今日は1日、テレビとラジオ。
昨日ずっと立ちっぱなしで、足が疲れており、どこにも出かける気力がなかった。
新日曜美術館で河鍋暁斎。
京都に見に行く予定がついつい後回しになって、そろそろ終わりかけ。しかもテレビで放送なんかしたら、人が増えてしまうじゃないか!
暁斎について、澁澤龍彦が「私が河鍋暁斎の名前を初めて知ったのは、少年時、この『黒死館殺人事件』を読むことによってではなかったかと記憶する」と書いている(『夢の博物館』)。僕は『黒死館殺人事件』を高校生のときに読んでいるので、高校時代に暁斎の名前を目にしていたことになる。ところが、探偵小説にしか興味のなかった僕は20才を過ぎるまで、暁斎を意識することはなかったのだ。
澁澤はこの文章で河鍋暁斎を水木しげるに通じる存在として捉えている。なるほど!
それにしても、檀ふみって、こんなにも老けていたっけ?
ゲストの名前も間違えて呼び掛けていた。

第36回ローザンヌ国際バレエコンクール。
毎年楽しみなのは、解説者の厳しいコメント。
最初から最後まであばれまわって終わった、と評されるバレエが今まであっただろうか。けっこう楽しく見れたダンスに酷評をこれでもかと連射する。アナウンサーに「良い点」をきかれると、ほめ言葉を思いつけずに絶句していた。
決選に進んだ21人がクラシックバリエーションとコンテンポラリーバリエーションで競った。
スカラシップを受賞したのは7人。
マルセーラ・デ・パイヴァ(16才)ブラジル
イルラン・シルヴァ(17才)ブラジル
高田茜(17才)日本。観客賞も受賞。
カイル・デーヴィス(17才)アメリカ
ディラン・テダルディ(16才)アメリカ
リリー・フェルメーリ(16才)ハンガリー
アレックス・マルティネス(15才)スペイン。コンテンポラリーダンス賞も受賞。ゴールドメダル。
全体を見たところ、飛び抜けた人材は見あたらなかったが、最高得点のゴールドメダルを獲得したアレックス・マルティネスが頭抜けていたように思う。

現代の音楽はゲストに福士則夫氏を招いての2回目。
 − 日本の作曲家・福士則夫 −(2)
「春 霖」                  福士則夫・作曲
                      (11分25秒)
                   (フルート)木ノ脇道元
                 (クラリネット)菊地 秀夫
                  (バイオリン)甲斐 史子
                    (チェロ)植木 昭雄
                (ヴィブラフォン)宮本 典子
                    (ピアノ)渋谷 淑子
                     (指揮)佐藤 紀雄
   <カメラータ・トウキョウ CAMERATA
                   CMCD−28128>
「手のための“ていろ”」           福士則夫・作曲
                       (4分30秒)
   (ボディーパーカッション)パーカッション・ミュージアム
     <フォンテック FONTEC FOCD−2558>
「時の橋」                  福士則夫・作曲
                      (13分35秒)
                     (能管)赤尾三千子
                      (笙)宮田まゆみ
      (演奏)国立音楽大学創立80周年記念アンサンブル
                     (指揮)夏田 昌和
                  <作曲者自身の提供音源>

これら以外に視聴した番組は日記「ボンゲンガンバンガラビンゲン」や nixi(mixiにあらず)の日記にちょこちょこ書いたので、割愛。

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