ダニイル・ハルムスの『ズディグル アプルル』を読んだ。
ハルムスはソ連初期のシュルレアリスト、不条理詩人。
本書には、まえがきとあとがき代わりの3つの短い文章と、100の短いストーリーが入っている。
ほとんどは1930年代の文章で、そのナンセンスな作風が危険視されて何度も逮捕され、37歳のときに収容所内で餓死したという。
そんなハルムスの作品だから、地下出版で読みつがれ、近年やっとその作品の集成がまとめられた。
この本は2010年に出た本で、翻訳者違いで『ハルムスの世界』という本も去年出版されており、いきなりのハルムス再評価が興味深い。
内容は、もう、面白いのなんのって!
こっちが本家なんだけど、筒井康隆を想起させる作品などもあり、前衛的!

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