近鉄将棋まつり〜こころの湯〜女立喰師列伝ケツネコロッケのお銀〜パレスチナ死闘篇〜ザスーラ
第35回近鉄将棋まつりに行って来た。近鉄百貨店阿倍野店。
見たのは午後1時45分からの米長邦雄永世棋聖によるミニ講演から。
質疑応答に時間をじゅうぶんとっていた。
米長語録の1つ「兄はバカだから東大に行った」は、芹沢博文九段の作り話だそうだ。「僕はそんな本当のことは言いません」と言ってた!
また、女流棋士が2分されていることについては、嫁と母親とのあいだで板ばさみになっている男のような心境だとも言ってた。
そして、2年後にスーパーコンピュータを使って、コンピュータ将棋大連合軍が、プロの将棋指しと一戦まじえるつもりらしい、とのこと。米長会長は、コンピュータ将棋との戦いは、ファイトマネー最低1億円を設定しているとのことだ。そして、重量挙げ選手がフォークリフトにかなわない例えを出して、コンピュータが人間に将棋で買っても、将棋そのものが廃れることはない、と力説していた。自動車の方が速いからと言って、マラソンが廃れるわけもない、ということだ。米長会長は、羽生に戦ってほしい、と言ってた。
午後2時30分からはお好み対局。里見香奈女流初段VS高浜愛子女流育成会員。先手里見が後手高浜の穴熊を破って、107手で勝利。
解説の小阪昇七段と、聞き手の桂九雀が軽妙なトークで飽きさせない。
午後3時30分からトークコーナー。
佐藤康光棋王と桂九雀。
実力が拮抗しているように思える羽生相手に、なぜ佐藤棋王は勝てないのか、などズバズバ聞きたいことを聞いてくれる。
午後4時50分からはお楽しみ抽選会。扇や色紙、二寸盤などが当たる。
午後5時からは記念対局。
佐藤康光棋王VS畠山鎮七段
解説は米長邦雄会長、聞き手は里見香奈女流初段。
先手佐藤棋王の初手は5六歩。
米長会長が途中「これは明日の朝までかかる」と漏らしたほどの大熱戦。
結局、畠山七段が寄せきれず、139手で佐藤棋王の勝ち。

見た映画はチャン・ヤン監督の「こころの湯」1999年、中国。
銭湯に集う人々の人間模様。
人情味たっぷりで、これはこうなるんじゃないか、と思ったとおりにストーリーが展開してくれる、ベタな安心感。

押井守監督の「女立喰師列伝 ケツネコロッケのお銀〜パレスチナ死闘篇」
本編と同じくらいの分量の監督のトークもついていた。兵藤まこのハマリ役。
これは海辺やお花畑、公園で撮影されたアイドルのイメージビデオと本質的には違わない。

ジョンファブロー監督の「ザスーラ」2005年、アメリカ
ジュマンジの続編らしい。すごろくゲームでそのとおりのことが起こるSF。
ラスト20分くらいはSFっぽくなってきて見れたが、それまでのファミリー映画的流れは、見ちゃいられない。いじわるな兄とどんくさい弟、馬鹿女。どうしようもない家族が、冒険を経て、再生する。
世界のナベアツが吹き替えに参加していて、それがこの映画を大いに救っていたように思う。

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