『解錠師』

2012年11月13日 読書
『解錠師』
スティーヴ・ハミルトンの『解錠師』を読んだ。
若き金庫破りの青春!
金庫破りなんだから、犯罪者で、作品の最初から既に逮捕されている。しかし、本人は悪人というわけではなく、周囲の状況で犯罪に手を染めていくせつない物語が語られる。
投獄されるに至る犯罪の顛末と、金庫破りとして一人前になるまでの育成物語が交互に語られる。
金庫破りの描写がくわしく、繊細で面白い。
作中でも言われてたように、方法はわかっていても、一生金庫破りになれない人間、というのもいて、自分のような鈍感な人間はさしずめ、そっち側なのかな、と思った。

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