フェミス学生の声
「経験が大事という考えは間違っていない」-フェミス映画教育・肯定派 畑明広(監督科)
「僕らは象牙の塔に住んでるみたい」-フェミス映画教育・否定派 トマ・グルニエ(監督科)
ここdeひと休みコラム:「もう作れない映画祭」って何だ?

第4章 真のプロデューサーの不在
1、フランスにはびこる2種類のプロデューサー
2、超・作家主義にもご用心
3、理想の映画プロデューサーとは
4、ジャック・ドワイヨンのいばら道
5、伝説の男アルテ・フィクション部門ピエール・シュヴァリエ
6、自由と拘束の「アメとムチ作戦」が効く
7、『あの夏の子どもたち』のモデル、独立系プロデューサーの死
インタビュー:ブリュノ・デュモン(映画監督)
「私が映画産業に譲歩したことは一度もない」
ここdeひと休みコラム:「ボクの彼女」を使いたがる公私混同監督たち

第5章 批評はどこへいった?
1、アマチュア天国ニッポン、プロの暴走おフランス
2、映画評論家とは“お呼びでない奴”
3、パトリス・ルコントVS批評家の仁義なき戦い
4、カイエ的な示し合せに気をつけろ
5、終身刑は重過ぎた?嫌われ者クロード・ルルーシュの場合
6、芸術は批評がないと死ぬ
7、感性の遠隔操作にちょっと待った!
8、栄光なき批評家にちょっぴり同情の巻
9、フランス人監督の名誉欲が目障りの巻
10、アーティストとは「出さないと便秘になる人」
インタビュー:パスカル・メリジョー(映画批評家、小説家)
「アサイヤスは偉大と決めたらテコでも動かない」

第6章 希代のヒットメーカー、リュック・ベッソンの場合
1、賞賛と誹謗の狭間で泳ぐ魚座の男
2、超・観客主義の悟りを開く
3、ハリウッドを拒否しフランスを拠点に
4、アメリカに抗うジャンヌ・ダルク?
5、ヨーロッパ・コープ時代の幕開け
6、“水を得たイルカ”になったベッソンの監督業
7、永遠の子供監督による永遠の子供映画
8、大作のカラクリを利用した「80%の法則」
9、超・観客主義の危険とは
インタビュー:フレデリック・ソシェール(映画監督、パリ第一大学助教授)
「『レオン』はアメリカではフランス映画、フランスではアメリカ映画」

第7章 現代フランス映画に好転の兆し
1、女性監督パスカル・フェランが仕掛けた爆弾
2、映画界に深く根をはる二極化
3、大作でも低予算でもない「中間映画」を救え!
4、13人の映画人が制度を見直し
5、二極化にブレーキをかける改革案
6、吉兆を予感させる『パリ20区、僕たちのクラス』
7、ただ今、フランス映画健闘中
8、テレビからの圧力を受けない作品の強さ
9、目指すはインターナショナルよりユニヴァーサル
10、疑いの価値観とともに、そしてフランス映画どこへ行く
インタビュー:セドリック・クラピッシュ(映画監督)
「To be international,be local!」
インタビュー:クロード・ミレール(映画監督)
「逆効果を生む映画システムを軌道修正したい」
ここdeひと休みコラム:『ロング・エンゲージメント』に見る「フランス映画ってなんぞや?」裁判

付録
パスカル・フェランの07年セザール賞授賞式演説訳
セドリック・クラピッシュがサルコジ大統領に送った公開レター訳
「13人のクラブ」による12の改革案訳(簡易版)
あとがき
写真協力・参考文献・参考ラジオ

表紙の写真はロベール・ブレッソンの「バルタザールどこへ行く」、裏を見ると、こんな惹句が書いてある。

数々の女性誌が垂れ流し続ける甘ったるいお洒落なイメージや、シネフィルが憧れるヌーヴェル・ヴァーグの残像に、フランス映画の“今”を重ねる試みも、そろそろ限界に達してきました。「フランス映画はオシャレっぽい」「フランス映画は良質揃い」といった昔取った杵柄的レッテルも、いよいよカビ臭くなってきました。そして絶滅種たるシネフィルたちは「フランス映画は時代遅れ」と判を押し、背中を向けて、また一人と去っていきます。
嗚呼、今となっては古く寂れた豪華客船にも似たフランス映画。映画の大海原を亡霊のように彷徨い、漂い続けます。このくたびれた豪華客船は、過去の栄光を背負いながらいったいどこへ向かうのでしょうか?
本書では、日本ではほとんど語られてこなかった現地の事情をわかりやすく紹介しながら、フランス映画の病原体をつきとめ、健康回復に向けての処方箋を考える、フランス映画の健康診断書です。
数の論理、業界の力学、押しつけられた価値観の犠牲になる現代フランス映画が、反面教師的に見せる痛々しい姿は、日本人にとっても身近で示唆的な問題を多分に抱えているからです。


上の文章でも、また、目次からも察しがつくように、辛口でかかれたフランス映画に関するエッセイだが、いろいろと知らなかった事情なども書かれていて、興味深い1冊だった。とくに、フランスで大当たりをとった映画「アステリックス」や「ブロンゼ3」(どちらも未見!)のくそみそけなしぶりは再三にわたっており、そんなに駄作なのなら、見てみなくてはなるまい、と思わされた。
一方、健闘している、いいフランス映画としては、「パリ20区、僕たちのクラス」「預言者」「神々と男たち」があげられている。ジャック・オディアール監督の「預言者」(アンプロフェット)は去年のフランス映画祭でかかった作品だが、未見。もっと映画見なくちゃ。フランス映画祭も関西での開催を再開してほしいな。
コラムの中に、「歴代フランス映画の国内観客数ランキング」があったので、それを書いておこう。
1位『シュティの地へようこそ』2008/ダニー・ブーン
2位『大進撃』1966/ジェラール・ウーリー
3位『ミッション・クレオパトラ』2001/アラン・シャバ
4位『おかしなおかしな訪問者』1993年/ジャン=マリー・ポワレ
5位『陽気なドンカミロ』1951年/ジュリアン・デュヴィヴィエ
6位『大追跡』1964年/ジェラール・ウーリー
7位『ブロンゼ3』2006年/パトリス・ルコント
8位『タクシー2』2000年/ジェラール・クラヴジック
9位『赤ちゃんに乾杯!』1985年/コリーヌ・セロー
10位『わんぱく戦争』1961年/イヴ・ロベール
なるほど。これを見ると、「フランス映画」のイメージとはそぐわない感じがするなあ。こういうランキング、日本だと宮崎駿とテレビがらみがほとんど、アメリカだとシネコンで見れるような大作ばっかり、ということになる。
しかし、「大~」シリーズのジェラール・ウーリーが2作も入っているのがすごいなあ。ルイ・ド・フュネスを見たくなってきた。

神機箭

2011年9月5日 映画
神機箭
キム・ユジン監督の「神機箭」を見た。2008年。
明の時代の中国と、朝鮮の物語。
主演はチョン・ジェヨン、ハン・ウンジョン。アン・ソンギも重要な役で出てくる。
タイトルの神機箭は、朝鮮が世界に先駆けて開発したとされている兵器の名前で、大中小の3種類がある。一度に多くの矢を放つ機械で、小は普通の矢。中になると、盾で矢を防ぐ場合を想定して、刺さった後に爆発する仕掛けがある。大にいたると、ミサイルである。この、最後にミサイルが出てきたときには、拍手して大笑いしてしまった。
圧倒的な戦闘人員の差を逆転する、この兵器の開発にまつわる苦労と、それに携わる男女の恋愛、最後の戦闘シーンで展開される一大スペクタクル。
これは肩のこらない娯楽大作だった。
ところどころ、「そんなアホな」とツッコミをいれたくなるシーンもあるが、それも含めて、にやにや笑いながら見ることができた。


『38人の沈黙する目撃者-キティ・ジェノヴィーズ事件の真相』
A・M・ローゼンタールの『38人の沈黙する目撃者』を読んだ。
サブタイトルには「キティ・ジェノヴィーズ事件の真相」とある。
以下、目次。

サミュエル・フリードマンによる序文
著者によるペーパーバック版への序文
アーサー・オックス・サルズバーガーによる序文
第1部
第2部
訳者解説

これは、1964年に実際にあった事件について書かれた本で、女性が街中で殺された事件を扱っている。とくに何か恨みがあったとか、金目当てというわけではなく、犯人は狩りに近いような感覚で、通りすがりの見ず知らずの女性をターゲットに選ぶのである。
最近の日本の犯罪で「誰でもよかった」という犯人の発言にショックを受ける人がいるが、縁もゆかりもない被害者を、ただそこにいたから、という理由で殺してしまう事件なんて、昔から山ほどあったのだ。さらに戦争になると、この事情はさらに拡大加速する。そんな理由なき殺人の現実に、理性と知性の立場から異議申し立てをしているのが、推理小説という行為なのだと思う。
閑話休題。
本書の被害者、キティ・ジェノヴィーズが、そうした理由なき犯行によって殺されたことも衝撃のうちだが、さらに衝撃だったのは、彼女はもちろん声をあげて助けを求め、逃げまどったのである。だが、いったんひきあげたかに見えた犯人が何度も戻ってきて彼女を殺してしまうまで、だれも警察に通報しなかったし、止めにも入らなかったのだ。彼女が襲われてから、絶命するまで、38人もの目撃者がいたが、だれひとりとして、彼女を助けなかったのである。
当時、この事件に対する新聞への投書などの反応は、次のようなものだった。
「目撃者の名前を探り出して公表せよ。これらの人々は大衆の嘲笑に晒されるべきだ。自らの不作為が招いたことに責任をとっていない」
「彼らが沈黙を守ったこと、臆病にも無関心を決め込んだことに唖然とする。彼らにも罪がある」
現在でも、何かことあるごとに、実名報道せよだの、公表せよだの、ネットの住人たちはかまびすしいが、昔から大衆は変わらないのだ。
ただ、著者はここでちょっと耳のいたいことをさらっと言う。
「新聞に投書を書いてくる人々が全体を代表しているのかどうかについては、新聞記者の間でも結論のつかない問題である。ただ、新聞に意見するような強い感情を持つ少数の人々は通常やはり変わった人であって、全体を代表しておらず自分の意見を述べているだけというのが、新聞記者の多数派の見方である。」
意外と冷静に受け止めていたのだ。
しかし、ローゼンタールのすぐ後の論旨の展開はこうだ。
「ただジェノヴィーズ事件の場合には投書が通常より洗練されている、というのが私の意見だ。
その理由には、こうした投書の多くに込められた感情が、私自身の友人や親族の抱いた感情とあまり変わらないことがある。」

なるほど。
本書では目撃者たちの行動を説明するのに、無感覚(アパシー)を取り上げて論じる。
外の世界のことに関しては無関心だというアメリカの国民性も手伝って、これは納得できそうな意見だ。
だがしかし、ローゼンタールがつきつけるのは、その一歩先だ。
事件の目撃者たちを弾劾するのはたやすい。
だが、世界では多くの地域で悲鳴をあげている人々がおおぜいいるのだ。
「いったい叫びからどのくらい遠ければ、あの38人の目撃者を憎むように、自分自身を憎まなくても許されるのだろうか。キャスリーン・ジェノヴィーズが私がタイムズ紙でコラムを書いている間にずっと問い掛けていたのは、この問題なのである。これより重要な問題は果たしてあるだろうか。教えて欲しい・・・どれくらい遠ければ許されるのかを。」

JK21、小桃音まい@ミドリJR尼崎駅前
JK21、小桃音まい@ミドリJR尼崎駅前
雨が降っている。
お金がない。

と、いうわけで、ミドリJR尼崎駅前店で、小桃音まいとJK21のインストアイベント。
夕方になんとかお金を工面したので、そうなると現金なもので、元気になって雨が降っていても外に出たくなってきた。
もっと早く元気になっていたら、ファンタピースとか、ハッピータイムとか、福本有紗とか、さらにはアートやシンポジウムのイベントなど、見に行きたいものが山ほどあったので、自分はどう動いていたんだろう、と興味がわいた。
このミドリでも早い時間には桃井はるこがイベントをしていたのだ。

午後6時30分からイベント開始。
ふだんなら午後6時からの「現代の音楽」を聞いているところだが、今日はジャズの特別番組だったので、放送がなかった。外出するひとつのきっかけでもある。
で、早めに来たのだが、Csliの子が見に来ていたのには驚いた。
見に来るのは別にいいのだが、Csliの子が、うしろからぱっと見ただけでも、すごいオーラが出てたのだ。Csliはもっと普通の女子なんだ、と思っていたのに、あまりのアイドルオーラの強さに、認識をあらためた。この子たちは、普通の、そこらにいる子なんかじゃないのだ。う~む。意外だった。

イベントは、まずJK21から。
JK21
1、恋のキセキ
2、スイパラダンス
3、涙目ピースサイン
松田歩実がカナダに短期留学中で、6人。

小桃音まい
1、ラグランジュポイント
2、恋愛サーキュレーション
3、マジックキッス
4、コズミック☆UNIVERSE
5、ドリームスケープ
21歳の誕生日を機にへそだし解禁。
新曲マジックキッスのサビは、先日マップ劇場でジョイントした、東京女子流の「おんなじキモチ」のフレーズを使用していた。さすがに「おんなじキモチ」みたいなカッパのくちばしダンスをされては困ると思ったのか、その部分の振り付けは曲の前に練習指導があった。

雨の中を帰る。


女死刑囚の脱獄、下郎の首、槍供養、番町皿屋敷お菊と播磨
女死刑囚の脱獄、下郎の首、槍供養、番町皿屋敷お菊と播磨
今日見た映画は4本。

女死刑囚の脱獄(1960)
罪を着せられるほうも、着せたほうも、馬鹿正直すぎる。

下郎の首(1955)
足の立たない3パターン

槍供養(1927)
囲碁

番町皿屋敷お菊と播磨(1954)
あてつけ母子喧嘩

詳細は後日。
台風が来ている。
お金がない。

と、いうわけで、日本橋UPsで1コインサタデーライブ。
台風がきつくなる、と踏んで、第1部だけ参加することにした。
日本橋を歩いていると、まさにそのイベントの宣伝で、アイドルちゃんたちがビラまきをしていた。

午後1時からの第1部

前田美咲
1、恋の呪縛
2、夢見る15歳

松田純之介
2曲。

吉原百映
1、心ごと体ごと
2、ハート型ウィルス

福野みはる
1、忘れじのポンバシサマー
2、曲名不明

Mari7
1、ラブゲーム
2、ビューティフル・ラブ

仲村コニー
1、ラストキッス
2、キャッチ・ミー

福本有紗
1、遠距離ポスター
2、MAX乙女心

葉月
1、バブルスカッシュ
2、キル・ミー・アゲイン

物販ではL.u.vのサンプルCDを500円で購入した。
インスピレーションとプリティーキッスがワンコーラスずつ入っているらしい。

で、今日はおとなしく退散。

帰宅してから、ビデオで映画を見たので、それはまたのちほど。
『サド侯爵の幻の手紙-至高存在に抗するサド』『セザンヌの楽園』『ピカソ、ザ・ヒーロー』
『サド侯爵の幻の手紙-至高存在に抗するサド』『セザンヌの楽園』『ピカソ、ザ・ヒーロー』
『サド侯爵の幻の手紙-至高存在に抗するサド』『セザンヌの楽園』『ピカソ、ザ・ヒーロー』
フィリップ・ソレルスの本を3冊読んだ。
『サド侯爵の幻の手紙-至高存在に抗するサド』
『セザンヌの楽園』
『ピカソ、ザ・ヒーロー』

やっぱり普通じゃないのだが、詳細は後日。
『事物のしるし』
ジョルジョ・アガンベンの『事物のしるし』を読んだ。
一筋縄ではいかなかった。
詳細は後日。
『連塾・方法日本1神仏たちの秘密―日本の面影の源流を解く―』『未来のおとなへ語る―わたしが情報について語るなら』『松岡正剛の書棚』
『連塾・方法日本1神仏たちの秘密―日本の面影の源流を解く―』『未来のおとなへ語る―わたしが情報について語るなら』『松岡正剛の書棚』
『連塾・方法日本1神仏たちの秘密―日本の面影の源流を解く―』『未来のおとなへ語る―わたしが情報について語るなら』『松岡正剛の書棚』
松岡正剛の本を3冊読んだ。
『連塾・方法日本1神仏たちの秘密―日本の面影の源流を解く―』
『未来のおとなへ語る―わたしが情報について語るなら』
『松岡正剛の書棚』

詳細は後日
『NO FUTURE』
フランコ・ベラルディ(ビフォ)の『NO FUTURE』を読んだ。
1977年を中心とするイタリアのアウトノミア運動について綴った1冊。
以下、目次。

未来がはじまった年  序文 1(日本語版への序文)
   
1997年からみた1977年 序文 2(新版への序文)
   
1987年からみた1977年 序文 3(1987年版の序文)
   
   
二つの派
   
文化の伝達
   
残余となった具体的なもの
   
「革命は終わり、ぼくたちは勝利した」
   付録 1 天下大乱
      2 叙情詩人から叙事詩人へ(悲劇詩人をよけながら)
   
技術の問いについて
   
人類学的カテゴリーとしての労働
   
創造的運動と生産的労働
   付録 1 アリーチェ:偽善か共感か
   
弱い思想と精神の生態学
   
無垢の思想のために
   
  
世界じゅうの ひきこもりたちよ、団結せよ(日本の読者へ)
   グローバルなメディア・アクティヴィズムの地図作成
   日本へのステレオタイプ
   組み換え資本と不安定労働
   不安定性と精神病的主体形成
   ラディカルな離脱のひとつのかたち:ひきこもり
  
  
もうひとつのオペライズモ
   フランコ・ベラルディの場合(廣瀬 純 解説)
   1963年から1972年まで
  
   ポテーレ・オペライオとその「二重のディスクール」
   「ポテーレ・オペライオはネオレーニン主義組織である」(ネグリ)
   「組織化は主観性の問題ではなく構成の問題である」(ビフォ)
   「革命とコミュニズムは日常生活そのものである」(ネグリ)
  
  
フランコ・ベラルディ(ビフォ)への
インタヴュー(廣瀬 純 聞き手)
   1973年から2008年まで
   1973年から1979年まで
   1980年から1989年まで
   1990年から1999年まで
   2000年から2008年まで
  
  
イタリア、1977年以後(北川眞也 解説)
  
   77年 イタリア、「政治実験室」
   イタリア、1980年代
   イタリア、1990年代
   1990年代、運動の季節へ
   社会センター、運動の発信地
   ジェノヴァ、2001年7月
   移民とプレカリアート
   デリーヴェアップローディ、アウトノミア運動関連の出版状況
  
イタリアの政治・運動関連年表 1973~1979年
索 引(人名索引/事項索引)

詳しくはまた後日書くかも。
アウトノミアの「労働の拒否」が、日本での「ひきこもり」を積極的に支持するのは、面白い。
日本の狭いところの考えでは、機械化がすすむと人間の労働が機械にとってかわられてしまう、挙げ句の果てには、解雇、失業、というネガティブな思考法をしてしまいがちだが、イタリアは違う。労働を機械が肩代わりしてくれることによって、人間は8時間労働しなくてもよくなるのだ。1日に1時間だけ働くだけでよくなる、というふうに考える。
ふむ、これは軽くなる発想だ。



今日は、なんばBEARSで10minutesの第3回予選会。
〔オープニングライブ〕
ねみ
〔エントリー〕
うゆねゆう
sera★
丼野M美
茉里
恋村虚無子
ファミコ
ちやじ
夢野さくら
いちごキラキラ☆100%
〔ゲストライブ〕
豊川座敷
〔司会〕
保山ひャン
ぶっちょカシワギ
〔審査員〕
安斎レオ
サクライ
ムヤニー(シークレット審査員)
保山ひャン
ぶっちょカシワギ
〔フード〕
銭ゲバフルト

審査員の安斎さんは玩具プロデューサーで、今回も予選通過者のために、副賞を用意してくださった。ありがたい!
もうひとりの審査員サクライさんは、MaryAngelやSKETCHに楽曲を提供している作曲者。
さて、今回も接戦だったが、予選を通過したのは、sera★さんと茉里さんになった。
sera★さんはモデルとして活躍されている17歳で、歌のライブは今回はじめてだという。スタイル、プロポーション、ルックス、さらにはステージの演出や選曲など、自分の魅力を最大限にアピールできる総合的な魅力がきわだっていた。
茉里さんは、ボーカル力のある16歳。ルックスなどのアイドル性の高さにも優れており、お客さんの支持を集めた。
次の第4回予選は10月1日。既に数名エントリーされているようだ。
さて、今回、ライブの模様をいつものようにユーストリームで中継したのだが、今までは著作権のこととかよくわからないので、オリジナル曲を歌われるとき以外は、無音にしていた。まあ、それではつまらないだろう、と思って、映像はアイドルの方々が歌っている映像を流し、音声は、僕が勝手に副音声みたいにしゃべりまくった。
どんな番組になっていたのか、見当もつかないが、めちゃくちゃ楽しかった。
さぞかしアナーキーな番組になっていただろう。





音舞祭@大阪木津市場~黛敏郎の電子音楽全曲上演会@京都芸術センター、sweet memoryおとぎ話の王子でも@ギャラリー南
大阪木津市場で「音舞祭」
縁日が出て、ステージでは昼から夜までライブが行なわれる。
正午からは、ポンバシwktkメイツ
原瀬今日香、近野なあこ、lily、福野みはる、神谷にこ、米倉花音。
1、ダイヤルナンバー3104
2、kwmd
3、桜色ヒーロー(にこ)
4、ポンバシの恋
5、地下アイドルなんて呼ばせない
司会の外国人の発音「wktk」が本格的で面白かった。最後を「カ」ではなく「k」と発音するのだ。

続いて、L.u.v
福本有紗、吉原百映、前田美咲。
1、インスピレーション
2、ア・デイ・フォー・ユー
3、プリティーキッス
2曲目は3番目のレパートリーで、僕はやっと聞くことができた。
ひょっとすると、これが一番この3人にぴったりの歌なのかもしれない。

3番目はMari7
1、ステップ・バイ・ステップ
2、ドラマ
の途中で、離脱。
暑い日だったが、レッドブルのキャンペーンがあって、のどの渇きも癒えて、疲れもとれた。

さて、今日は京都芸術センターで、「黛敏郎の電子音楽全曲上演会」。
料金は1800円だったが、定価1500円(+税)の書籍『黛敏郎の電子音楽』(川崎弘二編著)がついてくるので、実質300円以下の値段である。
午後2時30分から開演だが、15分前に、川崎弘二さんによる曲目解説のプレトークがあった。
第一部
1、ミュージック・コンクレートのための作品「X・Y・Z」 1953
2、放送劇「ボクシング」(台本構成:三島由紀夫) 1954
3、素数の比系列による正弦波の音楽 1955
4、素数の比系列による変調波の音楽 1955
5、鋸歯状波と矩形波によるインヴェンション 1955
6、七のヴァリエーション(第2部:第七ヴァリエーション) 1956
7、電子的音響による音楽的造形「葵上」 1957
8、ミュージック・コンクレートのための「カンパノロジー」 1959
第二部
9、カンパノロジー・オリンピカ 1964
10、テープのための「三つの讃」 1965
11、マルチ・ピアノのための「カンパノロジー」 1967
12、電子音響と声による「まんだら」 1969
13、日本万国博覧会のための音楽 1970
a.生命の讃歌(太陽の塔)b.誕生(みどり館)c.21世紀へのメッセージ(富士グループ・パビリオン)
14、「黛敏郎リズムくんメロディーちゃんこども音楽教室」より 1971
a.音楽を素材としたミュージック・コンクレートb.電子音楽によるこどものためのダイス・ファンタジー
15、世界救世教 光明神殿 御本座祭 典礼音楽 1971
a.入殿(鎮魂の調べ)b.献饌c.玉串奉奠d.御浄霊e.退殿
16、バレエ「THE KABUKI」より「Prologue」 1986
17、清水慶彦 白傘蓋陀羅尼によるインヴェンション(初演) 2011

忘れないうちに、いくつかの註釈をつけておこう。
本上演会のリマスタリング、音響を担当したのは能美亮士。
2「ボクシング」の出演は芥川比呂志、佐野浅男、芦田紳介。
6「七のヴァリエーション」第1部は諸井誠が担当。
7「電子的音響による音楽的造形 葵上」の謡は観世寿夫、観世榮夫、観世静夫。
8「ミュージック・コンクレートのためのカンパノロジー」などにあらわれる「カンパノロジー」(鋳鐘術)は、黛敏郎の場合、たとえば梵鐘の音を電子的に再現するなどの場合に用いられている。
14「電子音楽によるこどものためのダイス・ファンタジー」は、チャンスオペレーションみたいなもの。
16「バレエTHE KABUKI」はモーリス・ベジャール振付。
17「白傘蓋陀羅尼によるインヴェンション」はチェロ演奏:大西泰徳
2時15分頃からはじまって、終わったら8時を越えていた、という長丁場の上演会だったが、あまり長いという印象もなく、面白がって聞いているうちに、いつの間にか終わっていたという感じだった。第二部に入ってからの音楽は懐かしく、第一部は緊張感があって、ステージとして目に見えるのはスピーカーしかなかったのに、退屈しなかった。

途中ではさまれた短い休憩時間を利用して、京都芸術センターギャラリー南で開催されていた「sweet memory-おとぎ話の王子でも」を見た。
謝琳の「Over the dune」と、瓜生祐子の「decoration cake」など。
ヘルメッツもレパートリーとして歌っている、アイスクリームの歌の歌詞からとられたタイトルの展覧会で、食べ物を素材に使っている。
なお、ギャラリー北でも別の作家(河地貢士、林智子)が展示をしていたようだが、時間がなくて見にいけず。

夏休み終盤とあって、アイドルイベントが目白押し。
しかし、悪天候のため、多くの屋外イベントが中止になり、行動は当初予想されたビュリダンのロバ状態ではなくなった。幸か不幸か。
午後2時からイオンモール鶴見リーファで、Fairies(フェアリーズ)のお披露目イベント。
司会は沖縄の前髪パカパカ漫才、キャンキャン。(同じ事務所らしい)
1、ダンス
2、More Kiss
3、Song for You
CMなどでよく流れているのは「モア・キッス」だが、僕はこの曲はあまり乗れなくて、それだけなら、このイベントにも行く気がしなかっただろうが、「ソング・フォー・ユー」とそれにもまして、ダンスがいいのだ!
メンバーでは創叡出身の林田真尋(兵庫県)が目をひいた。
なんだかんだ言って、僕は創叡が好きなんだな。やめた子も含めて。

午後4時から、日本橋UPsでワンコインライブ(ドリンク付)。
到着時、既に松田純之介がはじまっていた。
このライブは、各メンバーの持ち時間が5分程度で、つまりは、1曲だけのライブになるようだ。
海月神楽(2人ユニットの立花ほづみの方)曲名不詳
仲村コニー/ハロー、アゲイン
葉月/ブラックロックシューター
Mari7/オーバー
近野なあこ/深愛
L.u.v/プリティーkiss
福野みはる/曲名忘却
1曲ずつで順番に歌う、というのは新鮮だけど、なんだか盆踊りで歌い手が次々と変わるような印象に似ていると思った。新鮮なのに、懐かしい。

ライブ終わりで、と、いうか、オーバーラップするかのようなタイミングで、弁天町のORC200、歌姫ライブに向かう。
到着時、池真衣ちゃんが歌ってた。
吉村綾花ちゃんは見逃したか!残念。
池真衣
1、強くなりたい
2、飛び方を忘れた小さな鳥
歌に艶が出てきましたね~。伊達に経験は積んでいない、と言う感じ。

山本かのこ
1、夏恋
2、願い事
りほ、りえとの3人で。願い事は新曲。

KONOMI
1、ニューワールドミュージック
2、ダイヤモンドクレバス
今日は赤と白のセーラー服。

渚紗
1、タフ
2、ローリンデイズ
ワイルドです!

田頭沙希
1、エニーモア
2、トゥルース
安定。

宮崎真穂
1、ボーイフレンド
2、いつの日も
安心感

内川樺月
1、木綿のハンカチーフ
2、ひまわり
木綿のハンカチーフは、はじめて聞いたときは、長い曲だな、と思ったけど、今聞いてみると、そうでもない、というのが面白い。

大阪城野外音楽堂で、ESSEキッズダンスコンテスト。
この雨の中、昼間からずっとやってたようだが、僕が見れたのは、ベストダンサーを選出するダンスから。
57チーム、総勢320名のなかから選ばれたベスト・オブ・ベストダンサーは、リョウタ!
以下、入賞は次のとおり。(表記はむちゃくちゃで、聞き間違い御免)
プリティー賞:コンペイトウ
パワフル賞:ブギーダウンバウンス
パフォーマンス賞:ミキ
コスチューム賞:バイオグラフィー
ファンキー賞:ブーニーズ
審査員特別賞:バブルセンセーション
同上:パディー
同上:カブレイドインジャズ
同上:舞姫(前回準グランプリ)
準グランプリ:シャムロック
グランプリ:ジャイブ
なんだかアディダスのマークが目立った結果発表だった。

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