午前10時半から、I-siteなんばに行って、大阪府立大学21世紀科学研究所セミナー 森岡正博「関係の中で立ち現われてくる「いのち」ー ペルソナの哲学を構想する」を聞いてきた。
生命倫理学におけるパーソン論とはまた別のペルソナ論へのアプローチが語られた。
以下、ざっとした進行。
1、ペルソナ論の原風景
2、生命倫理学におけるパーソン概念
 マイケル・トゥーリー
 ピーター・シンガー
3、森岡のペルソナ論
4、ペルソナの思想史
 プロソーポン=ペルソナ
 ペルソナ=ヒュポスタシス
 その後の展開(ボエティウス)
5、和辻哲郎のペルソナ論
6、ペルソナ論の今後

質疑応答では、普遍性と個別性の問題、非パーソン判定の問題、キリスト教の問題、ナチスの問題、などが論議された。
いのちの問題だけに、一筋縄ではいかないが、考えを深めると同時に、いろんな体験を通じてでないと見えてこないものもあるのかも、と思わされた。
http://www.osakafu-u.ac.jp/other_event/evt20131003.html

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