午前10時半から、I-siteなんばに行って、大阪府立大学21世紀科学研究所セミナー 森岡正博「関係の中で立ち現われてくる「いのち」ー ペルソナの哲学を構想する」を聞いてきた。
生命倫理学におけるパーソン論とはまた別のペルソナ論へのアプローチが語られた。
以下、ざっとした進行。
1、ペルソナ論の原風景
2、生命倫理学におけるパーソン概念
マイケル・トゥーリー
ピーター・シンガー
3、森岡のペルソナ論
4、ペルソナの思想史
プロソーポン=ペルソナ
ペルソナ=ヒュポスタシス
その後の展開(ボエティウス)
5、和辻哲郎のペルソナ論
6、ペルソナ論の今後
質疑応答では、普遍性と個別性の問題、非パーソン判定の問題、キリスト教の問題、ナチスの問題、などが論議された。
いのちの問題だけに、一筋縄ではいかないが、考えを深めると同時に、いろんな体験を通じてでないと見えてこないものもあるのかも、と思わされた。
http://www.osakafu-u.ac.jp/other_event/evt20131003.html
生命倫理学におけるパーソン論とはまた別のペルソナ論へのアプローチが語られた。
以下、ざっとした進行。
1、ペルソナ論の原風景
2、生命倫理学におけるパーソン概念
マイケル・トゥーリー
ピーター・シンガー
3、森岡のペルソナ論
4、ペルソナの思想史
プロソーポン=ペルソナ
ペルソナ=ヒュポスタシス
その後の展開(ボエティウス)
5、和辻哲郎のペルソナ論
6、ペルソナ論の今後
質疑応答では、普遍性と個別性の問題、非パーソン判定の問題、キリスト教の問題、ナチスの問題、などが論議された。
いのちの問題だけに、一筋縄ではいかないが、考えを深めると同時に、いろんな体験を通じてでないと見えてこないものもあるのかも、と思わされた。
http://www.osakafu-u.ac.jp/other_event/evt20131003.html
ルネ・ドーマルの『大いなる酒宴』を読んだ。
風濤社の「シュルレアリスムの本棚」記念すべき最初の本。
ルネ・ドーマルはアンドレ・ブルトンのシュルレアリスム運動とは最後まで合流しなかった「大いなる賭け」の主要メンバーの詩人だが、ブルトンのシュルレアリスム運動に参加した者だけがシュルレアリストだというわけではないのである。
本書『大いなる酒宴』は36歳で夭折したルネ・ドーマルが残した『類推の山』と並ぶ小説の代表作で、本邦初訳。
以下、目次
序文あるいは取扱説明書
第1章 言葉の力と思考の弱さについての、煩雑な対話
第2章 人工天国
第3章 あたりまえの日の光
索引
訳者解説
カメレオンの法則-あとがきにかえて
ざっと言うと、第1章は、酒場での混沌とした乱痴気騒ぎ。
演説をぶつものあり、即興で歌うものあり、相談をもちかけるものあり、10巻にわたる哲学講義をはじめるものあり、いつまでも終わらないどうどうめぐりの話をするものあり。それぞれみんな酒が入っているので、熱を帯びているが、支離滅裂。
みんな渇きにまかせて酒を飲み続けているが、うまい酒ではない。
第2章は、酒場の上の屋根裏部屋の物置のなかにひろがる「町」の散策。
酒場のカオスから逃れてきたものたちの町で、ここでは禁酒が貫かれている。
これは現実の社会を風刺した架空の町めぐりになっている。
この町に住んでいるのは、「無用のオブジェこしらえ家」(絶対住めない家とかつくってる)、「無用な身ぶりこしらえ家」(コンテンポラリーダンスみたいな動きを1日中してる)、「無用の言説こしらえ家」(シジン=韻律にのった嘘つき、ショーセツカ=幻影商人、ヒヒョーカ=パン屑ひろいなど)「せつめい者」(カークシャ=科学者にあらず、テツガッシャ=哲学者にあらず)などなど。
ここでは、酒を飲まないかわりに、いつわりの飲み物で代用している。
第3章は、めざめたんだか、めざめていないんだか。
第2章に「アハム・エゴメ」という作家が登場する。「アハム」はサンスクリット語で「我」、「エゴメ」はラテン語で「私自身」。この作家が書こうとしている本が、本書のタイトルまんまの『大いなる酒宴』で、構成を語ってくれる。これがこの本の最適なあらすじなのかもしれない。
風濤社の「シュルレアリスムの本棚」記念すべき最初の本。
ルネ・ドーマルはアンドレ・ブルトンのシュルレアリスム運動とは最後まで合流しなかった「大いなる賭け」の主要メンバーの詩人だが、ブルトンのシュルレアリスム運動に参加した者だけがシュルレアリストだというわけではないのである。
本書『大いなる酒宴』は36歳で夭折したルネ・ドーマルが残した『類推の山』と並ぶ小説の代表作で、本邦初訳。
以下、目次
序文あるいは取扱説明書
第1章 言葉の力と思考の弱さについての、煩雑な対話
第2章 人工天国
第3章 あたりまえの日の光
索引
訳者解説
カメレオンの法則-あとがきにかえて
ざっと言うと、第1章は、酒場での混沌とした乱痴気騒ぎ。
演説をぶつものあり、即興で歌うものあり、相談をもちかけるものあり、10巻にわたる哲学講義をはじめるものあり、いつまでも終わらないどうどうめぐりの話をするものあり。それぞれみんな酒が入っているので、熱を帯びているが、支離滅裂。
みんな渇きにまかせて酒を飲み続けているが、うまい酒ではない。
第2章は、酒場の上の屋根裏部屋の物置のなかにひろがる「町」の散策。
酒場のカオスから逃れてきたものたちの町で、ここでは禁酒が貫かれている。
これは現実の社会を風刺した架空の町めぐりになっている。
この町に住んでいるのは、「無用のオブジェこしらえ家」(絶対住めない家とかつくってる)、「無用な身ぶりこしらえ家」(コンテンポラリーダンスみたいな動きを1日中してる)、「無用の言説こしらえ家」(シジン=韻律にのった嘘つき、ショーセツカ=幻影商人、ヒヒョーカ=パン屑ひろいなど)「せつめい者」(カークシャ=科学者にあらず、テツガッシャ=哲学者にあらず)などなど。
ここでは、酒を飲まないかわりに、いつわりの飲み物で代用している。
第3章は、めざめたんだか、めざめていないんだか。
第2章に「アハム・エゴメ」という作家が登場する。「アハム」はサンスクリット語で「我」、「エゴメ」はラテン語で「私自身」。この作家が書こうとしている本が、本書のタイトルまんまの『大いなる酒宴』で、構成を語ってくれる。これがこの本の最適なあらすじなのかもしれない。
第1部では、生きているという実感を少しでも強くもちたいけれど、なんの方針もないために、ぐでんぐでんに酔っぱらい、もううまくもない酒のために頭も鈍りきり、途方にくれているものたちの悪夢を描く。第2部では、ここで起こっていること全部と、亡霊同然の〈逃亡者たち〉の実態を描写する。禁酒がいかにたやすいか、人工天国のまやかしの飲料のせいで、もはや渇きのカの字も忘れてしまう事態にいたるありさまを書く。最後の第3部では、下階の酒よりももっと上等で、もっと現実的な酒が存在するかもしれないということを示すつもりなんだ。でも、その酒は、自分自身の知性のひらめき、自分自身の心のうずき、自分自身の腕が流す汗によってでなければ手に入らないんだ。
『〈遊ぶ〉シュルレアリスム』
2013年11月5日 読書
巌谷國士の『〈遊ぶ〉シュルレアリスム』を読んだ。
今年、徳島と東京で開催された同名の展覧会の図録として刊行された1冊だが、著者はシュルレアリスムを自由闊達に語っており、楽しく読めた。
序 〈遊ぶ〉シュルレアリスム
『シュルレアリスム宣言』まで
ある種のブリコラージュ
だれにでもできる手作業
野生の思考、野生の目
〈遊ぶ〉シュルレアリスム
どこからでも入れる部屋
第1室 友人たちの集い
解説
シュルレアリストたち
トランプ・チェス・ビリヤード
機関誌と美しい書物
友人たちの展覧会
第2室 オブジェと言葉の遊び
解説
デュシャンのレディメイド
マン・レイと語呂あわせ
箱から家具・モードまで
「オブジェの店」ローズ・セラヴィ
第3室 コラージュと偶然の出会い
解説
エルンストにはじまる
イメージの錬金術
岡上淑子の場合
ヤン・シュヴァンクマイエル
第4室 写真の超現実
解説
オブジェ・肖像・レイヨグラフ
都市とモードの超現実
プラハの町角で
遠い国のふたり
第5室 人体とメタモルフォーズ
解説
女性像あれこれ
奇妙なフィギュアたち
ドミンゲスとデカルコマニー
メタモルフォーズ
第6室 不思議な風景
解説
ダリと現実の変容
「囚われの美女」としての風景
タンギーの不思議
トワイヤンとマッタ
第7室 驚異・自然・コレクション
解説
マグリットの領域
神話・メルヘン・手作業
ブルトンの書斎から
瀧口修造の「贈り物」
今年、徳島と東京で開催された同名の展覧会の図録として刊行された1冊だが、著者はシュルレアリスムを自由闊達に語っており、楽しく読めた。
序 〈遊ぶ〉シュルレアリスム
『シュルレアリスム宣言』まで
ある種のブリコラージュ
だれにでもできる手作業
野生の思考、野生の目
〈遊ぶ〉シュルレアリスム
どこからでも入れる部屋
第1室 友人たちの集い
解説
シュルレアリストたち
トランプ・チェス・ビリヤード
機関誌と美しい書物
友人たちの展覧会
第2室 オブジェと言葉の遊び
解説
デュシャンのレディメイド
マン・レイと語呂あわせ
箱から家具・モードまで
「オブジェの店」ローズ・セラヴィ
第3室 コラージュと偶然の出会い
解説
エルンストにはじまる
イメージの錬金術
岡上淑子の場合
ヤン・シュヴァンクマイエル
第4室 写真の超現実
解説
オブジェ・肖像・レイヨグラフ
都市とモードの超現実
プラハの町角で
遠い国のふたり
第5室 人体とメタモルフォーズ
解説
女性像あれこれ
奇妙なフィギュアたち
ドミンゲスとデカルコマニー
メタモルフォーズ
第6室 不思議な風景
解説
ダリと現実の変容
「囚われの美女」としての風景
タンギーの不思議
トワイヤンとマッタ
第7室 驚異・自然・コレクション
解説
マグリットの領域
神話・メルヘン・手作業
ブルトンの書斎から
瀧口修造の「贈り物」
『台湾映画のすべて』
2013年11月4日 読書
『台湾映画のすべて』を読んだ。
台湾映画と台湾の政治や社会との関わりを研究するプロジェクトの成果をまとめた1冊。2004年11月の台湾映画に関する国際シンポジウムで一部が報告発表されている。
以下、目次。
序章 健康写実映画からニューシネマへ/戸張東夫
台湾映画の基礎を築いた台湾語映画(1950年代)
「健康写実映画」で中影の指導的地位確立(1960年代)
抗日愛国映画で台湾社会の挫折感癒す(1970年代)
ニューシネマは改革指向?(1980年代~戒厳令解除まで)
第1章 中央電影と台湾映画の盛衰/廖 金鳳
戦後中国映画としてスタートした台湾映画(1949~1962年)
黄金時代に地位を固めた中影(1963~1972年)
「国族主義(中華民国のナショナリズム)」再構築(1972~1983年)
遅きに失したニューシネマ(1982~1989年)
ポスト・ニューシネマ期の台湾映画の変容(1990~1996年)
歴史に見捨てられ、地球から姿を消す台湾映画(1996~2005年)
第2章 ニューシネマと台湾の政治改革/戸張東夫
改革の潮流から生まれたニューシネマ
低予算、新人監督、素人を起用
改革に関心示さぬニューシネマ
反対勢力の圧力で自己規制
第3章 台湾映画の中のエスニックグループ像/陳 儒修
ブームの発端となった「坊やの人形」
外省人第二世代の成長過程を記録した「少年」
「童年往事」は三世代の台湾経験
「牯嶺街少年殺人事件」と眷村意識
「悲情城市」に見るエスニックグループ衝突の歴史
漢族による原住民差別突いた「超級公民」
エスニックグループ融合の未来を暗示する「きらめきの季節」
おわりに
参考文献
〈台湾映画の主要な潮流と代表作〉
台湾語映画、国語映画、そして台湾映画へ
日本統治時代
台湾語映画
健康写実映画
瓊瑶映画
武侠映画・功夫映画
政治宣伝映画(国民革命、反共、抗日戦争、軍事教育、尋根)
社会派リアリズム
ニューシネマ
ポスト・ニューシネマ
これも、番組の事前に読んでおけばよかった本の1冊。
台湾映画と台湾の政治や社会との関わりを研究するプロジェクトの成果をまとめた1冊。2004年11月の台湾映画に関する国際シンポジウムで一部が報告発表されている。
以下、目次。
序章 健康写実映画からニューシネマへ/戸張東夫
台湾映画の基礎を築いた台湾語映画(1950年代)
「健康写実映画」で中影の指導的地位確立(1960年代)
抗日愛国映画で台湾社会の挫折感癒す(1970年代)
ニューシネマは改革指向?(1980年代~戒厳令解除まで)
第1章 中央電影と台湾映画の盛衰/廖 金鳳
戦後中国映画としてスタートした台湾映画(1949~1962年)
黄金時代に地位を固めた中影(1963~1972年)
「国族主義(中華民国のナショナリズム)」再構築(1972~1983年)
遅きに失したニューシネマ(1982~1989年)
ポスト・ニューシネマ期の台湾映画の変容(1990~1996年)
歴史に見捨てられ、地球から姿を消す台湾映画(1996~2005年)
第2章 ニューシネマと台湾の政治改革/戸張東夫
改革の潮流から生まれたニューシネマ
低予算、新人監督、素人を起用
改革に関心示さぬニューシネマ
反対勢力の圧力で自己規制
第3章 台湾映画の中のエスニックグループ像/陳 儒修
ブームの発端となった「坊やの人形」
外省人第二世代の成長過程を記録した「少年」
「童年往事」は三世代の台湾経験
「牯嶺街少年殺人事件」と眷村意識
「悲情城市」に見るエスニックグループ衝突の歴史
漢族による原住民差別突いた「超級公民」
エスニックグループ融合の未来を暗示する「きらめきの季節」
おわりに
参考文献
〈台湾映画の主要な潮流と代表作〉
台湾語映画、国語映画、そして台湾映画へ
日本統治時代
台湾語映画
健康写実映画
瓊瑶映画
武侠映画・功夫映画
政治宣伝映画(国民革命、反共、抗日戦争、軍事教育、尋根)
社会派リアリズム
ニューシネマ
ポスト・ニューシネマ
これも、番組の事前に読んでおけばよかった本の1冊。
姫っ娘5@NGK~エイベックス・チャレンジステージ第1部@スパワールド~「鈴木このみ 17歳BIRTHDAY~みんなで一緒にアニソンうたいまっしょい!」~姫っ娘5@NGK~チャレステ@スパワールド
2013年11月4日 アイドル
NGKの1階で、姫っ娘5のライブを見た。
正午の回
1.手裏剣シュシュ
2.くのいちgirl
3.H・M・J!
4.かんべいくん
5.冬のエチュード
とんでもなく可愛い生き物を発見した気分!
午後3時の回は、いくのが遅れて2曲目終わったあとの自己紹介のところから。
セットリストは1回目と同じ。
衣装は1回目は忍者、2回目はブレザー制服
たまらなく可愛い生き物を見つけた感じ。
さっきも似たようなことを書きましたが!
http://himekko5.sakura.ne.jp/
スパワールド大階段上で開催されていた「ファミリー食育カーニバル」のステージで、エイベックス・チャレンジステージ。
3日間行われていたが、やっと今日、見に行くことができた。
3部構成になっており、時間の都合で、1部と3部を見た。
第1部 13:00~
藤井梨里華
蔵川 真実
榎 陵介
大前あずさ/山佐友香(ダンス)
北村來嶺彩
1.本日は晴天なり
2.寒い夜だから
3.ペルセウス
4.オリオン
ライブ中に突然の雨と突風で、水を含んだ風が吹き荒れた!まるでTMRのPVみたいで、かっこよかった。
大門弥生
1.バッド・ボーイ
2.スーパースター
3.コーリン・ミー・トゥナイト
4.アイのトビラ
5.ウォッチ・ミー
さすがのステージ!バックダンサーにアヤとマユ。
第3部 17:00~
小只飛鳥
Buddy crack(ダンス)
Riluce
大門弥生(1部と同じセットリスト)
青野紗穂(4曲)
と、いうわけで、北村來嶺彩、大門弥生、青野紗穂という、実力と人気のあるシンガーが約20分ずつライブしてくれて、堪能した。
http://www.yayoi-daimon.com/
11月5日は鈴木このみちゃんのバースデイ!
と、いうわけで、前日の4日に、「鈴木このみ 17歳BIRTHDAY~みんなで一緒にアニソンうたいまっしょい!」が開催され、その一部がニコニコ生放送でも見れる、というので、エイベックス第1部のあと、自宅に戻って、視聴した。
リクエストと本人選曲によるアニメソング5曲と、オリジナル曲を歌うイベントだったが、視聴をはじめたとき、1曲目を歌い終えて、誕生日イベントがはじまっていた。
以下、セットリスト。
2.ゆずれない願い
3.トラスト・ユー
4.スプラッシュ・フリー
5.Q&Aリサイタル
途中、リクエストがあったが今回歌えなかった曲の発表などもあった。
最後に、オリジナル曲の選曲は、ニコニコ生放送のアンケートで決定し、
圧倒的支持を得て「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」に。
この歌の途中で、プレミアム会員に追い出されたので、NGKの姫っ娘5のライブに戻った。
鈴木このみちゃんは、まだこのライブのときは16歳。歌唱力ではアマプロ含めて全歌手のなかで最高だ、と僕は思っている。すごい!
あと、アニメソング「トラスト・ユー」は「機動戦士ガンダム00」の歌で、伊藤由奈の曲なのだが、ニコニコ生放送でのトークで、「バラード曲がない」とか「伊藤由奈の歌はかつてよく歌っていた」とか言っていた。ところが、鈴木このみちゃんの「プレシャス」は、絶品で、僕が生れてきてこのかた聞いた歌のなかで、最も感動した歌なのだ。アニソングランプリ出場以後、披露していないとしたら、非常に残念なことだ。
http://konomi-suzuki.net/birthday17/
正午の回
1.手裏剣シュシュ
2.くのいちgirl
3.H・M・J!
4.かんべいくん
5.冬のエチュード
とんでもなく可愛い生き物を発見した気分!
午後3時の回は、いくのが遅れて2曲目終わったあとの自己紹介のところから。
セットリストは1回目と同じ。
衣装は1回目は忍者、2回目はブレザー制服
たまらなく可愛い生き物を見つけた感じ。
さっきも似たようなことを書きましたが!
http://himekko5.sakura.ne.jp/
スパワールド大階段上で開催されていた「ファミリー食育カーニバル」のステージで、エイベックス・チャレンジステージ。
3日間行われていたが、やっと今日、見に行くことができた。
3部構成になっており、時間の都合で、1部と3部を見た。
第1部 13:00~
藤井梨里華
蔵川 真実
榎 陵介
大前あずさ/山佐友香(ダンス)
北村來嶺彩
1.本日は晴天なり
2.寒い夜だから
3.ペルセウス
4.オリオン
ライブ中に突然の雨と突風で、水を含んだ風が吹き荒れた!まるでTMRのPVみたいで、かっこよかった。
大門弥生
1.バッド・ボーイ
2.スーパースター
3.コーリン・ミー・トゥナイト
4.アイのトビラ
5.ウォッチ・ミー
さすがのステージ!バックダンサーにアヤとマユ。
第3部 17:00~
小只飛鳥
Buddy crack(ダンス)
Riluce
大門弥生(1部と同じセットリスト)
青野紗穂(4曲)
と、いうわけで、北村來嶺彩、大門弥生、青野紗穂という、実力と人気のあるシンガーが約20分ずつライブしてくれて、堪能した。
http://www.yayoi-daimon.com/
11月5日は鈴木このみちゃんのバースデイ!
と、いうわけで、前日の4日に、「鈴木このみ 17歳BIRTHDAY~みんなで一緒にアニソンうたいまっしょい!」が開催され、その一部がニコニコ生放送でも見れる、というので、エイベックス第1部のあと、自宅に戻って、視聴した。
リクエストと本人選曲によるアニメソング5曲と、オリジナル曲を歌うイベントだったが、視聴をはじめたとき、1曲目を歌い終えて、誕生日イベントがはじまっていた。
以下、セットリスト。
2.ゆずれない願い
3.トラスト・ユー
4.スプラッシュ・フリー
5.Q&Aリサイタル
途中、リクエストがあったが今回歌えなかった曲の発表などもあった。
最後に、オリジナル曲の選曲は、ニコニコ生放送のアンケートで決定し、
圧倒的支持を得て「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」に。
この歌の途中で、プレミアム会員に追い出されたので、NGKの姫っ娘5のライブに戻った。
鈴木このみちゃんは、まだこのライブのときは16歳。歌唱力ではアマプロ含めて全歌手のなかで最高だ、と僕は思っている。すごい!
あと、アニメソング「トラスト・ユー」は「機動戦士ガンダム00」の歌で、伊藤由奈の曲なのだが、ニコニコ生放送でのトークで、「バラード曲がない」とか「伊藤由奈の歌はかつてよく歌っていた」とか言っていた。ところが、鈴木このみちゃんの「プレシャス」は、絶品で、僕が生れてきてこのかた聞いた歌のなかで、最も感動した歌なのだ。アニソングランプリ出場以後、披露していないとしたら、非常に残念なことだ。
http://konomi-suzuki.net/birthday17/
展現舎に行って、はやしだちか個展「Devilsh girls」を見てきた。
「心の闇と戦い続ける少女たち」とコピーにあったが、その闇は、傷の痛みに耐えようとしてできる影のように見えた。
数多くの少女のドローイング1枚1枚が、バンドエイドの役割を果たそうとしているのかな、と。
http://tengensya.jp/
南船場のナダールに行って、「イリナ・イオネスコ展」を見てきた。
「シュルレアリスムとバロックの混沌とした表現と、その独特の世界観」とフライヤーにあった。
モノクロームとカラーの写真、どちらも彼女の世界を強烈にあらわす展示だったが、ギャラリー内においてあった写真集と、DVDは、娘エヴァに関するもので、イリナ・イオネスコを見る際には、どうしても避けて通れない。
DVDの映画「My little princess」は、娘エヴァが制作した、イリナと自分の関係をもとにした自伝的映画。この映画でも、モデルのエヴァに対し、イリナ(イザベル・ユペールが演じてる!)は「シャーリー・テンプルみたい!」とはしゃぐが、久々に写真集で幼いときのエヴァを見たら、自分の脳内のエヴァに比べて相当な不細工さで、でも、確かにシャーリー・テンプルっぽくもあるな、と思った。映画でエヴァを演じたアナマリア・バルトロメイが可愛いすぎたせいかもしれない。
http://nadar.jp/osaka/schedule/131029.html
OCAT近くのexcubeに行って、グループ展「キャラメルフリークス」を見てきた。
入ると、特殊メイクを施した作家さんが、お客さんの「ホラー似顔絵」を描いていた。
フライヤーにある「カワイイけど毒々しくグロテスク、鮮やかなカラーに彩られたポップなホラー世界を表現するグループ展」に集まった作家さんは、次のとおり。
近藤宗臣
天津(小沢団子/大伴堊美/はなたろう)
GENk
かがり
Roco
萌木ひろみ
devri
えりっく
ヤマヂ
サイコアヤ
KUSAKARI AYA
ニーロ シンぺソン
会場の狭さ(立て込んでいた)と、作品のサイズの小ささがあいまって、宇宙の外側から、奇妙な世界を覗き込んでいるかのような、顕微鏡的面白さがあった。
「心の闇と戦い続ける少女たち」とコピーにあったが、その闇は、傷の痛みに耐えようとしてできる影のように見えた。
数多くの少女のドローイング1枚1枚が、バンドエイドの役割を果たそうとしているのかな、と。
http://tengensya.jp/
南船場のナダールに行って、「イリナ・イオネスコ展」を見てきた。
「シュルレアリスムとバロックの混沌とした表現と、その独特の世界観」とフライヤーにあった。
モノクロームとカラーの写真、どちらも彼女の世界を強烈にあらわす展示だったが、ギャラリー内においてあった写真集と、DVDは、娘エヴァに関するもので、イリナ・イオネスコを見る際には、どうしても避けて通れない。
DVDの映画「My little princess」は、娘エヴァが制作した、イリナと自分の関係をもとにした自伝的映画。この映画でも、モデルのエヴァに対し、イリナ(イザベル・ユペールが演じてる!)は「シャーリー・テンプルみたい!」とはしゃぐが、久々に写真集で幼いときのエヴァを見たら、自分の脳内のエヴァに比べて相当な不細工さで、でも、確かにシャーリー・テンプルっぽくもあるな、と思った。映画でエヴァを演じたアナマリア・バルトロメイが可愛いすぎたせいかもしれない。
http://nadar.jp/osaka/schedule/131029.html
OCAT近くのexcubeに行って、グループ展「キャラメルフリークス」を見てきた。
入ると、特殊メイクを施した作家さんが、お客さんの「ホラー似顔絵」を描いていた。
フライヤーにある「カワイイけど毒々しくグロテスク、鮮やかなカラーに彩られたポップなホラー世界を表現するグループ展」に集まった作家さんは、次のとおり。
近藤宗臣
天津(小沢団子/大伴堊美/はなたろう)
GENk
かがり
Roco
萌木ひろみ
devri
えりっく
ヤマヂ
サイコアヤ
KUSAKARI AYA
ニーロ シンぺソン
会場の狭さ(立て込んでいた)と、作品のサイズの小ささがあいまって、宇宙の外側から、奇妙な世界を覗き込んでいるかのような、顕微鏡的面白さがあった。
18禁な女たち~東學 コラボレーション・ポスター展~@10w gallery~笹川治子「Study Room no.6221」- Documentation@Yoshimi Arts
2013年11月3日 芸術
10w gallery【堺筋線北浜駅下車5分】http://www.10w.jp/ に行って、
『18禁な女たち~東學 コラボレーション・ポスター展~』を見てきた。
ロマンポルノにオマージュを捧げる企画で、日活ロマンポルノのポスターとともに、架空のロマンポルノ映画のポスターが多数貼られている。
タイトルや、文句の、まあ、面白いこと!
写真家とアーティストモデルとのコラボで誕生した写真に、東學 がアートワークで絡んだ、R18なポスター展。
撮影現場のメイキング映像も流れていた。
入場すると、まあ、昭和の大人の雰囲気で、来廊されていた出展作家さんたちもいつもより昭和度高い気がした。
それと、このギャラリーには、白猫がいて、しばしたわむれる。(ポスターにも登場してたので、この猫もモデルさんなのだ)
Art work:東學
photographer:横山こうじ、中村趫、ホイキシュウ、Seal Pool、Kim Dunstan、坪口 晄弋、武甕育子
Artist Model:赤江かふお、奥田弥生、にごたらこ、Candy Jane、いずみ朔庵、松岡由佳利、黒居 狐
making movie:太田耕耘キ
肥後橋のYoshimi Artsに行って、笹川治子「Study Room no.6221」- Documentationを見てきた。
7月にホテルグランヴィア大阪で開催された「ART OSAKA 2013」の映像が不思議な翻訳文章とともに上映されている。
笹川治子のテキストによると、「得体の知れない文化や習慣を習得しようと努力する人物を客観的に鑑賞するためのパフォーマンス」だったのだが、今回の展示では、あと、勉強机に教科書とDVD教材が用意してあり、自習できるようになっていた。
(DVDとテキストはセットで1890円で販売もしていた)
この教材もテキストも、素材をランダムにチョイスし、翻訳ソフトで意味のとりにくい文章にしており、勉強っぽいイメージを再現していた。
「客観的に鑑賞」するだけでなく、自主的に体験することもできるのだ。
これ、非常に面白かったので、お金さえあれば、購入したかったな。http://www.yoshimiarts.com/exhibition/20131025_Haruko_Sasakawa-StudyRoomno6221-Documentaion.html
『18禁な女たち~東學 コラボレーション・ポスター展~』を見てきた。
ロマンポルノにオマージュを捧げる企画で、日活ロマンポルノのポスターとともに、架空のロマンポルノ映画のポスターが多数貼られている。
タイトルや、文句の、まあ、面白いこと!
写真家とアーティストモデルとのコラボで誕生した写真に、東學 がアートワークで絡んだ、R18なポスター展。
撮影現場のメイキング映像も流れていた。
入場すると、まあ、昭和の大人の雰囲気で、来廊されていた出展作家さんたちもいつもより昭和度高い気がした。
それと、このギャラリーには、白猫がいて、しばしたわむれる。(ポスターにも登場してたので、この猫もモデルさんなのだ)
Art work:東學
photographer:横山こうじ、中村趫、ホイキシュウ、Seal Pool、Kim Dunstan、坪口 晄弋、武甕育子
Artist Model:赤江かふお、奥田弥生、にごたらこ、Candy Jane、いずみ朔庵、松岡由佳利、黒居 狐
making movie:太田耕耘キ
肥後橋のYoshimi Artsに行って、笹川治子「Study Room no.6221」- Documentationを見てきた。
7月にホテルグランヴィア大阪で開催された「ART OSAKA 2013」の映像が不思議な翻訳文章とともに上映されている。
笹川治子のテキストによると、「得体の知れない文化や習慣を習得しようと努力する人物を客観的に鑑賞するためのパフォーマンス」だったのだが、今回の展示では、あと、勉強机に教科書とDVD教材が用意してあり、自習できるようになっていた。
(DVDとテキストはセットで1890円で販売もしていた)
この教材もテキストも、素材をランダムにチョイスし、翻訳ソフトで意味のとりにくい文章にしており、勉強っぽいイメージを再現していた。
「客観的に鑑賞」するだけでなく、自主的に体験することもできるのだ。
これ、非常に面白かったので、お金さえあれば、購入したかったな。http://www.yoshimiarts.com/exhibition/20131025_Haruko_Sasakawa-StudyRoomno6221-Documentaion.html
アートスペース亜蛮人に行ってきた。
1階は坂ノ咲由平個展「きみを探して」
描かれた少女たちの気持ちを解読するヒントは、金魚や蝶、風に舞う葉などであらわされていた。女心は男にとって永遠の謎だけど、その本質が金魚や蝶や葉のようなものであれば、なおさら、とらえることは難しい!
でも、逃げるための煙幕ではなく、「つかまえて」とヒントを出してくれているのだと思えば、それを読み取ろうとしてあげるのが、男子の心意気ってもんだ。
アートスペース亜蛮人、2階の展示は、ササベ翔太個展「名前のない感情」
フライヤーには「本個展中、作家は常時発狂してますので会話できません」と書いてあった。このフライヤーは、印刷物ではなく、1枚1枚手作りなのだ。
僕の入手したフライヤーは、裏面が「死ね」の殴り書きで埋め尽くされていた。
展示のほうは、まるで猟奇殺人鬼の隠れ家に迷い込んだような「現場発見!」的ムードにあふれている。奥では檻にとじこめられた作家が、キリをガリガリ床に打ちつけながら、ぶつぶつと恨みごとを言っていた。
作家自身が1日中ギャラリー内にいて、自ら作品の一部となる、というのは、光宗薫もやっていたし、今のトレンドなのかもしれない。
http://www.aband.jp/exhibition.html
1階は坂ノ咲由平個展「きみを探して」
描かれた少女たちの気持ちを解読するヒントは、金魚や蝶、風に舞う葉などであらわされていた。女心は男にとって永遠の謎だけど、その本質が金魚や蝶や葉のようなものであれば、なおさら、とらえることは難しい!
でも、逃げるための煙幕ではなく、「つかまえて」とヒントを出してくれているのだと思えば、それを読み取ろうとしてあげるのが、男子の心意気ってもんだ。
アートスペース亜蛮人、2階の展示は、ササベ翔太個展「名前のない感情」
フライヤーには「本個展中、作家は常時発狂してますので会話できません」と書いてあった。このフライヤーは、印刷物ではなく、1枚1枚手作りなのだ。
僕の入手したフライヤーは、裏面が「死ね」の殴り書きで埋め尽くされていた。
展示のほうは、まるで猟奇殺人鬼の隠れ家に迷い込んだような「現場発見!」的ムードにあふれている。奥では檻にとじこめられた作家が、キリをガリガリ床に打ちつけながら、ぶつぶつと恨みごとを言っていた。
作家自身が1日中ギャラリー内にいて、自ら作品の一部となる、というのは、光宗薫もやっていたし、今のトレンドなのかもしれない。
http://www.aband.jp/exhibition.html
午後4時から、いずみホールに行って「TRANSMUSIC 音楽のエッセンツィア“現代音楽の楽しみ方”」を聞いてきた。
曲目
ドビュッシー:『子供の領分』より/ピアノ:野平一郎
第1曲「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」
第6曲「ゴリウォークのケークウォーク」
野平一郎:「挑戦への14の逸脱 ピアノ、8人の弦楽器、電子音響のための」(1990-91/93)/指揮:野平一郎、ピアノ:碇山典子、アンサンブル:いずみシンフォニエッタ、音響:有馬純寿
〈休憩〉
三輪眞弘:「Four Bits Counters」for eight hands(2010)日本初演/AUAカウンターズ
野平一郎:「アラベスク第3番 アルト・サクソフォンとピアノのための」(1980-81)/サクソフォン:クロード・ドゥラングル、ピアノ:野平一郎
野平一郎:「 (一人ぼっち)―<網目模様>内包曲―」(2013)(サントリー芸術財団委嘱)世界初演/サクソフォン:クロード・ドゥラングル
野平一郎:「 (一人ぼっち)―<網目模様>内包曲―」(2013)(サントリー芸術財団委嘱)/ピアノ:野平一郎
野平一郎:「 網目模様 アルト・サクソフォンと室内管弦楽のための(2013)(サントリー芸術財団委嘱)世界初演/指揮:野平一郎、サクソフォン:クロード・ドゥラングル、アンサンブル:いずみシンフォニエッタ
曲のあいだに、音楽学者の伊東信宏氏と、野平一郎氏、三輪眞弘氏、クロード・ドゥラングル氏とのトークが適宜はさまれていた。
三輪眞弘氏(フォルマント兄弟の兄のほう)の曲のときに演奏したAUAカウンターズは、美術系の学生さんなどで構成された4人組で、全員女性だった。
「現代音楽はこわくない!」とチラシに書いてあったが、AUAカウンターズの演奏みたいな、見てて面白いものは、まさにそれを実証する好例だった。こういうのを見ると、CDやラジオなどで音だけを聞くのと、コンサート会場に足を運んで体験するのとは、全然違う音楽体験なんだな、と思い知らされる。もっと関西でも現代音楽のコンサートがあればいいのに!http://www.suntory.co.jp/sfa/music/transmusic/index.html
曲目
ドビュッシー:『子供の領分』より/ピアノ:野平一郎
第1曲「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」
第6曲「ゴリウォークのケークウォーク」
野平一郎:「挑戦への14の逸脱 ピアノ、8人の弦楽器、電子音響のための」(1990-91/93)/指揮:野平一郎、ピアノ:碇山典子、アンサンブル:いずみシンフォニエッタ、音響:有馬純寿
〈休憩〉
三輪眞弘:「Four Bits Counters」for eight hands(2010)日本初演/AUAカウンターズ
野平一郎:「アラベスク第3番 アルト・サクソフォンとピアノのための」(1980-81)/サクソフォン:クロード・ドゥラングル、ピアノ:野平一郎
野平一郎:「 (一人ぼっち)―<網目模様>内包曲―」(2013)(サントリー芸術財団委嘱)世界初演/サクソフォン:クロード・ドゥラングル
野平一郎:「 (一人ぼっち)―<網目模様>内包曲―」(2013)(サントリー芸術財団委嘱)/ピアノ:野平一郎
野平一郎:「 網目模様 アルト・サクソフォンと室内管弦楽のための(2013)(サントリー芸術財団委嘱)世界初演/指揮:野平一郎、サクソフォン:クロード・ドゥラングル、アンサンブル:いずみシンフォニエッタ
曲のあいだに、音楽学者の伊東信宏氏と、野平一郎氏、三輪眞弘氏、クロード・ドゥラングル氏とのトークが適宜はさまれていた。
三輪眞弘氏(フォルマント兄弟の兄のほう)の曲のときに演奏したAUAカウンターズは、美術系の学生さんなどで構成された4人組で、全員女性だった。
「現代音楽はこわくない!」とチラシに書いてあったが、AUAカウンターズの演奏みたいな、見てて面白いものは、まさにそれを実証する好例だった。こういうのを見ると、CDやラジオなどで音だけを聞くのと、コンサート会場に足を運んで体験するのとは、全然違う音楽体験なんだな、と思い知らされる。もっと関西でも現代音楽のコンサートがあればいいのに!http://www.suntory.co.jp/sfa/music/transmusic/index.html
「2GUNS」「恋するリベラーチェ」「42 世界を変えた男」
2013年11月1日 映画映画の日。1本目はバルタサール・コルマクール監督の「2GUNS」
麻薬捜査官(デンゼル・ワシントン)と、海軍将校(マーク・ウォールバーグ)は、お互いの正体を知らぬままでマフィアに潜入捜査をしていた。
そこで手に入れた40億円を、麻薬取締局、海軍情報局、マフィア、CIAが取り合いする話。2人のコンビもお互いを信じていいのかどうかわからないし、そこに絡んでくる、女の存在。誰が金を手にしても、そこに正義はない!
裏切りと、物量と、地の利と、土地鑑と、身体能力と、運と、いろんな要素がいりまじる。でも、見てる方は、アクションのつるべうちを浴びて陶酔するのみ。
しかし、悪の親玉って、年寄りなんだな。
http://www.2guns-movie.jp/
2本目はスティーヴン・ソダーバーグ監督の「恋するリベラーチェ」
70年代、ドナ・サマーの「アイ・フィール・ラブ」からはじまるリベラーチェ晩年の物語。
リベラーチェ(マイケル・ダグラス)はピアノの超絶技巧と、絢爛な衣装、過剰な演出、鬘と整形で若作りした、稀代のショウマンだった。
彼はゲイであり、若い男性スコット(マット・デイモン)を養子にして、同居し、なんやかんや楽しむのである。
スコットは薬物依存になり、嫉妬と被害妄想にかられて、リベラーチェと不仲になるが、リベラーチェはエイズでやがて見る影もない姿をスコットの前にさらすことになる。
これはみどころ満載の面白い映画だった。
どうせステージに立つのなら、こんなショウマンになりたいものである。
リベラーチェ、スコットの特殊メイクもすごいけど、ロブ・ロウ演じる整形外科医の存在感が夢に出そうなほどで、ぞくぞくした。
http://liberace.jp/
3本目はブライアン・ヘルゲランド監督の「42 世界を変えた男」
大リーグ初の黒人選手ジャッキー・ロビンソン(チャドウィック・ボーズマン)の映画。
人種差別に対して「やり返さない勇気」で立ち向かう。
まるでテレビ特番を見ているかのような、わかりやすさで、くつろげた。
「世界を変えた男」とか「信じ続ければ、世界は変わる」と宣伝文句にあるが、ほんと、そうであればいいなあ、と思う。
日本のスポーツ、芸能の世界を見ていると、道は険しい、と感じてしまうけど、信じ続けたい。
いやしかし、ハリソン・フォードって、おじいちゃんになったなあ。http://wwws.warnerbros.co.jp/42movie/
麻薬捜査官(デンゼル・ワシントン)と、海軍将校(マーク・ウォールバーグ)は、お互いの正体を知らぬままでマフィアに潜入捜査をしていた。
そこで手に入れた40億円を、麻薬取締局、海軍情報局、マフィア、CIAが取り合いする話。2人のコンビもお互いを信じていいのかどうかわからないし、そこに絡んでくる、女の存在。誰が金を手にしても、そこに正義はない!
裏切りと、物量と、地の利と、土地鑑と、身体能力と、運と、いろんな要素がいりまじる。でも、見てる方は、アクションのつるべうちを浴びて陶酔するのみ。
しかし、悪の親玉って、年寄りなんだな。
http://www.2guns-movie.jp/
2本目はスティーヴン・ソダーバーグ監督の「恋するリベラーチェ」
70年代、ドナ・サマーの「アイ・フィール・ラブ」からはじまるリベラーチェ晩年の物語。
リベラーチェ(マイケル・ダグラス)はピアノの超絶技巧と、絢爛な衣装、過剰な演出、鬘と整形で若作りした、稀代のショウマンだった。
彼はゲイであり、若い男性スコット(マット・デイモン)を養子にして、同居し、なんやかんや楽しむのである。
スコットは薬物依存になり、嫉妬と被害妄想にかられて、リベラーチェと不仲になるが、リベラーチェはエイズでやがて見る影もない姿をスコットの前にさらすことになる。
これはみどころ満載の面白い映画だった。
どうせステージに立つのなら、こんなショウマンになりたいものである。
リベラーチェ、スコットの特殊メイクもすごいけど、ロブ・ロウ演じる整形外科医の存在感が夢に出そうなほどで、ぞくぞくした。
http://liberace.jp/
3本目はブライアン・ヘルゲランド監督の「42 世界を変えた男」
大リーグ初の黒人選手ジャッキー・ロビンソン(チャドウィック・ボーズマン)の映画。
人種差別に対して「やり返さない勇気」で立ち向かう。
まるでテレビ特番を見ているかのような、わかりやすさで、くつろげた。
「世界を変えた男」とか「信じ続ければ、世界は変わる」と宣伝文句にあるが、ほんと、そうであればいいなあ、と思う。
日本のスポーツ、芸能の世界を見ていると、道は険しい、と感じてしまうけど、信じ続けたい。
いやしかし、ハリソン・フォードって、おじいちゃんになったなあ。http://wwws.warnerbros.co.jp/42movie/
メルヘソ☆ハロウィソ 2013@なんば紅鶴
2013年10月31日 ライブ
ハロウィンは、なんば紅鶴で、「メルヘソ☆ハロウィソ」
僕は豪華ふろくとして出演した。
【イベント名】メルヘソ☆ハロウィソ 2013
【日時】2013年10月31日(木)19:00 OPEN/START
【場所】大阪難波・味園ビル2F 「なんば紅鶴」http://benitsuru.net/
【チケット】1500円(ドリンク代別)
【出演】
[Special Guest Live]
*Alek et Les Japonaises(アレックエレジャポネーズ)fromベルギー
http://www.aleketlesjaponaises.com
[LIVE]
*200Gavas+DS https://soundcloud.com/sojiro
*Bugって花井 http://ameblo.jp/bug871/
[DJ]
*グルーヴあんちゃん http://groove-unchant.jimdo.com/
*ぶりっこ☆オンライン(仮)http://ameblo.jp/buricco-online/
*サム&けるっぴ
*TEAMメルヘソ
[豪華ふろく]
*保山ひャン http://ameblo.jp/hozanhyan/
リハーサルで、他の出演者の方の様子を堪能して、本番は最初の自分の出番が終わったあと、着替えて仕事にびゅーん。
僕は豪華ふろくとして出演した。
【イベント名】メルヘソ☆ハロウィソ 2013
【日時】2013年10月31日(木)19:00 OPEN/START
【場所】大阪難波・味園ビル2F 「なんば紅鶴」http://benitsuru.net/
【チケット】1500円(ドリンク代別)
【出演】
[Special Guest Live]
*Alek et Les Japonaises(アレックエレジャポネーズ)fromベルギー
http://www.aleketlesjaponaises.com
[LIVE]
*200Gavas+DS https://soundcloud.com/sojiro
*Bugって花井 http://ameblo.jp/bug871/
[DJ]
*グルーヴあんちゃん http://groove-unchant.jimdo.com/
*ぶりっこ☆オンライン(仮)http://ameblo.jp/buricco-online/
*サム&けるっぴ
*TEAMメルヘソ
[豪華ふろく]
*保山ひャン http://ameblo.jp/hozanhyan/
リハーサルで、他の出演者の方の様子を堪能して、本番は最初の自分の出番が終わったあと、着替えて仕事にびゅーん。
『インド映画への招待状』
2013年10月30日 読書
杉本良男の『インド映画への招待状』を読んだ。
これも、あらかじめ読んでおけばよかった本。
以下、目次。
はじめに
序章 インド映画ってなに?
①熱狂するファン
インド人は映画好き
娯楽映画に熱狂する
政治を巻き込む大騒動
スターの誘拐、スターの死
②インド映画とは
多言語国家インド
娯楽映画と芸術映画
インド映画のグローバル化、ハイブリッド化
③むかしサタジット・レイ、いまラジニ・ガーント
大インド映画祭
1950年代のインドへの敬愛
すすけたインド-「一瞬メガ・ヒット」の時代のインド映画ブーム
第1章 神話の時代
浅草公演見世物記「佛國活動幻晝」
①ファンタジーとテクノロジー
インドへの映画の渡来-リュミエールのミッション
映画とマジック
プレ・ムーヴィー-宗教的な視覚芸能
②インド映画の出現
短編記録映画の製作
スワデーシとしてのインド国産映画
インド映画の父ファルケー
【神話と教訓】「ハリシュチャンドラ王」
神話・叙事詩・歴史
サイレントの黄金期
愛国映画
娼婦から良家の子女へ
映画の製作と興行
③歌う映画、踊る映画
言葉が分断し、音楽がつなぐ
『ナーティヤシャーストラ』と「ナヴァ・ラサ」
民俗芸能-大衆演劇-映画
ハイブリッド演劇-パールシー劇場
マンゲーシュカル父の悲劇-『サンギート・ナタック』
サタジット・レイの嘆き-ベンガルのジャトラ
花街から生まれたフィルム・ソング
④トーキー映画の黄金時代
映画スタジオ
【黄金の三角関係】「デーヴダース」
歌って踊れるスター
サイガル
ヌールジャハーンとラター・マンゲーシュカル
戦時下のインド映画
【戦時下のアンチ・ヒーロー】「運命」
インド・ナショナリズムと映画-タゴールとガンディー
第2章 インド映画三都物語 娯楽映画の都ボンベイ
インド独立
①ボリウッド
家族としての国家-ネルー型社会主義リアリズム
インド民衆演劇協会(IPTA)
映画の王様ラージ・カプール
1950年代の四天王
【国民的叙事詩】「母なるインド」
②世界一の映画生産国
一人のスター、六曲の歌、三つの踊り
インドのキスの危機
世界一の映画生産国
③ハイブリッド・ミュージック
プレイバック
ラターとアーシャー-女声プレイバック・シンガー
ムケーシュ、ラファー、キショール-男声プレイバック・シンガー
ラジオとフィルム・ソング
ハイブリッド・ミュージックの作曲家
④アンチ・ヒーローとヴァイオレンス
スーパースターの時代
アミターブ・バッチャン
【マルチスター映画】「炎」
アクション、ヴァイオレンス、レイプ
第3章 インド映画三都物語 芸術映画の拠点カルカッタ
①サタジツト・レイ
芸術映画への道
【芸術映画の成立】「大地のうた」
ヒューマニズム
②ベンガルの芸術映画と娯楽映画
ガタク
セーン
IPTA系の監督・俳優
二足のわらじ
③ニュー・シネマ
FFC後援映画
シャーム・ベネガル
ベネガル以後
【黄金の娼妓】「踊り子」
④地方語映画の繚乱
オリヤー映画
アッサム映画・マニプーリー映画
マラーティー映画
カンナダ映画
マラヤーラム映画
ゴーパーラクリシュナンとアラヴィンダン
アラブへの出稼ぎ
第4章 インド映画三都物語 映画を政治化するマドラス
①娯楽映画とナショナリズム
南インドの地方意識と映画
ドラーヴィダ・ナショナリズム
長篇劇映画の製作
大衆演劇とナショナリズム
南インドのトーキー映画
トーキーの名作
【女性の自立】「犠牲の大地」
②少年よ大志を抱け
ボーイズ・カンパニー
映画と政治のシナリオ・ライター
【うるわしき兄妹愛】「女神」
③家族・親族関係のメタファー
よき息子、頼もしい兄
よき息子、頼もしい兄(たぶん誤植と思われる。内容は政治家にもなったMGRのイメージ戦略について)
④共産党と芸道もの-テルグ映画
第5章 越境するインド映画
①越境する愛 ジャンルを超えて
欲しいのはお金、望むのは愛
「アイ・ラブ・ユー」
ラヴ・ロマンス時代の女神たち
【越境する愛】「私はあなたの何?」
独立五十周年とインド・ナショナリズム
政治と映画の共犯関係
②南インドの卓越 言葉の壁を超えて
南インドと北インド
南インド出身女優の華麗な系譜
ライバル
映画(reel)から現実(real)へ
南インドからの旋風-マニ・ラトナムとA・R・ラフマーン
③情報化時代のインド映画 国境を超えて
コピーの氾濫
カセットの衝撃
サテライト・テレビの衝撃
テレビ・ドラマからクイズ番組へ
ディジタルの衝撃
海外市場の卓越
④還流する「インド」
インド人資本の還流
NRI好み
ビューティフル・インディア
ルビコンを渡る
あとがき
これも、あらかじめ読んでおけばよかった本。
以下、目次。
はじめに
序章 インド映画ってなに?
①熱狂するファン
インド人は映画好き
娯楽映画に熱狂する
政治を巻き込む大騒動
スターの誘拐、スターの死
②インド映画とは
多言語国家インド
娯楽映画と芸術映画
インド映画のグローバル化、ハイブリッド化
③むかしサタジット・レイ、いまラジニ・ガーント
大インド映画祭
1950年代のインドへの敬愛
すすけたインド-「一瞬メガ・ヒット」の時代のインド映画ブーム
第1章 神話の時代
浅草公演見世物記「佛國活動幻晝」
①ファンタジーとテクノロジー
インドへの映画の渡来-リュミエールのミッション
映画とマジック
プレ・ムーヴィー-宗教的な視覚芸能
②インド映画の出現
短編記録映画の製作
スワデーシとしてのインド国産映画
インド映画の父ファルケー
【神話と教訓】「ハリシュチャンドラ王」
神話・叙事詩・歴史
サイレントの黄金期
愛国映画
娼婦から良家の子女へ
映画の製作と興行
③歌う映画、踊る映画
言葉が分断し、音楽がつなぐ
『ナーティヤシャーストラ』と「ナヴァ・ラサ」
民俗芸能-大衆演劇-映画
ハイブリッド演劇-パールシー劇場
マンゲーシュカル父の悲劇-『サンギート・ナタック』
サタジット・レイの嘆き-ベンガルのジャトラ
花街から生まれたフィルム・ソング
④トーキー映画の黄金時代
映画スタジオ
【黄金の三角関係】「デーヴダース」
歌って踊れるスター
サイガル
ヌールジャハーンとラター・マンゲーシュカル
戦時下のインド映画
【戦時下のアンチ・ヒーロー】「運命」
インド・ナショナリズムと映画-タゴールとガンディー
第2章 インド映画三都物語 娯楽映画の都ボンベイ
インド独立
①ボリウッド
家族としての国家-ネルー型社会主義リアリズム
インド民衆演劇協会(IPTA)
映画の王様ラージ・カプール
1950年代の四天王
【国民的叙事詩】「母なるインド」
②世界一の映画生産国
一人のスター、六曲の歌、三つの踊り
インドのキスの危機
世界一の映画生産国
③ハイブリッド・ミュージック
プレイバック
ラターとアーシャー-女声プレイバック・シンガー
ムケーシュ、ラファー、キショール-男声プレイバック・シンガー
ラジオとフィルム・ソング
ハイブリッド・ミュージックの作曲家
④アンチ・ヒーローとヴァイオレンス
スーパースターの時代
アミターブ・バッチャン
【マルチスター映画】「炎」
アクション、ヴァイオレンス、レイプ
第3章 インド映画三都物語 芸術映画の拠点カルカッタ
①サタジツト・レイ
芸術映画への道
【芸術映画の成立】「大地のうた」
ヒューマニズム
②ベンガルの芸術映画と娯楽映画
ガタク
セーン
IPTA系の監督・俳優
二足のわらじ
③ニュー・シネマ
FFC後援映画
シャーム・ベネガル
ベネガル以後
【黄金の娼妓】「踊り子」
④地方語映画の繚乱
オリヤー映画
アッサム映画・マニプーリー映画
マラーティー映画
カンナダ映画
マラヤーラム映画
ゴーパーラクリシュナンとアラヴィンダン
アラブへの出稼ぎ
第4章 インド映画三都物語 映画を政治化するマドラス
①娯楽映画とナショナリズム
南インドの地方意識と映画
ドラーヴィダ・ナショナリズム
長篇劇映画の製作
大衆演劇とナショナリズム
南インドのトーキー映画
トーキーの名作
【女性の自立】「犠牲の大地」
②少年よ大志を抱け
ボーイズ・カンパニー
映画と政治のシナリオ・ライター
【うるわしき兄妹愛】「女神」
③家族・親族関係のメタファー
よき息子、頼もしい兄
よき息子、頼もしい兄(たぶん誤植と思われる。内容は政治家にもなったMGRのイメージ戦略について)
④共産党と芸道もの-テルグ映画
第5章 越境するインド映画
①越境する愛 ジャンルを超えて
欲しいのはお金、望むのは愛
「アイ・ラブ・ユー」
ラヴ・ロマンス時代の女神たち
【越境する愛】「私はあなたの何?」
独立五十周年とインド・ナショナリズム
政治と映画の共犯関係
②南インドの卓越 言葉の壁を超えて
南インドと北インド
南インド出身女優の華麗な系譜
ライバル
映画(reel)から現実(real)へ
南インドからの旋風-マニ・ラトナムとA・R・ラフマーン
③情報化時代のインド映画 国境を超えて
コピーの氾濫
カセットの衝撃
サテライト・テレビの衝撃
テレビ・ドラマからクイズ番組へ
ディジタルの衝撃
海外市場の卓越
④還流する「インド」
インド人資本の還流
NRI好み
ビューティフル・インディア
ルビコンを渡る
あとがき
『〔証言〕日中映画興亡史』
2013年10月29日 読書
植草信和、坂口英明、玉腰辰己編著による『〔証言〕日中映画興亡史』を読んだ。
活況を呈する中国映画だが、現在、日本に中国映画がほとんど入ってこなくなっている。それを尖閣問題に全て帰することができるのか、という疑問から本書は日中の映画の交流の歴史をたどって検証している。
本書で再三提案されるのは、シナリオライターの不足に嘆く中国映画と、ソフトに強い日本、ここに突破口があるのではないか、ということだ。
以下、目次。
はじめに 日中のへだたりと映画交流 玉腰辰己
中国映画の歴史と日本人
証言1 中国映画の歩み 佐藤忠男
1.海外での中国映画の発見・評価
2.中国映画の歴史(1)1896~1945年
3.中国映画の歴史(2)1945~1949年
4.中国映画の歴史(3)1949~1965年
5.中国映画の歴史(4)1960~1984年
6.中国映画の歴史(5)1985年~
証言2 二十一世紀の中国映画界 坂口英明
映画大国となった中国
1.1997年~2002年 WTO加盟と映画政策の改革時代
変革前夜 エンタテインメント映画時代の幕開け
変革の引き金となったWTO加盟
国営撮影所の再編
民営映画会社の台頭
映画興行改革とシネコンの拡大
輸出入の整備
2.2002年~2009年 国内娯楽大作の成功と香港映画界とのコラボによる拡大期
エンタメ新時代の象徴、「HERO 英雄」の登場
中国三人の巨匠監督の活躍
CEPA締結後の香港映画人とのコラボレーション
2000年代の国際合作映画および日本との関係
第六世代、または地下電影の監督たち
3.2010年~現在 メガヒットの時代
ハリウッド製3D映画の大ブーム
現代の中国を描く新世代の映画監督の登場
台湾映画の盛況と新たな貿易協定
日中間ビジネスはどうなるのか
証言3 中国映画の中の日本人 門間貴志
1.抗日時代の日中映画
2.新中国の映画における日本像
3.中国における日本映画の受容
4.日中の蜜月時代
5.香港映画と日本
6.抗日映画の多様性
7.抗日テレビドラマの隆盛
徳間康快の功績
証言4 初期の日中合作と中国政治の影 佐藤純彌
1.「君よ憤怒の河を渉れ」の中国での大ヒット
2.「未完の対局」と「敦煌」
3.徳間康快さんのこと
4.これからの日中映画交流をどうすべきか
証言5 東光徳間と中国映画祭 鈴木 一
1.文芸坐支配人から東光徳間へ
2.中国映画の高揚と配給事情
3.今後の文化交流のあり方
「第五世代」の衝撃
証言6 素顔の中国映画監督たち 水野衛子
1.始まりは陳凱歌から
2.張芸謀作品の字幕も担当
3.「ヘブン・アンド・アース天地英雄」撮影に参加
4.中国映画大変貌の10年
5. 現代の中国映画
証言7 活字とフィルムをとおして知った中国映画 植草信和
1.ひとりのアジア映画ファンとして
2.誠実だった中国の同業者との友誼
3.活字から遠く離れて
4. その後の「データブック」と中華圏映画
証言8 中国圏映画からアジア映画へ 暉峻創三
1.中国映画第五世代の台頭
2.本格的なアジア映画との取り組み
3.世界に進出し始めたアジア映画
4.香港映画とウォン・カーウァイ
5. 映画祭ディレクターの仕事
日中合作秘話
証言9 始皇帝暗殺から東アジア合作まで 井関 惺
1.香港映画人とのつきあいから中国との関わりが始まった
2.「始皇帝暗殺」で陳凱歌と共同製作
3.変貌する中国映画界
4.新しいアジアでの国際合作の道を開いた「墨攻」
5.中国でスクリーン数が激増している
証言10 現代の中国映画を創る 牛山拓二
1.上海撮影所との合作「最後の恋、初めての恋」
2.上海、東京、台北、三地域でロケした「アバウト・ラブ」
3.第六世代の映画作家との人間関係で産まれた「夜の上海」
4.いま注目しているのは東南アジア映画人
5.再び中国との連携はあるのか
佐藤忠男の証言1で、時代区分の年数がかぶっているのは、中華人民共和国を毛沢東が宣言した1949年から、1965年に文化大革命がはじまるまでの時期を区切ったのと、次節で紹介される革命を讃える映画「紅色娘子軍」が1960年の作品だったことによる。
今まで見てきた映画が、歴史のなかに位置付けされていくのには、興奮した。
こういう本をあらかじめ読んでおけば、もっとユーストリーム番組でも話が深められたのに、と残念。
活況を呈する中国映画だが、現在、日本に中国映画がほとんど入ってこなくなっている。それを尖閣問題に全て帰することができるのか、という疑問から本書は日中の映画の交流の歴史をたどって検証している。
本書で再三提案されるのは、シナリオライターの不足に嘆く中国映画と、ソフトに強い日本、ここに突破口があるのではないか、ということだ。
以下、目次。
はじめに 日中のへだたりと映画交流 玉腰辰己
中国映画の歴史と日本人
証言1 中国映画の歩み 佐藤忠男
1.海外での中国映画の発見・評価
2.中国映画の歴史(1)1896~1945年
3.中国映画の歴史(2)1945~1949年
4.中国映画の歴史(3)1949~1965年
5.中国映画の歴史(4)1960~1984年
6.中国映画の歴史(5)1985年~
証言2 二十一世紀の中国映画界 坂口英明
映画大国となった中国
1.1997年~2002年 WTO加盟と映画政策の改革時代
変革前夜 エンタテインメント映画時代の幕開け
変革の引き金となったWTO加盟
国営撮影所の再編
民営映画会社の台頭
映画興行改革とシネコンの拡大
輸出入の整備
2.2002年~2009年 国内娯楽大作の成功と香港映画界とのコラボによる拡大期
エンタメ新時代の象徴、「HERO 英雄」の登場
中国三人の巨匠監督の活躍
CEPA締結後の香港映画人とのコラボレーション
2000年代の国際合作映画および日本との関係
第六世代、または地下電影の監督たち
3.2010年~現在 メガヒットの時代
ハリウッド製3D映画の大ブーム
現代の中国を描く新世代の映画監督の登場
台湾映画の盛況と新たな貿易協定
日中間ビジネスはどうなるのか
証言3 中国映画の中の日本人 門間貴志
1.抗日時代の日中映画
2.新中国の映画における日本像
3.中国における日本映画の受容
4.日中の蜜月時代
5.香港映画と日本
6.抗日映画の多様性
7.抗日テレビドラマの隆盛
徳間康快の功績
証言4 初期の日中合作と中国政治の影 佐藤純彌
1.「君よ憤怒の河を渉れ」の中国での大ヒット
2.「未完の対局」と「敦煌」
3.徳間康快さんのこと
4.これからの日中映画交流をどうすべきか
証言5 東光徳間と中国映画祭 鈴木 一
1.文芸坐支配人から東光徳間へ
2.中国映画の高揚と配給事情
3.今後の文化交流のあり方
「第五世代」の衝撃
証言6 素顔の中国映画監督たち 水野衛子
1.始まりは陳凱歌から
2.張芸謀作品の字幕も担当
3.「ヘブン・アンド・アース天地英雄」撮影に参加
4.中国映画大変貌の10年
5. 現代の中国映画
証言7 活字とフィルムをとおして知った中国映画 植草信和
1.ひとりのアジア映画ファンとして
2.誠実だった中国の同業者との友誼
3.活字から遠く離れて
4. その後の「データブック」と中華圏映画
証言8 中国圏映画からアジア映画へ 暉峻創三
1.中国映画第五世代の台頭
2.本格的なアジア映画との取り組み
3.世界に進出し始めたアジア映画
4.香港映画とウォン・カーウァイ
5. 映画祭ディレクターの仕事
日中合作秘話
証言9 始皇帝暗殺から東アジア合作まで 井関 惺
1.香港映画人とのつきあいから中国との関わりが始まった
2.「始皇帝暗殺」で陳凱歌と共同製作
3.変貌する中国映画界
4.新しいアジアでの国際合作の道を開いた「墨攻」
5.中国でスクリーン数が激増している
証言10 現代の中国映画を創る 牛山拓二
1.上海撮影所との合作「最後の恋、初めての恋」
2.上海、東京、台北、三地域でロケした「アバウト・ラブ」
3.第六世代の映画作家との人間関係で産まれた「夜の上海」
4.いま注目しているのは東南アジア映画人
5.再び中国との連携はあるのか
佐藤忠男の証言1で、時代区分の年数がかぶっているのは、中華人民共和国を毛沢東が宣言した1949年から、1965年に文化大革命がはじまるまでの時期を区切ったのと、次節で紹介される革命を讃える映画「紅色娘子軍」が1960年の作品だったことによる。
今まで見てきた映画が、歴史のなかに位置付けされていくのには、興奮した。
こういう本をあらかじめ読んでおけば、もっとユーストリーム番組でも話が深められたのに、と残念。
「グランド・イリュージョン」「ゴースト・エージェントR.I.P.D.」「マッキー」
2013年10月28日 映画今日は、3本映画を見た。
まずルイ・レテリエ監督の「グランド・イリュージョン」
手先の器用なマジシャン、大掛かりな仕掛けのイリュージョニスト、催眠術のメンタリスト、鍵なら何でも開ける解錠師、4人そろって、フォー・ホースメン。
ラスベガスの満員のステージで、銀行強盗を予告し、まんまとやってのける。
警察、FBI、インターポールが寄ってたかって、彼らをつかまえようとするが、1歩も2歩も先を読む彼らのトリックに、翻弄される。
ただ、客席のなかに、どんなマジックでもそのトリックを見抜き、種明かしする男がすわっていた。
いやー、これは楽しかった。
映画冒頭のカードマジックには度肝を抜かれた。
モーガン・フリーマンほどじゃないけど、手品の種を「こうじゃないかな」と見当はついたけど。
http://www.grandillusion.jp/
2本目は、ロベルト・シュヴェンケ監督の「ゴースト・エージェントR.I.P.D.」
悪霊退治の取り締まり官の物語。
退治するのも、既に命をなくした人間。
西部劇調で、面白い。
死人が天から大量に降ってくる映像には笑った。
http://ghostagent-ripd.com/
3本目は、インド映画、S・S・ラージャマウリ監督の「マッキー」
殺された男ジャニがハエに生まれ変わり、復讐を果たす。
殺された理由が、目をつけた女に好きな人がおり、邪魔になったから、という、きわめて身勝手なもの。
ハエに生まれ変わったジャニは、手話で好きな女性とも会話ができる。また、女性はマイクロアートの作家で、ハエ用のマスク、ゴーグル、鉄のツメなどを作ってあげる。
ハエは体を鍛えて、力をつけ、物を持って飛ぶことも出来るようになる。
本来、弱いものの代表、ハエと女性が力をあわせて、復讐を遂行しようとするのが、痛快。
歌と踊りのシーンもあるし、また、2年間もツンツン無視されてもめげずに片思いを貫いたジャニの機転のきいた優しさも、大いに参考になる。
映画本編がはじまる前に酒とタバコの害を注意したり、2時間強の短い映画(インド映画にしては)なのに、インターバルがあるのを見て、ああ、インド映画を見てる、と実感できた。
なお、途中、テレビ画面にラジニカーント主演の映画が放送されているのがうつるシーンがある。あれは、「ボス」?(変身前の)
http://masala-movie.com/makkhi/
まずルイ・レテリエ監督の「グランド・イリュージョン」
手先の器用なマジシャン、大掛かりな仕掛けのイリュージョニスト、催眠術のメンタリスト、鍵なら何でも開ける解錠師、4人そろって、フォー・ホースメン。
ラスベガスの満員のステージで、銀行強盗を予告し、まんまとやってのける。
警察、FBI、インターポールが寄ってたかって、彼らをつかまえようとするが、1歩も2歩も先を読む彼らのトリックに、翻弄される。
ただ、客席のなかに、どんなマジックでもそのトリックを見抜き、種明かしする男がすわっていた。
いやー、これは楽しかった。
映画冒頭のカードマジックには度肝を抜かれた。
モーガン・フリーマンほどじゃないけど、手品の種を「こうじゃないかな」と見当はついたけど。
http://www.grandillusion.jp/
2本目は、ロベルト・シュヴェンケ監督の「ゴースト・エージェントR.I.P.D.」
悪霊退治の取り締まり官の物語。
退治するのも、既に命をなくした人間。
西部劇調で、面白い。
死人が天から大量に降ってくる映像には笑った。
http://ghostagent-ripd.com/
3本目は、インド映画、S・S・ラージャマウリ監督の「マッキー」
殺された男ジャニがハエに生まれ変わり、復讐を果たす。
殺された理由が、目をつけた女に好きな人がおり、邪魔になったから、という、きわめて身勝手なもの。
ハエに生まれ変わったジャニは、手話で好きな女性とも会話ができる。また、女性はマイクロアートの作家で、ハエ用のマスク、ゴーグル、鉄のツメなどを作ってあげる。
ハエは体を鍛えて、力をつけ、物を持って飛ぶことも出来るようになる。
本来、弱いものの代表、ハエと女性が力をあわせて、復讐を遂行しようとするのが、痛快。
歌と踊りのシーンもあるし、また、2年間もツンツン無視されてもめげずに片思いを貫いたジャニの機転のきいた優しさも、大いに参考になる。
映画本編がはじまる前に酒とタバコの害を注意したり、2時間強の短い映画(インド映画にしては)なのに、インターバルがあるのを見て、ああ、インド映画を見てる、と実感できた。
なお、途中、テレビ画面にラジニカーント主演の映画が放送されているのがうつるシーンがある。あれは、「ボス」?(変身前の)
http://masala-movie.com/makkhi/
ホウ・シャオシェン監督の「風櫃の少年」台湾
台湾の少年たちの日常。
いわゆる台湾ニューシネマってやつなんだろうか。この映画は見たことがあるはずなのにあんまり記憶になかったのも無理はない。とくにこれといった事件もなく、日常が描かれている映画なのだった。
ただ、地べたにまな板置いて、その上で魚に包丁いれて料理するシーンで、半端なく大量のハエがあたりを飛びまくっているシーンには驚いた。
台湾の少年たちの日常。
いわゆる台湾ニューシネマってやつなんだろうか。この映画は見たことがあるはずなのにあんまり記憶になかったのも無理はない。とくにこれといった事件もなく、日常が描かれている映画なのだった。
ただ、地べたにまな板置いて、その上で魚に包丁いれて料理するシーンで、半端なく大量のハエがあたりを飛びまくっているシーンには驚いた。
「大地のうた」「ステキな彼女」「ファースト・デイト 夏草の少女」
2013年10月27日 映画
サタジット・レイ監督の「大地のうた」(インド)
マサラ・ムーヴィーとは対照的な、民衆の生活を描いた芸術映画。
同居するお婆さんに「居候のくせに」と今すぐ出て行ってくれと言わんばかりの仕打ちをする母の姿に心いたむ。
音楽はラヴィ・シャンカール
ホウ・シャオシェン監督のデビュー作「ステキな彼女」(台湾)1980年
鳳飛飛が主演の、アイドル歌謡映画。作中、男子が座頭市のマネをしたりしてた。
ピーター・ワン監督の「ファースト・デイト 夏草の少女」(台湾、アメリカ合作)
これは台湾のアメリカングラフィティみたいな映画。
ジェームス・ディーンとか、プレスリーの時代。
理科室の実験で爆発したり、思春期の淡い夢想が描かれたり、恩師の思い出がストーリーの主軸になっていたりして、胸がきやきやする。
あこがれの女の子ビー・ユン(ホアン・チアチン黄嘉晴)は音楽をFENで聞いていて、好きな歌は「ブルーベリーヒル」だって!
マサラ・ムーヴィーとは対照的な、民衆の生活を描いた芸術映画。
同居するお婆さんに「居候のくせに」と今すぐ出て行ってくれと言わんばかりの仕打ちをする母の姿に心いたむ。
音楽はラヴィ・シャンカール
ホウ・シャオシェン監督のデビュー作「ステキな彼女」(台湾)1980年
鳳飛飛が主演の、アイドル歌謡映画。作中、男子が座頭市のマネをしたりしてた。
ピーター・ワン監督の「ファースト・デイト 夏草の少女」(台湾、アメリカ合作)
これは台湾のアメリカングラフィティみたいな映画。
ジェームス・ディーンとか、プレスリーの時代。
理科室の実験で爆発したり、思春期の淡い夢想が描かれたり、恩師の思い出がストーリーの主軸になっていたりして、胸がきやきやする。
あこがれの女の子ビー・ユン(ホアン・チアチン黄嘉晴)は音楽をFENで聞いていて、好きな歌は「ブルーベリーヒル」だって!
「迷子」「ウォーロード男たちの誓い」「ただいま」
2013年10月27日 映画
リー・カンション監督の「迷子」(台湾)
ツァイ・ミンリャン製作。
孫を見失ったおばあさんが、町のなかを探しまくるのが、映画の大半。悲愴!
一方、さぼってゲームに興じる少年が帰宅すると、祖父がいなくなっており、町に出て祖父を探す。
ラストになって、ツァイ・ミンリャンの「楽日」に出てきた祖父と孫が登場し、ドギモ抜かれた。
ピーター・チャン監督の「ウォー・ロード 男たちの誓い」(中国・香港合作)
太平天国の乱当事の歴史もの。ジェット・リー、アンディ・ラウ、金城武が義兄弟で出演。
人望もあつく、義を重視するアンディ・ラウと、戦略のために涙をのんで殺戮や裏切りも辞さないジェット・リー。
これはみごたえ十分な面白さ!兵士の姿はキョンシーそのもの。
チャン・ユアン監督の「ただいま」(中国、イタリア合作)
わずかなお金を盗んだと濡れ衣着せられ、はずみで義姉を殺してしまった女の子。
17年ぶりに出所したが、家族との再会、和解はなるのか?
重いテーマだが、感動の一作だった。
ツァイ・ミンリャン製作。
孫を見失ったおばあさんが、町のなかを探しまくるのが、映画の大半。悲愴!
一方、さぼってゲームに興じる少年が帰宅すると、祖父がいなくなっており、町に出て祖父を探す。
ラストになって、ツァイ・ミンリャンの「楽日」に出てきた祖父と孫が登場し、ドギモ抜かれた。
ピーター・チャン監督の「ウォー・ロード 男たちの誓い」(中国・香港合作)
太平天国の乱当事の歴史もの。ジェット・リー、アンディ・ラウ、金城武が義兄弟で出演。
人望もあつく、義を重視するアンディ・ラウと、戦略のために涙をのんで殺戮や裏切りも辞さないジェット・リー。
これはみごたえ十分な面白さ!兵士の姿はキョンシーそのもの。
チャン・ユアン監督の「ただいま」(中国、イタリア合作)
わずかなお金を盗んだと濡れ衣着せられ、はずみで義姉を殺してしまった女の子。
17年ぶりに出所したが、家族との再会、和解はなるのか?
重いテーマだが、感動の一作だった。
「重量☆ガールズ キングコングを持ち上げろ!」「密告・者」「楽日」
2013年10月27日 映画
パク・ゴニョン監督の「重量ガールズ キングコングを持ち上げろ!」(韓国)
女子重量挙げ部の実話をもとにした映画。
かつては名選手だったものの、重量挙げで体を壊して、無気力な先生。他に居場所のないダメダメな女子部員。彼女たちの情熱で、先生も奮起し、大会でも活躍するようになる。
「キングコング」は先生のあだなで、ときどき胸をドンドンドラミングのように叩くのを面白がってつけられたもの。しかし、先生が胸を叩くのは、癖などではなく、病気のせいだった。
これは、すごくいい映画なんじゃないのか!と思ったら、東京国際映画祭出品作品だった。腰に爆弾かかえた女子部員の役をチョ・アンが演じている。
ダンテ・ラム監督の「密告・者」(香港)
ニコラス・ツェー主演。
警察上層部の都合で、密告者を守ってやれない、とかいろいろ。
警察ノワールで、みごたえあった。
ツァイ・ミンリャン監督の「楽日」(台湾)
雨がしとしと降る場末の名画館。今日をもってしばらく閉館となる最終日の最後の上映は、「龍門客棧」武侠映画の名作だ。
映画は、客席や、映画館内の様子をたんたんと映す。
しみる!名作!
ツァイ・ミンリャンは、映画作りを引退する、と発表したばかりで、このあたりのことを、番組で話すことができたらよかったな、と、終わってから気づいた。
女子重量挙げ部の実話をもとにした映画。
かつては名選手だったものの、重量挙げで体を壊して、無気力な先生。他に居場所のないダメダメな女子部員。彼女たちの情熱で、先生も奮起し、大会でも活躍するようになる。
「キングコング」は先生のあだなで、ときどき胸をドンドンドラミングのように叩くのを面白がってつけられたもの。しかし、先生が胸を叩くのは、癖などではなく、病気のせいだった。
これは、すごくいい映画なんじゃないのか!と思ったら、東京国際映画祭出品作品だった。腰に爆弾かかえた女子部員の役をチョ・アンが演じている。
ダンテ・ラム監督の「密告・者」(香港)
ニコラス・ツェー主演。
警察上層部の都合で、密告者を守ってやれない、とかいろいろ。
警察ノワールで、みごたえあった。
ツァイ・ミンリャン監督の「楽日」(台湾)
雨がしとしと降る場末の名画館。今日をもってしばらく閉館となる最終日の最後の上映は、「龍門客棧」武侠映画の名作だ。
映画は、客席や、映画館内の様子をたんたんと映す。
しみる!名作!
ツァイ・ミンリャンは、映画作りを引退する、と発表したばかりで、このあたりのことを、番組で話すことができたらよかったな、と、終わってから気づいた。
「ハウスメイド」「賭ける男」「ブレイブ・ファイターズ」
2013年10月27日 映画
27日のユーストリーム番組でアジア映画がとりあげられる、というので、その10日ほど前から、時間を見つけてアジア映画のビデオやVTRを見て、雰囲気を作っておくことにした。
未見のもの、2度目のもの入り混じってだが、かつて見た映画も大半は忘れてしまっていたので、どれも面白く見ることが出来た。
いつ何を見たか、はっきり記録していなかったので、とりあえず、見た映画を見た順にざっと並べてみることにした。
イム・サンス監督の「ハウスメイド」(韓国)
これは韓国映画の名作「下女」のリメイクで、トラウマ必至のラストシーンが強烈でまるでひとりキャリー。
大阪アジアン映画祭でも上映された作品なので、導入としては最適かな、とか。
アッバース・ムスターン監督の「賭ける男」(インド)
シャー・ルク・カーン主演の歌と踊りとラブコメ満載の復讐譚。
仇討ちのためとはいえ、復讐したい人物の娘に接近して恋愛し、幸せの絶頂のときに娘を殺してしまう主人公の姿みると、人間不信になりそう!
タナポン・マリワン&アフドリン・シャウキ監督の「ブレイブ・ファイターズ」(タイ)
マイク・B主演。義兄を救うため、クレジット会社から顧客データを強奪した主人公。しかし、その裏には、マフィアの思惑と、意外な黒幕の陰謀が隠されていた。
と、いうようなストーリーはどうでもいいような、アクション満載の1本。
未見のもの、2度目のもの入り混じってだが、かつて見た映画も大半は忘れてしまっていたので、どれも面白く見ることが出来た。
いつ何を見たか、はっきり記録していなかったので、とりあえず、見た映画を見た順にざっと並べてみることにした。
イム・サンス監督の「ハウスメイド」(韓国)
これは韓国映画の名作「下女」のリメイクで、トラウマ必至のラストシーンが強烈でまるでひとりキャリー。
大阪アジアン映画祭でも上映された作品なので、導入としては最適かな、とか。
アッバース・ムスターン監督の「賭ける男」(インド)
シャー・ルク・カーン主演の歌と踊りとラブコメ満載の復讐譚。
仇討ちのためとはいえ、復讐したい人物の娘に接近して恋愛し、幸せの絶頂のときに娘を殺してしまう主人公の姿みると、人間不信になりそう!
タナポン・マリワン&アフドリン・シャウキ監督の「ブレイブ・ファイターズ」(タイ)
マイク・B主演。義兄を救うため、クレジット会社から顧客データを強奪した主人公。しかし、その裏には、マフィアの思惑と、意外な黒幕の陰謀が隠されていた。
と、いうようなストーリーはどうでもいいような、アクション満載の1本。
「Salon the Art Room」第2回
2013年10月27日 芸術
午後2時~のユーストリーム番組「Salon the Art Room」に出演。
http://www.ustream.tv/channel/salontheartroom …
僕、安斎レオ、ジャン=ポール高橋、大阪ひとみ、仲村コニー、栗田ゆうき。
ムービー・レビューでは、景山理氏をお招きして、大阪アジアン映画祭を中心に、アジア映画の楽しさについて紹介していただいた。
ブックレビューでは、僕は念願の『クロコディル』を紹介した。
18世紀の神秘思想家イリュミニスムのサン・マルタンが書いた唯一の小説。
フランス語以外では日本語にしか翻訳されていない、忘れられた作品で、文学史からも省かれている。
悪のクロコディルが、「貫禄のある女」「のっぽの痩せ男」、暴徒の先頭に立つロゾンなどをひきいて、フランスを大混乱に陥れる。
それに対するは、スペイン系ユダヤ人の超能力者エレアザール(サン・マルタンの師マルチネス・ド・パスカリをモデルにしている)、「独立者の会」のリーダーたるジョフ夫人、義勇兵ウルデック、主人公の官吏セディールなど。
善悪の戦いの物語と言えば単純なのだが、「ホーン岬沖の報告」「独立者の会におけるジョフ夫人の演説」「クロコディルの学術講義」「アカデミーにおける学術委員会の報告」「セディールがのっぽの痩せ男の話を書き留める」「ウルデックのクロコディル体内めぐり」「韃靼人の女の打ち明け話」「プシコグラフによる古代ギリシアのアタランテの描写」「気絶しているあいだに聞いた、見知らぬ人の垂訓」などなどが挟まれて、サン・マルタンが語り放題に語っているのだ。
「プシコグラフ」は、速記がスピードアップして、まだ何も言ってないのに、先回りして書かれてしまう装置。なんじゃそりゃ!
まあ、僕は今年読んだ本のなかでも1,2を争う面白かった本なのだが、視聴者に伝えることができたかどうか。
サン・マルタンの思想書も読んでみたが、とうてい歯がたたず、読了できなかった。
ジャン=ポール高橋さんは、安井かずみの本を紹介、
安斎レオさんはファジーファンクションの杉下淳生さんをお招きして、大阪ひとみのDVDを紹介した。
川柳モンパルナスでは、「カメラマン」「月」「ハロウィン」をテーマに川柳を発表。今日のお題は「アジア」と「映画」
番組の最後は仲村コニーちゃんの誕生を祝った。
http://www.ustream.tv/channel/salontheartroom …
僕、安斎レオ、ジャン=ポール高橋、大阪ひとみ、仲村コニー、栗田ゆうき。
ムービー・レビューでは、景山理氏をお招きして、大阪アジアン映画祭を中心に、アジア映画の楽しさについて紹介していただいた。
ブックレビューでは、僕は念願の『クロコディル』を紹介した。
18世紀の神秘思想家イリュミニスムのサン・マルタンが書いた唯一の小説。
フランス語以外では日本語にしか翻訳されていない、忘れられた作品で、文学史からも省かれている。
悪のクロコディルが、「貫禄のある女」「のっぽの痩せ男」、暴徒の先頭に立つロゾンなどをひきいて、フランスを大混乱に陥れる。
それに対するは、スペイン系ユダヤ人の超能力者エレアザール(サン・マルタンの師マルチネス・ド・パスカリをモデルにしている)、「独立者の会」のリーダーたるジョフ夫人、義勇兵ウルデック、主人公の官吏セディールなど。
善悪の戦いの物語と言えば単純なのだが、「ホーン岬沖の報告」「独立者の会におけるジョフ夫人の演説」「クロコディルの学術講義」「アカデミーにおける学術委員会の報告」「セディールがのっぽの痩せ男の話を書き留める」「ウルデックのクロコディル体内めぐり」「韃靼人の女の打ち明け話」「プシコグラフによる古代ギリシアのアタランテの描写」「気絶しているあいだに聞いた、見知らぬ人の垂訓」などなどが挟まれて、サン・マルタンが語り放題に語っているのだ。
「プシコグラフ」は、速記がスピードアップして、まだ何も言ってないのに、先回りして書かれてしまう装置。なんじゃそりゃ!
まあ、僕は今年読んだ本のなかでも1,2を争う面白かった本なのだが、視聴者に伝えることができたかどうか。
サン・マルタンの思想書も読んでみたが、とうてい歯がたたず、読了できなかった。
ジャン=ポール高橋さんは、安井かずみの本を紹介、
安斎レオさんはファジーファンクションの杉下淳生さんをお招きして、大阪ひとみのDVDを紹介した。
川柳モンパルナスでは、「カメラマン」「月」「ハロウィン」をテーマに川柳を発表。今日のお題は「アジア」と「映画」
番組の最後は仲村コニーちゃんの誕生を祝った。