なんばBEARSで灰野敬二ライブ。
2時間強にわたる怒濤のノイズブルース。
灰野敬二さんの魂にうつるものを音楽化しようという試みがなされ、聴衆は音波の体当たりを食らう。
照明は暗く、また、身長の高い人がスタンディングで見ていたため、ほとんど灰野さんの姿は黙視できなかった。たまに薄ぼんやりとした灰野さんを垣間見ることができたが、それはもうお盆の時期に見る最後の幽霊みたいだった。(背の順でライブ見れたらいいのに!)
思うに、灰野さんのライブは、灰野さんにとっては音楽の深呼吸みたいなものなのかもしれない。インプットしてある音楽その他もろもろが半端なく大量なので、呼気がとんでもない音楽になって出てきているんじゃないか、と思えた。
灰野さんの大波を食らったあとは、まるで通過儀礼を終えたみたいに、何かが変わっているのだ。僕みたいな永遠に未熟な人間にとっては、灰野さんのライブがさしあたり必要不可欠である。

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