佐藤東弥監督の「カイジ~人生逆転ゲーム」を見た。2009年。
漫画で読んだときの強烈な印象はさすがに薄く、「これってよく考えたら必勝法あるはず」と思わせる知的興奮にも乏しい。
でも、それなりに見れたのは、カイジのいろんなシーンを実写で見れる、というかくし芸的お楽しみがあったのと、役者の熱演によるものだろう。
ちょっと前にNHKで「1週間DE資本論」という番組やってて、ごく普通の時間帯に地上波の番組で資本論をとりあげているのに感動した。その番組で資本論を理解できるかどうか、とか、資本論を正当に扱っているかどうか、など二の次、とにかく、資本論をとりあげた、という視点に拍手を送ったのだ。
この「カイジ」もそう。
カイジを実写化しようという心意気に拍手を送るのであって、カイジの世界を再現しているかどうか、あるいは、映画として面白いのかどうか、については点数が甘くなってしまうのである。
と、いうことは、この映画をほとんどスピンオフ作品とか、同人作品として楽しんでしまったのである。

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