10minutesが終わってから、シネ・ヌーヴォで、オールナイト上映を見てきた。
23:20〜(終1:02)『台湾アイデンティティー』上映
上映後、酒井充子監督トークショー&セデックグッズ抽選会
トーク30分・抽選会10分(入場整理券から抽選・僕は何も当らず)
1:50〜(終4:14)『セデック・バレ1部』
4:30〜(終6:42)『セデック・バレ2部』

「台湾アイデンティティー」
日本語時代を生きた台湾の人々が語る戦後。
前作「台湾人生」では、戦中を主に取り上げていたが、その後にフォーカスをあてている。
しかし、台湾のお年寄りの流暢な日本語たるやどうだ!日本に帰化しようとしたが、取りやめた話とか、聞いてて、ほんと、つらい。

「セデック・バレ 第一部 太陽旗」ウェイ・ダーション監督
1930年日本統治下の台湾で起こった原住民族の蜂起「霧社事件」を描いている。
日本人は、台湾原住民族を西蕃と呼んで、野蛮人扱いする。
ついに堪忍袋の緒が切れて、武装蜂起。
日本人が集まる運動会を狙って、皆殺しにする。
この霧社事件が起こったのが、1930年の10月27日なのだ。

「セデック・バレ 第二部 虹の橋」
日本人の裏をかき、風のように動くゲリラ戦法で、数千人の日本人に対してわずか三百人のセデック族が、よく健闘する。
この第二部は、もう8割くらいが戦いのシーンと言っても過言ではない。
セデック族の頭脳プレイで日本軍がバタバタ殺される前半、数と武器にまさる日本軍が逆襲する後半、足手まといにならぬように、と自決する女たち。
(原住民族の自決のしかたは、首吊り。森のなかに首吊り死体が多数ぶらさがっている光景のすさまじいこと!)
最初は原住民族をバカにしていた日本軍将校も、戦い終わって、「われわれが忘れてしまった武士道を見た」とか言ってしまう。
抗日の歴史を描く映画ではあるが、虐げられた者が命を捨てて立ち上がる姿には、感動を覚えざるをえない。セデック・バレとは、真の人という意味である。まさしく!

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