『幻燈』3、4、5、9、10号
2011年6月24日 読書
『幻燈』の3、4、5、9、10号を読んだ。
漫画と文章で構成されており、ふだんなら飛ばしてしまう文章の部分も、この『幻燈』に関しては、ほぼ全部読んでいる。文章の部分が少ないっていうのもあるが、あまりなじみのない漫画家のひととなりがわかるので、漫画がより一層楽しめるのだ。
個性やテーマは、大手の漫画雑誌のものとは、ぜんぜん違うのである。
面白くて好きなのである。
以下、目次。
『幻燈』3号
膨らむ闇/ つげ忠男
君のいた海/菅野ヲさむ
鈴懸の径/うらたじゅん
みち草/山田勇男
死ぬる感覚/新谷成唯
絵コンテ「会津の釣り宿」/つげ義春
創作ノートから/菅野ヲさむ
韓国映画の思い出/渡辺一衛
観光地盛衰記 二 吉見百穴と岩窟ホテル/
山下菊二の遺志 『構造』の批判をめぐって/古田香
続・美代子田川気分/安部慎一
トカゲ/三橋乙揶
浮浪漫歩 シーサイドホテル/うらたじゅん
浮世一夜/うらたじゅん
海女の季節/つげ忠男
女の子はミステリー/秋野すすき(目次に載ってなくて、かわいそう!)
VOICE/声の存在/新谷成唯
『幻燈』4号
妻の肖像/菅野修
眠れる海の城/うらたじゅん
土冷しコーラ/新谷成唯
長男/西野空男
よくある話/永井サク
対談『夜行』が誕生するまで/つげ義春・高野慎三。司会 久保隆(本文と目次でタイトルの表記が違った。これは本文の表記)
つげ義春原作 映画「蒸発旅日記」 山田勇男監督インタビュー
映画「蒸発旅日記」撮影見学記/編集部
映画「蒸発旅日記」撮影用絵コンテ/山田勇男
紅燈夜曲 哀愁の町に星が降る 桃色月夜篇/山田勇男
さっちゃんの方程式/秋野すすき(なぜ目次に載せてもらえない)
RANDEN/うらたじゅん
疾走する<死>という物語 鈴木清順監督『ピストルオペラ』論/久保隆
映画「蝶の舌」の彼方へ スペイン内戦、ユーゴ内戦、そして9・11/古田香
テレビの上の女/新谷成唯
風のつぶやき/高橋太
「百貨店/転落」/西野空男
病窓紀行/うらたじゅん
『幻燈』5号
川をのぼる魚 虹色の銃/うらたじゅん
渡難/うらたじゅん
五月の風の下/うらたじゅん
【特集うらたじゅんの世界】
インタビュー「ささやかな喜びを大切に、のんびりマイペースで描いていきたい」(『眞夏の夜の二十面相』発行まで/マンガとの出会いとそこから離れて/放浪とその後)
物語ること、それは去りゆくものを識ること/石川淳志
マンガの女神はいるのか/片桐慎二
うらたじゅん試論―過去へと向かうまなざし/宮岡蓮二
猫かぶりな子/大畑くみ
うらたじゅんの中之島図書館/中尾務
小ママじゅんちゃん/川崎彰彦
不思議への案内人/南陀楼綾繁
うらたじゅんさんと会うたびに/菊池敏弘
書評・『眞夏の夜の二十面相』再録
河瀬直美の本棚より/河瀬直美
懐かしく淡い子供時代にひたる/川本三郎
遠い記憶の場所から紡ぎ出された物語/久保隆
こんな初恋したかった/畠中理恵子
自由への情熱/権藤晋
凝視する眼差しの徹底性―『幻燈』うらたじゅん諸作品考/ちだきよし
「時」のおもかげを描く―うらたじゅん小論/梶井純
うらたじゅんさん作品集に寄せて/つげ忠男
山犬の子/菅野修
「ねじ式」から「夢の散歩」へ 北冬書房の三十年をふりかえって/つげ義春・高野慎三 司会・久保隆
(「通夜」を発表した頃/『迷路』『忍風』貸本マンガの時代/柳田國男、椎名麟三、梅崎春生を話題に/『漫画主義』でのつげ義春特集/「ねじ式」の出自をめぐって/「ねじ式」の評価について/不安定な状態から蒸発へ/幻燈社の『つげ義春初期短編集』/林静一『紅犯花』、片山健『美しい日々』/「つげ義春以後」というマンガ表現/「夢の散歩」の衝撃力/喫茶店を開業しようと・・・)
〔特集 山下敦弘〕
師弟対談 映画「どんてん生活」から「リアリズムの宿」まで/中島貞夫・山下敦弘 聞き手・編集部+うらたじゅん
(「どんてん生活」のキャラクター/自主映画の枠をどう越えるか/感動したアメリカン・ニューシネマ/「リアリズムの宿」を撮り終えて)
映画「リアリズムの宿」をめぐって
1 風景の感情/久保隆
2 雪の日本海/梶葉子
乙女チャンラ/河内遥
ひまつぶし/河内遥
はい せつせつ はん すうすう/河内遥
トンネル画廊/西野空男
蒸発日記 原案・つげ義春「蒸発旅日記」より/西野空男
昨日の夢/西野空男
『幻燈』9号
小夜時雨/うらたじゅん
或る押入れ頭男の話/藤宮史
金魚と未亡人/菅野修
対談 夢のなかで、夢のそとで(常識を逸脱したようなものを描きたい)/原マスミ・山田勇男
古書市へ行こうよ/角南誠
耕運機にカラス/斎藤種魚(目次には「耕耘機とカラス」表記)
椅子を並べる/おんちみどり
街道/永井サク
hex/海老原健悟
散歩/木下竜一
きしみ 骨が鳴る 誰かが笑う/山羊タダシ
映画『実録・連合赤軍あさま山荘への道程』考/久保隆
野田昌宏さんを偲ぶ/高野慎三
瀬沼孝明さんのこと/編集部
水音/瀬沼孝明
夢精/山羊タダシ
いちばん柔らかい肉/海老原健悟
インチキ/木下竜一
葉っぱの亡い花/ネズ実
漫画おんち/おんちみどり
武蔵野/角南誠
『幻燈』10号
夏の午後には/うらたじゅん
性と生活/菅野修
或る押入れ頭男の話・箱舟/藤宮史
彼女の思い出/角南誠
背中/片桐慎二
古本海岸/おんちみどり
人魚/山田勇男
街 ―花ははやく散れ雨の叙事/小林坩堝
さよなら夢幻島/小林坩堝
タスケ/斎藤種魚
灰と煙/山羊タダシ
或る押入れ頭男の話・終章-Ⅰ/藤宮史
無意識の世界と夢 少年王者舘「夢+夜」にふれて 対談(演劇の構造と夢の特殊性/なぜ1954年なのか?/もうだれも見ていない/しでかしてしまったこと/技術的に巧みになった)/天野天街・山田勇男
アクチュアリティと無化 少年王者舘「夢+夜」を観て/金ゐ國許
映像表現とマンガ表現 鼎談(映像作家的な映像作品/空と雲と地平線/言葉へのコンプレックス/「垣間みた」という快楽/マンガとの関わり/つげ義春作品との出会い/ダヴィンチと任侠映画)/山田勇男・ネズ実・角南誠
高橋和己の現在 対談(なぜ高橋和己なのか/「孤立無援の思想」/情況へのリアクション/懐古趣味への誘惑/精神的な飢餓状態)/小林坩堝・山羊タダシ 司会 編集部
きれ間/ネズ実
香り/海老原健悟
行ってきます/永井サク
意識/木下竜一
走馬燈/西野空男
三人/甲野酉
嵐々電々/うらたじゅん
漫画と文章で構成されており、ふだんなら飛ばしてしまう文章の部分も、この『幻燈』に関しては、ほぼ全部読んでいる。文章の部分が少ないっていうのもあるが、あまりなじみのない漫画家のひととなりがわかるので、漫画がより一層楽しめるのだ。
個性やテーマは、大手の漫画雑誌のものとは、ぜんぜん違うのである。
面白くて好きなのである。
以下、目次。
『幻燈』3号
膨らむ闇/ つげ忠男
君のいた海/菅野ヲさむ
鈴懸の径/うらたじゅん
みち草/山田勇男
死ぬる感覚/新谷成唯
絵コンテ「会津の釣り宿」/つげ義春
創作ノートから/菅野ヲさむ
韓国映画の思い出/渡辺一衛
観光地盛衰記 二 吉見百穴と岩窟ホテル/
山下菊二の遺志 『構造』の批判をめぐって/古田香
続・美代子田川気分/安部慎一
トカゲ/三橋乙揶
浮浪漫歩 シーサイドホテル/うらたじゅん
浮世一夜/うらたじゅん
海女の季節/つげ忠男
女の子はミステリー/秋野すすき(目次に載ってなくて、かわいそう!)
VOICE/声の存在/新谷成唯
『幻燈』4号
妻の肖像/菅野修
眠れる海の城/うらたじゅん
土冷しコーラ/新谷成唯
長男/西野空男
よくある話/永井サク
対談『夜行』が誕生するまで/つげ義春・高野慎三。司会 久保隆(本文と目次でタイトルの表記が違った。これは本文の表記)
つげ義春原作 映画「蒸発旅日記」 山田勇男監督インタビュー
映画「蒸発旅日記」撮影見学記/編集部
映画「蒸発旅日記」撮影用絵コンテ/山田勇男
紅燈夜曲 哀愁の町に星が降る 桃色月夜篇/山田勇男
さっちゃんの方程式/秋野すすき(なぜ目次に載せてもらえない)
RANDEN/うらたじゅん
疾走する<死>という物語 鈴木清順監督『ピストルオペラ』論/久保隆
映画「蝶の舌」の彼方へ スペイン内戦、ユーゴ内戦、そして9・11/古田香
テレビの上の女/新谷成唯
風のつぶやき/高橋太
「百貨店/転落」/西野空男
病窓紀行/うらたじゅん
『幻燈』5号
川をのぼる魚 虹色の銃/うらたじゅん
渡難/うらたじゅん
五月の風の下/うらたじゅん
【特集うらたじゅんの世界】
インタビュー「ささやかな喜びを大切に、のんびりマイペースで描いていきたい」(『眞夏の夜の二十面相』発行まで/マンガとの出会いとそこから離れて/放浪とその後)
物語ること、それは去りゆくものを識ること/石川淳志
マンガの女神はいるのか/片桐慎二
うらたじゅん試論―過去へと向かうまなざし/宮岡蓮二
猫かぶりな子/大畑くみ
うらたじゅんの中之島図書館/中尾務
小ママじゅんちゃん/川崎彰彦
不思議への案内人/南陀楼綾繁
うらたじゅんさんと会うたびに/菊池敏弘
書評・『眞夏の夜の二十面相』再録
河瀬直美の本棚より/河瀬直美
懐かしく淡い子供時代にひたる/川本三郎
遠い記憶の場所から紡ぎ出された物語/久保隆
こんな初恋したかった/畠中理恵子
自由への情熱/権藤晋
凝視する眼差しの徹底性―『幻燈』うらたじゅん諸作品考/ちだきよし
「時」のおもかげを描く―うらたじゅん小論/梶井純
うらたじゅんさん作品集に寄せて/つげ忠男
山犬の子/菅野修
「ねじ式」から「夢の散歩」へ 北冬書房の三十年をふりかえって/つげ義春・高野慎三 司会・久保隆
(「通夜」を発表した頃/『迷路』『忍風』貸本マンガの時代/柳田國男、椎名麟三、梅崎春生を話題に/『漫画主義』でのつげ義春特集/「ねじ式」の出自をめぐって/「ねじ式」の評価について/不安定な状態から蒸発へ/幻燈社の『つげ義春初期短編集』/林静一『紅犯花』、片山健『美しい日々』/「つげ義春以後」というマンガ表現/「夢の散歩」の衝撃力/喫茶店を開業しようと・・・)
〔特集 山下敦弘〕
師弟対談 映画「どんてん生活」から「リアリズムの宿」まで/中島貞夫・山下敦弘 聞き手・編集部+うらたじゅん
(「どんてん生活」のキャラクター/自主映画の枠をどう越えるか/感動したアメリカン・ニューシネマ/「リアリズムの宿」を撮り終えて)
映画「リアリズムの宿」をめぐって
1 風景の感情/久保隆
2 雪の日本海/梶葉子
乙女チャンラ/河内遥
ひまつぶし/河内遥
はい せつせつ はん すうすう/河内遥
トンネル画廊/西野空男
蒸発日記 原案・つげ義春「蒸発旅日記」より/西野空男
昨日の夢/西野空男
『幻燈』9号
小夜時雨/うらたじゅん
或る押入れ頭男の話/藤宮史
金魚と未亡人/菅野修
対談 夢のなかで、夢のそとで(常識を逸脱したようなものを描きたい)/原マスミ・山田勇男
古書市へ行こうよ/角南誠
耕運機にカラス/斎藤種魚(目次には「耕耘機とカラス」表記)
椅子を並べる/おんちみどり
街道/永井サク
hex/海老原健悟
散歩/木下竜一
きしみ 骨が鳴る 誰かが笑う/山羊タダシ
映画『実録・連合赤軍あさま山荘への道程』考/久保隆
野田昌宏さんを偲ぶ/高野慎三
瀬沼孝明さんのこと/編集部
水音/瀬沼孝明
夢精/山羊タダシ
いちばん柔らかい肉/海老原健悟
インチキ/木下竜一
葉っぱの亡い花/ネズ実
漫画おんち/おんちみどり
武蔵野/角南誠
『幻燈』10号
夏の午後には/うらたじゅん
性と生活/菅野修
或る押入れ頭男の話・箱舟/藤宮史
彼女の思い出/角南誠
背中/片桐慎二
古本海岸/おんちみどり
人魚/山田勇男
街 ―花ははやく散れ雨の叙事/小林坩堝
さよなら夢幻島/小林坩堝
タスケ/斎藤種魚
灰と煙/山羊タダシ
或る押入れ頭男の話・終章-Ⅰ/藤宮史
無意識の世界と夢 少年王者舘「夢+夜」にふれて 対談(演劇の構造と夢の特殊性/なぜ1954年なのか?/もうだれも見ていない/しでかしてしまったこと/技術的に巧みになった)/天野天街・山田勇男
アクチュアリティと無化 少年王者舘「夢+夜」を観て/金ゐ國許
映像表現とマンガ表現 鼎談(映像作家的な映像作品/空と雲と地平線/言葉へのコンプレックス/「垣間みた」という快楽/マンガとの関わり/つげ義春作品との出会い/ダヴィンチと任侠映画)/山田勇男・ネズ実・角南誠
高橋和己の現在 対談(なぜ高橋和己なのか/「孤立無援の思想」/情況へのリアクション/懐古趣味への誘惑/精神的な飢餓状態)/小林坩堝・山羊タダシ 司会 編集部
きれ間/ネズ実
香り/海老原健悟
行ってきます/永井サク
意識/木下竜一
走馬燈/西野空男
三人/甲野酉
嵐々電々/うらたじゅん
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