田名網敬一 宇川直宏 DISCO UNIVERSITY展
2004年6月14日 趣味
キリンプラザ大阪で開催中の「田名網敬一 宇川直宏 DISCO UNIVERSITY展」を見て来た。
4階では大量のポスターとオブジェ、アニメーション上映等。
6階ではサイケ・ディスコ「テラー・ジョーズ」計画の見取り図とライブペインティングの上映、オブジェ展示等。
途中の5階にも原画があったり、帰る途中の3階への階段にもポスター等が展示されている。
田名網敬一は1936年生まれのグラフィックデザイナー/イラストレーター/アニメーター/画家で、60年代を中心に原色のサイケ満開の作品を多数発表している。
4階で上映されていたアニメーションはDVD「TANAAMISM」と「TANAAMISM2」だった。しっかり全部見た。75年の作品から21世紀の作品まで。
また、画集『BLOW-UP』と『BLOW-UP2』も自由に閲覧できたので、2冊とも解説文まで全部読んだ。『2』の方は大掃除で物置から発見された大量の未発表イラストが中心だ。
田名網敬一がモチーフによく使うのは、金魚、波、耳、松、虹等、形がうねうねしたものが多い。それが原色でカラフルな彩色をされるのだ。僕の一番好きな色使いではないか。
先日見た「グータン」で精神分析では黒を着る人は集中力がある、とか言っていた。僕は礼服以外、黒を着たりしない。モノトーンは面白くないので着ないのだ。集中力がないのも自他ともに認めるところだろう。
そう思っていたら、『BLOW-UP』に田名網敬一自身が飽きっぽい性格だということを書いていた。当たってるじゃん!当たってまんがな!当たってマンガーナ!
で、昨日、現代音楽を聞いていてポピュラーの要素を見出したりしたのだが、田名網敬一のサイケなイラストを見ていて、思い出したのは、『ボボボーボ・ボーボボ』だった。
『ボボボーボ・ボーボボ』はジャンプで連載中の漫画だが、とにかく脈略がないのだ。テレビアニメ化もされており、先日の放送では、闘いのシーンがまるで落語の「こんにゃく問答」だった。田名網敬一の、同じ場に雑多なものが同居する作品を見ていると、ここにツッコミが1人入ったら、そのまま『ボボボーボ・ボーボボ』だなあ、と思った。漫画の場合は、ミシンとこうもり傘が手術台の上で出逢ったところにツッコミが1人出て来て、「なにゆえに、ミシンー!」とか白眼を剥いて、サブカルチャーを成立させているのだ。田名網敬一のサイケ・イラストにはツッコミ役は描かれていないが、現在見ると、いないはずのツッコミを見てしまうのだ。
60年代、70年代の作品を現代に甦らせるとは、こういうことなのか。
田名網敬一の70年代の映像作品「why?」を新しい音楽と技術でリミックスされているのを見たのだが、あまり感心しなかった。素材や技術を現代のものに置き換えてもだめなのだ。ものの見方が肝心だ。
本屋に行って、昔からの友人、吉田稔美さんの絵本『つづきのねこ』が確かに並んでいるのを確認し、喜ぶ。猫が好きで飼ったことのある人ならきっと「うんうん」とうなずけるお話しだ。子猫サイズの絵本。
ついでに金子國義の新しく刊行された写真集『DRINK ME EAT ME』を読んだ。
タイトルは不思議の国のアリスからとったもので、金子國義はアリスの画集も描いているが、この写真集を見ると、ルイス・キャロルとは随分違う世界が展開されているのがわかる。
成熟した女性が隠しもつ妖しい少女性をアリスとして写し出すのが金子國義だとすれば、ルイス・キャロルは未成熟の少女がもつ妖女性を不思議の国として少女の外側に対置させているのだ。
それ以外に読みかけたのはデリダの『コーラ』。
コーラとは訳してみれば「場」となるのか。プラトンの著作に出てくる言葉らしい。
どうせデリダの本だから何を言ってるのかわかるわけない、と思って、「コーラ」を最近発売された「コカコーラC2」のことだと思い込んで読んでいたのだが、ますます収拾がつかなくなってしまった。
またいずれリベンジする。
4階では大量のポスターとオブジェ、アニメーション上映等。
6階ではサイケ・ディスコ「テラー・ジョーズ」計画の見取り図とライブペインティングの上映、オブジェ展示等。
途中の5階にも原画があったり、帰る途中の3階への階段にもポスター等が展示されている。
田名網敬一は1936年生まれのグラフィックデザイナー/イラストレーター/アニメーター/画家で、60年代を中心に原色のサイケ満開の作品を多数発表している。
4階で上映されていたアニメーションはDVD「TANAAMISM」と「TANAAMISM2」だった。しっかり全部見た。75年の作品から21世紀の作品まで。
また、画集『BLOW-UP』と『BLOW-UP2』も自由に閲覧できたので、2冊とも解説文まで全部読んだ。『2』の方は大掃除で物置から発見された大量の未発表イラストが中心だ。
田名網敬一がモチーフによく使うのは、金魚、波、耳、松、虹等、形がうねうねしたものが多い。それが原色でカラフルな彩色をされるのだ。僕の一番好きな色使いではないか。
先日見た「グータン」で精神分析では黒を着る人は集中力がある、とか言っていた。僕は礼服以外、黒を着たりしない。モノトーンは面白くないので着ないのだ。集中力がないのも自他ともに認めるところだろう。
そう思っていたら、『BLOW-UP』に田名網敬一自身が飽きっぽい性格だということを書いていた。当たってるじゃん!当たってまんがな!当たってマンガーナ!
で、昨日、現代音楽を聞いていてポピュラーの要素を見出したりしたのだが、田名網敬一のサイケなイラストを見ていて、思い出したのは、『ボボボーボ・ボーボボ』だった。
『ボボボーボ・ボーボボ』はジャンプで連載中の漫画だが、とにかく脈略がないのだ。テレビアニメ化もされており、先日の放送では、闘いのシーンがまるで落語の「こんにゃく問答」だった。田名網敬一の、同じ場に雑多なものが同居する作品を見ていると、ここにツッコミが1人入ったら、そのまま『ボボボーボ・ボーボボ』だなあ、と思った。漫画の場合は、ミシンとこうもり傘が手術台の上で出逢ったところにツッコミが1人出て来て、「なにゆえに、ミシンー!」とか白眼を剥いて、サブカルチャーを成立させているのだ。田名網敬一のサイケ・イラストにはツッコミ役は描かれていないが、現在見ると、いないはずのツッコミを見てしまうのだ。
60年代、70年代の作品を現代に甦らせるとは、こういうことなのか。
田名網敬一の70年代の映像作品「why?」を新しい音楽と技術でリミックスされているのを見たのだが、あまり感心しなかった。素材や技術を現代のものに置き換えてもだめなのだ。ものの見方が肝心だ。
本屋に行って、昔からの友人、吉田稔美さんの絵本『つづきのねこ』が確かに並んでいるのを確認し、喜ぶ。猫が好きで飼ったことのある人ならきっと「うんうん」とうなずけるお話しだ。子猫サイズの絵本。
ついでに金子國義の新しく刊行された写真集『DRINK ME EAT ME』を読んだ。
タイトルは不思議の国のアリスからとったもので、金子國義はアリスの画集も描いているが、この写真集を見ると、ルイス・キャロルとは随分違う世界が展開されているのがわかる。
成熟した女性が隠しもつ妖しい少女性をアリスとして写し出すのが金子國義だとすれば、ルイス・キャロルは未成熟の少女がもつ妖女性を不思議の国として少女の外側に対置させているのだ。
それ以外に読みかけたのはデリダの『コーラ』。
コーラとは訳してみれば「場」となるのか。プラトンの著作に出てくる言葉らしい。
どうせデリダの本だから何を言ってるのかわかるわけない、と思って、「コーラ」を最近発売された「コカコーラC2」のことだと思い込んで読んでいたのだが、ますます収拾がつかなくなってしまった。
またいずれリベンジする。
永遠ラブリン(∂▽<)と現代の音楽
2004年6月13日 音楽
小倉優子のミニライブを千里セルシーに見に行った。
「永遠ラブリン(∂∇<)」の発売キャンペーンで、買った人はライブ後の握手会に参加できる。
前回「恋のシュビドゥバ」のキャンペーンで来たときと同様、まずショートバージョンを歌って、衣裳替え。再登場後にフルバージョンを歌うという構成だ。着替えの時間の使い方で、前回はバックのダンサーのおねえさんがダンスのレッスンなどしていたが、反省点があったのだろう、違うプログラムを考えてあった。客から3人選んで、願い事を聞き、再登場したゆうこりんに日本刀で斬ってもらって願い事を叶えるっていう、なんだかよくわからない趣向になっていた。衣裳はPVでおなじみの半分袖なしで下半身むきだしの着物。着替え後は、同じ着物だがシースルーになっていた。半分袖なしっていうのは、僕はテニスのヒンギスではじめて公に見たが、こんな左右ちぐはぐのファッションが認知されるのはうれしい。
また、前回は握手会ではなく、「ポスター手渡し会」で、なんじゃそりゃ、だったのだが、その部分も改善され、1人1人に丁寧に握手と短い会話をかわしていた。
セルシーはオープンスペースなので、無料でライブを見ることができる。大階段に坐ってゆっくりと鑑賞できるのだ。照りつける太陽光線にだけ配慮すれば、とてもいい環境だ。そして、無料のアイドルイベントには名物の客もやってくるのだ。
この日も、彼はやってきた。
いつもはハロプロイベントでその姿を見ていたので、小倉優子も守備範囲なのだと知り、少し意外。ひょっとしたら来週日曜のSweetSのセルシーライブにも来るんじゃないか、と期待がふくらんだ。
その彼は、頭のてっぺんの薄くなり具合から言って、三十代だと思うが、いつも新撰組の法被を着て、小さな日傘をさし、あるときは溶接用のマスクを、またあるときは「みのもんた」の面を顔にかざす男だ。
司会やトークにいちいち大声でツッコミを入れ、歌がはじまると、ドリフが「全員集合」でやっていたような踊りを好き勝手に踊りまくるのだ。踊りが乗ってくると、なぜか振り付けはセックスの真似事のようなものになる。
僕はひそかに彼のことを「池田屋」と呼んでいた。
今日はいつもの新撰組ルックをやめ、溶接用マスクと黄色い洗面桶、サッカーのサポーターが吹く笛、トイレットペーパーを駆使して、踊りまくっていた。
握手会がゆっくりと行われたので、全部終了するのに2時間くらいかかったと思うが、その間、彼はえんえんと踊っていた。
いつもは「ああ、また踊ってるな」という反応しか得られないのに、今日は客にバカウケで、小倉優子そっちのけで彼のまわりにギャラリーができ、写真をとられまくっていた。小倉優子が歌っているのに、(ここに集まっているからには小倉優子ファンのはずなのに)ゆうこりんに背を向けて、彼の変な踊りを大喜びで見ているのだ。
彼も反応の良さに気をよくして、いつもの倍踊っていた。ついに彼も認知されたのだ。
帰宅途中、ミナミで「写真の学校行ってる学生なんですが、写真撮らせてください」とあんちゃんが声をかけてきた。こころよく写真とらせた。僕なんか写真にとってどうするのか。
帰宅後、NHK-FMで「現代の音楽」
武満徹作曲賞本選演奏会から。
2位の「フォーカル・ディスタンス2」植田彰作曲
1位の「ヴォーン・ウィリアムズの主題による幻想曲」ポール・スタンホープ作曲。
(時間が余って「マレア(潮流)」マグヌス・リンドベルイ)
1位のポール・スタンホープはオーストラリアの人。
受賞曲を聞いていると、特別実験的でもなく、現代のポピュラー音楽をも取り込んだ、一歩間違えると映画音楽のような感じがした。
そう言えば前衛的と評価されていたタンジェリンドリームも後期はすっかり映画のサントラアルバムばっかり出していたなあ。
「前衛」なんていうものが有効なのは、いわゆる「現実」や「現状」が難攻不落の不沈艦としてドッシリ構えているからこその戦法だったんじゃないか。何をやっても負けない横綱がいるからこそ有効な「奇襲」みたいなものじゃないか。
僕はどっちかと言うと、奇襲や前衛が好きなのだ。でも、それは今の論法で言うと、逆に、世界が安定していることを望む保守的な考えじゃないのか、と思った。
「永遠ラブリン(∂∇<)」の発売キャンペーンで、買った人はライブ後の握手会に参加できる。
前回「恋のシュビドゥバ」のキャンペーンで来たときと同様、まずショートバージョンを歌って、衣裳替え。再登場後にフルバージョンを歌うという構成だ。着替えの時間の使い方で、前回はバックのダンサーのおねえさんがダンスのレッスンなどしていたが、反省点があったのだろう、違うプログラムを考えてあった。客から3人選んで、願い事を聞き、再登場したゆうこりんに日本刀で斬ってもらって願い事を叶えるっていう、なんだかよくわからない趣向になっていた。衣裳はPVでおなじみの半分袖なしで下半身むきだしの着物。着替え後は、同じ着物だがシースルーになっていた。半分袖なしっていうのは、僕はテニスのヒンギスではじめて公に見たが、こんな左右ちぐはぐのファッションが認知されるのはうれしい。
また、前回は握手会ではなく、「ポスター手渡し会」で、なんじゃそりゃ、だったのだが、その部分も改善され、1人1人に丁寧に握手と短い会話をかわしていた。
セルシーはオープンスペースなので、無料でライブを見ることができる。大階段に坐ってゆっくりと鑑賞できるのだ。照りつける太陽光線にだけ配慮すれば、とてもいい環境だ。そして、無料のアイドルイベントには名物の客もやってくるのだ。
この日も、彼はやってきた。
いつもはハロプロイベントでその姿を見ていたので、小倉優子も守備範囲なのだと知り、少し意外。ひょっとしたら来週日曜のSweetSのセルシーライブにも来るんじゃないか、と期待がふくらんだ。
その彼は、頭のてっぺんの薄くなり具合から言って、三十代だと思うが、いつも新撰組の法被を着て、小さな日傘をさし、あるときは溶接用のマスクを、またあるときは「みのもんた」の面を顔にかざす男だ。
司会やトークにいちいち大声でツッコミを入れ、歌がはじまると、ドリフが「全員集合」でやっていたような踊りを好き勝手に踊りまくるのだ。踊りが乗ってくると、なぜか振り付けはセックスの真似事のようなものになる。
僕はひそかに彼のことを「池田屋」と呼んでいた。
今日はいつもの新撰組ルックをやめ、溶接用マスクと黄色い洗面桶、サッカーのサポーターが吹く笛、トイレットペーパーを駆使して、踊りまくっていた。
握手会がゆっくりと行われたので、全部終了するのに2時間くらいかかったと思うが、その間、彼はえんえんと踊っていた。
いつもは「ああ、また踊ってるな」という反応しか得られないのに、今日は客にバカウケで、小倉優子そっちのけで彼のまわりにギャラリーができ、写真をとられまくっていた。小倉優子が歌っているのに、(ここに集まっているからには小倉優子ファンのはずなのに)ゆうこりんに背を向けて、彼の変な踊りを大喜びで見ているのだ。
彼も反応の良さに気をよくして、いつもの倍踊っていた。ついに彼も認知されたのだ。
帰宅途中、ミナミで「写真の学校行ってる学生なんですが、写真撮らせてください」とあんちゃんが声をかけてきた。こころよく写真とらせた。僕なんか写真にとってどうするのか。
帰宅後、NHK-FMで「現代の音楽」
武満徹作曲賞本選演奏会から。
2位の「フォーカル・ディスタンス2」植田彰作曲
1位の「ヴォーン・ウィリアムズの主題による幻想曲」ポール・スタンホープ作曲。
(時間が余って「マレア(潮流)」マグヌス・リンドベルイ)
1位のポール・スタンホープはオーストラリアの人。
受賞曲を聞いていると、特別実験的でもなく、現代のポピュラー音楽をも取り込んだ、一歩間違えると映画音楽のような感じがした。
そう言えば前衛的と評価されていたタンジェリンドリームも後期はすっかり映画のサントラアルバムばっかり出していたなあ。
「前衛」なんていうものが有効なのは、いわゆる「現実」や「現状」が難攻不落の不沈艦としてドッシリ構えているからこその戦法だったんじゃないか。何をやっても負けない横綱がいるからこそ有効な「奇襲」みたいなものじゃないか。
僕はどっちかと言うと、奇襲や前衛が好きなのだ。でも、それは今の論法で言うと、逆に、世界が安定していることを望む保守的な考えじゃないのか、と思った。
どケチ商法から永平寺
2004年6月12日 読書吉本晴彦著の『どケチ商法』を読んだ。
近くの古本屋の3冊200円コーナーに置いてあったのだ。なんと謹呈サイン本で、
「ケチ道 即
一 勿体ないと思う心
一 御金や物と価値あるものを大切にする心
1973年8月3日 大日本どケチ教 教祖 吉本晴彦」と直筆で書いてある。
内容は多くのエピソードとともに、吉本氏の生き方、商法が全編大阪弁で語られている。
大阪論として読める部分もある。吉本氏のケチ道では「恥かく、義理かく、人情かく、見栄かく」の「4かく主義」をすすめており、東京は見栄の町としてバッサリ切り捨てるのだ。
ケチは「目的をもち」「人に迷惑をかけず」「生きた金を使い」「ユーモアのセンスと表現力が必要」であり、これらを欠くと、ケチではなく単なる「しぶちん」になるという。
東京では地面を掘り返したら壷に入った埋蔵金なんかが発見されるが、大阪ではそんなことは滅多にない。東京では生きた金を使わず死蔵しているからだ、と。
また、エコロジーにつながる発言もされている。エピローグの「大日本どケチ教宣言」を読んでいると、まるで「おはスタ」でモーニング娘。がやっている「地球だいすっき宣言」を見ているようだ。
しかし、この本は73年の出版。世はインフレ時代で、吉本氏の「一円でも惜しんで金ためて、一坪でもよけいに土地買って、じっと値上がりを待っとる。これが、わたしのどケチ商法なんです」という主張が現代にも通用するものではない。
吉本氏が自ら心の柱として建てた大阪のマルビルは、今年2月にとうとう吉本氏の手を離れた。この『どケチ商法』で次のような下りがある。
「(大阪駅ちかくの)その土地に、ビルを建てようと思うとりますわ。やる以上は大阪名物になるような、ええビルにしまっせ」
これこそ、マルビルをまさに建てようとする意気込みが綴られているのだが、それを手放すとは、さぞかし臍を噛む思いだったろう。
大阪的なものが東京にのみこまれてしまったような気分だ。
吉本晴彦氏は現在80才。
NHKスペシャルで永平寺の住職宮崎禅師のドキュメンタリーを見た。
禅師は104才。
「年をとってくるとホクロも増えてくるし、しわくちゃになって、腰も曲がる」
(あっ、そう言えば、今日も右肩に1つホクロができているのを発見したばかりだ!)
「しかし、これが真の姿なのだ」
(なるほど、あるがままに受け入れればいいんだ!)
「そんな負け惜しみでも言うてなしょうない」
(ややっ、あるがままとはまさにそっちか!)
その他、命をかけて禁煙したエピソードなど、飄々と語る姿に感服する。
「平気で生きていることが悟りなんだ」という言葉に目からウロコが落ちる思いだった。
今日は本当は行きたいイベントがあったのだが、はじまる時間を覚え間違えていて、キャンセルしてしまったのだ。
(18時スタ−トのイベントを、8時だと間違えた)
コンテンツレ−ベルカフェでのイベントだ。
こんな僕に「平気で生きているのが悟りだ」なんて言わせておいていいのか?
近くの古本屋の3冊200円コーナーに置いてあったのだ。なんと謹呈サイン本で、
「ケチ道 即
一 勿体ないと思う心
一 御金や物と価値あるものを大切にする心
1973年8月3日 大日本どケチ教 教祖 吉本晴彦」と直筆で書いてある。
内容は多くのエピソードとともに、吉本氏の生き方、商法が全編大阪弁で語られている。
大阪論として読める部分もある。吉本氏のケチ道では「恥かく、義理かく、人情かく、見栄かく」の「4かく主義」をすすめており、東京は見栄の町としてバッサリ切り捨てるのだ。
ケチは「目的をもち」「人に迷惑をかけず」「生きた金を使い」「ユーモアのセンスと表現力が必要」であり、これらを欠くと、ケチではなく単なる「しぶちん」になるという。
東京では地面を掘り返したら壷に入った埋蔵金なんかが発見されるが、大阪ではそんなことは滅多にない。東京では生きた金を使わず死蔵しているからだ、と。
また、エコロジーにつながる発言もされている。エピローグの「大日本どケチ教宣言」を読んでいると、まるで「おはスタ」でモーニング娘。がやっている「地球だいすっき宣言」を見ているようだ。
しかし、この本は73年の出版。世はインフレ時代で、吉本氏の「一円でも惜しんで金ためて、一坪でもよけいに土地買って、じっと値上がりを待っとる。これが、わたしのどケチ商法なんです」という主張が現代にも通用するものではない。
吉本氏が自ら心の柱として建てた大阪のマルビルは、今年2月にとうとう吉本氏の手を離れた。この『どケチ商法』で次のような下りがある。
「(大阪駅ちかくの)その土地に、ビルを建てようと思うとりますわ。やる以上は大阪名物になるような、ええビルにしまっせ」
これこそ、マルビルをまさに建てようとする意気込みが綴られているのだが、それを手放すとは、さぞかし臍を噛む思いだったろう。
大阪的なものが東京にのみこまれてしまったような気分だ。
吉本晴彦氏は現在80才。
NHKスペシャルで永平寺の住職宮崎禅師のドキュメンタリーを見た。
禅師は104才。
「年をとってくるとホクロも増えてくるし、しわくちゃになって、腰も曲がる」
(あっ、そう言えば、今日も右肩に1つホクロができているのを発見したばかりだ!)
「しかし、これが真の姿なのだ」
(なるほど、あるがままに受け入れればいいんだ!)
「そんな負け惜しみでも言うてなしょうない」
(ややっ、あるがままとはまさにそっちか!)
その他、命をかけて禁煙したエピソードなど、飄々と語る姿に感服する。
「平気で生きていることが悟りなんだ」という言葉に目からウロコが落ちる思いだった。
今日は本当は行きたいイベントがあったのだが、はじまる時間を覚え間違えていて、キャンセルしてしまったのだ。
(18時スタ−トのイベントを、8時だと間違えた)
コンテンツレ−ベルカフェでのイベントだ。
こんな僕に「平気で生きているのが悟りだ」なんて言わせておいていいのか?
フェスティバルゲートでのODAカーニバルのステージに行った。雨のせいか、人の数は少ない。
出演はまず、夢乃ちゃん(11才)。野田愛乃と2人で「愛乃&夢乃」のユニットを組んでいるが、今日は吉田夢乃ちゃん1人。ブランド「コスチューム13」のマスコットキャラクター「amin」(魔女)のテーマソング「Fortune Love & Dream」を歌う。オリジナルだ。ダンスもしている。思いきりの悪いダンスと、とまどいながらの歌が、とてもチャーミングだ。
次は馬場綾乃ちゃん(13才)「ばんば あやの」。ORC200ヴォーカルクイーンストリートライブでも歌を披露している本格的な「歌姫」。中島美嘉が好きで、この日も「雪の華」を歌っていたが、最近はMISIAも歌うとかいうことで、「つつみ込むように…」を歌った。大人っぽい黒の衣裳で裸足だ。
3番手は西村夏帆ちゃん。「GET HAPPY」などを歌う。
4番手は谷口晴菜ちゃん。17才。(ASAYANグラビアオーディション)ORC200では宇多田ヒカルを歌ったが、今日は洋楽に挑戦していた。セクシー。
この4人の女の子の後にもライブが続いていたが、別件の用事があったので、そちらに向かう。その用事とは。
仲の良い友人たちと、6月度の誕生会。
誕生会をダシにして飲み会をしているのだ。6月17日は辻希美ちゃんの17才の誕生日だった。来月、7月は道重さゆみの誕生日で酒が飲めるぞー、酒が飲める飲めるぞー、酒が飲めるぞー。
夜中の2時まで遊んでいた。
帰宅後、将棋名人戦で森内が4勝2敗で名人位を奪取したことを知った。
前回、名人だった森内を羽生が4タテで破ったが、そのリベンジ成ったのだ。
森内新名人はこの17日から「棋聖戦五番勝負」で佐藤棋聖に挑戦する。すでに竜王、王将のタイトル保持者で、今回名人位も手中におさめた森内三冠王が、四冠めに王手だ。
名人位を失った羽生も弱くなったわけではない。5月に朝日オープン選手権者のタイトルを奪取したばかりだし、王位戦の挑戦者決定リーグでは決勝戦に進出しこの25日に王位挑戦権をかけて闘う。でもそれまでは、羽生は王座一冠だけだが。
だいたい、王座とか王位とか王将とか竜王とか、将棋のタイトルはまぎらわしい名前が多いのだ。
みんな、そんなに王になりたいのか。
出演はまず、夢乃ちゃん(11才)。野田愛乃と2人で「愛乃&夢乃」のユニットを組んでいるが、今日は吉田夢乃ちゃん1人。ブランド「コスチューム13」のマスコットキャラクター「amin」(魔女)のテーマソング「Fortune Love & Dream」を歌う。オリジナルだ。ダンスもしている。思いきりの悪いダンスと、とまどいながらの歌が、とてもチャーミングだ。
次は馬場綾乃ちゃん(13才)「ばんば あやの」。ORC200ヴォーカルクイーンストリートライブでも歌を披露している本格的な「歌姫」。中島美嘉が好きで、この日も「雪の華」を歌っていたが、最近はMISIAも歌うとかいうことで、「つつみ込むように…」を歌った。大人っぽい黒の衣裳で裸足だ。
3番手は西村夏帆ちゃん。「GET HAPPY」などを歌う。
4番手は谷口晴菜ちゃん。17才。(ASAYANグラビアオーディション)ORC200では宇多田ヒカルを歌ったが、今日は洋楽に挑戦していた。セクシー。
この4人の女の子の後にもライブが続いていたが、別件の用事があったので、そちらに向かう。その用事とは。
仲の良い友人たちと、6月度の誕生会。
誕生会をダシにして飲み会をしているのだ。6月17日は辻希美ちゃんの17才の誕生日だった。来月、7月は道重さゆみの誕生日で酒が飲めるぞー、酒が飲める飲めるぞー、酒が飲めるぞー。
夜中の2時まで遊んでいた。
帰宅後、将棋名人戦で森内が4勝2敗で名人位を奪取したことを知った。
前回、名人だった森内を羽生が4タテで破ったが、そのリベンジ成ったのだ。
森内新名人はこの17日から「棋聖戦五番勝負」で佐藤棋聖に挑戦する。すでに竜王、王将のタイトル保持者で、今回名人位も手中におさめた森内三冠王が、四冠めに王手だ。
名人位を失った羽生も弱くなったわけではない。5月に朝日オープン選手権者のタイトルを奪取したばかりだし、王位戦の挑戦者決定リーグでは決勝戦に進出しこの25日に王位挑戦権をかけて闘う。でもそれまでは、羽生は王座一冠だけだが。
だいたい、王座とか王位とか王将とか竜王とか、将棋のタイトルはまぎらわしい名前が多いのだ。
みんな、そんなに王になりたいのか。
おもかげの国うつろいの国―日本の「編集文化」を考える
2004年6月10日 読書
6月からのNHK人間講座で期待は火曜日の「おもかげの国 うつろいの国」だ。講師は松岡正剛。日本文化について編集という方法で解きあかしていく、お得意の講義になりそうだ。
1回分を録画で見たあと、テキストを買ってきて、最後まで読み切ってしまった。
1ページあたりの情報の油断ならなさったらない。
いったん全部読んでしまったことが、この後、全8回でどう展開されていき、認識なり印象なりが変化していくのかが楽しみだ。
僕はもともと暴論が好きだ。
松岡正剛の言う「編集」は三題噺っぽくて、よく出来た落語を聞いているようなおもむきがある。
見事に1本決めてくれたら、事実がどうなのかなんてどうでもよくなる。むしろ、エレガントな暴論が事実を後付けで作ってしまうんじゃないかと僕は考えているのだ。
そんな編集という名の牽強付会を楽しみたいのだが、「日本文化」「編集」という十八番のテーマが設定されてからは、暴論の度合いが影をひそめてきた。
普通に納得できる話が多くなってきたのだ。
最近(ここ十年ほど?)のそういう傾向を打ち破るような無茶が見たいんだけどなー。
先日のハナチューのSTSメンバーで、書き漏らしがあったので、ちょっとだけ書き加えておいた。
きっと誰の役にもたたない情報なのだが、そんな情報でないと僕は面白みを感じないのだ。
1回分を録画で見たあと、テキストを買ってきて、最後まで読み切ってしまった。
1ページあたりの情報の油断ならなさったらない。
いったん全部読んでしまったことが、この後、全8回でどう展開されていき、認識なり印象なりが変化していくのかが楽しみだ。
僕はもともと暴論が好きだ。
松岡正剛の言う「編集」は三題噺っぽくて、よく出来た落語を聞いているようなおもむきがある。
見事に1本決めてくれたら、事実がどうなのかなんてどうでもよくなる。むしろ、エレガントな暴論が事実を後付けで作ってしまうんじゃないかと僕は考えているのだ。
そんな編集という名の牽強付会を楽しみたいのだが、「日本文化」「編集」という十八番のテーマが設定されてからは、暴論の度合いが影をひそめてきた。
普通に納得できる話が多くなってきたのだ。
最近(ここ十年ほど?)のそういう傾向を打ち破るような無茶が見たいんだけどなー。
先日のハナチューのSTSメンバーで、書き漏らしがあったので、ちょっとだけ書き加えておいた。
きっと誰の役にもたたない情報なのだが、そんな情報でないと僕は面白みを感じないのだ。
アリストテレス著、朴一功訳の『ニコマコス倫理学』京都大学学術出版会を読んだ。
2002年出版だから、最新訳だ。
ラカンのセミネール読んでたら、ジャック・ラカンが『ニコマコス倫理学』は全ペ−ジ面白い、とすすめていたので読んでみたのだ。でも、どういう文脈で面白いと言ってたのかは忘れた。
かつて出ていた全集とは違って、各章に見出しがついていてわかりやすい。訳文もこなれていて、平易で読みやすい。
内容は特に突飛なことを主張するわけでもなく、手堅く論理を積み重ねていく。読んでいると、自分のことや、知人友人のこと、ブッシュにイラクにパレスチナ、といくらでも当てはめて考えることができて、かなり刺激的だ。
この本を読むのに2週間もかけてしまったが、書いてあることが難解だからではなく、ラカンの言うように、全ページがおろそかにできないので、読み飛ばすことができないのだ。
と言っても、吟味しながらじっくり読んだわけでもない。漠然と読んでいただけなのだが。
読んでいて思い出したことがあった。先日のskiのライブで小学生のカッター殺害事件について、メンバーが思うところを述べていた。千歌ちゃんが「2人は仲良しだと思われていたが、心の奥では嫌いだと思ってたんだなー、と思いました」という旨のことを言ったとき、美香ちゃんがすかさず「2人はとても仲良しだったから、ちょっとしたことでも行き違いになってしまったのかもしれない」と意見を言った。
何を言いたいのかというと、美香ちゃんの唱える、2人は本当は仲良しなのだ、とする考え方は、事件として爆発する寸前の険悪なムードを修正する道を示しているのだ。
ひかるちゃんも、殺された少女ではなく、殺してしまった少女の立場にたって、これからの人生をちゃんと送ってほしい旨の発言をしていた。
怒りや嘆きに埋没するのではなく、前向きにとらえようとする態度に心を洗われる思いだった。
そんな話題のあとでちょっと場違いな感じだが、恒例の推理クイズをアップした。
殺人事件だ。
http://bbs1.parks.jp/20/answer/bbs.cgi
2002年出版だから、最新訳だ。
ラカンのセミネール読んでたら、ジャック・ラカンが『ニコマコス倫理学』は全ペ−ジ面白い、とすすめていたので読んでみたのだ。でも、どういう文脈で面白いと言ってたのかは忘れた。
かつて出ていた全集とは違って、各章に見出しがついていてわかりやすい。訳文もこなれていて、平易で読みやすい。
内容は特に突飛なことを主張するわけでもなく、手堅く論理を積み重ねていく。読んでいると、自分のことや、知人友人のこと、ブッシュにイラクにパレスチナ、といくらでも当てはめて考えることができて、かなり刺激的だ。
この本を読むのに2週間もかけてしまったが、書いてあることが難解だからではなく、ラカンの言うように、全ページがおろそかにできないので、読み飛ばすことができないのだ。
と言っても、吟味しながらじっくり読んだわけでもない。漠然と読んでいただけなのだが。
読んでいて思い出したことがあった。先日のskiのライブで小学生のカッター殺害事件について、メンバーが思うところを述べていた。千歌ちゃんが「2人は仲良しだと思われていたが、心の奥では嫌いだと思ってたんだなー、と思いました」という旨のことを言ったとき、美香ちゃんがすかさず「2人はとても仲良しだったから、ちょっとしたことでも行き違いになってしまったのかもしれない」と意見を言った。
何を言いたいのかというと、美香ちゃんの唱える、2人は本当は仲良しなのだ、とする考え方は、事件として爆発する寸前の険悪なムードを修正する道を示しているのだ。
ひかるちゃんも、殺された少女ではなく、殺してしまった少女の立場にたって、これからの人生をちゃんと送ってほしい旨の発言をしていた。
怒りや嘆きに埋没するのではなく、前向きにとらえようとする態度に心を洗われる思いだった。
そんな話題のあとでちょっと場違いな感じだが、恒例の推理クイズをアップした。
殺人事件だ。
http://bbs1.parks.jp/20/answer/bbs.cgi
「Hanachu」7月号に創叡のメンバーが載っているという情報を得て、購入して確かめてみた。
「全国花中レポート」の「大阪 制服&私服おしゃれ調査」のページに載っていた。街角で素人の子のスナップを掲載している、という感じのページだ。
83ページには、次のメンバーが確認できた。
上右 西田有希(ラズベリーズ)
山根麻緒(ブルーベリーズ)
高瀬碧(ラズベリーズ)
上中 板東唯(クランベリーズ)
橋本梨世(クランベリーズ)
84ページには
右中 岩田美有(スリーピークス)
永野美希(ブルーベリーズ)
右下 石田優里奈(ミューズ)
山口満里奈(ミューズ)
また、84、85ページの下半分の小さな写真の中にも発見。それぞれ写真にナンバーがふってあったので、その番号で書くと。
7 牛道紀美(ミューズ)
8 奥谷侑加(マシェリ)
12 中山阿友(クランベリーズ)
15 吉見恵梨沙(ミニバブ)
16 杉村公奈(スリーピークス)
24 坂下詩織(スリーピークス)
25 藤岡茜(ブラックベリーズ)
27 円通法子(ミニバブ)
42 松山絢香(ブラックベリーズ)
あと、山本綾乃ちゃんも84ページに岩田美有ちゃん、永野美希ちゃんと並んで写っている。
よく見ると、創叡以外にも、関西アイドルを発見した。
83ページの上右に谷口晴菜(ORCヴォーカルクイーン)。ついこのあいだ見に行ったばかりだ。
84ページには
右 稲田楓(KIDS DREAM2004 PENTY’S準グランプリ)
中 岩嶋雅奈美(キャレス、CROSS FOR)
右中 船瀬唯(ステップアウト、GUY’S)
左 田中里恵(KIDS DREAM2004 PENTY’S準グランプリ)
85ページには
上右 小浦彩里(サンミュージック大阪)
真由チャン(仲山真由)(サンミュージック大阪)
上中 樋山妙祐(沖縄アクターズスタジオ大阪校)
森田なぎさ(〃)
中右 川本順子(サンミュージック大阪)
福井瑠璃(〃)
大原千幸(〃)
左 井上奈瑠(KIDS DREAM PENTY’S準グランプリ)
下半分の写真では
26 船瀬唯(ステップアウト、GUY’S)
36 菱井美帆(沖縄アクターズスタジオ大阪校)
40 吉田有彩(沖縄アクターズスタジオ大阪校)
福田瑞希(〃)
岸本未来(〃)
47 前園幸恵(サンミュージック大阪)
臼井明理(〃)
もっと丹念に見れば、いろいろと発見できるのだろうが、面倒くさいのでやめる。
83ページの全員集合写真では、最前列あたりに創叡の子たちがけっこう並んでいる。
残念ながら、この3ページ以外に読むべきところのない雑誌だが、創叡ファンとしてはうれしい。
「全国花中レポート」の「大阪 制服&私服おしゃれ調査」のページに載っていた。街角で素人の子のスナップを掲載している、という感じのページだ。
83ページには、次のメンバーが確認できた。
上右 西田有希(ラズベリーズ)
山根麻緒(ブルーベリーズ)
高瀬碧(ラズベリーズ)
上中 板東唯(クランベリーズ)
橋本梨世(クランベリーズ)
84ページには
右中 岩田美有(スリーピークス)
永野美希(ブルーベリーズ)
右下 石田優里奈(ミューズ)
山口満里奈(ミューズ)
また、84、85ページの下半分の小さな写真の中にも発見。それぞれ写真にナンバーがふってあったので、その番号で書くと。
7 牛道紀美(ミューズ)
8 奥谷侑加(マシェリ)
12 中山阿友(クランベリーズ)
15 吉見恵梨沙(ミニバブ)
16 杉村公奈(スリーピークス)
24 坂下詩織(スリーピークス)
25 藤岡茜(ブラックベリーズ)
27 円通法子(ミニバブ)
42 松山絢香(ブラックベリーズ)
あと、山本綾乃ちゃんも84ページに岩田美有ちゃん、永野美希ちゃんと並んで写っている。
よく見ると、創叡以外にも、関西アイドルを発見した。
83ページの上右に谷口晴菜(ORCヴォーカルクイーン)。ついこのあいだ見に行ったばかりだ。
84ページには
右 稲田楓(KIDS DREAM2004 PENTY’S準グランプリ)
中 岩嶋雅奈美(キャレス、CROSS FOR)
右中 船瀬唯(ステップアウト、GUY’S)
左 田中里恵(KIDS DREAM2004 PENTY’S準グランプリ)
85ページには
上右 小浦彩里(サンミュージック大阪)
真由チャン(仲山真由)(サンミュージック大阪)
上中 樋山妙祐(沖縄アクターズスタジオ大阪校)
森田なぎさ(〃)
中右 川本順子(サンミュージック大阪)
福井瑠璃(〃)
大原千幸(〃)
左 井上奈瑠(KIDS DREAM PENTY’S準グランプリ)
下半分の写真では
26 船瀬唯(ステップアウト、GUY’S)
36 菱井美帆(沖縄アクターズスタジオ大阪校)
40 吉田有彩(沖縄アクターズスタジオ大阪校)
福田瑞希(〃)
岸本未来(〃)
47 前園幸恵(サンミュージック大阪)
臼井明理(〃)
もっと丹念に見れば、いろいろと発見できるのだろうが、面倒くさいのでやめる。
83ページの全員集合写真では、最前列あたりに創叡の子たちがけっこう並んでいる。
残念ながら、この3ページ以外に読むべきところのない雑誌だが、創叡ファンとしてはうれしい。
朝から渋谷のリニューアルしたハロプロショップで過ごす。
制服向上委員会には他で得られない楽しさがあるが、アイドルとしてはハロプロのボロ勝ちだ。
プッチミュ−ジアムでモーニング娘。やベリ−ズ工房のPVを見ていると、プロフェッショナルなものを感じる。みんな可愛い。感動でふるえてしまった。
展示はミニモニ。を特集していた。
Wのアルバムジャケットの辻がゆうゆに見えた。
Wの由来とされる「U&U」って、「ユーユー」だから「ゆうゆ」では?
さらに原宿まで足を伸ばし、ハロプロショップやミルク、ラフォーレなど。
エミリーテンプルキュート、ジェーンマープル、ベティズブルー、などお決まりの巡回。
大阪へ。
バスの中では、もっぱら読書。
帰ってから録画していたK1とかハロモニとかおはスタとかチェック。
期待の「中学生日記」は、まだ頭の中で整理がつかないが、大傑作じゃないのか、これ?
制服向上委員会には他で得られない楽しさがあるが、アイドルとしてはハロプロのボロ勝ちだ。
プッチミュ−ジアムでモーニング娘。やベリ−ズ工房のPVを見ていると、プロフェッショナルなものを感じる。みんな可愛い。感動でふるえてしまった。
展示はミニモニ。を特集していた。
Wのアルバムジャケットの辻がゆうゆに見えた。
Wの由来とされる「U&U」って、「ユーユー」だから「ゆうゆ」では?
さらに原宿まで足を伸ばし、ハロプロショップやミルク、ラフォーレなど。
エミリーテンプルキュート、ジェーンマープル、ベティズブルー、などお決まりの巡回。
大阪へ。
バスの中では、もっぱら読書。
帰ってから録画していたK1とかハロモニとかおはスタとかチェック。
期待の「中学生日記」は、まだ頭の中で整理がつかないが、大傑作じゃないのか、これ?
ゆるキャラからski、無力無善寺ライブ
2004年6月6日 音楽
朝から東京ドームで、日本全国物産ピック。47都道府県の物産の試食、即売と、ゆるキャラたち勢ぞろい。着ぐるみのゆるキャラがあっちにもいる、こっちにもいるという夢のような世界。スタンプラリーまであって、47全部のキャラのスタンプを集めてしまった。
ステ−ジでは山岳戦隊テングレンジャーショー。
いろいろ試食や試飲もしたが、一反木綿のへらで食べるソフトクリームはおいしかった。
制服向上委員会午後2時からの回は「第9回女子高生シンポジウム」でテーマは「ちまちま・うちまた考学会」。内股について考えるイベントだ。(なんじゃ、そりゃ)
曲目等をわかる範囲で書いておく。括弧内はメインボーカル。
1、かわらない、わからない
2、偶然の一致(妃奈子)
3、風薫る(妃奈子、伶奈、梢、千歌)
4、赤い川の谷間
5、恋は春夏秋冬(美香)
(MC)月蝕歌劇団の演劇にメンバーが参加した報告、異常気象について、小学生カッター殺害事件についてメンバーで話し合う。
6、美しいあの出逢いと別れの詩(美香)
7、雨の日曜日(梢)
(シンポジウム)メンバー10人と、一般の女子高生5人によって、内股について語り合う。アンケートによると、当初の趣旨とは異なって、現代ではほとんどの女子は内股ではないということが判明。他にも、年金問題や小泉首相について、語り合う。シンポジウムの仕切りは、星川りりか。
8、イマージュ(伶奈)
9、スリーピング(りりか)
10、表裏一体(伶奈)
11、ベリーハッピー(真冬)
12、南十字星(美香)
13、天使の翼
ここから後は、本公演後の「おまけ」
14、傷だらけの青春(梢)
15、黒い瞳(真冬)
16、地球に愛を
終了は午後4時。シンポジウムも含めてたったの2時間のライブ。嫌な予感がする。
制服向上委員会午後6時からの公演は「良い人はいいネ、早川義夫研究会」タイトルは「詩人たちのカーニバル」ゲストとして早川義夫がライブ。(映画監督の原将人もゲストで来るはずだったが、来なかった)
1、ワルツ・フォー・バレリーナ(美香)
2、信じてるから(美香、伶奈、真冬、梢)
3、知識のハーモニー(真冬)
4、私らしく
5、時代はサーカスの象に乗って
(MC)各メンバーが選ぶ早川義夫の歌詞の中の好きなフレーズと、好きな理由を述べる。
現在進行中のオーディション情報として、応募者が600人を越え、最年少は8才だと発表。
この後、美香ちゃんと真冬ちゃんの2人によるアコースティックコーナー。1曲目からの流れを見ると、早川義夫目当てで来た人にも楽しんでもらおうとする選曲のようだ。
6、イムジン河
7、もっともっと
8、割れた鏡の中から
9、この世で一番キレイなもの
早川義夫の歌を2曲歌って、本家の早川義夫登場、ピアノの弾き語り。
「サルビアの花」からはじまって、「この世で一番キレイなもの」「H」「パパ」「純愛」「猫のミータン」「歌は歌のないところから聴こえてくる」「体と歌だけの関係」「父さんへの手紙」等、全12曲、約1時間のライブ。まったくMCなし。
ピアノを片付けて、制服向上委員会のライブに戻る。つまり、メンバーと早川義夫のからみは全くなかった。一方的にメンバーたちが早川義夫にラブコールを送っているだけに終わった。また、早川義夫目当ての人はここで帰ってしまう。早川義夫ライブがはじまったときに客がほとんど外に出なかったことを考えると、これは寂しい話だ。
10、ハーツ・ネバー・ライ(美香、真冬)
11、いつものように(美香)
12、初恋にサヨウナラ(伶奈)
13、巡り逢い(美香)
14、天使の翼
15、地球に愛を
この後は本公演後の「おまけ」
16、おはよう!
17、マイ・ジェネレーション(梢、真冬)
18、skiのテーマ
19、エピローグ
えっ、まだ8時40分。
今日の2回の公演で感じたのは、松尾真冬の苛立ちだった。ルックス、歌、ダンス、しゃべりすべての面でトップの実力を持つ真冬だが、まるでクーデターか乗っ取りでも企んでいるんじゃないかと思ってしまった。
一触即発のピリピリしたムードをなんとか救ったのは、妃奈子の純粋無垢であり、りりかの機転であり、梢の天然であり、美香の包容力であり、ひかるの努力だった。リーダーの伶奈はすっかりこの状況に疲れ果てているようだった。ファンのハートをがっちり掴んで思うがままに動かしていた伶奈のマジックが解けてしまい、客は梓に視線を向けつつあるようだ。
こんな僕の思いが考え過ぎならいいのだが。
その後、高円寺の無力無善寺でライブ。
準備していた音源を忘れてしまったので、急遽新ネタを考えて披露した。
久しぶりにあう友人がいたりして、とてもなごんだ。
ホテルに戻ってから、関西では後日の放送予定になる「プライド」の地上波を見る。
全然得したわけじゃないのに、得した気分。
ステ−ジでは山岳戦隊テングレンジャーショー。
いろいろ試食や試飲もしたが、一反木綿のへらで食べるソフトクリームはおいしかった。
制服向上委員会午後2時からの回は「第9回女子高生シンポジウム」でテーマは「ちまちま・うちまた考学会」。内股について考えるイベントだ。(なんじゃ、そりゃ)
曲目等をわかる範囲で書いておく。括弧内はメインボーカル。
1、かわらない、わからない
2、偶然の一致(妃奈子)
3、風薫る(妃奈子、伶奈、梢、千歌)
4、赤い川の谷間
5、恋は春夏秋冬(美香)
(MC)月蝕歌劇団の演劇にメンバーが参加した報告、異常気象について、小学生カッター殺害事件についてメンバーで話し合う。
6、美しいあの出逢いと別れの詩(美香)
7、雨の日曜日(梢)
(シンポジウム)メンバー10人と、一般の女子高生5人によって、内股について語り合う。アンケートによると、当初の趣旨とは異なって、現代ではほとんどの女子は内股ではないということが判明。他にも、年金問題や小泉首相について、語り合う。シンポジウムの仕切りは、星川りりか。
8、イマージュ(伶奈)
9、スリーピング(りりか)
10、表裏一体(伶奈)
11、ベリーハッピー(真冬)
12、南十字星(美香)
13、天使の翼
ここから後は、本公演後の「おまけ」
14、傷だらけの青春(梢)
15、黒い瞳(真冬)
16、地球に愛を
終了は午後4時。シンポジウムも含めてたったの2時間のライブ。嫌な予感がする。
制服向上委員会午後6時からの公演は「良い人はいいネ、早川義夫研究会」タイトルは「詩人たちのカーニバル」ゲストとして早川義夫がライブ。(映画監督の原将人もゲストで来るはずだったが、来なかった)
1、ワルツ・フォー・バレリーナ(美香)
2、信じてるから(美香、伶奈、真冬、梢)
3、知識のハーモニー(真冬)
4、私らしく
5、時代はサーカスの象に乗って
(MC)各メンバーが選ぶ早川義夫の歌詞の中の好きなフレーズと、好きな理由を述べる。
現在進行中のオーディション情報として、応募者が600人を越え、最年少は8才だと発表。
この後、美香ちゃんと真冬ちゃんの2人によるアコースティックコーナー。1曲目からの流れを見ると、早川義夫目当てで来た人にも楽しんでもらおうとする選曲のようだ。
6、イムジン河
7、もっともっと
8、割れた鏡の中から
9、この世で一番キレイなもの
早川義夫の歌を2曲歌って、本家の早川義夫登場、ピアノの弾き語り。
「サルビアの花」からはじまって、「この世で一番キレイなもの」「H」「パパ」「純愛」「猫のミータン」「歌は歌のないところから聴こえてくる」「体と歌だけの関係」「父さんへの手紙」等、全12曲、約1時間のライブ。まったくMCなし。
ピアノを片付けて、制服向上委員会のライブに戻る。つまり、メンバーと早川義夫のからみは全くなかった。一方的にメンバーたちが早川義夫にラブコールを送っているだけに終わった。また、早川義夫目当ての人はここで帰ってしまう。早川義夫ライブがはじまったときに客がほとんど外に出なかったことを考えると、これは寂しい話だ。
10、ハーツ・ネバー・ライ(美香、真冬)
11、いつものように(美香)
12、初恋にサヨウナラ(伶奈)
13、巡り逢い(美香)
14、天使の翼
15、地球に愛を
この後は本公演後の「おまけ」
16、おはよう!
17、マイ・ジェネレーション(梢、真冬)
18、skiのテーマ
19、エピローグ
えっ、まだ8時40分。
今日の2回の公演で感じたのは、松尾真冬の苛立ちだった。ルックス、歌、ダンス、しゃべりすべての面でトップの実力を持つ真冬だが、まるでクーデターか乗っ取りでも企んでいるんじゃないかと思ってしまった。
一触即発のピリピリしたムードをなんとか救ったのは、妃奈子の純粋無垢であり、りりかの機転であり、梢の天然であり、美香の包容力であり、ひかるの努力だった。リーダーの伶奈はすっかりこの状況に疲れ果てているようだった。ファンのハートをがっちり掴んで思うがままに動かしていた伶奈のマジックが解けてしまい、客は梓に視線を向けつつあるようだ。
こんな僕の思いが考え過ぎならいいのだが。
その後、高円寺の無力無善寺でライブ。
準備していた音源を忘れてしまったので、急遽新ネタを考えて披露した。
久しぶりにあう友人がいたりして、とてもなごんだ。
ホテルに戻ってから、関西では後日の放送予定になる「プライド」の地上波を見る。
全然得したわけじゃないのに、得した気分。
東京へ。
バスの中で読んだ本は『たましいの場所』早川義夫著。
言うまでもなく、制服向上委員会のライブの予習だ。
この本は著者が書店をやめて歌の世界に戻ってからの文章が集められている。
なんと正直な文が並んだことか。
読んでいて、痛かった。
うまくいかないこと、もどかしい思い、気に食わないことなどに怒ってしまうのは単純だ。そうした不調和に怒らずに、居心地の悪さをそのまま伝えてくる文章なのだ。
自分の弱さ、醜さ、かっこ悪さを歌にする早川義夫の世界が、文章でも実践されているなあ、と思った。
自分にはできない領域だ。
バスの中で読んだ本は『たましいの場所』早川義夫著。
言うまでもなく、制服向上委員会のライブの予習だ。
この本は著者が書店をやめて歌の世界に戻ってからの文章が集められている。
なんと正直な文が並んだことか。
読んでいて、痛かった。
うまくいかないこと、もどかしい思い、気に食わないことなどに怒ってしまうのは単純だ。そうした不調和に怒らずに、居心地の悪さをそのまま伝えてくる文章なのだ。
自分の弱さ、醜さ、かっこ悪さを歌にする早川義夫の世界が、文章でも実践されているなあ、と思った。
自分にはできない領域だ。
朝一で府立中央図書館に行って、探していた本を借りた。
今日は見に行こうと思っていた映画が数本あったのだが、タイミングと懐具合があわなくて、全部キャンセルした。
なんとかしたいものだ。
夕方から佐伯誠之助くんと7月9日のカモロックの件で打ち合わせ。
実現困難なアイディアが湯水のように湧いてくる。
無責任な企画ならおまかせだ!
毎日レンタルコミックで漫画を借りて来て読んでいる。
今日は仕事がなかったので、当日返却の新刊を数冊読んだ。
『ホムンクルス』2巻。
ホムンクルスの謎は次巻以降の課題になったが、この2巻を読むかぎり、あまり深く突っ込んだ展開はしないんじゃないか、と思えてきた。
トレパネーションが単なる霊視等の手段に堕していて、これなら突然守護神とか、未来から来たロボットによって、人の本当の姿を見ることが可能になったという設定と、どこがどう違うというのか。
すえのぶけいこの『ライフ』6巻を読んだ。
リストカットやいじめをテーマにした話だが、ここにきて主人公の世界が少しずつ広くなっていき、リストカットのシーンはなくなった。
いじめについても客観視できるようになってきた。
もともといじめなんて、世界の狭いもの同士の不器用なコミュニケーションにすぎないのだ。
このままでは話の展開はいじめの域を越えて犯罪に突っ走るしかなさそうだ。
最近映画「パッション」を見て、キリストの受難を見たあとでは、クラスで無視されたりする程度のことで泣くなんて、なんとも甘い話だなあ、と思った。
NHK-FMで5日連続で海外の現代音楽を特集していた。
ドナウエッシンゲン現代音楽祭とプレザンス2004からの演奏だが、あいにくと時間帯が通勤とその準備にかちあって、バタバタした状態で半分以上聞き逃してしまった。
面白いなあ、と思ったドナウエッシンゲンの方をほとんど聞けなかったのが、残念だ。
再放送なり、col legnoレーベルあたりからCDが出たりしないかなあ。
今日は見に行こうと思っていた映画が数本あったのだが、タイミングと懐具合があわなくて、全部キャンセルした。
なんとかしたいものだ。
夕方から佐伯誠之助くんと7月9日のカモロックの件で打ち合わせ。
実現困難なアイディアが湯水のように湧いてくる。
無責任な企画ならおまかせだ!
毎日レンタルコミックで漫画を借りて来て読んでいる。
今日は仕事がなかったので、当日返却の新刊を数冊読んだ。
『ホムンクルス』2巻。
ホムンクルスの謎は次巻以降の課題になったが、この2巻を読むかぎり、あまり深く突っ込んだ展開はしないんじゃないか、と思えてきた。
トレパネーションが単なる霊視等の手段に堕していて、これなら突然守護神とか、未来から来たロボットによって、人の本当の姿を見ることが可能になったという設定と、どこがどう違うというのか。
すえのぶけいこの『ライフ』6巻を読んだ。
リストカットやいじめをテーマにした話だが、ここにきて主人公の世界が少しずつ広くなっていき、リストカットのシーンはなくなった。
いじめについても客観視できるようになってきた。
もともといじめなんて、世界の狭いもの同士の不器用なコミュニケーションにすぎないのだ。
このままでは話の展開はいじめの域を越えて犯罪に突っ走るしかなさそうだ。
最近映画「パッション」を見て、キリストの受難を見たあとでは、クラスで無視されたりする程度のことで泣くなんて、なんとも甘い話だなあ、と思った。
NHK-FMで5日連続で海外の現代音楽を特集していた。
ドナウエッシンゲン現代音楽祭とプレザンス2004からの演奏だが、あいにくと時間帯が通勤とその準備にかちあって、バタバタした状態で半分以上聞き逃してしまった。
面白いなあ、と思ったドナウエッシンゲンの方をほとんど聞けなかったのが、残念だ。
再放送なり、col legnoレーベルあたりからCDが出たりしないかなあ。
ラブ・ゼネレーション
2004年6月3日 読書
早川義夫の『ラブ・ゼネレーション』を読んだ。
このタイミングで読んだのにはわけがある。
6月6日に制服向上委員会のライブが東京のこまばエミナースで開かれるが、このときのゲストが、早川義夫と映画監督の原将人なのだ。
最近「20世紀ノスタルジア」(原将人監督)を見たのも、このライブの予習だったのだ。
読んでみてわかったが、早川義夫はロックですねー。
関西フォークのライブを見て、東京にはないものがあると評価しながら、客の笑いをとることに首を傾げるとの記述がある。
僕は芸人でもなんでもないが、客の笑いは何よりのごちそうだ。
かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう、と思う一方で、かっこ悪いことはとてもかっこいいんだ、と思うのだ。
このタイミングで読んだのにはわけがある。
6月6日に制服向上委員会のライブが東京のこまばエミナースで開かれるが、このときのゲストが、早川義夫と映画監督の原将人なのだ。
最近「20世紀ノスタルジア」(原将人監督)を見たのも、このライブの予習だったのだ。
読んでみてわかったが、早川義夫はロックですねー。
関西フォークのライブを見て、東京にはないものがあると評価しながら、客の笑いをとることに首を傾げるとの記述がある。
僕は芸人でもなんでもないが、客の笑いは何よりのごちそうだ。
かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう、と思う一方で、かっこ悪いことはとてもかっこいいんだ、と思うのだ。
パッションから青銅の魔人
2004年6月2日 映画
今日はテアトル梅田が「映画の日」だったので、「パッション」を見た。
キリストが捕らえられて、むち打ちの後、磔になるさまが克明に再現されている。
気分が悪くなる人が続出したり、ショック死する人が出てもおかしくないような、酸鼻をきわめた映像がえんえんと続く。
ブッシュ大統領もこの映画を見たいと言ったそうだが、見たのだろうか。
キリストが「敵を愛しなさい」と言うシーンをどう感じただろう。
熱心なクリスチャンであるブッシュ大統領は、キリストを磔にしたユダヤの国、イスラエルを優遇して、アラブ人の大虐殺を支持しているが、それに矛盾を感じなかったか。
あと、1つわかったのは、悪魔というのは眉毛がない人間だということだ。
家に帰って、「青銅の魔人」を見た。4部作になっており、それぞれ30分程度。映画館で上映された連続テレビ番組、みたいな感じ。冒頭の夜更けの銀座を金属音をたてて歩き、時計を盗むシーンはおなじみだが、第2部「謎の夜光時計」第3部「恐怖の天守閣」第4部「決闘獅子ケ島」のサブタイトルでもわかるとおり、後の展開は、なぜか透明人間まであらわれて、好き放題だ。だぶだぶの道化師役で桂小金治、ちょんまげの家老(?)役で多々良純が出ている。
続きもののお約束として、危機一髪のシーンで「つづく」(この映画では「?」の文字が画面いっぱいにうつる)になるのだが、続きを見ると、あっけなく危険が回避されていて驚く。心配した方が馬鹿を見た!
僕は子供の頃からこのような少年冒険物を見たり読んだりして、どんなにピンチに陥っても絶対にあっさりと助かってしまうという真理を手に入れたのだ。大好きな将棋の大山永世名人が扇子に書いた言葉「助からないと思っても助かっている」がその確信をさらに補強した。
一方、キリストはえらい目にあって、結局神はキリストを助けないのだ。キリスト教の根本にかかわる大問題だ。
僕が神を信じず、むしろ神を信じないことによって救われるという信念を得るのも当然だ。
キリストが捕らえられて、むち打ちの後、磔になるさまが克明に再現されている。
気分が悪くなる人が続出したり、ショック死する人が出てもおかしくないような、酸鼻をきわめた映像がえんえんと続く。
ブッシュ大統領もこの映画を見たいと言ったそうだが、見たのだろうか。
キリストが「敵を愛しなさい」と言うシーンをどう感じただろう。
熱心なクリスチャンであるブッシュ大統領は、キリストを磔にしたユダヤの国、イスラエルを優遇して、アラブ人の大虐殺を支持しているが、それに矛盾を感じなかったか。
あと、1つわかったのは、悪魔というのは眉毛がない人間だということだ。
家に帰って、「青銅の魔人」を見た。4部作になっており、それぞれ30分程度。映画館で上映された連続テレビ番組、みたいな感じ。冒頭の夜更けの銀座を金属音をたてて歩き、時計を盗むシーンはおなじみだが、第2部「謎の夜光時計」第3部「恐怖の天守閣」第4部「決闘獅子ケ島」のサブタイトルでもわかるとおり、後の展開は、なぜか透明人間まであらわれて、好き放題だ。だぶだぶの道化師役で桂小金治、ちょんまげの家老(?)役で多々良純が出ている。
続きもののお約束として、危機一髪のシーンで「つづく」(この映画では「?」の文字が画面いっぱいにうつる)になるのだが、続きを見ると、あっけなく危険が回避されていて驚く。心配した方が馬鹿を見た!
僕は子供の頃からこのような少年冒険物を見たり読んだりして、どんなにピンチに陥っても絶対にあっさりと助かってしまうという真理を手に入れたのだ。大好きな将棋の大山永世名人が扇子に書いた言葉「助からないと思っても助かっている」がその確信をさらに補強した。
一方、キリストはえらい目にあって、結局神はキリストを助けないのだ。キリスト教の根本にかかわる大問題だ。
僕が神を信じず、むしろ神を信じないことによって救われるという信念を得るのも当然だ。
映画の日。「下妻物語」を見て来た。
野ばら君、いい映画作ってもらってよかったね!
『カルプス・アルピス』と、この映画の原作『下妻物語』だけはまだ読んでいないので、原作と映画の違いといったところはわからない。
きっと、かなり違うんじゃないか。
映画の印象が少し薄れてきたら読んでみようっと。
2日前に見たテレビ「中学生日記」、前後編になっていたので、後編見てから感想書こうと思ってたけど、日に日に衝撃が強くなるので、書き留めておく。
この「わたしたちの名前はどんな辞書にも載っていない」は問題作だ。
酒びたりの父親と薬づけで自殺常習の母親。学校は例によって監獄を彷佛とさせる地獄の様相を呈している。先生が助けにならないのは当たり前として、友人だって何の役にもたたない。学校で育まれる友情なんて嘘っぱちだからだ。
中学生とは逃げ場のない地獄の季節なのだ。
このどうしようもない状況を後編でどう展開していくのか、とても興味深い。ありきたりの教訓っぽい結末をつけないのが、今の「中学生日記」なのだ。さあ、どうする?
野ばら君、いい映画作ってもらってよかったね!
『カルプス・アルピス』と、この映画の原作『下妻物語』だけはまだ読んでいないので、原作と映画の違いといったところはわからない。
きっと、かなり違うんじゃないか。
映画の印象が少し薄れてきたら読んでみようっと。
2日前に見たテレビ「中学生日記」、前後編になっていたので、後編見てから感想書こうと思ってたけど、日に日に衝撃が強くなるので、書き留めておく。
この「わたしたちの名前はどんな辞書にも載っていない」は問題作だ。
酒びたりの父親と薬づけで自殺常習の母親。学校は例によって監獄を彷佛とさせる地獄の様相を呈している。先生が助けにならないのは当たり前として、友人だって何の役にもたたない。学校で育まれる友情なんて嘘っぱちだからだ。
中学生とは逃げ場のない地獄の季節なのだ。
このどうしようもない状況を後編でどう展開していくのか、とても興味深い。ありきたりの教訓っぽい結末をつけないのが、今の「中学生日記」なのだ。さあ、どうする?
ミスマガジン最終候補に原田桜怜!
2004年5月31日 映画うれしいニュースから。
今日発売のヤングマガジンで、ミスマガジンの最終候補5人の発表があった。
1万6千を越える応募者の中から選ばれた、まさによりすぐりの5人だ。
松嶋初音(まつしま・はつね)アンセム
小阪由佳(こさか・ゆか)A-TEAM
山崎真実(やまざき・まみ)ファンタスター、theSDM
星野飛鳥(ほしの・あすか)アバンギャルド
そして、僕がかねてよりイチオシの女の子、
原田桜怜(はらだ・おうれい)GIRLS RECORD
桜怜ちゃんは、制服向上委員会の頃からずっと好きだった子なので、思わず万歳三唱した。6月27日にはDVD発売イベントが大阪であるので、行ってみようかと思っている。
録画していた映画「喜劇・女の泣きどころ」を見た。
この映画は映画館で見ていたはずだ、と思って勢いこんで見た。太地喜和子主演のストリップ映画を見た記憶があって、とても懐かしく思ったのだ。ところが、これも見たのかもしれないが、僕の記憶していたのはこの映画じゃない。調べてみると1年前の作品「喜劇・男の腕だめし」(1974年)だったんじゃないかと思える。
それはさておき、この映画で面白かったのは70年代の景色。アパートの家賃が月1万5千円、敷金3万円という相場もわかった。ショービジネスの晴れ舞台として東京の劇場がいくつか取り上げられるが、コマ劇場や末広亭と並んで天井桟敷館もちらっと映るのだ。僕も家の近くの映画館で「片腕ドラゴン」見てるだけでなく、東京に行けば、今はなき天井桟敷館を実際に見ることができたのだ。
ところで、当時中学生の自分が、このような映画を見に行くなんてことは考えられない。きっとブルース・リーなどのカンフー映画と2本立てだったんじゃないか、と思う。
さて、これからテレビで放送される映画「黒影 ブラックシャドウ」を見るか。ユン・ピョウ主演なのだ。ひそかにユン・ピョウはキテいる。
「黒影 ブラックシャドウ」見た。
日本映画「レッドシャドウ」にあやかった邦題なのだろう。ユン・ピョウ演じる義賊はみんなから「燕」と呼ばれており、名前はリー。確かに忍者のような黒装束だが「黒影」は原題にもなく、無関係。ひもが丸見えのワイヤーアクションを駆使して、カンフーアクション満載だ。牢屋を出入りする際の無茶苦茶な特撮も安っぽくて面白い。
ストーリーをばらしてしまうと(この映画見たい人は、以下読むのを控えてください)、ユン・ピョウはさらわれた恋人を取り返しにいくのだが、格闘しているあいだに、恋人は殺されてしまう。さらに、ユン・ピョウは官憲にとらわれて足の筋を切られて市中ひきまわしの刑にされるのがラストシーン。
見た後にはなんとも言えぬ後味の悪さと、体制への怒りが残される。
ユン・ピョウが義賊「燕」になっているところは口元をすっかり隠している。これは先日見た「拳神」でもそうだった。顔を半分隠すことで、アクションの吹き替えができる利点もあるが、それよりも「ユン・ピョウ、せりふ覚えが悪いんじゃないか?」と疑問が湧いて来た。
この映画、ゴールデン・トライポッドの20周年記念映画だったらしい。それなら、もうちょっとどうにかなったんじゃないかと思う惜しい映画だった。
今日発売のヤングマガジンで、ミスマガジンの最終候補5人の発表があった。
1万6千を越える応募者の中から選ばれた、まさによりすぐりの5人だ。
松嶋初音(まつしま・はつね)アンセム
小阪由佳(こさか・ゆか)A-TEAM
山崎真実(やまざき・まみ)ファンタスター、theSDM
星野飛鳥(ほしの・あすか)アバンギャルド
そして、僕がかねてよりイチオシの女の子、
原田桜怜(はらだ・おうれい)GIRLS RECORD
桜怜ちゃんは、制服向上委員会の頃からずっと好きだった子なので、思わず万歳三唱した。6月27日にはDVD発売イベントが大阪であるので、行ってみようかと思っている。
録画していた映画「喜劇・女の泣きどころ」を見た。
この映画は映画館で見ていたはずだ、と思って勢いこんで見た。太地喜和子主演のストリップ映画を見た記憶があって、とても懐かしく思ったのだ。ところが、これも見たのかもしれないが、僕の記憶していたのはこの映画じゃない。調べてみると1年前の作品「喜劇・男の腕だめし」(1974年)だったんじゃないかと思える。
それはさておき、この映画で面白かったのは70年代の景色。アパートの家賃が月1万5千円、敷金3万円という相場もわかった。ショービジネスの晴れ舞台として東京の劇場がいくつか取り上げられるが、コマ劇場や末広亭と並んで天井桟敷館もちらっと映るのだ。僕も家の近くの映画館で「片腕ドラゴン」見てるだけでなく、東京に行けば、今はなき天井桟敷館を実際に見ることができたのだ。
ところで、当時中学生の自分が、このような映画を見に行くなんてことは考えられない。きっとブルース・リーなどのカンフー映画と2本立てだったんじゃないか、と思う。
さて、これからテレビで放送される映画「黒影 ブラックシャドウ」を見るか。ユン・ピョウ主演なのだ。ひそかにユン・ピョウはキテいる。
「黒影 ブラックシャドウ」見た。
日本映画「レッドシャドウ」にあやかった邦題なのだろう。ユン・ピョウ演じる義賊はみんなから「燕」と呼ばれており、名前はリー。確かに忍者のような黒装束だが「黒影」は原題にもなく、無関係。ひもが丸見えのワイヤーアクションを駆使して、カンフーアクション満載だ。牢屋を出入りする際の無茶苦茶な特撮も安っぽくて面白い。
ストーリーをばらしてしまうと(この映画見たい人は、以下読むのを控えてください)、ユン・ピョウはさらわれた恋人を取り返しにいくのだが、格闘しているあいだに、恋人は殺されてしまう。さらに、ユン・ピョウは官憲にとらわれて足の筋を切られて市中ひきまわしの刑にされるのがラストシーン。
見た後にはなんとも言えぬ後味の悪さと、体制への怒りが残される。
ユン・ピョウが義賊「燕」になっているところは口元をすっかり隠している。これは先日見た「拳神」でもそうだった。顔を半分隠すことで、アクションの吹き替えができる利点もあるが、それよりも「ユン・ピョウ、せりふ覚えが悪いんじゃないか?」と疑問が湧いて来た。
この映画、ゴールデン・トライポッドの20周年記念映画だったらしい。それなら、もうちょっとどうにかなったんじゃないかと思う惜しい映画だった。
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STSポートピアライブからマーサの幸せレシピ
2004年5月30日 映画
雨が降るとの予報が大きくはずれて、日焼けするほどの快晴。
今日は神戸ポートピアランドでSTSライブだったので、このはずれ方はうれしい。
13時、15時の2回公演だったが、1回目の13時のリストから。
1、ブンブン隊「BOOM BOOM BOOM」
2、神戸ステッパーズ「ショータイム」
ここで、神戸ステッパーズから4人が選抜されてユニットを組むニュースが告げられた。ユニット名は「Do」(表記不明。「ドゥ」かも)
3、ミューズ「ニセモノダイヤモンド」
4、ミューズ、AKI&RISAKO「イントロダクション」
5、AKI&RISAKO「カメレオンアーミー」
6、PHRASE「DANCING JUNK」
7、PHRASE、クランベリーズ「ゲットダウン」
8、クランベリーズ「恋してるって感じ」
9、キューティ5、プチプリン、PINK BABY「ウィ・ウィル・ビー・トゥゲザー」
10、いちごっ娘「おまつり」
11、トレード「エブリバディ」
12、タイフーンjr.「SHOW ME YOUR STYLE」
13、マシェリ「おあつらえむきのデスティニー」
マシェリ、新曲です。新しくこのメンバーになってからあまり出てこないと思ってたら、新曲を練習してたんだ。
14、スリーチックス、ミニミニclub「ミッキーマウスマーチ」
15、バリ島選抜「お祭り忍者」
バリ島選抜とは、6月24日からバリ島で開催される世界文化交流会に参加し、ダンスやミュージカルを披露するメンバー。ラズベリーズがいる、スリーピークスがいる、タイフーンjr.がいる、ステッパーズがいる、そして、ブルーベリーズの愛子もいる!
16、ブラックベリーズ「エバー&エバー」
ブラックベリーズが新生なりました。元からのメンバーもいますが、新メンバーを加えて、可愛さ最強ユニットが誕生しました。
17、ペトラキッズ「ラブリー・フレンドシップ」
18、プリッツ「いただきキッズ」
19、タッチ、いちごっ娘、PHRASE、AKI&RISAKO「IF YOU WERE HERE」
20、ミニバブ「Boys」
21、ラズベリーズ「エブリデイ・ウィズ・ユー」
22、スリーピークス「夢のトビラ」
23、大阪ステッパーズ「BOYS & GIRLS」
24、YAH!YAH!YAH!&キンヤ「crush my freezing love」
25、スーパーバブルス「IN THE ZONE」
エンディング
15時の回は、登場順は同じだが、違ったところを書いておくと。
いくつかのユニットで衣裳が変わっていた。
クランベリーズ、ブラックベリーズ、スリーチックスにミニミニclub他
曲目が違っていたのは下のとおり。
ミューズ「ちょっとだけMY LOVE」
AKI&RISAKO「サウスポー」
ラズベリーズ「リトル・バード」
スリーピークス「200倍の夢」
ブンブン隊やバリ島選抜、スーパーバブルスのような、ユニットの垣根を越えたいわゆる「シャッフル」は実に楽しい。バリ島選抜では、スリーピークスのユキナとラズベリーズのワカナとブルーベリーズのアイコが一緒に踊っているなんて、夢のような顔あわせだ。ブンブン隊最後列でのミニバブの綾乃(アヤノ)とブラックベリーズの絢香(アヤカ)、クランベリーズの愛彩(アヤ)と「アヤ」つながりの美少女たちが並んで踊っている姿も見もの。
6月はバリ島でのイベントがあるので、スタジオライブはないだろう。
次回のイベントが待ち遠しい。
帰宅後、「マーサの幸せレシピ」をケーブルテレビで見る。
イタリア人シェフの作るパスタがおいしそうでたまらない。心をとざして食事をとらなかった少女もこのパスタを食べたのだ。それだけの魅力を感じさせた演出がニクイ!
今日発売の「バトルコマンダー」をキディランドで確認してきた。
これは将棋の変形ロボなのだ。つい買ってしまいそうになったが、将棋相手がいない。実戦は20年以上遠ざかっていて、誰かと将棋したいとすら思わなくなったのだ。
松浦亜弥の新しいコマーシャルがいくつか流れだしたが、どれもこれもツボなのにはまいった。いい夏を過ごさせていただきます。
今日は神戸ポートピアランドでSTSライブだったので、このはずれ方はうれしい。
13時、15時の2回公演だったが、1回目の13時のリストから。
1、ブンブン隊「BOOM BOOM BOOM」
2、神戸ステッパーズ「ショータイム」
ここで、神戸ステッパーズから4人が選抜されてユニットを組むニュースが告げられた。ユニット名は「Do」(表記不明。「ドゥ」かも)
3、ミューズ「ニセモノダイヤモンド」
4、ミューズ、AKI&RISAKO「イントロダクション」
5、AKI&RISAKO「カメレオンアーミー」
6、PHRASE「DANCING JUNK」
7、PHRASE、クランベリーズ「ゲットダウン」
8、クランベリーズ「恋してるって感じ」
9、キューティ5、プチプリン、PINK BABY「ウィ・ウィル・ビー・トゥゲザー」
10、いちごっ娘「おまつり」
11、トレード「エブリバディ」
12、タイフーンjr.「SHOW ME YOUR STYLE」
13、マシェリ「おあつらえむきのデスティニー」
マシェリ、新曲です。新しくこのメンバーになってからあまり出てこないと思ってたら、新曲を練習してたんだ。
14、スリーチックス、ミニミニclub「ミッキーマウスマーチ」
15、バリ島選抜「お祭り忍者」
バリ島選抜とは、6月24日からバリ島で開催される世界文化交流会に参加し、ダンスやミュージカルを披露するメンバー。ラズベリーズがいる、スリーピークスがいる、タイフーンjr.がいる、ステッパーズがいる、そして、ブルーベリーズの愛子もいる!
16、ブラックベリーズ「エバー&エバー」
ブラックベリーズが新生なりました。元からのメンバーもいますが、新メンバーを加えて、可愛さ最強ユニットが誕生しました。
17、ペトラキッズ「ラブリー・フレンドシップ」
18、プリッツ「いただきキッズ」
19、タッチ、いちごっ娘、PHRASE、AKI&RISAKO「IF YOU WERE HERE」
20、ミニバブ「Boys」
21、ラズベリーズ「エブリデイ・ウィズ・ユー」
22、スリーピークス「夢のトビラ」
23、大阪ステッパーズ「BOYS & GIRLS」
24、YAH!YAH!YAH!&キンヤ「crush my freezing love」
25、スーパーバブルス「IN THE ZONE」
エンディング
15時の回は、登場順は同じだが、違ったところを書いておくと。
いくつかのユニットで衣裳が変わっていた。
クランベリーズ、ブラックベリーズ、スリーチックスにミニミニclub他
曲目が違っていたのは下のとおり。
ミューズ「ちょっとだけMY LOVE」
AKI&RISAKO「サウスポー」
ラズベリーズ「リトル・バード」
スリーピークス「200倍の夢」
ブンブン隊やバリ島選抜、スーパーバブルスのような、ユニットの垣根を越えたいわゆる「シャッフル」は実に楽しい。バリ島選抜では、スリーピークスのユキナとラズベリーズのワカナとブルーベリーズのアイコが一緒に踊っているなんて、夢のような顔あわせだ。ブンブン隊最後列でのミニバブの綾乃(アヤノ)とブラックベリーズの絢香(アヤカ)、クランベリーズの愛彩(アヤ)と「アヤ」つながりの美少女たちが並んで踊っている姿も見もの。
6月はバリ島でのイベントがあるので、スタジオライブはないだろう。
次回のイベントが待ち遠しい。
帰宅後、「マーサの幸せレシピ」をケーブルテレビで見る。
イタリア人シェフの作るパスタがおいしそうでたまらない。心をとざして食事をとらなかった少女もこのパスタを食べたのだ。それだけの魅力を感じさせた演出がニクイ!
今日発売の「バトルコマンダー」をキディランドで確認してきた。
これは将棋の変形ロボなのだ。つい買ってしまいそうになったが、将棋相手がいない。実戦は20年以上遠ざかっていて、誰かと将棋したいとすら思わなくなったのだ。
松浦亜弥の新しいコマーシャルがいくつか流れだしたが、どれもこれもツボなのにはまいった。いい夏を過ごさせていただきます。
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鶴見緑地に木下サーカスを見に行った。
ダブル空中ブランコをメインに、7丁椅子、肩に乗せた梯子で曲乗り、吊りロープショー、アルゼンチンダンシングドラム、美女が虎に変わるイリュージョン、命がけオートバイショーなど。動物系では、ライオン、虎、豹の猛獣使い、シマウマ4頭が回ったり、象2頭が逆立ちしたり脱糞したり、キリンが客の手から餌を食べたり。
サーカスはいつ見ても楽しい。
危険な技と、ただキリンが食事しているだけの光景が、ほぼ等価値で見世物になっているのが、エンタテインメントの秘密なんだろうと思う。
血のにじむような努力が、行き当たりばったりに負けてしまうことだってあるのだ。
もちろん、これは努力が嫌いな自分自身に対する正当化をしているのだ。
帰宅してから、テレビで映画「折り梅」を見た。
BOYSTYLEの田野あさ美が出演しているが、しっかり演技していた。それに比べて、トミーズ雅の関西弁まじりの不自然な標準語は、最後まで違和感が抜けなかった。
この映画にはスクールメイツ1期生の鶴間エリも少しだけ出演していた。彼女は「おはようこどもショー」に出ていたことで僕の記憶に残っているが、かつて福留功男がまだ駆け出しの頃に、鶴間エリと「まんがスタジオ」という短い番組をしていたような記憶が残っている。この番組についての記憶というのが実にあやうい。
鶴間エリと一緒だったかどうかもあやふやになってきたし、番組のタイトルもはっきりしない。
とめさんが出てくるときには、「とめさんが出て来たよ、ハックラシュックラ(拍手)してください」と歌っていたことだけが鮮明だ。
いずれ新聞の縮刷版でも調べてみるか。
鶴間エリは映画「青葉繁れる」で白痴の女の子を演じていたのが、印象的だ。
「グータン」に鈴木亜美。アヒル口は負けず嫌いのシンボルらしい。宍戸留美ちゃんもよくアヒル口するなあ。
僕もよく「アフラックス!」とアヒルの鳴きまねは3時間に1回くらいのペースでしているが、アヒル口もマスターして、誰にも負けない負けず嫌いになろう。
ダブル空中ブランコをメインに、7丁椅子、肩に乗せた梯子で曲乗り、吊りロープショー、アルゼンチンダンシングドラム、美女が虎に変わるイリュージョン、命がけオートバイショーなど。動物系では、ライオン、虎、豹の猛獣使い、シマウマ4頭が回ったり、象2頭が逆立ちしたり脱糞したり、キリンが客の手から餌を食べたり。
サーカスはいつ見ても楽しい。
危険な技と、ただキリンが食事しているだけの光景が、ほぼ等価値で見世物になっているのが、エンタテインメントの秘密なんだろうと思う。
血のにじむような努力が、行き当たりばったりに負けてしまうことだってあるのだ。
もちろん、これは努力が嫌いな自分自身に対する正当化をしているのだ。
帰宅してから、テレビで映画「折り梅」を見た。
BOYSTYLEの田野あさ美が出演しているが、しっかり演技していた。それに比べて、トミーズ雅の関西弁まじりの不自然な標準語は、最後まで違和感が抜けなかった。
この映画にはスクールメイツ1期生の鶴間エリも少しだけ出演していた。彼女は「おはようこどもショー」に出ていたことで僕の記憶に残っているが、かつて福留功男がまだ駆け出しの頃に、鶴間エリと「まんがスタジオ」という短い番組をしていたような記憶が残っている。この番組についての記憶というのが実にあやうい。
鶴間エリと一緒だったかどうかもあやふやになってきたし、番組のタイトルもはっきりしない。
とめさんが出てくるときには、「とめさんが出て来たよ、ハックラシュックラ(拍手)してください」と歌っていたことだけが鮮明だ。
いずれ新聞の縮刷版でも調べてみるか。
鶴間エリは映画「青葉繁れる」で白痴の女の子を演じていたのが、印象的だ。
「グータン」に鈴木亜美。アヒル口は負けず嫌いのシンボルらしい。宍戸留美ちゃんもよくアヒル口するなあ。
僕もよく「アフラックス!」とアヒルの鳴きまねは3時間に1回くらいのペースでしているが、アヒル口もマスターして、誰にも負けない負けず嫌いになろう。
ヴォーカルクイーンストリートライブ
2004年5月28日 音楽弁天町のORC200に「ヴォーカルクイーンストリートライブ」を見に行った。
ヴォーカルクイーンコンテストの入賞者を中心にオープンスペースで無料で行われている。今年5月に第8回が開催された。
出場順に、簡単にご紹介。
1、大河内美紗(レディース部門、店鋪会賞)昨年は19才だったので、ティーンズ部門で出場、店鋪会賞受賞。彼女はトップバッタ−で3曲歌い、トリ前にも1曲歌った。
2、谷口晴菜(ASAYANグラビアアイドルオーディション)学校の球技大会をサボッてこのライブに出たという。宇多田の2曲。
3、増井千晶(ティーンズ部門、準グランプリ)リトルキャット生。中島美嘉2曲歌う。
4、河野真実(前回ティーンズ部門、特別賞)リトルキャット生。「フェアリーセクターテントー」のインディゴブルーテントー。今日は体調が思わしくなくて、妹さんが登場し、1曲ずつ歌った。
5、西真衣子(?)林明日香の「もう一度あなたに会いたい」などを歌っていた。17才。
6、西川小百合(レディース部門、店鋪会賞)第6回ティーンズ部門で準グランプリ。彼女も3曲披露。
7、馬場綾乃(?)ODAカーニバル。13才。河野真実ちゃんの妹さんを除けば、今回の最年少。
8、饗庭純(ティ−ンズ部門、特別賞)コンテスト時にはオリジナルを歌ったが、今日は一青窈「もらい泣き」とHY「あなた」の2曲。彼女は球技大会にバレーボールできっちり出場し、優勝したという。右手に名誉の負傷あと。歌うことの喜びを満面にあらわすのがかなり好印象だった。
9、中島早紀(ティーンズ部門、店鋪会賞)今までの出場者は日本の歌姫の曲を中心に歌っていたが、彼女はメアリー・J・ブライジの「リアル・ラブ」とマライア・キャリーの「ヒーロー」、2曲とも洋楽を歌った。神戸や三国ヶ丘FUZZなどで今後ライブをしていくらしい。
10、南野由佳(?)オリジナルを歌うロッカー。6月24日には大阪福島区のライブスクエア2nd LINEでいちご姫、マッサーズ、SPOOKYらと共にライブ。
11、Baby Black(山口富久美と三國リナの2人組)それぞれのソロも含めてトリにふさわしいパワフルな歌唱。山口富久美は第5回レディース部門で準グランプリ、ベーシストの女の子と組んだVanilla Breathingとしても活躍中。
今日はこのライブのあと、「ゴスロリちゃん祭り」というイベントに行く予定だったが、ライブ終了時に、すでに「ゴスロリちゃん祭り」開演後1時間30分を経過していた。少々の遅れなら途中からでも参加するのだが、さすがにこれは遅れすぎだ。
帰宅して見た「ポップジャム」が、なっちは出てるし、ベリーズ工房出てるし、大沢あかね出てるし、SweetS出てるし、アイドル祭り開催中!だった。
さて、今日はこれから寝ずに漫画読む予定。
(たぶん、いつのまにか寝ている)
ヴォーカルクイーンコンテストの入賞者を中心にオープンスペースで無料で行われている。今年5月に第8回が開催された。
出場順に、簡単にご紹介。
1、大河内美紗(レディース部門、店鋪会賞)昨年は19才だったので、ティーンズ部門で出場、店鋪会賞受賞。彼女はトップバッタ−で3曲歌い、トリ前にも1曲歌った。
2、谷口晴菜(ASAYANグラビアアイドルオーディション)学校の球技大会をサボッてこのライブに出たという。宇多田の2曲。
3、増井千晶(ティーンズ部門、準グランプリ)リトルキャット生。中島美嘉2曲歌う。
4、河野真実(前回ティーンズ部門、特別賞)リトルキャット生。「フェアリーセクターテントー」のインディゴブルーテントー。今日は体調が思わしくなくて、妹さんが登場し、1曲ずつ歌った。
5、西真衣子(?)林明日香の「もう一度あなたに会いたい」などを歌っていた。17才。
6、西川小百合(レディース部門、店鋪会賞)第6回ティーンズ部門で準グランプリ。彼女も3曲披露。
7、馬場綾乃(?)ODAカーニバル。13才。河野真実ちゃんの妹さんを除けば、今回の最年少。
8、饗庭純(ティ−ンズ部門、特別賞)コンテスト時にはオリジナルを歌ったが、今日は一青窈「もらい泣き」とHY「あなた」の2曲。彼女は球技大会にバレーボールできっちり出場し、優勝したという。右手に名誉の負傷あと。歌うことの喜びを満面にあらわすのがかなり好印象だった。
9、中島早紀(ティーンズ部門、店鋪会賞)今までの出場者は日本の歌姫の曲を中心に歌っていたが、彼女はメアリー・J・ブライジの「リアル・ラブ」とマライア・キャリーの「ヒーロー」、2曲とも洋楽を歌った。神戸や三国ヶ丘FUZZなどで今後ライブをしていくらしい。
10、南野由佳(?)オリジナルを歌うロッカー。6月24日には大阪福島区のライブスクエア2nd LINEでいちご姫、マッサーズ、SPOOKYらと共にライブ。
11、Baby Black(山口富久美と三國リナの2人組)それぞれのソロも含めてトリにふさわしいパワフルな歌唱。山口富久美は第5回レディース部門で準グランプリ、ベーシストの女の子と組んだVanilla Breathingとしても活躍中。
今日はこのライブのあと、「ゴスロリちゃん祭り」というイベントに行く予定だったが、ライブ終了時に、すでに「ゴスロリちゃん祭り」開演後1時間30分を経過していた。少々の遅れなら途中からでも参加するのだが、さすがにこれは遅れすぎだ。
帰宅して見た「ポップジャム」が、なっちは出てるし、ベリーズ工房出てるし、大沢あかね出てるし、SweetS出てるし、アイドル祭り開催中!だった。
さて、今日はこれから寝ずに漫画読む予定。
(たぶん、いつのまにか寝ている)
日朝関係の克服―なぜ国交正常化交渉が必要なのか
2004年5月27日 読書
姜尚中の『日朝関係の克服』を読んだ。
奥付を見ると2003年の5月21日だが、1年たっても本書の主張は有効だ。なにせ、ほとんど国交正常化は進んでいない。
内容は、日朝関係の歴史を検証し、現在、北朝鮮との国交正常化こそが北朝鮮の暴走を防ぐ平和への道だと説いている。
北朝鮮バッシングが大勢を占める国民感情ゆえ、本書に対しても激しい批判の嵐があった。
先般の日朝首脳会談でも、マスコミの論調は北朝鮮を敵国扱いだ。拉致家族の会見を見ていると、日朝戦争必至の不穏な空気すら感じる。
国交正常化におびえる気持ちが僕には理解できないのだが、だれかその秘密を教えてもらえないだろうか。
まさか、今どき朝鮮に対する差別なんて言い出す輩はいないだろうし、昔のことを忘れて北朝鮮の体制を一方的に忌み嫌う根拠も不明だ。もっとも、多くの人が口をきわめてののしる共産主義に対する嫌悪感も僕には別にないので、価値観が人とは違うのかもしれない。
今日、ユニセフから募金をお願いする手紙が届いていた。
僕が平和を愛する、このうえない善人だということがどこでバレたのだろう。
とりあえず、電車にも乗れず徒歩通勤している僕には、わずかな額の募金もつらい。生活費をサラ金でなんとか賄っている現在の状態では、何か家財道具を売ってしまわないと寄付できない。募金できるだけの余裕が出るかどうか。
奥付を見ると2003年の5月21日だが、1年たっても本書の主張は有効だ。なにせ、ほとんど国交正常化は進んでいない。
内容は、日朝関係の歴史を検証し、現在、北朝鮮との国交正常化こそが北朝鮮の暴走を防ぐ平和への道だと説いている。
北朝鮮バッシングが大勢を占める国民感情ゆえ、本書に対しても激しい批判の嵐があった。
先般の日朝首脳会談でも、マスコミの論調は北朝鮮を敵国扱いだ。拉致家族の会見を見ていると、日朝戦争必至の不穏な空気すら感じる。
国交正常化におびえる気持ちが僕には理解できないのだが、だれかその秘密を教えてもらえないだろうか。
まさか、今どき朝鮮に対する差別なんて言い出す輩はいないだろうし、昔のことを忘れて北朝鮮の体制を一方的に忌み嫌う根拠も不明だ。もっとも、多くの人が口をきわめてののしる共産主義に対する嫌悪感も僕には別にないので、価値観が人とは違うのかもしれない。
今日、ユニセフから募金をお願いする手紙が届いていた。
僕が平和を愛する、このうえない善人だということがどこでバレたのだろう。
とりあえず、電車にも乗れず徒歩通勤している僕には、わずかな額の募金もつらい。生活費をサラ金でなんとか賄っている現在の状態では、何か家財道具を売ってしまわないと寄付できない。募金できるだけの余裕が出るかどうか。
フロイトと非‐ヨーロッパ人
2004年5月26日 読書
サイードの『フロイトと非-ヨーロッパ人』を読んだ。
フロイトの最晩年の作品『モーセと一神教』では、ユダヤ教の創設者モーセが非ユダヤ人のエジプト人であったことを強調している。サイードはユダヤ人フロイトがあえてその事実にこだわったことに着目して、現在のパレスチナ問題につながる視点を提供してくれる。
大雑把に言うと、アイデンティティの正当性には限界があることを認識することで、問題解決のいとぐちが見出せるということなのだろう。
「ユダヤ教の創設者がユダヤ人ではなかった」というアイデンティティのゆらぎは、日本人には珍しくもないことのように思える。仏教はインドで生まれているし、日本国憲法はアメリカが作ったのだ。国技の横綱は外人だし、国民的遊戯のパチンコを経営しているのは日本人ではない。
アイデンティティなんかに惑わされないのが、逆に日本の特徴でもあったと思うのだが、最近はなぜかナショナリズム寄りの言葉が目につくようになってきたように思う。
他国で活躍するジャーナリストやボランティアは「非国民」扱いだ。最近の一番の話題は「国民」年金じゃなかったか。
モーニング娘。を「国民的」アイドルと称するのは、いいかげんにやめてほしいと常々思っている。
ドラッグストア「コクミン」は現在セール中だ。
サイードが言うのは、アイデンティティの一神教信仰には根拠がなく、アイデンティティは同時に複数のものでありうる、とする立場である。アイデンティティを悪しきものとして捨てるのではなく、アイデンティティがどういうものなのかちゃんと理解せよと言っているのだ。
そんなときに、舞城王太郎の『阿修羅ガール』を読んだら、ここでもアイデンティティについて書いてあった。
「自分」「我」がもう何がなんだかわからなくなってしまうが、それを主人公は受け入れ、楽しんじゃうのだ。
アイデンティティなんて、我々は前世紀の遺物だと思っていたけど、まだそんなものを必要とする人がいたことに、少し驚いた。アイデンティティにこだわるのは自分の未熟を大声でアピールするようなもので、恥ずかしいことだと思っていたからだ。
フロイトの最晩年の作品『モーセと一神教』では、ユダヤ教の創設者モーセが非ユダヤ人のエジプト人であったことを強調している。サイードはユダヤ人フロイトがあえてその事実にこだわったことに着目して、現在のパレスチナ問題につながる視点を提供してくれる。
大雑把に言うと、アイデンティティの正当性には限界があることを認識することで、問題解決のいとぐちが見出せるということなのだろう。
「ユダヤ教の創設者がユダヤ人ではなかった」というアイデンティティのゆらぎは、日本人には珍しくもないことのように思える。仏教はインドで生まれているし、日本国憲法はアメリカが作ったのだ。国技の横綱は外人だし、国民的遊戯のパチンコを経営しているのは日本人ではない。
アイデンティティなんかに惑わされないのが、逆に日本の特徴でもあったと思うのだが、最近はなぜかナショナリズム寄りの言葉が目につくようになってきたように思う。
他国で活躍するジャーナリストやボランティアは「非国民」扱いだ。最近の一番の話題は「国民」年金じゃなかったか。
モーニング娘。を「国民的」アイドルと称するのは、いいかげんにやめてほしいと常々思っている。
ドラッグストア「コクミン」は現在セール中だ。
サイードが言うのは、アイデンティティの一神教信仰には根拠がなく、アイデンティティは同時に複数のものでありうる、とする立場である。アイデンティティを悪しきものとして捨てるのではなく、アイデンティティがどういうものなのかちゃんと理解せよと言っているのだ。
そんなときに、舞城王太郎の『阿修羅ガール』を読んだら、ここでもアイデンティティについて書いてあった。
「自分」「我」がもう何がなんだかわからなくなってしまうが、それを主人公は受け入れ、楽しんじゃうのだ。
アイデンティティなんて、我々は前世紀の遺物だと思っていたけど、まだそんなものを必要とする人がいたことに、少し驚いた。アイデンティティにこだわるのは自分の未熟を大声でアピールするようなもので、恥ずかしいことだと思っていたからだ。