南條範夫の『情事の連環』を読んだ。1963年
墓場で会った男
劇場で会った女
空の上で会った男
湖畔で会った女
密室で会った男と女
金と肉欲におぼれた男女の罠と策略の連作長編。
登場人物は関連しており、ひとつの世界での出来事が描かれている。
最初の「墓場で会った男」で策略によってまんまといい目を見た人物が、別の話ではだまされてひどい目にあっていたり、と、ストーリーが連環していく。
うむ。面白い。
ふだん、金にも肉欲にも縁遠い日々を送っているだけに、こういうギラギラした欲望に取りつかれた人物たちを読むと、自分も何かたくらまないと、生きている実感がわかないのかもな、と思わされた。
墓場で会った男
劇場で会った女
空の上で会った男
湖畔で会った女
密室で会った男と女
金と肉欲におぼれた男女の罠と策略の連作長編。
登場人物は関連しており、ひとつの世界での出来事が描かれている。
最初の「墓場で会った男」で策略によってまんまといい目を見た人物が、別の話ではだまされてひどい目にあっていたり、と、ストーリーが連環していく。
うむ。面白い。
ふだん、金にも肉欲にも縁遠い日々を送っているだけに、こういうギラギラした欲望に取りつかれた人物たちを読むと、自分も何かたくらまないと、生きている実感がわかないのかもな、と思わされた。
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