小沢書店版の『オーデン詩集』を読んだ。中桐雅夫訳・福間健二解説。
以下、目次。
1.1927~1932
きょうは顔をあげて
旅
自由な人間
かがり火
よく考えてみよ
見に行き給え
囮
三人の連れ
目撃者
2.1933~1938
獲物
フーズ・フー
この島で
夢
秋の歌
ローマン・ウォール・ブルース
「愛」ってなんなの、本当は?
子守唄
ある晩、ぼくは散歩に出て
戦いのときに
ある専制者の墓碑銘
3.1939~1947
W・B・イェイツをしのんで
1939年9月1日
もうひとつの時間
われわれの性癖
岐路に立って
聖セシーリア祭祝歌
教訓
4.1948~1971
たいせつな五感
支配人
正午の祈祷
聖金曜日の子
あのうえの
城壁なき都市
悪魔の唄
〔詩論・エッセイ〕
作ること、知ること、判断すること
〔詩人論・解説〕
ウィスタンのこと/スティーヴン・スペンダー
オーデンのモダニズムの書きかえ/エドワード・メンデルスン
解説(福間健二)
年譜
本書は詩人の中桐雅夫が翻訳したオーデンの詩を集めたもので、他社から出版されている詩集と重複した詩を割愛した内容になっている。中桐雅夫は推理小説の翻訳もしていて、読みたいと思っていた本もあるので、近いうちに読んでみるつもり。訳者の中桐雅夫に力点をおいた読み方になってしまったのは、オーデンの全貌がなかなかつかめないせいだ。オーデンというと、生まれたときからしわくちゃの顔をしてたんじゃないか、と錯覚してしまうような、年をとったイメージがあるが、本書でスペンダーが、オーデンにも若い頃があったという衝撃の事実を書いてくれている。
詩の数々も面白かったが、「作ること、知ること、判断すること」がオーデンの味を存分に出しているように思えた。これは1956年6月11日にオックスフォード大学で行われた詩学教授就任講演で、僕はもっと戦前のオーデンを、そして戦後のオーデンの長篇詩を読まねばならない。
以下、目次。
1.1927~1932
きょうは顔をあげて
旅
自由な人間
かがり火
よく考えてみよ
見に行き給え
囮
三人の連れ
目撃者
2.1933~1938
獲物
フーズ・フー
この島で
夢
秋の歌
ローマン・ウォール・ブルース
「愛」ってなんなの、本当は?
子守唄
ある晩、ぼくは散歩に出て
戦いのときに
ある専制者の墓碑銘
3.1939~1947
W・B・イェイツをしのんで
1939年9月1日
もうひとつの時間
われわれの性癖
岐路に立って
聖セシーリア祭祝歌
教訓
4.1948~1971
たいせつな五感
支配人
正午の祈祷
聖金曜日の子
あのうえの
城壁なき都市
悪魔の唄
〔詩論・エッセイ〕
作ること、知ること、判断すること
〔詩人論・解説〕
ウィスタンのこと/スティーヴン・スペンダー
オーデンのモダニズムの書きかえ/エドワード・メンデルスン
解説(福間健二)
年譜
本書は詩人の中桐雅夫が翻訳したオーデンの詩を集めたもので、他社から出版されている詩集と重複した詩を割愛した内容になっている。中桐雅夫は推理小説の翻訳もしていて、読みたいと思っていた本もあるので、近いうちに読んでみるつもり。訳者の中桐雅夫に力点をおいた読み方になってしまったのは、オーデンの全貌がなかなかつかめないせいだ。オーデンというと、生まれたときからしわくちゃの顔をしてたんじゃないか、と錯覚してしまうような、年をとったイメージがあるが、本書でスペンダーが、オーデンにも若い頃があったという衝撃の事実を書いてくれている。
詩の数々も面白かったが、「作ること、知ること、判断すること」がオーデンの味を存分に出しているように思えた。これは1956年6月11日にオックスフォード大学で行われた詩学教授就任講演で、僕はもっと戦前のオーデンを、そして戦後のオーデンの長篇詩を読まねばならない。
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