『インド映画への招待状』
2013年10月30日 読書
杉本良男の『インド映画への招待状』を読んだ。
これも、あらかじめ読んでおけばよかった本。
以下、目次。
はじめに
序章 インド映画ってなに?
①熱狂するファン
インド人は映画好き
娯楽映画に熱狂する
政治を巻き込む大騒動
スターの誘拐、スターの死
②インド映画とは
多言語国家インド
娯楽映画と芸術映画
インド映画のグローバル化、ハイブリッド化
③むかしサタジット・レイ、いまラジニ・ガーント
大インド映画祭
1950年代のインドへの敬愛
すすけたインド-「一瞬メガ・ヒット」の時代のインド映画ブーム
第1章 神話の時代
浅草公演見世物記「佛國活動幻晝」
①ファンタジーとテクノロジー
インドへの映画の渡来-リュミエールのミッション
映画とマジック
プレ・ムーヴィー-宗教的な視覚芸能
②インド映画の出現
短編記録映画の製作
スワデーシとしてのインド国産映画
インド映画の父ファルケー
【神話と教訓】「ハリシュチャンドラ王」
神話・叙事詩・歴史
サイレントの黄金期
愛国映画
娼婦から良家の子女へ
映画の製作と興行
③歌う映画、踊る映画
言葉が分断し、音楽がつなぐ
『ナーティヤシャーストラ』と「ナヴァ・ラサ」
民俗芸能-大衆演劇-映画
ハイブリッド演劇-パールシー劇場
マンゲーシュカル父の悲劇-『サンギート・ナタック』
サタジット・レイの嘆き-ベンガルのジャトラ
花街から生まれたフィルム・ソング
④トーキー映画の黄金時代
映画スタジオ
【黄金の三角関係】「デーヴダース」
歌って踊れるスター
サイガル
ヌールジャハーンとラター・マンゲーシュカル
戦時下のインド映画
【戦時下のアンチ・ヒーロー】「運命」
インド・ナショナリズムと映画-タゴールとガンディー
第2章 インド映画三都物語 娯楽映画の都ボンベイ
インド独立
①ボリウッド
家族としての国家-ネルー型社会主義リアリズム
インド民衆演劇協会(IPTA)
映画の王様ラージ・カプール
1950年代の四天王
【国民的叙事詩】「母なるインド」
②世界一の映画生産国
一人のスター、六曲の歌、三つの踊り
インドのキスの危機
世界一の映画生産国
③ハイブリッド・ミュージック
プレイバック
ラターとアーシャー-女声プレイバック・シンガー
ムケーシュ、ラファー、キショール-男声プレイバック・シンガー
ラジオとフィルム・ソング
ハイブリッド・ミュージックの作曲家
④アンチ・ヒーローとヴァイオレンス
スーパースターの時代
アミターブ・バッチャン
【マルチスター映画】「炎」
アクション、ヴァイオレンス、レイプ
第3章 インド映画三都物語 芸術映画の拠点カルカッタ
①サタジツト・レイ
芸術映画への道
【芸術映画の成立】「大地のうた」
ヒューマニズム
②ベンガルの芸術映画と娯楽映画
ガタク
セーン
IPTA系の監督・俳優
二足のわらじ
③ニュー・シネマ
FFC後援映画
シャーム・ベネガル
ベネガル以後
【黄金の娼妓】「踊り子」
④地方語映画の繚乱
オリヤー映画
アッサム映画・マニプーリー映画
マラーティー映画
カンナダ映画
マラヤーラム映画
ゴーパーラクリシュナンとアラヴィンダン
アラブへの出稼ぎ
第4章 インド映画三都物語 映画を政治化するマドラス
①娯楽映画とナショナリズム
南インドの地方意識と映画
ドラーヴィダ・ナショナリズム
長篇劇映画の製作
大衆演劇とナショナリズム
南インドのトーキー映画
トーキーの名作
【女性の自立】「犠牲の大地」
②少年よ大志を抱け
ボーイズ・カンパニー
映画と政治のシナリオ・ライター
【うるわしき兄妹愛】「女神」
③家族・親族関係のメタファー
よき息子、頼もしい兄
よき息子、頼もしい兄(たぶん誤植と思われる。内容は政治家にもなったMGRのイメージ戦略について)
④共産党と芸道もの-テルグ映画
第5章 越境するインド映画
①越境する愛 ジャンルを超えて
欲しいのはお金、望むのは愛
「アイ・ラブ・ユー」
ラヴ・ロマンス時代の女神たち
【越境する愛】「私はあなたの何?」
独立五十周年とインド・ナショナリズム
政治と映画の共犯関係
②南インドの卓越 言葉の壁を超えて
南インドと北インド
南インド出身女優の華麗な系譜
ライバル
映画(reel)から現実(real)へ
南インドからの旋風-マニ・ラトナムとA・R・ラフマーン
③情報化時代のインド映画 国境を超えて
コピーの氾濫
カセットの衝撃
サテライト・テレビの衝撃
テレビ・ドラマからクイズ番組へ
ディジタルの衝撃
海外市場の卓越
④還流する「インド」
インド人資本の還流
NRI好み
ビューティフル・インディア
ルビコンを渡る
あとがき
これも、あらかじめ読んでおけばよかった本。
以下、目次。
はじめに
序章 インド映画ってなに?
①熱狂するファン
インド人は映画好き
娯楽映画に熱狂する
政治を巻き込む大騒動
スターの誘拐、スターの死
②インド映画とは
多言語国家インド
娯楽映画と芸術映画
インド映画のグローバル化、ハイブリッド化
③むかしサタジット・レイ、いまラジニ・ガーント
大インド映画祭
1950年代のインドへの敬愛
すすけたインド-「一瞬メガ・ヒット」の時代のインド映画ブーム
第1章 神話の時代
浅草公演見世物記「佛國活動幻晝」
①ファンタジーとテクノロジー
インドへの映画の渡来-リュミエールのミッション
映画とマジック
プレ・ムーヴィー-宗教的な視覚芸能
②インド映画の出現
短編記録映画の製作
スワデーシとしてのインド国産映画
インド映画の父ファルケー
【神話と教訓】「ハリシュチャンドラ王」
神話・叙事詩・歴史
サイレントの黄金期
愛国映画
娼婦から良家の子女へ
映画の製作と興行
③歌う映画、踊る映画
言葉が分断し、音楽がつなぐ
『ナーティヤシャーストラ』と「ナヴァ・ラサ」
民俗芸能-大衆演劇-映画
ハイブリッド演劇-パールシー劇場
マンゲーシュカル父の悲劇-『サンギート・ナタック』
サタジット・レイの嘆き-ベンガルのジャトラ
花街から生まれたフィルム・ソング
④トーキー映画の黄金時代
映画スタジオ
【黄金の三角関係】「デーヴダース」
歌って踊れるスター
サイガル
ヌールジャハーンとラター・マンゲーシュカル
戦時下のインド映画
【戦時下のアンチ・ヒーロー】「運命」
インド・ナショナリズムと映画-タゴールとガンディー
第2章 インド映画三都物語 娯楽映画の都ボンベイ
インド独立
①ボリウッド
家族としての国家-ネルー型社会主義リアリズム
インド民衆演劇協会(IPTA)
映画の王様ラージ・カプール
1950年代の四天王
【国民的叙事詩】「母なるインド」
②世界一の映画生産国
一人のスター、六曲の歌、三つの踊り
インドのキスの危機
世界一の映画生産国
③ハイブリッド・ミュージック
プレイバック
ラターとアーシャー-女声プレイバック・シンガー
ムケーシュ、ラファー、キショール-男声プレイバック・シンガー
ラジオとフィルム・ソング
ハイブリッド・ミュージックの作曲家
④アンチ・ヒーローとヴァイオレンス
スーパースターの時代
アミターブ・バッチャン
【マルチスター映画】「炎」
アクション、ヴァイオレンス、レイプ
第3章 インド映画三都物語 芸術映画の拠点カルカッタ
①サタジツト・レイ
芸術映画への道
【芸術映画の成立】「大地のうた」
ヒューマニズム
②ベンガルの芸術映画と娯楽映画
ガタク
セーン
IPTA系の監督・俳優
二足のわらじ
③ニュー・シネマ
FFC後援映画
シャーム・ベネガル
ベネガル以後
【黄金の娼妓】「踊り子」
④地方語映画の繚乱
オリヤー映画
アッサム映画・マニプーリー映画
マラーティー映画
カンナダ映画
マラヤーラム映画
ゴーパーラクリシュナンとアラヴィンダン
アラブへの出稼ぎ
第4章 インド映画三都物語 映画を政治化するマドラス
①娯楽映画とナショナリズム
南インドの地方意識と映画
ドラーヴィダ・ナショナリズム
長篇劇映画の製作
大衆演劇とナショナリズム
南インドのトーキー映画
トーキーの名作
【女性の自立】「犠牲の大地」
②少年よ大志を抱け
ボーイズ・カンパニー
映画と政治のシナリオ・ライター
【うるわしき兄妹愛】「女神」
③家族・親族関係のメタファー
よき息子、頼もしい兄
よき息子、頼もしい兄(たぶん誤植と思われる。内容は政治家にもなったMGRのイメージ戦略について)
④共産党と芸道もの-テルグ映画
第5章 越境するインド映画
①越境する愛 ジャンルを超えて
欲しいのはお金、望むのは愛
「アイ・ラブ・ユー」
ラヴ・ロマンス時代の女神たち
【越境する愛】「私はあなたの何?」
独立五十周年とインド・ナショナリズム
政治と映画の共犯関係
②南インドの卓越 言葉の壁を超えて
南インドと北インド
南インド出身女優の華麗な系譜
ライバル
映画(reel)から現実(real)へ
南インドからの旋風-マニ・ラトナムとA・R・ラフマーン
③情報化時代のインド映画 国境を超えて
コピーの氾濫
カセットの衝撃
サテライト・テレビの衝撃
テレビ・ドラマからクイズ番組へ
ディジタルの衝撃
海外市場の卓越
④還流する「インド」
インド人資本の還流
NRI好み
ビューティフル・インディア
ルビコンを渡る
あとがき
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