『卵をめぐる祖父の戦争』

刑事ベラミー、ある秘密、マンク
刑事ベラミー、ある秘密、マンク
刑事ベラミー、ある秘密、マンク

“Circus”@FANJtwice ~ミッドナイト・イン・パリ~OSAKA BBWAVE@道頓堀万灯祭
2012/7/1/SUN@FANJtwice
松田純之介presents“Circus”
■OPEN10:00 START 10:30
■ADV2500YEN ADM3000YEN(別途ドリンク代500円)
【LiVE】Mari7/Csli/bond/葉月/fain/L.u.v/RiON/仲村コニー
【THANX LiVE】Aki/カーンシンバー/じゅん☆ONE/Gifted-Young /浅倉元氣
【MC】松田純之介

【OPEN】
■10:00 ~
├se
■10:30 ~【show case】

├[15min]仲村コニー
├[15min]RiON
├[15min]L.u.v
├[15min]fain

■11:35 ~【show case】

├[15min]じゅん☆ONE
├[15min]浅倉元氣
├[15min]カーンシンバー
├[15min]葉月
├[15min]Csli

■12:55 ~【show case】

├[15min]Gifted-Young
├[15min]Aki
├[15min]bond
├[15min]Mari7


今日は映画の日だったので、ウディ・アレン監督の「ミッドナイト・イン・パリ」を見た。
なんと、タイムスリップもので、人類の存亡とかちっとも賭けていない、タイムスリップを楽しみ、そこから事態が好転していく、という、見ていて気持ちのいい映画。
歴史的な著名人がそれぞれソックリに再現されて出てくるだけで、楽しい。

道頓堀リバーウォークで、OSAKA BBWAVE。
とんぼりブギーガール、キープオンスマイリング
アンコールにこたえて(?)道頓堀へいらっしゃい音頭。

9(nine)@イオンモール大日~Case of Telegraph West@CONPASS
9(nine)@イオンモール大日~Case of Telegraph West@CONPASS
イオンモール大日で9(nine)のミニライブ。
午後1時の回
1.流星のくちづけ
2.少女トラベラー
3.オレンジdays
4.流星のくちづけ
午後4時の回
1.流星のくちづけ
2.shining star
3.オレンジdays
4.流星のくちづけ
歌のうまさでは吉井香奈恵が変わらぬ歌唱力を見せていたが、今回は、村田寛奈のひとり勝ちのようなステージだった。歌唱力もアップしており、ダンスの切れは群を抜いていた。これはすごい。今回は時間の都合で握手会に参加できず、おしゃべりできたのはヒロロのお母さんくらいだったが、それでもじゅうぶん満足だった。

心斎橋CONPASS(コンパス)でCase of Telegraph West。
16:30 OPEN
17:30-18:00 ニウバイル
18:20-18:50 SADIE SADS
19:10-19:40 アイス
20:00-20:30 NON BAND
20:50-21:30 EP-4・UNIT3
21:50-22:20 タコ
80年代を代表するインディー・レーベル「テレグラフ・レコード」がお贈りする「今」。
と、いうわけで、各バンドが80年代とどのようなスタンスで接しているのか、というのが、それぞれ面白かった。あえてタイムスリップしてみせるバンド、現役を見せつけるユニット、変わらぬ魂と日々変化する精神。様式美とセルフパロディ。どちらにしても、一筋縄ではいかない面々の集会だった。客席も!
再起動した80年代インディーズのミュージシャン達。
その「過去」「現在」「ON」「OFF」を俯瞰する写真展。
Thus We Live Bit by Bit』 同時開催決定!
これもまた、楽しい写真展だった。

『ロバのカバラ』
ヌッチョ・オルディネの『ロバのカバラ-ジョルダーノ・ブルーノにおける文学と哲学-』を読んだ。
以下、目次。

1.ブルーノとロバ―先送りされた問い
2.神話、寓話、物語―「ロバ」の素材
 「有益な」対「悪霊的な」
 「強力な」対「卑しい」
 「知恵のある」対「無知な」
3.ロバとメルクリウス―「対立物の一致」の暗号
4.ロバ性の両義的空間
5.人間とロバ―「獣性」と「神性」の狭間で
6.肯定的ロバ性―労苦、謙遜、忍耐
7.否定的ロバ性―閑暇、傲慢、一面性
 a)黄金時代の神話
 b)懐疑主義者たちとアリストテレス主義者たち
 c)キリストと福音主義的改革者たち
8.運命の演説
9.真理の迷宮の中で
10.オリオンからキロンへ―宗教的祭祀の対立するイメージ
11.シレノスとしてのロバ-外観の欺瞞について
12.ブルーノ以前のロバの文学
 ピーノの『考察』
 マキアヴェッリの『ロバ』と他の例
 パラドクスの文学
13.文のエントロピー
14.自然科学と人文科学-「新しい同盟」

ロバによって象徴(代表)される対立物の一致についての考察。両義的存在は、ロバ以外だと、老人とか子供とかしか思い浮かばないが、何かないかな。

『アドルノ』

2012年6月28日 読書
『アドルノ』
マーティン・ジェイの『アドルノ』を読んだ。
以下、目次。

序文
1 ある傷ついた生活
2 無調の哲学
3 砕かれた全体性―社会と心理
4 操作としての文化、救済としての文化
結び

訳者あとがきによると、それぞれの内容は次のとおり。
1 ある傷ついた生活(ひととなりと経歴)
2 無調の哲学(哲学思想)
3 砕かれた全体性―社会と心理(社会思想)
4 操作としての文化、救済としての文化(文化論・芸術論)



オレンジと太陽

2012年6月27日 映画
オレンジと太陽
ジム・ローチ監督の「オレンジと太陽」を見た。
強制的児童移民。マーガレット・ハンフリーズの半生を描く。
『おなやみジュース』『うらない屋コノミちゃん』
『おなやみジュース』『うらない屋コノミちゃん』
令丈ヒロ子さんの『おなやみジュース』と『うらない屋コノミちゃん』を読んだ。
『おなやみジュース』は、15歳の寺子屋シリーズのエッセイ。自分の半生を振り返りながら、悩む思春期のこどもたちに向けて書かれている。
そのなかで、令丈さんが占いに凝っていることが書いてあった。それで、『ホンマに運命』とか、そういう占いを題材にした作品ができたんだな、と納得。
また、お悩み解決が好きだった、というのは、令丈さんのいままでの著作に如実にあらわれている。
こうして本を書くことで、思春期の主に女性の悩みにアドバイスできているわけだから、幼い頃の夢が叶えられているわけである。

また、その後、雑誌小学3年生に連載されたものに加筆訂正をした『うらない屋コノミちゃん』を読んだ。
占いものだ!
この本については、令丈さんの作品にしては珍しく、あきらかに悪の側の存在が描かれている。わかりやすい敵を描いて、それに対抗し、撃破する、という図式は非常に面白いのだが、一面的になりやすい。令丈さんの作品は、たとえ敵であっても、愛すべき存在であったり、一方的な悪の存在は登場しなかったはずなのに、この本はいったい!これは令丈さんにとっては、かなり珍しい部類の本になると思った。
アートスペース亜蛮人で、5周年記念亜蛮人パンダン展を見た。
灯火幻、くがいゆたか、コーイチ、Yoshi、Roco、足立善男、近藤宗臣、市川裕隆、tk4m、辰巳義隆、 蛇目、美奇子、絶、藤田佳菜子、新竹季次、ma-mi、みそら、木苺リン、グリーンモンスター、木佐貫秀夫、中井ヒトミ、御歌頭、川畔理恵、Cruz、いとしのニーナ、Kumi、大川陽子、かがり、アマリ、外山和敬、山本桃水こがんち、加世田悠佑、史群アル仙、ひらおちえ、キリハラカズヒロ、ChiakiAkada、ノグチナオヤ、上甲削る、おおしろ晃、白桃-hackt、赤子、川瀬大樹、細川高文、木材、Kylin、谷口朋栄、KASAJIMA、敦仁、ナタコペイ、Harumi Kanayama、原田ちあき、西村忠起、坂ノ咲由平、ニロタカ、*よしか*、ぴちゅな、蜜月、あやか、タニカワアユ、月夜乃散歩、*yasu*、福山翔太、kaori、まぁ子、萌木ひろみ、水野浩世、北愛、mieze、光井佳菜子、pikkoro、藤本ぽやな 、橘蔵人
以上、37名の出品。
今までこの亜蛮人で見たことのある作家さんの作品も多数あった。
1階も2階も個性の爆発だが、上の階のほうが、ややアダルト、という感じか。


京都シネマでフランス映画祭2012。
今日は5つのプログラム。

内容は公式サイトから。
11時 短編作品集
ビンぞこメガネ(9分) / 宇宙からの巨大怪物の襲撃(19分) / ラストワゴン(15分) / 踏切警手(12分) / 人間運送(30分) / 近日公開(11分)

13時15分 『わたしたちの宣戦布告』
2011 / 仏 / 100分 / 監督:ヴァレリー・ドンゼッリ / 出演:ヴァレリー・ドンゼッリ、ジェレミー・エルカイム
一組のカップル、ロミオとジュリエット。二人の子供、闘い、病。なによりもそれは壮大なラブストーリー。

15時15分『A HAPPY EVENT(仮)』
2011 / 仏 / 107分 / 監督:レミ・ブザンソン / 出演:ルイーズ・ブルワゴン、ピオ・マルマイ
人生いちばんのめでたいイベントである妊娠と出産。しかし、その裏には秘められた誰も語りたがらない話がある。

17時25分『美が私たちの決断をいっそう強めたのだろう / 足立正生』
2011 / 仏 / 74分 / 監督:フィリップ・グランドリュー / 出演:足立正生、小野沢稔彦
世界の映画祭で特集上映が組まれ、常に“愛”について追求を続けるグランドリューと足立正生によるコラボ作品。

19時『リヴィッド』
2011 / 仏 / 92分 / 監督:ジュリアン・モーリー、アレクサンドル・バスティロ / 出演:クロエ・クールー
衝撃作『屋敷女』から5年。ジュリアン・モーリー&アレクサンドル・バスティロが贈る未体験の絶叫恐怖世界。


面白かったのは、最初の「短編集」と、最後の「リヴィッド」

ベリキュー@千里セルシー~少年ナイフ@梅田茶屋町タワレコ~GiRLs GENERATiON-SP-@ロケッツ
ベリキュー@千里セルシー~少年ナイフ@梅田茶屋町タワレコ~GiRLs GENERATiON-SP-@ロケッツ
千里セルシーで午後3時からBerryz工房(夏焼、清水、熊井、徳永)と℃-ute(鈴木、中島)のミニライブ。
1.甘酸っぱい春にサクラサク
2.Berryz工房「Because Happiness」
3.℃-ute「幸せの途中」
4.超HAPPY SONG
途中、「同時にリアクション」コーナー。
お題は「大阪城」と「ボルト選手のきめポーズ」
また、クイズの答えを同時に答えるコーナーでは、
「3+4×2」「大阪以外に府のつくのはどこか」
中島が司会を担当していたが、クイズに関しては、「わたしも正解を知らない」と、あぶなっかしい発言が飛び出た。
今回のミニライブでは、バリバリのダンスや、見事なフォーメーションなどは特に見られず、わりと普通のアイドル並みのクオリティーだったのが、ちょっと残念。

午後4時から梅田NU茶屋町のタワーレコードで、少年ナイフのインストアライブ。
1.pop tune
2.Osaka Rock City
3.sunshine
4.Move on
ライブ後は、ザ50回転ズのダニーと少年ナイフとでのトーク。
ミュージシャン同士の音符があふれるようなトークで、ほめ殺しあいも見れた。

午後6時30分から難波ロケッツで、“GiRLs GENERATiON-SP-”今日は3部構成だったが、僕が見れたのは、第3部だけ。

仲村コニー
1.ね~え
2.それでも好きだよ
3.翼の折れたエンジェル

前田彩花
ムダ情報が面白い

福井柑奈

L.u.v
今日は、OSMにみさきが行っているので、2人編成。
久々にL.u.v見たら、ありさの身長が伸びている気がした。

水嶋ひかり
お、持ち時間じゃっかん少なめ

梅田ちさと
持ち時間10分か。

桐山もえ

RiON

fain
ノーバディライクユーとか

葉月
ポンバシの狂犬

Mari7
ユー&ミーとか

物販でコニーちゃんにモケケもらった。う~ん、うれしい!わかってらっしゃる!

今日はまずOSMに行って歌とダンスを見ようと思っていたのだが、なんと整理券が必要、ということで、キャンセル待ちの券が出ているのをみさきちゃんのお母さんに教えてもらったが、なんだか違う行列に並ばされたあげく、けっきょく、券はなかった。おそらく在校生が観客として会場内に入っていて満員になってしまったと思われる。在校生はそれ用に別の日を設けてステージを見て、せっかく外部から来ているお客さんをしめだすことのないように、してもらいたい。と、いうか、きっとアイドルが出なかったら、外部からはあまり人が来なくて、今までの体制でぜんぜん平気だったんだろうけど、もともと会場が狭いんだから、前日の客の入りようを見たら、もっと対処のしようがあったんじゃないか、と思う。
で、学校近くにペンギンがいたので、それを見て癒される。
また、昨日にひき続き、パライソに行って、モタコくんから「アーヨーネ」の謎をきく。あ、昨日の日記にパライソ行ったこと書き忘れてるな。まあ、いいか。




高畠那生絵本原画展@アセンス美術~so-onプロジェクト@OSM~北村來嶺彩@LOOP A~3月11日を生きて@サクラファミリア
高畠那生絵本原画展@アセンス美術~so-onプロジェクト@OSM~北村來嶺彩@LOOP A~3月11日を生きて@サクラファミリア
高畠那生絵本原画展@アセンス美術~so-onプロジェクト@OSM~北村來嶺彩@LOOP A~3月11日を生きて@サクラファミリア
心斎橋のギャラリーアセンス美術で、「高畠那生絵本原画展」を見た。
「まってるまってる」「だるまだ」「だれのたまご」の原画が展示してあり、絵本も置いてあって、著者の主要作品が自由に読むことができるようになっていた。
『せきとりしりとり』とか『チーター大セール』とか読んだ。面白い!
なぞなぞ的な面白さと、ユーモアで、なごんだ。

OSM高等専修学校の学園祭で、so-on projectのライブ。
客席は在校生がほとんどで、ノリが通常のアイドルライブとは全く違って、興味深かった。
1.world is yours
2.so on go on
3.GENKAIガール
4.give me a break
5.go my way
so-on projectは、マイスクールとハイカラーの2チームに分かれていて、マイスクールのほうに、L.u.vのみさきも入って1曲踊っていた。
彼女たちが販売するアイスクリームはあいにくと食べられなかったが、学園祭っぽいムードを久々に味わえて面白かった。

アメリカ村のLOOP Aで、北村來嶺彩のライブ。
1日中ライブがあったが、到着時、ちょうどクレアちゃんのライブ前だった。
1.創聖のアクエリオン
2.未来予想図2
3.かもめが翔んだ日
4.愛情
5.Fight together
バラードだけかと思いきや、アップテンポの曲やアニメソングなど、バラエティに富んだ選曲で、楽しめた。
來嶺彩ちゃんの歌唱力、表現力も半端なくすごくて、「8歳にしてはすごい」というレベルを超えていて、これからが楽しみだ。

午後6時30分から、サクラファミリア大阪梅田教会で、青池憲司監督の「3月11日を生きて~石巻・門脇小・人びと・ことば~」を見た。
東日本大震災があった日、津波が襲いかかるまでに避難することができた学校の先生や生徒たちの証言を記録している。
ふだんの訓練どおりに動く生徒たち、下級生をフォローする上級生、避難にやってきた住民とともに津波の被害から逃れようとする一部始終が語られる。
雪が降り、寒さに凍えながらも、避難をする報告は、既に忘れかけている当時の衝撃をよみがえらせるのに十分だ。
体育館は崩れそうで入れず、校舎の屋上まで行っても津波の被害を免れないと判断して、校舎の窓から隣接する山に橋を渡してエスケープするスリル。
また、足が不自由で、心臓が悪い、などの症状を訴えて、山の頂上に移動することをあきらめるお年寄りなどを、励まして避難させるくだりなど、感動させられる。
監督は、ネットなどで津波の衝撃映像が氾濫しているのに、辟易としていて、この映画では特別にそういう衝撃映像はいれない、という方針で作ったという。それでも、津波の被害を受けた教室の姿は、相当に衝撃的だった。

『HOTチョコレート』『あたまのぽよよん』『うちゅうのガムくん』
『HOTチョコレート』『あたまのぽよよん』『うちゅうのガムくん』
『HOTチョコレート』『あたまのぽよよん』『うちゅうのガムくん』
令丈ヒロ子さんの『HOTチョコレート』『あたまのぽよよん』『うちゅうのガムくん』を読んだ。
『HOTチョコレート』は、吸血鬼もの。血よりもホットチョコレートのほうがすき、という吸血鬼の少年。孤独な吸血鬼少年に同情して、自分も吸血鬼になってしまおう、とする少年と、その少年が好きな少女を主人公にしている。
吸血鬼になりかけて、そのパワーに能天気にはしゃぐ少年と、人間でなくなってしまうことについて悲しんでしまう少女。
『あたまのぽよよん』は人の本心が見えてしまう話。エスパーものだが、そのとっかかりの面白さだけを提供してくれるので、きっと、この本読んだこどもは、自分なりのストーリーを紡ぐんだろうなあ。
『うちゅうのガムくん』は、宇宙人もの。でも、ガムなのだ。

『タビねこくん』『きみの犬です』『××天使』
『タビねこくん』『きみの犬です』『××天使』
『タビねこくん』『きみの犬です』『××天使』
令丈ヒロ子さんの『タビねこくん』『きみの犬です』『××天使』を読んだ。
『タビねこくん』は、人間の言葉を話せて二足歩行しちゃう猫の物語。
猫と人間とでは成長の速度が違うので、主人公のこどもをどんどん追い抜いて大人になっていく、のかな、と思ったら、まだまだ幼い面も残していて、ほっとするやら、ちょっと心配するやら。
つきつめていくと、ジェニーの肖像みたいな結末になるのかもしれないけど、あえてその後どうなったのか、は描かないところが、想像力をかきたてるところでる。
『きみの犬です』もちょっとSFっぽい設定。死んでしまった愛犬の魂がのりうつった少年と、その犬の飼い主でもあった少女との切なく淡い物語。落語の「犬の目」みたいな展開もあり、また、本当に少年は犬の魂を宿していたのかについて、考えさせる。
『××天使』は、天使みならいが下界でコメットさんみたいな活躍。天使から見た人間の世界の描写が、面白い。

今日読んだ3冊は、それぞれ楽しくて、せつなさも感じさせる名作ぞろいだった。
午後7時からなんば紅鶴でアイドルちゃんたちのバラエティ、「10minutes HELP」
出演 /大阪瞳、荻野アサミ、夢野さくら、不眠、丼野M美、花井なお、野中ひゆ、ちやじ、ゆう、ホーリー、姫宮りん、うてなゆき、早坂くるえ
MC / 保山ひャン、B・カシワギ
2つのチームにわかれて、この日のために思いついた競技の数々で遊んだ。
競技はいっぱい考えたのだが、実際にできたのは、時間の都合で、その半分以下。
「100メーテル競争」
「精神的棒たおし」
「匂ってハニー」
「ねんどロイド」
「ビントロ当てクイズ」
「借りモノ競争」
アイドルちゃんたちの歌や、夢野さくらさんの個人演技「棒たて」も交えて。
優勝チームは、野中ひゆチーム。
MVPは、姫宮りん、不眠。
いや~、これは楽しかった。
次にもし開催するなら、「ポロリもあるよ」というコピーはあえて使わないでおこうと思う。

イベント前に、関西電力本店前に行って、大飯原発再稼動反対の意思表示。
先週は雨が降っていたが、今日は晴天。
地震以降、東京電力のふがいなさを見るにつけ、関西電力はまだマシだと思っていたのだが、どうも、あやういのである。地震おきて津波おきて、メルトダウンしても何も変わらない、っていったいどういうことなんだろう。
『大きな魚をつかまえよう』
デイヴィッド・リンチの『大きな魚をつかまえよう』を読んだ。サブタイトルにもあるように、リンチ流アートライフ&瞑想レッスンで、超越瞑想(TM)のことについても語っている。瞑想の方法を説く本ではなく、あくまでも映画などについてのエッセイで占められているが、難解そうな映画の印象とはうってかわって、本書でのリンチの文章は「大丈夫か?」と危惧するほどに純朴な感じだ。
以下、目次。

はじめに
最初のダイヴ
窒息用ゴム製道化服
人生の始まり
アート・ライフ
夜の庭園
幕が上がる
映画
解釈
円環
アイデア
欲望
意識
アイデアを翻訳しよう
ロサンジェルス
イレイザーヘッド
人生の速度
ヨガの修行僧たち
ボブズ・ビッグ・ボーイ
世界でいちばん怒っている犬
音楽
直感
統一場
四番目の意識状態
着実に進もう
近代科学と古代科学
いつでも、どこでも
存在の同一性
ファイナル・カット
セラピー

アンジェロ・バダラメンティ
音響
配役
リハーサル
恐怖
さあ一緒に
ツイン・ピークス
連続ドラマ
赤い部屋
アイデアに訊け
テスト上映
一般化

苦悩
セルフの光
黄金の塔
宗教
ドラッグ
明かりを点けろ
インダストリアル・シンフォニー1番
ロスト・ハイウェイ
制約
マルホランド・ドライブ
箱と鍵
場所の感覚

質感
大工の手仕事
セット・アップしよう

映画の光
ストレイト・ストーリー
映画の偉人たち
フェリーニ
キューブリック
インランド・エンパイア
タイトル
新しい仕事の方法
映画監督のコメンタリー
フィルムの死
若い映画監督のデジタル・ビデオ
デジタル・ビデオのクオリティ
映画の未来
常識
アドバイス
睡眠
根気よく続けよう
成功と失敗
また釣りに行こう
思いやり
意識に基づく教育
ほんとうの平和
おわりに
コーダ 真の幸福は内側にある
自選フィルモグラフィ
クリント・イーストウッドのメッセージ
リンチ・瞑想・ビートルズ/草坂虹惠(訳者あとがき)

本書でリンチは、DVDに副音声をつけない理由を説明していたり、撮影媒体でフィルムを使うのはやめたと宣言していたり、といろいろ面白いが、読後今でもひきずっているのは、イレイザーヘッドのくだり。
この「イレイザーヘッド」では、作るうちに作品がある方向に進化していて、監督自身、それぞれのシークエンスが何を物語るのか、意味がわからなかったらしい。悪戦苦闘の末、ある日聖書を開いてみたら、ある一節が目に止まり「そうだったのか!」と全体像をつかむことができたのだと言う。リンチは、文章をこうしめくくっている。
「それがどんな一節なのか、決して言うことはないだろう」
知りたい~!
『フランソワーズ・アルヌール自伝-映画が神話だった時代』
『フランソワーズ・アルヌール自伝』を読んだ。
以下、目次。

1.「芸名はアルヌールにしましょうよ」母はそう提案した
2.映画への憧れと夢を育んだ、モロッコでの少女時代
3.私はおとぎ話を固く信じていた そして、それは現実になった
4.内気ではにかみ屋だった17歳の私『漂流物』で映画デビュー
5.映画仲間と一緒にいるのは、なんて幸福で自由なのだろう
6.マリナ・ヴラディと過ごした頃のことは、私の人生に刻み込まれた
7.『グルネル河岸通り』と『赤いバラ』での奇妙な体験
8.『欲望と愛』をはじめ、仕事を通じて多くを学んだ
9.『禁断の木の実』のヒットで、もう一人の自分が独り歩きし始めた
10.『トレドの恋人たち』のロケで、スペインへ
11.『過去をもつ愛情』で再びヴェルヌイユ監督と組む
12.『フレンチ・カンカン』は私にとって、終わりのない物語である
13.シモーヌ・シニョレも私も、強烈で手応えのある人生にひかれていた
14.『ヘッドライト』と共に私は世界を駆けめぐった
15.シャルル・トルネの家では子供時代を思い返した
16.失敗もしたけれど悔やんではいない
17.『幸福への招待』、そしてジョルジュとの結婚
18.パリのドーフィーヌ広場、イヴ・モンタンのアパルトマンで
19.モンタンとシニョレの家での充実した日々
20.『大運河』撮影のため、真冬のヴェネツィアへ
21.『幸福への招待』上映のためアメリカへ ジェラール・フィリップと出会う
22.『女猫』への出演で、私はさまざまなことを考えた
23.『学生たちの道』と『アスファルト』新聞王ラザレフの家での日曜日
24.『愛のシーズンオフ』の撮影 結婚の破綻という苦い思いの中で
25.アラン・ドロンのように、私は日本で愛される俳優の一人になった
26.カトリーヌ・ドヌーブは、誰の目にも明らかにスターだ
27.私とシモーヌは、モンタンの稽古を見て幸せをかみしめた
28.たとえ必需品でなくても、私はゴージャスなものが好きだ
29.『爪を磨く野獣』に出ていたあの頃 私にとってのアルジェリア戦争
30.ベルナール・ポールと出会い、『夫婦』に取り組んだ日々
31.『正義の人びと』で初舞台を踏む 怖れで胃が締めつけられる思いで
32.私たちは世の中を変えることを夢み、公平で人間的な世の中にしたいと思った
33.ベルナール、ルイ・ダカンらとの出会いで、新しい世界が開けた
34.ベルナールとの日々 私は自分の仕事を犠牲にしていなかっただろうか?
35.病を、彼の闘いを、私たちは分かち合った
36.水底を蹴って水面に浮かび上がる
本書はジャン=ルイ・マンガロンの協力を得て書かれた自伝で、裏話もたくさん書いてあるし、政治や社会的なこととの関わりについても興味深い発言があった。
裏話で言えば、たとえば、映画『漂流物』で彼女にはヌードのシーンがあるが、当時彼女は17歳で、法律で守られており、体育教師がスタンドインをしていたそうだ。体型がぜんぜん違うのに、スタンドインに気づいた人はいなかったという。
また、同じ『漂流物』で彼女が歌うシーンもあったが、これも吹き替えで、シャンソン界のスター、マリー=ジョゼが歌ったそうだ。そのせいで、彼女は驚くべき音域の持ち主だとずっと誤解され、映画の宣伝のときなどに、歌を披露するような提案がなされると、何かと理由をつけて断っていたそうだ。
政治との関わりについても面白い部分があって、それはいずれ、引用とともに、追記予定。
京都シネマで開催中のイメージフォーラムフェスティバル。今日は2つプログラムを見た。
Fプログラム:境界線上の映画 2 作品108 分
(内容紹介:公式サイトから)
「夢は叶う!だから僕は願います!僕は、妖怪になる!!!」と叫ぶ奇天烈な36 歳、加藤くんに魅せられた萌え声OL が密着取材を敢行『加藤くんからのメッセージ』。日常とパフォーマンスの境界で舞う万城目純の新作。

授業 —境界日常のために—:万城目純/ ビデオ/18 分/2012
加藤くんからのメッセージ:綿毛/ ビデオ/90 分/2012(東京会場:観客賞)

Oプログラム:ミスプレイスド・ストーリーズ 場違いなお話 4 作品80 分
(内容紹介:公式サイトから)
美しい浜辺での、病弱な少女とサーファーガールのささやかな交流を描く『波』、血なまぐさい事件の現場をカメラが探索するピクチュアレスクなミステリー『イスラ・アルタ』、現在最も注目される若手作家マティ・ディオップの今年のロッテルダム映画祭短編タイガーアワード受賞作『ビッグ・イン・ベトナム』などを上映。

波:ミゲル・フォンセカ/ ポルトガル/ ビデオ/22 分/2012
厳格な体制:エルッカ・ニッシネン/ 香港・中国/ ビデオ/14 分/2012
イスラ・アルタ:フェデリコ・アドルノ/ パラグアイ/ ビデオ15 分/2011
ビッグ・イン・ベトナム:マティ・ディオップ/ フランス/ ビデオ/29 分/2012

今日は台風が関西に上陸するとあって、映画館も早仕舞いしていた。
今回、観客が選ぶ賞は、僕の見れなかったプログラム中の作品「FU嶽三十六景」:金谷祐希だったようだ。やっぱり、オールナイト上映でもしてくれないと、半分も見れないなあ。
http://imageforumfestival.com/
今和次郎 採集講義─考現学の今@国立民族学博物館~マーティン・ジェイ講演会「“反”啓蒙の弁証法 ――過激派のスケープゴートにされたフランクフルト学派」@立命館大学
国立民族学博物館で特別展「今和次郎 採集講義─考現学の今」を見てきた。
テーマ1 採集講義
セクション1 農村調査、民家研究の仕事
セクション2 関東大震災-都市の崩壊と再生そして考現学の誕生
セクション3 建築家、デザイナーとしての活動
セクション4 教育普及活動とドローイングのめざしたもの

テーマ2 衣装・ファッション・世相の今昔
セクション1 岡本信也・岡本靖子氏の「超日常観察記」
セクション2 「田中千代コレクション」と洋装史(テレビ番組「カーネーション」に登場した服装も展示)

テーマ3 住まいとその環境の記録・研究・再現
セクション1 「大村しげコレクション」から 町家ぐらし家財道具の一切しらべ
セクション2 世界のものしらべ(マダガスカルの家財道具一切しらべ 、ソウルスタイル・李さん一家の家財道具一切しらべ データベース)
セクション3 モンゴル・ゲルの家財道具一切しらべ
セクション4 縮尺1/10民家模型製作のための一切しらべ

中学生男子の制服のどこがすりきれているか、とか、蟻がどんな軌跡を描いて歩くか、とか、女学生の髪型とか、労働者が寝転ぶ姿とか、カフェーの女給の制服とか、一切を記録しつくそうという真剣なんだかネタなんだか疑ってしまいそうになる、情熱の記録がある。

午後5時から、立命館大学末川記念会館1階講義室で、マーティン・ジェイ講演会「“反”啓蒙の弁証法 ――過激派のスケープゴートにされたフランクフルト学派」
カストロ、エスチューリン、パトリック・ブキャナン、マイケル・ミンニチーノなどの事例から、過激派カルトの理論武装に利用されたフランクフルト学派について講演された。2011年7月にノルウェーの狂信的右翼ブレイビクが大量虐殺事件を起こした。そのブレイビクがアンドリュー・バーウィックのペンネームで記したマニフェスト「2083年ヨーロッパ独立宣言」のなかでもマーティン・ジェイの著作『弁証法的想像力』が歪んだ使われ方をしており、今回喫緊のテーマとして講演されたもののようだ。
通訳はつかず、またマーティン・ジェイの語り口は滑らか、また質疑応答も全部英語で行われたので、2時間の講演時間はみっちり中身の詰まったものになったが、いかんせん、僕自身の語学力がついていけず、とくに質疑応答でのマーティン・ジェイが回答で語らんとするニュアンスがうまく把握できたかどうかこころもとなく、それが残念。質問1つ1つに対して、膨大な回答を語ってくれていたのである。
京都シネマで開催中のイメージフォーラムフェスティバル。今日は3つプログラムを見た。
Qプログラム:スモール・ロード 1 作品103 分
(内容紹介:公式サイトより)
アメリカ中西部の道路と車を、47 ショットで綴る究極のロード・ムービー。デジタル映像のハイパーリアリズムが、ベニングの〈黙視し、耳を傾けること〉についての問いを新たな次元へ旅立たせる。IFF2009 で上映されたベニング16 ミリ最後の作品『RR』と対をなす作品。

スモール・ロード:ジェームス・ベニング/ アメリカ/ ビデオ/103 分/2011

1つ目のプログラムを見た後、京都芸術センターに行って、もろもろの情報を入手。ギャラリーで開催中の「ゆらめきとけゆく」児玉靖枝、中西哲治展を見た。ベテラン作家(児玉靖枝)と若手作家(中西哲治)が向き合い、触発されあうことをテーマとしたシリーズなのだが、ベテランと呼ばれる児玉さんでも、僕より年下なのである。7月7日、8日には対談も予定されているが、いけるかな。
適当な印象を書かせてもらうと、児玉さんの作品は、絵画がひそんでいる気配がただならない。中西さんの作品は、うわ、絵画にしてしまいやがった、という快挙にも似た快感。

Aプログラム:ジャパン・アニメーション・パノラマ 12 作品81分
(内容紹介:公式サイトから)
ベルリン国際映画祭短編部門銀熊賞「グレートラビット」を日本初上映。巨匠と若手の競演は世界中が注目する日本のアート・アニメーション最前線だ。急逝した相原信洋の『SKY』はアニメーションの動きのセオリーを超えた前人未到の傑作。

金星の夢:外山光男/ ビデオ/20 分/2011
みちゆき温泉編:谷口亮/ ビデオ/4 分/2011
GIGI-GAGA:相原信洋/ ビデオ/3 分/2011
SKY:相原信洋/ ビデオ/1 分/2011
Red colored bridge:田名網敬一/ ビデオ/ 7分/2012
蛾鑑:清家美佳/ ビデオ/6 分/2012
gala gala:中西義久/ ビデオ/6 分/2012
開かれた遊び、忘れる眼:ALIMO/ ビデオ/9 分/2012
人の島:ALIMO/ ビデオ/ 7 分/2011
グレートラビット:和田淳/ ビデオ/7 分/2012
MODERN No.2:水江未来/ ビデオ/4 分/2011
AND AND:水江未来/ ビデオ/7 分/2011

Jプログラム:アニメーション・セレクション1 深呼吸の旅 7 作品68 分
(内容紹介:公式サイトより)
深い眠りに身を任せる心地よさと、底なしの海にたゆたう浮遊感覚を重ねあわせた『スリープ』、日常の些事から思い切って飛び出して、孤島で過ごした日々の日記『カーポ・ヴェルデへの旅』、超絶的ペーパークラフト・アニメーションの技巧と捩じれた話法で英国アカデミー賞を受賞した『イーグルマン・スタッグ』など優れたアート・アニメーション選集。

波打ち際にて:トンマーゾ・デ・サンクティス/ イギリス/ ビデオ/10 分/2010
スリープ:クラウディス・ジェンティネッタ+ フランク・ブラウン/ スイス/35 ミリ/5 分/2010
スポークン・ムービー1:ヴォイチェフ・ボンコフスキ/ ポーランド/35 ミリ(ビデオ版)/6 分/2007
カーポ・ヴェルデへの旅:ホセ・ミゲル・リベイロ/ ポルトガル/ ビデオ/18 分/2011
544/544(アップ/ ダウン:トーマス・モール/ 音楽:ハンネ・ダルボーフェン/オランダ/ ビデオ/10 分/2011
私は自転車に乗って30 分で大気圏の縁に至る:ミヒェル・クレフコルン/ ドイツ/ビデオ/10 分/2011
イーグルマン・スタッグ:マイキー・プリーズ/ イギリス/ ビデオ/9 分/2010

今日の3プログラムでは、なんといっても、「スモールロード」が面白くて、たくらみに満ちた作品だった。きっとあれは仕掛けなんだろうな、と見当はつくけど、実際どうなのかわからない。

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