節分お水汲み祭り~ドキドキヴィーナス~ゆーりん路上ライブ
2014年2月3日 アイドル
堂島薬師堂「節分お水汲み祭り」を見に行った。
雨模様だったが夕方には雨もあがり、お練りも行われることになった。
到着時、既に「ふるまい酒」は底をついており、「ふるまい茶」になっていた。あたたかいお茶をいただき、人心地ついた。
堂島アバンザ1階特設会場で、午後6時から、まず、僧侶による声明。(般若心経も含まれていた)
その後、新地の芸妓衆による奉納舞「寿三番叟」「北新地音頭」
桐竹勘十郎あやつる文楽人形「お初」が神水(こうずい)をお水汲みして安藤忠雄の竹筒に注いだりした。
ステージ上には北新地クイーン、準クイーン登場のあと、北新地の各店から参加の「お化け」が紹介され、北新地の通りへ龍の巡行、鬼追いと出かけていった。
お化けは、花魁の格好や、派手な衣装に身をまとった面々で、非常に華やか。ちゃらくないハロウィンといったところか。
僕は、そのお練りには随行せず、ふるまいぜんざいの列に並んで、厄払いすることにした。
たまたま会場に来ていた高木駿一監督と一緒にぜんざいをいただき、ひとしきりおしゃべりして、帰宅。
北新地のお水汲みを見て帰宅途中、千日前で、大東洋のアイドル、ドキドキヴィーナスがイベント終わりのトークしているところに遭遇した。
午後2時から8時までのパチンコ屋イベントらしく、最後に締めで撮影タイム&トークタイムになっていたところに通りかかったようだ。
ドキドキヴィーナスは4人で来ており、ゆうこ&なつみチームとまゆり&ゆ~りんチームにわかれて、何か競っていた。(内容不明)。負けたまゆり&ゆ~りんは苦いセンブリ茶を飲まされていた。
トークの際に、ゆ~りんが、午後9時からストリートライブするって言ってたので、いったん帰宅して恵方巻きを食べてから、なんば高島屋前に行った。
1.気まぐれロマンティック
2.Magic Breath(オリジナル)
3.リアル・ボイス
ライブ後に、ゆ~りんのCDを購入。
歌の実力がちゃんとしていて、いろいろと意外だった。意外というか、もったいない、というか。http://ameblo.jp/dokidoki-venus/
雨模様だったが夕方には雨もあがり、お練りも行われることになった。
到着時、既に「ふるまい酒」は底をついており、「ふるまい茶」になっていた。あたたかいお茶をいただき、人心地ついた。
堂島アバンザ1階特設会場で、午後6時から、まず、僧侶による声明。(般若心経も含まれていた)
その後、新地の芸妓衆による奉納舞「寿三番叟」「北新地音頭」
桐竹勘十郎あやつる文楽人形「お初」が神水(こうずい)をお水汲みして安藤忠雄の竹筒に注いだりした。
ステージ上には北新地クイーン、準クイーン登場のあと、北新地の各店から参加の「お化け」が紹介され、北新地の通りへ龍の巡行、鬼追いと出かけていった。
お化けは、花魁の格好や、派手な衣装に身をまとった面々で、非常に華やか。ちゃらくないハロウィンといったところか。
僕は、そのお練りには随行せず、ふるまいぜんざいの列に並んで、厄払いすることにした。
たまたま会場に来ていた高木駿一監督と一緒にぜんざいをいただき、ひとしきりおしゃべりして、帰宅。
北新地のお水汲みを見て帰宅途中、千日前で、大東洋のアイドル、ドキドキヴィーナスがイベント終わりのトークしているところに遭遇した。
午後2時から8時までのパチンコ屋イベントらしく、最後に締めで撮影タイム&トークタイムになっていたところに通りかかったようだ。
ドキドキヴィーナスは4人で来ており、ゆうこ&なつみチームとまゆり&ゆ~りんチームにわかれて、何か競っていた。(内容不明)。負けたまゆり&ゆ~りんは苦いセンブリ茶を飲まされていた。
トークの際に、ゆ~りんが、午後9時からストリートライブするって言ってたので、いったん帰宅して恵方巻きを食べてから、なんば高島屋前に行った。
1.気まぐれロマンティック
2.Magic Breath(オリジナル)
3.リアル・ボイス
ライブ後に、ゆ~りんのCDを購入。
歌の実力がちゃんとしていて、いろいろと意外だった。意外というか、もったいない、というか。http://ameblo.jp/dokidoki-venus/
大阪ポップカルチャー映画祭オーディション
2014年2月2日 映画午後2時から、なんば白鯨で、大阪ポップカルチャー映画祭のオーディション。
僕は、司会と、その他もろもろ。
応募者が1人も来ないんじゃないか、とあやぶんでいたんですが、けっこうな人数が集まりました。5人の監督さんが、それぞれ、来る3月16日の大阪ポップカルチャー映画祭出品作品への人材を発見した模様。
いやしかし、みんな、アピール力があって、逸材ぞろいでした。
僕は、司会と、その他もろもろ。
応募者が1人も来ないんじゃないか、とあやぶんでいたんですが、けっこうな人数が集まりました。5人の監督さんが、それぞれ、来る3月16日の大阪ポップカルチャー映画祭出品作品への人材を発見した模様。
いやしかし、みんな、アピール力があって、逸材ぞろいでした。
淀屋橋の乙画廊で、「skul×memento mori展」を見てきた。
東學、大池舞子、大庭敏、桑原聖美、こやまけんいち、近藤宗臣、榮真菜、
たま、土居沙織、中井仁美、中村鱗、丸岡和吾、三嶋哲也、村田兼一、村田タマ
最終日の搬出の時間にすべりこんだようで、作家の方が在廊されていた。
東學さんに、ポスター展見に行ったことなどおしゃべりさせていただいた。
髑髏とメメントモリで、1月から死を思う展示だったが、髑髏は内臓と違ってグロテスクではなかった。これがもし「内臓展」なら、どんなグロテスク&ホルモンな内容になっていたことか。
http://otogallery.exblog.jp/21956179/
出町柳のトランスポップギャラリーで、「駕籠真太郎個展」を見てきた。
画集「女の子のアタマの中はお菓子がいっぱい詰まっています」発売を記念した展覧会で、人間離れした可愛い女の子の絵がいっぱいだった。
昔、シモーヌ深雪が、「自分は嘔吐したことがないので、嘔吐には宝石を吐いているような綺麗なイメージがある」、と言ってたのを思い出した。
駕籠先生とは、うんこ映画祭や、同人誌に書かせていただいたり、などお世話になっているので、在廊される日にうかがいたかった。
http://www.trancepop.jp/
京都芸術センターで、鈴木ユキオ+金魚のダンス「Waltz」を見てきた。
闇の中で手をさしのべる印象的な動きから、格闘のようなワルツのダンス。
舞台装置をこらさず、小道具ほとんど使わず、まさにバーリトゥードなダンスだった。
来年にはヨーロッパを巡回するらしい。
http://www.kac.or.jp/events/10073/
なんば千日前味園ビルのデジタルカフェで、「処女バー」
作品を展示していた作家さんは、Roco/山本桃水/黒猫ねこ/夜乃雛月/ゆげ/黒色テリーヌ/トリコ/よしむらほぴこ/魚子/津川まぁ子/
津川まぁ子の「ま○こカクテル」と、魚子の青いカップケーキ「妄想少女」をいただいた。写真は、制作者、魚子さんの記事から取りました。
午後10時頃にデジタルカフェ前を通ったら、えらい人でごったがえしていて、アニマアニムス前を通ったら、深海魚くんに声をかけられた。紅鶴前ではBカシワギと会い、なんだか今日の味園ビルはにぎやかだな、と思いつつ、いったん帰宅。食事とったり入浴したりして、また午前0時頃に行ったら、アニマアニムスはもうイベント終わってた。宮悪戦車と挨拶したときに、入店しておけばよかった。
処女バーのあと、銭ゲバでちょっと珈琲飲んで、帰宅。
東學、大池舞子、大庭敏、桑原聖美、こやまけんいち、近藤宗臣、榮真菜、
たま、土居沙織、中井仁美、中村鱗、丸岡和吾、三嶋哲也、村田兼一、村田タマ
最終日の搬出の時間にすべりこんだようで、作家の方が在廊されていた。
東學さんに、ポスター展見に行ったことなどおしゃべりさせていただいた。
髑髏とメメントモリで、1月から死を思う展示だったが、髑髏は内臓と違ってグロテスクではなかった。これがもし「内臓展」なら、どんなグロテスク&ホルモンな内容になっていたことか。
http://otogallery.exblog.jp/21956179/
出町柳のトランスポップギャラリーで、「駕籠真太郎個展」を見てきた。
画集「女の子のアタマの中はお菓子がいっぱい詰まっています」発売を記念した展覧会で、人間離れした可愛い女の子の絵がいっぱいだった。
昔、シモーヌ深雪が、「自分は嘔吐したことがないので、嘔吐には宝石を吐いているような綺麗なイメージがある」、と言ってたのを思い出した。
駕籠先生とは、うんこ映画祭や、同人誌に書かせていただいたり、などお世話になっているので、在廊される日にうかがいたかった。
http://www.trancepop.jp/
京都芸術センターで、鈴木ユキオ+金魚のダンス「Waltz」を見てきた。
闇の中で手をさしのべる印象的な動きから、格闘のようなワルツのダンス。
舞台装置をこらさず、小道具ほとんど使わず、まさにバーリトゥードなダンスだった。
来年にはヨーロッパを巡回するらしい。
http://www.kac.or.jp/events/10073/
なんば千日前味園ビルのデジタルカフェで、「処女バー」
作品を展示していた作家さんは、Roco/山本桃水/黒猫ねこ/夜乃雛月/ゆげ/黒色テリーヌ/トリコ/よしむらほぴこ/魚子/津川まぁ子/
津川まぁ子の「ま○こカクテル」と、魚子の青いカップケーキ「妄想少女」をいただいた。写真は、制作者、魚子さんの記事から取りました。
午後10時頃にデジタルカフェ前を通ったら、えらい人でごったがえしていて、アニマアニムス前を通ったら、深海魚くんに声をかけられた。紅鶴前ではBカシワギと会い、なんだか今日の味園ビルはにぎやかだな、と思いつつ、いったん帰宅。食事とったり入浴したりして、また午前0時頃に行ったら、アニマアニムスはもうイベント終わってた。宮悪戦車と挨拶したときに、入店しておけばよかった。
処女バーのあと、銭ゲバでちょっと珈琲飲んで、帰宅。
1日は映画の日。田中光敏監督の「利休にたずねよ」を見てきた。
市川海老蔵、中谷美紀主演。
原作は直木賞受賞の山本兼一『利休にたずねよ』(未読)
大阪弁では、とくに上方落語では、きっと、「利休にたんねよ」と発音するだろうな、と思いながら見た。(どうでもいい!)
切腹を間近に控えた利休に妻がたずねる。「あなた様にはずっと想い人がいらっしゃったのでは」。
映画は、利休切腹に至るカウントダウンみたいな前半を経て、後半、利休の「想い人」の話に遡る。
囚われの身となった高麗の女性を好きになり、高麗に帰してあげようと逃げ出すふたり。
それこそ、昨日見た「マイヤーリング」みたいに、これ、実現しない望みなのである。
そうした悲恋の物語を見た後では、切腹する利休は、期限を延長されていた死を迎えただけであり、やっとのことで昔の恋が成就した、とも言えるのだ。
残された妻の立場はいったい!わりをくったのは妻だけ!
と思ったりもしたが、長年にわたってこの妻は「利休にはきっと、想い人がいるに違いない」と思って暮らしていたことになる。僕には、そういう持続する疑惑がまったく理解できない。愛しているなら、信じるはずだ。そして、死の前に、「あんた、ウチ以外に好きな人おんねんやろ」とは、なんと自己中心の問いなのか。
とも思ったが、この妻の言葉によって、利休は過去の想い人を脳裏によみがえらせて、喜んで死んでいくことができたのかもしれない。利休の覚悟を後押しした、妻の心意気やよし、とも思うのだ。
どっち?ストーリーは単純なのに、二転三転する思い。
なお、この映画の海老蔵は、晩年の端正なおもむきの利休もいいけど、過去の遊蕩児としての利休が、いきいきしているように思えた。
http://www.rikyu-movie.jp/
国立文楽劇場で、午後1時から「古典の日フォーラムin関西~庶民の中に生きる古典~」。古典芸能に関する講演と、上演。
ナビゲーターは天野文雄(文化庁関西分室長、大阪大学名誉教授)
第一部
挨拶/村田純一(古典の日推進委員会会長)
講演 後白河院と『梁塵秘抄』(今様集)/朧谷壽(同志社女子大学名誉教授)
…「今様狂い」と言われた後白河天皇についての解説
今様合上演/日本今様謌舞楽会
…勝ち負けが決まる今様合(いまようあわせ)と、白拍子の舞
講演 「うた」は空を飛んでいるか/山折哲雄(宗教学者)
…阿久悠の嘆きから、都はるみのうなり節、福島泰樹の絶叫短歌と義太夫の関連性、さらに映画「王将」ラストシーンで坂田三吉(阪妻)が唱える題目まで
第二部
講演 近代庶民の娯楽・人形浄瑠璃-その広がり/後藤静夫(京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター所長)
…三人遣い人形分布図から、淡路、西宮の人形浄瑠璃のひろがりを解説
人形浄瑠璃文楽上演「伽羅先代萩 御殿の段」より政岡のクドキ/豊竹嶋大夫(人形浄瑠璃文楽座太夫)、豊澤富助(人形浄瑠璃文楽座三味線)、吉田和生(人形浄瑠璃文楽座人形遣い) ほか
…乳母、政岡が、わが子の死を前に、おさえていた感情を爆発させる。
この古典の日フォーラムは、抽選で当ったので行けたのだが、6倍の競争率だったそうだ。文楽劇場はもちろん、満員御礼。
http://www.kotennohi.jp/blog/index.php?e=150
アナトール・リトヴァク監督の「マイヤーリング」を見てきた。1957年。
オードリー・ヘップバーン、メル・ファーラー主演。
この2人が結婚して2年目の作品。「マイヤーリング」のとき27歳だったオードリーは、作品中では17歳の女性を演じているが、違和感ない。
皇太子(メル・ファーラー)と、外交官の娘(オードリー・ヘップバーン)の許されぬ恋、そして二人は…。実際にあった事件をクロード・アネが小説にした「うたかたの恋」が原作。
この作品、テレビ映画として作られたが、見ることのできない幻の作品とされていた。現代の技術でなんとか復元してやっと、日の目を見たのである。それでも、放送当時カラーだったものが、モノクロ映像になっている。
こういう、筋書きがわかっている映画では、それを俳優たちがいかに魅力的に演じるかにポイントを絞って見れる。さすが、オードリーは可愛かった。
ところで、いつから「ヘップバーン」を「ヘプバーン」と表記するようになったんだろう。
http://www.mayerling.jp/
梅田Loftで、「五月女ケイ子の世界の旅」展を見てきた。
展覧会の内容は、
イントロダクション
世界遺産富士山
乗り物たち
ケイ子100選
バカ・ミゼラブルの世界
愛の部屋
LINEスタンプ原画
グッズショップ
どこを切ってもバカばかり!
「バカ・ミゼラブル」や「バカ昔話」などの映像も流れており、ずっと笑ったままで出た。こんなに笑える展覧会は、またとない。
入場のときに、おまけでオリジナル・トートバッグをもらった。http://loft.co.jp/sp/shoplist/umeda/ed/32140
アイドルオーディションイベント、「10minutes」でした。
なんばBEARS
個性と個性のぶつかり!
マジカルエミちゃん
仲良真澄美
ちやじ
Bugって花井
プリズムパワーズ
ワンダラー王子
あくりるがっしゅ
ツインテイルズ
はっち
〈show case〉
秋山衣梨佳
〈司会進行〉
保山ひャン
〈審査員〉
524524先生、ヒロこてん、グルーヴあんちゃん
〈food〉
深夜喫茶銭ゲバ
オーディエンス賞:ツインテイルズ
グルーヴあんちゃん賞:Bugって花井
524524先生&ヒロこてん賞:プリズムパワーズ
10minutesに行く前に、日本橋のアートスペース亜蛮人に寄って、ポストカード展を見てきた。32名の作家がポストカードを展示、1枚100円で即売。
ツインテイルズの津川まぁ子が在廊しており、自作解説をしてくれた。
あとになって、ポストカードの売れ行きがよかった作家さんには特典がある、という話を聞いて、何も買わずに出てきたけど、買ってあげたらよかった、と思った。
100円なら、出せる!(キッパリ!)
http://www.aband.jp/exhibition.html
「森の中の淑女たち」
2014年1月29日 映画
シンシア・スコット監督の「森の中の淑女たち」を見てきた。1990年。
バスがエンコして、周囲に人のいない森の空き家でサバイバルすることになった、若い女性運転手と7人のおばあちゃん。
おばあちゃんそれぞれに個性があって面白い。
サバイバル、というシビアな言葉とは裏腹に、おばあちゃんたちは、歌って踊って、カードゲームして、本を読んだり、絵を描いたり、おしゃべりしたり、なんだか楽しそうなのである。
パンストを使って魚をとる罠を仕掛けたり、おっかなびっくりミミズを使って釣りをしたり、半分食べながらキイチゴを摘んだり、キノコを焼いたり、はたまた、カエルをつかまえて料理したり、石を「HELP」の文字に並べたり、のろしをあげたり、そういうサバイバルのための行動も、嬉々として行っている。
おばあちゃんたちが自分の人生を語るシーンもあり、その際には、おばあちゃんたちの若かりし日の写真がうつったりする。
この映画に出演しているおばあちゃんたちは、演技経験がなく、役名は本名のままで、おおまかなシチュエーションだけで詳しい台本もなく撮影されている。映画のなかで語られるおばあちゃんたちの人生の話は、作り物ではなく、実際に、本人の人生を語っているのだ。
このサバイバルを通じて、おばあちゃんたちは今まで以上に生きる力を獲得しているのが、わかる。なんだか奇跡のような映画だ。
バスがエンコして、周囲に人のいない森の空き家でサバイバルすることになった、若い女性運転手と7人のおばあちゃん。
おばあちゃんそれぞれに個性があって面白い。
サバイバル、というシビアな言葉とは裏腹に、おばあちゃんたちは、歌って踊って、カードゲームして、本を読んだり、絵を描いたり、おしゃべりしたり、なんだか楽しそうなのである。
パンストを使って魚をとる罠を仕掛けたり、おっかなびっくりミミズを使って釣りをしたり、半分食べながらキイチゴを摘んだり、キノコを焼いたり、はたまた、カエルをつかまえて料理したり、石を「HELP」の文字に並べたり、のろしをあげたり、そういうサバイバルのための行動も、嬉々として行っている。
おばあちゃんたちが自分の人生を語るシーンもあり、その際には、おばあちゃんたちの若かりし日の写真がうつったりする。
この映画に出演しているおばあちゃんたちは、演技経験がなく、役名は本名のままで、おおまかなシチュエーションだけで詳しい台本もなく撮影されている。映画のなかで語られるおばあちゃんたちの人生の話は、作り物ではなく、実際に、本人の人生を語っているのだ。
このサバイバルを通じて、おばあちゃんたちは今まで以上に生きる力を獲得しているのが、わかる。なんだか奇跡のような映画だ。
「祭の馬」「ビューティフル・ダイ」「ソウルフラワートレイン」
2014年1月27日 映画松林要樹監督のドキュメンタリー「祭の馬」を見てきた。
福島県南相馬市の馬房の馬たちの、大震災後の顛末を描く。
津波で奇跡的にすべての馬は生きのびたが、原発事故のため、馬房への立ち入りが禁止され、飢え死にしていく馬たち。
やっと立ち入ることができても、食べる草から放射能が検知されて、放牧禁止になる。
負傷した馬を治療のため移動させることもできない。などなど。
映画の主人公的馬は、競走馬として1勝もできずに引退し、馬房で過ごすことになったミラーズクエスト。
負傷したおちんちんが大きく腫れて戻らなくなってしまった。
そんな状態で、晴れ舞台とも言える神事「野馬追」に参加できるのか。
神事の後、馬には焼印を押されるが、この馬房の馬たちへの焼印は、放射能を浴びた馬であるという烙印であり、食肉にされたり、よそに移動したりしないためのしるしだった。
馬って、別に好きでもなんでもなかったのに、この映画見ると、馬の健気さに感動してしまった。
餓死してぺっちゃんこになってしまった馬の姿は衝撃的。
http://matsurinouma.com/
アダム・ウィンガード監督の「ビューティフル・ダイ」を見てきた。
脱走した殺人狂と、アル中のセラピーに参加する女性のストーリーが並行して語られる。
この2つの物語はどんな接点でつながるのか!
と、いうことは、わりと予想しやすいところなのだが、さすが「サプライズ」の監督だけあって、尋常ではないはずし方をしてくるサスペンスだった。
カメラは手ぶれが激しく、ピンボケを多用する、不穏な映像。
こういうサスペンスでの手ぶれは、スクリーンに映っている人物以外に、それを見ている、あるいは、現場にひそんでいる人物の存在を暗示する効果もあるんだな、と感じさせた。
https://www.facebook.com/beautifuldie
西尾孔志監督の「ソウル・フラワー・トレイン」を見てきた。
平田満、真凛、咲世子など出演。少年ナイフ、DODDODO、クスミヒデオなど音楽。原作はロビン西の漫画(パンフレットに再掲載されている)。
大分から娘(咲世子)を訪ねに天王寺にやってきた父親(平田満)。
前半は、フェリー乗り場で知り合った女の子(真凛)が平田満に大阪ガイドをつとめるベタなディープ観光的な物語が中心。
後半は、平田満と咲世子、真凛と父親の2組の父娘の関係についての物語が中心。
原作の漫画のエピソードに、多くのエピソードが加えられており、それらすべてが、いい。
内容をまったく知らずにスチール写真だけ見たときは、ウォン・カーウァイみたいな映画なんじゃないか、と思ってたけど、全然違った。
大阪を舞台にした映画としても出色の出来だし、近年あまり見られなかった人情映画としても大傑作だと思う。
この映画には友人が多数参加しているので、半分「義理」みたいな気分で見に行ったのに、今年見る日本映画のベスト1なんじゃないか、とも思わせる出来で、うれしい大誤算だった。冒頭の少年ナイフのシーンは楽しく、DODDODOちゃんの歌が流れるシーンでは号泣した。
映画のなかで、「唐獅子牡丹」に関するエピソードも出てくるが、観客の僕としては、「人情」のほうが遥かに大きく「義理」をのみこんだ逆パターン。
http://www.soulflowertrain.com/
LinQ~大阪ひとみラストライブ~千日前キネマフェス
2014年1月26日 アイドル午後1時からヤマダ電機LABI1なんばで、福岡のアイドル、LinQのリリースイベントを見てきた。
LinQは、ラブ・イン・九州を意味しているとか。
以下、セットリスト。
1.カロリーなんて
2.カラフルデイズ
3.No Lady,No Life(Lady)
4.Chocolate Kiss(Qty)
5.レモンティー(SRAM)
6.ゴーイング・マイウェイ
Ladyは年長さんチーム、Qtyは年少さんチーム、SRAMはロックテイストなユニット。
この6曲のあと、アンコール1曲あったのだが、何を歌ったのか、ちょっと記憶が…。
「for You」だったと思うけど、自信がない。
ちなみに、LinQのライブでは、アンコールは「替え玉」と呼ばれていて、ファンは「アンコール!アンコール!」と言うかわりに「かーえだま!」「もう一杯!」と叫ぶのだ。
LinQでは、伊藤麻希という大好きな子がいるのだが、今日は大阪遠征チームのなかに含まれていなかった。ちょっとガッカリしたけど、そのかわり、今日のメンバーのなかに、目がさめるような逸材がいた。
MYUという子で、12歳だか13歳だかの若い子なのだが、なんとまあ、可愛いことよ!
午後2時からなんば紅鶴で、大阪ひとみのラストライブを見てきた。
「10minutes」などで何年も前からよく一緒に仕事してきたアイドルの子だが、このライブをもって無期限休養に入るらしい。
名前をかえて翌日からでも活動再開するのかな、と思ってたが、どうも本当にやめてしまうようだった。
1、大阪ひとみ(挨拶)
2、えりこぎたー/デョストーション、ゴッド・ノウズ
3、沖村綾音(チョコレートbomb時代の仲間。スキちゃんとか)
4、トーク/えりこぎたー、沖村綾音、大阪ひとみ、でトーク
5(休憩)
6、大阪ひとみ(後半の紹介)
7、CgnaL/ライオン、初恋サイダー(3人組だが、今日は、まいてぃーと、まなみんの2人。まいてぃーは、大阪ひとみと同級生)
8、ゆみこーん/狼とプライド、エスカレーション・コミュニケーション
9、Smile(と、書いて、「えみ」と読む。打ち込みで曲作って歌う)
10、CgnaL、ゆみこーん、Smile、大阪ひとみでトーク
11、大阪ひとみ/正解はひとつじゃない、Fireball A.A.W.、S.P.V.、さよならバイバイ
12、大阪ひとみ:挨拶(全員舞台に)
13、物販
大阪ひとみちゃんのアイドルとしての実力を証明するようないいライブだったのだが、これで最後とは惜しい。
復活を期待している。
午後5時から、TORII HALLで、千日前キネマフェスを見てきた。
今日は、サイレント映画3本上映で、講談師の旭堂南海が活動弁士をつとめ、千日前裏筋楽団(バンジョー/バイオリン宮村群時、ギター川瀬眞司、トランペット内藤咲重、コントラバス廣田昌世)が音楽をつけていた。また、途中の休憩後では、楽団のライブもあった。
上映開始前から、スクリーン前では、大正時代のモダンガール風の女性がアコーディオンをひいて、美空ひばりの「悲しき口笛」など歌っていた。
彼女は山口ももえ、という名前(本名!)で、新世界あたりで路上ライブなどしているらしい。
本日上映された3本は、次のとおり。以前見たことのある映画でも、活弁と生演奏が入ると、趣が変わって面白かった。
「リバティ」レオ・マッケリー監督のアメリカ映画。ローレル&ハーディの喜劇。1929年
「国士無双」伊丹万作監督の日本映画。片岡千恵蔵、山田五十鈴出演のナンセンス時代劇だが、途中で終わってる。1932年。
「チャールストン」ジャン・ルノワール監督のフランス映画。コミカルなSF前衛映画。作品の半分以上、踊っているシーン。1927年。
http://toriihallosaka.blogspot.jp/2013/12/blog-post.html
25日は午後1時からアメリカ村サンホールで、「大阪ロックデイ2014」
3つのステージで繰り広げられるロック絵巻。
金龍ステージでは、
コロボックルズ~RED SNEAKERS~Boiler陸亀~HAPPY~アナル玄藩~クリトリック・リス~ELECTRIC EEL SHOCK~中川敬~ガンジー石原&糸車
神座ステージでは、
B玉~〈10minutes show case〉にょロボてぃくす~〈10minutes show case〉秋山衣梨佳~ギャーギャーズ~Bugって花井~三上寛~後藤まりこ~KKmanga~MELT-BANANA
天一ステージでは、
ヒミツノミヤコ~〈10minutes show case〉うてなゆき~〈10minutes show case〉久保綾音~リバーシブル吉岡~豊川座敷の雨敷~ピアノガール~少年ナイフ~ワッツシーゾンビ~バイセーシ~THE GUAYS
全部のステージが終了したのは、午後10時半頃だったかな。
複数のステージでライブが行われるため、全部を見ることはできなかったが、食事に出たとき以外は、最初から最後までいて、1日ロックを堪能した。
〈10minutes show case〉の部分は、僕がMCをして、ロック目当てに来た人に、無理やりアイドルのライブを押し付けた。でも、お客さんはけっこうアイドルのステージを楽しんでくれたので、出た甲斐があった。
僕が見た範囲で言えば、〈10minutes show case〉はもちろん最高だったが、それ以外では、三上寛がさすがの存在感。ステージの大きさでは、金龍、神座、天一の順で大中小だったが、僕の好みでいえば、天一、神座、金龍の順でよかった。
外に出たら、雨が降っていた。天気予報が的中し、持参してきた傘の出番。
http://osakarockday.com/
ジョニー・トー監督の「ドラッグ・ウォー 毒戦」を見てきた。
MCで出演する「大阪ロックデイ」に行く前、午前中に時間見つけて見た。
麻薬組織壊滅をはかって潜入捜査する警察と、死刑撤回をエサにその手引きとなった男。
ストーリー上、重要だった人物までもが、犬っころのような扱いで殺されていくのがすさまじい。
麻薬組織の人間を騙すために、ミント菓子をつぶして、コカインに見せかけるのは、あれ、真似しても面白いかな、と思った。ミントの粉を鼻から吸っても、きっと「くぅ~!効く~!」というリアクションになるんじゃないかな。
http://www.alcine-terran.com/drugwar/
大阪ロックデイの途中で、食事がてら、ビッグステップで開催中の「鋤田正義写真展SOUND&VISION+きれい」を見てきた。ロックな1日なので、見に行くにはちょうどいいタイミング。
ビッグステップには、この写真展開催にあわせて、巨大なデヴィッド・ボウイの宣伝広告がぶらさがっている。裏面は、T.REX。
数多くのミュージシャンのレコードジャケット写真になった作品だけでなく、初期作品や、映像も展示、上映されていた。
会場は、次のように区分けされていた。
Early Days/母、九州、大阪
デヴィッド・ボウイ/David Bowie
70’s/New York、Punk & Rock’n Roll
Vision1残像Spectral
布袋寅泰/忌野清志郎/Yellow Magic Orchestra
Cinema 『ワンダフルライフ』
『花よりもなほ』
『書を捨てよ町へ出よう』
『ミステリートレイン』
桑名正博/晴子
きれい
Vision2東京画+
Experiment(BOX作品)
Projection(映像作品)
『書を捨てよ町へ出よう』
『ニュージーランド マスタートン ニュース映像』
『Speed of Life 生命の速度』プロモーション映像
『桜の木になろう』
『誰がために鐘は鳴る』
力をいれているのは、やはりデヴィッド・ボウイで、『Heroes』の有名なジャケットの選ばれなかったボツ写真とか面白かった。
http://big-step.co.jp/event/detail/2/
3つのステージで繰り広げられるロック絵巻。
金龍ステージでは、
コロボックルズ~RED SNEAKERS~Boiler陸亀~HAPPY~アナル玄藩~クリトリック・リス~ELECTRIC EEL SHOCK~中川敬~ガンジー石原&糸車
神座ステージでは、
B玉~〈10minutes show case〉にょロボてぃくす~〈10minutes show case〉秋山衣梨佳~ギャーギャーズ~Bugって花井~三上寛~後藤まりこ~KKmanga~MELT-BANANA
天一ステージでは、
ヒミツノミヤコ~〈10minutes show case〉うてなゆき~〈10minutes show case〉久保綾音~リバーシブル吉岡~豊川座敷の雨敷~ピアノガール~少年ナイフ~ワッツシーゾンビ~バイセーシ~THE GUAYS
全部のステージが終了したのは、午後10時半頃だったかな。
複数のステージでライブが行われるため、全部を見ることはできなかったが、食事に出たとき以外は、最初から最後までいて、1日ロックを堪能した。
〈10minutes show case〉の部分は、僕がMCをして、ロック目当てに来た人に、無理やりアイドルのライブを押し付けた。でも、お客さんはけっこうアイドルのステージを楽しんでくれたので、出た甲斐があった。
僕が見た範囲で言えば、〈10minutes show case〉はもちろん最高だったが、それ以外では、三上寛がさすがの存在感。ステージの大きさでは、金龍、神座、天一の順で大中小だったが、僕の好みでいえば、天一、神座、金龍の順でよかった。
外に出たら、雨が降っていた。天気予報が的中し、持参してきた傘の出番。
http://osakarockday.com/
ジョニー・トー監督の「ドラッグ・ウォー 毒戦」を見てきた。
MCで出演する「大阪ロックデイ」に行く前、午前中に時間見つけて見た。
麻薬組織壊滅をはかって潜入捜査する警察と、死刑撤回をエサにその手引きとなった男。
ストーリー上、重要だった人物までもが、犬っころのような扱いで殺されていくのがすさまじい。
麻薬組織の人間を騙すために、ミント菓子をつぶして、コカインに見せかけるのは、あれ、真似しても面白いかな、と思った。ミントの粉を鼻から吸っても、きっと「くぅ~!効く~!」というリアクションになるんじゃないかな。
http://www.alcine-terran.com/drugwar/
大阪ロックデイの途中で、食事がてら、ビッグステップで開催中の「鋤田正義写真展SOUND&VISION+きれい」を見てきた。ロックな1日なので、見に行くにはちょうどいいタイミング。
ビッグステップには、この写真展開催にあわせて、巨大なデヴィッド・ボウイの宣伝広告がぶらさがっている。裏面は、T.REX。
数多くのミュージシャンのレコードジャケット写真になった作品だけでなく、初期作品や、映像も展示、上映されていた。
会場は、次のように区分けされていた。
Early Days/母、九州、大阪
デヴィッド・ボウイ/David Bowie
70’s/New York、Punk & Rock’n Roll
Vision1残像Spectral
布袋寅泰/忌野清志郎/Yellow Magic Orchestra
Cinema 『ワンダフルライフ』
『花よりもなほ』
『書を捨てよ町へ出よう』
『ミステリートレイン』
桑名正博/晴子
きれい
Vision2東京画+
Experiment(BOX作品)
Projection(映像作品)
『書を捨てよ町へ出よう』
『ニュージーランド マスタートン ニュース映像』
『Speed of Life 生命の速度』プロモーション映像
『桜の木になろう』
『誰がために鐘は鳴る』
力をいれているのは、やはりデヴィッド・ボウイで、『Heroes』の有名なジャケットの選ばれなかったボツ写真とか面白かった。
http://big-step.co.jp/event/detail/2/
「二人禿」、「セブンスコード」、「パリ、ただよう花」
2014年1月24日 映画国立文楽劇場行って、文楽見よう、と思ったら、もうすごい人。
二等席は1部も2部も売り切れで、チケット売り場は長蛇の列でした。
と、いうわけで、幕見席で、「二人禿」だけ見てきました。
「ににんかむろ」だよ!「ふたりハゲ」じゃないよ!
「二人禿」だけなら、なんとか席があって、しかもたったの500円。
でも、短い演目なので、ぜんぜん見た気がしなかった。
もっと早いうちに見に行っておけばよかった。
http://www.ntj.jac.go.jp/schedule/bunraku/2013/2937.html
黒沢清監督の「セブンスコード」見てきた。前田敦子主演。
舞台はなんとウラジオストック。
日本で1回声をかけられただけの男性を追いかけて、ロシアまで来た女性が前田敦子。
この男はもちろん前田敦子を追い返そうとするけど、この男、どうもヤバイ組織と関わっているようだ。そのせいで、前田敦子はドンゴロスの袋につめられて、町はずれに捨てられたりする。前田敦子は、レストランで無銭飲食して、そのまま店で働くことになり、それでも男を探し続ける。
行きずりの男をロシアまで追いかける「痛い女」
組織の奴らにボコられてどろどろになる「痛めつけられる女」
最終的に仕返しする「痛めつける女」
3種類の「痛」女を演じた前田敦子は、女優そのものだった。
でも、最後のほうで歌を歌うシーンが出てきたときは、さすがにオーラがあった。
http://seventh-code.net/
ロウ・イエ監督の「パリ、ただよう花」を見てきた。
この前に見た「セブンスコード」は、日本からロシアに男を追いかけてきた女が主人公だったけど、この「パリ、ただよう花」は、北京からパリに男を追いかけてきた女性が主人公。男はあっさり女をふってしまう。さて、ひとりになった女は、マチューという男と知り合い、恋に落ちるのだが、このマチューが、もう最低な男なのだ。
強引に食事に誘ってOKをもらったら、もう寝てもいいのだ、と一人合点してる。
女性の大学のクラスメート全員に嫉妬する。
女性が友人たちと食事しているところにやってきて、険悪なムードにして喧嘩する。
とめてある車に積んである物を盗んで売りさばく。
マチューは友人に彼女を襲わせて、相手をするかどうか賭ける。そして、自分の命令で無理やり関係を持ったのに、嫉妬して怒る。
実は行きずりの黒人女性と結婚しており子どもまでいた。その黒人女性に、マチューは殴る蹴るの仕打ちをしながら、離婚する気はない。
女性は何度もマチューとの関係を終わらせようとするけど、そのたび、マチューは泣き落としと「ここから飛び降りて死ぬ」的脅しで別れようとしない。
ああ、とにかく、最低なのだ。女性の友人たちは、みんな「どうしてあんな奴と」と忠告するのだが、恋してしまえば、もう止まらないのだ。
ところが、物語の終盤にいたって、この主人公の女性も最低な感じになってきて、あの最低のマチューが「アバズレ!」と罵るようになる。
つまり、最低同士の関係が描かれる映画なのだ。
逆に考えると、どんな最低な奴にでも、相手はあらわれる、という希望の映画でもある。(そんな雰囲気の映画じゃ全然ないけど!)
http://www.uplink.co.jp/hana/
二等席は1部も2部も売り切れで、チケット売り場は長蛇の列でした。
と、いうわけで、幕見席で、「二人禿」だけ見てきました。
「ににんかむろ」だよ!「ふたりハゲ」じゃないよ!
「二人禿」だけなら、なんとか席があって、しかもたったの500円。
でも、短い演目なので、ぜんぜん見た気がしなかった。
もっと早いうちに見に行っておけばよかった。
http://www.ntj.jac.go.jp/schedule/bunraku/2013/2937.html
黒沢清監督の「セブンスコード」見てきた。前田敦子主演。
舞台はなんとウラジオストック。
日本で1回声をかけられただけの男性を追いかけて、ロシアまで来た女性が前田敦子。
この男はもちろん前田敦子を追い返そうとするけど、この男、どうもヤバイ組織と関わっているようだ。そのせいで、前田敦子はドンゴロスの袋につめられて、町はずれに捨てられたりする。前田敦子は、レストランで無銭飲食して、そのまま店で働くことになり、それでも男を探し続ける。
行きずりの男をロシアまで追いかける「痛い女」
組織の奴らにボコられてどろどろになる「痛めつけられる女」
最終的に仕返しする「痛めつける女」
3種類の「痛」女を演じた前田敦子は、女優そのものだった。
でも、最後のほうで歌を歌うシーンが出てきたときは、さすがにオーラがあった。
http://seventh-code.net/
ロウ・イエ監督の「パリ、ただよう花」を見てきた。
この前に見た「セブンスコード」は、日本からロシアに男を追いかけてきた女が主人公だったけど、この「パリ、ただよう花」は、北京からパリに男を追いかけてきた女性が主人公。男はあっさり女をふってしまう。さて、ひとりになった女は、マチューという男と知り合い、恋に落ちるのだが、このマチューが、もう最低な男なのだ。
強引に食事に誘ってOKをもらったら、もう寝てもいいのだ、と一人合点してる。
女性の大学のクラスメート全員に嫉妬する。
女性が友人たちと食事しているところにやってきて、険悪なムードにして喧嘩する。
とめてある車に積んである物を盗んで売りさばく。
マチューは友人に彼女を襲わせて、相手をするかどうか賭ける。そして、自分の命令で無理やり関係を持ったのに、嫉妬して怒る。
実は行きずりの黒人女性と結婚しており子どもまでいた。その黒人女性に、マチューは殴る蹴るの仕打ちをしながら、離婚する気はない。
女性は何度もマチューとの関係を終わらせようとするけど、そのたび、マチューは泣き落としと「ここから飛び降りて死ぬ」的脅しで別れようとしない。
ああ、とにかく、最低なのだ。女性の友人たちは、みんな「どうしてあんな奴と」と忠告するのだが、恋してしまえば、もう止まらないのだ。
ところが、物語の終盤にいたって、この主人公の女性も最低な感じになってきて、あの最低のマチューが「アバズレ!」と罵るようになる。
つまり、最低同士の関係が描かれる映画なのだ。
逆に考えると、どんな最低な奴にでも、相手はあらわれる、という希望の映画でもある。(そんな雰囲気の映画じゃ全然ないけど!)
http://www.uplink.co.jp/hana/
ニューウェイヴ・パラダイス
2014年1月22日 ライブなんば紅鶴での「ニューウェイヴ・パラダイス」で、かけたのは、
P.I.L「Death Disco」
Cabaret Voltaire 「Nag Nag Nag 」
XTC「Homo Safari」
の3曲でした。いずれも1979年の最新ヒット!
トークの時間のほうが長かったかな。
P.I.L「Death Disco」
Cabaret Voltaire 「Nag Nag Nag 」
XTC「Homo Safari」
の3曲でした。いずれも1979年の最新ヒット!
トークの時間のほうが長かったかな。
楊家将~烈士七兄弟の伝説、遥かなる勝利へ、グォさんの仮装大賞
2014年1月20日 映画ロニー・ユー監督の「楊家将~烈士七兄弟の伝説」を見た。
中国、宋の時代の歴史合戦物語。楊一族の七兄弟が、敵にも味方にも狙われながら、死地におもむく闘い。
母親が、戦いの勝敗、家族の安否を占ってもらいに行ったところ、占いの先生は「七子行って六子戻る」と託宣を渡すが、その前に、勝敗などではなく戦いそのものの空しさを説く言葉が印象的だった。って、印象的なわりに、今、全然思い出せないけど!
アクションシーンも壮烈で、いちばん面白かったのは、三男の楊延安(ヴィック・チョウ)と、敵の半分長髪半分スキンヘッドの男との、お互い姿が見えない状態での弓矢決戦。これは緊迫した。
また、長男、楊延平(イーキン・チェン)のかっこいいことと言ったら!
http://www.u-picc.com/yokasho/
ニキータ・ミハルコフ監督の「遥かなる勝利へ」を見た。
「太陽に灼かれて」「戦火のナージャ」につづく作品だが、見てなくても楽しめる。前作をまったく覚えていない僕が見てめちゃくちゃ面白かったのだから保証付。
スターリン(そっくりさんが演じてる)も登場する第二次大戦時の話で、大きな盛り上がりがいくつもあって、圧倒された。
泥酔した上官の命令で、無謀な突撃を強いられる兵士たちとか、
爆撃のなかでのトラックの上で出産するシーンとか、
生きのびて家に戻ったが歓待されない居心地悪さとか、
町のチンピラに囲まれた主人公の老兵コトフ大佐が彼らを一掃するシーンとか、
犬死を命令された1万5千人の市民兵が、「こんぼう」1本で難攻不落の要塞に歩いて突撃するシーンとか、
地雷原のなかでの父と娘の再会シーンとか。
すごかったな。この三部作、1本目から見直したいな。
http://www.haruka-v.com/
チャン・ヤン監督の「グォさんの仮装大賞」を見た。
老人ホームのお年寄りたちが、テレビの仮装大賞に出ようと、老人ホームを大脱走する話。
家族やホームの職員は、老人が出歩くことに責任が持てずに大反対するので、こっそり練習して、策略で脱走するのだ。
現地に到着するまでは、ロードムービーになっている。
認知症、癌、あるいは練習中の骨折などもあって、前途多難ながら、親子の和解なども描かれている。
ただ単に老人に若々しいチャレンジをさせて笑いと涙をとる、というような安易な映画とは一線を画すいい映画だった。笑いと涙ももちろんあったけど!
よく出来た日本映画に似た味わいで、こういう感動を得られる日本映画って、今もまだ健在なんだろうか、と知りたくなった。「仮装大賞」は、言うまでもなく、欽ちゃんの番組の中国版で、映画内では、中国の「仮装大賞」で入賞したら、日本での決勝戦に出られる、という設定になっていた。
それと、映画終わってクレジット流れるときに、出演者の年齢が映像とともに出るのだが、僕と1歳しか違わないおじいさんもいた。僕もいよいよ老人の仲間入りってことか!http://www.guosan.jp/
中国、宋の時代の歴史合戦物語。楊一族の七兄弟が、敵にも味方にも狙われながら、死地におもむく闘い。
母親が、戦いの勝敗、家族の安否を占ってもらいに行ったところ、占いの先生は「七子行って六子戻る」と託宣を渡すが、その前に、勝敗などではなく戦いそのものの空しさを説く言葉が印象的だった。って、印象的なわりに、今、全然思い出せないけど!
アクションシーンも壮烈で、いちばん面白かったのは、三男の楊延安(ヴィック・チョウ)と、敵の半分長髪半分スキンヘッドの男との、お互い姿が見えない状態での弓矢決戦。これは緊迫した。
また、長男、楊延平(イーキン・チェン)のかっこいいことと言ったら!
http://www.u-picc.com/yokasho/
ニキータ・ミハルコフ監督の「遥かなる勝利へ」を見た。
「太陽に灼かれて」「戦火のナージャ」につづく作品だが、見てなくても楽しめる。前作をまったく覚えていない僕が見てめちゃくちゃ面白かったのだから保証付。
スターリン(そっくりさんが演じてる)も登場する第二次大戦時の話で、大きな盛り上がりがいくつもあって、圧倒された。
泥酔した上官の命令で、無謀な突撃を強いられる兵士たちとか、
爆撃のなかでのトラックの上で出産するシーンとか、
生きのびて家に戻ったが歓待されない居心地悪さとか、
町のチンピラに囲まれた主人公の老兵コトフ大佐が彼らを一掃するシーンとか、
犬死を命令された1万5千人の市民兵が、「こんぼう」1本で難攻不落の要塞に歩いて突撃するシーンとか、
地雷原のなかでの父と娘の再会シーンとか。
すごかったな。この三部作、1本目から見直したいな。
http://www.haruka-v.com/
チャン・ヤン監督の「グォさんの仮装大賞」を見た。
老人ホームのお年寄りたちが、テレビの仮装大賞に出ようと、老人ホームを大脱走する話。
家族やホームの職員は、老人が出歩くことに責任が持てずに大反対するので、こっそり練習して、策略で脱走するのだ。
現地に到着するまでは、ロードムービーになっている。
認知症、癌、あるいは練習中の骨折などもあって、前途多難ながら、親子の和解なども描かれている。
ただ単に老人に若々しいチャレンジをさせて笑いと涙をとる、というような安易な映画とは一線を画すいい映画だった。笑いと涙ももちろんあったけど!
よく出来た日本映画に似た味わいで、こういう感動を得られる日本映画って、今もまだ健在なんだろうか、と知りたくなった。「仮装大賞」は、言うまでもなく、欽ちゃんの番組の中国版で、映画内では、中国の「仮装大賞」で入賞したら、日本での決勝戦に出られる、という設定になっていた。
それと、映画終わってクレジット流れるときに、出演者の年齢が映像とともに出るのだが、僕と1歳しか違わないおじいさんもいた。僕もいよいよ老人の仲間入りってことか!http://www.guosan.jp/
エンダーのゲーム、『伝説はなぜ生まれたか』
2014年1月19日 映画ギャビン・フッド監督の「エンダーのゲーム」を見た。
おおお、これは面白かった。
SFらしいSF映画で、しかも、単に軍隊が悪を退治する話にしてなくて、
むしろ逆のメッセージを打ち出す良心的なストーリーだった。
こうなってくると、原作を読んでみたくなってきた。
この年になって、まだ『エンダーのゲーム』読んでなかったのは、
なんとも、うかつ。
http://disney-studio.jp/movies/ender/
おおお、これは面白かった。
SFらしいSF映画で、しかも、単に軍隊が悪を退治する話にしてなくて、
むしろ逆のメッセージを打ち出す良心的なストーリーだった。
こうなってくると、原作を読んでみたくなってきた。
この年になって、まだ『エンダーのゲーム』読んでなかったのは、
なんとも、うかつ。
http://disney-studio.jp/movies/ender/
若手能、『ひとりぼっちの幸せ』
2014年1月18日 古典芸能大槻能楽堂で、若手能を見てきた。
観世流の能「羽衣 和合之舞」「邯鄲」、大蔵流の狂言「蝸牛」
午後1時からはじまり、休憩20分をはさんで、終了は午後4時半でした。
ほぼ満席で、学生さんや、子どももおとなしく見ていたのにはびっくり。
常連とおぼしきおっちゃんのほうが、居眠りしてました。
今回の演目は、ストーリーもみんなよく知っている、わかりやすいものだったので、僕でもじゅうぶんに楽しめました!
http://www.ntj.jac.go.jp/topics/nou/25/23107.html
観世流の能「羽衣 和合之舞」「邯鄲」、大蔵流の狂言「蝸牛」
午後1時からはじまり、休憩20分をはさんで、終了は午後4時半でした。
ほぼ満席で、学生さんや、子どももおとなしく見ていたのにはびっくり。
常連とおぼしきおっちゃんのほうが、居眠りしてました。
今回の演目は、ストーリーもみんなよく知っている、わかりやすいものだったので、僕でもじゅうぶんに楽しめました!
http://www.ntj.jac.go.jp/topics/nou/25/23107.html
不運、サルト、エッセンシャル・キリング、『追悼の政治』
2014年1月17日 映画シネ・ヌーヴォで「ポーランド映画祭」
最終日にやっと参戦できた。
今日の3本は、
アンジェイ・ムンク監督の「不運」
タデウシュ・コンヴィツキ監督の「サルト」
イエジー・スコリモフスキ監督の「エッセンシャル・キリング」
「不運」は30年代~50年代のポーランドの歴史に翻弄されて、貧乏くじをひきつづける青年の話。コミカルな作品だった。
「サルト」は戦争のフラッシュバックや、不安な悪夢に囚われて、逃げまくる青年の、詩のような作品。会話やストーリー展開はまるで悪夢そのもの。
「エッセンシャル・キリング」はアメリカ軍に追われて雪原を逃亡するアラブ人囚人(ヴィンセント・ギャロ)の話。過酷な自然と、執拗なアメリカ軍と犬に、心身ともに疲労の極致に。飢えを癒すために、蟻塚掘ってアリ食べたり、木の皮はがして食べたり、女性を襲って母乳飲んだり。
3本ともに、不安と逃亡がテーマになっていて、逃げそこなった男の作品が「不運」、ひたすら逃げ続けるのが「サルト」と「エッセンシャル・キリング」、という感じかな。
関西では、京都みなみ会館で、2月からポーランド映画祭やるので、見逃した作品見に行くかな。いけるかな?
http://www.cinenouveau.com/sakuhin/poland/poland.html
最終日にやっと参戦できた。
今日の3本は、
アンジェイ・ムンク監督の「不運」
タデウシュ・コンヴィツキ監督の「サルト」
イエジー・スコリモフスキ監督の「エッセンシャル・キリング」
「不運」は30年代~50年代のポーランドの歴史に翻弄されて、貧乏くじをひきつづける青年の話。コミカルな作品だった。
「サルト」は戦争のフラッシュバックや、不安な悪夢に囚われて、逃げまくる青年の、詩のような作品。会話やストーリー展開はまるで悪夢そのもの。
「エッセンシャル・キリング」はアメリカ軍に追われて雪原を逃亡するアラブ人囚人(ヴィンセント・ギャロ)の話。過酷な自然と、執拗なアメリカ軍と犬に、心身ともに疲労の極致に。飢えを癒すために、蟻塚掘ってアリ食べたり、木の皮はがして食べたり、女性を襲って母乳飲んだり。
3本ともに、不安と逃亡がテーマになっていて、逃げそこなった男の作品が「不運」、ひたすら逃げ続けるのが「サルト」と「エッセンシャル・キリング」、という感じかな。
関西では、京都みなみ会館で、2月からポーランド映画祭やるので、見逃した作品見に行くかな。いけるかな?
http://www.cinenouveau.com/sakuhin/poland/poland.html