『スピノザの世界-神あるいは自然』
2011年7月28日 読書
上野修の『スピノザの世界-神あるいは自然』を読んだ。
スピノザが何を言っているのかをわかりやすくあらわした1冊。
以下、目次。
はじめに
1 企て
スピノザ自身による入門書
純粋享楽を求めて
喜ばしい賭
剰余
目的とは衝動のことである
欲望は衝動を知らない
最高善を定義する
2 真理
道としての方法
方法は真理から自生する
何が何を真とするのか
真理の内的標識とは何か
真理の規範
知性の謎
3 神あるいは自然
『エチカ』
幾何学的証明
実体とは何か
神とは何か
神の存在証明(?)
唯一なる全体
内在的原因としての神
事物は別なふうにはありえなかった
4 人間
デカルトの残した問題
真理空間
精神は身体の観念である
精神はメンタルな能力なしで考える
5 倫理
自由意志の否定
自分をゆるしてやること
神と世界をゆるしてやること
人間をゆるしてやること
社会をゆるしてやること
事物の愛し方
6 永遠
無神論(?)
神への愛
永遠の相のもとに
第三種の認識
神の知的愛
そして至福
あとがき
スピノザは、その数学的な記述が珍しくて若いときに読んで面白がったりしていたが、その内容を理解していたとは思えない。というのは、この本を読んで、「ふむふむ、なるほど!そういうことだったのか」と思わされることが多かったからだ。それらは、本家を読んだときにこそ共鳴せよ、と言う感じだ。
今回、この本を読んで、「実体と様態」についていろいろと考えさせられた。
目次に出てくる「神」だの「真理」だのという言葉は、今やうさんくささしか引き出さないが、スピノザは、まるで違うことについて語っているように思えた。
ちょっと前から、スピノザの本をいくつか並行して読んだりしているが、それでもやっぱり、本家は難物である。頭のいい人に生まれたかった。
スピノザが何を言っているのかをわかりやすくあらわした1冊。
以下、目次。
はじめに
1 企て
スピノザ自身による入門書
純粋享楽を求めて
喜ばしい賭
剰余
目的とは衝動のことである
欲望は衝動を知らない
最高善を定義する
2 真理
道としての方法
方法は真理から自生する
何が何を真とするのか
真理の内的標識とは何か
真理の規範
知性の謎
3 神あるいは自然
『エチカ』
幾何学的証明
実体とは何か
神とは何か
神の存在証明(?)
唯一なる全体
内在的原因としての神
事物は別なふうにはありえなかった
4 人間
デカルトの残した問題
真理空間
精神は身体の観念である
精神はメンタルな能力なしで考える
5 倫理
自由意志の否定
自分をゆるしてやること
神と世界をゆるしてやること
人間をゆるしてやること
社会をゆるしてやること
事物の愛し方
6 永遠
無神論(?)
神への愛
永遠の相のもとに
第三種の認識
神の知的愛
そして至福
あとがき
スピノザは、その数学的な記述が珍しくて若いときに読んで面白がったりしていたが、その内容を理解していたとは思えない。というのは、この本を読んで、「ふむふむ、なるほど!そういうことだったのか」と思わされることが多かったからだ。それらは、本家を読んだときにこそ共鳴せよ、と言う感じだ。
今回、この本を読んで、「実体と様態」についていろいろと考えさせられた。
目次に出てくる「神」だの「真理」だのという言葉は、今やうさんくささしか引き出さないが、スピノザは、まるで違うことについて語っているように思えた。
ちょっと前から、スピノザの本をいくつか並行して読んだりしているが、それでもやっぱり、本家は難物である。頭のいい人に生まれたかった。
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