ISBN:4901477366 単行本 中山 元 月曜社 2007/09 ¥2,625
難波ROCKETSで「PONBASHI DAYS vol.3」
僕は12:30からの第1部を見た。
以下、登場順に。
appeal
1.ラブ&スマイル
2.やっぱ好きやねん
3.カムアゲイン
4.サバイバルダンス
5.スタート
6.サンシャイン
いきなり、たかまる会場。
appealタオル使ったり、振付けを一緒にやったり、と客席との連携もぴったり。

M/W
1.うしろ指さされ組
2.ワンサイドラブ
3.relations
4.ロマンティック浮かれモード
5.Sexy Boy
メイド服で登場。
3曲めのリレーションズはアイドルマスターから。
自分たちのいる場所を「地下アイドル」とはっきり言いきったのがいい。
そこは、いずれ抜け出していくべき下積みの場所でもなく、本来いるべきでない不本意な場所でもなく、さらに上を目指すためのステップの場所でもない。地下アイドルの何が悪い!地下アイドルを盛り上げて、自分たちも一緒に楽しみたい、という姿勢の表明なのだ。
こういうスタンスをとるのは、意外と勇気がいって、難しいことなのだ。
素晴らしい!

星崎なみ
1.一つ星
2.遠くへ
3.I wish
名古屋組の一番手。
名古屋組のアイドルちゃんたちは、基本的に歌がうまくて、「アイドル歌手」と呼ぶにふさわしい子が多い。
この星崎なみちゃんは、その典型的な子だと思う。
すごく安心感が得られるのだ。

城奈菜美
1.翔べ!ガンダム
2.オーバーロード
3.デイブレイク
4.DESIRE
「ジーク、シロン!」「あ〜どっこい!」など客席参加型。
名古屋組は、客席(オタク)をのせるのがうまい。
城奈菜美ちゃんのステージ見ていると、既に完成型を見せられているように思える。

★SAKURAん☆
1.手負いの天使
2.Singing for You
3.(不明)
サクランの多重人格ステ−ジは、とても面白くて、僕のようなオッサンから見ると、すこぶる「女」度が高く感じられる。
消え入りそうな声で「わたしなんか」とか言いそうなのに、3曲めにいたっては、マイクスタンドを肩にかつぐ大胆ぶり。
神秘につつまれた「女」の姿をそこに感じ取ってしまうわけだ。

Mizuka
1.ピンクデコレーション
2.恋愛レシピ
3.アイドル光線キラ
楽曲の素晴らしさはなにものにも替えがたい。
アイドルイベントと、それ以外のロックのライブとは、自分のなかではっきりと評価軸が異なり、同じ土俵で語ることのできない別物だと思っている。だがしかし、たまに、このMizukaのように、複数のフィールドをクロスオーバーする特異な人材に出会うことがある。
一度エレポップのライブで見てみたい。

4 leaf clover
1.ダンス
2.ひなまつり〜エンプティワールド
3.カラーオブシーズン
4.Shine We Are
ブログでのロシアンルーレット寿司で、ワサビを大量に食べていたのは、ナミとレイカだと正解発表。ナミははじめてワサビを食べたらしい!
このステージから、受験のためライブを欠席していたありさが復活。
完璧とはいかないまでも、ブランクを感じさせない復調ぶりに驚いた。
Shine We Areのクライマックスで、メンバーが客席に手をのべる、ファンとのスキンシップタイムがある。今回、僕は前の方で見ていたため、はじめてステージ上のメンバーと握手することができた。奥手な僕としては、快挙である。だれが奥手かって?僕ですよ!

Marry Doll
1.ラブ&ジョイ
2.baby star
3.tell me(新曲)
4.大きな愛でもてなして
5.フレンジャー(新レパートリー)
以下アンコール
6.フレンジャー
涼子ちゃんが、フレンジャー歌うときに、「壊れる予定」と宣言するのが面白い。
パーカーの新衣装。
盛り上がること、盛り上がること。
なお、メンバーには内緒で、卒業祝いの色紙の寄せ書きにメッセージを書かせてもらった。
卒業おめでとう!もっとお祝いの心を盛り込んだメッセージなりイラストなりが書ければ、さらによかったけど。あのときは、あれが僕の精一杯。
それと、個人的には、寄せ書きに参加させてもらい、僕もマリードールのファンの一員だと認知されたのだと思うと、うれしかった。

ライブ終了後の物販には参加せずに、帰宅。
午後6時からNHK-FM「現代の音楽」
                         西村  朗
 − 篠崎史子ハープの個展10から −
「海へ2〜アルトフルート、ハープと弦楽オーケストラのための」
                       武満 徹・作曲
                      (14分45秒)
                (アルトフルート)小泉  浩
                    (ハープ)篠崎 史子
                 (弦楽合奏)東京都交響楽団
                     (指揮)本名 徹次
「氷上燐光〜ハープとオーケストラのための協奏曲」
                      池辺晋一郎・作曲
                       (9分50秒)
「ピエタ〜ハープのためのディプティーク2 作品110」
                       権代敦彦・作曲
                      (14分25秒)
                    (ハープ)篠崎 史子
                  (管弦楽)東京都交響楽団
                     (指揮)本名 徹次
  〜東京オペラシティ・コンサートホールで収録〜
                   <2007/12/5>

その後も、比較的NHK関係のテレビ番組ばかり見ていた。橋下府知事はNHKにかなり批判的だが、ふだん見るテレビ番組の半分はNHKな僕にはいまいちピンとこない。
かつてテレビ番組によく出させてもらっていたときも、NHKの印象は悪くなかった。
知事はあまりNHKを見たり聞いたりしないのではないだろうか。
それで思い出したけど、社会学者の宮台がほとんどテレビを見ない、とブログに書いていたのを読んだ記憶がある。
テレビばっかり見ている僕は、「お笑いレッドカーペット」で世界のナベアツとか見ているときに、「ああ、宮台氏はこんなに面白いものを見ていないのか」と感想を抱いたりして、ちょっと可哀相な気分になったりした。
どうでもいいけど。
この日、見たのは「新日曜美術館」でアールブリュットをとりあげている回(田口ランディは必要だったのか?)、そのまま「N響アワー」でブロムシュテットのシューベルト聞いて、ETV特集「ロシア・歴史は繰り返すのか」(亀山郁夫)など。

モーリス・ブランショの『書物の不在』を読んだ。
赤地に黒いニクイ奴!
章立てごとに、引用もしくはまとめ。
1,書くということ、この気違いじみたゲーム。
2,最初に書いた人があとに残したものは、それは宇宙の空虚だったのだ。
3,書物は時間をまきとり、まきもどす。
4,書物の不在とは、書物のうちに閉じ込められていながら、書物にかかわることのない外部をさし示すのである。
5,書くということは、書物の不在を作り出すこと(作品の消去)である。
6,作品は二つの書物のあいだで戸惑っているのである−現前としての作品と、つねにすりぬけてゆき、時間そのものの乱れである作品の不在のあいだで。
7,書くことの目的は、書物のうちにも、作品のうちにもない。
8,書物とは、文化を脅かし、文化を書物の不在へと開く大変動を文化にとりもどしてやるために言語行為が利用する巧智である。
9,書き始めるとき、わたしたちは始めるわけでも、書いているわけでもない。書くということは、端緒とはそぐわないものなのだ。
10,読むということは、書物のうちに書物の不在を読みとるということだろう。
11,書物は本質的に神学的なものなのだ。
12,作品は災厄としての祝祭であり、諦めを要求する。
13,「書物の不在」とは、「書かれたもの」が書くという営みの決して訪れることのない未来として生みだすものである。
14,いわば二つの書きものがあるのだ。一つは白く、一つは黒い。
15,書かれたものは、書物からの不在である。
16,戒律を書いた最初の石板が破壊されたことは、限界のない外在性の代わりに、限定された外在性をもたらすのだ。
17,法の「ねばならない」とはまず、「汝なすべし」ではない。
18,十戒は、単一性を参照することでしか法でありえない。
19,書きものは高さと低さのあいだで行われる仲裁の外にとどまるのだ。

批評や論文のようでいて、読後感は「詩」だった。
ブランショの必殺技「不在」や「外」に眩惑されて、まんまとべちょたれ雑炊食べさせられたのかもしれない。

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