京都のギャルリー宮脇に行って、ブルーノ・レティ新作展「White Garden 庭をめぐる白のヴァリアント」を見てきた。
作者のことばに、次のような文章がある。
「俗世の煩労を避け隠棲の場として造られるそうした庭の構想を、あらためて表現したいと思う。そういった庭はまた、至福の場、深い瞑想の場のメタファーでもあるだろう」
「画紙に描いた新作での試みは、多様な白の「土壌」の上に私の庭を造り、そこになにが育っていくのかを見とどけることだ」
白の概念の探究とともに、人間の創造行為としての庭を探究する作品群だが、作者曰く「白い庭の絵は、それゆえに、囲まれた空間の中での自然の延長であり、私の囲われた庭なのである」と、あるように、自然と人間とのあわいを探究するものでもあった。
この24日は、午後3時から巌谷國士氏の講演「庭園とは何か シュルレアリスムの視点」もあった。
ブルーノ・レティ氏も在廊されており、まずはブルーノ・レティさんの作品、作者のことばから話をはじめられ、エジプト、メソポタミア、ペルシア、イスラム、イタリア、フランス、中国、日本、と庭園の起源と歴史、その謎と意味合いを語られた。
楽園の雛形としての庭、憧憬を形にした世界模型としての庭、という観点。
庭園などの「四角」があらわす数字「4」の謎。
野生を本質にもつシュルレアリスムと植物の親和性、などなど、どの話題も刺激的で、面白かった。
講演後は、巌谷さんにサインをいただき、ほくほくして帰った。
作者のことばに、次のような文章がある。
「俗世の煩労を避け隠棲の場として造られるそうした庭の構想を、あらためて表現したいと思う。そういった庭はまた、至福の場、深い瞑想の場のメタファーでもあるだろう」
「画紙に描いた新作での試みは、多様な白の「土壌」の上に私の庭を造り、そこになにが育っていくのかを見とどけることだ」
白の概念の探究とともに、人間の創造行為としての庭を探究する作品群だが、作者曰く「白い庭の絵は、それゆえに、囲まれた空間の中での自然の延長であり、私の囲われた庭なのである」と、あるように、自然と人間とのあわいを探究するものでもあった。
この24日は、午後3時から巌谷國士氏の講演「庭園とは何か シュルレアリスムの視点」もあった。
ブルーノ・レティ氏も在廊されており、まずはブルーノ・レティさんの作品、作者のことばから話をはじめられ、エジプト、メソポタミア、ペルシア、イスラム、イタリア、フランス、中国、日本、と庭園の起源と歴史、その謎と意味合いを語られた。
楽園の雛形としての庭、憧憬を形にした世界模型としての庭、という観点。
庭園などの「四角」があらわす数字「4」の謎。
野生を本質にもつシュルレアリスムと植物の親和性、などなど、どの話題も刺激的で、面白かった。
講演後は、巌谷さんにサインをいただき、ほくほくして帰った。
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