『メグレと深夜の十字路』
2010年9月5日 読書 コメント (2)
ジョルジュ・シムノンの『メグレと深夜の十字路』を読んだ。1932年。
三寡婦の十字路と呼ばれるパリ郊外の田舎の十字路に面した、三軒の建物を巡って起こった不思議な事件。
保険代理人ミショネは、ガレージに自慢の新車のかわりに、オンボロな車が入っているのを発見した。
このオンボロ車は、「三寡婦の家」に住む片目のデンマーク人、アナセンの車だった。
はたして、そのアナセンの家のガレージには、ミショネの新車があったのだが、車の中に、宝石商ゴードバーグの死体があったのである。
この2軒と、自動車修理屋オスカールの店の物語。
ゴードバーグはダイヤモンドを持っておらず、何の用があってこの十字路にやってきたのか不明であった。
「三寡婦の家」は、かつて偏屈な三人の老婆が住んでいたが、足を折ってしまった老婆が、元気な妹を殺し、ついで手足のきかない老母も殺し、1人だけになったものの、自分も動けなくて餓死してしまった、という事件があった家。
この三寡婦の家には、外に出るのが恐くて常に部屋の外から鍵をかけてもらっているアナセンの妹エルゼも住んでいた。
事件の鍵を握るかと思われたアナセンを尋問した警察だったが、17時間にも及ぶきびしい尋問にもアナセンは事件との関係を否定しつづけた。
また、夫の死を知ったゴードバーグ夫人は、到着早々に殺されてしまう。
さて、事件の真相は?
以下、目次。
第1章 黒い片眼鏡
第2章 ゆれ動くカーテン
第3章 十字路の夜
第4章 閉じ込められた女
第5章 乗り捨てられた車
第6章 夜の不在者たち
第7章 二つの銃創
第8章 姿を消した人たち
第9章 壁際に並ばされた一味
第10章 殺人者は?
第11章 エルゼ
今回は、犯人の人生がどうとかいう話ではなかった。はっきり言って、誰が犯人でもよかったような話だったが、登場人物たちの隠された真実、ってのが面白かった。
とくに、閉じ込められた女エルゼと、アナセンの関係とか。
三寡婦の十字路と呼ばれるパリ郊外の田舎の十字路に面した、三軒の建物を巡って起こった不思議な事件。
保険代理人ミショネは、ガレージに自慢の新車のかわりに、オンボロな車が入っているのを発見した。
このオンボロ車は、「三寡婦の家」に住む片目のデンマーク人、アナセンの車だった。
はたして、そのアナセンの家のガレージには、ミショネの新車があったのだが、車の中に、宝石商ゴードバーグの死体があったのである。
この2軒と、自動車修理屋オスカールの店の物語。
ゴードバーグはダイヤモンドを持っておらず、何の用があってこの十字路にやってきたのか不明であった。
「三寡婦の家」は、かつて偏屈な三人の老婆が住んでいたが、足を折ってしまった老婆が、元気な妹を殺し、ついで手足のきかない老母も殺し、1人だけになったものの、自分も動けなくて餓死してしまった、という事件があった家。
この三寡婦の家には、外に出るのが恐くて常に部屋の外から鍵をかけてもらっているアナセンの妹エルゼも住んでいた。
事件の鍵を握るかと思われたアナセンを尋問した警察だったが、17時間にも及ぶきびしい尋問にもアナセンは事件との関係を否定しつづけた。
また、夫の死を知ったゴードバーグ夫人は、到着早々に殺されてしまう。
さて、事件の真相は?
以下、目次。
第1章 黒い片眼鏡
第2章 ゆれ動くカーテン
第3章 十字路の夜
第4章 閉じ込められた女
第5章 乗り捨てられた車
第6章 夜の不在者たち
第7章 二つの銃創
第8章 姿を消した人たち
第9章 壁際に並ばされた一味
第10章 殺人者は?
第11章 エルゼ
今回は、犯人の人生がどうとかいう話ではなかった。はっきり言って、誰が犯人でもよかったような話だったが、登場人物たちの隠された真実、ってのが面白かった。
とくに、閉じ込められた女エルゼと、アナセンの関係とか。
コメント
本人、とてもあいたかったみたいなので。
突然のカキコミすみませんでした。
以前の坂本さんの展覧会の日記、さがして読み直してみて、ずいぶん勝手なことを書いているなあ、と冷や汗が出ました!
時間があれば探して見に行きます。