家族の灯り

2014年3月26日 映画
マノエル・ド・オリヴェイラ監督の「家族の灯り」を見てきた。
ジャンヌ・モロー、クラウディア・カルディナーレ、マイケル・ロンズデール。
ラウル・ブランダンの戯曲を映画化している。
8年間失踪していた息子が帰ってきた。
そして、また逃亡、そして。
カメラは常に固定で、どのシーンも絵画を見ているような印象だった。
その絵画の中の人物が幻想のように動き始め、演劇的なせりふを語る。
心の裡をすべて言葉として語る登場人物たち。
物語はほとんど家の中で展開され、特別に派手な事件は起こらない。
全体の印象は、まるで、絵巻物だと言っていいかも。
いまだに、自分が映画を見たのだということが信じられず、絵画を前にして夢を見ていたんじゃないか、と思えてくる作品だった。
http://www.alcine-terran.com/kazoku/

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