『数学的にありえない』上・下
2012年11月26日 読書
アダム・ファウアーの『数学的にありえない』上・下を読んだ。
ネタバレするので、要注意。
確率論。
主人公は確率を使った能力で危難を乗り越えていく。
作中では、物事が芳しくない方向に進んだときに、「巻戻し」して、やりなおす能力として描かれる。
どういうことか、というと、一言でいえば、リセット能力だ。
ゲームで失敗したときにリセットするように、何度でもやりなおして、うまく行った未来を選び取ることができるのだ。確率がどんなに低い事柄でも、ゼロじゃないかぎり、それは達成されるのである。
また、同じく確率を駆使した力を使うが、それは「風が吹けば桶屋が儲かる」方式だ。
作中では、ラプラスの魔や、不確定性理論などがわかりやすく解説もされている。
一読したとき、まるで漫画みたいだ、と思ったが、これは漫画の快楽、ゲームの快楽を一挙に味わえる、得がたいエンタテインメントだった。
タイトルも記憶に残りやすくて、いい。
ネタバレするので、要注意。
確率論。
主人公は確率を使った能力で危難を乗り越えていく。
作中では、物事が芳しくない方向に進んだときに、「巻戻し」して、やりなおす能力として描かれる。
どういうことか、というと、一言でいえば、リセット能力だ。
ゲームで失敗したときにリセットするように、何度でもやりなおして、うまく行った未来を選び取ることができるのだ。確率がどんなに低い事柄でも、ゼロじゃないかぎり、それは達成されるのである。
また、同じく確率を駆使した力を使うが、それは「風が吹けば桶屋が儲かる」方式だ。
作中では、ラプラスの魔や、不確定性理論などがわかりやすく解説もされている。
一読したとき、まるで漫画みたいだ、と思ったが、これは漫画の快楽、ゲームの快楽を一挙に味わえる、得がたいエンタテインメントだった。
タイトルも記憶に残りやすくて、いい。
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