「旅するジーンズと16歳の夏」「ザ・ハリケーン」「拝啓天皇陛下様」
2013年12月28日 映画
今日もホームシアター
ケン・クワビス監督の「旅するジーンズと16歳の夏」(2005年)
原作はアン・ブラッシェアーズ『トラベリング・パンツ』
人間関係の難問にぶつかる16歳の夏。
家が仇同士の青年との出会い
孤独で病弱な少女との出会い
離婚して別居している両親
チームワーク
原作読んでないけど、映画かなり面白かったから、ヤングアダルト小説として、期待できそうな気がする。
ノーマン・ジュイソン監督の「ザ・ハリケーン」(1999年)
デンゼル・ワシントン主演。黒人差別で冤罪で囚われの身となったプロボクサー、ルービン・カーターの物語。
映画見てたら、デンゼル・ワシントン、クリシュナムルティとか読んでたな。
野村芳太郎監督の「拝啓天皇陛下様」(1963年)
軍隊ラッパ。
いじめられた上官がやめる日に、お礼参りしようとするが、いざとなると情にほだされて、思いを相撲で果たす、とか。
ケン・クワビス監督の「旅するジーンズと16歳の夏」(2005年)
原作はアン・ブラッシェアーズ『トラベリング・パンツ』
人間関係の難問にぶつかる16歳の夏。
家が仇同士の青年との出会い
孤独で病弱な少女との出会い
離婚して別居している両親
チームワーク
原作読んでないけど、映画かなり面白かったから、ヤングアダルト小説として、期待できそうな気がする。
ノーマン・ジュイソン監督の「ザ・ハリケーン」(1999年)
デンゼル・ワシントン主演。黒人差別で冤罪で囚われの身となったプロボクサー、ルービン・カーターの物語。
映画見てたら、デンゼル・ワシントン、クリシュナムルティとか読んでたな。
野村芳太郎監督の「拝啓天皇陛下様」(1963年)
軍隊ラッパ。
いじめられた上官がやめる日に、お礼参りしようとするが、いざとなると情にほだされて、思いを相撲で果たす、とか。
でんぱ組.inc@あべのキューズモール~Dream5@LABI1なんば
2013年12月28日 アイドル
金欠は来年15日まで継続中。2箇所だけアイドルのライブを見に行った。
あべのキューズモールで、でんぱ組.inc
白い衣装。
1.W.W.D
2.冬へと走りだすお!
3.VANDALISM
4.でんでんぱっしょん
リハーサルのときの完全防寒の姿と、ライブ中の衣装とのギャップがすごすぎた。
http://www.toysfactory.co.jp/artist/dempagumi/worldwidedempa/
LABI1なんばで、Dream5
1.Wake me up
2.Never give up!
3.I☆my☆me☆mine
4.READY GO!!
5.みんなで手をつなごう
6.ビリーブ
途中のトークで、ゆうのが、たこ焼きが焼けるところの物真似をしてた。
LABI1なんばは、光量や音量の面で、物足りない部分があるのだが、さすがDream5、そういうことも吹っ飛ばす楽しいライブだった。
あべのキューズモールで、でんぱ組.inc
白い衣装。
1.W.W.D
2.冬へと走りだすお!
3.VANDALISM
4.でんでんぱっしょん
リハーサルのときの完全防寒の姿と、ライブ中の衣装とのギャップがすごすぎた。
http://www.toysfactory.co.jp/artist/dempagumi/worldwidedempa/
LABI1なんばで、Dream5
1.Wake me up
2.Never give up!
3.I☆my☆me☆mine
4.READY GO!!
5.みんなで手をつなごう
6.ビリーブ
途中のトークで、ゆうのが、たこ焼きが焼けるところの物真似をしてた。
LABI1なんばは、光量や音量の面で、物足りない部分があるのだが、さすがDream5、そういうことも吹っ飛ばす楽しいライブだった。
「社長と女店員」「ダウト~あるカトリック学校で」「最後の審判」「泥棒成金」
2013年12月27日 映画金欠のため、外出できず、家で映画4本見た。
大庭秀雄監督の「社長と女店員」(1948年)
柳家金語楼(社長)は儲け主義で闇物資を仕入れて百貨店で扱ったりしている。月丘夢路(女店員)たちは、百貨店から闇物資を一掃しよう、と反対運動を展開している。
月丘夢路は、勤めている百貨店の社長と知らずに、金語楼を世話したりする。
この映画は、伊福部昭が音楽を担当しており、主題曲はゴジラにそっくり、作品中のダンスパーティーでも伊福部音楽でみんなが踊っており、なかなかの見もの。
あきれたぼーいずの野球ネタのコントも見れる。
ストーリーは、金語楼が従業員たちの話や実態を知って、心をいれかえ、また、月丘夢路と親子だったことが判明する、というものだが、最後はてんやわんやのうちに終了する。
ジョン・パトリック・シャンリー監督の「ダウト~あるカトリック学校で」(2008年)
メリル・ストリープ主演。
厳格なカトリック学校での物語。尊敬される神父にかかる児童虐待の疑い。
校長のメリル・ストリープは神父を追い出すに至るが、証拠があったわけではなく、疑いに囚われて抜け出せなかった自分を嘆く。
「信仰に迷ったとき、『疑い』は確信と同じくらい強力な絆になり得るのです。道に迷ったとき、あなたは一人ではない」
堀川弘通監督の「最後の審判」(1965年)
仲代達矢、淡島千景。
音楽は武満徹、原作はマッギヴァーン。
仲代達矢は力石そのもの。
ヒチコック監督の「泥棒成金」(1955年)
ケーリー・グラント、グレース・ケリー。
原作はデイヴィッド・ドッジ。
「猫」と呼ばれる、屋根から侵入する泥棒の話。
リヴィエラが舞台になっていて、リゾートとミステリーとコメディの楽しい作品。
ヒチコックは、乗り合いバスの最後尾の席にすわっていた。隣には鳥かごが。
大庭秀雄監督の「社長と女店員」(1948年)
柳家金語楼(社長)は儲け主義で闇物資を仕入れて百貨店で扱ったりしている。月丘夢路(女店員)たちは、百貨店から闇物資を一掃しよう、と反対運動を展開している。
月丘夢路は、勤めている百貨店の社長と知らずに、金語楼を世話したりする。
この映画は、伊福部昭が音楽を担当しており、主題曲はゴジラにそっくり、作品中のダンスパーティーでも伊福部音楽でみんなが踊っており、なかなかの見もの。
あきれたぼーいずの野球ネタのコントも見れる。
ストーリーは、金語楼が従業員たちの話や実態を知って、心をいれかえ、また、月丘夢路と親子だったことが判明する、というものだが、最後はてんやわんやのうちに終了する。
ジョン・パトリック・シャンリー監督の「ダウト~あるカトリック学校で」(2008年)
メリル・ストリープ主演。
厳格なカトリック学校での物語。尊敬される神父にかかる児童虐待の疑い。
校長のメリル・ストリープは神父を追い出すに至るが、証拠があったわけではなく、疑いに囚われて抜け出せなかった自分を嘆く。
「信仰に迷ったとき、『疑い』は確信と同じくらい強力な絆になり得るのです。道に迷ったとき、あなたは一人ではない」
堀川弘通監督の「最後の審判」(1965年)
仲代達矢、淡島千景。
音楽は武満徹、原作はマッギヴァーン。
仲代達矢は力石そのもの。
ヒチコック監督の「泥棒成金」(1955年)
ケーリー・グラント、グレース・ケリー。
原作はデイヴィッド・ドッジ。
「猫」と呼ばれる、屋根から侵入する泥棒の話。
リヴィエラが舞台になっていて、リゾートとミステリーとコメディの楽しい作品。
ヒチコックは、乗り合いバスの最後尾の席にすわっていた。隣には鳥かごが。
寺山修司の『恋愛辞典』を読んだ。
恋愛に関するエッセイや詩をコンパクトに集めた本。
以下、目次
プロローグ
恋愛論-きみが人生の時
愛の時刻表
人生万歳
たし算
ひき算
恋愛論
さよならのジャック
恋愛詩集-山羊にひかれて
家なき子
山羊にひかれて
ある日
愛する
十五歳
二人のことば
二人のための英語のお稽古
サ行二段活用恋愛形
ダイヤモンド Diamond
さよならという名の猫
私が死んでも
思い出すために
バラード-キスキス
樅の木の歌
二万四千回のキッス
ジョーカー・ジョー
少年歌集-麦藁帽子
美しき日々
頬燃ゆる
猟銃をもてる夫人
惑いの年
魔に憑かれて
失いし日の
恋愛エッセイ-恋人たちの城
自然のなかの兄と妹-ポールとヴィルジニー
娼婦とパリジャン-マルグリットとアルマン
水夫と港の女-セギャアルとテレーズ
船出した男とその妻-イノックとアンニ
ギャングとウェイトレス-ボニーとクライド
恋愛処方詩集-さよならだけが人生ならば
初恋の人が忘れられなかったら
妻のいる人を好きになったら
わかれた人がにくかったら
故郷の母のことを思い出したら
お月さましか話相手がいなかったら
海が好きだったら
四月生まれだったら
永遠にあこがれたら
孤独を忘れてしまいたかったら
幸福が遠すぎたら
恋物語-ポケットに恋唄を
砂に書いたラブレター
ポケットに恋唄を
いるかいないか
長距離歌手
(解説 裸足で恋を /白石征)
恋愛に関するエッセイや詩をコンパクトに集めた本。
以下、目次
プロローグ
恋愛論-きみが人生の時
愛の時刻表
人生万歳
たし算
ひき算
恋愛論
さよならのジャック
恋愛詩集-山羊にひかれて
家なき子
山羊にひかれて
ある日
愛する
十五歳
二人のことば
二人のための英語のお稽古
サ行二段活用恋愛形
ダイヤモンド Diamond
さよならという名の猫
私が死んでも
思い出すために
バラード-キスキス
樅の木の歌
二万四千回のキッス
ジョーカー・ジョー
少年歌集-麦藁帽子
美しき日々
頬燃ゆる
猟銃をもてる夫人
惑いの年
魔に憑かれて
失いし日の
恋愛エッセイ-恋人たちの城
自然のなかの兄と妹-ポールとヴィルジニー
娼婦とパリジャン-マルグリットとアルマン
水夫と港の女-セギャアルとテレーズ
船出した男とその妻-イノックとアンニ
ギャングとウェイトレス-ボニーとクライド
恋愛処方詩集-さよならだけが人生ならば
初恋の人が忘れられなかったら
妻のいる人を好きになったら
わかれた人がにくかったら
故郷の母のことを思い出したら
お月さましか話相手がいなかったら
海が好きだったら
四月生まれだったら
永遠にあこがれたら
孤独を忘れてしまいたかったら
幸福が遠すぎたら
恋物語-ポケットに恋唄を
砂に書いたラブレター
ポケットに恋唄を
いるかいないか
長距離歌手
(解説 裸足で恋を /白石征)
『十蘭ジュラネスク』
2013年12月25日 読書
久生十蘭の短編集『十蘭ジュラネスク』を読んだ。
全集が出ているので、全集を読むのが筋なのだが、重いので、最近出た文庫で、久生十蘭をちょびちょび読んだり再読だったりしていきたい。
本書に収録されていたのは、以下の作品。
「美国横断鉄路」はエディット・トレインの前に読んで、メルヘソの忘年会で内容とか話したら、おもいっきり、ひかれた。中国人を残虐に扱う話だったのである。(美国は、米国のこと)
「生霊」
「南部の鼻曲り」
「葡萄蔓の束」
「無惨やな」
「遣米日記」
「藤九郎の島」
「美国横断鉄路」
「影の人」
「その後」
「死亡通知」
全集が出ているので、全集を読むのが筋なのだが、重いので、最近出た文庫で、久生十蘭をちょびちょび読んだり再読だったりしていきたい。
本書に収録されていたのは、以下の作品。
「美国横断鉄路」はエディット・トレインの前に読んで、メルヘソの忘年会で内容とか話したら、おもいっきり、ひかれた。中国人を残虐に扱う話だったのである。(美国は、米国のこと)
「生霊」
「南部の鼻曲り」
「葡萄蔓の束」
「無惨やな」
「遣米日記」
「藤九郎の島」
「美国横断鉄路」
「影の人」
「その後」
「死亡通知」
『死美人』を読んだ。
これは、ガボリオのルコック探偵シリーズのパスティーシュとしてボアゴベが書いた小説を黒岩涙香が翻案した小説を江戸川乱歩が現代語に書き直した長編。
ガボリオ~ボアゴベ~黒岩涙香~江戸川乱歩というマトリョーシカみたいな作品。
波瀾万丈の紙芝居的ミステリーで、面白かった。ルコック探偵は、「零骨」という名前になっている。
以下、目次
深夜の紳士
スペードの女王
おしの訊問
零骨先生
老探偵の助言
おしの知恵
尾行
第二の死体
箱時計
奇襲
にせ使者
探偵の誓い
大いなる遺産
鳥羽の推理
青年紳士
血統さがし
生死の転轍
モルグの事件
死美人の写真
写真の持ち主
許婚者
怪しき行商人
類二郎の狼狽
買収
拘引
すばらしい報告
訊問(1)
訊問(2)
家宅捜索
密室のカード
意外な知らせ
老探偵の悲歎
零骨先生の決意
獄房の面会
告白
身分証明書
鳥羽の計画
準備完了
転轍手の話
怪しき馬車
痛烈な非難
チウレリー公園
老先生の失踪
公判開始
起訴状
事実審理
証拠調べ
恐ろしき手紙
証人尋問
痛ましき証人
論告を弁論
判決
印度の大守
耳よりの話
伴大佐事件
すばらしい鴨
黒眼鏡の男
神出鬼没
停車場にて
長蛇を逸す
重大な手掛り
発車
儲け口
俄か探偵
新方針
愛蘭の血統
珠子を狙うもの
迎えの男
訪問客
恐ろしい計画
誘拐
大守殿下の変装
峰井法律出張所
倉場の話
古い書類
系図の内容
事件の黒幕
劇場の密談
また出しぬかれました
鉄道の沿線が怪しい
大変な事実
曲者の名は?
謎の水車小屋
長老と青年
事態急迫
赤い旗白い旗
毒酒の計
地底の少女
水地獄
死刑執行迫る
九死に一生
署長の好意
類二郎の告白
事件の真相
その夜の出来事
もぬけのから
おしのゆくえ
燃ゆる悪魔
断頭台
危機一髪
大団円
あとがき/江戸川乱歩
「破天荒」について
「幽霊塔」の思出
「暗黒星」について
これは、ガボリオのルコック探偵シリーズのパスティーシュとしてボアゴベが書いた小説を黒岩涙香が翻案した小説を江戸川乱歩が現代語に書き直した長編。
ガボリオ~ボアゴベ~黒岩涙香~江戸川乱歩というマトリョーシカみたいな作品。
波瀾万丈の紙芝居的ミステリーで、面白かった。ルコック探偵は、「零骨」という名前になっている。
以下、目次
深夜の紳士
スペードの女王
おしの訊問
零骨先生
老探偵の助言
おしの知恵
尾行
第二の死体
箱時計
奇襲
にせ使者
探偵の誓い
大いなる遺産
鳥羽の推理
青年紳士
血統さがし
生死の転轍
モルグの事件
死美人の写真
写真の持ち主
許婚者
怪しき行商人
類二郎の狼狽
買収
拘引
すばらしい報告
訊問(1)
訊問(2)
家宅捜索
密室のカード
意外な知らせ
老探偵の悲歎
零骨先生の決意
獄房の面会
告白
身分証明書
鳥羽の計画
準備完了
転轍手の話
怪しき馬車
痛烈な非難
チウレリー公園
老先生の失踪
公判開始
起訴状
事実審理
証拠調べ
恐ろしき手紙
証人尋問
痛ましき証人
論告を弁論
判決
印度の大守
耳よりの話
伴大佐事件
すばらしい鴨
黒眼鏡の男
神出鬼没
停車場にて
長蛇を逸す
重大な手掛り
発車
儲け口
俄か探偵
新方針
愛蘭の血統
珠子を狙うもの
迎えの男
訪問客
恐ろしい計画
誘拐
大守殿下の変装
峰井法律出張所
倉場の話
古い書類
系図の内容
事件の黒幕
劇場の密談
また出しぬかれました
鉄道の沿線が怪しい
大変な事実
曲者の名は?
謎の水車小屋
長老と青年
事態急迫
赤い旗白い旗
毒酒の計
地底の少女
水地獄
死刑執行迫る
九死に一生
署長の好意
類二郎の告白
事件の真相
その夜の出来事
もぬけのから
おしのゆくえ
燃ゆる悪魔
断頭台
危機一髪
大団円
あとがき/江戸川乱歩
「破天荒」について
「幽霊塔」の思出
「暗黒星」について
弁天町ORC200で、「歌姫ライヴXmasスペシャル」を見てきた。
午後1時から開演だったが、出発が遅れて、西川怜伽ちゃんから見ることができた。
屋根はあるものの、6時までの長丁場、ずっと外にいると、むちゃくちゃ寒い。ところどころ曲名の抜けがあるのは、ピットインの時間ということ。
以下、出演順に。☆は1曲、★は2曲。
13:00~歌姫#1
☆Jewelry doll
☆高山侑里香
☆須磨日和
☆木村鞠菜
★樋口咲季
13:35~歌姫#2
★遠藤早希
(ここまで、見れず。痛い!)
★西川怜伽/HELP!、やさしさに包まれたなら、ラブストーリー
★村上夢歌&キュティードリーム/冬がはじまるよ、Candy smile
★安 那/木枯らしに抱かれて、ロストプラネット(オリジナル)
14:20~XmasSP
★山口真衣花 with Crazy Girls/恋はgroovyx2、ピンクの弾丸
14:30~歌姫#3
☆AIKA/あなたのキスを数えましょう
★龍野有希/好きになってよかった、木蓮の涙
★山本美優/恋人がサンタクロース、ファーストラブ
★奈 月/夜空ノムコウ、リフレイン
★山口美優/アイ、最後の雨
15:30~特別ゲスト
大岡美佐(ソプラノ歌手) /私の大好きなお父さん、クリスマスメドレー(1曲目は聞けず。クリスマスメドレーは、もろびとこぞりて、ホワイトクリスマス、きよしこの夜など)
★斉藤友美(大岡さんと交代して、後の出番になった)/わかってください、アメージンググレース
15:45~ゲスト
★大島正華&大島由利華/We are never ever getting back together、など(ギター弾き語り)
16:00~歌姫#4
★吉川美咲/The way you are、など
★Mayumi/名前のない空を見上げて、All the time
★伊藤ゆり/愛しいと笑って、など
16:40~お楽しみタイム
オリジナルCD争奪ジャンケン大会(もちろん、じゃんけんに弱くて、CDもらえず)
16:45~ゲスト
★青野紗穂/HEROなど
17:00~歌姫#5
★山内加奈/reset、Just a fool
★北村來嶺彩/ララララブソング、恋人たちのクリスマス
☆大森有紗/白い恋人たち
★宮崎真穂/メリクリ、など
★かのこ/冬恋、We are never ever getting back together(わりと自由に日本語詞をつけて歌ってた)
★田頭沙希/雪の華、I LOVE YOUが言えなくて
http://orc200.com/event/live_xmas_2013.html
ORC200のあと、ユニバーサルシティウォークでsong whiz fantasy
北村來嶺彩
1.LALALAラブソング
2.オーマイリトルガール
3.恋人たちのクリスマス
4.あなたのキスを数えましょう
安定の実力!
綾寧
1.前を向いて
2.うれしい楽しい大好き
3.カム・トゥルー
4.恋人がサンタクロース
チャチャッ娘も大学3回生。今回はMINORIのダンスとのコラボレーション。
午後1時から開演だったが、出発が遅れて、西川怜伽ちゃんから見ることができた。
屋根はあるものの、6時までの長丁場、ずっと外にいると、むちゃくちゃ寒い。ところどころ曲名の抜けがあるのは、ピットインの時間ということ。
以下、出演順に。☆は1曲、★は2曲。
13:00~歌姫#1
☆Jewelry doll
☆高山侑里香
☆須磨日和
☆木村鞠菜
★樋口咲季
13:35~歌姫#2
★遠藤早希
(ここまで、見れず。痛い!)
★西川怜伽/HELP!、やさしさに包まれたなら、ラブストーリー
★村上夢歌&キュティードリーム/冬がはじまるよ、Candy smile
★安 那/木枯らしに抱かれて、ロストプラネット(オリジナル)
14:20~XmasSP
★山口真衣花 with Crazy Girls/恋はgroovyx2、ピンクの弾丸
14:30~歌姫#3
☆AIKA/あなたのキスを数えましょう
★龍野有希/好きになってよかった、木蓮の涙
★山本美優/恋人がサンタクロース、ファーストラブ
★奈 月/夜空ノムコウ、リフレイン
★山口美優/アイ、最後の雨
15:30~特別ゲスト
大岡美佐(ソプラノ歌手) /私の大好きなお父さん、クリスマスメドレー(1曲目は聞けず。クリスマスメドレーは、もろびとこぞりて、ホワイトクリスマス、きよしこの夜など)
★斉藤友美(大岡さんと交代して、後の出番になった)/わかってください、アメージンググレース
15:45~ゲスト
★大島正華&大島由利華/We are never ever getting back together、など(ギター弾き語り)
16:00~歌姫#4
★吉川美咲/The way you are、など
★Mayumi/名前のない空を見上げて、All the time
★伊藤ゆり/愛しいと笑って、など
16:40~お楽しみタイム
オリジナルCD争奪ジャンケン大会(もちろん、じゃんけんに弱くて、CDもらえず)
16:45~ゲスト
★青野紗穂/HEROなど
17:00~歌姫#5
★山内加奈/reset、Just a fool
★北村來嶺彩/ララララブソング、恋人たちのクリスマス
☆大森有紗/白い恋人たち
★宮崎真穂/メリクリ、など
★かのこ/冬恋、We are never ever getting back together(わりと自由に日本語詞をつけて歌ってた)
★田頭沙希/雪の華、I LOVE YOUが言えなくて
http://orc200.com/event/live_xmas_2013.html
ORC200のあと、ユニバーサルシティウォークでsong whiz fantasy
北村來嶺彩
1.LALALAラブソング
2.オーマイリトルガール
3.恋人たちのクリスマス
4.あなたのキスを数えましょう
安定の実力!
綾寧
1.前を向いて
2.うれしい楽しい大好き
3.カム・トゥルー
4.恋人がサンタクロース
チャチャッ娘も大学3回生。今回はMINORIのダンスとのコラボレーション。
エディット・トレイン~メルヘソ忘年会
2013年12月22日 古典芸能
京阪電車貸切イベント「エディット・トレイン」
中之島駅から樟葉駅に行き、そこからなにわ橋駅まで戻り、アフタートーク。
往路は
午後2時31分~松岡正剛、山本精一、春野恵子トーク
午後2時46分~春野恵子による浪曲(一風亭初月:三味線)
「おさん茂兵衛」
「平成女事情」(山本精一がギターで参加)
復路は
午後3時20分~松岡正剛、山本精一、春野恵子トーク
午後3時35分~山本精一ギター演奏~松岡正剛、春野恵子セッション
駅到着後、アフタートーク。
車内では、主に稲垣足穂列車であったが、アフタートークは、演芸やアイドルオタクの話にもなって、どちらも面白かった。
夜からは、メルヘソ忘年会。
安定の天秤棒から、銭ゲバで朝まで。
中之島駅から樟葉駅に行き、そこからなにわ橋駅まで戻り、アフタートーク。
往路は
午後2時31分~松岡正剛、山本精一、春野恵子トーク
午後2時46分~春野恵子による浪曲(一風亭初月:三味線)
「おさん茂兵衛」
「平成女事情」(山本精一がギターで参加)
復路は
午後3時20分~松岡正剛、山本精一、春野恵子トーク
午後3時35分~山本精一ギター演奏~松岡正剛、春野恵子セッション
駅到着後、アフタートーク。
車内では、主に稲垣足穂列車であったが、アフタートークは、演芸やアイドルオタクの話にもなって、どちらも面白かった。
夜からは、メルヘソ忘年会。
安定の天秤棒から、銭ゲバで朝まで。
FUKUGAN GALLERYに行って、カセットテープで音楽を聞きまくるイベント「スローなカセット魂リターンズ」を見てきた。大阪では、ギャラリー編、カフェ編に続いて、ギャラリー編の第二弾。出てくる出てくる、貴重な音源!
僕は12時過ぎから、16時過ぎまでの前半、カセットの音楽に堪能し、ストーブの上で煮立つ関東炊きをいただいて(1個50円!)、楽しく過ごした。温泉にきたような感覚。
前半では、アマリリス、マドモワゼルショートヘア、コクシネル、イディオットオクロック、ボアダムズ、ハナタラシ、UFO OR DIE、スメグマ、MAJI、SIAN、マゾンナ、マゾマニア、AUBE、LAFMS、ジャド・フェア、ジョン・ダンカン、ホワイトハウス、びびたんずなどなど。
21世紀の最近の音楽もかかったが、全体に、「あの頃」がよみがえって、心身リフレッシュして、若返った気分がした。やはり、温泉効果!
堀江のGoldeeに行って、「X’mas Teenage Dreams」を見てきた。
avexの子たちによるイベント。
午後5時開演。
MCは、脇坂春菜(トナカイ)と谷口愛祐美(うさ耳)
出演順に
西川怜伽/stand up for loveなど
北村來嶺彩/ライジングハート、オーマイリトルガール
山川美優 /瞳をとじて
二宮里菜/ボーン・ディス・ウェイ
LMC+/ウィンター・ベルなど
橋本萌花 /恋はgroovy×2
Riluce /GIVE ME GIVE ME YOUR LOVE、warning
~クリスマス&ウィンターソングコーナー~
野口もなみ/
冨浦伊真梨/一緒に
佐々木美來 /クリスマス
和田優香 /ホワイトラブ
北村來嶺彩+西川怜伽/ALL I WANT FOR CHRISTMAS IS YOU
北村來嶺彩/ありがとう、あなたのキスを数えましょう
西川怜伽 /HELP!、優しさにつつまれたなら、ラブストーリー
青野紗穂 /good bye my baby、destiny、I Will Always Love Youなど
最後は全員登場して、クリスマスソング。
山川美優ちゃんのサンタ帽が身長の低さを補うようにトンガッて立っていて、可愛かった。
今日は、北村來嶺彩、西川怜伽、青野紗穂の3人がポストカードを作ってきており、販売をしていた。とくにサインや握手、トークをするわけでもない、ポストカードお渡し会のような形態だが、これは列が早く進んで、好ましい。ふだん物販には並ばない僕も、これなら大丈夫、と3人のポストカードをそれぞれ1枚ずつ買った。
ゲストの青野紗穂は別格として、今日のライブを見ていると、北村來嶺彩のステージが、なかなか堂に入ったもので、頭ひとつ抜けているように思えた。
また、途中のクリスマス&ウィンターソングコーナーは、あまりステージに立ったことのない子が歌うコーナーだとアナウンスがあったが、ぜんぜんそれを感じさせない堂々としたステージで、また、愛くるしさも特筆すべきものがあったように思う。
僕は12時過ぎから、16時過ぎまでの前半、カセットの音楽に堪能し、ストーブの上で煮立つ関東炊きをいただいて(1個50円!)、楽しく過ごした。温泉にきたような感覚。
前半では、アマリリス、マドモワゼルショートヘア、コクシネル、イディオットオクロック、ボアダムズ、ハナタラシ、UFO OR DIE、スメグマ、MAJI、SIAN、マゾンナ、マゾマニア、AUBE、LAFMS、ジャド・フェア、ジョン・ダンカン、ホワイトハウス、びびたんずなどなど。
21世紀の最近の音楽もかかったが、全体に、「あの頃」がよみがえって、心身リフレッシュして、若返った気分がした。やはり、温泉効果!
堀江のGoldeeに行って、「X’mas Teenage Dreams」を見てきた。
avexの子たちによるイベント。
午後5時開演。
MCは、脇坂春菜(トナカイ)と谷口愛祐美(うさ耳)
出演順に
西川怜伽/stand up for loveなど
北村來嶺彩/ライジングハート、オーマイリトルガール
山川美優 /瞳をとじて
二宮里菜/ボーン・ディス・ウェイ
LMC+/ウィンター・ベルなど
橋本萌花 /恋はgroovy×2
Riluce /GIVE ME GIVE ME YOUR LOVE、warning
~クリスマス&ウィンターソングコーナー~
野口もなみ/
冨浦伊真梨/一緒に
佐々木美來 /クリスマス
和田優香 /ホワイトラブ
北村來嶺彩+西川怜伽/ALL I WANT FOR CHRISTMAS IS YOU
北村來嶺彩/ありがとう、あなたのキスを数えましょう
西川怜伽 /HELP!、優しさにつつまれたなら、ラブストーリー
青野紗穂 /good bye my baby、destiny、I Will Always Love Youなど
最後は全員登場して、クリスマスソング。
山川美優ちゃんのサンタ帽が身長の低さを補うようにトンガッて立っていて、可愛かった。
今日は、北村來嶺彩、西川怜伽、青野紗穂の3人がポストカードを作ってきており、販売をしていた。とくにサインや握手、トークをするわけでもない、ポストカードお渡し会のような形態だが、これは列が早く進んで、好ましい。ふだん物販には並ばない僕も、これなら大丈夫、と3人のポストカードをそれぞれ1枚ずつ買った。
ゲストの青野紗穂は別格として、今日のライブを見ていると、北村來嶺彩のステージが、なかなか堂に入ったもので、頭ひとつ抜けているように思えた。
また、途中のクリスマス&ウィンターソングコーナーは、あまりステージに立ったことのない子が歌うコーナーだとアナウンスがあったが、ぜんぜんそれを感じさせない堂々としたステージで、また、愛くるしさも特筆すべきものがあったように思う。
京阪電車なにわ橋駅のアートエリアb1に行って、小松和彦×束芋・対談「日本とにっぽんの“闇の文化”~その魅力と想像力について~」を見てきた。
それぞれの経歴をまじえた発表のあと、対談。
束芋さんの作品には平仮名で「にっぽんの~」と名づけたものが多く、こういうイベントタイトルになったものだが、小松和彦さんの本で「日本」と出てくるのは、今、『日本の呪い』『鬼がつくった国・日本』くらいしか思い出せないな。
小松和彦さんの本は、『異人論』『悪霊論』『神隠し』など適度に読んでいて、荒俣宏との対談『妖怪草紙』とか、アンソロジー『神隠し譚』も読んでいたので、興味津々。
質疑応答時の、「どんなに現代都市が明るくなって影が消えたように思えても、人間の身体感覚として、常に闇の部分が生じる。それは、背中だ。怪は背中からやってくる」と、いうのが面白かった。
束芋さんの、「わたしは、“いい人”にすごく興味がある。人当たりや趣味が非のうちどころのない“いい人”であればあるだけ、隠された闇の部分のものすごさを感じる」というのも面白かった。
小松和彦「妖怪は常に過去からやってくる」とか、質問者「餃子の王将社長は鬼門の方角で射殺された」とか、鬼門の話題に触発されて、小松和彦「京阪電車は大阪から鬼門の方角に伸びている」とか!
地上では「大阪光のルネサンス」でイルミネーションが輝いている最中、駅の地下で「闇」について語るコントラストが狙いの対談だった。
http://artarea-b1.jp/archive/2013/1220331.php
神戸のギャラリー2に行って、安井麻人くんの個展を見てきた。
「ビヨヨヨヨ~ン」「h」「カポッ」「シュワ~、無しよ!」
など、勝手にタイトルつけたけど、サウンドアーチスト安井君の本領発揮の薄板界アートの数々は、見える人にのみ見える、試される展示でした。
お隣のギャラリーで開催されていた「白米おかわり展」はなんとも可愛い展示(ファンシーじゃないよ!)だった。
http://nonogallery.com/gallery.html
ブラックウッドの『人間和声』を読んだ。1910年、ブラックウッド40歳のときの長篇。
「勇気と想像力ある秘書求む。当方は隠退した聖職者。テノールの声とヘブライ語の多少の知識を必須とす。独身者。浮世離れした人間であること」
という募集広告に応募した主人公の青年は、もとから「彼にとって名づけることは創造り出すことだった」というような人物であった。素養があった、ということか。彼はこの「秘書」に採用され、長い試用期間を経て徐々に明かされる、この募集の本来の意味のスケールのでかさに驚く。
おおざっぱに言えば、世界征服の呪文を完成させるために、彼との和声が必要とされていた、ということなのだが、昨日読了した『普遍音楽』とも通じるものがあって、面白かった。
以下、本書で語られる「名は体をあらわす」(雑なまとめかただけど、まあ、そんなもの)思想などについての引用を残しておこう。
名前の持つ現実感-真の名前の意味、誤った名前の滑稽さ、不正確な発音の残酷さをまったく感じなくなることはなかった。彼は知っていた。いつか遠い未来のある日、素晴らしい娘が自分の人生にあらわれ、自分の真の名前を音楽のように歌って、唇が子音と母音を生み出すにつれて、彼女の全人格がそれを表わし-そして自分は彼女を愛するだろう。自分の名前は滑稽で憎むべきものではあるけれども、彼女の声に応えて歌うだろう。二人は同じ和音の二つの楽音のように、お互いに必要なものとして、文字通り共に諧調を奏でるだろう
「真の名前を正しく発音することは、その生命そのものに参与し、その本質と共に振動し、その内奥の存在の窮極の秘密を知ることを意味する。」
「言葉は“存在”の帷である。それを真に語ることは、帷の片隅を持ち上げることである」
「我々はみな、宇宙が神に向かって歌う大いなる音楽の“音”なのだ」
「物の特質は『それをつくった“音”の圧し消された発声』にすぎない。物自体がその名前なんだ」
「偉大な“名前たち”を正確に発声すれば、それらの特殊な性質を自分の魂に呼び込み、かれらのように偉大な不滅の存在となり得ること」
「私が求めているのは、ある種の名前を正確に発音することだ-いや、ある名前をと言っておこう。この名前の性質はまことに複雑なので、単一の声では発声することができない。私には和音が必要なのだ。四つの声から成る人間の和音が」
「勇気と想像力ある秘書求む。当方は隠退した聖職者。テノールの声とヘブライ語の多少の知識を必須とす。独身者。浮世離れした人間であること」
という募集広告に応募した主人公の青年は、もとから「彼にとって名づけることは創造り出すことだった」というような人物であった。素養があった、ということか。彼はこの「秘書」に採用され、長い試用期間を経て徐々に明かされる、この募集の本来の意味のスケールのでかさに驚く。
おおざっぱに言えば、世界征服の呪文を完成させるために、彼との和声が必要とされていた、ということなのだが、昨日読了した『普遍音楽』とも通じるものがあって、面白かった。
以下、本書で語られる「名は体をあらわす」(雑なまとめかただけど、まあ、そんなもの)思想などについての引用を残しておこう。
名前の持つ現実感-真の名前の意味、誤った名前の滑稽さ、不正確な発音の残酷さをまったく感じなくなることはなかった。彼は知っていた。いつか遠い未来のある日、素晴らしい娘が自分の人生にあらわれ、自分の真の名前を音楽のように歌って、唇が子音と母音を生み出すにつれて、彼女の全人格がそれを表わし-そして自分は彼女を愛するだろう。自分の名前は滑稽で憎むべきものではあるけれども、彼女の声に応えて歌うだろう。二人は同じ和音の二つの楽音のように、お互いに必要なものとして、文字通り共に諧調を奏でるだろう
「真の名前を正しく発音することは、その生命そのものに参与し、その本質と共に振動し、その内奥の存在の窮極の秘密を知ることを意味する。」
「言葉は“存在”の帷である。それを真に語ることは、帷の片隅を持ち上げることである」
「我々はみな、宇宙が神に向かって歌う大いなる音楽の“音”なのだ」
「物の特質は『それをつくった“音”の圧し消された発声』にすぎない。物自体がその名前なんだ」
「偉大な“名前たち”を正確に発声すれば、それらの特殊な性質を自分の魂に呼び込み、かれらのように偉大な不滅の存在となり得ること」
「私が求めているのは、ある種の名前を正確に発音することだ-いや、ある名前をと言っておこう。この名前の性質はまことに複雑なので、単一の声では発声することができない。私には和音が必要なのだ。四つの声から成る人間の和音が」
アタナシウス・キルヒャーの『普遍音楽』(1650)を読んだ。
アンドレアス・ヒルシュ篇のドイツ語版を基にした翻訳で、ヒルシュ篇で割愛された部分は巻末に「補説」として掲載されており、本文でもラテン語版原著を参照、また図版を補ってまとめられている。
以下、目次
献辞
恵み深き読者へのまえがき
第一巻 解剖学
聴覚の卓越に関する前書き
第1章 音の定義
第2章 音の発生
第3章 音の主体
第4章 音を出す物体の性質
第5章 音のあらゆる種類
第6章 直接的な音の主原因
結果1 スコットランドの不思議な石
結果2 水中の音はどうか
結果3 自然界の真空
第7章 耳の解剖
第8章 内耳
第9章 内耳・外耳の用途と使用
第10章 体内の空気の性質
第11章 音の伸暢
第12章 声の性質と種類
結論
第13章 発声器官
第14章 様々に異なる声
結論1 声の大小の原因
結論2 声の声低の原因
結論3 粗い声や柔らかな声の原因
結論4 人間の声と楽器の比較
第15章 全ての動物の自然の声
1.ナマケモノの不思議な声
2.鳥の声
3.ナイチンゲールとその声
4.他の鳥の声
5.カエルの鳴き声
6.コオロギ、バッタ
第16章 音と声に関する諸問題
音響論補遺 身体の気質を音や声からどのようにして推測するのか
動物の声と人間の声に関する、音響判断の実験
第二巻 文献学
第1章 音楽の発明
第2章 音楽の分類
第3章 古代ヘブライ人とその音楽
1.ヘブライ人とそのネギノート
2.ヘブライ人の打楽器
3.ヘブライ人の気鳴楽器
4.ヘブライ人の笛
5.ヘブライ人の楽器の使用法
第4章 特にダビデの音楽
1.ダビデの歌と詩篇の詩句
2.詩篇の題名
3.詩篇の詩句のアクロスティック
4.詩篇のメロディーと形式
5.詩篇の様々な韻律
6.ヘブライ人の今日の音楽
第5章 ギリシア人の音楽とその楽器
1.ギリシア人に用いられた歌唱法
2.抒情詩のあらゆる歌い手
3.ギリシア人の楽器
4.ギリシア音楽の完成
第6章 今日のギリシア音楽
第三巻 楽器
第一部 絃楽器
第1章 絃の加工及び区別、性質、価値
結論
第2章 多絃楽器
1.クラヴィチェンバロ
2.単一の鍵盤
3.十七のパルムラを持つ楽器をどのように調絃すべきか
4.クラヴィチェンバロの絃の比率
5.クラヴィチェンバロに適したシンフォニア
第3章 リュート、マンドーラ、キターラ
1.リュートに張るべき絃 配列、位置、調絃
2.キターラ
3.ケリュスまたはヴィオラ
4.プサルテリウム
第二部 気鳴楽器、あるいは空気、風、息を吹き込んで鳴らす楽器
第1章 これらに分類されるもの
第2章 気鳴楽器の分類
1.三穴のフィストーラ〔笛〕
2.リトゥルス、コルナムーサ及び類似の楽器
第3章 オルガン その準備と特性
1.オルガンの各部分
2.オルガンの秘部
3.レジスター、通気孔、ふいご
4.動物の舌〔Zooglossa〕と人間の舌〔Anthropoglossa〕
第三部 クルーサあるいは打楽器
第1章 木材の音
どのようにクシュロルガヌムを作るかという実験
結論
猫オルガン
第2章 鐘とその使用法
エルフルトの大鐘
第3章 ティンパニー、シンバル及び同類の楽器
第四巻 比較 新旧の音楽、二種
第一部 問題提起
第1の問い ギリシア人の音楽はどのようなものであったか、そしてどの点が優れていたのか
1.謎に満ちた古代人の音楽
2.古代の神聖な音楽
第2の問い 古代人の楽器
第3の問い 古代人は多声で歌ったのかどうか、どのように作曲されたのか
第4の問い 古代人はどのような音符を用いたのか
第5の問い 古代の音楽は今日のものより完全で優れていたのか
1.新旧の声楽曲
2.新旧の多声音楽
3.新旧の器楽
第6の問い 音楽が力を持つのは何故、どのようにか 人間の感情を動かす、古代音楽の「驚きの仕掛け」について書かれていることは真実か否か
第7の問い ハルモニアの数がどのように情動を喚起するのか
第8の問い 種々の音が種々の心の状態を引き起こすかどうか、その原因は何か
第二部 実践論
第1章 多声音楽の考察と発展
第2章 教会歌唱の卓越
第3章 詩篇、聖歌、讃歌の違いはどのようなものか
第4章 グレゴリオ聖歌の卓越性とその誤った歌い方
第5章 多声音楽の誤った歌い方と歌手の不足
第6章 今日の作曲家の欠点と誤り
第三部 情動的音楽
第1章 どのように作るべきか
結論
第2章 旋法 その性質と情動への作用
第3章 情動的音楽 いつ、どこで行うのか
1.情動的音楽に適した場所
2・情動的音楽に適した時
第4章 情動的音楽それ自体 どのように作品化されるべきか
第5章 ハルモニアの様々な様式
第6章 あらゆる情動を動かす作曲をどのように行うのか
王による音楽についてのエピローグ
第五巻 魔術
第一部 自然哲学
第1章 音楽の持つ驚異的な作用
第2章 協和音と不協和音の性質と成立
音楽の実験
第3章 音楽が引き起こす感情の動き
音楽の実験 一方の絃が隔たっている他方の絃を動かす
第4章 音の共感と反感
音楽の実験
第二部 協和音と不協和音の魔術
治療術、すなわちどのようにして重病が音楽により治癒するのか
第1章 驚異の音楽による治療の原因
第2章 ダビデはどのようにして自らのハープを演奏してザウル王を悪魔から解放したのか
結論
第3章 音楽によって狂乱に陥ったデンマーク王をめぐる不思議な話
第4章 タランチュラと音楽の不可思議な治療
アプリアの蜘蛛、タランチュラに噛まれ、毒に中った人間
疑問1 タランチュラに取り憑かれた人間は、音楽以外の手段で治癒できないのは何故か
第5章 様々なタランチュラの様々な性質
疑問2 タランチュラに襲われた人間はなぜ幾つかの色を特に好み、喜びを見出すのか
疑問3 なぜタランチュラに襲われた者が驚くべき行動を見せるのか
第6章 音楽はどのようにして預言を起こすのか
第7章 音楽の幾つかの不思議な作用、また、音に有用となり得る物体あるいは害し得る物体
結論 ある年のある時期にマメルティン海で捕獲されたプシュピアという魚 もしくはメジキについて また、音楽は動物に対して力を持つのか
第8章 草木、植物、樹木、動物は音楽と結びついて、病気から恢復する自然の力を持つのかどうか
第三部 劇場の音楽
第1章 不思議な音の描写と分類
第2章 野原での叫び声やラッパの響きによってエリコの壁が崩壊したのは如何にしてか
第3章 ハーメルンの子どもたち 冒険のような連れ去りは笛によって起きたのか
第4章 幾つかの鐘の不思議な音
第5章 幾つかの音の隠れた原因、特に、フィンランドのスメレ洞穴の響き
第6章 スウェーデンの海岸の不思議な音
結論
第四部 音響の魔術
木霊の性質と不思議な作用
序1 音と光の類似性
結論
序2 反響体
序3 反響の媒体
結論
音響が屈折する比率
木霊の音響論 問題点
結論 変容した木霊が起こるのかどうか 別の言葉になった際、一回で聞き取れるのか
建築に仕組まれた聴覚の道具
実験1 音を増大させる管あるいはサイフォン
興味深い疑問 音が管の中に閉じ込められると、しばらくの間そこに留まることができるのかどうか
実験2 全く不思議なことに、細長い木材によって声は広がっていく
実験3 声は、直接発するよりも、丸く巻いた管や郵便ラッパを通した方がよく通り、しかも増大する
実験4 音は曲面に沿って進むと非常に強くなる
実験5 蝸牛状の管の中の声は螺旋状に曲がっているので、さらに大きな力強さを得る
反響の魔術
序1 ウィトゥルウィウスの劇場及びその不思議なエカエ
序2 ミラーノの邸宅の不思議な木霊 シモネッタと呼ばれる
序3 幾つかの不思議なエカエと反響する場所
課題1 どのようにして、難聴に役立つあらゆる有用な聴覚装置を造ったらよいのか
課題2 人はどのようにして自然の魔術を像に向けたらよいのか
これはあらゆる音を明瞭に、不明瞭に聞かせる
課題3 全ての言葉を繰り返す像をどのようにして作ったらよいのか
自然の魔術・要約
空中に浮かぶ像・あらゆる明瞭な音、不明瞭な音を完全に聞かせる像を作ることができるかどうか
第五部 奇蹟論の学智
あらゆる自動楽器-自動で音が鳴るもの-をどのように作るべきか
課題1 風室をどのように作るべきか
課題2 水力で動くふいごを用いて水オルガンにどのように強い風を送ればよいのか
課題3 どのように音調シリンダーを作ればよいのか
道具1 古代人、特にウィトゥルウィスの水力オルガン
道具2 音を出す水力オルガンをどのように作ればよいのか
道具3 ひとりでに音を発する自動打鐘装置をどのように作ればよいのか
道具4 フルダの塔に掛かっているツィンベル・シュテルンの描写
かつては黄金の車輪と呼ばれていた
道具5 クラヴチェンバロをどのように作ったらよいのか
それ本来の音とケリュスや絃のハルモニアを聞かせることができる
道具6 あらゆる楽器-ケリュス・ハープ・リュート・ティオルバ・クラヴィチェンバロ・オルガン・レーガルなど-の音と調和を聴かせる楽器を作るにはどのようにしたらよいか
道具7 特定の鳥の声を作るにはどのようにしたらよいか
道具8 ピュータゴラースの鍛冶屋の自動音楽を比率に従って表現するにはどうしたらよいか
三人の鍛冶職人が鉄床を打つ
道具9 ふいごも車輪もシリンダーも持たず、自然の風と空気だけでひとりでに鳴るハルモニアの装置をどのように作ったらよいか
道具10 共鳴の音楽をどのように作ればよいのか
あるいは、共鳴するだけでハルモニア的な音を自ら発する楽器をどのように作ったらよいか
実験1 ガラスを使って、触れていない絃をどのように鳴らすか
実験2 大鐘が鳴っているように錯覚させるにはどうするか
実験3 音の聞こえない人がどのようにして音楽を聴くことができるのか
第六部 音楽の隠匿術、秘密の記譜法
遠く離れた良き友人たちに、秘めた心や考えを音によって伝えるにはどのようにするか
1.音楽の隠匿術
2.秘密の記譜法
第六巻 類比 自然のデカコルドンすなわち十管の楽器
まえがき
第一部 十管の楽器
神はオルガン奏者であるから、世界はオルガンと比較される
全能の創造者としての神は、賢明なオルガン奏者が驚嘆すべき演奏をするがごとく
六日間でどのように被造物を作り上げたのか
世界オルガンの六つの大レジスター-六日間の日々の仕事に従って
レジスター1 あるいは四元素の調和
四元素の調和
レジスター2 天上のシンフォニー
1.天体同士の素晴らしい類似
2.そもそも天体のどこに音楽のハルモニアがあるのか
3.土星の運動
4.木星の運動
5.火星の運動
6.コロスの歌-天上界の恒星のハルモニア
レジスター3 石、草木、動物の天とのシンフォニー
1.特に石、植物、動物
2.あらゆる事物のハルモニア的調和
交感による世界音楽-十のエンネアコルドにおいて全自然界のシンフォニーが表象される
3.自然魔術
自然魔術に適合する実地の規範-様々な自然物をハルモニア的に組み合わせる際に留意すべきだ
規範1
規範2
規範3 キミア
規範4 植物学、ハルモニアの治療術
規範5 医学
1.治療術 ハルモニアの原則
2.あらゆる病気治療の本質、ヒュポクラテースの意見による
3.ハルモニア的な繋がりについて、医者はよく注意すべきである
4.あらゆる物のハルモニア的比率
5.ハルモニア的比率の、様々な実例への適用
レジスター4 人間の音楽、あるいは大・小世界の照応
1.人間の病気の特徴
2.人体の各部分のハルモニア的比率
3.小世界内部のハルモニア
4.天上界や根源世界に対して、小世界の敏感に聞き取れるハルモニア及び音楽
5.動物における繊細なハルモニア
レジスター5 脈のハルモニアと人体の脈の動き
1.特別な脈
2.脈搏のリズムすなわちハルモニア
3.様々な年代の均等なリズムとハルモニア
4.気候、空気、土地、季節の違いによる脈搏のハルモニア
5.人間の五感のハルモニア的一致
レジスター6 感情の調和、あるいは様々な感情が織り成すハルモニア
脈から知り得る幾つかの情動
1.愛の音楽
2.ハルモニア的な愛の魅惑
結論1
結論2 愛の不思議な力と、その自然な傾向
結論3 相反するコンプレクシオ同士の者の愛
結論4 愛する者同士の間で、蒼白な顔色や憂鬱が生じるのはどこからか
結論5 愛の病を音楽でどのように癒すか
3.理性的慾求のハルモニア
4.いかにして魂の完全とそのハルモニア的比率に到達すればよいのか
レジスター7 統治界の調和性、統治の世界音楽
1.三つの数学的比率 いかにしてそれが世俗の支配の三つの状態につながるのか
結論
2.あらゆる不協和音を相殺して、幸福な統治をどのように行うべきか
3.称讃に価する統治のモデル
レジスター8 ハルモニア的形而上学
1.魂の構成
2.数字と魂が合成されることの論証
3.ハルモニア的、及び幾何学的比較
4.数字の1が同時に全であるのは如何にしてか
5.対象に影響力を持つハルモニア
レジスター9 天使の音楽とハルモニア
1.天使と人間の理性をハルモニアから比較する-自身に対して、世界に対して
2.全ての事物の創造の順序あるいは大世界の鏡
3.知覚できない天使の音楽
4.魂のハルモニア四種、あるいは四つの一体化
5.4という数字に隠されたハルモニア
6.天使界と天使の位階
レジスター10にして最終 神の音楽、あるいは神と地上世界との調和
1.神と人間の間のハルモニア
2.創造によらない単一は、多の中にどのようにして流出するのか
創造された事物の中から三位一体は如何にして現れ出るのか
3.神の三位一体の、天使の合唱を伴う調和した音楽-そして一すなわち神は全の中の全である
4.聖なる三位一体のハルモニア
5.三位一体と天使自身とのハルモニア
6.我々人間は天使の位階に従い、如何にして上昇していくのか、そして如何にして神と一体となるのか
7.畜生が人間を恐れ、家臣が君主を恐れるのはなぜか
8.天使の合唱の幾つかの特別な作用
9.天使はどのようにして天上の音楽を指揮するのか
10.天上のエンネアスまたは「九」のハルモニア
あるいは階層または天使の天上界の九の序列
11.下方のエンネアスのハルモニアと天使のハルモニア
最後の結論 先に述べた、隠された音楽の秘密の繰り返し
人間は如何にして天上の音楽について全智たるのか
補説1 比率と音楽
補説2 古代ギリシアの音階
補説3 音程を幾何学的に求める
補説4 音算箱
補説5 様々な回転面を用いて反響板を作成する
補足図版
参考文献
書名索引
主要人名索引
事項索引
訳者あとがき
アンドレアス・ヒルシュ篇のドイツ語版を基にした翻訳で、ヒルシュ篇で割愛された部分は巻末に「補説」として掲載されており、本文でもラテン語版原著を参照、また図版を補ってまとめられている。
以下、目次
献辞
恵み深き読者へのまえがき
第一巻 解剖学
聴覚の卓越に関する前書き
第1章 音の定義
第2章 音の発生
第3章 音の主体
第4章 音を出す物体の性質
第5章 音のあらゆる種類
第6章 直接的な音の主原因
結果1 スコットランドの不思議な石
結果2 水中の音はどうか
結果3 自然界の真空
第7章 耳の解剖
第8章 内耳
第9章 内耳・外耳の用途と使用
第10章 体内の空気の性質
第11章 音の伸暢
第12章 声の性質と種類
結論
第13章 発声器官
第14章 様々に異なる声
結論1 声の大小の原因
結論2 声の声低の原因
結論3 粗い声や柔らかな声の原因
結論4 人間の声と楽器の比較
第15章 全ての動物の自然の声
1.ナマケモノの不思議な声
2.鳥の声
3.ナイチンゲールとその声
4.他の鳥の声
5.カエルの鳴き声
6.コオロギ、バッタ
第16章 音と声に関する諸問題
音響論補遺 身体の気質を音や声からどのようにして推測するのか
動物の声と人間の声に関する、音響判断の実験
第二巻 文献学
第1章 音楽の発明
第2章 音楽の分類
第3章 古代ヘブライ人とその音楽
1.ヘブライ人とそのネギノート
2.ヘブライ人の打楽器
3.ヘブライ人の気鳴楽器
4.ヘブライ人の笛
5.ヘブライ人の楽器の使用法
第4章 特にダビデの音楽
1.ダビデの歌と詩篇の詩句
2.詩篇の題名
3.詩篇の詩句のアクロスティック
4.詩篇のメロディーと形式
5.詩篇の様々な韻律
6.ヘブライ人の今日の音楽
第5章 ギリシア人の音楽とその楽器
1.ギリシア人に用いられた歌唱法
2.抒情詩のあらゆる歌い手
3.ギリシア人の楽器
4.ギリシア音楽の完成
第6章 今日のギリシア音楽
第三巻 楽器
第一部 絃楽器
第1章 絃の加工及び区別、性質、価値
結論
第2章 多絃楽器
1.クラヴィチェンバロ
2.単一の鍵盤
3.十七のパルムラを持つ楽器をどのように調絃すべきか
4.クラヴィチェンバロの絃の比率
5.クラヴィチェンバロに適したシンフォニア
第3章 リュート、マンドーラ、キターラ
1.リュートに張るべき絃 配列、位置、調絃
2.キターラ
3.ケリュスまたはヴィオラ
4.プサルテリウム
第二部 気鳴楽器、あるいは空気、風、息を吹き込んで鳴らす楽器
第1章 これらに分類されるもの
第2章 気鳴楽器の分類
1.三穴のフィストーラ〔笛〕
2.リトゥルス、コルナムーサ及び類似の楽器
第3章 オルガン その準備と特性
1.オルガンの各部分
2.オルガンの秘部
3.レジスター、通気孔、ふいご
4.動物の舌〔Zooglossa〕と人間の舌〔Anthropoglossa〕
第三部 クルーサあるいは打楽器
第1章 木材の音
どのようにクシュロルガヌムを作るかという実験
結論
猫オルガン
第2章 鐘とその使用法
エルフルトの大鐘
第3章 ティンパニー、シンバル及び同類の楽器
第四巻 比較 新旧の音楽、二種
第一部 問題提起
第1の問い ギリシア人の音楽はどのようなものであったか、そしてどの点が優れていたのか
1.謎に満ちた古代人の音楽
2.古代の神聖な音楽
第2の問い 古代人の楽器
第3の問い 古代人は多声で歌ったのかどうか、どのように作曲されたのか
第4の問い 古代人はどのような音符を用いたのか
第5の問い 古代の音楽は今日のものより完全で優れていたのか
1.新旧の声楽曲
2.新旧の多声音楽
3.新旧の器楽
第6の問い 音楽が力を持つのは何故、どのようにか 人間の感情を動かす、古代音楽の「驚きの仕掛け」について書かれていることは真実か否か
第7の問い ハルモニアの数がどのように情動を喚起するのか
第8の問い 種々の音が種々の心の状態を引き起こすかどうか、その原因は何か
第二部 実践論
第1章 多声音楽の考察と発展
第2章 教会歌唱の卓越
第3章 詩篇、聖歌、讃歌の違いはどのようなものか
第4章 グレゴリオ聖歌の卓越性とその誤った歌い方
第5章 多声音楽の誤った歌い方と歌手の不足
第6章 今日の作曲家の欠点と誤り
第三部 情動的音楽
第1章 どのように作るべきか
結論
第2章 旋法 その性質と情動への作用
第3章 情動的音楽 いつ、どこで行うのか
1.情動的音楽に適した場所
2・情動的音楽に適した時
第4章 情動的音楽それ自体 どのように作品化されるべきか
第5章 ハルモニアの様々な様式
第6章 あらゆる情動を動かす作曲をどのように行うのか
王による音楽についてのエピローグ
第五巻 魔術
第一部 自然哲学
第1章 音楽の持つ驚異的な作用
第2章 協和音と不協和音の性質と成立
音楽の実験
第3章 音楽が引き起こす感情の動き
音楽の実験 一方の絃が隔たっている他方の絃を動かす
第4章 音の共感と反感
音楽の実験
第二部 協和音と不協和音の魔術
治療術、すなわちどのようにして重病が音楽により治癒するのか
第1章 驚異の音楽による治療の原因
第2章 ダビデはどのようにして自らのハープを演奏してザウル王を悪魔から解放したのか
結論
第3章 音楽によって狂乱に陥ったデンマーク王をめぐる不思議な話
第4章 タランチュラと音楽の不可思議な治療
アプリアの蜘蛛、タランチュラに噛まれ、毒に中った人間
疑問1 タランチュラに取り憑かれた人間は、音楽以外の手段で治癒できないのは何故か
第5章 様々なタランチュラの様々な性質
疑問2 タランチュラに襲われた人間はなぜ幾つかの色を特に好み、喜びを見出すのか
疑問3 なぜタランチュラに襲われた者が驚くべき行動を見せるのか
第6章 音楽はどのようにして預言を起こすのか
第7章 音楽の幾つかの不思議な作用、また、音に有用となり得る物体あるいは害し得る物体
結論 ある年のある時期にマメルティン海で捕獲されたプシュピアという魚 もしくはメジキについて また、音楽は動物に対して力を持つのか
第8章 草木、植物、樹木、動物は音楽と結びついて、病気から恢復する自然の力を持つのかどうか
第三部 劇場の音楽
第1章 不思議な音の描写と分類
第2章 野原での叫び声やラッパの響きによってエリコの壁が崩壊したのは如何にしてか
第3章 ハーメルンの子どもたち 冒険のような連れ去りは笛によって起きたのか
第4章 幾つかの鐘の不思議な音
第5章 幾つかの音の隠れた原因、特に、フィンランドのスメレ洞穴の響き
第6章 スウェーデンの海岸の不思議な音
結論
第四部 音響の魔術
木霊の性質と不思議な作用
序1 音と光の類似性
結論
序2 反響体
序3 反響の媒体
結論
音響が屈折する比率
木霊の音響論 問題点
結論 変容した木霊が起こるのかどうか 別の言葉になった際、一回で聞き取れるのか
建築に仕組まれた聴覚の道具
実験1 音を増大させる管あるいはサイフォン
興味深い疑問 音が管の中に閉じ込められると、しばらくの間そこに留まることができるのかどうか
実験2 全く不思議なことに、細長い木材によって声は広がっていく
実験3 声は、直接発するよりも、丸く巻いた管や郵便ラッパを通した方がよく通り、しかも増大する
実験4 音は曲面に沿って進むと非常に強くなる
実験5 蝸牛状の管の中の声は螺旋状に曲がっているので、さらに大きな力強さを得る
反響の魔術
序1 ウィトゥルウィウスの劇場及びその不思議なエカエ
序2 ミラーノの邸宅の不思議な木霊 シモネッタと呼ばれる
序3 幾つかの不思議なエカエと反響する場所
課題1 どのようにして、難聴に役立つあらゆる有用な聴覚装置を造ったらよいのか
課題2 人はどのようにして自然の魔術を像に向けたらよいのか
これはあらゆる音を明瞭に、不明瞭に聞かせる
課題3 全ての言葉を繰り返す像をどのようにして作ったらよいのか
自然の魔術・要約
空中に浮かぶ像・あらゆる明瞭な音、不明瞭な音を完全に聞かせる像を作ることができるかどうか
第五部 奇蹟論の学智
あらゆる自動楽器-自動で音が鳴るもの-をどのように作るべきか
課題1 風室をどのように作るべきか
課題2 水力で動くふいごを用いて水オルガンにどのように強い風を送ればよいのか
課題3 どのように音調シリンダーを作ればよいのか
道具1 古代人、特にウィトゥルウィスの水力オルガン
道具2 音を出す水力オルガンをどのように作ればよいのか
道具3 ひとりでに音を発する自動打鐘装置をどのように作ればよいのか
道具4 フルダの塔に掛かっているツィンベル・シュテルンの描写
かつては黄金の車輪と呼ばれていた
道具5 クラヴチェンバロをどのように作ったらよいのか
それ本来の音とケリュスや絃のハルモニアを聞かせることができる
道具6 あらゆる楽器-ケリュス・ハープ・リュート・ティオルバ・クラヴィチェンバロ・オルガン・レーガルなど-の音と調和を聴かせる楽器を作るにはどのようにしたらよいか
道具7 特定の鳥の声を作るにはどのようにしたらよいか
道具8 ピュータゴラースの鍛冶屋の自動音楽を比率に従って表現するにはどうしたらよいか
三人の鍛冶職人が鉄床を打つ
道具9 ふいごも車輪もシリンダーも持たず、自然の風と空気だけでひとりでに鳴るハルモニアの装置をどのように作ったらよいか
道具10 共鳴の音楽をどのように作ればよいのか
あるいは、共鳴するだけでハルモニア的な音を自ら発する楽器をどのように作ったらよいか
実験1 ガラスを使って、触れていない絃をどのように鳴らすか
実験2 大鐘が鳴っているように錯覚させるにはどうするか
実験3 音の聞こえない人がどのようにして音楽を聴くことができるのか
第六部 音楽の隠匿術、秘密の記譜法
遠く離れた良き友人たちに、秘めた心や考えを音によって伝えるにはどのようにするか
1.音楽の隠匿術
2.秘密の記譜法
第六巻 類比 自然のデカコルドンすなわち十管の楽器
まえがき
第一部 十管の楽器
神はオルガン奏者であるから、世界はオルガンと比較される
全能の創造者としての神は、賢明なオルガン奏者が驚嘆すべき演奏をするがごとく
六日間でどのように被造物を作り上げたのか
世界オルガンの六つの大レジスター-六日間の日々の仕事に従って
レジスター1 あるいは四元素の調和
四元素の調和
レジスター2 天上のシンフォニー
1.天体同士の素晴らしい類似
2.そもそも天体のどこに音楽のハルモニアがあるのか
3.土星の運動
4.木星の運動
5.火星の運動
6.コロスの歌-天上界の恒星のハルモニア
レジスター3 石、草木、動物の天とのシンフォニー
1.特に石、植物、動物
2.あらゆる事物のハルモニア的調和
交感による世界音楽-十のエンネアコルドにおいて全自然界のシンフォニーが表象される
3.自然魔術
自然魔術に適合する実地の規範-様々な自然物をハルモニア的に組み合わせる際に留意すべきだ
規範1
規範2
規範3 キミア
規範4 植物学、ハルモニアの治療術
規範5 医学
1.治療術 ハルモニアの原則
2.あらゆる病気治療の本質、ヒュポクラテースの意見による
3.ハルモニア的な繋がりについて、医者はよく注意すべきである
4.あらゆる物のハルモニア的比率
5.ハルモニア的比率の、様々な実例への適用
レジスター4 人間の音楽、あるいは大・小世界の照応
1.人間の病気の特徴
2.人体の各部分のハルモニア的比率
3.小世界内部のハルモニア
4.天上界や根源世界に対して、小世界の敏感に聞き取れるハルモニア及び音楽
5.動物における繊細なハルモニア
レジスター5 脈のハルモニアと人体の脈の動き
1.特別な脈
2.脈搏のリズムすなわちハルモニア
3.様々な年代の均等なリズムとハルモニア
4.気候、空気、土地、季節の違いによる脈搏のハルモニア
5.人間の五感のハルモニア的一致
レジスター6 感情の調和、あるいは様々な感情が織り成すハルモニア
脈から知り得る幾つかの情動
1.愛の音楽
2.ハルモニア的な愛の魅惑
結論1
結論2 愛の不思議な力と、その自然な傾向
結論3 相反するコンプレクシオ同士の者の愛
結論4 愛する者同士の間で、蒼白な顔色や憂鬱が生じるのはどこからか
結論5 愛の病を音楽でどのように癒すか
3.理性的慾求のハルモニア
4.いかにして魂の完全とそのハルモニア的比率に到達すればよいのか
レジスター7 統治界の調和性、統治の世界音楽
1.三つの数学的比率 いかにしてそれが世俗の支配の三つの状態につながるのか
結論
2.あらゆる不協和音を相殺して、幸福な統治をどのように行うべきか
3.称讃に価する統治のモデル
レジスター8 ハルモニア的形而上学
1.魂の構成
2.数字と魂が合成されることの論証
3.ハルモニア的、及び幾何学的比較
4.数字の1が同時に全であるのは如何にしてか
5.対象に影響力を持つハルモニア
レジスター9 天使の音楽とハルモニア
1.天使と人間の理性をハルモニアから比較する-自身に対して、世界に対して
2.全ての事物の創造の順序あるいは大世界の鏡
3.知覚できない天使の音楽
4.魂のハルモニア四種、あるいは四つの一体化
5.4という数字に隠されたハルモニア
6.天使界と天使の位階
レジスター10にして最終 神の音楽、あるいは神と地上世界との調和
1.神と人間の間のハルモニア
2.創造によらない単一は、多の中にどのようにして流出するのか
創造された事物の中から三位一体は如何にして現れ出るのか
3.神の三位一体の、天使の合唱を伴う調和した音楽-そして一すなわち神は全の中の全である
4.聖なる三位一体のハルモニア
5.三位一体と天使自身とのハルモニア
6.我々人間は天使の位階に従い、如何にして上昇していくのか、そして如何にして神と一体となるのか
7.畜生が人間を恐れ、家臣が君主を恐れるのはなぜか
8.天使の合唱の幾つかの特別な作用
9.天使はどのようにして天上の音楽を指揮するのか
10.天上のエンネアスまたは「九」のハルモニア
あるいは階層または天使の天上界の九の序列
11.下方のエンネアスのハルモニアと天使のハルモニア
最後の結論 先に述べた、隠された音楽の秘密の繰り返し
人間は如何にして天上の音楽について全智たるのか
補説1 比率と音楽
補説2 古代ギリシアの音階
補説3 音程を幾何学的に求める
補説4 音算箱
補説5 様々な回転面を用いて反響板を作成する
補足図版
参考文献
書名索引
主要人名索引
事項索引
訳者あとがき
「モンティ・パイソン ある嘘つきの物語~グレアム・チャップマン自伝~」
2013年12月17日 映画ビル・ジョーンズ、ジェフ・シンプソン、ベン・ティムレット監督による「モンティ・パイソン ある嘘つきの物語~グレアム・チャップマン自伝~」を見た。
14組のアニメーターによる、統一感のない、いや、バラエティ豊かなアニメ作品。
モンティ・パイソンの面々が声をあてている。
内容は、セックスのネタも多く、ブラックで不謹慎な内容盛り沢山で、めちゃくちゃ面白かった。アニメにぼかしが入ってたし。
69を賛美する歌「sit on my face」がミュージカル仕立てで歌われたり、エンディングテーマが性病をテーマにした「メディカル・ラブ・ソング」だったり、楽しい。
さらに途中で、場面が変わって、言ってることも明らかに違うのに、ず~っと同じ字幕になっているのも面白かった。え?それは事故?
映画の途中なのに明るくなって、15分ほど前のシーンから仕切りなおしてた。仕事前に見に行ってたので、ハラハラした。
映画終わって仕事行こう、と地下鉄に乗ったら、千日前線で事故があって、大幅に時間が遅くなってた。
ついでに言うと、仕事終わって、帰宅するのにJRに乗ろうとしたら、どこかの駅で事故があって、大幅にダイヤが乱れていた。
やめてけ~れ、ジコジコ!
http://monty-python.jp/
FF忘年会@クラブジャングル、「コールド・ウォー香港警察二つの正義」「ネイキッド・ソルジャー」「ファッションを創る男 カール・ラガーフェルド」「マイク・ミルズのうつの話」「ブリング・リング」
2013年12月16日 映画
心斎橋のクラブジャングルで、ファジーファンクション忘年会!
僕は乾杯の音頭と、杉下監督新作映画の出演者として感想を述べました。
忘年会とは銘打っているものの、この1年のことは、絶対に忘れない!
柴田太平さんの司会で、新作「恋仏」上映や、大阪ひとみ、仲村コニー、りなんなんのライブ、そしてトークという内容。
リョン・ロクマン、サニー・ルク監督の「コールド・ウォー 香港警察二つの正義」
アーロン・クォック、レオン・カーフェイ、アンディ・ラウ
敵だと思っていた人物が、ストーリーが進むにつれて、強力な味方になったり、新しい敵に向かっていったりする、この面白さは、「ドラゴンボール」などでも味わったが、最初にそれを感じたのは、漫画「夕やけ番長」だったかな。
緊迫するストーリーに堪能した。
マルコ・マク監督の「ネイキッド・ソルジャー 亜州大捜査線」
サモ・ハン
これは同じ香港の映画でも、アクション主体の、王道の娯楽映画。
サモハンが出てきて闘ってるのを見たら、20年や30年は簡単にタイムスリップできる。
ロドルフ・マルコーニ監督の「ファッションを創る男 カール・ラガーフェルド」
ドキュメンタリーで、カール・ラガーフェルドの謎の私生活の一端がかいまみえる。お茶目な感じもした。
マイク・ミルズ監督の「マイク・ミルズのうつの話」
日本が舞台の、うつドキュメンタリー。何人かの人物を追っているが、どMの登場人物のインパクトにすべて持っていかれた。
ソフィア・コッポラ監督の「ブリング・リング」
エマ・ワトソン、ケイティ・チャン、クレア・ジュリアン
セレブの豪邸に侵入して、アクセサリーなどをくすねて帰る若者たちの話。実話をもとにしている。その行動自体が、典型的な庶民根性で、セレブの外見や所持品を模倣しても、その精神が違い過ぎていて、庶民性をより強烈に出してしまう好例。
音楽もファッションも、センスも、いい。さすがソフィア・コッポラ。
僕は乾杯の音頭と、杉下監督新作映画の出演者として感想を述べました。
忘年会とは銘打っているものの、この1年のことは、絶対に忘れない!
柴田太平さんの司会で、新作「恋仏」上映や、大阪ひとみ、仲村コニー、りなんなんのライブ、そしてトークという内容。
リョン・ロクマン、サニー・ルク監督の「コールド・ウォー 香港警察二つの正義」
アーロン・クォック、レオン・カーフェイ、アンディ・ラウ
敵だと思っていた人物が、ストーリーが進むにつれて、強力な味方になったり、新しい敵に向かっていったりする、この面白さは、「ドラゴンボール」などでも味わったが、最初にそれを感じたのは、漫画「夕やけ番長」だったかな。
緊迫するストーリーに堪能した。
マルコ・マク監督の「ネイキッド・ソルジャー 亜州大捜査線」
サモ・ハン
これは同じ香港の映画でも、アクション主体の、王道の娯楽映画。
サモハンが出てきて闘ってるのを見たら、20年や30年は簡単にタイムスリップできる。
ロドルフ・マルコーニ監督の「ファッションを創る男 カール・ラガーフェルド」
ドキュメンタリーで、カール・ラガーフェルドの謎の私生活の一端がかいまみえる。お茶目な感じもした。
マイク・ミルズ監督の「マイク・ミルズのうつの話」
日本が舞台の、うつドキュメンタリー。何人かの人物を追っているが、どMの登場人物のインパクトにすべて持っていかれた。
ソフィア・コッポラ監督の「ブリング・リング」
エマ・ワトソン、ケイティ・チャン、クレア・ジュリアン
セレブの豪邸に侵入して、アクセサリーなどをくすねて帰る若者たちの話。実話をもとにしている。その行動自体が、典型的な庶民根性で、セレブの外見や所持品を模倣しても、その精神が違い過ぎていて、庶民性をより強烈に出してしまう好例。
音楽もファッションも、センスも、いい。さすがソフィア・コッポラ。
大阪アジアン映画祭特別ゼミナール「リム・カーワイ監督と仲間たちを迎えて徹底討議」
2013年12月15日 映画
本日の大阪アジアン映画祭特別ゼミナールは、「リム・カーワイ監督と仲間たちを迎えて徹底討議」でした。
1993年にバブルの名残にひかれて初来日、大阪大学に合格したので大阪で暮らすようになったリム・カーワイ監督。ストレンジャーの視点で描かれた映画多数。「新世界の夜明け」「恋するミナミ」と大阪を舞台にした映画を撮ってこられましたが、いずれ大阪での3本めの映画も撮られる、とのこと。
リム・カーワイ監督と、「恋するミナミ」に出演されていた女優さんペク・ソルアさんとシェリーン・ウォンさんをまじえてのトークと映像。
1993年にバブルの名残にひかれて初来日、大阪大学に合格したので大阪で暮らすようになったリム・カーワイ監督。ストレンジャーの視点で描かれた映画多数。「新世界の夜明け」「恋するミナミ」と大阪を舞台にした映画を撮ってこられましたが、いずれ大阪での3本めの映画も撮られる、とのこと。
リム・カーワイ監督と、「恋するミナミ」に出演されていた女優さんペク・ソルアさんとシェリーン・ウォンさんをまじえてのトークと映像。
「グリフィン家のウェディング・ノート」「REDリターンズ」「ゼロ・グラビティ」
2013年12月14日 映画ジャスティン・ザッカム監督の「グリフィン家のウェディング・ノート」を見た。
ロバート・デ・ニーロ、ダイアン・キートン、スーザン・サランドン、ロビン・ウィルアムズ、アマンダ・セイフライドなどなど、キャストが超豪華なわりに、大作ではないせいか、あんまり世間では盛り上がっていないように思う。僕も、見たい映画の候補にあんまりあげてなかったし。
でも、これ、思わぬひろいもの、というか、これだけのキャストだから面白くないわけがない、傑作だった。
離婚した夫婦が、事情により、仲のいい夫婦を演じなければならなくなるシチュエーションは、まるで吉本新喜劇みたいだが、性的な嗜好やセックスの話題も多かった。騒動のうちに、いろんな人間関係で「愛する人を守るためについてきた嘘」が発覚していくのが、面白い。もちろん、ハッピーエンド。
http://www.weddingnote.jp/
ディーン・パリソット監督の「REDリターンズ」を見た。
ブルース・ウィリス、ジョン・マルコヴィッチ、アンソニー・ホプキンス、ヘレン・ミレン、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ、イ・ビョンホンなどなど、豪華キャスト。
冷戦下のCIAがらみのプロジェクトがウィキリークスで漏洩したことをきっかけに、小型核爆弾をめぐる抗争が勃発。
登場人物みんな、すごすぎる。面白い!
漫画のようなアクション映画で、最後も、あれ、爆発してるけど、大丈夫なのかな、といらぬ心配までしてしまう、能天気な映画だった。
http://www.disney-studio.jp/movies/red/
アルフォンソ・キュアロン監督の「ゼロ・グラビティ」を見た。
サンドラ・ブロックのひとり芝居、と言ってもいいようなものだが、ジョージ・クルーニーもちょっと出てくる。
宇宙空間で事故にあった宇宙飛行士が、地球への帰還に四苦八苦する物語。ゲームみたいだな、とちらっと思った。
原題は「グラビティ」で、ラストシーンで、このタイトルが出たときの感動を思うと、「ゼロ」はいらなかったんじゃないかな、と思った。
http://wwws.warnerbros.co.jp/gravity/#/home
ロバート・デ・ニーロ、ダイアン・キートン、スーザン・サランドン、ロビン・ウィルアムズ、アマンダ・セイフライドなどなど、キャストが超豪華なわりに、大作ではないせいか、あんまり世間では盛り上がっていないように思う。僕も、見たい映画の候補にあんまりあげてなかったし。
でも、これ、思わぬひろいもの、というか、これだけのキャストだから面白くないわけがない、傑作だった。
離婚した夫婦が、事情により、仲のいい夫婦を演じなければならなくなるシチュエーションは、まるで吉本新喜劇みたいだが、性的な嗜好やセックスの話題も多かった。騒動のうちに、いろんな人間関係で「愛する人を守るためについてきた嘘」が発覚していくのが、面白い。もちろん、ハッピーエンド。
http://www.weddingnote.jp/
ディーン・パリソット監督の「REDリターンズ」を見た。
ブルース・ウィリス、ジョン・マルコヴィッチ、アンソニー・ホプキンス、ヘレン・ミレン、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ、イ・ビョンホンなどなど、豪華キャスト。
冷戦下のCIAがらみのプロジェクトがウィキリークスで漏洩したことをきっかけに、小型核爆弾をめぐる抗争が勃発。
登場人物みんな、すごすぎる。面白い!
漫画のようなアクション映画で、最後も、あれ、爆発してるけど、大丈夫なのかな、といらぬ心配までしてしまう、能天気な映画だった。
http://www.disney-studio.jp/movies/red/
アルフォンソ・キュアロン監督の「ゼロ・グラビティ」を見た。
サンドラ・ブロックのひとり芝居、と言ってもいいようなものだが、ジョージ・クルーニーもちょっと出てくる。
宇宙空間で事故にあった宇宙飛行士が、地球への帰還に四苦八苦する物語。ゲームみたいだな、とちらっと思った。
原題は「グラビティ」で、ラストシーンで、このタイトルが出たときの感動を思うと、「ゼロ」はいらなかったんじゃないかな、と思った。
http://wwws.warnerbros.co.jp/gravity/#/home
伊丹市立美術館に行って、「ベン・シャーン展 線の魔術師」を見た。
主に1930年代から60年代にかけて活躍したアメリカの画家。
ドレフュス事件を扱ったり、第五福竜丸を扱った「ラッキー・ドラゴン」シリーズなど、社会派の面も強い。後期は社会から、より深く個人に着目した作品が多く、「マルテの手記」など題材にしていた。
http://artmuseum-itami.jp/exhibition/current_exhibition/5805/
伊丹アイホールに行って、現代演劇レトロスペクティブシリーズ、劇団太陽族の「血は立ったまま眠っている」を見てきた。
1960年の寺山修司の作品を、岩崎正裕が演出した。
上演後には岩崎正裕の司会進行で、九條今日子(寺山修司元夫人、テラヤマ・ワールド共同代表)と、笹目浩之(寺山修司記念館館長、ポスターハリス・カンパニー代表)のトークもあった。今回の演劇の感想から、寺山修司にまつわるエピソードなど、かなり貴重なトークで、これを活字化して本にしてほしい、と思ったほどだ。
寺山の作品が三幕ものだったのを、一幕ものにして、現代演劇らしくスピーディに事が運ぶことなどに、九條今日子はしきりに感心していた。また、トークのなかで、「血は立ったまま流れている」が最初に発表されたものと、後に角川から出たものとでは、随分内容が違っていることが取り上げられていた。今回の上演に関しては、最初に出た形を採用したとのこと。また、八尾西武ホールでの「レミング」のモチーフが、「血は立ったまま眠っている」にも、今回の演出にも顔を出していることが、語られたりした。
僕は幸いなことに八尾西武ホールでの「レミング」は、席の位置をいろいろ変えて、全部の回を見たのだが、扉に釘を打ち付けて観客を閉じ込めてしまい、一切の明かりを消してしまう完全暗転は、前のほうで見たときには感動したが、うしろのほうで見たときは、外の声がかすかに聞こえたりして興ざめだったのを思い出した。
また、トーク終了後、寺山グッズの抽選会もあったが、あいにくと、僕には何も当らなかった。かなり貴重なものだったのだが、それぞれファンの人の手に渡って、なにより。
主に1930年代から60年代にかけて活躍したアメリカの画家。
ドレフュス事件を扱ったり、第五福竜丸を扱った「ラッキー・ドラゴン」シリーズなど、社会派の面も強い。後期は社会から、より深く個人に着目した作品が多く、「マルテの手記」など題材にしていた。
http://artmuseum-itami.jp/exhibition/current_exhibition/5805/
伊丹アイホールに行って、現代演劇レトロスペクティブシリーズ、劇団太陽族の「血は立ったまま眠っている」を見てきた。
1960年の寺山修司の作品を、岩崎正裕が演出した。
上演後には岩崎正裕の司会進行で、九條今日子(寺山修司元夫人、テラヤマ・ワールド共同代表)と、笹目浩之(寺山修司記念館館長、ポスターハリス・カンパニー代表)のトークもあった。今回の演劇の感想から、寺山修司にまつわるエピソードなど、かなり貴重なトークで、これを活字化して本にしてほしい、と思ったほどだ。
寺山の作品が三幕ものだったのを、一幕ものにして、現代演劇らしくスピーディに事が運ぶことなどに、九條今日子はしきりに感心していた。また、トークのなかで、「血は立ったまま流れている」が最初に発表されたものと、後に角川から出たものとでは、随分内容が違っていることが取り上げられていた。今回の上演に関しては、最初に出た形を採用したとのこと。また、八尾西武ホールでの「レミング」のモチーフが、「血は立ったまま眠っている」にも、今回の演出にも顔を出していることが、語られたりした。
僕は幸いなことに八尾西武ホールでの「レミング」は、席の位置をいろいろ変えて、全部の回を見たのだが、扉に釘を打ち付けて観客を閉じ込めてしまい、一切の明かりを消してしまう完全暗転は、前のほうで見たときには感動したが、うしろのほうで見たときは、外の声がかすかに聞こえたりして興ざめだったのを思い出した。
また、トーク終了後、寺山グッズの抽選会もあったが、あいにくと、僕には何も当らなかった。かなり貴重なものだったのだが、それぞれファンの人の手に渡って、なにより。
アートスペース亜蛮人で、81名参加の「2013亜蛮人年末展」
1人1点、1スペース。
読売アンデパンダンみたいな、むちゃくちゃなものはないが、会員番号の歌、みたいな顔見世バラエティで、華やか。
入廊前に、写真家のnaoさんとバッタリ会った。
本展に写真を展示されていた。
乙画廊に行って、三嶋哲也油彩画展「VENUS AND VANITAS」を見てきた。
油絵で、ここまで出来るんだ、という驚異の作品。
VENUS油絵具も販売していて、絵心のない僕でも、つい描いてみようか、と誘惑された。
モイラちゃんがモデルの作品も展示してあった。肉感的な薔薇と果物を描いた作品のなかで、モイラちゃんも、美味しそうな果物の一種に見えた。http://otogallery.exblog.jp/21616276/
国立国際美術館に行って、「あなたの肖像-工藤哲巳回顧展」を見てきた。
入り口のところに、「鼻とか男性器の作品もあります」と、注意書きがしてあった。グロいものが苦手な人への配慮なのだろうが、鼻とか性器とか胎児とか皮膚とかって、そんなに忌避されねばならないものなのかな?
会場は、年代別で分かれて展示してあった。
1、1956~1962 「反芸術」から「インポ哲学」まで
2、1962~1969 「あなたの肖像」から「放射能による養殖」まで
3、1969~1970 一時帰国、〈脱皮の記念碑〉の制作
4、1970~1975 「イヨネスコの肖像」から「環境汚染-養殖-新しいエコロジー」まで
5、1975~1979 「危機の中の芸術家の肖像」から「遺伝染色体の雨の中で啓示を待つ」まで
6、1980~1990 「パラダイス」から「天皇制の構造」、そして「前衛芸術家の魂」まで
作品と、ハプニングの映像や写真などが展示してあって、カタログの分厚さも半端ない。
B2Fの「コレクション3」の展示も、工藤哲巳回顧展にちなんだ内容になっていた。
1、1960年代日本の作家たち-「反芸術」を中心に
(荒川修作、篠原有司男、菊畑茂久馬、草間彌生、三木富雄など)
2、工藤哲巳と同時代の欧米の作家
(ボイス、ボルタンスキー、ジャスパー・ジョーンズ、ラウシェンバーグ、ニキ・ド・サンファル、ウォーホールなど)
3、工藤哲巳に関心を示してきたアメリカ西海岸の作家
(マイク・ケリー、ポール・マッカーシー)
同フロアーで、「あなたの肖像-工藤哲巳回顧展」資料展示もあった。
これがなかなかの見もの。
工藤哲巳の展覧会のポスターや、リーフレット、作品メモなどが多数展示してあった。
僕は30年くらい前に京都のギャラリーで工藤哲巳展を見た記憶があるのだが、さて、どこで開催されていたんだっけ、と記憶をたどってみても判明しなかった。が、この展示で、ギャラリー16だったことがわかった。その頃、工藤哲巳については予備知識なく、面白そうだから見に行っただけなのだが、鳥かごを使った作品で、インパクトが強くて、場所こそ忘れたが作品を覚えていたのだ。
このフロアーでは、後期になってからのパフォーマンス映像も流れていた。
工藤哲巳は55歳でその生涯を終えているが、作品を見ると、そんな夭折するタイプじゃなく、80歳くらいになって、まだバリバリ現役でいそうな感じがするな。
http://www.tetsumi-kudo-ex.com/
UrBANGUILDに行って、「月神」のラスト・パフォーマンスを見てきた。
魅鳴(MINA)構成、演出、舞祷のプロジェクト。
今年3月の第1回「サラスヴァティー」にはじまり、5月第2回「カーリー」、7月第3回「クリシュナ」、9月第4回「ラクシュミー」ときて、ラストは「シヴァ」
田辺響(パーカッション)、すずきなお(インド声楽)、壇(衣装)、EDA(花)、ちえこ(メヘンディ)、東學(絵師)
今回は東學さんがステージでライブペインティングも行い、魅鳴さんと共演していた。ペインティングのときなどに登場した髑髏陶器は大友窯Skullさんの作品で、九州は熊本県からの参加。
花で縁取られた白のステージが、一面の闇黒へ、そして白い髑髏へ、そして黒へ、と東學さんによって変貌していく。魅鳴さんは、後半、火も使われていた。
すずきなおさんの北インド音楽の演奏、声楽は、ちょっと癖になる魅力。
ダンス終了後には、出演者、スタッフがステージに上がって、トークもあった。
終電がやばかったので、トークの途中でドロンさせていただいたが。
1人1点、1スペース。
読売アンデパンダンみたいな、むちゃくちゃなものはないが、会員番号の歌、みたいな顔見世バラエティで、華やか。
入廊前に、写真家のnaoさんとバッタリ会った。
本展に写真を展示されていた。
乙画廊に行って、三嶋哲也油彩画展「VENUS AND VANITAS」を見てきた。
油絵で、ここまで出来るんだ、という驚異の作品。
VENUS油絵具も販売していて、絵心のない僕でも、つい描いてみようか、と誘惑された。
モイラちゃんがモデルの作品も展示してあった。肉感的な薔薇と果物を描いた作品のなかで、モイラちゃんも、美味しそうな果物の一種に見えた。http://otogallery.exblog.jp/21616276/
国立国際美術館に行って、「あなたの肖像-工藤哲巳回顧展」を見てきた。
入り口のところに、「鼻とか男性器の作品もあります」と、注意書きがしてあった。グロいものが苦手な人への配慮なのだろうが、鼻とか性器とか胎児とか皮膚とかって、そんなに忌避されねばならないものなのかな?
会場は、年代別で分かれて展示してあった。
1、1956~1962 「反芸術」から「インポ哲学」まで
2、1962~1969 「あなたの肖像」から「放射能による養殖」まで
3、1969~1970 一時帰国、〈脱皮の記念碑〉の制作
4、1970~1975 「イヨネスコの肖像」から「環境汚染-養殖-新しいエコロジー」まで
5、1975~1979 「危機の中の芸術家の肖像」から「遺伝染色体の雨の中で啓示を待つ」まで
6、1980~1990 「パラダイス」から「天皇制の構造」、そして「前衛芸術家の魂」まで
作品と、ハプニングの映像や写真などが展示してあって、カタログの分厚さも半端ない。
B2Fの「コレクション3」の展示も、工藤哲巳回顧展にちなんだ内容になっていた。
1、1960年代日本の作家たち-「反芸術」を中心に
(荒川修作、篠原有司男、菊畑茂久馬、草間彌生、三木富雄など)
2、工藤哲巳と同時代の欧米の作家
(ボイス、ボルタンスキー、ジャスパー・ジョーンズ、ラウシェンバーグ、ニキ・ド・サンファル、ウォーホールなど)
3、工藤哲巳に関心を示してきたアメリカ西海岸の作家
(マイク・ケリー、ポール・マッカーシー)
同フロアーで、「あなたの肖像-工藤哲巳回顧展」資料展示もあった。
これがなかなかの見もの。
工藤哲巳の展覧会のポスターや、リーフレット、作品メモなどが多数展示してあった。
僕は30年くらい前に京都のギャラリーで工藤哲巳展を見た記憶があるのだが、さて、どこで開催されていたんだっけ、と記憶をたどってみても判明しなかった。が、この展示で、ギャラリー16だったことがわかった。その頃、工藤哲巳については予備知識なく、面白そうだから見に行っただけなのだが、鳥かごを使った作品で、インパクトが強くて、場所こそ忘れたが作品を覚えていたのだ。
このフロアーでは、後期になってからのパフォーマンス映像も流れていた。
工藤哲巳は55歳でその生涯を終えているが、作品を見ると、そんな夭折するタイプじゃなく、80歳くらいになって、まだバリバリ現役でいそうな感じがするな。
http://www.tetsumi-kudo-ex.com/
UrBANGUILDに行って、「月神」のラスト・パフォーマンスを見てきた。
魅鳴(MINA)構成、演出、舞祷のプロジェクト。
今年3月の第1回「サラスヴァティー」にはじまり、5月第2回「カーリー」、7月第3回「クリシュナ」、9月第4回「ラクシュミー」ときて、ラストは「シヴァ」
田辺響(パーカッション)、すずきなお(インド声楽)、壇(衣装)、EDA(花)、ちえこ(メヘンディ)、東學(絵師)
今回は東學さんがステージでライブペインティングも行い、魅鳴さんと共演していた。ペインティングのときなどに登場した髑髏陶器は大友窯Skullさんの作品で、九州は熊本県からの参加。
花で縁取られた白のステージが、一面の闇黒へ、そして白い髑髏へ、そして黒へ、と東學さんによって変貌していく。魅鳴さんは、後半、火も使われていた。
すずきなおさんの北インド音楽の演奏、声楽は、ちょっと癖になる魅力。
ダンス終了後には、出演者、スタッフがステージに上がって、トークもあった。
終電がやばかったので、トークの途中でドロンさせていただいたが。
『テリブル・ダークネス~カルトアートの恐怖の回廊 (禁断異系の美術館EX) 』
2013年12月12日 読書
相馬俊樹の『テリブル・ダークネス~カルトアートの恐怖の回廊 (禁断異系の美術館EX) 』を読んだ。
1部は 現代作家、2部は、古典的な名作。
カタログとして便利だけど、これで見るかぎり、現代の作家さん、負けてるな。
こういうカルト的なアートを見てよく思うのは、興味あるのは、作家のほうだな、ということだ。作家の面白さあっての、作品の面白さだ、と感じる。もちろん、箸にも棒にもかからない作品など論外だけど、なんてことない作品でも、作家が面白ければ、また興味もわこうというものだ。本書に関して言えば、写真があるにもかかわらず、作品の内容を描写してくれている紙幅が、すごくもったいない気がした。
1.暗冥の回廊
サンティアゴ・カルーゾ――凍結された悪夢
オリビエ・ド・サガザン――腐乱の肉衣を纏って暗黒のダンス
マット・ヒューズ――デカダンスの亡霊たち
ブディ・ネスター――奇怪極まる驚異の肖像画
フレッド・エィナウディ――戦慄美のノスタルジー
カール・パーソン――未来のダーク・エロティシズム
レイ・ドンリィ――聖人たちの不気味なる沈黙
エリザベス・マグラス――グロテスクと奇想の聖骨箱
タニア・コヴァーツ――呪物の漂う容器
チャールズ・プファール――テリブル・マザーのヴァギナ・デンタータ
ダニー・マルブーフ――融合異体の悦楽郷
2.恐怖と逸楽の回廊
妖婦とゾンビが手を結ぶ……ハンス・バルドゥング《イブ、蛇、そして死》
未成熟の官能美……ルーカス・クラナッハの裸婦
冷たいエロス……フォンテーヌブロー派の裸婦
狂乱の宴……ゴヤ《魔宴》
絶望の深淵……ミケランジェロ《最後の審判》
生き埋めという究極の拷問……ハリー・クラーク《早すぎた埋葬》
少女の恐怖と蠱惑……イリナ・イオネスコによるエヴァのヌード
腐肉と鮮血でメメント・モリ……マーク・プレント
聖痛美の沈黙……カニグリア
明晰夢の誘惑……ポール・デルヴォー
広大なる魔術的風景……レオノーラ・キャリントンとレメディオス・バロ
1部は 現代作家、2部は、古典的な名作。
カタログとして便利だけど、これで見るかぎり、現代の作家さん、負けてるな。
こういうカルト的なアートを見てよく思うのは、興味あるのは、作家のほうだな、ということだ。作家の面白さあっての、作品の面白さだ、と感じる。もちろん、箸にも棒にもかからない作品など論外だけど、なんてことない作品でも、作家が面白ければ、また興味もわこうというものだ。本書に関して言えば、写真があるにもかかわらず、作品の内容を描写してくれている紙幅が、すごくもったいない気がした。
1.暗冥の回廊
サンティアゴ・カルーゾ――凍結された悪夢
オリビエ・ド・サガザン――腐乱の肉衣を纏って暗黒のダンス
マット・ヒューズ――デカダンスの亡霊たち
ブディ・ネスター――奇怪極まる驚異の肖像画
フレッド・エィナウディ――戦慄美のノスタルジー
カール・パーソン――未来のダーク・エロティシズム
レイ・ドンリィ――聖人たちの不気味なる沈黙
エリザベス・マグラス――グロテスクと奇想の聖骨箱
タニア・コヴァーツ――呪物の漂う容器
チャールズ・プファール――テリブル・マザーのヴァギナ・デンタータ
ダニー・マルブーフ――融合異体の悦楽郷
2.恐怖と逸楽の回廊
妖婦とゾンビが手を結ぶ……ハンス・バルドゥング《イブ、蛇、そして死》
未成熟の官能美……ルーカス・クラナッハの裸婦
冷たいエロス……フォンテーヌブロー派の裸婦
狂乱の宴……ゴヤ《魔宴》
絶望の深淵……ミケランジェロ《最後の審判》
生き埋めという究極の拷問……ハリー・クラーク《早すぎた埋葬》
少女の恐怖と蠱惑……イリナ・イオネスコによるエヴァのヌード
腐肉と鮮血でメメント・モリ……マーク・プレント
聖痛美の沈黙……カニグリア
明晰夢の誘惑……ポール・デルヴォー
広大なる魔術的風景……レオノーラ・キャリントンとレメディオス・バロ
「僕が星になるまえに」「女っ気なし」
2013年12月11日 映画
ハッティー・ダルトン監督の「僕が星になるまえに」を見た。
ベネディクト・カンバーバッチ主演。
余命わずかな青年がモルヒネ飲みながら、親友たちと「世界で一番好きな場所」バラファンドル湾まで旅をする。
男ばかりの道中では、喧嘩したり、大切なものを次々となくしてしまったり、と、見ようによっては最悪の旅になってしまう。
死ぬ前のわがままと、それでも思い通りにならないもろもろと、でも、これでよかったんだ、という胸に落ちる感じと。
難病ものとか、死んだ人がよみがえってくる話とか、みんな好きだけど、僕は、生死の問題をとりあげて泣ける映画に仕上げている作品はあんまり好きじゃない。
この映画は、変にお涙ちょうだいにしていないところが、好感もてた。
http://boku-hoshi.com/
ギヨーム・ブラック監督の映画「女っ気なし」「遭難者」見た。
「遭難者」は、自転車のパンクで帰れなくなった男性が、親切な男性に駅まで車で送ってもらおうとしたら、飲酒運転でつかまってしまい、男性ふたりで過ごす話。
恋人との仲も冷え切っていた自転車男は、おせっかいでどんくさい親切男によって、何かが変わる。
親切男は、太ってきて、はげかけているので、自分がもてるとは思ってもいない。
「女っ気なし」は、その親切男の物語。バカンスに来た若い母娘との、不器用な関係。
親切男はとてつもなくもっさいTシャツ着てる。部屋にはイージーライダーやピンクフロイドのポスターをはり、サウスパークのでかい人形置いてあったりする。もっぱら任天堂wiiでひとりで遊んでいる。いちごに生クリームたっぷりかけた上に砂糖をまぶして食べる。
ひとごとではないのである。
普通なら映画になりそうにもない主人公と、風景なのに、めちゃめちゃ、いい!
http://sylvain-movie.com/#id65
ベネディクト・カンバーバッチ主演。
余命わずかな青年がモルヒネ飲みながら、親友たちと「世界で一番好きな場所」バラファンドル湾まで旅をする。
男ばかりの道中では、喧嘩したり、大切なものを次々となくしてしまったり、と、見ようによっては最悪の旅になってしまう。
死ぬ前のわがままと、それでも思い通りにならないもろもろと、でも、これでよかったんだ、という胸に落ちる感じと。
難病ものとか、死んだ人がよみがえってくる話とか、みんな好きだけど、僕は、生死の問題をとりあげて泣ける映画に仕上げている作品はあんまり好きじゃない。
この映画は、変にお涙ちょうだいにしていないところが、好感もてた。
http://boku-hoshi.com/
ギヨーム・ブラック監督の映画「女っ気なし」「遭難者」見た。
「遭難者」は、自転車のパンクで帰れなくなった男性が、親切な男性に駅まで車で送ってもらおうとしたら、飲酒運転でつかまってしまい、男性ふたりで過ごす話。
恋人との仲も冷え切っていた自転車男は、おせっかいでどんくさい親切男によって、何かが変わる。
親切男は、太ってきて、はげかけているので、自分がもてるとは思ってもいない。
「女っ気なし」は、その親切男の物語。バカンスに来た若い母娘との、不器用な関係。
親切男はとてつもなくもっさいTシャツ着てる。部屋にはイージーライダーやピンクフロイドのポスターをはり、サウスパークのでかい人形置いてあったりする。もっぱら任天堂wiiでひとりで遊んでいる。いちごに生クリームたっぷりかけた上に砂糖をまぶして食べる。
ひとごとではないのである。
普通なら映画になりそうにもない主人公と、風景なのに、めちゃめちゃ、いい!
http://sylvain-movie.com/#id65