『近代政治の脱構築-共同体・免疫・生政治』
ロベルト・エスポジトの『近代政治の脱構築-共同体・免疫・生政治』を読んだ。
エスポジトの過去10年にわたる論考を集めて、彼の主著3部作『コムニタス』『イムニタス』『ビオス』に相当する部分にそって、第1部(共同体)第2部(免疫)第3部(生政治)の3部構成でまとめてある。
以下、目次。

訳者によるイントロダクション ナポリ発、全人類へ―ロベルト・エスポジトの思想圏/岡田温司
 「ナポリを見てから死ね」/「ロベルト・エスポジト」-「ポスト・ロジエ・ベルト」/エスポジトを読む三つの鍵/エスポジトの生政治-アガンベンとネグリのあいだ/フーコーの限界/免疫(イムニタス)・共同体(コムニタス)/免疫化の功罪/ナチズムの遺産とその転倒/法と免疫/「人格」の脱構築
第1部
 第1章 共同体の法
 第2章 メランコリーと共同体
 第3章 共同体とニヒリズム
第2部
 第4章 免疫型民主主義
 第5章 自由と免疫
 第6章 免疫化と暴力
第3部
 第7章 生政治と哲学
 第8章 ナチズムとわたしたち
 第9章 政治と人間の自然
 第10章 全体主義あるいは生政治―二十世紀の哲学的解釈のために
 第11章 非人称の哲学へ向けて

ナチズムが戦争から抜け出たのは、軍事的、政治的レベルにおいて決定的に敗北したからであって、文化的、言語的レベルにおいては、必ずしも全面的に敗北したわけではない
(第10章より)
うひょ~。

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