『カンデライオ』
ジョルダーノ・ブルーノの『カンデライオ』を読んだ。
下ネタも満載の喜劇!
カンデライオ(蝋燭職人)という言葉が、既に女性を相手にせずにいい年まで来た男を指すスラングみたいなもので、おかま、とか男色家とかいうニュアンスがあるようだ。オナニストのことなのかな、と思ってた。主人公は妻をめとっているし。
話の内容は、美貌の妻を持ちながらセクシーな女にのぼせあがってしまう主人公と、その美貌の妻を狙う男などがおりなす艶笑喜劇。
衒学者で、ラテン語を駆使してなんでもかんでも難しくしゃべる男は、さんざんひどい目にあってからかわれる。泥棒にあっても、その泥棒をつかまえてくれ、と叫ぶのに、言葉の正確さにこだわり、挙げ句の果てに、普通の市民にとってちんぷんかんぷんの言葉を使うはめになる、とか。(クイーンの『最後の女』みたいなアイディア!)

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