２０分以上待たされたあげく、１曲を口パクで歌ってすぐに握手会に移行した。
メンバー紹介もない。
う〜む。
これでは既にファンである人以外にはまったくアピールしない内容だな、と思った。
午後１時３０分から、ドーンセンターホールで第８回チャリティアジア歌謡祭。
セレモニーのあと、ステージイベント。
目当てはSTSダンススタジオからゲスト参加の３組。
桜援歌／忍者選抜
ガード下のくつみがき／KUREA
まず、以上の２組のあとは、アジア各国からの出演者による歌合戦。
スリランカ、フィリピン、ベトナム、マレーシア、インド、タイ、台湾、韓国、モンゴル、インドネシア、中国、奈良。
全１８組が歌う。
アムリッタ・ダンス・カンパニー（南インド古典舞踊）、殺陣道「瓏蓮者」（Ron ren ja）のステージもあった。
途中、STSの残る１組のライブも。
SHAKE IT UP／プリッツ
僕にとっては疑う余地なく、AKB48よりもプリッツの方がすべてにおいて上回っているのだ。衣装も歌も個性もダンスもサービスも。歌がオリジナルじゃないのがちょっとつらいけど。
このイベントは「安全な水を世界の子どもたちに」をテーマにしたチャリティイベントなのだが、プリッツとKUREAが募金箱をもって客席におりてきた。
アイドル好きで偽善者の僕は、セクシー衣装のユキ２の募金箱にもれなく小銭を入れた。
制服向上委員会がよく秋葉原で募金活動などしていたが、日本橋でも誰かアイドルが募金活動していたら、きっとお金をはたいてしまうだろうな、と思う。ライブのノルマ解消のためにチケットを買ってあげるようなことはあまりしないのだが、募金なら僕の偽善者精神をくすぐるのだ。
歌謡祭はフィリピンのジョアン・カワモトさんがグランプリをとった。
僕の個人的な意見ではインドのPREETI SETHさんがいいかな、と思ったが、入賞に終わった。
読んだ本は土田よしこの『怒っか〜ん！』
以下、目次。
第１章 腹立っちゃうね（「小説すばる」90年11月号〜91年12月号）
武蔵野市のこと＊猫が来た＊ファミリーレストランのお客様＊日本の男性って＊お金の請求と支払い＊聖職＊テレビ＊疲れるじゃないの＊公衆道徳だぞっ！＊愚痴る＊戦勝パレード＊若者へ＊許せないこと
休憩 フレッシュママちゃん（「小学１年生」86年5月号〜92年10月号より抜粋）
第２章 長電話しましょ（「小説すばる」92年1月号〜92年12月号＋書き下ろし）
最高だわっ！！＊京都が壊れる＊極太なんです１＊スキーは楽し＊これが手作り弁当だっ！！＊男運＊心霊問題＊末っ子の美学＊ああワイドショー＊極太なんです２＊元気印たち＊英検への道＊お料理苦手組＊宴会とパーティー
「威圧的な市職員の管理態度、管理されながらも安いものだから、だまって下むき加減で施設を利用している市民、施設は市民のものなのに市のものだと錯覚している人々、それらのすべてに不満なのだ」（武蔵野市のこと）
「私は結婚していない。仕事を持っていて独身だからよくわかるが、家事をやりながら子供を育て夫の世話をするより、仕事をしている時のほうがずっと楽である。『仕事で疲れてるんだ』と言って家庭内の責任から逃げ出す人間は最低だと思う。面倒臭いだけなのだ」（日本の男性って）
「いつまで企業優先、環境二の次政策をとる気であろうか。行政の環境に対する意識の低さには言葉もない」「京都は日本の誇る古都であり、アメリカでさえ爆撃を避けた街なのである。日本人の手によって破壊することだけはやめてほしいものである」（京都が壊れる）
「この晴れ晴れしさはなんなのだろう。日本と戦争をして勝った時もこんなパレードしたのかな、なんて考えていた。大勢死んだのに。イラク人や多国籍軍や、もちろんアメリカ人も」（戦勝パレード）
などなど、まっとうな怒りと批判が、ユーモアも忘れずに書かれている。
こんなに真面目な人だったのか、と、ちょっと驚いた。認識不足でした。
それにしても、土田よしこと言えば、小学生のときに漫画読んでたけど、僕とひと回りも年の差がないのだ。若くして漫画家デビューしてたんだ、と、これもびっくり。認識不足でした。
今日はTOHOシネマが千円の日だったのだが、寒くていったん帰宅したらもう外出する気になれなかった。２本映画を見る計画だけはたてていたのだが。早く暖かくなれ！
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