クラバート

2009年12月18日 映画
クラバート
カレル・ゼマンのアニメーション「クラバート」を見た。1977年チェコ映画。
プロイスラーの児童文学を映画化したもので、切り紙アニメに、水や火、雪、煙などは実写を使って描かれている。
身寄りのないクラバート少年は、カラスの誘いによって、水車小屋で働くようになる。この水車小屋を、人々は「悪魔の水車小屋」と呼んでいた。案の定、水車小屋にいた親方は魔法の使い手で、少年たちはこきつかわれ、また、魔法を教えられる。
クラバートはある少女に恋をして、それがもとで親方と決闘するにいたる。
しかし、最後に愛は勝つ、のだ。
孤児たちを集めて働かせる水車小屋、という設定がどこか懐かしい。
悪魔の手先になるのは、カラスとか黒猫なのだが、その人相の悪さ、邪悪さが面白い。
プロイスラーは『大どろぼうホッツェンプロッツ』のシリーズが大好きで、小学生の頃熱狂して読んだものだが、この『クラバート』は未読だった。でも、今はカレル・ゼマンのイメージが強く残っているので、忘れた頃に、読んでみよう。

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