10minutes
シーズン2第5回予選会
11/28(mon)@BEARS

entry
いあとねっち!深琴
丼野M美
夢野さくら
ちやじ
大阪瞳in惑星ブルー
藤本ぽやな
ミライスカート

SPwkwk
いずこねこ

guest live
自分BOXwithY’s

審査員
安斎レオ(玩具P)
松前公高
maico(自分BOX)
524524先生


司会
保山ひャン
Bカシワギ

Ustream
spoon+aco

予選通過者は、藤本ぽやな、ミライスカートの2組になりました!
今回は、いや、今回も非常にレベルが高かった~。

『虫けらの群霊』

2011年11月27日 読書
『虫けらの群霊』
パウル・シェーアバルトの『虫けらの群霊』を読んだ。
以下、目次。

神々
タマゴ
歓喜
大芝居
嘆き
神殿
疾走
勝利

虫けらの霊たちが、神に、星になろうとする物語で、これはまあ、面白いのなんのって。
「神々」では霊たちのチキチキマシン猛レースが展開され、「歓喜」はカレイドスコープ的視覚の実況、「大芝居」では陶酔や進化などについての問答。
ううむ。捨てどころのないいい本だな。
シェーアバルトは52歳で死んでおり、こういう不思議な感性を持ち続けた人生は大いに勇気づけられる。
DILIPAで、マザーズフェスタ2011。
午後2時30分からavexのステージ。

RiMi☆Cherry/鼓動の秘密
sparcle girls/エブリデイ・カチューシャ
a☆lovers/More Kiss
Gu☆Four/ダンス
ジュエル/Valenti
R’s★/(歌。タイトルとんだ)
プッチガールズ流/リミテッド・アディクション
ニコ/ダンス
もかりか/メドレー。Bang~We will win~ Fight together

いや、さすがのクオリティーでした。

終了後、LABI1に移動して、BBアクターズスクールダンス&ボーカルショーの第2部。
途中から見ることが出来た。
ジュニアダンスチームとミニミニクラブが出たようだが、それは見れず、見たところから。

門前あかり/Go My Way
ビート/真剣ボンバー
ファッションズ/大声ダイヤモンド
チェリッシュ/学園天国
パールホワイト/Can’t be stop
エンディング

終了後、ユニバーサルシティウォークに移動して、Song Whiz Fantasy
これも途中から。
太田ゆうき/空色グラフィティー
      スピード☆ドライブ
L.u.v/インスピレーション
      プリティ・キッス
      ジェット・ドリーム・ガール
Mari7/恋のマジック
      スペシャル・プレース
      ステップ・バイ・ステップ
太田ゆうきのライブは30分の枠だったのに、最後の2曲しか聞けず、こりゃ残念。

午後6時からはNHK-FMで「現代の音楽」
ユニバーサルシティウォークで会津屋のたこやき&ねぎやき&ラヂオやきを食べながら聞く。
                          猿谷紀郎
 - 音の現在(いま)エイノユハニ・ラウタヴァーラ -(2)
                              
「“黄昏の天使”~コントラバスと管弦楽のための協奏曲~」  
              エイノユハニ・ラウタヴァーラ作曲
              (コントラバス)オッリ・コソネン
             (管弦楽)フィンランド放送交響楽団
               (指揮)レイフ・セーゲルスタム
                   <WPCS-5766>
                              
「Anadyomene“アフロディーテ礼賛”」       
              エイノユハニ・ラウタヴァーラ作曲
       (管弦楽)ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団
               (指揮)レイフ・セーゲルスタム
                    <ODE921-2>
                              
「弦楽四重奏曲 第2番から 第1楽章」           
              エイノユハニ・ラウタヴァーラ作曲
           (演奏)ジャン・シベリウス弦楽四重奏団
                   <WPCS-5766>

『死体派』
セリーヌの『死体派』を読んだ。
過激なパンフレ集。
ユダヤ人への悪口であふれかえっているが、ネットの悪口とは違って、読めるのはその作家的資質によるものだろう。ただ、数ページ読む分には面白いが、百ページも読むと、精神的に疲れはててしまう。すさまじい憎悪と呪詛の激流のなかで溺死しそうである。
以下、とくに章立てなどはなかったが、一連のまとまりの冒頭部分だけを抜粋してみた。

先日、私はラ・ジャットとクールブヴォワの間を結ぶ曳船道を、考えこんで、散歩していたのだった、つまらぬことを考えていて、困り果てていたんだ……投身自殺するつもりはなかった、勿論さ……だが、やはり、私はへたばりきっていたのさ、解決が見つからないからだった。人生が、毎日、愉快な訳がないよ。

私は嘆願書を百ページも書いていた、一気呵成だった。

なにも劇的に考えることはないのさ……われわれは言ってみれば戦争状態に突入しているのだ……これ以上の蛇足はいらない。

ただちに問題の核心に触れよう。民主主義諸国は戦争を望んでいる。

フランス秘密結社共和国は、いまや素朴なフランス人に対する、きわめて唾棄すべき空手形乱発の選挙詐欺、まさに信じられないペテン行為以外の何ものでもないのだ。

私は、くどくど言うつもりはないんだ、こんなことは、みんな、タルムード以来、数多くの、ごまんとある書物で、ユダヤ人自身が語っているのだ、そして、これを、幾人かの、きわめて稀有なアーリア人が、諸君のために、わざわざ読み、分析し、要約している位だからな。

拷問のモスクワから、満腹のロンドンを経て石油のワシントンに至るまで、フリーメイソンの、ジャーナリズムの、銀行の、警察の、芸術の、サロンの、ありとあらゆるユダヤ人が足踏み鳴らし、憤慨し、非難の声をあげて、ののしりまくっている。

ああ!なんて、まあ、この連中はわれわれのことを、ニューヨークを思うことか!

ドイツのヒトラー主義者どもが、ユダヤ人に、フリーメイソンに反対して、わめいて、叫びをあげて、大騒ぎをいかにしてみたところで、そんなものは、全アメリカがまさに文字通り日長夜長、そのためにうめき、騒ぎ、ガタガタ言っている通り、ローマ、ベルリン、フランコ、日本に向けられた侮辱と軽侮と非難と呪いと狂気じみた辛辣さの龍巻と暴風とサイクロンに比較すれば、小言、お人よしの不平の調子以外のものではないのだ。

ブルックリンのサミュエル・コーエン、アメリカの秘蔵っ子で、民主主義者のロータリークラブ会員(これぞ正真正銘の俗悪実業家さ)、この男は、われわれにじっと眼を注いでいるんだ、われわれに関する全てについて、特務機関すなわち『フランス情報機関』によって驚くほどの情報を持っているのだ。

パラドクス。誰よりけちんぼで、欲が深い、つまりネズミそっくりだ、この本国のフランス人、原住民という奴はさ、金貨をいじくられたり、金箱や不動産や証券をさぐられたりしたとなると、奴は、下劣なことはする、畜生にはなる、諸君の遇し方はひどいもんだよ。

アメリカの巨大な馬鹿騒ぎの中で、ニューヨークの映画はその極致を示している。

みごとなもんだ、あのすさまじい映画屋巣窟から百歩の所、西42番街に、どぎつく輝いているんだ、けばけばしいんだ、大変な繁昌振りだし、大評判さ、有名な『バーレスク』(ミンスキー流)、『カジノ』スタイルの様々な超見世物小屋のことさ、まったく相も変わらぬユダヤ・ビザンチン式の、芸術的主張などまるでない、従って、明らさまにサディスチックで、見るからにエロチックで、淫売屋みたいな、ひどく自慰的なものをやっているのさ。

思い違いをしてはいけない、ユダヤ=アメリカ人(ということは要するにアメリカ全部ということさ)が、われわれを評価したり、われわれを尊敬し始めたりするのは、ラッパ手が、すでに腐っているわれわれの肉に、贖いの大虐殺にむけて集合ラッパを吹き鳴らす時だけさ。

うう、これはきりがないぞ。索引作れるくらいにしようと思ったけど、あっさり中止だ。
後半部で、あと一つだけ。

できれば、たわごとを許してはならない、要点をよく覚えておいて、手段をつくして喉が張り裂けるくらいで大声でわめくことだ。第一に、人種主義だ!何よりも、人種主義なのだ!十回も!千回も、人種主義なんだ!絶対に、人種主義だ!消毒だ!掃除だ!フランスには唯一の人種しかいない、すなわちアーリア人種さ!……きわめて正常に適応して、住みついているのだ。その他は、そんな連中は、夾雑物、ニセモノ、粗悪品にすぎぬ。

本国フランスでは本書は出版のタブーになっている、英米でも翻訳出版されていない、という。せっかく日本語で翻訳されているんだから、これは読まない手はないのである。

LABI1で私立恵比寿中学のイベント。1部の方を見ることにした。事前にロマンさんからも面白いから楽しんできて、と言われてたので、楽しみにしていた、のだが。
開演が30分ほど遅れてはじまったため、途中で離脱を余儀なくされ、前半しか見れなかったのは残念。
しかも、遠征組の人の壁に阻まれて、ほとんどステージ、メンバーの姿を見ることができず、ただ楽しそうな音声を聞いているだけだった。本当にここで生でライブが行なわれているのかどうかも定かでない。メンバーは本当に大阪に来たのだろうか。
顔も見れなかったために、私立恵比寿中学については、可愛いかどうかもわからない。いいとも悪いとも判断できず。
客席側に、見にきていたL.u.vの3人がいたのが唯一の救いで、これだけでも見にきた価値はあったと思うべきか。

京都烏丸のkara-sでサエキけんぞうさんの講座「メディア社会とロック」
コーヒーと焼き菓子のサービス。
レジュメもあり、映像を使っての講義だったが、サエキさんのマシンガン・トークを楽しむライブとして受け止めた。
以下、レジュメからの内容の概要。

序 
メディアの歴史
 媒介(メディア)なしに直接見る世界~文字~近現代のレコード、ラジオ、トーキー、テレビ

1.ロック誕生の瞬間~若者マーケットの出現
 戦争~エルヴィス・プレスリー
2.ロックっぽさとは何か?
 「反抗」マーロン・ブランド、ジェイムス・ディーン
3.ロックの発展とビートルズの革命、そのメディアにおける役割
4.ザ・ローリング・ストーンズ~不良、反抗的という永遠の役割(1963年~)

アイドルの定義、ロリータの発見
 ヴィクトリア王朝時代~エルヴィス~フランス、イエイエブーム
 映像ジュークボックス「スコーピトン」
メディア文化の普及と大衆の「選択」
 技術が進化しても普及するとはかぎらない。
本格的な<ミュージックヴィデオ>時代の到来

まとめ
●エルヴィスによって若者メディア文化全体が始まった!
●メディアの普及と、技術の進化について考えてみよう。
●視覚と音楽の関係について考えてみよう。  

と、まあ、こんな感じ。詳しくは本を読みなさい、という提案。

大阪に戻って、梅田のHEP HALLで蜷川母子の展覧会。
蜷川実花の写真と、蜷川宏子のパッチワーク・キルト。
カラフルで楽しい!とくに、パッチワーク・キルトについては自分でもやってみたくなった。

日本橋UPsでワンコインライブ。
藤井ひかる
福野みはる
葉月
原瀬今日香
L.u.v
lily
池本真緒
bond
太田ゆうき
Csli
Mari7

L.u.vのARiSA12歳の誕生祝いイベントもあり。
青いサイリウムと、ケーキ、花束。
貴重なライブに参加できてよかった。

『ぼろぼろのダチョウ』『テクノボン』
『ぼろぼろのダチョウ』『テクノボン』
椎名基樹の『ぼろぼろのダチョウ』を読んだ。1996年
人生~バカはサイレンで泣くでおなじみの放送作家の短編集。
以下、目次。

前書き漫画「十六文」
野に咲く花のように
女王の湯
ぼろぼろのダチョウ
俺って面白いだろ?1
注文の多い風俗店
KAZUSHIGE通信
俺って面白いだろ?2
寝たきりサーキット
チェリーよ、トンファをとれ
チョコレート中毒
ファイナル・エクスタシー
栄光のクソ1

笑いを目的とした作品集のはずなのだが、どこか異常である。
狂っているわけではない。
ここでつくはずだと期待させる「オチ」や「もうひとつピーク」が肩すかしのように欠落しているのである。ゴールのない競走で、しかもいつやめてもかまわない、というルール(?)みたいなものだ。
起承転結で言えば、起結がなくて、ゆえにそれが承なのか転なのかも不明のまま続くスケッチ。
ただ、ときおり文学っぽいカタルシスを味わえる瞬間もあって、通好みかとも勘違いさせる不思議な1冊だった。

石野卓球と野田努の『テクノボン』を読んだ。1994年
以下、目次


第1章 68年、恋の夏の終わりから
クラフトワークからブライアン・イーノまで
第2章 未来派きどり
ディーヴォからニュー・ロマンティクスまで
第3章 テクノはパンク
ミュートからZTTまで
第4章 ドイツのアシッド・テスト
レジデンツからDAFまで
第5章 ブリング・ザ・ノイズ!
キャバレー・ヴォルテールからザ・KLFまで
第6章 機械の魂、反乱のテクノ
デリック・メイから808ステイトまで
第7章 ポップスのアウトロー
リッチー・ホウティンからリチャード・D・ジェイムスまで
資料編
参考文献
年表
あとがき

なつかしい名前がいっぱい!
巻頭やおしまいのあたりはスローガンだかキャッチコピーだかの言い合いで到底対談本とは思えない感じだったが、すぐに慣れた。
卓球君が「本音を言うとこの本も70年代のジャーマン・ロックと87年以降のテクノだけで充分なんだ」と言って、さらに野田氏は「ワープのオーナーのロブ・ミッシェルは70年代のジャーマン・ロックをすごく聴いている人なんだよね。前にインタビューで、70年代と90年代の相似性を指摘していたな」と言う。
当時90年代では20年前の70年代との通底を感じ取っていたようだが、現在、2010年代にいたっては、20年前というと、まさにこの本の出た90年代ズバリである。
今、新しいムーヴメントを探ろうとしたら、90年代にあたってみるのがいいのかもしれないな、との思いを強くした。

殺し

2011年11月25日 映画
殺し
ベルトルッチ監督の「殺し」を見た。
ストーリーの原案がパゾリーニ。
公園での女性殺害にからむ複数の人物の証言で構成されており、殺害のあった一夜を各証言者の視点から再構成していく仕掛けが面白くて、「藪の中」みたいな趣もあった。
この映画では、結局真相は藪の中、とは行かず、目撃証言をたどっていくことで、犯人に到達する。
証言者として登場するのは、職にあぶれている若者、ごろつき、置き引き、娼婦、ナンパで疲れた兵士、同性愛者などなど、いかにもパゾリーニな世界が設定されている。しかし、ベルトルッチ監督の手にかかると、パゾリーニほどの生々しさ(痛々しさ、とでもいうか)は出ないところが、面白い。
最終的に逮捕される犯人の「たかが街の女じゃないか!」という叫びが、この一見そっけないように見える「殺し」というタイトルの意味合いを支えている。登場人物たちを見るかぎり、そこにある生の安さが、強い印象を帯びて迫ってくるのである。
なんばBEARSで、とかげのわかば企画・新音源「影法師」レコ発イベント「まやかし白昼夢 第一夜 影踏み遊び」を見てきた。
出演は4組。

豊川座敷
蛸地蔵
犬餓村
とかげのわかば

それぞれが自分の世界を持っているね~!
しかし、このへんのミュージシャンの方々って、スリムだな。

デカメロン

2011年11月24日 映画
デカメロン
パゾリーニの「デカメロン」を見た。1970年。
パゾリーニ晩年の「カンタベリー物語」「アラビアンナイト」と並んで、「生の三部作」と呼ばれている作品。
最近見た「カンタベリー物語」と同様の艶笑譚だった。ただ、昔にビデオ化されたもので見たせいか、モザイクがあまりにも大きくて、映画と呼んでいいのかも判断つきかねるほどで、これは残念。
最近のオリジナル全長版のDVDなどでは、この問題はクリアしていることを祈る!(いずれ、また見る)
で、うかつにも今気づいたのだが、先日読んだ『パゾリーニとの対話』で、パゾリーニは、こんなことを言っていた。

私は自然らしさというものが嫌いで、すべてを再構成します。私はだれかがカメラからずっと離れたところで話しているところをロングショットで撮るというようなことはまだやったことがありません。カメラに向かって正面きって話すようにしてもらわねばなりません。だから私の映画にはカメラが一方にだけあって、役者たちがおたがいの間でべらべら喋るようなシーンは一つもありません。役者たちはいつもカメラと<1対1>で向かいあっています。

この対談は1968年のものだから、まだ「デカメロン」は撮影されていなかった。
で、何に気づいたのかというと、ちょっと確認していないのだが、上の発言が、「生の三部作」では突破されたんじゃないか、ということだ。
二人の人物が話すシーンをカメラがとらえているのがあったはずだ。
それは、閨の睦言のシーンで、パゾリーニは上で述べたような再構成のポリシーを、男女のベッドトークを撮影することで破ったのではないか。もっと言えば、それを撮影するために、艶笑譚を必要としたのが、パゾリーニの「生の三部作」の意味なんじゃないか、ということだ。
そ、そんな馬鹿な~。

ミラノ・カリブロ9
ミラノ・カリブロ9
第18回大阪ヨーロッパ映画祭、今日はフェルナンド・ディ・レオ監督の「ミラノ・カリブロ9」1972年。
タランティーノが好きがるのもむべなるかな、の犯罪アクション。
プログレッシブ・ロックのオザンナのオリジナル・サウンド・トラックで名前だけは知っていた映画だったが、これが、もう面白かったのなんのって!
特に、マリオ・アドルフのイタリア人全開の存在感は半端ない。
このマリオ・アドルフという人、ただものではない。
「ブリキの太鼓」に出てたり、ストローブ、ユイレの映画に出てたり、さらにはイタリアだからそんなに意外ではないかもしれないけど、ダリオ・アルジェントの「歓びの毒牙」にも出ているのだ。


http://www.marioadorf.com/

ストーリーもミステリーとして面白いし、ツッコミたい人にはいくつでもツボがある出来も素晴らしい。
ヨーロッパ映画の未公開新作たちをおしのけて、40年ほど前のイタリア映画が一番興奮させるのって、ヨーロッパの危機を思わせるな~。

大阪ヨーロッパ映画祭で、4本。予定では6本見るつもりだったが、ぐずぐずしているうちに2本見のがした。

「闇を生きる男」2011年
ミヒャエル・ロスカム監督、脚本による作品。
畜産業にからむホルモン・マフィア。
主人公は幼い頃に睾丸をつぶされて、男性としての機能を果たすために、ホルモンを投与している。その反動でか、今ではムキムキマッチョになっている。
主役を演じたマティアス・スーナールツは、この役柄のために20キロ以上体重を増やして筋肉オバケの肉体改造を果たしたという。

「オランダで一番強い男」2011年
マルク・デ・クルー監督。
父親のいない少年は、母親が語る強い父親像から、世界最強の男を選ぶ大会の出場者のひとりを父親だと思い込んで、弟子入りする。
いじめにあう少年を救うのは、力の強い女子だ、というあたりも、一番強い男が実は無精子症だったなど、1本めに見た映画ともあわせて、男性と女性の問題が設定されているのが、興味深い。

「アイルランドの事件簿」2011年
ジョン・マイケル・マクドノー監督。
麻薬、殺人、人種差別。
これらのネタでギリギリのブラック・ジョークで笑わせる作品。

「ヘアー・ドレッサー」2010年
ドリス・ドリエ監督。
デブゆえに就職もままならない女性の前向きなストーリー。
夢のようなハッピーエンドを用意しないあたりはヨーロッパらしい。
大阪府立中央図書館ライティホールで「講演と弦楽四重奏で楽しむ 宮沢賢治ファンタジー・ワールド」
プログラムによると。

第1部
講演「銀河鉄道の夜」の不思議さ/ますむらひろし
 『銀河鉄道の夜』を漫画化するにあたって、文章で描かれたことを視覚化することの苦労などを中心にお話しされた。
第2部
弦楽四重奏で楽しむ賢治ファンタジー
1、ケンタウル祭の夜に…~宮沢賢治「銀河鉄道の夜」によせて(建部知弘)
 午後の授業
 ジョバンニ
 カンパネルラ(レクイエム)
 ケンタウルス、露を降らせ!
 星めぐりの歌
2、交響曲第9番「新世界より」第2楽章(家路)(ドヴォルザーク)
3、見上げてごらん夜の星を

第3部はますむらひろしさんに聞く、と題するトークだったようだが、2部の終わりでタイムアップ。

あべのキューズで9(nine)のイベント。
違法コピー、ダウンロード、著作権侵害などについての啓蒙イベントに参加していた。
コスプレしようと個人的にアニメのキャラクターの衣裳を手作りすることは違法ではないが、それを他人に貸したりするとたちまち違法になる、とか。
ミニライブは4曲。
久しぶりに9に会ったが、もっと関西に頻繁に来てもらいたいものだ。
なんなら、関西出身メンバーだけでもいい。

Gallery Nomartで「大島成己展 緑の触覚 - haptic green」と、その関連イベント。
.es (ドット・エス)と鈴木創士氏(フランス文学者/EP-4)が酒井忠康氏の著書「遠い太鼓」をテーマに即興演奏。
鈴木氏の電子ピアノには、曲名と思しき「Forest / Rain / Storm / Voice / Through it」と書いた紙が貼り付けてあった。
ほんとうに僕がこのイベントに行ってたかどうかは、次のURLでわかるのである。
http://www.nomart.co.jp/news/detail/20111119.php

シネ・ヌーヴォXで、黒坂圭太監督の「緑子」「みみず物語」「個人都市」を見た。
アート・アニメーション。
表情がいい。

ピナ3D

2011年11月18日 映画

『真昼のふくろう』
先日読んだ『パゾリーニとの対話』にこんな文章があった。
聞き手のジョン・ハリディが、「奇跡の丘」について、パゾリーニを挑発する。
多くの左翼知識人がこの映画をきらったことはご存知でしょう。スチャスチャは、あなたを対話の地震計と評しました。

パゾリーニがどうとか言う以前に、ひっかかったのが、「スチャスチャ」という名前だ。
スチャスチャ!かわいい名前!
で、よく調べてみると、それはLeonardo Sciasciaのことだと、見当がついてきた。
スチャスチャではなく、レオナルド・シャーシャだ!
と、いうわけで、レオナルド・シャーシャの本を読むことにした。
シシリー、マフィアを扱った本を多数書いており、社会派ミステリーの書き手と言ってもそう間違ってはいない。
本書でも、マフィアがらみのストーリーになっているが、ご当地では、「マフィアなんて実在しない」という沈黙の壁(オメルタ)があって、マフィアなんてのは都市伝説とでも言いかねないスタンスが貫かれているのである。
事件が起こって、それを論理的に解決しようと名探偵がやってきても、敵はだれが仲間かわからないマフィアだ。名探偵の命が危ないのである。

アポロンの地獄

2011年11月16日 映画



高橋真琴

2011年11月14日 芸術

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