午後2時30分からワッハ上方で上方亭ライブ。
鷺とり/桂吉坊
青菜/桂歌之助
超満員。
ライブラリーで「とっておき米朝噺」あほだら経と数え唄。
あほだら経は「ないないづくし」「ぼうぼうづくし」の2本立て。
数え唄の吉田茂は、まぎれもない本名なのだそうだ。今と昔のネタで、昭和の今ならこうだったろう、という歌に仕上がっている。
当時既に70才をはるかに越えた年齢の演者たち。後継者はいたのか?
午後6時30分からは天満天神繁昌亭で「たっぷりじっくり仁福です」
僕たちヒロー・キッズ/桂三弥
ちりとてちん/露の吉次
悋気の独楽/桂きん枝
中入り
皿屋敷/桂文也
転失気/笑福亭仁福
演目が告げられなかったので、三弥のネタはタイトルを間違っているかもしれない。
今日は淀川の花火大会もあり、オリンピックもあり、さらに桂三若とざこばの娘まいちゃんが大阪天満宮で結婚式を挙げている。本来なら、客も噺家も落語会どころではない、というところだ。もちろん、噺家はそれをネタにしていた。(複数!)
この落語会では、RO水という純水のペットボトルと、保温用ケースのおみやげがあった。
見た映画はジョニー・トー監督の「柔道龍虎房」2004年香港。
柔道を捨てて荒んだ生活を送っていた男が、再び柔道にめざめるまで。
最後には決闘まである。
彼のまわりには夢をあきらめない人物や柔道を愛する人たちが集まっていた。
日本でデビューしてスターになろうとする女性。
片腕を脱臼させる必殺技の持ち主。
大会に出場して救急車で運ばれ、そのまま死んでしまう親父。
強そうな者がいれば勝負を挑み、片腕で戦う術を編み出したりする柔道バカ。
自称姿三四郎の知恵おくれの男。
この「自称三四郎」の役割は、先日見た「こころの湯」で、再開発に納得せずに最後まで抵抗する知恵おくれの弟に似て、作品のメッセージを伝える象徴にもなっている。
自称三四郎がたどたどしく歌う「姿三四郎」の歌が、僕にはこう聞こえた。
「やればできるさ できかけや〜
男は恋して 泣きなおす
焼き魚だけ、泣け 愛のイカメシ まみむめも
三四郎 あのUFOの ユー・アー・サン」
素晴らしい歌詞だ!
最初のうちは、ゲームセンターで不器用に暴れる登場人物とか、オフビートなギャグが満載でとりとめがなく不思議な雰囲気だったが、最後の方では柔道にストーリーが収斂してきて、おおげさなタイトルがそれらしくはまってきた。なお、視力が徐々に失われて、ついに失明してしまう、という流行のシチュエーションも取り入れられていた。
本作は黒澤明へのオマージュが明らかになっているが、知恵遅れ的映画のため、とくにツッコむ気も起こらず、微笑ましいムードをかもし出していた。
鷺とり/桂吉坊
青菜/桂歌之助
超満員。
ライブラリーで「とっておき米朝噺」あほだら経と数え唄。
あほだら経は「ないないづくし」「ぼうぼうづくし」の2本立て。
数え唄の吉田茂は、まぎれもない本名なのだそうだ。今と昔のネタで、昭和の今ならこうだったろう、という歌に仕上がっている。
当時既に70才をはるかに越えた年齢の演者たち。後継者はいたのか?
午後6時30分からは天満天神繁昌亭で「たっぷりじっくり仁福です」
僕たちヒロー・キッズ/桂三弥
ちりとてちん/露の吉次
悋気の独楽/桂きん枝
中入り
皿屋敷/桂文也
転失気/笑福亭仁福
演目が告げられなかったので、三弥のネタはタイトルを間違っているかもしれない。
今日は淀川の花火大会もあり、オリンピックもあり、さらに桂三若とざこばの娘まいちゃんが大阪天満宮で結婚式を挙げている。本来なら、客も噺家も落語会どころではない、というところだ。もちろん、噺家はそれをネタにしていた。(複数!)
この落語会では、RO水という純水のペットボトルと、保温用ケースのおみやげがあった。
見た映画はジョニー・トー監督の「柔道龍虎房」2004年香港。
柔道を捨てて荒んだ生活を送っていた男が、再び柔道にめざめるまで。
最後には決闘まである。
彼のまわりには夢をあきらめない人物や柔道を愛する人たちが集まっていた。
日本でデビューしてスターになろうとする女性。
片腕を脱臼させる必殺技の持ち主。
大会に出場して救急車で運ばれ、そのまま死んでしまう親父。
強そうな者がいれば勝負を挑み、片腕で戦う術を編み出したりする柔道バカ。
自称姿三四郎の知恵おくれの男。
この「自称三四郎」の役割は、先日見た「こころの湯」で、再開発に納得せずに最後まで抵抗する知恵おくれの弟に似て、作品のメッセージを伝える象徴にもなっている。
自称三四郎がたどたどしく歌う「姿三四郎」の歌が、僕にはこう聞こえた。
「やればできるさ できかけや〜
男は恋して 泣きなおす
焼き魚だけ、泣け 愛のイカメシ まみむめも
三四郎 あのUFOの ユー・アー・サン」
素晴らしい歌詞だ!
最初のうちは、ゲームセンターで不器用に暴れる登場人物とか、オフビートなギャグが満載でとりとめがなく不思議な雰囲気だったが、最後の方では柔道にストーリーが収斂してきて、おおげさなタイトルがそれらしくはまってきた。なお、視力が徐々に失われて、ついに失明してしまう、という流行のシチュエーションも取り入れられていた。
本作は黒澤明へのオマージュが明らかになっているが、知恵遅れ的映画のため、とくにツッコむ気も起こらず、微笑ましいムードをかもし出していた。
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