『第四の館』

2013年12月10日 読書
『第四の館』
R・A・ラファティの第四長編『第四の館』(1969年)を読んだ。なに、これ、すごすぎる!
新聞記者フレッド・フォーリーは、とんでもないことに気づいた。
政界の大物、オーヴァーラークは、実は中世イスラム(500年ほど前)、マムルーク朝のカー・イブン・モッドなのではないだろうか!『中世の歴史』に載っているカー・イブン・モッドの木彫りの像が、オーヴァーラークそっくりなだけでなく、カー・イブン・モッドが死んだとはどこにも書いていないのだ!
その後、人類を超えた存在になろうとする集団たちの暗躍に巻き込まれたフレディは、あちこちから陰謀論を集められる、「陰謀論のセンター」的存在になっていく。
いわく、
「低周波の影響で歯茎がゆるくなると思いこんだグループがあったよ。連中は超低音を使った音楽に強く抗議し、猛烈に反対運動をくりひろげて『グープ・ボックス』とかいったコイン式の機械を襲撃して壊したりした。しまいに軍隊の『葬送ラッパ』から低い音をいくつか抜こうとした」
あるいは、次のようなことを信じる3人の蒸気機関車の機関士
「寂しい夜には汽笛に答える巨大飛行生物がいる」「その生き物は列車をまるごと持ち上げられるほど大きくはないが、機関車1台で走っていたら持ち上げられる」「蒸気機関車の行方不明事件はそいつが原因なのだ」「巨大飛行生物は汽笛を求愛行動だと信じている」
あるいは、
「すべての赤毛女は、人類と交雑して面倒と破壊を撒き散らすために外宇宙からやってきた宇宙生物だ」
あるいは、
「おみくじクッキーの格言や教訓は、実はチベット奥地に住む悪の親玉が送ってくる邪悪な暗号だ」
あるいは、
「白いオークの木は人食いで、理由なく姿を消した人は、みな白いオークの木のそばで行方不明になっているはずだ」「オーク材はきわめて危険な成分を含んでいるので、オーク材を大量に使用する家具工場の従業員には規制を加えるべきだ」
あるいは、こんな新しい伝染病
「死の波動が訪れて、最初は鼻がムズムズし、それから倦怠感といらつき、やがて眠気に襲われ、最終的に死にいたる」「そのすべてが5時間で進行する」「それを伝染させる細菌は遊糸か、ハコヤナギの木から飛んだ綿で、もっともありそうな説としてはそうしたものに似た、外世界からやってきた何かに乗って運ばれる」
これらの、与太話を、フレディは、疑うことなく、まずは信じ込んでしまうのだ。
本書の表紙に描かれた四種類の動物は、「城の外」で戦う4つの超自然的集団のそれぞれの象徴である。その4つは、ヒキガエル、大蛇、鷹、アナグマ。この4つは、四福音書(マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ)の象徴「テトラモルフ」(四形態)に対応している、という。
クライマックスでは、街に疫病が蔓延して、暴動が起る。『クロコディル』ではフランス革命の騒動が作中に反映していたが、この『第四の館』では1968年の五月革命が影響しているようだ。
以下、目次。
第1章 おれはこの手で世界を引き裂くぞ
第2章 すっごく死んでるか、すっごく年取ってるか
第3章 あいつらにも殺せるかもしれないが、おれはもっと惨たらしく殺せるぞ
第4章 山上の嘘吐き
第5章 螺旋状の情熱と聖人のごときセクシーダイナマイト
第6章 使われざる力の復讐
第7章 優美な犬どもと再帰者たち
第8章 あなたの喉のライン、なめらかな動き
第9章 だが、おれは奴らをたいらげるぞ、フェデリコ、おれは奴らをたいらげる
第10章 そんなに怖がるなんて、か弱い体の持ち主でもあるまいし
第11章 「おまえを呼んではおらん」と主は言われた
第12章 第四の館
第13章 そしてすべての怪物たちが立ちあがる
モーリス・ピアラ監督の「ヴァン・ゴッホ」見てきた。
ゴッホ最後の2ヶ月を描いている。田舎の村で過ごし、絵を描き、十代の娘と関係を持ち、娼婦たちと遊び、踊り、飲む。そして、絵は売れず、すぐに人と諍いを起こす。
ゴッホは孤独だったのだろうか?などと考えるのは、凡人ゆえの発想なのだ、と思い知らされる。孤独だとか孤独でないとかは、芸者のときに言う言葉なのだ。
http://www.zaziefilms.com/pialat/films_introduction.html

モーリス・ピアラ監督の映画、もう1本「ポリス」を見た。
被疑者を平気でどつきまくり、署内でセックスするマッチョな刑事はジェラール・ドパルデュー、被害者なのか悪女なのかソフィー・マルソー。
モラルも愛も心もない世界が描かれており、みんなが被害者か、みんなが加害者、つまり、被害とか加害では捉えられない関係が見られる。
ノワールと呼ばれる深く暗く湿った世界のほうがまだ救いがありそうな、これは一面が平らな世界で、不気味このうえない。

10minutes

2013年12月8日 アイドル
10minutes
10minutes
本日の10minutes、

エントリーは
てへぺろ☆
久保綾音
一条星夜
ゆみこーん
mirrorlakes
星乃えみる

ゲストライブは
にょロボてぃくす

審査員は
Nori
デジタルケイタ
光宗薫

MCは
保山ひャン
秋山衣梨佳

FOODは
深夜喫茶銭ゲバ


でお送りしました。
Noriさんのオリジナル曲をGETしたのは、
一条星夜さん!

審査員の光宗薫さんが来るのは、当日ギリギリまでシークレットでした。
ライブのときは、普通にお客さんの中にまじって見られてましたし、
あちこちで勃発する撮影大会にも快くこたえていられました。
AKBで見ていたときよりも、魅力はアップしていた印象。
出てくれて、ありがとう!

「時代をかさねる-心と技-」@京都芸術センター~「若く綺麗な作家展 パート1」@乙画廊~「関西電子音楽の現在形」@京都VOX SQUARE~「シュトルム・ウント・ドランクッ」
「時代をかさねる-心と技-」@京都芸術センター~「若く綺麗な作家展 パート1」@乙画廊~「関西電子音楽の現在形」@京都VOX SQUARE~「シュトルム・ウント・ドランクッ」
「時代をかさねる-心と技-」@京都芸術センター~「若く綺麗な作家展 パート1」@乙画廊~「関西電子音楽の現在形」@京都VOX SQUARE~「シュトルム・ウント・ドランクッ」
京都芸術センターで「時代をかさねる-心と技-」
ガラスを重ねる生田丹代子、漆を重ねる佐々木友恵

乙画廊で、「若く綺麗な作家展 パート1」を見てきた。
なんとまあ、ストレートなタイトルなのか!
小柳優衣、中原ちひろ、ぴこうさ、三宅由里子、村田タマ、目良真弓、森綾花、山城有未。
なんちゅうか、乙画廊の作家さん、作品って、センスがいいな。
センスがいい、というのは、僕のセンスにあう、という意味だけど!
でも、よくぞこれほどまでに若い才能が続出するものだ、と感心する。


午後3時から、京都VOX SQUAREで「関西電子音楽の現在形」を聞いてきた。入場無料。
プログラムは、
1.成田和子「Autoportrait 2013 -自画像2013」
2.葛西聖憲「Etude 2013.12」
3.石上和也「淤母陀琉神への奉納曲3(2013)2013年12月作品
4.RAKASU PROJECT(落晃子)「(荒井靖水『祇園精舎』冒頭部をベースとした即興」
5.有馬純寿「(ラジオをベースとしたImprovisation)」
6.檜垣智也「囚われた女(秋山邦晴のテープレコーダーのための詩による)2013」
当たり前のことだけど、スピーカーを多数使ったアクースモニウム演奏は、現場で聞いてこそ、味わえる醍醐味。
また、即興は一期一会のもの。
この現場の聴衆の1人でおれてよかった!

ぴあフィルムフェスティバル、山田勇男監督の「シュトルム・ウント・ドランクッ」写真は入場者プレゼントのマッチ。映画は大正時代のアナキズム集団「ギロチン団」の話。
出演者にあがた森魚さん、知久さん、原マスミさん、黒色すみれ、宍戸幸司さん、うらたじゅんさん、天野天街さん、流山児祥さん、佐野史郎さん、つげ忠男さん、などなど。
エンディングテーマは谷口マルタ正明!
今後の上映予定はないらしい。
兵庫県立美術館で「昭和モダン 絵画と文学1926~1936」
1、プロレタリアの芸術
柳瀬正夢の「読メ!無産者新聞」ポスター
細田民樹「生活線ABC」とその主題歌「よきプロレタリアの唄」
『文芸戦線』『戦旗』『ナップ』『プロレタリア文化』など

2、新感覚・モダニズム
阿部金剛、古賀春江、横光利一、川端康成、稲垣足穂、中河与一、龍胆寺雄、吉行エイスケ、久野豊彦、春山行夫など

3、文芸復興と日本的なもの
須田国太郎、谷崎潤一郎、永井荷風など

自由に本を読んでいてもいいコーナーもあった。

横尾忠則現代美術館で、「横尾忠則 肖像図鑑」
『奇縁まんだら』の挿画(183点)や、日本近代文学者の肖像(192点)の他、寺内貫太郎一家のタイトルバックで使われた原画など、見ていて飽きない。

神戸文学館で「原田の森の青春譜」~神戸の近代化と関西学院~
関学出身の作家たちの展示がされており、稲垣足穂や横溝正史の原稿などが見れたのは思わぬ収穫。

大阪市立美術館で「関西新世紀展」
老成した風景画や静物画ではなく、若い感性の作品が多数あった。

大谷大学で、佐々木閑の講演「大乗仏教の起源に関する諸問題」
日時:2013年12月6日(金)16:20~17:50
場所:大谷大学響流館3Fメディアホール
講師:佐々木 閑 先生(花園大学文学部教授)
講題:大乗仏教の起源に関する諸問題

1、平川説以前
 1)「経典は釈迦の直説である」
 2)富永仲基の「加上説」
 3)大乗仏教大衆部起源説
 4)平川説:『初期大乗仏教の研究』

2、平川説以後
 1)25年前くらいから、平川説に対する批判が、同時並行的に起ってくる
 2)しかし、これらの動きが一本化され、「大乗仏教の起源問題」が体系的な学問領域になる様子はない

3、大乗仏教の起源を探るための方向性
 1)大乗仏教はシャカムニ以来の仏教僧団の内部から生まれたものであり、平川が言うような、在家集団を起源とするものではない。ただし、その大乗の出家者を支援するような在家者が存在したことは当然予想される。したがって厳密に言うなら、シャカムニ以来の僧団の内部にいた出家者と、それを支援する在家者が一体となって大乗仏教を起こしたということになる。
 2)大乗仏教と部派仏教を対立概念とみることはできない。部派仏教と大乗仏教は、実は同一の原因から生じた二方向の現象であったという可能性が高い。
 3)仏教思想を、大乗、非大乗という区分で厳密に分類することはできない。
 4)思想の多様化が容認されたことが原因となって大乗が発生したとするなら、大乗は多元的に発生したということになる。それならば、大乗の起源を単一のグループや単一の部派に求めることは不合理である。

4、具体的な今後の方針
 (佐々木閑の見解)
 1)仏塔の問題(平川説再考)
 2)菩薩の住処の問題
 3)大乗仏典の精密な分析
 4)仏説・非仏説論の研究
 5)大乗の発生と同時期に制作された資料の調査(有部アビダルマやパーリ注釈文献の研究)
 6)南方分別説部および『婆沙論』以前の有部の正体解明
 7)「大乗」という名称の研究

 (Harrisonの見解)
 1)アランヤ仮説
 2)大乗経典における在家の役割
 3)経典間の時代的相関関係をマッピングすることによって得られる、大乗経典のシステマティックで詳細な年代マップの作成
 4)大乗と部派仏教、特にアビダルマ仏教との同時並行的な成立過程を検討することによる部派所属問題の解明を考慮する必要がある
 5)考古学および美術史からの証拠

5、すぐれた研究のいくつかの具体例
 1)下田正弘『涅槃経の研究』
 2)渡辺章悟の「般若経」諸研究
 3)平岡聡『法華経成立の新解釈』

6、現在の問題点
 1)Schopen説への疑義が生じ始めている
 2)下田が『涅槃経の研究』の成果を放棄し、新たな大乗経典仏説論を主張するようになった。大乗は釈迦の教えのダイレクトな延長だと唱える、新たな大乗仏教仏説論
 3)自己の信仰や、宗門護持のための宗学的な仏教学が勢いを増している

7、私自身(佐々木)のちょっとした研究
 “The Concept of Remodeling the World”(世界を改造するというアイディア)Harrison編の「大乗仏教の起源研究(仮題)」に掲載予定

タワーレコード難波店で、いずこねこのインストアライブ。
ひとでいっぱい。
ライブ後、ムヤニーと飲みに行く。 

ブラッド・アンダーソン監督の「ザ・コール緊急通報司令室」を見た。
ハル・ベリー主演。
女子を拉致して、頭の皮はいで殺してしまう男を追い詰める。
WWEスーパースターのオタンガが、警官役で、みごとに端役をつとめている。
車のトランクに閉じ込められた女子が、たまたま所持していたもう1つの携帯電話でハル・ベリーとつながりながら、男の居場所をつきとめていったりするサスペンスは、B級ながら面白い。
ラストの顛末も、DVDで見ている感じのB級さで、楽しく見れた。
http://call911.jp/
「ハンナ・アーレント」「ニューヨーク バーグドルフ魔法のデパート」
「ハンナ・アーレント」「ニューヨーク バーグドルフ魔法のデパート」
マルガレーテ・フォン・トロッタ監督の「ハンナ・アーレント」を見た。
今年見た映画のなかでも1,2を争ういい映画だった。
バルバラ・スコヴァが、ヘビースモーカーのハンナ・アーレントを熱演している。
アイヒマンは、実際の本人の映像がそのまま使われていた。当たり前かもしれないけど、これがもう、アイヒマンらしさを全面に伝えるみごとな熱演!?
映画は、アイヒマン裁判でのハンナ・アーレントを描いており、その記事でアイヒマンを残虐非道な輩としてとらえず、どこにでもいる事務的な官僚としてとらえたことにより、えらいめにあう。
醜き悪人としてアイヒマンをとらえなかっただけでなく、戦時にナチスに協力したユダヤ人についてもふれたため、ハンナ・アーレントは、友人からもバッシングを受ける始末。
ラストの10分近いハンナ・アーレントの講義が素晴らしい。「悪の凡庸さ」自分で考えないと、ダメなんだ!
http://www.cetera.co.jp/h_arendt/

マシュー・ミーレー監督の「ニューヨーク・バーグドルフ魔法のデパート」を見た。
ニューヨークの一流のデパート、バーグドルフ・グッドマンの魅力をその裏側からいろんな角度で描く。
映画が追いかけるスタッフもすごいし、登場してコメントしてる一流人士もすごい。見ただけで、なんだかワンランク上に来た気分になった。一流の店など、縁遠くなって久しいというのに!ウィンドウショッピングにもそれなりの心を豊かにする効果があるので、そんな癒やし効果もあったかな。
http://bergdorf.jp/

『動員の革命』

2013年12月3日 読書
『動員の革命』
津田大介の『動員の革命』を読んだ。
ソーシャルメディアを動員の手段として考える本。
この本で、読後一番心に残ったのは、動員とはぜんぜん関係ないけど、納豆は200回かきまわすとおいしくなる、ということだった。
以下、目次。
はじめに――1200人を呼び込む力

第1章 ソーシャルメディア×革命 「アラブの春」を起こした真の力とは

1 ソーシャルメディア・インパクト
•ツイッターの利用者は1700万人
•鳩山元首相に始まり、「流出」に終わった2010年
•アラブの春から東日本大震災、ステマまで
•インターネットはストック型からフロー型へ

2 そもそも、ソーシャルメディアってなんだ?
•ユーザーが双方向に情報を交換するメディア
•ソーシャルメディアの登場と発展

3 中東の革命、先進国の動乱
•情報統制に対抗する手段としてツイッターを利用
•ついに抑えきれなくなったジャスミン革命
•若者たちの怒りが爆発する

4 「動員」という革命
•外へ出ていき、「変われ!」と叫んだから変わった
•「出る杭」から「納豆」へ
•多種多様な世界の人と知り合うきっかけに

第1章・対話編 モーリー・ロバートソン×津田大介 ソーシャルメディアで世界は変わったか

1 世界のソーシャルメディア最前線
•ミンクの毛皮で反プーチン・デモ
•「携帯のおまけ」が運動を広げる目的で使われた
•中国の「金の盾」はハッタリ
•ネットの検閲をアウトソーシングしている

2 ソーシャルメディアとともに有機的に進化していく革命
•世界中を駆けめぐった少女の死の瞬間
•政府の脇の甘さを突いたジャスミン革命
•アマチュアのジャスミン革命からプロのエジプトへ
•「悪の美学」の発露としてのロンドン暴動
•大人の戦いのオキュパイ・ウォールストリート

3 日本のデモは何が未成熟なのか
•主体なきデモ、フジテレビ騒動
•呉越同舟するための方法論が日本にはない
•ソーシャルメディアが明らかにしたこと

第2章 ソーシャルメディア×情報発信 ムーブメントを起こすために必要なこと

1 発信者が押さえておくべき5つのキーワード
•「情報発信をしなければリターンはない」
•5要素を上手く使って「動員」を起こせ!

2 僕ならソーシャルメディアをこう使う Part1 ビジネス
•ソーシャルメディア利用の3つの目的
•苦情への対応を全てオープンにする
•少額の支援活動を取り入れてブランド力を上げる
•ソーシャルメディアで企業はどうふるまうべきか

3 僕ならソーシャルメディアをこう使う Part2 街おこし編
•セーシェル共和国の国家モデル
•人は何にお金を払うのか
•地方のコミュニティを固定化するには
•「得手に帆を上げる」ことで盛り上げていく

4 僕ならソーシャルメディアをこう使う Part3 ジャーナリズム編
•お風呂で知った尖閣事件
•ソーシャルメディアは拡声器であり、情報源

5 手段が変わると、世の中も変わる
•コンシューマライゼーションの時代
•モバイル、クラウドの発展が動員の革命を変えた
•アイディアが即座に実現できる環境は整っている

第2章・対話編 宇川直宏×津田大介 ソーシャルメディア時代のスーパースターとは
•フリースタイルが求められる時代
•ライフキャスティング、その動員の秘密
•有吉弘行から考える〈人の気〉のメカニズム
•「わら人形」的メンタリティとは

第3章 ソーシャルメディア×震災 東北復興のためにできること

1 震災直後から活躍したソーシャルメディア
•震災当日の連絡は全てツイッターで
•原発情報より炊き出しの情報がほしい

2 テレビとネットが手を組んだ
•被災地でも効果的だったサイマル放送
•ユーチューブで家族の無事を知る
•テレビでは切られてしまう情報が重要

3 ソーシャルメディアのマイナス面は?
•デマとどう付き合いか
•救命情報が消えない
•情報格差は“生死”に関わる
•もっと簡単に、もっと楽に

4 ソーシャルメディアで復興の速度を速めるには
•情報/雇用/お金
•マスメディアは飽きるが、ソーシャルメディアは飽きない
•一枚岩でまとまれない現実を伝える
•ほとんど報道されなかった潮来市の災害情報
•9億もの義捐金を集めた栄村
•善意を金銭化するには

第4章 ソーシャルメディア×未来 新しいマネタイズの方法とは?

1 これから「寄付」がブームになる!
•税制の改革で「寄付文化」が浸透
•NPOの機能をソーシャルメディアで

2 マイクロペイメントは世界を変える
•少額のお金を簡単に送れる仕組み
•親切を数値化できる
•海外のソーシャルメディアが狙うのは個人間送金サービス
•社会を動かすエンジン

3 クラウドファンディング
•クラウドファンディングとは?
•1年で82億円も集めたキックスターター
•日本では社会貢献活動から
•共感がお金を呼ぶ

第4章・対話編 家入一真×津田大介 ソーシャルメディアの力でマネタイズする
•クリエイターが資金調達をするために
•真面目な企画からバカっぽい企画まで
•リターンの設定が何よりも重要
•「これいいね!」が拡散していく
•クラウドファンディングからファンクラブモデルへ
•個人をマネタイズする仕組み

おわりに
特別鼎談 中沢新一×いとうせいこう×津田大介 「動員」で世の中を変えていこう
•新しいデモのかたち
•デモと音楽
•民意と政治をつなぐ
•ロビイングもすごく重要
•地域と密着したデモ
『情報の呼吸法』
津田大介の『情報の呼吸法』を読んだ。
ハウトゥー本ではなく、短い自伝というか、長い自己紹介のような本だった。
わかりやすい!
以下、目次。

はじめに
第1章 情報は行動を引き起こすためにある
 情報の爆発的増大は必然的な変化
 ソーシャルメディアが社会的うねりに火をつける
 東日本大震災で浮かび上がったソーシャルメディアの役割
 震災時に「情報のハブ」になる
 「伝えないと」という強いモチベーション
 情報をシェアすることは楽しい
 情報は行動するためのガソリンである
 もともとが雑誌的人間だった
 「ナタリー」を立ち上げる
 今度は自分ひとりでメディアを作る
 メディア作りの原点は新聞部
 ナップスターの衝撃で人生が変わった
 デジタルコンテンツ配信について修行する
 「ツイッターの伝道師」と呼ばれて
 「人選び」で情報の格差が広がる
 誤配を通じて自分を知る
 情報の必然性をデザインする
 情報の受発信は「連想ゲーム」
 一期一会のアウラにうまく乗っていく
 新旧メディアのハイブリッド
第2章 情報は「人」をチャンネルにして取り込む
 情報のほとんどはツイッターが起点
 ソーシャルネットワークからニュースを手に入れる
 情報は「セグメント化」して取り入れる
 7~8割を追えるくらいのタイムラインをキープする
 グーグルとツイッターを組み合わせた調査法
 「人」に注目して情報の信憑性をはかる
 知らないことは、訊いてみる
 情報を「振り返る」というリテラシー
 ソーシャルメディアと自分との相性をさぐる
 古典を読んで情報の偏りを是正する
 いかにして情報をスルーするか
 宣伝の文句に惑わされないために
 オフラインの情報価値が上がっている1:人に会う
 「ツイッター飲み」という新しいオフ会
 オフラインの情報価値が上がっている2:本を読む
 1割のネガティブよりも9割のポジティブ
 大切なことはすべてエゴサーチが教えてくれた
第3章 情報は発信しなければ、得るものはない
 情報の「発信力」を高めるには
 フォロワーを増やすには、フォローを増やす
 継続してできることを自分の「タグ」にする
 自分にしかできない発信をした「SHARE FUKUSHIMA」
 「情報の棚卸し」にソーシャルメディアが役に立った
 リアルタイム紀行型ジャーナリズム
 マスメディアの報道が伝えない現実はたくさんある
 新しい政治メディアを作りたい
 政治の「情報の血流」をよくしたい
 いま「メルマガ」である理由
 面白いと思うものを発信すれば人はついてくる
 有料の情報には価値が眠っている
 エンゲージメントをして、まずは「ギブ」する
 パブリックとプライベートのバランス
 自分のリプライを「線引き」する
 新旧メディアを組み合わせて発信する
 生煮え状態のアイデアをたくさん置いておく
 自分にボールを投げてアイデアの文脈を作る
 「キュレーター」ではなく「バーテンダー」
 考えるための材料を継続して提供する
 発信の「軸」を決めて、直感を信じる
第4章 ソーシャルキャピタルの時代がやってくる
 ソーシャルメディアはローカルな「しばり」から開放する
 人間関係という資本を棚に蓄えておく
 ソーシャルキャピタルとは何か
 飛び出していく人間が孤独ではなくなった
 ローカルコミュニティの再定義が求められている
 情報発信の仕方しだいでコミュニティの未来も変わる
 人間関係資本が経済資本をうまく牽引するために
 送金のプラットフォームで社会は変わる
 人はすべて他人にとってのソーシャルキャピタルである
 
おわりに

『時間ループ物語論 成長しない時代を生きる』
浅羽通明さんの『時間ループ物語論 成長しない時代を生きる』を読んだ。
一定の時を繰り返す物語について、アニメや小説、漫画、ゲーム、落語、神話などなど、サブカルチャーの範囲におさまらず古今東西の事例をあげて語った1冊。
前半は主にサブカルチャーの話題。中盤で分析とルーツ、後半は主に高等遊民の話で、読んでいてまったく飽きさせない。なんだか、自分のことを言われているような気が始終しながらの読書だった。
僕はかなり前になるけど、大阪で浅羽さんとの対談のイベントに参加したことがある。山本精一くんも一緒に。『フールズメイト』誌での連載を読んでいたので、南方熊楠でも読んでおかないと話についていけないかな、とおっかなびっくりだったが、実際にお会いしてみると、腰の低い実に真摯な方で、楽しくトークできた思い出がある。
以下、目次。

第一講:オリエンテーション
恒川光太郎「秋の牢獄」精読――ユートピアに囚われて
 「秋の牢獄」-ループする雨上がりの腫れた1日
 北風伯爵がやってくる
 渡り続ける11月7日という名前の夢
 リアルをとりあえず置いてきたリピーターたち
 何でもあるけど「希望」だけがないユートピア
 私たちは「秋の牢獄」を生きている

  
第二講:時間ループ物語とは何か①
未来喪失という拷問――「エンドレスエイト」ほか
 世界でただ一人「昨日」に取り残される恐怖-北村薫『ターン』
 同じ10分間が30年繰り返す倦怠-R・R・スミス『倦怠の檻』
 ほんの700万年、人類の時間止めちゃいます-S・スチャリクトル『しばし天の祝福から遠ざかり』
 自殺者は人生を無限にやり直さなければならない-田中小実昌『タイムマシンの罰』
 同じ演技を毎晩毎晩、何年も…という閉塞-S・エリン『パーティの夜』
 1053498回終わらない夏休み-『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズ『エンドレスエイト』
 意識と記憶の連続、時間ループのジレンマ
 アニメ版『エンドレスエイト』が11回連続で描いた渋い「進歩」

 
第三講:時間ループ物語とは何か②
猶予された時間の生き方――「恋はデジャ・ブ」ほか 
 ある朝目覚めると、昨日が繰り返していた-『恋はデジャ・ブ』
 ループする時間の過ごし方-ニヒリズムを超えて
 もしも冴えないアラサー女性が人生やり直しをできたなら-『未来の想い出』
 専業主婦、ビジネス・ウーマン、元不良少女、もう一つの女の人生やり直し-垣谷美雨『リセット』
 「他人の芝生は青くない」とわかった女たちのニーチェ的「選択」
 とっても前向きな時間ループものの古典的名作-K・グリムウッド『リプレイ』


第四講:時間ループ物語とは何か③
ゲーム的試行錯誤の世界――「ひぐらしのなく頃に」ほか 
 時間ループ現象は問題先送りのメタファー!?
 1999年7月、ノストラダムスの幽霊たち-佐伯かよの『永遠の夜に向かって』
 あのときわたしが遅れなければ…、青春の「喪の作業」-伊藤伸平『はるかリフレイン』
 メタフィクション時間ループ・ミステリー-竜騎士07『ひぐらしのなく頃に』
 「ゲーム的リアリズム」考-桜坂洋『All You Need Is Kill』
 凡人の名探偵を可能にする時間ループ-西澤保彦『七回死んだ男』
 愛する者たちを助けるとは、何回も死ぬことだ-香納諒一『ステップ』
 ターゲットが絞られているシングル・イシュー型時間ループ
 時間ループの罠、意外な連鎖反応を阻止せよ-『バタフライ・エフェクト』
 人類破滅まで40年、来たる核戦争を回避できますか-筒井康隆『秒読み』
 もしモンゴル帝国が全世界を支配していたら-豊田有恒『モンゴルの残光』
 実ははた迷惑だった時間ループ-佐藤正午『Y』


第五講:時間ループ物語とは何か④
悦楽の時間よ、永遠に――「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」ほか 
 ずうっとずうっと楽しく暮らしていたいっちゃッ
 現実もそれはそれで終わらない「暴力が必要とは限らない」夢
 「日々、学園祭の前夜祭気分」の「おたく」たちのユートピア
 『エンドレスエイト』、もう一つの『ビューティフル・ドリーマー』
 デイタイムズビリーバーを永遠に-愛妻家が世界の未来を奪う
 終わらない初恋-『恋する死者の夜』と『長門有希の日記』
 恋愛という起動装置-時間ループはかく引き起こされ、かく終わらせられる
 「将来」「未来」を見据えるリアルな充実がモラトリアムを終わらせる
 戦争に匹敵する凝縮した充実が明日のないループ時空を成立させる
 恋愛が「夢の時空」からリアルへと変わったゼロ世代
 『魔法少女まどか☆マギカ』考-宇野常寛説への疑問


第六講:世代対立の不毛を超えて
コンテンツ批評諸家の時間ループ物語論へ物申す――『不可能性の時代』ほか 
 世界が終わる前日、僕たちは…
 「セカイ系」は時間ループの夢を見るのか
 道具としての「物語」論-社会反映論を超えて
 「いまの俺たちこそ特別な時代を生きている」という中二病
 「普遍化」という知の用法-「特権化」しがちな自分へ冷や水をぶっかけるために
 受け手系と送り手系?ネットで見つけた二つの分類
 時間ループ物語はいかなる願望を充足し、いかなる恐怖を洗い流すのか?
 物語の広大な宇宙の中で、時間ループ物語を捉え直すために


第七講:ループものの起源をさかのぼる①
人生時間の伸縮――『ファウスト』、輪廻転生、さまよえるユダヤ人ほか
 ファウスト博士のワイドスクリーン・バロック
 成長前向き型の時間ループのルーツ、近代的英雄の典型『ファウスト』
 東洋前近代の成長前向き型の時間ループ!!輪廻転生
 ネガティブな時間ループのご先祖さま-シジフォスの神話、浄土思想
 不死という刑罰、さまよえるユダヤ、オランダ人伝説
 ソクラテスにプラトン、偉人たちが暮らす地獄「リンボー」と「賽の河原」
 さまよえるユダヤ人、ひらき直る-シャミッソー『影をなくした男』
 ガリヴァーの悪夢-不老を忘れた不死
 北欧神話「ヴァルハラ宮」、イスラムの天女「フーリー」、ニーチェ「永劫回帰」思想

 
第八講:ループものの起源をさかのぼる②
予知と夢落ち――『フラッシュ・フォワード』「鼠穴」「芝浜」「夢金」ほか
 「時間」の不可逆性のジレンマ
 未来を知って生きたいという願望-「予知予言譚」
 予知譚からループへ-『フラッシュフォワード』と『7時03分』
 古典落語に見る夢ループ『鼠穴』『芝浜』『夢金』
 夢オチは東洋の神秘?-『邯鄲枕の夢』『南柯太守伝』
 夢という名の「脳内未来」-星新一『殺意』『改善』
 「物語」-操作可能なもう一つの「夢」

 
第九講:ループものの起源をさかのぼる③
物語の迷宮と時間の近代化――『デス博士の島その他の物語』『毒入りチョコレート事件』『時間の比較社会学』ほか 
 きみだって、同じなんだよ-再読、三読という時間ループ
 すべて名作小説は時間ループ物語である!?-塚崎幹夫『名作の読解法』
 事件の真相とは一創作に過ぎない-アントニー・バークリー『毒入りチョコレート事件』
 物語創作とは時間ループ作業である
 O・ヘンリーのマルチ・エンディング小説
 「時間ループ物語」はなぜ誕生したか
 動物化しなくても物語消費論は分岐の数だけある
 タイムトラベルの誕生-ループ物語の比較社会学
 『時間の比較社会学』再び、テレビという名の時間秩序


第十講:ループものの起源をさかのぼる④
浦島太郎伝説とユートピアの陥穽――『母性社会日本の病理』『銀河鉄道999』『夢十夜』ほか 
 そうよ、怖いカニが待っているのよ
 河合隼雄『母性社会日本の病理』の予見
 竜宮城はアキバである
 浦島太郎を時間ループ問題から考える
 時間の隠れ里-M・エリアーデの聖なる時間
 浦島太郎が誤った三つの分岐点
 玉手箱とは何か-文化英雄としての浦島太郎
 竜宮の体験を醸成してクリエイターへ
 『銀河鉄道999』-昭和後期が生んだ浦島譚の名作
 豚に舐められますが好う御座んすか-『夢十夜』の戦慄


第十一講:大先達に学ぶサバイバル法
高等遊民の愉悦と不安――『三四郎』『それから』『一握の砂』ほか 
 黄金の午睡(ゴールデン・スランバー)-二度と還らない学生時代の夢
 明治の浦島太郎、長井代助の愉悦
 『それから』は恋愛小説ではない
 ループしている長井代助の時間
 恋しちゃいけない高等遊民
 代助が誤った三つの分岐点
 『それから』のそれから考-名探偵長井代助のまぼろし
 みんな学校が恋しかった-内海文三から啄木、宮本顕治まで
 代助の劣化した後輩たち-武者小路実篤『友情』、久米正雄『学生時代』
 リアル高等遊民-学校が生んだ雇用ミスマッチ
 そして誰もが代助になった
 杉作J太郎のループする高校時代から『けいおん!』へ

 
第十二講:ループの時代を超えてゆくために
平成ユートピアの囚われ人――『けいおん!』『門』『上海バンスキング』ほか
 近代文学者たち-彼らは分岐点をどう曲がったか
 竜宮城に残る-研究者になるというモラトリアム
 崖の下の宗助-夏目漱石『門』のループする時間
 「螺旋的時間」-「直線的時間」=「円環的時間」
 森鴎外の直線的時間-そこでは学校は通過点にすぎない
 「日常系」-「非日常系」との境界がぼけた平成の現実
 平成~復活する「生活系」-仕事と子育てで甦る「直線的時間」
 もう成長しない日本-生きる指針としての「時間ループ物語」
 自分を国家を人類を彫りだすアート


物語の力を試す-あとがきに代えて


後半で登場し、浅羽さんが再三にわたって応用してみせる、浦島太郎の三つの分岐点は、次のとおり。
1、うまい話を何も疑わず竜宮城へついていってしまった。
2、竜宮城の快楽原則へ溺れながら里心を起こしてしまった。
3、開けてはならない玉手箱をあっさり開けてしまった。
僕ならば、1つめの分岐点は浦島の失敗を繰り返すにちがいないが、2つめ、3つめは大丈夫かな。
なお、この本は、ユーストリーム番組「Salon the Art Room」のブック・レビューのコーナーで紹介させていただいたのだが、なんと、読み終わったのが、番組当日の朝、というギリギリの状態で、うまくご紹介できなかったかと思う。じゃあ、数日あればちゃんと用意できたのか、と言えば、それはまた別の話、ということで。

ユーストリーム番組「Salon the Art Room」に進行役で出演してきた。
今回は「魔法少女まどか☆マギカ」の特集で、安斎レオさんが5つの注目点をあげて、解説してくださる、ということだった。
出演は、僕、安斎レオ、杉下淳生、仲村コニー、大阪ひとみ。
ブックレビューでは、安斎さんが『謎の円盤UFO大全』、杉下さんが『ガチ!』僕が『時間ループ物語論』を紹介。
川柳モンパルナスのお題は「魔法」「リボン」「契約」で、当日の出題は「天使」「悪魔」だった。
最初のほうで、なぜかマシントラブルが発生して、再起動しなくてはならなかった。きっと、何かの力が働いていたものと思われる。

番組終了後、日本橋に移動して、出来立てのメイド喫茶「一番星」に行った。
ライブも行われており、店の雰囲気は、まるで学園祭のような楽しさがあった。
竜宮城ではなく、雀のお宿、という感じの店だった。

大阪芸術大学 芸術情報センター 地下2F 実験ドームで開催された、国際電子音響音楽フェスティバルAudio Art Circusに行って来た。木曜日からはじまっての3日めだったが、行けたのは土曜日の昼過ぎからのみ。
見聞きすることができたコンサート9の2曲目から。
コンサート9(14:20~)1曲目聞けず。
2、Re:Radio/木村陸
3、かみなり犬の夢/牛山泰良
4、Residual Recollection 3 short remix version/柴山拓郎
5、In Paradisum/Denis Dufour
6、blue flow III/向山千晴

諸井誠追悼コンサート(15:20~)
諸井誠の尺八本曲と電子音楽を中心とした特別コンサート。
プログラム
1.諸井誠・黛敏郎「七のヴァリエーション」(1956)
2.高橋悠治「偲」(しぬび)地無し尺八のための(2007)
3.諸井誠「くさびら」(1964)
休憩
4.尺八古典本曲 明暗真法流「艸嘘鈴」(みょうあんしんぽうりゅう そうきょれい)
5.諸井誠「小懺悔」(1968)
6.諸井誠 尺八現代本曲「竹籟五章」(1964)
演奏:志村禅保(地無し尺八)、檜垣智也(アクースモニウム)
途中、空腹でおなかの虫が鳴きそうでひやひやした。(かなり鳴いていた)
出来れば全プログラム見たいところだったが、残念。客席は意外と学生らしき人の数が少なくて、せっかくの芸術大学での学内コンサートなのにもったいない、とちょっと心配になった。
http://audioartcircus.iinaa.net/

将棋竜王戦

2013年11月29日 将棋
今日はニコニコ生放送と、NHK-BSで将棋竜王戦をはりついて見ていた。
昨日もニコニコ生放送にはりついていたけど。
今日はニコニコ生放送では、藤井猛九段と藤田綾女流初段、BSでは三浦弘行九段、香川愛生女流王将の解説。どちらも面白かった。香川愛生女流王将は、立命館大学文学部2回生で、あまりの愛くるしさに気絶しそうになった。
森内鉄板流の負けなさに驚愕。
http://live.shogi.or.jp/ryuou/
「劇場版 魔法少女まどかマギカ 新編 叛逆の物語」
新房昭之監督の「劇場版 魔法少女まどかマギカ 新編 叛逆の物語」を見てきた。ネタバレすると思うので、要注意。

詰め込みすぎで、すっきりした理解はできないものの、面白かった。
テレビシリーズが時間ループの物語だったせいか、この劇場版では「うる星やつら2ビューティフルドリーマー」へのオマージュとも言える展開も加味してあったが、性質はぜんぜん違う。
テレビシリーズ見て感じたのは、ほむらの行動に関する違和感だった。
違和感、というより、うっとうしさ、というか。
誰かを守るため、とか、「よかれ」と思ってする行動というのは、結局本人にとっては余計なおせっかいであり、行動者の自己満足や独占欲をあらわしているだけなんじゃないか、と、常日頃から思っているが、ほむらの行動はそれをそのまんま体現しているように思えたのだ。
だから、最終的に、まどかがほむらを救い、ほむらからの支配から抜け出ようとしたのは、まどかにとっては必然であり、ほむらにとっては、「せっかく私がちゃんとしてあげようと思ってたのに、勝手なことをして!」だったんじゃないか、と。
まあ、テレビシリーズ1回しか見ていないので、読み間違いがあるかもしれないけど、とにかく、1回見た印象では、それが強かった。
で、今回の新編見ると、作品は定番のナイトメア退治の魔法少女バトルの描写からはじまっていて、この世界ではナイトメアは魔法少女たちによって除霊されるので、常にハッピーエンドが待ち受けているのだ。
ところが、こういう、みんなが幸せになる構造の世界において、ひとりだけ、不満を持ち、絶望している者がいた。
ほむらだ。
だから、この新編においては、愛という名でしばしば間違えて受け取られる独占欲と母性による盲目的な愛と「よかれ」と思って為すパターナリズムの権化であるほむらがどうなるか、という話にならざるを得なかったのだろう。
テレビシリーズが、神の誕生を描く物語だったとすれば、この新編は、ルシファー・ライジングといったところかな。
ここでは、まどかとほむらを親子にみたててみると、親離れするまどかと、いつまでも庇護と壁であり続けようとする親の役割を演じたいほむらの戦いが描かれている。
自分の独占欲と支配欲を「愛」だと勘違いしてしまうところに、ほむらの絶望と失敗、そして悲劇はあるのだが、これって、一般によくある勘違いなんじゃないか、と思う。
愛しておれば、誰が何を疑ったとしても、相手を最後まで信じるのが、愛のはずだ。嫉妬や、疑いが生じた段階で、それは愛ではなく、単なる執着心だと普通気づくはずなのである。ほむら(炎)が、そういう愛ならぬ感情の持ち主である、とうのは、最初からネーミングで決められていたのだと思う。(ちなみに、鹿目まどかは、「要・円」で円環の理をあらわしている。あとの登場人物は、美樹さやかが「幹・清」、佐倉杏子が「桜・響」、巴マミは「巴・真実」?)
とは言え、僕はテレビシリーズを1回、劇場版は、この新編だけを1回見ただけで、映画のパンフレット以外、「まどか☆マギカ」に関する批評や意見を見聞きしていないので、こんな感想は既にみんな承知のうえで、さらなる批評を展開しているのかもしれない。パンフレットにも、何度も見て、その都度意見が変わる、みたいなことが書いてあったしなあ。
まあ、今の段階で、思ったことを適当に書き流してみました。

12月1日のユーストリーム番組「Salon the Art Room」で、安斎レオさんが「まどかマギカ」についていろいろ教えてくれるようなので、楽しみ。
http://www.madoka-magica.com/
『北洋探偵小説選』
『北洋探偵小説選』を読んだ。
トリックを紹介した本で、名前だけは知っていたが、これだけの数の作品をまとめて読む日が来るとは、思ってもみなかった。
リラダンに影響を受けた作品が目立つ。
4本腕のある女性の嘆きとか、一種独特のムードだ。
北洋の作品には宇宙線や放射性物質がよく登場する。実際に京都帝国大学で講師をつとめる理学部理系の作家で、湯川秀樹に「カストリ雑誌に小説を書いてるそうだな」とか言われて小説を書くのをやめたらしい。享年31歳。かなり若くして死んでいる。
本書では、科学読物の「アトム君の物語」が意外と面白かった。
新しい科学の分野であった原子力の研究所に、市民たちが集まって、反対し、打ち壊そうとする描写など、1949年の作品とは思えない。
集まった群衆に、セーヤ中学校のペリオ校長が、語りかける。
「私たち大人はいろいろな偏見にわざわいされています。そしてまた悲しいことに人間の悪を見なれてきているために、すべてのことを悪意に解釈しやすくなっています。
(中略)
悪質の宣伝にまどわされることなく、自分の眼でよく見なければならない。
市民諸君。
私たちはなぜこの研究所の前に集まってきたのか?某新聞の記事を見て、サリコの森の爆発を見てでしょうか?しかし私たちはその記事が果たして正しいかどうかということは知らない。そして爆発事件の真相も知らない。脅迫状の事件も果たして本当かどうかも知らない。その真相も知らずに私たちはただ群集心理によって集まってきたのではないでしょうか?」
以下続く冷静な言葉で、群集はいったん反省して家に帰っていくが、それを見ていたコスミおじさんは、こう言う。
「こういうことはきっと何度もくりかえされるだろうよ」
「むかし蒸気機関が発明されたときもそうだった。今度の原子力の発明は蒸気機関どころの騒ぎではないからね、頭の古い人々はいままでの生活が変わるのをおそれている。新しいことがおこるととまどいして、どうしてよいかわからないために、むしろそんなものがない方がいいと思ってしまう」
作者は、戦後まもない時期に、科学と人間とのつきあいかたを考えようとした、冷静な良識派なのかな、と思いきや、こんな展開が待っていた。われらが頼れるコスミおじさんは、原子力を悪用しようとするミスダー・キリングの工場に行って、原子爆弾で秘密工場を爆破し、キリングの野望を打ち砕く。最後にこう言いながら。
「ニルス君の別荘も崩れたかもしれないね。もうあの辺は放射線が危なくてしばらく住めないよ」
なんという決着のつけかた!
以下、目次。

写真解読者
 1、発端
 2、天空の峯々
 3、過失
 4、終結
ルシタニア号事件
失楽園(パラダイス・ロースト)
無意識殺人(アンコンシャス・マーダー)
天使との争ひ
死の協和音(ハーモニックス)
異形の妖精
こがね虫の証人
清滝川の惨劇
展覧会の怪画
砂漠に咲く花-新世界物語
盗まれた手
 1、サン・トノレにおける事件
 2、多すぎる手
 3、エルブランの下宿にて
 4、墓が暴かれた
 5、最後の椿事
アトム君の冒険
 はしがき
 1、ラジューム事件
 2、不思議な扉
 3、ミスター・キリング
 4、放射線
 5、冒険の計画
 6、惨事
 7、群集の誤解
 8、来るべき世界
 9、目印
 10、新世界ばんざい!
 アトム君のノートより
  電子/電子の応用/原子のなか/原子核のなか/放射線/放射性元素/核分裂
 あとがき 父兄の方々へ
首をふる鳥
自然は力学を行う

「エンカメ」のど自慢決勝戦
朝日放送に行って、『エンカメ』第42回のど自慢大会決勝戦、決勝に残った「きゅるりんアイドルのりなんなん」を応援しに行った。
老若男女の決勝進出メンバーは、もう、濃いの濃くないの。
12月12日(木)と19日(木)の深夜に2回にわけて放送されるそうだ。
決勝戦の結果は、テレビでご確認を!

収録後、赤犬の伊東さんが、モニターを見て僕がいるのに気づいて、来てくれた。
『アサイラム・ピース』
アンナ・カヴァンの『アサイラム・ピース』を読んだ。
どこかで何者かが、自分を裁判にかけて、何の罪でかは判然としないが、判決がくだされる。
カフカ的と呼ばれたのもよくわかる世界。
また、アサイラム・ピースは、おそらくは薬物依存で作者が収容された施設でのひとコマを描いている。
以下、目次。

母斑
上の世界へ

変容する家

不満の表明
いまひとつの失敗
召喚
夜に
不愉快な警告
頭の中の機械
アサイラム・ピース
終わりはもうそこに
終わりはない

『ジュリアとバズーカ』
アンナ・カヴァンの『ジュリアとバズーカ』を読んだ。
これは妄想と被害妄想と潔癖症のひりひりする手記が小説化されたもので、と、いうか、手記だな!
各短編はバラバラのようでいて、手記だけに連続性もある。
各作品から、一部引用しておこう。

「以前の住所」
歩道には文字通り群集がひしめいており、誰かにぶつからずに歩くなどということは不可能だ。人間の顔をさがすが見つからない。ただ、仮面、ダミー、ゾンビの大群が、頭を下げて、すごい勢いでやみくもにすれ違っていくだけだ。

「ある訪問」
防ごうと思えば防げた、そしてその非はすべて自分自身にある喪失の漠然とした苦さにわたしは打ちひしがれてしまうように思われるのです。

「霧」
彼は何かのふりをしている。彼の大量生産された作り物の顔をわたしは無関心のまま、黙って眺めていた。彼の目には光のきらめきが、生気がなかった。知性とか表情などまったく見られぬ、平たい緑色の石だ。

彼は、詰め物をした服と傘とで作られた人形だ。本物ではない。

「実験」
鏡の中の少女はかなり魅力的に見えたが、彼女はわたしとは何の関係もないのだから、どうと言うこともなかった。彼女は鏡に映った影にすぎない。何ものでもないのだ。わたしではないのだ。

「英雄たちの世界」
子供の時間の進み方の恐ろしいほどののろさ。劣等感と、決して言われることのない優しい言葉をかけてもらおうとする苦闘との果てしない年月。誰かが責めを負わなければならぬと考え、自分を責める苦悩。無関係な他人に与えられた愛を自分にもと切望する苦しさ。どのような未来でもこれ以上ひどいわけがなかった。

「メルセデス」
突然、恐ろしいことに車が動き出した。ドアを開けて乗りこむか、それとも彼を引きずり出すかだと決意して、わたしはまた狂ったようにドアに飛びかかった。遅すぎた。メルセデスはもう手の届かない所にまで行ってしまい、わたしの手は空をつかんだだけだった。「とまって!」わたしは死にもの狂いで叫んだ。「わたしをおいてはいけないはずよ!」

「クラリータ」
わたしは頭から爪先まで赤い発疹とみみずばれでおおわれていた。おまけに、ひっかいていたところからは血がたくさん出ている。むずがゆさは恐るべきもので、ただただかきむしるか、そうでもなければ気が狂うかだった。

「はるか離れて」
わたしはできるだけみんなから離れ、まるでまわりの人間が存在していないかのようにふるまった。このことがどんなにみんなを怒らせたか、彼女たちの態度から分かった。同じ寮の女の子たちは、わたしを仲間はずれにすることで仕返しができると考えたらしいが、これこそわたしが望んでいたこと、わたしにぴったりのことだった。

「今と昔」
わたしはびっくりすると同時に信じなかった。二人の関係が、わたしが気づかぬうちにこんなにもひどくなるなどということはあり得ないことに思われた。しかし、明らかにそうだった。過去何週間も何ヶ月間も、わたしは目が見えなかったか、あるいは頭がおかしくなっていたのにちがいない。そして今は、心が乱れ、動揺して、きちんと考えることができず、どうしたら良いのかまったく分からなかった。

「山の上高く」
自分が死の願望に取りつかれていることは承知している。わたしはこれまで人生を楽しんだこともなければ、他人を好きだったこともない。わたしが山を愛するのは、それが生を否定するものであり、不滅で、冷酷で、何ものにも触れられることがなく、何事にも無関心な存在、つまりわたしがそうなりたいと望んでいる存在だからだ。人間は憎むべきものだ。彼らの醜い顔や汚らしい感情がわたしは大嫌いだ。人間なんかみんな滅ぼしてしまいたい。

「失われたものの間で」
わたしはしょっちゅう何かをなくす。暗闇の中で。落したり、置き場所が分からなくなったりするのではない。置き忘れるわけでもない。気がつくともうそこにないのだ。突然なくなってしまうのだ。

「縞馬」
彼女が出した結論は、彼はその創造力故に、自分ではそれと気づかぬまま、何らかの基本的な必要に迫られて冷酷なのだ、というものだった。しだいに、彼女は理解しようとするのをあきらめた。彼は彼女には複雑すぎた。彼女には彼の持つ多くの矛盾を解明することはできず、ただそれを受け入れるしかなかった。

「タウン・ガーデン」
わたしが歩道を歩いていくのを彼らは黙ったまま見つめ、それから集まって、わたしのあとを執念深い顔で見やりながらこそこそささやき合う。「ほら、彼女よ、庭を持ってる女よ」わたしのうしろでこうささやくのだ。「絶対、何か不正なことがあるに決まってるわよ」「どうもうさんくさい女だもんね」「頭がおかしいみたいよ」「いつでもひとりなのよ。誰かと一緒にいるのを見たことないわ-これはあやしいわよ」「正常じゃないわよね」「どこか狂ってるのね」「あたしが前からずっとそう言ってたじゃない」

「取り憑かれて」
彼がいなくなってから、世界は、狼狽するほど奇妙なものになってしまった。彼女にできることは何ひとつないし、行ける所はどこにもない。途方にくれ、さびしく、目がくらみ、何もかも、自分自身でさえも-これは、彼が絶え間なく励まし、安心させてくれなくても生きていけるほど強くないのだ-奪われてしまったような気持ちだった。孤独が彼女を責めつけた。何日間も彼女は誰とも会わず、誰とも話さなかった。電話はめったにかかってこない。

「ジュリアとバズーカ」
みんなはどこに行ってしまったんだろう?花婿は死んでしまったか、あるいはどこかの女の子と一緒にベッドに入っている。

六甲ミーツ・アート~Mary Angel、SKETCH@タワーレコードNU茶屋町~「かぐや姫の物語」
六甲オルゴールミュージアムに行って、吉田稔美ちゃん描きおろしの絵による「アルレッキーノと時を超えて」を見てきた。
タイムトリップするアルレッキーノが中世のお姫さまにワルツのオルゴールを聞かせたけど、
まだワルツができる前の時代だったので、踊れない、とか、コニー・ウィリスばりのSF設定がきいていた!
オルゴールの面白さも存分に味わえた。
明和電機による大オルゴール(木魚つき)の「天城越え」演奏にも笑った。

ところで、このオルゴール実演のとき、隣に冨岡映里ちゃんがたまたま坐っていて、びっくりした。
六甲ミーツ・アートに出品しているとのことだった。
チェックしてなかった。教えてくれてありがとう!
http://www.rokkosan.com/museum/event/20130618_5150/


タワーレコードNU茶屋町に行って、Mary Angelの新譜「ナナイロ」リリースイベントを見てきた。
まず登場したのは、SKETCH
1.ダンス
2.オール・マイ・レディー
3.雨のち晴れ
4.グリーンピース
会場を盛り上げるだけ盛り上げておいて、続いて登場のMary Angelでさらにヒートアップ。
1.恋するスナイパー
2.Paradise dream
3.妄想少女メアリー
4.ナナイロ
以下、アンコール
5.Like an Angel
メアリーエンジェルは、安心して見ていられる、裏切らないアイドルの第一人者だと思う。メアリーエンジェル、とはよくつけたもので、彼女たちを見ていると、陽気な天使そのもので、「裏で何を考えているかわからない」とか「足をひっぱる」「嫉妬」などというマイナス要素をまるで見つけられない。最近のアイドルでは、そういう競争心や悔しい思いなどを表に必要以上に出す戦略に出るむきもあるのだが、メアリーエンジェルにはあまりそういうのを感じない。アイドルとファン、お客さんとの関係が良好なのも、アイドル随一じゃないかな。

高畑勲監督の「かぐや姫の物語」見てきた。
なによりもまず、絵が動いているのが感動。
ところどころ、E.Tを思わせるシーンもあったけど、全体に、これは「アルプスの少女ハイジ」の語りなおしという印象を受けた。
「竹取物語」自体、面白い話だけど、この映画は現代の問題にもふれるアグレッシブな面もあって、感動した。
個人的には、関西ローカルのCMなのかもしれないけど、かぐや姫が月にかえる、という話をしたとき、「債務が残っておるぞ」と返事しないかな、とちょっと期待した。
http://kaguyahime-monogatari.jp/
大阪ビジネスパークツイン21パナソニックタワーアトリウムで、「MCR×OSAKA & DREAM in OBP 」
料金:観覧無料
午前11時スタートで、ちょっと遅れたけど、最初の方から見れた。
以下、出演順に、見たアイドルちゃん。時間は目安。

11:00 JUNNAとSweet Ricotta Asukaのコーナー
各ソロと、2人のユニットで。
到着時にはJUNNNAがライブ中で、フライ・ミー・トゥ・ザ・シャイン、スナイパーなど。
2人で、キスミー愛してる、1994の雷鳴、スキちゃん、世界一ハッピーな女の子
11:30 望月らいら/ペルセウスやブルーバードなど
11:45 HiKARu/スターライトなど
12:05 Kicky Tricky Girls/ブギーバックなど
12:15 CULUMI/堺のアイドルで、カモネギックスや、行くぜ怪盗少女の替え歌など 
12:30 Le Siana/終わらないラブストーリー、ha、ダンスでバコーン、ルシャナの気持ちなど
12:50 choco milQ/世界一ハッピーな女の子、ビリーバー、デイドリームなど
13:15 リリシック学園/青春メッセージなど
13:30 PassCode/初恋サイダー、ラブラブハッピーデイなど
13:45 川北真菜/キャンパスライフ、スマイリー、努力のしずく
14:00 山村綾菜/フォロー・ミーなど
14:20 ORANCHE/年下の女の子、さらばシベリア鉄道、カメレオンアーミー、オブラディオブラダ、釣りガール
14:40 漣みなみ/夏の扉、チョコレートキャンディー、きっと君がストーリー
14:55 まずき/ハレハレユカイなど
15:10 ゆい
15:25 水海らん
午後3時前に、安斎さんとちょっとしゃべったりして、あと、すぐに大阪大学に向かう。

< 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 >

 

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

日記内を検索