佐々木康演出の「乙女のいる基地」を見た。1945年(3月)
水戸光子、佐野周二、笠智衆、東野英治郎、安部徹、原保美、志村喬。
情報局国民映画で、大日本婦人会の後援。
特攻隊を送り出す航空基地に働く乙女挺身隊を描く。
飛行機を油まみれになりながら徹夜で整備したりする。
「見たか聞いたかこの体当たり」なんてみんなで歌ったりする。
整備した飛行機が出撃するときは、我が子が出撃するかのごとくに喜び、悪天候のために飛行機が山につっこんだときは、操縦士が助かっても飛行機が大破したことに涙する。
映画の中ではそういう感情を「女ならでは」と言っていた。
また、基地内で使われる言葉として「バーンとしたもんですよ」が紹介される。
この映画、敗戦の年の3月の映画だ。基地に女子が駆り出され、整備する飛行機も満身創痍で不安たっぷりだ。
特攻隊が出撃していくときに乙女たちは合掌する。
なお、映画冒頭で、乙女たちが飛行機に自分たちを模した人形をお守りとしてぶらさげる。
それをはっきり「マスコット」と言ってたが、こういう場面で敵性語を使ってもよかったんだ、と意外だった。戦時下でも、英語とかまったく使えない、というわけではなかったのかもしれない。
水戸光子、佐野周二、笠智衆、東野英治郎、安部徹、原保美、志村喬。
情報局国民映画で、大日本婦人会の後援。
特攻隊を送り出す航空基地に働く乙女挺身隊を描く。
飛行機を油まみれになりながら徹夜で整備したりする。
「見たか聞いたかこの体当たり」なんてみんなで歌ったりする。
整備した飛行機が出撃するときは、我が子が出撃するかのごとくに喜び、悪天候のために飛行機が山につっこんだときは、操縦士が助かっても飛行機が大破したことに涙する。
映画の中ではそういう感情を「女ならでは」と言っていた。
また、基地内で使われる言葉として「バーンとしたもんですよ」が紹介される。
この映画、敗戦の年の3月の映画だ。基地に女子が駆り出され、整備する飛行機も満身創痍で不安たっぷりだ。
特攻隊が出撃していくときに乙女たちは合掌する。
なお、映画冒頭で、乙女たちが飛行機に自分たちを模した人形をお守りとしてぶらさげる。
それをはっきり「マスコット」と言ってたが、こういう場面で敵性語を使ってもよかったんだ、と意外だった。戦時下でも、英語とかまったく使えない、というわけではなかったのかもしれない。
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