今日は浪速人権文化センター小ホールで「ガザ この現実『たたかうジャーナリスト』志葉玲・緊急報告会」
停戦後のガザに入って取材してきた志葉氏による写真とトークによる報告会。
2時からはじまり、休憩をはさんで、午後4時30分まで。
イスラエル軍の兵士が民家に押し入り、問答無用で殺戮を行い、壁に「おまえらみんな皆殺し」「逃げてもムダ」みたいな落書きを残したり、パレスチナ人ここに眠る、みたいな墓を描いていたりする写真は、考えさせられた。目の前で両親を虐殺された子どもたちが、どう育っていくのか。日本でも何か天災や事件があった後、児童の心のケアが取り沙汰されるようになってきた。毎日銃声と爆音を聞き、友人や血縁の者が簡単に殺されていく日々を過ごす子どもにそのケアが不要なはずがない。
質疑応答では、パレスチナ問題に関する誰もが抱いている疑問がなされた。いくぶんでも実情を知る志葉氏に意見をきいてみた、というスタンスだろう。考え方に極端な偏りがないため、非常にクリアな報告と質疑応答になり、志葉氏の意見に信頼性を感じとれた。何を信じればいいのか、というような甘いことは言っていられない。とりあえず、あきらめない。
http://reishiva.jp/
余談だが、ワイドショー見ていると、死刑問題に関して、よく言われるのは、「命を奪ったものは命をもって償うしかない」ということだ。当然、死刑賛成論になるだろう。殺人事件があれば大衆は極刑を望み、無期懲役にでもなろうものなら、コメンテーターは眉をひそめる。日本でこういうものの考え方が支配しているのなら、ガザで1300人もの人間の命を奪ったイスラエル人は、もちろん、それと同等の命をもって償うしかない、ということになろう。それでいいのか?日本は原爆で死んだ人数と同等の人殺しをアメリカに要求するべきなのではないか?イラクやアフガンは同数のアメリカ人を殺す権利があるんじゃないか?少なくとも、同程度のインフラの破壊をしてもいいのではないか?一方的に人を殺して平気な国が、死刑制度を温存させている矛盾を感じる。いや、矛盾はないのか。アメリカ人や日本人の命と、アラブ人の命は同等ではない、という考え方か。虫を殺すたびに人間の命とひきかえになってはたまらない、という感覚なのかな。
沢島忠監督の「冒険大活劇 黄金の盗賊」を見た。1966年。
松方弘樹と大瀬康一は盗みの罪で牢屋に入れられていたが、幻の豊臣軍用金300万両を探す任務を与えられ、冒険に駆り出される。
誰が敵やら味方やら。登場人物たちの正体もひとすじなわではいかない。
音楽を原信夫とシャープス&フラットが担当しており、時代劇ながら、モダンな音楽が使われている。007シリーズっぽい曲もあり、雰囲気としては、ルパン3世に似ている。目黒祐樹がルパン3世やってたつながりでそう感じたのかもしれないけど。そう言えば、エロいおかみの春川ますみに殺されてしまうけど、次元役の田中邦衛も出てた。
特撮も使われており、妙な薬を飲まされた主人公がバッドトリップを起こす幻想シーンは素敵だった。
大瀬康一が隠密と名乗って宿屋にとまるが、主人(藤山寛美)に「あれは隠密を騙っているだけの詐欺師だ」と言われるのも面白い。
ラストは、20年後に、取り損ねた軍用金を盗むため、江戸城に忍び込むシーンで終わる。
「冒険大活劇」と謳うだけあって、書き割りに特撮、漫画的展開が非常に軽くて明るい。
停戦後のガザに入って取材してきた志葉氏による写真とトークによる報告会。
2時からはじまり、休憩をはさんで、午後4時30分まで。
イスラエル軍の兵士が民家に押し入り、問答無用で殺戮を行い、壁に「おまえらみんな皆殺し」「逃げてもムダ」みたいな落書きを残したり、パレスチナ人ここに眠る、みたいな墓を描いていたりする写真は、考えさせられた。目の前で両親を虐殺された子どもたちが、どう育っていくのか。日本でも何か天災や事件があった後、児童の心のケアが取り沙汰されるようになってきた。毎日銃声と爆音を聞き、友人や血縁の者が簡単に殺されていく日々を過ごす子どもにそのケアが不要なはずがない。
質疑応答では、パレスチナ問題に関する誰もが抱いている疑問がなされた。いくぶんでも実情を知る志葉氏に意見をきいてみた、というスタンスだろう。考え方に極端な偏りがないため、非常にクリアな報告と質疑応答になり、志葉氏の意見に信頼性を感じとれた。何を信じればいいのか、というような甘いことは言っていられない。とりあえず、あきらめない。
http://reishiva.jp/
余談だが、ワイドショー見ていると、死刑問題に関して、よく言われるのは、「命を奪ったものは命をもって償うしかない」ということだ。当然、死刑賛成論になるだろう。殺人事件があれば大衆は極刑を望み、無期懲役にでもなろうものなら、コメンテーターは眉をひそめる。日本でこういうものの考え方が支配しているのなら、ガザで1300人もの人間の命を奪ったイスラエル人は、もちろん、それと同等の命をもって償うしかない、ということになろう。それでいいのか?日本は原爆で死んだ人数と同等の人殺しをアメリカに要求するべきなのではないか?イラクやアフガンは同数のアメリカ人を殺す権利があるんじゃないか?少なくとも、同程度のインフラの破壊をしてもいいのではないか?一方的に人を殺して平気な国が、死刑制度を温存させている矛盾を感じる。いや、矛盾はないのか。アメリカ人や日本人の命と、アラブ人の命は同等ではない、という考え方か。虫を殺すたびに人間の命とひきかえになってはたまらない、という感覚なのかな。
沢島忠監督の「冒険大活劇 黄金の盗賊」を見た。1966年。
松方弘樹と大瀬康一は盗みの罪で牢屋に入れられていたが、幻の豊臣軍用金300万両を探す任務を与えられ、冒険に駆り出される。
誰が敵やら味方やら。登場人物たちの正体もひとすじなわではいかない。
音楽を原信夫とシャープス&フラットが担当しており、時代劇ながら、モダンな音楽が使われている。007シリーズっぽい曲もあり、雰囲気としては、ルパン3世に似ている。目黒祐樹がルパン3世やってたつながりでそう感じたのかもしれないけど。そう言えば、エロいおかみの春川ますみに殺されてしまうけど、次元役の田中邦衛も出てた。
特撮も使われており、妙な薬を飲まされた主人公がバッドトリップを起こす幻想シーンは素敵だった。
大瀬康一が隠密と名乗って宿屋にとまるが、主人(藤山寛美)に「あれは隠密を騙っているだけの詐欺師だ」と言われるのも面白い。
ラストは、20年後に、取り損ねた軍用金を盗むため、江戸城に忍び込むシーンで終わる。
「冒険大活劇」と謳うだけあって、書き割りに特撮、漫画的展開が非常に軽くて明るい。
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